JPS6258063A - 濃度差発電用浸透装置 - Google Patents

濃度差発電用浸透装置

Info

Publication number
JPS6258063A
JPS6258063A JP60196906A JP19690685A JPS6258063A JP S6258063 A JPS6258063 A JP S6258063A JP 60196906 A JP60196906 A JP 60196906A JP 19690685 A JP19690685 A JP 19690685A JP S6258063 A JPS6258063 A JP S6258063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semipermeable membrane
water channel
hollow fiber
hollow
partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60196906A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0530996B2 (ja
Inventor
Takeo Honda
武夫 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP60196906A priority Critical patent/JPS6258063A/ja
Publication of JPS6258063A publication Critical patent/JPS6258063A/ja
Publication of JPH0530996B2 publication Critical patent/JPH0530996B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、海水などの高濃度溶液と、河川水や溶媒な
どの低濃度溶液との間に存在する濃度差エネルギーを、
半透膜による浸透現象を利用して)械的エネルギーに変
換して発電を行う浸透圧制−11゜ □、哩濃度差発電における濃度差発電用浸透装置9関−
する。
されている、第3図は米国特許第390f1250号に
開示されている方式の浸透圧利用濃度差発電の系統図を
示す、この方式では、地上に設置された浸透装置1内の
半透膜2で区別された2室のうち、半透膜外側水路3に
は、海水などの高濃度溶液5を高圧ポンプ7により浸透
圧以下の圧力で供給する。同時に、浸透装置lの半透膜
内側水路9には、河川水や溶媒などの低濃度溶液11を
低圧ポンプ13により供給して、半透膜2を通じて図の
矢印14方向に浸透を行わせ、残りは排出する。
このとき、その浸透が半透膜外側水路の圧力に抗して行
われるので、濃度差エネルギーを機械的エネルギーに変
換したことになる。すなわち、半透膜外側水路3の排出
溶液は加圧供給溶液に浸透:第4図はM、Rea!i氏
が[Energy、6,277(1981)]る、この
方式では、浸透装置1を浸透圧以下の周囲水圧となる海
底18に設置し、浸透装置1内の半透膜外側水路3に周
囲海水5を低圧ポンプ13で供給する。浸透装置1内の
半透膜内側水路9の圧力が矢印14の浸透によって大気
圧程度(圧力を定常に保つため大気開放とする方式もあ
る。)に減少したところに、陸上から河川水11を導管
19を通じて補給する。その時の河川水11の落差を利
用してタービン15を回転させ、この回転を発電機17
により電力に変換する。また、半透膜内側水路Sの一部
の溶液(残液)は高圧ポンプ7により海中に排出される
ここで、説明の便宜上、第3図に示した方式を陸上方式
(A)、第4図に示した方式を海中方式−(B)と称す
ることとする。
=11 s14j!i械効率MEは正味出力(発電機17の出力
からボ:′っ・司ブ7,13の動力を差引いた値)を理
想出力で除しここで、ηHは高圧ポンプ7の効率であり
、そのポンプの全揚程をPH十氷水路圧力損失(ΔPO
またはΔPi)とする、ηしは低圧ポンプ13の効率で
あり、そのポンプの全揚程をPt、 (ΔPiまたはΔ
POと同じ)とする。ηTはタービン15の効率、PH
は落差、η0は発電機17の効率、Vsは高濃度失であ
る。
、半透膜外側水路3と半透膜内側水路9の平均圧力差を
上述の両方式(A)、(B)ともほぼP)lとみな□□
111□□ せるので、理想出力はPH・ΔVとなる。
今、ηH=0.8.ηし=0.8.  η7 =0.8
4゜7Jc =0.95.ΔPo=ΔPi、 (PH+
ΔPo) /PH=1.02.ΔPO/PH−0,02
,VU /ΔV=0.5と仮定すると、上式(1)およ
び(2)は次式(3)、(4)となる。
ME(海中) −0,5595−0,025−Vs/ 
A V(但し、 pL =ΔPo)  ・・・(4)(
、要がある。
:2( ,2,また、半透膜内側水路9の溶液は、溶媒11の半
・1′□ る。
ところで、鵜飼比らの[燃料及燃焼、 47(11)。
ees(xsso) 、1での論文によれば、逆浸透装
置の半透膜として中空繊維状半透膜を使用すると、容積
当りの透水量が大きくなり、装置全体が小型化できると
指摘されている。さらに、その場合は表面流速が低くて
も表面更新は理想状態に近くなり、必要膜面流速を低く
おさえることができると指摘されている。従って、この
指摘によれば、高濃度溶液供給流量Vs対浸透流量ΔV
の比Vs/ΔVをできるだけ小さくすることが要求され
る浸透圧利用濃度差発電においては、中空繊維状半透膜
が浸透図および第6図に基づいて説明する。本図に示子
ように、多数の中空繊維状半透膜21を多孔芯管23の
周囲に配列積層して、それらの両端を接着層25、25
’ で接着固定する0図の左端側の接着層25は多孔芯
管23のみをその端部に開口させ1図の右端側の接着層
25′ は中空繊維状半透膜21のみをその端面に開口
させる。このようにして、半透膜外側水路3と半透膜内
側水路9とに区画した中空繊維エレメント27を、内部
コネクタ28と集水スペーサ31および端板33.33
’  とを介して円筒容器35内に密封固定する。
この逆浸透分離装置では、高濃度溶液は、図の左側の端
板33の半透膜外側水路人口37から浸透圧以上の圧力
で供給され、内部コネクタ28を通って多孔芯管23で
分配され、中空Fa雌状半透膜21の各繊維の外側をく
ぐり抜けるように半径方向に流れ′・1 繊維群の外層部に達した残りの高濃度溶液は、図浸透分
離された溶媒は、図の右端の開口から流出し、集水スペ
ーサ31に集められ、端板33′ に設けられた半透膜
内側水路出口41から外部へ排出される。
↓ い、このため、浸透圧利用濃度差発電にこの逆浸透分離
装置をそのまま使用することは難しい。
また、半透膜外側水路3でVs/ΔVを小さくすると、
半透膜21の表面での流速が低下して、表面更新が悪く
なり、浸透水による濃度の低い領域の増大、すなわち濃
度分極の増大や、流れの片寄りが生じる。このため、溶
媒を浸透させる推進力とったところ、浸透流量ΔVが急
速に減少したことを報告している[Symp、 on 
 Membranes andMembrane Pr
ocesses、 Peruguia、1982 ] 
*上述したように、この原因は半透膜内側水路9の出口
が1ケ所あるだけで入口がないために、溶質濃度の上昇
が抑制できなかったためと考えられる。さらに、Vs/
ΔVも3〜IOと比較的小さかったので、半透膜外側水
路3の濃度分極や流れの片寄りも多少発達していたもの
と思われる・ [発明が解決しようとする問題点] そこで、中空繊維型浸透装置の半透膜内側水路に出口と
入口とを°共に設けた従来例を第7図および第8図を参
照して説明する。第7図の侵透装置は、S、Loeb氏
らが[J、  Mel!1brane  Sci、 1
゜249(197G) ]に発表したものである。この
装置で=− は:中空繊維状半透膜21の束がT字型継手管43内を
通り抜けて円筒容器35に入り、右端のエンドキ内側水
路出入口41,4?を具えた補強筒48に接続される。
補強筒48と中空繊維状半透膜21とは、1字容器35
と中空繊維状半透膜21の間の半透膜外側水路3を、半
透膜21内から浸み出た浸透水を集めながら流れて、エ
ンドキャップ45に開口した半透膜外側水路出口39か
ら排出される。
だが、この浸透装置では半透膜の特性を調べるために、
濃度分極によって浸透流量が低下しないように高濃度溶
液を大量に流している。このため、Vs/ΔVが40程
度にもなり、実用的ではなコ い:・ ;第8図の浸透装置は、木発明者が「昭和60年電゛・
1 気学会全国大会講演論文集、 [11] No、118
1]において発表したものであり、上述の第5図の逆浸
透分離装置を改良したものである。第8図に示すよ5−
に、中空繊維状半透膜21は多孔芯管23に交差配列で
積層され、その半透膜21の両端が接着層25゜25′
 により固定されて・いる0図左端の接着層25の中央
貫通孔には多孔芯管23が開口し、その接着層25の外
端部周囲には中空Fa維状状半透膜1が開口している。
さらに接着層25の外周部には円筒容器35との密封を
行うシール51が配設されている。多孔芯管23の開口
部は、内部コネクタ29の貫通孔を介して端板33の半
透膜外側水路入口37と接続されている。
半透膜21内の半透膜内側水路8は、中空1!維状半透
膜21の開口を通って円環状の集水スペーサ31を抜け
、端板33に設けた半透膜内側水路出口41に接続され
る。また、図の右端の接着層25′では、状半透膜21
の各m雄の間をくぐり抜【するように半径方向に流れる
。この間に半透膜内側水路9から浸み出た浸透水を集め
た高濃度溶液は、中空繊維エレメント27の外周部側の
半透膜外側水路3に出て、内部コネクタ29′ の外周
の環状間隙を通って、図の右端の半透膜外側水路出口3
9へ排出される。
このように、従来の逆浸透分離装置やそれに近この発明
は、上述の問題点に鑑み、浸透装置の半透膜外側水路に
おいて濃度分極や流れの片寄りを大きくせずに高濃度溶
液供給流量Vs対浸透流量ΔVの比Vs/ΔVを小さく
して、半透膜の性能を充分に活用し、これにより浸透圧
利用濃度差発電の効率を高くし、さらには取扱を容易に
した中空繊維型の濃度差発電用浸透装置を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するため、この発明は、多孔芯管の周囲
に中空繊維状の半透膜を配列積層して該半透膜の両端を
接着固定し、これにより半透膜外側水路と半透膜内側水
路とを区分した中空繊維エレメントと、中空Fa維エレ
メントを密封固定した円筒容器と、中空繊維エレメント
の半透膜外側水路に配設して半透膜外側水路を偶数に区
画する仕′−1部とを具備したことを特徴とする。
[作用] −この発明では、中空繊維型浸透装置の中空繊維台を少
なくし、浸透圧利用濃度差発電の効率を高める。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
■、実施例の構成 第1図はこの発明の中空繊維型温1度差発電用浸透装誼
の実施例の構成を示す、ここで、53と55はそれぞれ
円筒容器35内に半径方向に立って配設した、半透膜外
側水路仕切用仕切部であり、一方のAタイプの仕切部5
3は多孔芯管23を塞ぐ栓57と、せする。
1また、円筒容器35の両端に固定した端板33゜33
″ には、半透膜外側水路3の出入口37.39をその
中心部に開口し、半透膜内側水路9の出入口41 、4
7をその周辺部に開口する。この円筒容器35と端板3
3 、33’ とで囲まれた空間には、内部コネクタ2
9.29’  と集水スペーサ31.31’  とによ
って中空繊維エレメント27を保持させる。
中空ti&mエレメント27を構成する高濃度溶液集配
水用多孔芯管23の外側周囲に、中空繊維状半透膜21
を多数配列積層し、その両端を接着層25゜25′ に
より接着固定する。このとき、中空gi維状状半透膜1
の配列としては、多孔芯管23の軸方向に平行に束ねる
か、あるいは互いに交差するように巻きつけるかのいず
れを採用してもよい。
半透膜21の両端の接着層25.25’ には、その中
央に多孔芯管23を貫通させ、その外端面周囲に中輌=
− 空′繊維状半透膜21の内側水路9を開口させ、その外
・周部に円筒容器35に対する密封用シール51を設・
する、集水ス・ペーサ31.31’は中空繊維状半透膜
21の開口部を通る多数の半透膜内側水路9をまとめて
端板33 、33’ の半透膜内側水路出入口41.4
7に接続する0、 中空繊維エレメント27には、両端の接着層25゜25
′ とは別に、上述のように半透膜外側水路3のみを区
分するA仕切部53と、B仕切部55とが形成されてい
る。A仕切部53は多孔芯管23の内側を密′閉する栓
57を有し、B仕切部55は円筒容器35の内壁と接着
層81との間を密閉するシール58とを有する。このよ
うな、A、82種の仕切部53.55をA仕切部53か
ら順次交互に繰返して配設し最後にA仕切部53を配設
して、軸方向に半透膜外側水路3を偶数に多段分割する
部j3.s5の配設位置で、適当に粘度を調整したエポ
キシ系接着剤を塗布含浸した糸または紐により順次中空
繊維状半透膜21を接着固定しつつ円筒容器35の内径
付近まで形成し、これにより仕切部接着層61を得る6
次に、B仕切部55となる仕切部接以上のように構成し
た本例の中空H&維梨型浸透装置は、その両端面に高濃
度溶液や低濃度溶液の供給排出口37,39,41.4
7があり、複数装置の並列設置が容易で高密度実装が可
能となる他に、次のような特徴を有する。
■ 図の左側の端板33の半透膜外側水路入口37に浸
透圧以下の圧力で供給された高濃度溶液は、内部コネク
タ28を通り、1段目の多孔芯管23で配分−くれ、中
空m雄状半透膜21の外側をくぐり抜けな=、・ I −示!ら浸透水を集め、半径方向外向きに流れて仕切部
接着層61の外周部に達する0次に、高濃度溶液以後、
高濃度溶液は同じ流れパターンを順次繰返しつつ各段を
順次流れ、最終段の多孔芯管23から内部コネクタ28
′ を通って端板33′ の半透膜外側水路出口38に
達する。
仕切板53.55により水路3の流路幅が実質的に縮ま
るので、各段の半透膜外側水路3の高濃度溶液の流速は
、浸透水による流量の増加がないと仮定しても、仕切部
53.55がない場合の段数倍以上に早くなる。すなわ
ち、同じ流速は、仕切部53.55がない場合より少な
い高濃度溶液供給流量で得られる。さらに各段毎にある
外周部のスペースや多孔芯管23の内側スペースにおい
て濃度分極や流れの片寄りによって生じた濃度の非一様
性が混合されて一様になることも相乗して、濃度差エネ
ルに供給された低濃度溶液は、集水スペーサ31′ を
通って、中空111mエレメント27の端面に開口した
多数の中空繊維状半透膜21の内側水路S内に分配され
、外側水路3にその溶媒を浸透させながら流れる。浸透
できなかった溶質や中空繊維状半透膜21の不完全性に
よって半透膜外側水路3から拡散リーク(漏出)して来
た溶質によって濃度が上昇した内側水路9の溶液は、半
透膜21の端面の開口部を経て集水スペーサ31で集め
られ、端板33の半透膜内側水路出口41から排出され
る。
この排出によって、半透膜内側水路9の濃度上昇が抑制
され、溶媒を浸透させる推進力としての有効差圧の低下
が防止できるので、浸透流量を一定に保ち、浸透圧利用
濃度差発電の連続運転を可能にすることができる。
■ 本例の浸透装置に使用する中空FIUH状半透膜2
1としては、中空繊維エレメント27の容積当りの一−
−−―−― ・浸透量が大きいこと、すなわち中空繊維充填密度1が
同じなら、中空繊維状半透膜21の溶媒透過係数らなる
非対称構造の場合には、その支持層内の濃度分極を少な
くするために、支持層の溶質透過係数の大きいことが必
要となる。
■ 本例の浸透装置の仕切部53.55による水路3の
分割数と、中空繊維状半透膜21および円筒容器35と
の関係は次のように考えられる。すなわち、高濃度溶液
や低濃度溶液が決まれば、利用可能流量や作動圧力が決
まる。また、円筒容器35と端板33 、33’ の厚
さが決まれば、中空繊維エレメント27の限界寸法が決
まる。中空繊維状半透膜21の種類を定めれば、その充
填率や必要膜面流速が決ま関:係は次のようである。中
空繊維エレメント27の番 外径が大きくなると、最外層の流路断面積はその外径に
比例して大きくなる。また、中空amエレメント27の
体積は、その外径の2乗に比例して増加するので、充填
率が一定なら膜面積もほぼ外径の2乗に比例して増加し
、浸透量も同様に増える。
したがって、’Js/ΔVを一定とすると、高濃度溶液
供給流量も外径の2乗に比例して増やすことになり、結
局のところ最外層の流速はほぼ外径に比例して増加する
ことになる 。
また、中空繊維エレメント27の外側水路3で膜面流速
が一番遅くなる場所は、一段目の最外層にあることが計
算によ、り求まるので、以下では、この場所の膜面流速
を最低膜面流速と称することとする。
つぎに、中空繊維エレメント27内の最低膜面流〒〒1 速゛が同じときに、同程度のVs/ΔVの性能が得ら、
れ・るものとして、仕切部53.55による分割数の池
数、以下同様)になったとして、半透膜21の溶媒透過
係数Aを半透膜繊維外径dで除した値A/dがN倍であ
る中空繊維状半透膜21を選ぶか、または中空繊維エレ
メント27の外径と最外層膜面流速とがほぼ比例するこ
とから、円筒容器35の内径がN倍程度のものを選ぶこ
とによって、分割数変更前と同程度のVs/ΔV性能を
得ることができる。
また、上述と同じ条件のもとで中空FIJM状半透膜2
1の種類を変えたときには、A/dが変わらなければ、
同じ分割数で同じ性能が得られるが、A/dが大きくな
るときは膜面流速が増して性能が良くなる。すなわちV
s/ΔVが小さくなる傾向にある。同じ性能とするには
、分割数を少なくした呂 空繊維状半透膜21を使用するときは、分割数を増すよ
り、円筒容器の内径を大きくする方が、容積効率が悪く
ならず、効果的である。
■ この他、構造に関するパラメーターとして、仕切部
53.55による分割間隔と円筒容器35の長さがある
。この分割間隔は、高儂度溶液の流量の変化に合わせて
、各区画の流速が同程度になるように区画毎に変えても
良いが、等間隔の場合には対称構造となり、半透膜外側
内側の各水路3.9において左右出入口の区別がなく、
製造や使用に際しての取扱が容易になる。
また、円筒容器35の軸方向長さは、流速にはほとんど
関係せず、分割間隔や圧力損失および容積効率に関係す
る。同じ分割数のときには、円筒容器35が長いほど接
着層61などの占める割合が相対的に減って容積効率が
良くなる。しかし、半透膜内側水路9の圧力損失や遣度
上昇はその水路の長−」1 さに直接関係するので、取扱いの容易性も考慮して円筒
容器35は適切な長さが決められる。
ある、この構造で、中空繊維状半透膜21として東洋紡
績のHFx−1(外径225舊m、浸透量210 fL
orm2day )を用イテ、交差配列に21層した外
径10cm、有効膜面積10112の中空繊維エレメン
ト27を、FRP(m維強化プラスチック)製円筒容器
35に密封固定し、3,5wt%食塩水とイオン交換水
を供給して実験を行った。
− 、その結果、この浸透装置において陸上方式で計算
した正味出力が最大となるのは、有効差圧+1atmに
おいて食塩水供給流量対浸透流量の比Vs/ΔVが約1
.1のときであった。しかも、この特性は連続して(1
0時間〜30時間)安定に得られた。このとき、陸上方
式の機械効率は0.2358となの□中央に1ケ所配設
した2分割型浸透装置である。この構造で、前記実験例
と同程度以上の性能−を得ようとすると、次のようにな
る。前記実験例の4分割型浸透装置の一区画の幅と仕切
部接着層61の幅との比を7対4とすると、同じ円筒容
器35および同じ中空繊維状半透膜21で2分割の浸透
装置を作れば、4分割と比較して膜面積は1.28倍に
なり浸透流量も同様に増える。今、Vs/ΔV−t、 
tとなったとすると、一段目外周流量は1.51層倍に
増える。しかし、流路断面積も2.57倍になるので最
低膜面流速は1.69分の1になる。このため、第2図
の実施例では前実施例に比べてA/dが1.69倍以上
の中空繊維状半透膜21を選ぶか、円筒容器35の内径
が1.69倍程度のものを選ぶ必要がある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は中空繊維型浸透装置の
中空繊維エレメントの半透膜外側水路になるので、発電
プラントとして多数個を並列に設置することが容易とな
り、実装密度が向上でき、設置面積を少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および82図はそれぞれ本発明の実施例の構成を
示す断面図、 第3図および第4図はそれぞれ浸透圧利用濠度差発電の
構成を示す系統図、 第5図は従来の中空繊維型逆浸透分離装置の構成〒上す
断面図、 第7図は従来の他の浸透装置の構成を示す正面図、 第8図は従来のさらに他の浸透装置の構成を示す断面図
である。 3・・・半透膜外側水路、 9・・・半透膜内側水路、 21・・・中空繊維状半透膜、 23・・・多孔芯管、 25、25’・・・接着層、 27・・・中空繊維エレメント、 29、29’ ・・・内部コネクタ、 31、31’・・・集水スペーサ、 33、33’・・・端板、 35・・・円筒容器、 37・・・半透膜外側水路入口、 T139・・・半透膜外側水路出口、 59・・・シール、 61・・・仕切部接着層。 Vs・・・高濃度溶液供給量、 ΔV・・・浸透流量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a)多孔芯管の周囲に中空繊維状の半透膜を配列積層し
    て該半透膜の両端を接着固定し、これにより半透膜外側
    水路と半透膜内側水路とを区分した中空繊維エレメント
    と、 b)該中空繊維エレメントを密封固定した円筒容器と、 c)前記中空繊維エレメントの前記半透膜外側水路に配
    設して前記半透膜外側水路を偶数に区画する仕切部とを
    具備したことを特徴とする濃度差発電用浸透装置。 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記円筒容
    器の端部には、前記半透膜外側水路と前記半透膜内側水
    路の出入口が開口していることを特徴とする濃度差発電
    用浸透装置。
JP60196906A 1985-09-06 1985-09-06 濃度差発電用浸透装置 Granted JPS6258063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60196906A JPS6258063A (ja) 1985-09-06 1985-09-06 濃度差発電用浸透装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60196906A JPS6258063A (ja) 1985-09-06 1985-09-06 濃度差発電用浸透装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6258063A true JPS6258063A (ja) 1987-03-13
JPH0530996B2 JPH0530996B2 (ja) 1993-05-11

Family

ID=16365613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60196906A Granted JPS6258063A (ja) 1985-09-06 1985-09-06 濃度差発電用浸透装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6258063A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505764A (ja) * 2000-08-04 2004-02-26 スタットクラフト エスエフ 半透膜、電力を供給する方法及び装置
JP2006231289A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Toyobo Co Ltd 中空糸膜モジュ−ルのリーク検出方法およびリ−ク検出装置
JP2010036122A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daicen Membrane Systems Ltd 中空糸型膜モジュール
WO2012002263A1 (ja) * 2010-06-28 2012-01-05 協和機電工業株式会社 中空糸型正浸透膜
WO2013065293A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 Jfeエンジニアリング株式会社 淡水製造方法および装置
CN103192967A (zh) * 2013-03-25 2013-07-10 上海海事大学 一种潜艇应急驱动装置及使用方法
JP2014226607A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 中空糸膜モジュール
JP2015001209A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 株式会社神鋼環境ソリューション 発電装置及び発電方法
JP2016047523A (ja) * 2010-05-21 2016-04-07 ブロゼル,エイドリアン 自己集合界面活性剤構造
US10259723B2 (en) 2010-05-21 2019-04-16 Znano Llc Self-assembled surfactant structures

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102202A (en) * 1980-12-18 1982-06-25 Toyobo Co Ltd Fluid separator
JPS607905A (ja) * 1983-06-27 1985-01-16 Toyobo Co Ltd 流体分離装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102202A (en) * 1980-12-18 1982-06-25 Toyobo Co Ltd Fluid separator
JPS607905A (ja) * 1983-06-27 1985-01-16 Toyobo Co Ltd 流体分離装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505764A (ja) * 2000-08-04 2004-02-26 スタットクラフト エスエフ 半透膜、電力を供給する方法及び装置
JP2006231289A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Toyobo Co Ltd 中空糸膜モジュ−ルのリーク検出方法およびリ−ク検出装置
JP4538732B2 (ja) * 2005-02-28 2010-09-08 東洋紡績株式会社 中空糸膜モジュ−ルのリーク検出方法およびリ−ク検出装置
JP2010036122A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daicen Membrane Systems Ltd 中空糸型膜モジュール
US10259723B2 (en) 2010-05-21 2019-04-16 Znano Llc Self-assembled surfactant structures
US11401179B2 (en) 2010-05-21 2022-08-02 Diamond Gold Investors, Llc Self-assembled surfactant structures
US10589231B2 (en) 2010-05-21 2020-03-17 Znano Llc Self-assembled surfactant structures
JP2016047523A (ja) * 2010-05-21 2016-04-07 ブロゼル,エイドリアン 自己集合界面活性剤構造
WO2012002263A1 (ja) * 2010-06-28 2012-01-05 協和機電工業株式会社 中空糸型正浸透膜
AU2011271943B2 (en) * 2010-06-28 2013-09-05 Kyowakiden Industry Co., Ltd. Hollow fiber forward osmosis membrane
WO2013065293A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 Jfeエンジニアリング株式会社 淡水製造方法および装置
CN103192967A (zh) * 2013-03-25 2013-07-10 上海海事大学 一种潜艇应急驱动装置及使用方法
JP2014226607A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 中空糸膜モジュール
JP2015001209A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 株式会社神鋼環境ソリューション 発電装置及び発電方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0530996B2 (ja) 1993-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Loeb Production of energy from concentrated brines by pressure-retarded osmosis: I. Preliminary technical and economic correlations
US4613436A (en) Membrane assembly for fluid separations-disk
JP5422809B2 (ja) 半透膜、電力を供給する方法及び装置
US4451369A (en) Fluid separation apparatus
KR940004620B1 (ko) 유공섬유 다중막 셀 및 여과기
EP1742724B1 (en) Filtration apparatus with pressure vessels for holding cylindrical filtration cartridges
US5137631A (en) Multiple bundle permeator
US4207192A (en) Hollow filament separatory module and method of fabrication
US5160042A (en) Double ended hollow fiber bundle and fluids separation apparatus
JPS6258063A (ja) 濃度差発電用浸透装置
BRPI0807930A2 (pt) Sistemas de filtração, de tratamento de água, de passagem dupla para a dessalinização da água e métodos de tratamento de água, de fabrico de módulo de tratamento de água e de transporte de água
JPH0558769B2 (ja)
US20150157983A1 (en) Methods of Making a Hollow Fiber Membrane Element Adapted for use in Water Treatment and Osmotic Processes
JP2012520750A (ja) フォワード浸透用の螺旋状に巻かれたメンブレインモジュール
WO1998023361A1 (en) Apparatus and method for reverse osmosis desalination
JPH05504298A (ja) 供給および浸透物/掃引流体の流れ制御をもつ螺旋巻きの膜分離装置
CN103167902A (zh) 膜分离模块
CN103180033A (zh) 多叶反渗透元件
KR20200008282A (ko) 원통형 역전기투석 발전장치
ES2250046T3 (es) Dispositivo para la filtracion y separacion de fluidos, en especial biologico-organicos.
US11000808B2 (en) Sheet-shaped hollow fiber membrane module and membrane separation unit
WO2018035382A1 (en) Plate-and-frame fluid separation module and assembly, and process for using the same
CA2898084C (en) Apparatus and methods for harnessing osmotic potential and methods of making and using same
US20220340453A1 (en) Double-acting piston batch reverse osmosis desalination assembly and method
JPS621405A (ja) 流体分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term