JP5512842B2 - スライドファスナー - Google Patents
スライドファスナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP5512842B2 JP5512842B2 JP2013026582A JP2013026582A JP5512842B2 JP 5512842 B2 JP5512842 B2 JP 5512842B2 JP 2013026582 A JP2013026582 A JP 2013026582A JP 2013026582 A JP2013026582 A JP 2013026582A JP 5512842 B2 JP5512842 B2 JP 5512842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- fastener
- head
- upper half
- slide fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Description
また、本発明により提供されるスライドファスナーは、基本的な構成として、左右一対のファスナーテープと、同ファスナーテープの対向するテープ側縁部に列設された合成樹脂製の複数のファスナーエレメントとを有し、前記各ファスナーエレメントは、前記ファスナーテープの第1面側に配されるエレメント上半部と、同ファスナーテープの第2面側に配されるエレメント下半部とを備え、前記エレメント上半部は、所定のテープ長さ方向の寸法を有する第1テープ挟持部と、同第1テープ挟持部からテープ外方の前記エレメント下半部の先端に向けて延設され、その先端に向けてテープ長さ方向の寸法が漸減する先細形状の第1頭部とを備え、前記エレメント下半部は、前記第1テープ挟持部との間で前記ファスナーテープを挟持する第2テープ挟持部と、前記第2テープ挟持部からテープ外方に向けて延設され、テープ長さ方向の前後へ括れた形状を有する首部と、前記首部の先端部から延設され、テープ長さ方向の前後へ膨大する第2頭部とを備えたスライドファスナーであって、前記エレメント上半部の前記第1テープ挟持部に、テープ長さ方向の前方及び後方側面間の寸法が上方に向けて漸減するテーパ部が形成され、前記エレメント上半部は、左右の前記ファスナーエレメントが噛合した状態にて、前記ファスナーテープを前記エレメント上半部同士が接近する方向に折り曲げたとき、前記第1頭部と噛合相手側の前記エレメント上半部との干渉により噛合相手側の互いに隣接する前記第2頭部が前記噛合が外れるまで離間することを避けるように、前記第1頭部と噛合相手側の前記エレメント上半部との干渉を回避する干渉回避部を有してなることを最も主要な特徴とするものである。
ーエレメントの第2頭部間の間隔が所定の大きさよりも簡単に大きく拡がってしまう。その結果、左右のエレメント下半部の噛合状態を維持することができずに、左右のファスナーエレメントの噛合が外れてしまうため、所謂チェーン割れと呼ばれる不具合が生じる虞があった。
に確実に回避することができる。
レメント10を噛合させるときに、例えばスライダーのエレメント案内路内で左右のファスナーエレメント10の相対的な高さ位置がずれたとしても、同ファスナーエレメント10の噛合動作を円滑に行うことが可能となる。
スナーエレメント10’を示したように、第1頭部13’にはテーパ部14を設けずに、同第1頭部13’の縦断面形状をその上面の形状に対応させるように、同第1頭部13’の前方側面と後方側面とを切り欠いたように形成することも可能である。これによっても、ファスナーエレメント10’の体裁を金属製のファスナーエレメントのように仕上げて、実施例1のファスナーエレメント10と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例2に係るスライドファスナー、及び、後述する実施例3に係るスライドファスナーは、各ファスナーエレメントのエレメント上半部の形態が前述の実施例1におけるスライドファスナー1と相違すること以外について、実施例1と実質的に同様の構成を有している。従って、本実施例2、及び、後述する実施例3において、前述の実施例1にて説明した部材と同様の部材については、同じ符号を用いて表すことによってその説明を省略することとする。
本実施例3におけるファスナーエレメント40のエレメント上半部41は、第1テープ挟持部42と、先細形状の第1頭部43とを備えており、また、その第1テープ挟持部42と、第1頭部43の第1テープ挟持部42側の一部とには、前記実施例1と同様にテーパ部44が設けられている。更に、同エレメント上半部41には、薄肉開始部45が前記実施例1及び2と同様の位置に設定されており、この薄肉開始部45から第1頭部43の先端側に、薄肉部46が干渉回避部として形成されている。
2 ファスナーテープ
2a 芯部
3 エレメント列
8 間隙
10,10’ ファスナーエレメント
11 エレメント上半部
12 第1テープ挟持部
13,13’ 第1頭部
13a 第1細幅部
13b 第2細幅部
13c 変曲部
14 テーパ部
15 薄肉開始部
16 薄肉部
17 下り傾斜面
18 境界部
18a 段部
21 エレメント下半部
22 第2テープ挟持部
23 首部
24 第2頭部
30 ファスナーエレメント
31 エレメント上半部
32 第1テープ挟持部
33 第1頭部
34 テーパ部
35 薄肉開始部
36 薄肉部
37a 第1下り傾斜面
37b 第2下り傾斜面
40 ファスナーエレメント
41 エレメント上半部
42 第1テープ挟持部
43 第1頭部
44 テーパ部
45 薄肉開始部
46 薄肉部
47 下り傾斜面
48 平坦面
H1 薄肉開始部が配されている位置におけるファスナーエレメントの高さ寸法
H2 第1頭部の先端におけるファスナーエレメントの高さ寸法
L1 ファスナーエレメント全体の長さ寸法
L2 第1頭部の先端から薄肉開始部までのテープ幅方向の寸法
W1 第1及び第2テープ挟持部におけるテープ長さ方向の寸法の最大値
W2 第1テープ挟持部の上面におけるテープ長さ方向の寸法の最大値
W3 第2頭部におけるテープ長さ方向の寸法の最大値
θ1,θ1’ 下り傾斜面の傾斜角度
θ2 テーパ角度
θ3 第1頭部の先端部の内角
Claims (13)
- 左右一対のファスナーテープ(2) と、同ファスナーテープ(2) の対向するテープ側縁部に列設された合成樹脂製の複数のファスナーエレメント(10,30,40)とを有し、前記各ファスナーエレメント(10,30,40)は、前記ファスナーテープ(2) の第1面側に配されるエレメント上半部(11,31,41)と、同ファスナーテープ(2) の第2面側に配されるエレメント下半部(21)とを備え、前記エレメント上半部(11,31,41)は、所定のテープ長さ方向の寸法を有する第1テープ挟持部(12,32,42)と、同第1テープ挟持部(12,32,42)からテープ外方の前記エレメント下半部(21)の先端に向けて延設され、その先端に向けてテープ長さ方向の寸法が漸減する先細形状の第1頭部(13,33,43)とを備え、前記エレメント下半部(21)は、前記第1テープ挟持部(12,32,42)との間で前記ファスナーテープ(2) を挟持する第2テープ挟持部(22)と、前記第2テープ挟持部(22)からテープ外方に向けて延設され、テープ長さ方向の前後へ括れた形状を有する首部(23)と、前記首部(23)の先端部から延設され、テープ長さ方向の前後へ膨大する第2頭部(24)とを備えたスライドファスナー(1) であって、
前記エレメント上半部(11,31,41)の前記第1テープ挟持部(12,32,42)と前記第1頭部(13,33,43)とに、テープ長さ方向の前方及び後方側面間の寸法が上方に向けて漸減するテーパ部(14,34,44)が形成され、
前記エレメント上半部(11,31,41)は、左右の前記ファスナーエレメント(10,30,40)が噛合した状態にて、前記ファスナーテープ(2) を前記エレメント上半部(11,31,41)同士が接近する方向に折り曲げたとき、前記第1頭部(13,33,43)と噛合相手側の前記エレメント上半部(11,31,41)との干渉により噛合相手側の互いに隣接する前記第2頭部(24)が前記噛合が外れるまで離間することを避けるように、前記第1頭部(13,33,43)と噛合相手側の前記エレメント上半部(11,31,41)との干渉を回避する干渉回避部を有してなる、
ことを特徴とするスライドファスナー。 - 前記干渉回避部は、前記エレメント上半部(11,31,41)に設定した薄肉開始部(15,35,45)から前記第1頭部(13,33,43)側に、前記ファスナーエレメント(10,30,40)の上下方向の高さ寸法を前記薄肉開始部(15,35,45)における高さ寸法よりも小さくした薄肉部(16,36,46)を有することにより形成されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記薄肉部(16,36,46)は、前記薄肉開始部(15,35,45)から前記第1頭部(13,33,43)の先端に向けて、前記ファスナーエレメント(10,30,40)の高さ寸法を漸減させるように下り傾斜する下り傾斜面(17,37a,37b,47) を有してなる請求項2記載のスライドファスナー。
- 前記エレメント上半部(11,31,41)における前記薄肉開始部(15,35,45)よりもテープ内方側の上面に対する前記下り傾斜面(17,37a,37b,47) の傾斜角度(θ1) が15°以上90°未満に設定されてなる請求項3記載のスライドファスナー。
- 前記第1頭部(13,33,43)の先端における前記ファスナーエレメント(10,30,40)の高さ寸法(H2)が、前記薄肉開始部(15,35,45)が配されている位置における前記ファスナーエレメント(10,30,40)の高さ寸法(H1)の50%より大きく、80%以下に設定されてなる請求項2記載のスライドファスナー。
- 前記第1頭部(13,33,43)の先端から前記薄肉開始部(15,35,45)までのテープ幅方向の寸法(L2)が、前記ファスナーエレメント(10,30,40)全体の長さ寸法(L1)の45%以上に設定されてなる請求項2記載のスライドファスナー。
- 前記テーパ部(14,34,44)のエレメント上下方向に対するテーパ角度(θ2) が5°以上に設定されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記第1テープ挟持部(12,32,42)の上面におけるテープ長さ方向の寸法の最大値(W2)が、同第1テープ挟持部(12,32,42)におけるテープ長さ方向の寸法の最大値(W1)の70%よりも小さく設定されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記第1頭部(13,33,43)の先端部における内角(θ3) が30°以下に設定されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記第2頭部(24)におけるテープ長さ方向の寸法の最大値(W3)が、前記第2テープ挟持部(22)におけるテープ長さ方向の寸法の最大値(W1)の85%以上95%以下に設定されてなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記第1頭部(13,33,43)は、前記第1テープ挟持部(12,32,42)側に配された第1細幅部(13a) と、前記第1細幅部(13a) から変曲部(13c) を介してエレメント先端側に配された第2細幅部(13b) とを有してなる請求項1記載のスライドファスナー。
- 前記第2細幅部(13b) は、前記第1頭部(13,33,43)の基端部における側縁と同第1頭部(13,33,43)の先端部における側縁とを直線で結んだときに、当該直線よりも内側に凹むように形成されてなる請求項11記載のスライドファスナー。
- 左右一対のファスナーテープ(2) と、同ファスナーテープ(2) の対向するテープ側縁部に列設された合成樹脂製の複数のファスナーエレメント(10,10’,30,40)とを有し、前記各ファスナーエレメント(10,10’,30,40)は、前記ファスナーテープ(2) の第1面側に配されるエレメント上半部(11,31,41)と、同ファスナーテープ(2) の第2面側に配されるエレメント下半部(21)とを備え、前記エレメント上半部(11,31,41)は、所定のテープ長さ方向の寸法を有する第1テープ挟持部(12,32,42)と、同第1テープ挟持部(12,32,42)からテープ外方の前記エレメント下半部(21)の先端に向けて延設され、その先端に向けてテープ長さ方向の寸法が漸減する先細形状の第1頭部(13,13’,33,43)とを備え、前記エレメント下半部(21)は、前記第1テープ挟持部(12,32,42)との間で前記ファスナーテープ(2) を挟持する第2テープ挟持部(22)と、前記第2テープ挟持部(22)からテープ外方に向けて延設され、テープ長さ方向の前後へ括れた形状を有する首部(23)と、前記首部(23)の先端部から延設され、テープ長さ方向の前後へ膨大する第2頭部(24)とを備えたスライドファスナー(1) であって、
前記エレメント上半部(11,31,41)の前記第1テープ挟持部(12,32,42)に、テープ長さ方向の前方及び後方側面間の寸法が上方に向けて漸減するテーパ部(14,34,44)が形成され、
前記エレメント上半部(11,31,41)は、左右の前記ファスナーエレメント(10,10’,30,40)が噛合した状態にて、前記ファスナーテープ(2) を前記エレメント上半部(11,31,41)同士が接近する方向に折り曲げたとき、前記第1頭部(13,13’,33,43)と噛合相手側の前記エレメント上半部(11,31,41)との干渉により噛合相手側の互いに隣接する前記第2頭部(24)が前記噛合が外れるまで離間することを避けるように、前記第1頭部(13,13’,33,43)と噛合相手側の前記エレメント上半部(11,31,41)との干渉を回避する干渉回避部を有してなる、
ことを特徴とするスライドファスナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013026582A JP5512842B2 (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | スライドファスナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013026582A JP5512842B2 (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | スライドファスナー |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010546479A Division JP5404650B2 (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | スライドファスナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013121545A JP2013121545A (ja) | 2013-06-20 |
JP5512842B2 true JP5512842B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=48773862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013026582A Active JP5512842B2 (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | スライドファスナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5512842B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108936981B (zh) * | 2013-09-03 | 2022-01-28 | Ykk株式会社 | 拉链长链及拉链 |
JP7069870B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2022-05-18 | 富士電機株式会社 | 情報処理装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2798275A (en) * | 1954-02-26 | 1957-07-09 | Louis H Morin | Center ledge scoop for separable fasteners |
US3055069A (en) * | 1960-04-05 | 1962-09-25 | Coats & Clark | Plastic scoop for separable fastener stringers |
JPS58168208U (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-09 | ワイケイケイ株式会社 | スライドフアスナ−用チエ−ン |
JP2006320642A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Ykk Corp | スライドファスナー用チエン |
JP2007021023A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Ykk Corp | スライドファスナー用エレメント |
-
2013
- 2013-02-14 JP JP2013026582A patent/JP5512842B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013121545A (ja) | 2013-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5404650B2 (ja) | スライドファスナー | |
JP6220080B2 (ja) | ファスナーエレメント、ファスナーストリンガー及びスライドファスナー | |
JP2009034495A (ja) | 金属製両面エレメント及びスライドファスナー | |
CN102469860B (zh) | 拉链 | |
WO2011039868A1 (ja) | スライドファスナー | |
JP6227015B2 (ja) | ファスナーストリンガー | |
JP5512842B2 (ja) | スライドファスナー | |
JP6546287B2 (ja) | ファスナーストリンガー及びその製造方法、並びに金型 | |
JP5465349B2 (ja) | スライドファスナー | |
CN106820474B (zh) | 拉链牙链带及拉链 | |
JP5410624B2 (ja) | スライドファスナー | |
WO2014112100A1 (ja) | ファスナーエレメント及びファスナーストリンガー | |
CN104997243A (zh) | 拉链 | |
TWI620522B (zh) | Zipper chain and zipper chain | |
JP2006149707A (ja) | スライドファスナーチエン | |
CN103478992A (zh) | 拉链 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131226 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5512842 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |