JP5516109B2 - ワイヤハーネス用のプロテクタ - Google Patents

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Description

本発明はワイヤハーネス用のプロテクタに関し、詳しくは、自動車に配索するワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブとプロテクタとを接続する箇所においてコルゲートチューブの潰れを防止して接続信頼性を高めるものである。
従来、自動車に配索されるワイヤハーネスは、環状の山部と谷部とを軸線方向に交互に設けたコルゲートチューブで外装すると共に、樋形状とした本体と蓋とからなるプロテクタで外装している。コルゲートチューブはワイヤハーネスを曲げ配索する領域や伸縮作動させる領域に用いられ、プロテクタはワイヤハーネスの経路規制をする必要がある領域や外部干渉材からの保護が必要な領域に用いられる。
図6(A)に示すようにコルゲートチューブ100とプロテクタ110とを連続させてワイヤハーネス120に外装する場合、コルゲートチューブ100の端部をプロテクタ110の先端開口部に挿入し、プロテクタ110の内面に突設した係止リブ110aをコルゲートチューブ100の谷部100aに嵌合係止して連結する場合が多い。
コルゲートチューブ100のサイズはワイヤハーネス120の外径に対応させて設定されているが、複数の仕様がある場合等では、電線本数が多くなる仕様のワイヤハーネスの外径に合わせてコルゲートチューブのサイズが設定されている。よって、図6(B)に示すように、電線wの本数が少ないワイヤハーネスではコルゲートチューブ100の内部で比較的大きな空隙Cが発生する。この状態になると、コルゲートチューブ100の軸線方向に設けられたスリット100Sが重なってコルゲートチューブ100に潰れが発生しやすくなる。
このように、コルゲートチューブ100に潰れが生じると、コルゲートチューブの外径が小さくなり、図6(C)に示すように、プロテクタ110の係止リブ110aでコルゲートチューブ100を係止できず、プロテクタ110からコルゲートチューブ100が脱落する恐れがある。
かつ、プロテクタ110に挿入するコルゲートチューブ100の端部には、係止リブ110aをコルゲートチューブ100の谷部100aに嵌合する必要があるため、コルゲートチューブ100の外周面にはテープが巻き付けられていない。よって、コルゲートチューブ100が潰れてスリット100Sが重なると、ワイヤハーネス120の電線がスリット100Sのエッジと接触して電線に損傷が発生する恐れもある。
そのため、図6(D)に示すように、コルゲートチューブ100の端部内のワイヤハーネス120の電線群に粘着テープ140を巻き付けている場合もある。
しかしながら、コルゲートチューブ100の端部に当たる位置の電線群に対して、コルゲートチューブに挿通する前に粘着テープ140を巻いておかなければならない。かつ、電線群の外径とコルゲートチューブの内径との差が大きい場合には、多数回テープ巻きをしなければならず、作業性が非常に悪い問題がある。
従来、コルゲートチューブとプロテクタとの接続部分の補助部材として、本出願人は特開2001−268743号公報で、図7(A)(B)(C)に示すようにコルゲートチューブ100に外嵌する一回り大きなコルゲートチューブ状の補助部材200を提供している。
該補助部材200を外嵌することにより、プロテクタ110の係止リブ110aにガタつき無く係止することができる。しかしながら、コルゲートチューブ100に前記のように電線量が少ないことから潰れが発生する場合、コルゲートチューブ100が補助部材200から脱落する恐れがある。よって、前記した問題に対しては、補助部材200は有効ではない。
特開2001−268743号公報
本発明は、プロテクタに連結するコルゲートチューブのサイズに対してコルゲートチューブ内を通す電線量が少ないことからコルゲートチューブに潰れが発生しやすい場合にも潰れが発生しないようにして、コルゲートチューブとの連結を外れにくくするプロテクタを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、樋形状のプロテクタ本体の長さ方向の端部側内面にコルゲートチューブの谷部に嵌合係止する円弧状の本体側係止リブを突設する一方、前記プロテクタ本体の上面開口を閉鎖するように取り付ける第1蓋と第2蓋とを隣接して設け、
前記第1蓋の内面に蓋側係止リブを突設し、第1蓋閉鎖時に前記本体側係止リブと蓋側係止リブとを同一周上に位置させ、かつ、
前記第2蓋の内面から前記第1蓋側へ突出させた潰れ防止片を設け、該潰れ防止片を前記コルゲートチューブの内面に突き当てるように挿入し、該コルゲートチューブの谷部の外周に前記本体側係止リブおよび前記蓋側係止リブを嵌合係止させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
前記のように、本発明では、第1蓋の内面に突設した蓋側係止リブと、プロテクタ本体の端部側内面に突設した本体側係止リブとを第1蓋閉鎖時に同一周上に位置させて、連結するコルゲートチューブの谷部外周に嵌合係止させると共に、第2蓋の内面から第1蓋側へと突出させた潰れ防止片を前記コルゲートチューブの内面に突き当てるように挿入する構成としている。
前記構成によれば、プロテクタに連結するコルゲートチューブ内に通す電線量が少なく空隙が発生してコルゲートチューブに潰れが発生しやすくなっていても、前記第2蓋の潰れ防止片をコルゲートチューブの端末開口からチューブ内面に突き当てるように挿入することでチューブ内部の空隙を減少させてコルゲートチューブの潰れを防止することができる。よって、前記第1蓋の蓋側係止リブとプロテクタ本体の本体側係止リブは、第1蓋の閉鎖により常にコルゲートチューブの谷部外周に確実に嵌合係止され、従来のような別個の補助部品等を用いなくてもコルゲートチューブとプロテクタとの連結を外れにくくして接続信頼性を高めることができる。
コルゲートチューブの端部とプロテクタとの連結は、例えば、開放状態とした第2蓋の内面から第1蓋側へ突出させた潰れ防止片をコルゲートチューブの端末開口より挿入し、第2蓋を閉鎖してコルゲートチューブの端部およびワイヤハーネスをプロテクタ本体内に収容した状態で第1蓋を閉鎖するだけで、前記連結を容易かつ確実に行える。なお、第2蓋を閉鎖した状態で潰れ防止片を前記コルゲートチューブの端末開口より挿入し、その後、第1蓋を閉鎖してもよい。
前記第2蓋に設ける前記潰れ防止片は、第2蓋側の側面から突出すると共に、前記コルゲートチューブの谷部の内周面に当接する円弧状片であり、かつ、該円弧状片の上面から突当リブを突設し、該突当リブをコルゲートチューブの山部に嵌合させる構成としていることが好ましい。
前記構成によれば、潰れ防止片をコルゲートチューブの谷部の内周面に円弧状に突き当てることができるため、コルゲートチューブ内周面の広範囲において空隙を減少させ、コルゲートチューブを内面側から安定状態で支持することができる。さらに、潰れ防止片である前記円弧状片の上面に突当リブを突設し、該突当リブをコルゲートチューブの山部の内周面に嵌合させることにより、潰れ防止片がコルゲートチューブ内面から離脱して潰れ防止片とコルゲートチューブ内面との間に空隙が生じるのを防止することができる。
また、前記突当リブをコルゲートチューブの山部の内周面に嵌合させた時点で、プロテクタの第2蓋内面側にコルゲートチューブで外装したワイヤハーネスを仮保持させることができる。よって、作業者による保持がなくても、第2蓋、第1蓋を閉鎖するだけでプロテクタ内へのワイヤハーネスの挿通ならびにコルゲートチューブとプロテクタとの連結が可能となり、配索作業性を向上させることができる。
また、前記第2蓋に設ける潰れ防止片を第1蓋側の側面から突出させることにより、潰れ防止片をコルゲートチューブの端末開口からチューブ内周面に突き当てるように挿入していくとコルゲートチューブの端面が潰れ防止片の付け根部分である第2蓋の側面に当接する。即ち、コルゲートチューブの端末が突き当てセットされるため、プロテクタ内に挿入固定されるコルゲートチューブの寸法を精度よく管理することができる。
潰れ防止片である前記円弧状片の肉厚はコルゲートチューブの内径や挿通するワイヤハーネスの電線量によっても異なるため特に限定されない。さらに、潰れ防止片の軸線方向の突出寸法はプロテクタ内に収容されるコルゲートチューブの端部の潰れを防止できる長さであればよい。
前記第1蓋はプロテクタ本体の長さ方向の端部に設け、該プロテクタ本体の一方側壁に薄肉ヒンジ部を介して設ける一方、前記第2蓋は該第1蓋に隣接したプロテクタ本体の内部側に設け、かつ、該プロテクタ本体の他方側壁に薄肉ヒンジ部を介して設けていることが好ましい。
なお、前記薄肉ヒンジ部を介して第1蓋および第2蓋をプロテクタ本体に一体成形することに限定されず、別体として第1、第2蓋をプロテクタ本体にロック結合して取り付けてもよい。
前記のように、第1蓋側の薄肉ヒンジ部と第2蓋側の薄肉ヒンジ部をプロテクタ本体の対向する側壁に設けて第1蓋の開閉方向と第2蓋の開閉方向とを異ならせることで、開放状態とした第2蓋部の潰れ防止片をコルゲートチューブの端末開口から挿入する際、コルゲートチューブが開放した第1蓋と干渉することがない。よって、コルゲートチューブ内への潰れ防止片の挿入作業や、該潰れ防止片に突設した突当リブの嵌合作業がきわめて容易に行える。
前記第1蓋および第2蓋の先端にそれぞれロック部を設け、前記プロテクタ本体に設けた被ロック部とロック結合させるものとしていることが好ましい。
前記のように、第1蓋および第2蓋のロック部とプロテクタ本体の被ロック部とのロック結合により、蓋側係止リブおよび本体側係止リブとコルゲートチューブの谷部外周との強固な嵌合を保持することが可能となる。
同一方向に配索する複数本のコルゲートチューブをプロテクタに連結する場合には、各コルゲートチューブの端部およびワイヤハーネスを収容する複数のプロテクタ本体部を並列、一体化したプロテクタ本体と、各プロテクタ本体部の端部側の上面開口にかぶせて閉鎖する複数の第1蓋部を並列、一体化した第1蓋と、各プロテクタ本体部の内部側の上面開口にかぶせて閉鎖する複数の第2蓋部を並列、一体化した第2蓋とを備えたプロテクタを用いればよい。各プロテクタ本体部、各第1蓋部には、前述したような本体側係止リブ、蓋側係止リブをそれぞれ設けておくと共に、各第2蓋部からは、突当リブを備えた潰れ防止片を各第1蓋部側へ突出させておく。
前記プロテクタによれば、前記第1蓋、第2蓋を開放した状態で、第2蓋の各第2蓋部に設けた潰れ防止片を各コルゲートチューブの端末開口からそれぞれ挿入し、各突当リブを各コルゲートチューブの山部内周面に嵌合させた後、前記第2蓋、第1蓋の順で閉鎖して、各本体側係止リブ、各蓋側係止リブを各コルゲートチューブの谷部外周に嵌合係止するだけで、1つのプロテクタに複数のコルゲートチューブを同時に連結することができる。この際、各コルゲートチューブの潰れを効果的に防止することができるため、各コルゲートチューブとプロテクタの接続安定性を高めることができる。
前述したように、本発明によれば、プロテクタに連結するコルゲートチューブ内に通す電線量が少なく空隙が発生してコルゲートチューブに潰れが発生しやすくなっていても、第2蓋の潰れ防止片をコルゲートチューブの端末からチューブ内面に突き当てるように挿入することでチューブ内部の空隙を減少させてコルゲートチューブの潰れを防止することができる。よって、前記第1蓋の蓋側係止リブとプロテクタ本体の本体側係止リブは、第1蓋の閉鎖により常にコルゲートチューブの谷部外周に確実に嵌合係止され、従来のような別個の補助部品等を用いなくてもコルゲートチューブとプロテクタとの連結を外れにくくして接続信頼性を高めることができる。
更に、潰れ防止片の上面にある突当リブと第1蓋に突設した蓋側係止リブにて、コルゲートチューブの山谷部の変形を抑えることにより、従来よりもコルゲートチューブとプロテクタの連結を確実なものとすることができる。
本実施形態のプロテクタを示し、(A)は第1蓋、第2蓋を閉鎖した状態、(B)は第1蓋を開放し、第2蓋を閉鎖した状態、(C)は第1蓋、第2蓋を開放した状態の斜視図である。 第1蓋、第2蓋を開放した状態のプロテクタを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの端部をプロテクタと連結する過程を示す図であり、(A)は第2蓋より突出させた潰れ防止片をコルゲートチューブの端末開口から挿入した状態、(B)は第2蓋を閉鎖した状態、(C)は第1蓋を閉鎖し、連結が完了した状態を示す。 前記図3の(C)のA−A線断面図である。 本発明のプロテクタの別の例を示す平面図である。 (A)〜(D)は従来例を示す図面である。 (A)〜(C)は他の従来例を示す図面である。
以下、本発明のプロテクタの実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態のワイヤハーネス用プロテクタ10(以下、プロテクタ10という)は、ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ30の端部に連結され、該コルゲートチューブ30の端部から引き出されるワイヤハーネスW/Hの外装を行うものである。
ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ30は汎用品であり、環状の谷部30aと山部30bとを軸線方向に交互に設けた樹脂成形品からなる。コルゲートチューブは軸線方向にスリットを設けているが、スリットを設けていなくてもよい。
図1および図2に示すように、プロテクタ10は略樋形状のプロテクタ本体13と、プロテクタ本体13の上面開口にかぶせて閉鎖する第1蓋11と第2蓋12からなる樹脂成形品である。第1蓋11はプロテクタ本体13の長さ方向の端部に配置し、プロテクタ本体13の一方側壁13a上端に薄肉ヒンジ部14aを介して設けている。一方、第2蓋12は第1蓋11に隣接したプロテクタ本体13の内部側に配置し、プロテクタ本体13の他方側壁13bの上端に薄肉ヒンジ部14bを介して設けている。また、プロテクタ本体13の他方側壁13bには第1蓋11の先端に設けたロック部15bとロック結合する被ロック部16bを設け、プロテクタ本体13の一方側壁13aには第2蓋12の先端に設けたロック部15aとロック結合する被ロック部16aを設けている。
第1蓋11で上面開口が閉鎖されるプロテクタ本体13−1の内面には、該プロテクタ本体13−1内に収容されるコルゲートチューブ30の谷部30aに嵌合係止する円弧状の本体側係止リブ17を突設している。本実施形態では本体側係止リブ17を間隔をあけて2ヶ所に設けている。また、第1蓋11の内面には、第1蓋11閉鎖時に前記本体側係止リブ17と同一周上に位置する円弧状の蓋側係止リブ18を間隔をあけて2ヶ所に突設している。即ち、第1蓋11閉鎖時に同一周上に位置する本体側係止リブ17と蓋側係止リブ18が、前記プロテクタ本体13−1に収容されるコルゲートチューブ30の谷部30a外周に嵌合係止される構成としている。
また、第2蓋12の第1蓋11側の側面12aから、第1蓋11側へ潰れ防止片19を突出させている。潰れ防止片19は、連結するコルゲートチューブ30の端末開口30cからコルゲートチューブ30の谷部30a内周面に突き当てるように挿入されるものであり、潰れ防止片19は谷部30a内周面に当接する円弧状片としている。
また、潰れ防止片19である円弧状片の上面からコルゲートチューブ30の山部30b内周面に嵌合する突当リブ19aを突設している。
ワイヤハーネスW/Hに外装したコルゲートチューブ30の端部をプロテクタ10と連結し、該コルゲートチューブ30の端部から引き出したワイヤハーネスW/Hをプロテクタ10内に挿通する手順を説明する。
図2のように第1蓋11および第2蓋12を開放した状態とし、まず、図3(A)のように第2蓋12の側面12aより第1蓋11側に突出させた潰れ防止片19をコルゲートチューブ30の端末開口30cから挿入する。潰れ防止片19はコルゲートチューブ30の谷部30a内周面に当接するように挿入され、コルゲートチューブ30の端面30dは潰れ防止片19を突出させている第2蓋12の側面12aに突き当てられる。ついで、潰れ防止片19に突設した突当リブ19aをコルゲートチューブ30の山部30b内周面に嵌合係止させる。突当リブ19aとコルゲートチューブ30の山部30b内周との嵌合により、コルゲートチューブ30で外装したワイヤハーネスW/Hが第2蓋の内面側に仮保持された状態となる。
続いて、図3(B)に示すように第2蓋12を閉鎖し、第2蓋12のロック部15aを被ロック部16aとロック結合する。第2蓋12の閉鎖により、プロテクタ10と連結されるコルゲートチューブ30の端部が第1蓋11で上面開口が閉鎖されるプロテクタ本体13−1内に収容され、コルゲートチューブ30の端末開口30cから引き出されるワイヤハーネスW/Hが第2蓋12で上面が閉鎖されるプロテクタ本体13−2内に収容される。プロテクタ本体13−1に収容されたコルゲートチューブ30端部の谷部30aの外周にプロテクタ本体13の本体側係止リブ17を嵌合係止させる。
最後に図3(C)に示すように第1蓋11を閉鎖し、第1蓋11のロック部15bを被ロック部16bとロック結合する。第1蓋11の閉鎖により、前記本体側係止リブ17が嵌合係止したコルゲートチューブ30端部の谷部30aの上側半分の外周に、蓋側係止リブ18が嵌合係止され(図4)、コルゲートチューブ30の端部とプロテクタ10との連結が完了する。
なお、本実施形態では第2蓋12を開放した状態で潰れ防止片19をコルゲートチューブ30内に挿入しているが、図1(B)のように第2蓋12を閉鎖した状態で潰れ防止片19をコルゲートチューブ30内に挿入し、その後、第1蓋を閉鎖してもよい。
前記のように、第2蓋12の潰れ防止片19をコルゲートチューブ30の端末開口30cからチューブの谷部30a内周面に突き当てるように挿入することにより、プロテクタ10に連結するコルゲートチューブ30内に通す電線量が少なく空隙が発生してコルゲートチューブ30に潰れが発生しやすくなっていても、チューブ内部の空隙を減少させてコルゲートチューブ30の潰れを防止することができる。よって、第1蓋11の蓋側係止リブ18とプロテクタ本体13−1の本体側係止リブ17がコルゲートチューブ30の谷部30a外周に確実に嵌合係止でき、従来のような別個の補助部品等を用いなくてもコルゲートチューブ30とプロテクタ10との連結を外れにくくして接続信頼性を高めることができる。
また、第2蓋12に設ける潰れ防止片19を第1蓋側の側面12aから突出させることにより、潰れ防止片19をコルゲートチューブ30の端末開口30cからチューブ内周面に突き当てるように挿入していくとコルゲートチューブ30の端面30dが潰れ防止片19の付け根部分である第2蓋12の側面12aに当接する。即ち、コルゲートチューブ30の端末が突き当てセットされるため、プロテクタ10内に挿入固定されるコルゲートチューブ30の寸法を精度よく管理することができる。
さらに、潰れ防止片19の上面に突設した突当リブ19aをコルゲートチューブ30の山部30b内周に嵌合させることにより、潰れ防止片19がコルゲートチューブ30の内面から離脱して潰れ防止片19とコルゲートチューブ30内面との間に空隙が生じるのを防止でき、コルゲートチューブ30の潰れ防止に一層効果的である。
なお、複数本(例えば2本)のコルゲートチューブを同一方向に配索する場合には、図5に示すように、各コルゲートチューブ(図示せず)の端部およびワイヤハーネス(図示せず)を収容する2個のプロテクタ本体部23A、23Bを並列、一体化したプロテクタ本体23と、各プロテクタ本体部23A、23Bの端部側の上面開口にかぶせて閉鎖する2個の第1蓋部21A、21Bを並列、一体化した第1蓋21と、各プロテクタ本体部23A、23Bの内部側の上面開口にかぶせて閉鎖する2個の第2蓋部22A、22Bを並列、一体化した第2蓋22とを備えたプロテクタ20を用いればよい。各プロテクタ本体部23A、23B、各第1蓋部21A、21Bには、前記実施形態と同様の本体側係止リブ27A、27B、蓋側係止リブ28A、28Bをそれぞれ設けていると共に、各第2蓋部22A、22Bの側面からは、突当リブを備えた潰れ防止片29A、29Bを各第1蓋部21A、21B側へ突出させている。
前記プロテクタ20によれば、例えば、第1蓋21、第2蓋22を開放した状態で、第2蓋22の各第2蓋部22A、22Bに設けた潰れ防止片29A、29Bを各コルゲートチューブの端末開口からそれぞれ挿入し各潰れ防止片29A、29Bの突当リブを各コルゲートチューブの山部内周面に嵌合させた後、第2蓋22、第1蓋21の順で閉鎖して、各本体側係止リブリブ27A、27B、各蓋側係止リブ28A、28Bを各コルゲートチューブの谷部外周に嵌合係止するだけで、各コルゲートチューブの潰れを防止しながら、1つのプロテクタ20に複数のコルゲートチューブを同時に連結することが可能となる。
本発明は前記実施形態に限定されず、第1蓋、第2蓋をプロテクタ本体と別体として設け、プロテクタ本体とロック結合してもよい。
10、20 プロテクタ
11、21 第1蓋
12、22 第2蓋
13、23 プロテクタ本体
14a、14b 薄肉ヒンジ部
15a、15b ロック部
16a、16b 被ロック部
17 本体側係止リブ
18 蓋側係止リブ
19、29A、29B 潰れ防止片
19a 突当リブ
30 コルゲートチューブ
30a 谷部
30b 山部

Claims (4)

  1. 樋形状のプロテクタ本体の長さ方向の端部側内面にコルゲートチューブの谷部に嵌合係止する円弧状の本体側係止リブを突設する一方、前記プロテクタ本体の上面開口を閉鎖するように取り付ける第1蓋と第2蓋とを隣接して設け、
    前記第1蓋の内面に蓋側係止リブを突設し、第1蓋閉鎖時に前記本体側係止リブと蓋側係止リブとを同一周上に位置させ、かつ、
    前記第2蓋の内面から前記第1蓋側へ突出させた潰れ防止片を設け、該潰れ防止片を前記コルゲートチューブの内面に突き当てるように挿入し、該コルゲートチューブの谷部の外周に前記本体側係止リブおよび前記蓋側係止リブを嵌合係止させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタ。
  2. 前記第2蓋に設ける前記潰れ防止片は、第2蓋側の側面から突出すると共に、前記コルゲートチューブの谷部の内周面に当接する円弧状片であり、かつ、該円弧状片の上面から突当リブを突設し、該突当リブをコルゲートチューブの山部に嵌合させる構成としている請求項1に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
  3. 前記第1蓋はプロテクタ本体の長さ方向の端部に設け、該プロテクタ本体の一方側壁に薄肉ヒンジ部を介して設ける一方、
    前記第2蓋は該第1蓋に隣接したプロテクタ本体の内部側に設け、かつ、該プロテクタ本体の他方側壁に薄肉ヒンジ部を介して設けている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
  4. 前記第1蓋および第2蓋の先端にそれぞれロック部を設け、前記プロテクタ本体に設けた被ロック部とロック結合させるものとしている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
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