JP5511532B2 - 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム - Google Patents
公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5511532B2 JP5511532B2 JP2010136751A JP2010136751A JP5511532B2 JP 5511532 B2 JP5511532 B2 JP 5511532B2 JP 2010136751 A JP2010136751 A JP 2010136751A JP 2010136751 A JP2010136751 A JP 2010136751A JP 5511532 B2 JP5511532 B2 JP 5511532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- attribute
- anonymity
- data processing
- public information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Storage Device Security (AREA)
Description
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1を用いて、本実施形態に係る公開情報のプライバシー保護装置の構成について説明する。本実施形態に係る公開情報のプライバシー保護装置は、図1に示すように、制御部100と、データ読込処理部200と、データ出力処理部300と、匿名化アルゴリズム処理部400と、ユーザ設定パラメータ管理部500と、木構造データ管理部600と、k−匿名性判定モジュール700と、l−多様性判定モジュール800とから構成されている。また、匿名化アルゴリズム処理部400は、評価ポイント算出処理部410と、一般化アルゴリズム処理部420と、k−匿名性およびl−多様性判定処理部430とから構成されている。
評価ポイント=(属性値の数)*(重み付けポイント)
ここで、(属性値の数)とは、その属性が持つ属性値の種類の数を表す。ボトムアップ処理においては、一般化によって、この評価ポイントの減少が最小になる属性を一般化を行う属性として選択する。また、トップダウン処理においては、この値の増加が最大になる属性を一般化を行う属性として選択する。
図2を用いて、加工処理前のデータについて、説明する。
図2は、加工処理前のデータとして医療情報を例示したものであり、本例では、データの属性として、「名前」、「年齢」、「性別」、「出身地」、「人種」、「病名」等が例示されている。
図5を用いて、本実施形態に係る公開情報のプライバシー保護装置の処理について説明する。
200;データ読込処理部
300;データ出力処理部
400;匿名化アルゴリズム処理部
410;評価ポイント算出処理部
420;一般化アルゴリズム処理部
430;k−匿名性およびl−多様性判定処理部
500;ユーザ設定パラメータ管理部
600;木構造データ管理部
700;k−匿名性判定モジュール
800;l−多様性判定モジュール
Claims (10)
- データを加工して、公開する情報に対するプライバシーを保護するための公開情報のプライバシー保護装置であって、
入力されたデータを属性ごとに準識別子あるいは重要情報に分類し入力データからすべてが準識別子からなる表とすべてが重要情報からなる表とを生成する表生成手段と、
公開情報を利用する利用者の要求条件を考慮して、データの各属性ごとに優先順位(重み付け)を設定する設定手段と、
該設定された優先順位(重み付け)に基づいて、各データの評価ポイントを算出する算出手段と、
それぞれの属性において、属性単体でk−匿名性を満たすようにデータの一般化を行う処理手段と、
該一般化されたデータについて、前記算出した評価ポイントの増加分が最大となるような第1のデータ加工方法により、データの加工を行う第1のデータ加工手段と、
該第1のデータ加工手段において加工されたデータについて、前記算出した評価ポイントの減少分が最小となるような第2のデータ加工方法により、データの加工を行う第2のデータ加工手段と、
を備え、
前記第1のデータ加工手段による処理と前記第2のデータ加工手段による処理とを繰り返し、すべての前記準識別子から構成される表に対しては、k−匿名性を満たすことを判定し、すべての重要情報から構成される表に対しては、l−多様性を満たすことを判定した上で、最適なデータセットを出力することを特徴とする公開情報のプライバシー保護装置。 - 前記第1のデータ加工手段が、各属性に対して、一般化を行った場合に取り得る属性の種類数と前記利用者が入力した優先順位情報とに基づいて、一般化による評価ポイントの増加分を概算することを特徴とする請求項1に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記第1のデータ加工手段が、前記評価ポイントの増加分の概算結果が大きい順番に一般化を行うことを特徴とする請求項2に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記第1のデータ加工手段が、属性およびすべての属性が一致するデータからなるグループに対して一般化を行い、k−匿名性およびl−多様性を満たすデータについて、各属性の属性値の数を算出して、評価ポイントを導出し、最も評価ポイントの高いものについて、処理を繰り返し、k−匿名性およびl−多様性を満たさなくなった場合に、k−匿名性およびl−多様性を満たさなくなったデータの中から最も評価ポイントが高いものを前記第2の加工手段に出力することを特徴とする請求項2または3に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記第2のデータ加工手段が、属性およびすべての属性が一致するデータからなるグループに対して一般化を行い、k−匿名性およびl−多様性を満たすデータについて、各属性の属性値の数を算出して、評価ポイントを導出し、最も評価ポイントの高いものについて、処理を繰り返し、k−匿名性およびl−多様性を満たさなくなった場合に、k−匿名性およびl−多様性を満たさなくなったデータの評価ポイントを比較し、前記第1のデータ加工手段において、最も評価ポイントが高いものを含めて、最大の評価ポイントであるデータを前記第1の加工手段に出力することを特徴とする請求項4に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記属性の値が数値データでない場合に、木構造のデータとして扱うことを特徴とする請求項1に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記第1のデータ加工方法が、ボトムアップ処理を用いたデータの加工方法であることを特徴とする請求項1に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 前記第2のデータ加工方法が、トップダウン処理を用いたデータの加工方法であることを特徴とする請求項1に記載の公開情報のプライバシー保護装置。
- 表作成手段と、設定手段と、算出手段と、処理手段と、第1のデータ加工手段と、第2のデータ加工手段と、制御手段とを備えた公開情報のプライバシー保護装置において、データを加工して、公開する情報に対するプライバシーを保護するための公開情報のプライバシー保護方法であって、
前記表作成手段が、入力されたデータを属性ごとに準識別子あるいは重要情報に分類し、入力データからすべてが準識別子からなる表とすべてが重要情報からなる表とを生成する第1のステップと、
前記設定手段が、公開情報を利用する利用者の要求条件を考慮して、データの各属性ごとに優先順位(重み付け)を設定する第2のステップと、
前記算出手段が、該設定された優先順位(重み付け)に基づいて、各データの評価ポイントを算出する第3のステップと、
前記処理手段が、それぞれの属性において、属性単体でk−匿名性を満たすようにデータの一般化を行う第4のステップと、
前記第1のデータ加工手段が、該一般化されたデータについて、前記算出した評価ポイントの増加分が最大となるような第1のデータ加工方法により、データの加工を行う第5のステップと、
前記第2のデータ加工手段が、該第5のステップにおいて加工されたデータについて、前記算出した評価ポイントの減少分が最小となるような第2のデータ加工方法により、データの加工を行う第6のステップと、
前記制御手段が、前記第5のステップによる処理と前記第6のステップによる処理とを繰り返し、すべての前記準識別子から構成される表に対しては、k−匿名性を満たすことを判定し、すべての重要情報から構成される表に対しては、l−多様性を満たすことを判定した上で、最適なデータセットを出力する第7のステップと、
を備えることを特徴とする公開情報のプライバシー保護方法。 - 表作成手段と、設定手段と、算出手段と、処理手段と、第1のデータ加工手段と、第2のデータ加工手段と、制御手段とを備えた公開情報のプライバシー保護装置において、データを加工して、公開する情報に対するプライバシーを保護するための公開情報のプライバシー保護方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記表作成手段が、入力されたデータを属性ごとに準識別子あるいは重要情報に分類し、入力データからすべてが準識別子からなる表とすべてが重要情報からなる表とを生成する第1のステップと、
前記設定手段が、公開情報を利用する利用者の要求条件を考慮して、データの各属性ごとに優先順位(重み付け)を設定する第2のステップと、
前記算出手段が、該設定された優先順位(重み付け)に基づいて、各データの評価ポイントを算出する第3のステップと、
前記処理手段が、それぞれの属性において、属性単体でk−匿名性を満たすようにデータの一般化を行う第4のステップと、
前記第1のデータ加工手段が、該一般化されたデータについて、前記算出した評価ポイントの増加分が最大となるような第1のデータ加工方法により、データの加工を行う第5のステップと、
前記第2のデータ加工手段が、該第5のステップにおいて加工されたデータについて、前記算出した評価ポイントの減少分が最小となるような第2のデータ加工方法により、データの加工を行う第6のステップと、
前記制御手段が、前記第5のステップによる処理と前記第6のステップによる処理とを繰り返し、すべての前記準識別子から構成される表に対しては、k−匿名性を満たすことを判定し、すべての重要情報から構成される表に対しては、l−多様性を満たすことを判定した上で、最適なデータセットを出力する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010136751A JP5511532B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010136751A JP5511532B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012003440A JP2012003440A (ja) | 2012-01-05 |
JP5511532B2 true JP5511532B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=45535354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010136751A Active JP5511532B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5511532B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013128879A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | 日本電気株式会社 | 匿名化処理を実行する情報処理装置、匿名化方法、及びそのためのプログラム |
JPWO2014030302A1 (ja) * | 2012-08-20 | 2016-07-28 | 日本電気株式会社 | 匿名化を実行する情報処理装置及び匿名化処理方法 |
JP6214150B2 (ja) * | 2012-11-19 | 2017-10-18 | 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
US9940473B2 (en) | 2013-01-10 | 2018-04-10 | Nec Corporation | Information processing device, information processing method and medium |
JP6015777B2 (ja) | 2013-01-16 | 2016-10-26 | 富士通株式会社 | 秘匿化データ生成方法及び装置 |
JP6177536B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-08-09 | 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 | 情報処理装置 |
