JP5515862B2 - 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法 - Google Patents

円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5515862B2
JP5515862B2 JP2010045626A JP2010045626A JP5515862B2 JP 5515862 B2 JP5515862 B2 JP 5515862B2 JP 2010045626 A JP2010045626 A JP 2010045626A JP 2010045626 A JP2010045626 A JP 2010045626A JP 5515862 B2 JP5515862 B2 JP 5515862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical member
suction
central axis
stay
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010045626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011042156A (ja
Inventor
善徳 川村
利夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2010045626A priority Critical patent/JP5515862B2/ja
Publication of JP2011042156A publication Critical patent/JP2011042156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5515862B2 publication Critical patent/JP5515862B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、空気入りタイヤの構成部材等として使用される円筒状部材を移載するためのトランスファー装置及びトランスファー方法に関し、更に詳しくは、薄手の円筒状部材であっても端部の折れ曲がりを生じることなく精度良く移載作業を行うことを可能にした円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法に関する。
空気入りタイヤの構成部材として使用される円筒状部材を移載するためのトランスファー装置として、成形ドラムの周囲に成形された円筒状部材を外側から多数のバキューム吸着部により吸着し、その吸着状態のまま移載作業を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなトランスファー装置は、成形ドラムの周囲で既に拡張状態にある円筒状部材を他の場所に移載する場合には有効に機能する。しかしながら、拡張状態になっていない薄手の円筒状部材の成形ドラムの周囲に被せることは極めて難しく、そのような円筒状部材を成形ドラムの周囲に移載する場合、円筒状部材の端部の折れ曲がりを生じたり、精度良く移載作業を行うことができないという問題がある。
特開2001−138404号公報
本発明の目的は、薄手の円筒状部材であっても端部の折れ曲がりを生じることなく精度良く移載作業を行うことを可能にした円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の円筒状部材のトランスファー装置は、円筒状部材としてタイヤ構成部材である円筒状フィルムからなるインナーライナー部材を用い、該円筒状部材を成形ドラム上に移載するためのトランスファー装置において、
水平方向に延びる中心軸に対して平行に延長しつつ該中心軸から放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステーを備え、これらステーの周囲に掛け回された円筒状部材を拡張する拡張装置と、該拡張装置により拡張された円筒状部材を外側から吸着する複数のバキューム吸着部を前記ステーと対面する位置に配置し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退自在に設けた一対の吸着装置と、これら一対の吸着装置を前記中心軸に沿って移動自在に搭載する台車と、該台車上での前記吸着装置の位置を調整する位置決め装置と、前記円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整するように前記位置決め装置を制御する制御回路とを有すると共に、各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記中心軸に沿って複数のバキューム吸着部を配列し、 各吸着装置において前記中心軸に沿って配列された複数のバキューム吸着部を選択的に開閉自在に構成し、前記制御回路が前記円筒状部材の長さに応じて前記位置決め装置を制御すると同時に前記バキューム吸着部の選択的な開閉を制御することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の円筒状部材のトランスファー方法は、円筒状部材としてタイヤ構成部材である円筒状フィルムからなるインナーライナー部材を用い、該円筒状部材を成形ドラム上に移載するためのトランスファー方法において、
水平方向に延びる中心軸に対して平行に延長しつつ該中心軸から放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステーを備え、これらステーの周囲に掛け回された円筒状部材を拡張する拡張装置と、該拡張装置により拡張された円筒状部材を外側から吸着する複数のバキューム吸着部を前記ステーと対面する位置に配置し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退自在に設けた一対の吸着装置と、これら一対の吸着装置を前記中心軸に沿って移動自在に搭載する台車と、該台車上での前記吸着装置の位置を調整する位置決め装置と、前記円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整するように前記位置決め装置を制御する制御回路とを有すると共に、各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記中心軸に沿って複数のバキューム吸着部を配列し、各吸着装置において前記中心軸に沿って配列された複数のバキューム吸着部を選択的に開閉自在に構成し、前記制御回路が前記円筒状部材の長さに応じて前記位置決め装置を制御すると同時に前記バキューム吸着部の選択的な開閉を制御するトランスファー装置を用いた円筒状部材のトランスファー方法であって、
前記ステーを前記中心軸側に収束させた状態で前記ステーの周囲に円筒状部材を掛け回し、該円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整した後、該円筒状部材を前記バキューム吸着部の内側に配置した状態で前記ステーを放射方向外側へ移動させて前記円筒状部材を拡張し、該円筒状部材を前記バキューム吸着部により吸着し、その後、前記円筒状部材の内側に成形ドラムを挿入し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材から後退させて該円筒状部材を前記成形ドラム上に移載することを特徴とするものである。
本発明では、水平方向に延びる中心軸に対して平行に延長しつつ該中心軸から放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステーを備えた拡張装置により円筒状部材を拡張し、これらステーと対面する位置に複数のバキューム吸着部を配置した一対の吸着装置により円筒状部材を拡張状態のまま保持するので、薄手の円筒状部材であっても端部の折れ曲がりを生じることなく精度良く移載作業を行うことができる。また、これら拡張装置と吸着装置を組み合わせることにより、薄手の円筒状部材の移載作業を要するタイヤ成形工程を自動化することも可能になる。
本発明においては、トランスファー装置が円筒状部材の長さに応じて吸着装置の位置を調整するように位置決め装置を制御する制御回路を備え、円筒状部材の長さに応じて吸着装置の位置を調整した後で円筒状部材の拡張を行う特に、円筒状部材の軸方向両端部からバキューム吸着部までの距離を一定にするように吸着装置の位置を調整することが好ましい。これにより、円筒状部材の端部の折れ曲がりをより効果的に防止し、移載作業を一層精度良く行うことが可能になる。
各吸着装置における各ステーに対応する位置には中心軸に沿って複数のバキューム吸着部を配列するこれにより、円筒状部材の移載作業時の安定性を高めることができる。
各吸着装置において中心軸に沿って配列された複数のバキューム吸着部は選択的に開閉自在に構成し、制御回路が円筒状部材の長さに応じて位置決め装置を制御すると同時にバキューム吸着部の選択的な開閉を制御する吸着装置の位置だけを調整する場合、吸着装置の移動量が大きくなるが、バキューム吸着部を選択的に開閉することにより、吸着装置の移動量を減らすことができる。このことは装置の小型化に寄与する。
また、各吸着装置における各ステーに対応する位置にはバキューム吸着部を円筒状部材に対して進退させる伸縮装置を個別に設けることが好ましい。このように各吸着装置における各ステーに対応する位置にバキューム吸着部の伸縮装置を個別に設けた場合、これら伸縮装置の伸縮量を調整することにより、周長が異なる円筒状部材の移載作業を実施することができる。つまり、共通の装置構成で周長が異なる円筒状部材の移載作業に対応することが可能になる。
本発明の実施形態からなるトランスファー装置の拡張装置を示す正面図である。 本発明の実施形態からなるトランスファー装置の拡張装置を示す側面図である。 本発明の実施形態からなるトランスファー装置において台車に搭載された吸着装置を示す正面図である。 本発明の実施形態からなるトランスファー装置において台車に搭載された吸着装置を側方から示す断面図である。 図3の吸着装置の開状態を示す正面図である。 図4の吸着装置の開状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を示す正面図である。 本発明の他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を側方から示す断面図である。 図7の吸着装置の開状態を示す正面図である。 図8の吸着装置の開状態を示す断面図である。 吸着装置におけるバキューム吸着部の配列を示す説明図である。 本発明の更に他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を示す正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を側方から示す断面図である。 図12の吸着装置の開状態を示す正面図である。 図13の吸着装置の開状態を示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実施形態からなるトランスファー装置の拡張装置を示すものである。図1及び図2に示すように、拡張装置1において、鉛直方向に立設された支柱2には支持板3を介して一対のレール4,4が水平方向に延長するように支持されている。これらレール4には複数のスライドブロック5を介してフレーム6が搭載されている。即ち、フレーム6はレール4に沿って水平方向に移動自在になっている。フレーム6には、水平方向に延びるセンターポール7を回動自在に保持する軸受け部材8と、センターポール7を回転駆動させるモータ9とが搭載されている。センターポール7の後端部に取り付けられたプーリ7aとモータ9の回転軸に取り付けられたプーリ9aにはベルト10が掛け回されており、このベルト10によりモータ9の動力がセンターポール7に伝達されるようになっている。
センターポール7の外周面には、その長手方向の中央付近を境にして逆向きに旋回する不図示のネジ部が形成されており、そのネジ部に螺合するように一対の可動部材11が取り付けられている。そのため、一対の可動部材11はセンターポール7の回転に伴ってセンターポール7に沿って互いに反対方向へ移動する。各可動部材11には放射方向に延びる複数のリンク機構12が連結されている。そして、複数のステー13は両端部がリンク機構12を介して一対の可動部材11に連結されている。また、軸受け部材8には放射方向に延長する複数のガイド部材14が設けられており、各ステー13の端部に取り付けられた係止部材15がガイド部材14に沿って摺動するようになっている。これにより、複数のステー13は、一対の可動部材11のスライドに伴って、水平方向に延びるセンターポール7の中心軸Oに対して平行に延長しつつ該中心軸Oから放射方向に拡縮するようになっている。これらステー13の周囲に掛け回された円筒状部材Tはステー13が放射方向外側に移動することによって拡張される。なお、図1及び図2においては、理解を容易にするために、ステー13の一部を収束状態にて描写し、ステー13の残りの一部を拡張状態にて描写している。
ステー13の断面形状は特に限定されるものではないが、ここでは矩形断面を有するものを用いている。つまり、ステー13は外面が平面になっている。ステー13の円筒状部材Tとの当接部位(外面)には弾性部材16が取り付けられている。ステー13は円筒状部材Tを後述するバキューム吸着部まで案内するが、その当接部位に弾性部材16を配置することにより、円筒状部材Tの吸着を促進し、しかも円筒状部材Tの損傷を防止することができる。弾性部材16は、フェルトから構成することが好ましいが、ゴムや樹脂から構成することも可能である。
図3〜図6は本発明の実施形態からなるトランスファー装置において台車に搭載された吸着装置を示すものである。図3及び図4に示すように、床部21には水平方向に延長する一対のレール22,22が敷設されている。これらレール22上には複数のスライドブロック23を備えた台車24が配設されている。台車24の下方にはレール22に沿って延長する駆動軸25が軸支されている。この駆動軸25の外周面には不図示のネジ部が形成されている。一方、台車24の下部には駆動軸25のネジ部に螺合する可動部材26が取り付けられている。また、駆動軸25にはモータ27が連結されている。これにより、台車24はモータ27の駆動によりレール22上を任意の方向に移動するようになっている。
台車24上にはレール22に対して直交しつつ水平方向に延長する一対のレール28,28が敷設されている。これらレール28上には複数のスライドブロック29を備えた一対の吸着装置30,30が配設されている。これら吸着装置30の下方にはレール28に沿って延長する駆動軸31が配設されている。駆動軸31の外周面には、その長手方向の中央付近を境にして逆向きに旋回する不図示のネジ部が形成されている。一方、各吸着装置30の下部には駆動軸31のネジ部に螺合する可動部材32が取り付けられている。また、駆動軸31にはモータ33が連結されている。これにより、一対の吸着装置30,30はモータ33の駆動によりレール28上を互いに反対方向へ移動するようになっている。これら駆動軸31、可動部材32及びモータ33は吸着装置30の位置を調整するための位置決め装置である。
各吸着装置30は、環状のフレーム35を備えている。フレーム35の内側にはフレーム中心に向かって伸縮自在の4つのシリンダ36(伸縮装置)が配設されている。これらシリンダ36の先端部にはそれぞれ円弧状の吸着枠37が取り付けられており、シリンダ36が伸張した状態において4つの吸着枠37が円形をなすように構成されている。各吸着枠37には不図示の吸引手段に連結された複数のバキューム吸着部38が形成されている。これらバキューム吸着部38は、拡張装置1により拡張された円筒状部材Tを外側から吸着するものであるが、それぞれが拡張装置1のステー13と対面する位置に配置されている(図1参照)。また、各吸着装置30における各ステー13に対応する位置には中心軸Oに沿って複数のバキューム吸着部38が配列されている。これにより、円筒状部材Tの移載作業時の安定性を高めることができる。これらバキューム吸着部38はシリンダ36の駆動により円筒状部材Tに対して進退自在になっている。
更に、上述したトランスファー装置においては、円筒状部材Tの長さに応じて吸着装置30の位置を調整するように位置決め装置(駆動軸31、可動部材32及びモータ33)を制御する不図示の制御回路が付設されている。円筒状部材Tの長さは、センサ等により自動的に検出するようにしても良く、或いは、作業者がキーボードで入力するようにしても良い。
次に、上述したトランスファー装置を用いた円筒状部材のトランスファー方法について説明する。先ず、図1及び図2において、拡張装置1のフレーム6を吸着装置30から後退させた位置に配置し、拡張装置1のステー13を中心軸O側に収束させた状態でステー13の周囲に円筒状部材Tを掛け回すようにする。この掛け回しは手作業で行っても良いが、機械的な手段を用いて行っても良い。つまり、拡張装置1のステー13はリンク機構12に基づいて円筒状部材Tの拡張時の寸法よりも大幅に縮径することが可能であるので、機械的な手段であっても確実に掛け回し作業を行うことができる。
次に、拡張装置1のフレーム6を吸着装置30側へ移動させるが、円筒状部材Tの長さに応じて吸着装置30の位置を調整することが必要である。より具体的には、円筒状部材Tの軸方向両端部からバキューム吸着部38までの距離を一定(予め設定された値)とするように吸着装置30の位置を調整する。これにより、円筒状部材Tの端部の折れ曲がりを効果的に防止し、移載作業を精度良く行うことができる。円筒状部材Tの軸方向両端部からバキューム吸着部38までの距離は5mm〜20mmに設定すると良い。
次に、円筒状部材Tをバキューム吸着部38の内側に配置した状態でステー13を放射方向外側へ移動させて円筒状部材Tを拡張し、その円筒状部材Tをバキューム吸着部38により吸着する。このとき、バキューム吸着部38はステー13と対面する位置に配置されているので、円筒状部材Tはバキューム吸着部38で確実に吸着される。
拡張装置1のフレーム6を吸着装置30から後退させた位置に戻した後、図3及び図4に示すように、円筒状部材Tの内側に成形ドラムDを挿入する。成形ドラムDは拡縮自在のものであり、縮径した状態で円筒状部材Tの内側に挿入される。ここで、成形ドラムDを拡径することにより、円筒状部材Tは成形ドラムDの外周面に当接した状態になる。そして、図5及び図6に示すように、吸着装置30のバキューム吸着部38を円筒状部材Tから後退させることにより、円筒状部材Tの成形ドラムD上への移載を完了する。
上述した円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法によれば、水平方向に延びる中心軸Oに対して平行に延長しつつ該中心軸Oから放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステー13を備えた拡張装置1により円筒状部材Tを拡張し、これらステー13と対面する位置に複数のバキューム吸着部38を配置した一対の吸着装置30により円筒状部材Tを拡張状態のまま保持するので、薄手の円筒状部材Tであっても端部の折れ曲がりを生じることなく精度良く移載作業を行うことができる。
特に、円筒状部材Tの長さに応じて吸着装置30の位置を調整するように位置決め装置(駆動軸31、可動部材32及びモータ33)を制御し、円筒状部材Tの軸方向両端部からバキューム吸着部38までの距離を一定にするように吸着装置30の位置を調整しているので、円筒状部材Tの端部の折れ曲がりを確実に防止し、移載作業の精度を高めることができる。
また、これら拡張装置1と吸着装置30を組み合わせることにより、薄手の円筒状部材Tの移載作業を要するタイヤ成形工程を自動化することも可能になる。
図7〜図10は本発明の他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を示すものである。図7〜図10において、図3〜図6と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。なお、図7〜図10は吸着装置のみを示し、それに付随する装置の描写を省略したものである。
図7及び図8に示すように、吸着装置30のフレーム35の内側にはフレーム中心に向かって伸縮自在の4つのシリンダ36(伸縮装置)が配設されている。これらシリンダ36の先端部にはそれぞれ円弧状の吸着枠37が取り付けられている。各吸着枠37には不図示の吸引手段に連結された複数のバキューム吸着部38が形成されている。そして、各バキューム吸着部38の先端には円錐形をなすバキュームパッド39が着脱自在に取り付けられている。これらバキュームパッド39はシリンダ36が伸張した状態で円形の軌跡に沿って配置されるようになっている。
上述のように構成される吸着装置を備えたトランスファー装置の場合、図7及び図8に示すように、円筒状部材Tをバキューム吸着部38のバキュームカップ39にて吸着し、その円筒状部材Tを縮径状態の成形ドラムDよりも大きく広げた状態で保持することができる。一方、図9及び図10に示すように、吸着装置30のバキューム吸着部38を円筒状部材Tから後退させることにより、円筒状部材Tを成形ドラムD上に移載することができる。
本実施形態によれば、バキュームパッド39によって円筒状部材Tをしっかりと吸着することができる。しかも、バキュームパッド39としては市販品を使用することが可能であるので、バキューム吸着部38を精密に機械加工する場合に比べて装置コストを低減することができる。
上述した各実施形態では、各吸着装置30において拡張装置1の中心軸Oに沿って配列された複数のバキューム吸着部38を設けているが、これらバキューム吸着部38を選択的に開閉自在に構成することも可能である。
図11は吸着装置におけるバキューム吸着部の配列を示すものである。図11において、各吸着装置30には拡張装置1の中心軸Oに沿って配列された複数のバキューム吸着部38a〜38eが配設されている。より具体的には、複数のバキューム吸着部38aは円筒状部材Tの軸方向の最外側位置において円筒状部材Tの周方向に沿って配置され、複数のバキューム吸着部38bはバキューム吸着部38aの内側位置において円筒状部材Tの周方向に沿って配置され、複数のバキューム吸着部38cはバキューム吸着部38bの内側位置において円筒状部材Tの周方向に沿って配置され、複数のバキューム吸着部38dはバキューム吸着部38cの内側位置において円筒状部材Tの周方向に沿って配置され、複数のバキューム吸着部38eは円筒状部材Tの軸方向の最内側位置において円筒状部材Tの周方向に沿って配置されている。
これらバキューム吸着部38a〜38eは選択的に開閉自在であり、その制御は前述の制御回路により行われる。そのため、円筒状部材Tの長さに応じて吸着装置30の位置決め装置を制御すると同時にバキューム吸着部38a〜38eの選択的な開閉を制御することにより、吸着装置30の移動量を減らすことができる。このことは装置の小型化に寄与する。
例えば、円筒状部材Tの軸方向外側に位置するバキューム吸着部38a,38bを閉状態にし、円筒状部材Tの軸方向内側に位置するバキューム吸着部38c〜38eを開状態にした場合、長さL1の円筒状部材Tを吸着することができる。また、全てのバキューム吸着部38a〜38eを開状態にした場合、長さL2の円筒状部材Tを吸着することができる。そのため、吸着装置30の移動量を減らしつつ円筒状部材Tの寸法変化に対応することができる。
図12〜図15は本発明の更に他の実施形態からなるトランスファー装置の吸着装置を示すものである。本実施形態のトランスファー装置は、前述の実施形態と同様に一対の吸着装置を台車上に搭載したものであるが、図12〜図15は吸着装置のみを示し、それに付随する装置の描写を省略したものである。
図12及び図13に示すように、各吸着装置40は円環状のフレーム45を備えている。フレーム45の内側には拡張装置1の各ステー13(図1参照)に対応する位置にフレーム中心に向かって伸縮自在の複数のシリンダ46(伸縮装置)が配設されている。これらシリンダ46の先端部にはそれぞれ拡張装置1の中心軸Oと平行に延長する吸着枠47が取り付けられている。各吸着枠47には不図示の吸引手段に連結された複数のバキューム吸着部48が形成されている。そして、各バキューム吸着部48の先端には円錐形をなすバキュームパッド49が着脱自在に取り付けられている。これらバキュームパッド49はシリンダ46が伸張した状態で円形の軌跡に沿って配置されるようになっている。
上述のように構成される吸着装置を備えたトランスファー装置の場合、図12及び図13に示すように、円筒状部材Tをバキューム吸着部48のバキュームカップ49にて吸着し、その円筒状部材Tを縮径状態の成形ドラムDよりも大きく広げた状態で保持することができる。一方、図14及び図15に示すように、吸着装置40のバキューム吸着部48を円筒状部材Tから後退させることにより、円筒状部材Tを成形ドラムD上に移載することができる。
本実施形態によれば、各吸着装置40における各ステー13に対応する位置にシリンダ46を個別に備えているため、これらシリンダ46の伸縮量を調整することにより、周長が異なる円筒状部材Tの移載作業を実施することができる。例えば、円筒状部材Tが内径14インチの空気入りタイヤの構成部材である場合、円筒状部材Tを保持する際のシリンダ46の突き出し量を大きくしてバキュームパッド49により形成される円を小さくし、その一方で、円筒状部材Tが内径18インチの空気入りタイヤの構成部材である場合、円筒状部材Tを保持する際のシリンダ46の突き出し量を小さくしてバキュームパッド49により形成される円を大きくすれば良い。これにより、共通の装置構成で周長が異なる円筒状部材Tの移載作業に対応することが可能になる。また、周長の切り替えは拡張装置1及び吸着装置40の設定を変更するだけで良い。
本発明において、円筒状部材としては、円筒状インナーライナー部材からなるタイヤ構成部材を例示することができるが、特に薄手であるインナーライナー部材に適用することが好ましい。円筒状インナーライナー部材としては、円筒状のフィルムを例示することができるが、その中でも薄手である円筒状のフィルムに適用することが好ましい。
以下、円筒状インナーライナー部材を構成するフィルムについて説明する。このフィルムは、熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂中にエラストマーをブレンドした熱可塑性エラストマー組成物から構成することができる。
本発明で使用される熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミド系樹脂〔例えばナイロン6(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン610(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンMXD6、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/PPS共重合体〕、ポリエステル系樹脂〔例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフタレート(PEI)、ポリブチレンテレフタレート/テトラメチレングリコール共重合体、PET/PEI共重合体、ポリアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレンジイミドジ酸/ポリブチレンテレフタレート共重合体などの芳香族ポリエステル〕、ポリニトリル系樹脂〔例えばポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体〕、ポリ(メタ)アクリレート系樹脂〔例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル、エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)、エチレンメチルアクリレート樹脂(EMA)〕、ポリビニル系樹脂〔例えば酢酸ビニル(EVA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体〕、セルロース系樹脂〔例えば酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース〕、フッ素系樹脂〔例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合体(ETFE)〕、イミド系樹脂〔例えば芳香族ポリイミド(PI)〕などを挙げることができる。
本発明で使用されるエラストマーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水素添加物〔例えばNR、IR、エポキシ化天然ゴム、SBR、BR(高シスBR及び低シスBR)、NBR、水素化NBR、水素化SBR〕、オレフィン系ゴム〔例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)〕、ブチルゴム(IIR)、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合体、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー、含ハロゲンゴム〔例えばBr−IIR、Cl−IIR、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS)、クロロプレンゴム(CR)、ヒドリンゴム(CHC,CHR)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン(M−CM)〕、シリコーンゴム(例えばメチルビニルシリコーンゴム、ジメチルシリコーンゴム、メチルフェニルビニルシリコーンゴム)、含イオウゴム(例えばポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えばビニリデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴム)、熱可塑性エラストマー(例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー)などを挙げることができる。
本発明で使用される熱可塑性エラストマー組成物において、熱可塑性樹脂成分(A)とエラストマー成分(B)との組成比は、フィルムの厚さや柔軟性のバランスで適宜決めればよいが、好ましい範囲は10/90〜90/10、更に好ましくは20/80〜85/15(重量比)でである。
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物には、上記必須成分(A)及び(B)に加えて第三成分として、相溶化剤などの他のポリマー及び配合剤を混合することができる。他のポリマーを混合する目的は、熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分との相溶性を改良するため、材料のフィルム成形加工性を良くするため、耐熱性向上のため、コストダウンのため等であり、これに用いられる材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS、SBS、ポリカーボネート等が挙げられる。
上記熱可塑性エラストマー組成物は、予め熱可塑性樹脂とエラストマー(ゴムの場合は未加硫物)とを2軸混練押出機等で溶融混練し、連続相を形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分散させることにより得られる。エラストマー成分を加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加し、エラストマーを動的に加硫させても良い。また、熱可塑性樹脂またはエラストマー成分への各種配合剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添加しても良いが、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。熱可塑性樹脂とエラストマーの混練に使用する混練機としては、特に限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリミキサー、2軸混練押出機等が挙げられる。中でも樹脂成分とゴム成分の混練およびゴム成分の動的加硫には2軸混練押出機を使用するのが好ましい。さらに、2種類以上の混練機を使用し、順次混練してもよい。溶融混練の条件として、温度は熱可塑性樹脂が溶融する温度以上であれば良い。また、混練時の剪断速度は2500〜7500sec-1であるのが好ましい。混練全体の時間は30秒から10分、また加硫剤を添加した場合には、添加後の加硫時間は15秒から5分であるのが好ましい。上記方法で作製された熱可塑性エラストマー組成物は、樹脂用押出機による成形またはカレンダー成形によってフィルム化される。フィルム化の方法は、通常の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーをフィルム化する方法によれば良い。
このようにして得られる熱可塑性エラストマー組成物の薄膜は、熱可塑性樹脂のマトリクス中にエラストマーが不連続相として分散した構造をとる。かかる状態の分散構造を採ることにより、ヤング率を1〜500MPaの範囲に設定し、タイヤ構成部材として適度な剛性を付与することが可能になる。
上記熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマー組成物はシート又はフィルムに成形して単体でタイヤ構成部材として使用することが可能であるが、隣接するゴムとの接着性を高めるために接着層を積層しても良い。この接着層を構成する接着用ポリマーの具体例としては、分子量100万以上、好ましくは300万以上の超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンメチルアクリレート樹脂(EMA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)等のアクリレート共重合体類及びそれらの無水マレイン酸付加物、ポリプロピレン(PP)及びそのマレイン酸変性物、エチレンプロピレン共重合体及びそのマレイン酸変性物、ポリブタジエン系樹脂及びその無水マレイン酸変性物、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SEBS)、フッ素系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性樹脂などを挙げることができる。これらは常法に従って例えば樹脂用押出機によって押し出してシート状又はフィルム状に成形することができる。接着層の厚さは特に限定されないが、タイヤ軽量化のためには厚さが少ない方がよく、5μm〜150μmが好ましい。
1 拡張装置
6 フレーム
7 センターポール
9 モータ
11 可動部材
12 リンク機構
13 ステー
14 ガイド部材
15 係止部材
16 弾性部材
24 台車
30,40 吸着装置
31 駆動軸(位置決め装置)
32 可動部材(位置決め装置)
33 モータ(位置決め装置) 35,45 フレーム
36,46 シリンダ
37,47 吸着枠
38,48 バキューム吸着部
39,49 バキュームパッド
T 円筒状部材
O 中心軸

Claims (6)

  1. 円筒状部材としてタイヤ構成部材である円筒状フィルムからなるインナーライナー部材を用い、該円筒状部材を成形ドラム上に移載するためのトランスファー装置において、
    水平方向に延びる中心軸に対して平行に延長しつつ該中心軸から放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステーを備え、これらステーの周囲に掛け回された円筒状部材を拡張する拡張装置と、該拡張装置により拡張された円筒状部材を外側から吸着する複数のバキューム吸着部を前記ステーと対面する位置に配置し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退自在に設けた一対の吸着装置と、これら一対の吸着装置を前記中心軸に沿って移動自在に搭載する台車と、該台車上での前記吸着装置の位置を調整する位置決め装置と、前記円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整するように前記位置決め装置を制御する制御回路とを有すると共に、各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記中心軸に沿って複数のバキューム吸着部を配列し、 各吸着装置において前記中心軸に沿って配列された複数のバキューム吸着部を選択的に開閉自在に構成し、前記制御回路が前記円筒状部材の長さに応じて前記位置決め装置を制御すると同時に前記バキューム吸着部の選択的な開閉を制御することを特徴とする円筒状部材のトランスファー装置。
  2. 前記ステーの円筒状部材との当接部位に弾性部材を配置したことを特徴とする請求項に記載の円筒状部材のトランスファー装置。
  3. 各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退させる伸縮装置を個別に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の円筒状部材のトランスファー装置。
  4. 円筒状部材としてタイヤ構成部材である円筒状フィルムからなるインナーライナー部材を用い、該円筒状部材を成形ドラム上に移載するためのトランスファー方法において、
    水平方向に延びる中心軸に対して平行に延長しつつ該中心軸から放射方向に拡縮自在に配設された複数本のステーを備え、これらステーの周囲に掛け回された円筒状部材を拡張する拡張装置と、該拡張装置により拡張された円筒状部材を外側から吸着する複数のバキューム吸着部を前記ステーと対面する位置に配置し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退自在に設けた一対の吸着装置と、これら一対の吸着装置を前記中心軸に沿って移動自在に搭載する台車と、該台車上での前記吸着装置の位置を調整する位置決め装置と、前記円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整するように前記位置決め装置を制御する制御回路とを有すると共に、各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記中心軸に沿って複数のバキューム吸着部を配列し、各吸着装置において前記中心軸に沿って配列された複数のバキューム吸着部を選択的に開閉自在に構成し、前記制御回路が前記円筒状部材の長さに応じて前記位置決め装置を制御すると同時に前記バキューム吸着部の選択的な開閉を制御するトランスファー装置を用いた円筒状部材のトランスファー方法であって、
    前記ステーを前記中心軸側に収束させた状態で前記ステーの周囲に円筒状部材を掛け回し、該円筒状部材の長さに応じて前記吸着装置の位置を調整した後、該円筒状部材を前記バキューム吸着部の内側に配置した状態で前記ステーを放射方向外側へ移動させて前記円筒状部材を拡張し、該円筒状部材を前記バキューム吸着部により吸着し、その後、前記円筒状部材の内側に成形ドラムを挿入し、前記バキューム吸着部を前記円筒状部材から後退させて該円筒状部材を前記成形ドラム上に移載することを特徴とする円筒状部材のトランスファー方法。
  5. 前記ステーの円筒状部材との当接部位に弾性部材を配置したことを特徴とする請求項に記載の円筒状部材のトランスファー方法。
  6. 各吸着装置における各ステーに対応する位置に前記バキューム吸着部を前記円筒状部材に対して進退させる伸縮装置を個別に設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の円筒状部材のトランスファー方法。
JP2010045626A 2009-07-21 2010-03-02 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法 Expired - Fee Related JP5515862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010045626A JP5515862B2 (ja) 2009-07-21 2010-03-02 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009170289 2009-07-21
JP2009170289 2009-07-21
JP2010045626A JP5515862B2 (ja) 2009-07-21 2010-03-02 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011042156A JP2011042156A (ja) 2011-03-03
JP5515862B2 true JP5515862B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=43829956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010045626A Expired - Fee Related JP5515862B2 (ja) 2009-07-21 2010-03-02 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5515862B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107031087B (zh) * 2015-08-21 2020-06-23 青岛软控机电工程有限公司 胎体传递环及具有其的胎体传递装置
JP6531582B2 (ja) * 2015-09-10 2019-06-19 住友ゴム工業株式会社 トランスファー装置、及び生タイヤの形成方法
JP7455609B2 (ja) 2020-02-26 2024-03-26 株式会社ブリヂストン 搬送装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534233Y2 (ja) * 1972-09-07 1978-02-02
JPS5689537A (en) * 1979-12-20 1981-07-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd Apparatus for loading endless band of tire
US4634489A (en) * 1984-07-18 1987-01-06 The Goodyear Tire & Rubber Company Device for transferring a tire carcass band
JPH05305682A (ja) * 1992-03-04 1993-11-19 Bridgestone Corp 円筒状部材均一拡径装置、円筒状部材拡径方法、円筒状部材均一拡径用ドラム及び円筒状部材均一拡縮装置
JP3449695B2 (ja) * 1999-11-16 2003-09-22 不二精工株式会社 タイヤ形成用円筒状プライの搬送装置
JP4103955B2 (ja) * 2002-11-19 2008-06-18 横浜ゴム株式会社 円筒状樹脂フィルム材料の成形ドラムへの供給方法及びその供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011042156A (ja) 2011-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5304248B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP5125630B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4297290B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
EP2095972A1 (en) Pneumatic tire
JP2009298120A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
US9193124B2 (en) Method of manufacturing pneumatic tire
JP5515862B2 (ja) 円筒状部材のトランスファー装置及びトランスファー方法
JP4650437B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
WO2010128566A1 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
WO2010128565A1 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP5664002B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び加硫装置
JP4301374B2 (ja) タイヤ構成部材の成形方法
KR101337932B1 (ko) 공기입 타이어의 제조 방법
JP2011079147A (ja) 空気入りタイヤの製造方法および製造システム
JP5293098B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5423532B2 (ja) 円筒状部材の移載装置及び移載方法、円筒状部材の加工装置及び加工方法、並びに、タイヤ成形装置及びタイヤ成形方法
JP5630127B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP5664003B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び加硫装置
JP2006168447A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP5168818B2 (ja) タイヤ構成部材の成形方法
JP4720291B2 (ja) 筒状成形体の加工方法及び空気入りタイヤの製造方法
JP4661280B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP3946048B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
JP2010058291A (ja) 筒状フィルムの開口方法
JP2009208394A (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5515862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees