JP5514909B2 - 中空糸型正浸透膜 - Google Patents

中空糸型正浸透膜 Download PDF

Info

Publication number
JP5514909B2
JP5514909B2 JP2012522591A JP2012522591A JP5514909B2 JP 5514909 B2 JP5514909 B2 JP 5514909B2 JP 2012522591 A JP2012522591 A JP 2012522591A JP 2012522591 A JP2012522591 A JP 2012522591A JP 5514909 B2 JP5514909 B2 JP 5514909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
power generation
osmosis membrane
osmotic pressure
seawater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012522591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012002263A1 (ja
Inventor
秀千人 林
哲也 奥村
秀之 坂井
守裕 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowakiden Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowakiden Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowakiden Industry Co Ltd filed Critical Kyowakiden Industry Co Ltd
Priority to JP2012522591A priority Critical patent/JP5514909B2/ja
Publication of JPWO2012002263A1 publication Critical patent/JPWO2012002263A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5514909B2 publication Critical patent/JP5514909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/44Treatment of water, waste water, or sewage by dialysis, osmosis or reverse osmosis
    • C02F1/445Treatment of water, waste water, or sewage by dialysis, osmosis or reverse osmosis by forward osmosis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/002Forward osmosis or direct osmosis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/08Hollow fibre membranes
    • B01D69/081Hollow fibre membranes characterised by the fibre diameter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G7/00Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
    • F03G7/005Electro-chemical actuators; Actuators having a material for absorbing or desorbing gas, e.g. a metal hydride; Actuators using the difference in osmotic pressure between fluids; Actuators with elements stretchable when contacted with liquid rich in ions, with UV light, with a salt solution
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2103/00Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
    • C02F2103/08Seawater, e.g. for desalination
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination
    • Y02A20/131Reverse-osmosis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

この発明は、例えば海水淡水化装置で逆浸透圧を利用して海水を淡水化する際に同時に生成された濃縮海水が有する正浸透圧エネルギー、或いは非濃縮の海洋の海水や自然界の海水が有する正浸透圧エネルギーを利用して発電する正浸透圧発電に使用する中空糸型正浸透膜に関するものである。
例えば海水淡水化装置で逆浸透圧を利用して海水を淡水化する際に同時に生成された濃縮海水に、浸透膜を介してこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで濃縮海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電が知られている。
また、非濃縮の海洋の海水や自然界の海水に例えば浸透膜を介して淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電が知られている。
特開2003−176775
しかしながら、正浸透圧発電においては、濃縮海水にこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させるために使用する浸透膜として専用の膜は開発されておらず、同様に、非濃縮の海洋の海水や自然界の海水に淡水などの希釈水を浸透させるために使用する浸透膜として専用の膜は開発されておらず、海水淡水化に使用される中空糸型逆浸透膜を便宜的に使用しているに過ぎない。その結果、得られる正浸透圧エネルギーも当初の予想に反して十分でなく、発電効率も満足できるものではなかった。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、濃縮海水に浸透膜を介してこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させる場合に、或いは非濃縮の海洋の海水や自然界の海水に浸透膜を介して淡水などの希釈水を浸透させる場合に、浸透して得られる正浸透圧エネルギーを高め、正浸透圧発電においてその発電効率を高めることのできる中空糸型正浸透膜を提供することにある。
以上の課題を達成するために請求項1の発明は、濃縮海水に中空糸の浸透膜を介してこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで濃縮海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電において使用される中空糸の浸透膜の内径dと長さLの最適条件の関係式を、d=50〜200μm、L=0.5〜2m、浸透水量J=3.42×10−7〜6.84×10−7m/秒の範囲で、次の数1とした手段よりなるものである。
Figure 0005514909
また、以上の課題を達成するために請求項2の発明は、非濃縮の海水に中空糸の浸透膜を淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電において使用される中空糸の浸透膜の内径dと長さLの最適条件の関係式を、d=50〜200μm、L=0.5〜2m、浸透水量J=1.7×10−7〜5.1×10−7m/秒の範囲で、次の数11とした手段よりなるものである。
Figure 0005514909
課題を解決するための手段よりなる請求項1の発明に係る中空糸型正浸透膜によれば、濃縮海水にこの中空糸型正浸透膜を介してこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させることにより、浸透して得られる正浸透圧エネルギーを高めることができ、その高めた正浸透圧エネルギーで濃縮海水側の流量を増加させ、増加した流量でその発電効率を高めることができ、発電により生じた出力エネルギーから発電に費やされる消費エネルギーを差し引いて得られる純粋な正味エネルギーは消費エネルギーの数倍にもなるという極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
また、課題を解決するための手段よりなる請求項2の発明に係る中空糸型正浸透膜によれば、非濃縮の海洋の海水や自然界の海水にこの中空糸型正浸透膜を介して淡水などの希釈水を浸透させることにより、浸透して得られる正浸透圧エネルギーを高めることができ、その高めた正浸透圧エネルギーで海水側の流量を増加させ、増加した流量でその発電効率を高めることができ、発電により生じた出力エネルギーから発電に費やされる消費エネルギーを差し引いて得られる純粋な正味エネルギーは消費エネルギーの数倍にもなるという極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
この発明を実施するための最良の形態−1における内外厚が作用する圧肉円筒の説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における引張試験の方法を示す説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における伸びと重さの関係を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における外直径と内直径の関係を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における正浸透圧発電の全体システム図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における中空糸1本当たりでの長さの変化における浸透流量を示す図で、図6(a)は中空糸の途中で全て浸透してしまう場合、図6(b)は中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)である。 この発明を実施するための最良の形態−1における微小長さでの浸透量の説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−1における内直径とエレメント浸透量の関係を示す図である。 この発明を実施するための形態−1における多数の中空糸1の束を内径が9インチと10インチの円筒体2の内部に隙間なく挿入したときの部分斜視図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の9インチでの中空糸0.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の9インチでの中空糸1m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の9インチでの中空糸1.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の9インチでの中空糸2m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の10インチでの中空糸0.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の10インチでの中空糸1m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の10インチでの中空糸1.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1の10インチでの中空糸2m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−1において中空糸膜の長さが条件範囲内にあるときに〔数1〕のように最適条件パラメータが範囲内に収まることを示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における内外厚が作用する圧肉円筒の説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における引張試験の方法を示す説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における伸びと重さの関係を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における外直径と内直径の関係を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における正浸透圧発電の全体システム図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における中空糸1本当たりでの長さの変化における浸透流量を示す図で、図24(a)は中空糸の途中で全て浸透してしまう場合、図24(b)は中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)である。 この発明を実施するための最良の形態−2における微小長さでの浸透量の説明図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における内直径とエレメント浸透量の関係を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2における多数の中空糸1の束を内径が9インチと10インチの円筒体2の内部に隙間なく挿入したときの部分斜視図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の9インチでの中空糸0.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の9インチでの中空糸1m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の9インチでの中空糸1.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の9インチでの中空糸2m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の10インチでの中空糸0.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の10インチでの中空糸1m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の10インチでの中空糸1.5m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2の10インチでの中空糸2m長さで浸透水量J変化における全体効率ηallの変動を示す図である。 この発明を実施するための最良の形態−2において中空糸膜の長さが条件範囲内にあるときに〔数11〕のように最適条件パラメータが範囲内に収まることを示す図である。
1 中空糸
2 円筒体
〔発明を実施するための最良の形態−1〕
以下、この発明の中空糸型正浸透膜の最適条件の関係式が得られた経緯について具体的に説明する。
中空糸型正浸透膜による正浸透圧発電を考えた場合に、現在使用されている中空糸型逆浸透膜では最適な状況を得ることが難しい。そこで、次の評価を行うことから正浸透圧発電に対する最適膜条件を見つけた。
(1)中空糸型正浸透膜の内径に対する最適厚み;逆浸透用は圧力8MPaで使用されるのに対して、正浸透圧発電では3MPaと半分以下の圧力で使用される。そのため、中空糸型正浸透膜の厚みを薄くすることが可能と考えられる。膜が薄くなると、膜内部の濃度分極を抑えることができるために、効果が大きいと考えられる。
(2)システム効率の計算;上述のように、正浸透圧発電への最適なパラメータを求めるにあたり、システム効率を算出することが必要となる。これにより、実用的な正浸透圧発電の評価が可能となる。
(3)中空糸型正浸透膜内径変化におけるエレメント浸透量変化の理論計算;中空糸型逆浸透膜では、塩水側の高い圧力によって、中空糸内に真水が出てくる。一方、正浸透圧発電の場合は、中空糸内を流れる真水が海水側へ浸透するため、真水の流量によっては中空糸の途中で真水がなくなることも考えられる。また、中空糸内に十分な真水を流すと、発電効率の点から大きな損失となる。したがって、正浸透圧発電に最適な中空糸型正浸透膜の真水側流動の条件を明らかにすることが必要である。
(4)以上の評価を元に、最適の中空糸型正浸透膜のパラメータ条件を求めた。
(1)中空糸型正浸透膜の内径に対する最適厚み
現在逆浸透用の中空糸を使用している。この場合、中空糸は圧力8MPaで使用しても破損しない厚み設計がおこなわれている。一方、正浸透圧発電では、これまでの実験から最適圧力が3MPaであり、耐圧が半分以下で十分である。この場合の中空糸の最適厚みの計算を以下の手順で行う。
1)中空糸に発生する応力の理論計算。
2)中空糸の降伏応力の評価試験。
3)安全率をもとに正浸透圧発電に使用する時の最適厚み。
1)中空糸に発生する応力の理論計算
図1に示す中空糸に働く内圧と外圧から発生する周方向の応力は、次の〔数2〕で表すことができる。
Figure 0005514909
今の中空糸の状態として両端が開放されていると考えることができるのでσZ=0になる。また、Po>>Piなので、|σr|<|σθ|となる。このことより、σθが加わる応力の最大である。
2)中空糸の降伏応力の評価試験
上述の応力に対して、塑性変形が起こらない厚みが必要である。そこで、実験により降伏点をもとめ、それから最適厚みを考える。
実験方法
図2のような引張試験をおこなって降伏応力を求めた。まず、重りを吊るしていない状態での位置を零点とし、スケールに記す。次に重り5gを吊るし零点からの伸びをスケールで確認しその後、重りを取り除いて零点に戻るかどうかを確認する。同様に10g、15g、・・・40gと次第に大きくし塑性変形が始まる重さを3回の実験において調べた。その実験結果(伸びと重さの関係)を図3に示す。
勾配が急に変化する荷重で塑性変形を仮定した。図3から2回目と3回目において近い値を示したので30gを塑性変形の開始荷重とした。断面積A、荷重Fとすると、次の〔数3〕から、降伏応力がもとまり、ナイロンなどと同程度の値であることがわかる。
Figure 0005514909
3)安全率をもとに正浸透圧発電に使用する時の最適厚み
今、使用している中空糸は外圧8MPaで使用しても破損しないような厚み設計がおこなわれている。1)の結果の中空糸の理論応力σθ(1)式において使用されている中空糸のスペック、外半径b=55[μm],外圧po=8[MPa],内圧pi=20[kPa],を用い、応力最大位置r=aとして2)の結果の降伏応力σy(2)式との破断しない条件σθ<σyを満たす理論内半径aを求めるとa=40[μm]であった。
これより、理論厚みt´=b−a=55-40=15[μm]である。しかし実際には安全率を考え厚くなっている。そこで、実際の厚みt=35[μm]により、
安全率はs=35/15=2.333・・・=2.5となる。
中空糸が実際に使用される環境としては外圧3MPa程度なので条件を外圧3MPaにし、上記で求めた安全率を適用し安全率を適用した厚みを予想する。(1)式において外圧po=3Mpaのみを変更し同様に計算すると理論内半径a=50[μm]となり厚みt´=55-50=5[μm]になる。安全率を考慮してt=s・t´=2.5×5=12.5[μm]である。(外半径基準)
これらを元に、安全率を考慮した厚みの内直径との関係は次のようになる。
t=0.118di+2×10-6・・・・・(3)
また、厚みは
do−di=2t・・・・・・・(4)
であるので、(3)式から
di=(do−4×10-6)/1.236・・・(5)
と変形でき、(5)式より外直径と内直径の関係が出る。図4にその結果を示す。
(2)システム効率の計算
ここでは中空糸型正浸透膜単体ではなく図5に示す正浸透圧発電システムの全体についての効率を考える。図5における各符号の意味を〔数4〕に示す。また、システム効率の計算を〔数5〕及び〔数6〕に示す。なお、〔数5〕の動力回収装置は図5の符号の「PX」のことである。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
この(6)式の全体効率ηallは、出力エネルギーから消費エネルギーを差し引いて得られた正味エネルギーを、消費エネルギーで割ったものである。出力エネルギーは正浸透圧発電において発電により生じたエネルギーである。消費エネルギーは正浸透圧発電において発電をするために費やされたエネルギーである。
(3)中空糸内径変化におけるエレメント浸透量変化の理論計算
図6に中空糸1本当たりでの長さの変化における浸透流量を示す。ここで (a)は中空糸の途中で全て浸透してしまう場合。(b)は中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)である。
中空糸の長さを亅mとした場合に亅mに達するまでに浸透してしまう場合,図6(a)と中空糸の全てを使って浸透する場合,図6(b)の2ケースを考える。
図6(a)の中空糸の途中で全て浸透してしまう場合について、図7を参照しながら〔数7〕〜〔数9〕にその理論計算内容を示す。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
図6(b)の中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)について、〔数10〕にその理論計算内容を示す。
Figure 0005514909
(4)最適の中空糸型正浸透膜のパラメータ条件
前記(1)〜(3)の結果を利用し中空糸型正浸透膜の最適条件を求める。
ユニット内効率k=Pt/Ps=0.95
動力回収装置の効率ηx=Pp/Ps=0.9
動力回収装置の流量率h=Qp/Qs=0.9
海水側ポンプ効率ηs=0.85
真水側ポンプ効率ηw=0.85
タービンポンプ効率ηt=0.85
とする。
図9に図示するように、多数の中空糸1の束を内径が9インチと10インチの円筒体2の内部に隙間なく挿入して求める。また、このときの9インチと10インチの各条件を次の〔表1〕〔表2〕に示す。そして〔表1〕〔表2〕の条件下において前記(6)式の中空糸長さ亅と単位面積当たりの浸透量Jを変化させて、全体効率ηallを求める。なお、中空糸1の膜エレメントとしては東洋紡績株式会社製のHD10155EIを使用した。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
9インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallを〔表3〕〜〔表6〕と図10〜図13に示す。前述したように、この全体効率ηallは、正浸透圧発電において発電により生じた出力エネルギーから、発電をするために費やされた消費エネルギーを差し引いて得られた純粋の正味エネルギーを、消費エネルギーで割ったものである。例えば、全体効率ηallが3倍とは、純粋の正味エネルギーが消費エネルギーの3倍という意味である。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
9インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallのうち、図10〜図13において各線の最高値をとる中空糸の内径diとそのときの長さ亅の比(di/亅)を取り、有効な数字のみを〔表7〕に表す。
Figure 0005514909
また10インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallを〔表8〕〜〔表11〕と図14〜図17に示す。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
10インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallのうち、図14〜図17において各線の最高値をとる中空糸の内径diとそのときの長さ亅の比(di/亅)を取り、有効な数字のみを〔表12〕に表す。
Figure 0005514909
表7、表12より
中空糸の内径dを50μから200μまで変化させ、長さを0.5mから2mまで変化させ、浸透水量JをJ0=3.426×10-7m/s(at3MPa)を基準にその1倍から2倍まで変化させて、最適内径(効率最大)がある一定の値に収まる関係式は、次の〔数1〕ようになる。
ただし、内径dはμm、長さLはmを取る。d=50〜200μm。L =0.5〜2m。
J=3.42×10-7〜6.84×10-7m/s。
Figure 0005514909
図18は、〔数1〕の長さLを指定範囲のごとくL=0.5〜2mとしたときのパラメータ値d/(L0.75・J0.5)を示しており、範囲内に収まっていることを示している。
〔発明を実施するための最良の形態−2〕
以下、この発明の中空糸型正浸透膜の最適条件の関係式が得られた経緯について具体的に説明する。
中空糸型正浸透膜による正浸透圧発電を考えた場合に、現在使用されている中空糸型逆浸透膜では最適な状況を得ることが難しい。そこで、次の評価を行うことから正浸透圧発電に対する最適膜条件を見つけた。
(1)中空糸型正浸透膜の内径に対する最適厚み;逆浸透用は圧力8MPaで使用されるのに対して、正浸透圧発電では1.5MPaと1/4以下の圧力で使用される。そのため、中空糸型正浸透膜の厚みを薄くすることが可能と考えられる。膜が薄くなると、膜内部の濃度分極を抑えることができるために、効果が大きいと考えられる。
(2)システム効率の計算;上述のように、正浸透圧発電への最適なパラメータを求めるにあたり、システム効率を算出することが必要となる。これにより、実用的な正浸透圧発電の評価が可能となる。
(3)中空糸型正浸透膜内径変化におけるエレメント浸透量変化の理論計算;中空糸型逆浸透膜では、塩水側の高い圧力によって、中空糸内に真水が出てくる。一方、正浸透圧発電の場合は、中空糸内を流れる真水が海水側へ浸透するため、真水の流量によっては中空糸の途中で真水がなくなることも考えられる。また、中空糸内に十分な真水を流すと、発電効率の点から大きな損失となる。したがって、正浸透圧発電に最適な中空糸型正浸透膜の真水側流動の条件を明らかにすることが必要である。
(4)以上の評価を元に、最適の中空糸型正浸透膜のパラメータ条件を求めた。
(1)中空糸型正浸透膜の内径に対する最適厚み
現在逆浸透用の中空糸を使用している。この場合、中空糸は圧力8MPaで使用しても破損しない厚み設計がおこなわれている。一方、正浸透圧発電では、これまでの実験から最適圧力が1.5MPaであり、耐圧が1/4以下で十分である。この場合の中空糸の最適厚みの計算を以下の手順で行う。
1)中空糸に発生する応力の理論計算。
2)中空糸の降伏応力の評価試験。
3)安全率をもとに正浸透圧発電に使用する時の最適厚み。
1)中空糸に発生する応力の理論計算
図19に示す中空糸に働く内圧と外圧から発生する周方向の応力は、次の〔数12〕で表すことができる。
Figure 0005514909
今の中空糸の状態として両端が開放されていると考えることができるのでσZ=0になる。また、Po>>Piなので、|σr|<|σθ|となる。このことより、σθが加わる応力の最大である。
2)中空糸の降伏応力の評価試験
上述の応力に対して、塑性変形が起こらない厚みが必要である。そこで、実験により降伏点をもとめ、それから最適厚みを考える。
実験方法
図20のような引張試験をおこなって降伏応力を求めた。まず、重りを吊るしていない状態での位置を零点とし、スケールに記す。次に重り5gを吊るし零点からの伸びをスケールで確認しその後、重りを取り除いて零点に戻るかどうかを確認する。同様に10g、15g、・・・40gと次第に大きくし塑性変形が始まる重さを3回の実験において調べた。その実験結果(伸びと重さの関係)を図21に示す。
勾配が急に変化する荷重で塑性変形を仮定した。図21から2回目と3回目において近い値を示したので30gを塑性変形の開始荷重とした。断面積A、荷重Fとすると、次の〔数13〕から、降伏応力がもとまり、ナイロンなどと同程度の値であることがわかる。
Figure 0005514909
3)安全率をもとに正浸透圧発電に使用する時の最適厚み
今、使用している中空糸は外圧8MPaで使用しても破損しないような厚み設計がおこなわれている。1)の結果の中空糸の理論応力σθ(11)式において使用されている中空糸のスペック、外半径b=55[μm],外圧po=8[MPa],内圧pi=20[kPa],を用い、応力最大位置r=aとして2)の結果の降伏応力σy(12)式との破断しない条件σθ<σyを満たす理論内半径aを求めるとa=40[μm]であった。
これより、理論厚みt´=b−a=55-40=15[μm]である。しかし実際には安全率を考え厚くなっている。そこで、実際の厚みt=35[μm]により、
安全率はs=35/15=2.333・・・=2.5となる。
中空糸が実際に使用される環境としては外圧1.5MPa程度なので条件を外圧1.5MPaにし、上記で求めた安全率を適用し安全率を適用した厚みを予想する。(11)式において外圧po=1.5MPaのみを変更し同様に計算すると理論内半径a=52.5[μm]となり厚みt´=55-52.5=2.5[μm]になる。安全率を考慮してt=s・t´=2.5×2.5=62.5[μm]である。(外半径基準)
これらを元に、安全率を考慮した厚みの内直径との関係は次のようになる。
t=0.048di+0.98×10-6・・・・・(13)
また、厚みは
do−di=2t・・・・・・・(14)
であるので、(13)式から
di=(do−1.96×10-6)/1.096・・・(15)
と変形でき、(15)式より外直径と内直径の関係が出る。図22にその結果を示す。
(2)システム効率の計算
ここでは中空糸型正浸透膜単体ではなく図23に示す正浸透圧発電システムの全体についての効率を考える。図23における各符号の意味を〔数14〕に示す。また、システム効率の計算を〔数15〕及び〔数16〕に示す。なお、〔数15〕の動力回収装置は図23の符号の「PX」のことである。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
この(16)式の全体効率ηallは、出力エネルギーから消費エネルギーを差し引いて得られた正味エネルギーを、消費エネルギーで割ったものである。出力エネルギーは正浸透圧発電において発電により生じたエネルギーである。消費エネルギーは正浸透圧発電において発電をするために費やされたエネルギーである。
(3)中空糸内径変化におけるエレメント浸透量変化の理論計算
図24に中空糸1本当たりでの長さの変化における浸透流量を示す。ここで (a)は中空糸の途中で全て浸透してしまう場合。(b)は中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)である。
中空糸の長さを亅mとした場合に亅mに達するまでに浸透してしまう場合,図24(a)と中空糸の全てを使って浸透する場合,図24(b)の2ケースを考える。
図24(a)の中空糸の途中で全て浸透してしまう場合について、図25を参照しながら〔数17〕〜〔数19〕にその理論計算内容を示す。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
図24(b)の中空糸全てで浸透した場合(戻り水あり)について、〔数20〕にその理論計算内容を示す。
Figure 0005514909
(4)最適の中空糸型正浸透膜のパラメータ条件
前記(1)〜(3)の結果を利用し中空糸型正浸透膜の最適条件を求める。
ユニット内効率k=Pt/Ps=0.95
動力回収装置の効率ηx=Pp/Ps=0.9
動力回収装置の流量率h=Qp/Qs=0.9
海水側ポンプ効率ηs=0.85
真水側ポンプ効率ηw=0.85
タービンポンプ効率ηt=0.85
とする。
図27に図示するように、多数の中空糸1の束を内径が9インチと10インチの円筒体2の内部に隙間なく挿入して求める。また、このときの9インチと10インチの各条件を次の〔表13〕〔表14〕に示す。そして〔表13〕〔表14〕の条件下において前記(16)式の中空糸長さ亅と単位面積当たりの浸透量Jを変化させて、全体効率ηallを求める。なお、中空糸1の膜エレメントとしては東洋紡績株式会社製のHD10155EIを使用した。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
9インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallを〔表15〕〜〔表18〕と図28〜図31に示す。前述したように、この全体効率ηallは、正浸透圧発電において発電により生じた出力エネルギーから、発電をするために費やされた消費エネルギーを差し引いて得られた純粋の正味エネルギーを、消費エネルギーで割ったものである。例えば、全体効率ηallが3倍とは、純粋の正味エネルギーが消費エネルギーの3倍という意味である。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
9インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallのうち、図28〜図31において各線の最高値をとる中空糸の内径diとそのときの長さ亅の比(di/亅)を取り、有効な数字のみを〔表19〕に表す。
Figure 0005514909
また10インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallを〔表20〕〜〔表23〕と図32〜図35に示す。
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
Figure 0005514909
10インチの円筒体に中空糸の束を挿入して得られたときの全体効率ηallのうち、図32〜図35において各線の最高値をとる中空糸の内径diとそのときの長さ亅の比(di/亅)を取り、有効な数字のみを〔表24〕に表す。
Figure 0005514909
表19、表24より
中空糸の内径dを50μから200μまで変化させ、長さを0.5mから2mまで変化させ、浸透水量JをJ0=1.713×10-7m/s(at3MPa)を基準にその1倍から3倍まで変化させて、最適内径(効率最大)がある一定の値に収まる関係式は、次の〔数11〕ようになる。
ただし、内径dはμm、長さLはmを取る。d=50〜200μm。L =0.5〜2m。
J=1.7×10-7〜5.1×10-7m/s。
Figure 0005514909
図36は、〔数11〕の長さLを指定範囲のごとくL=0.5〜2mとしたときのパラメータ値d/(L0.75・J0.5)を示しており、範囲内に収まっていることを示している。

Claims (2)

  1. 濃縮海水に中空糸の浸透膜を介してこれよりも濃度の薄い海水又は淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで濃縮海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電において使用される中空糸の浸透膜の内径dと長さLの最適条件の関係式を、d=50〜200μm、L=0.5〜2m、浸透水量J=3.42×10−7〜6.84×10−7m/秒の範囲で、次の数1
    Figure 0005514909
    としたことを特徴とする中空糸型正浸透膜。
  2. 非濃縮の海水に中空糸の浸透膜を介して淡水などの希釈水を浸透させ、その正浸透圧エネルギーで海水側の流量を増加させ、増加した流量で発電する正浸透圧発電において使用される中空糸の浸透膜の内径dと長さLの最適条件の関係式を、d=50〜200μm、L=0.5〜2m、浸透水量J=1.7×10−7〜5.1×10−7m/秒の範囲で、次の数11
    Figure 0005514909
    としたことを特徴とする中空糸型正浸透膜。
JP2012522591A 2010-06-28 2011-06-24 中空糸型正浸透膜 Active JP5514909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012522591A JP5514909B2 (ja) 2010-06-28 2011-06-24 中空糸型正浸透膜

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010146956 2010-06-28
JP2010146956 2010-06-28
JP2012522591A JP5514909B2 (ja) 2010-06-28 2011-06-24 中空糸型正浸透膜
PCT/JP2011/064502 WO2012002263A1 (ja) 2010-06-28 2011-06-24 中空糸型正浸透膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012002263A1 JPWO2012002263A1 (ja) 2013-08-22
JP5514909B2 true JP5514909B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=45401980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012522591A Active JP5514909B2 (ja) 2010-06-28 2011-06-24 中空糸型正浸透膜

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130037479A1 (ja)
EP (1) EP2586518A4 (ja)
JP (1) JP5514909B2 (ja)
AU (1) AU2011271943B2 (ja)
IL (1) IL222741A (ja)
WO (1) WO2012002263A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5418739B1 (ja) 2012-02-09 2014-02-19 東洋紡株式会社 中空糸型半透膜及びその製造方法及びモジュール及び水処理方法
DK2818228T3 (da) * 2012-02-24 2020-09-07 Toyo Boseki Hulfibertype cellulosetriacetat-semipermeabel membran, fremgangsmåde til fremstilling af samme, modul og vandbehandlingsfremgangsmåde
JP6192336B2 (ja) * 2013-04-02 2017-09-06 協和機電工業株式会社 塩水淡水装置
CN103172189A (zh) * 2013-04-09 2013-06-26 中国科学院化学研究所 一种利用渗透能发电的装置
EP3061519B1 (en) 2013-10-21 2021-04-21 Toyobo Co., Ltd. Hollow-fiber membrane element and membrane module for forward osmosis
CN106659978B (zh) 2014-08-21 2020-07-03 旭化成株式会社 复合中空纤维膜组件及其制造方法
JP7175636B2 (ja) * 2018-06-01 2022-11-21 オルガノ株式会社 スクラバ排水の浄化装置及び方法並びに塩分濃度差発電システム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3707231A (en) * 1971-01-25 1972-12-26 Puredesal Inc Two-stage fluid treatment system
JPS5853684A (ja) * 1981-09-28 1983-03-30 Kajima Corp 浸透圧を利用した発電方法
US4668399A (en) * 1982-02-16 1987-05-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Hollow fiber plasmapheresis process
JPS6258063A (ja) * 1985-09-06 1987-03-13 Agency Of Ind Science & Technol 濃度差発電用浸透装置
JPH01123605A (ja) * 1987-11-06 1989-05-16 Nkk Corp 逆浸透膜を用いた塩水淡水化設備のエネルギー回収方法
EP0882493A3 (en) * 1994-06-22 1999-06-30 Fls Miljo A/S Mass transfer method
NO314575B1 (no) * 2000-08-04 2003-04-14 Statkraft Sf Semipermeabel membran og fremgangsmate for tilveiebringelse av elektrisk kraft samt en anordning
JP4166464B2 (ja) * 2001-12-10 2008-10-15 国立大学法人東京工業大学 海水淡水化装置付き浸透圧発電システム
JP2003290632A (ja) * 2002-04-03 2003-10-14 Toyobo Co Ltd 中空糸膜モジュール
JP2010027213A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujimura Denshino Gijutsu Kenkyusho:Kk 塩分濃度差発電システム

Also Published As

Publication number Publication date
AU2011271943A9 (en) 2013-07-11
WO2012002263A1 (ja) 2012-01-05
JPWO2012002263A1 (ja) 2013-08-22
US20130037479A1 (en) 2013-02-14
AU2011271943B2 (en) 2013-09-05
EP2586518A4 (en) 2014-04-23
IL222741A (en) 2016-04-21
EP2586518A1 (en) 2013-05-01
AU2011271943A1 (en) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5514909B2 (ja) 中空糸型正浸透膜
Loeb Energy production at the Dead Sea by pressure-retarded osmosis: challenge or chimera?
Attarde et al. Modeling of a forward osmosis and a pressure-retarded osmosis spiral wound module using the Spiegler-Kedem model and experimental validation
Altaee et al. Pressure retarded osmosis process for power generation: Feasibility, energy balance and controlling parameters
Wang et al. Gross vs. net energy: Towards a rational framework for assessing the practical viability of pressure retarded osmosis
NO314575B1 (no) Semipermeabel membran og fremgangsmate for tilveiebringelse av elektrisk kraft samt en anordning
JP2013013888A5 (ja)
CN103172189A (zh) 一种利用渗透能发电的装置
He et al. Modelling of osmotic energy from natural salt gradients due to pressure retarded osmosis: Effects of detrimental factors and flow schemes
Ylänen et al. Determining optimal operating pressure for AaltoRO–A novel wave powered desalination system
Touati et al. Pressure retarded osmosis as renewable energy source
Tanioka Preface to the special issue on “pressure retarded osmosis in megaton water system project”
KR101348235B1 (ko) 삼투압 측정 장치 및 이를 이용한 삼투압 측정방법
CA2898084C (en) Apparatus and methods for harnessing osmotic potential and methods of making and using same
Yaseen et al. Renewable energy by closed-loop pressure retarded osmosis using hollow fiber module
Banchik et al. Thermodynamic analysis of a reverse osmosis desalination system using forward osmosis for energy recovery
Jeon et al. Development of thin-film composite PRO membranes with high power density
Tran et al. Performance analysis for pressure retarded osmosis: Experimentation with high pressure difference and varying flow rate, considering exposed membrane area
JPS58122084A (ja) 海水脱塩造水方法
Stover et al. Reverse osmosis and osmotic power generation with isobaric energy recovery
Salinas-Rodríguez et al. Basic principles of reverse osmosis
Wei et al. True batch reverse osmosis prototype: model validation and energy savings
Efraty Closed circuit PRO series no 2: performance projections for PRO membranes based on actual/ideal flux ratio of forward osmosis
Fujiwara et al. The analysis and design of a both open ended hollow fiber type RO module
Yaseen et al. Mathematical Modeling of a Hollow Fiber Module Used in Pressure-Retarded Osmosis Process

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5514909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250