WO2014181541A1 (ja) | 2013-05-09 | 2014-11-13 | 日本電気株式会社 | 匿名性を検証する情報処理装置及び匿名性検証方法 |
JP6127774B2 (ja) * | 2013-06-25 | 2017-05-17 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、及び、データ処理方法 |
JP6313944B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2018-04-18 | 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 | 匿名化システム、匿名化方法及び匿名化プログラム |
JP6223853B2 (ja) | 2014-02-13 | 2017-11-01 | 株式会社東芝 | 匿名化指標算出システム |
JP2017182508A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 西日本電信電話株式会社 | 匿名化装置、匿名化方法及びコンピュータプログラム |
CN107317801A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-11-03 | 中南大学 | 非完全可信用户协作无匿名区域的位置隐私保护方法 |
US10565399B2 (en) * | 2017-10-26 | 2020-02-18 | Sap Se | Bottom up data anonymization in an in-memory database |
CN110990869B (zh) * | 2019-11-29 | 2022-11-18 | 国家电网有限公司客户服务中心 | 一种应用于隐私保护的电力大数据脱敏方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3866210B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2007-01-10 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | 個人特定防止装置、個人特定防止方法、および、プログラム |
JP5042667B2 (ja) * | 2007-03-05 | 2012-10-03 | 株式会社日立製作所 | 情報出力装置、情報出力方法、及び、情報出力プログラム |
JP2010086179A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Oki Electric Ind Co Ltd | 情報処理装置、コンピュータプログラムおよび記録媒体 |
-
2010
- 2010-06-16 JP JP2010136751A patent/JP5511532B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012003440A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5511532B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
JP5611852B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
JP4950444B2 (ja) | クリックディスタンスを用いて検索結果をランク付けするシステムおよび方法 | |
JP5525864B2 (ja) | プライバシー情報評価サーバ、データ管理方法およびプログラム | |
JP5452187B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
JP6015658B2 (ja) | 匿名化装置、及び、匿名化方法 | |
JP5626964B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
CN106874253A (zh) | 识别敏感信息的方法及装置 | |
Kamran et al. | A formal usability constraints model for watermarking of outsourced datasets | |
WO2012154348A1 (en) | Generation of topic-based language models for an app search engine | |
JP2013206187A (ja) | 情報変換装置、情報検索装置、情報変換方法、情報検索方法、情報変換プログラム、情報検索プログラム | |
JP6661754B2 (ja) | コンテンツ配信方法および装置 | |
JP2016207141A (ja) | 要約生成装置、要約生成方法、及び要約生成プログラム | |
JP5974858B2 (ja) | 匿名化処理方法及び装置 | |
de Sousa et al. | Logical design of graph databases from an entity-relationship conceptual model | |
JP6584861B2 (ja) | プライバシ保護装置、方法及びプログラム | |
JP2016012074A (ja) | プライバシー保護装置、プライバシー保護方法及びデータベース作成方法 | |
JP5366786B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
CN106682258A (zh) | 一种高层次综合工具中的多操作数加法优化方法及系统 | |
JP5839460B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
JP6450098B2 (ja) | 匿名化装置、匿名化方法及び匿名化プログラム | |
JP2014164499A (ja) | 画像分類装置及び画像分類プログラム | |
JP5416614B2 (ja) | 公開情報のプライバシー保護装置、公開情報のプライバシー保護方法およびプログラム | |
CN112182638B (zh) | 一种基于本地化差分隐私模型的直方图数据发布方法及系统 | |
CN109614542B (zh) | 公众号推荐方法、装置、计算机设备及存储介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5511532 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |