JP5511421B2 - トイレットペーパーホルダ用芳香剤保持具 - Google Patents

トイレットペーパーホルダ用芳香剤保持具 Download PDF

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Description

本発明は、トイレットペーパーホルダに取付け可能な芳香剤保持具に関するものである。
従来、トイレ内を快適な空間とするために、ラベンダーやバラなどといったような良好な芳香を発する芳香剤が収容された容器をトイレ内に配置することが広く行われていた。このような芳香剤が収容された容器は、トイレの床や窓枠、棚などに置くものが一般的なタイプであるが、そのような場所に容器を配置することは掃除する際に邪魔となることがある。
このような問題を解決するため、例えば、トイレットペーパーを保持するトイレットペーパーホルダに芳香剤を保持させる手段が提案されている。例えば、特許文献1には、芳香剤が収容された円柱状の芳香剤容器が、カバーの先端に転動自在に取り付けられたトイレットペーパーホルダが開示されている。このトイレットペーパーホルダは、トイレットペーパーを引き出してトイレットペーパーが回転したときに芳香剤容器が転動することによって、芳香剤容器内部からの芳香が周囲に放出される。
実公平4−6633号公報
上述した芳香剤容器には全体にわたって開口窓が形成されているため、トイレットペーパーが回転していないときであっても芳香剤容器内から芳香が放出されている。このためトイレ内は常に芳香で満たされた空間となっているが、トイレ内が常に芳香で満たされていると、トイレ使用者はその芳香に慣れてしまい芳香剤の効果が半減してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、芳香剤を効果的に利用する芳香剤保持具を提供することを課題とする。
本発明に係る芳香剤保持具は、トイレットペーパーを保持するホルダ本体、及び前記トイレットペーパーの上部を覆うカバーを有するトイレットペーパーホルダに取り付けられる芳香剤保持具であって、芳香剤を保持するための保持部と、前記保持部を前記カバーに取り付ける取付け手段と、を備え、前記保持部は、前記トイレットペーパーと協働して、前記芳香剤の香料が拡散するのを抑制するよう前記芳香剤を内部に閉じ込める。
このように構成された芳香剤保持具によれば、保持部がトイレットペーパーと協働して芳香剤を内部に閉じ込めているため、非使用時は、トイレ内は芳香で満たされていない。また、保持部単独で芳香剤を内部に閉じ込めているのではなく、トイレットペーパーと協働して閉じ込めるという構成を採用している。このため、芳香剤からの芳香が外部へと拡散される状態となるのは、主にトイレットペーパーを使用する際、すなわち、トイレットペーパーを回転させる際となる。この結果、トイレ内が常に芳香で満たされているという状態を回避することができ、トイレ使用者が芳香に慣れてしまい芳香剤の効果が半減するといった問題を解消することができる。また、芳香剤の芳香の外部への拡散が主にトイレットペーパー使用時となるため、芳香剤の寿命を延ばすことができるといった利点も有する。またさらには、芳香剤が保持部とトイレットペーパーとによって閉じ込められているため、効率的にトイレットペーパーに芳香成分を賦香させることができ、そして、このトイレットペーパーに賦香された芳香成分を、トイレットペーパーを引き出す際にトイレ空間に放出することができる。なお、芳香剤を完全に閉じ込める必要はなく、芳香剤の芳香が外部に拡散するのをある程度抑制することができる程度であれば、多少の隙間が空いていてもよい。
上記芳香剤保持具は種々の構成をとることができるが、例えば、上記保持部は、天板部と、天板部の周縁から延びる側壁部と、を備え、天板部及び側壁部によって囲まれる空間内に芳香剤を保持し、天板部と対向する面が開口面となっており、当該芳香剤保持具をトイレットペーパーホルダに取り付けた際に、開口面がトイレットペーパーによって塞がれるような構成とすることができる。この場合、上記側壁部は完全に芳香剤を囲っている必要はなく、例えば芳香剤を保持部内に挿入させるための挿入口を形成してもよいし、側壁部とトイレットペーパーとの間に多少の隙間が空いていてもよい。
また、芳香剤を保持する構成としては、例えば、芳香剤を支持するための段差部を側壁部に形成する構成とすることができるし、他にも両面テープや接着剤、面ファスナー、クリップなどを利用して芳香剤を保持部に支持させることもできる。
また、保持部から側壁部と同じ方向に延び、湾曲面を有する膨出部をさらに備えており、当該芳香剤保持具をトイレットペーパーホルダに取り付けた際に、この膨出部がトイレットペーパーに当接するような構成とすることができる。この構成によれば、膨出部が使用者側に配置されるように芳香剤保持具をカバーに装着することで、膨出部は芳香剤保持具のトイレットペーパーに当接している部分の中で最も負荷を掛ける部分となる。しかしながら、この膨出部は湾曲面を有しているため、トイレットペーパーをスムーズに引き出すことができる。
また、芳香剤保持具は、保持部によって保持された芳香剤を備えていてもよい。
また、芳香剤は、互いの外周縁部同士が接着された香料透過性フィルム及び香料非透過性部材を有し、香料透過性フィルムと香料非透過性部材との間に液体香料組成物を封止しており、保持部は、香料透過性フィルムが前記トイレットペーパー側を向くよう芳香剤を保持しているような構成とすることができる。このように構成することで、香料はトイレットペーパー側にのみ揮散され、カバー側には揮散されない。このため、揮散された香料がカバーに対して悪影響を及ぼす場合であってもその問題を防止することができる。
また、当該芳香剤保持具をカバーに取り付ける取付け手段としては、種々の方法をとることができ、例えば、両面テープや接着剤、面ファスナー、クリップなどを利用して芳香剤保持具をカバーに取り付けることができる。
本発明に係る芳香剤保持具は、芳香剤を効果的に利用することができる。
図1は本実施形態に係る芳香剤保持具を示す斜視図である。 図2は図1のA−A線断面図である。 図3は本実施形に係る芳香剤保持具を示す底面図である。 図4は本実施形態に係る芳香剤保持具に芳香剤を挿入する途中の状態を底面側から見た斜視図である。 図5は本実施形態に係る芳香剤保持具をトイレットペーパーホルダに装着した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る芳香剤保持具の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、図1の芳香剤保持具1の長手方向を幅方向と称し、図1の配置状態の上下方向を基準とする。
図1に示すように、芳香剤保持具1は、芳香剤10を保持する保持部2と、この保持部2から延びる折り返し部3とから主に構成されている。この保持部2と折り返し部3とは、特に限定されるものではないが、本実施形態においては一体的に形成されており、例えばその材質をポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートとすることができる。
保持部2は、芳香剤10を保持することをその主な役割とするものであって、トイレットペーパー11と協働して芳香剤10をその内部に閉じ込め、芳香剤10の香料が外部(トイレ空間内)へと拡散することを抑制するような構成となっている。具体的には、図2や図3に示すように、保持部2は、天板部21を有しており、この天板部21の周縁から、第1及び第2の長手側壁部22,23や、第1及び第2の短手側壁部24、25が延びている。そして、天板部21と対向する面は開口面となっている。第1及び第2の長手側壁部22,23には、幅方向にわたって段部221、231が形成されており、この段部221、231によって芳香剤10の外周縁部を支持するように構成されている。また、第2の短手側壁部25には挿入口251が形成されており(図1参照)、図4に示すように芳香剤10がこの挿入口251からスライドして保持部2内に挿入可能となっている。
第1及び第2の長手側壁部22,23は段部221、231が形成されているが、この段部221,231からさらに下側へと先端部222,232が延びている。図5に示すような芳香剤保持具1をトイレットペーパーホルダ12のカバー121に取り付けた状態において、各先端部222、232は、トイレットペーパー11に当接する。なお、特に限定されるものではないが、第1の長手側壁部22の先端部222の方が、第2の長手側壁部23の先端部232よりも高さを高くすることができる。このように構成することで、トイレットペーパー11の径が小さくなったときに、より確実に、各先端部222,232をトイレットペーパー11に当接させることができる。
第1及び第2の長手側壁部22,23には、芳香剤10の外周縁部をガイドするためのガイド溝を形成するよう、上述した段部221、231との間でガイド壁(図示省略)を形成することができる。このガイド壁は、挿入口251近傍にだけ形成されていてもよいし、幅方向にわたって第1及び第2の長手側壁部22,23全体に形成されていてもよい。また、保持部2の幅方向の長さよりも幅方向の長さが短い芳香剤10を使用する可能性がある場合は、図3や図4に示すように、芳香剤10の端部に当接するストッパー部26を天板部21に設けることもでき、このストッパー部26により芳香剤10を保持部2内の一定の位置にセットすることができる。
続いて折り返し部3について説明する。折り返し部3は、図1に示すように、保持部2の第2の長手側壁部23から延びており、保持部2の天板部21との間でトイレットペーパーホルダ12のカバー121を挟持するように折り返された形状となっている。より詳細には、図2に示すように、折り返し部3は、断面が略S字状となっており、保持部2の天板部21に最も近接する部分が保持部2の天板部21を押圧する押圧部31となっている。また、折り返し部3は、第2の長手側壁部23と連結する固定端34と、これと反対側に位置する自由端35とを有している。そして、図5に示すように芳香剤保持具1をカバー121に装着した場合、折り返し部3の押圧部31と保持部2の天板部21とによってカバー121を挟持する。このようにカバー121を押圧部31と保持部2の天板部21との間に挿入し且つ挿入されたカバー121を押圧部31と保持部2の天板部21とによって挟持するために、折り返し部3の押圧部31が保持部2の天板部21側に付勢された状態で保持部2の上面から離間することができるよう、折り返し部3は弾性変形可能となっている。本実施形態では押圧部31が保持部2の上面を押圧しているが、押圧部31と保持部2の上面との間に隙間が形成されていてもよい。この場合は、カバー121を挟持するために、その隙間がカバー121の厚さよりも小さい必要がある。上記折り返し部3が本発明の取付け手段に相当する。
なお、本実施形態においては、より強固にカバー121を挟持するよう押圧部31に押さえ部材4を取り付けている。この押さえ部材4は、折り返し部3の押圧部31の幅方向中央部に取り付けられているため、折り返し部3の押圧部31は、幅方向中央部においては保持部2の天板部21を押圧しておらず、代わりに押さえ部材4がカバー121を介して保持部2の天板部21を押圧している。この押さえ部材4は、特に限定されるものではないが、その材質を折り返し部3の摩擦係数よりも大きい摩擦係数を有するものを使用することが好ましく、例えば、エラストマーなどをその材質として挙げることができる。
また、折り返し部3は、図2に示すように、押圧部31において保持部2の天板部21と最も近接し、この押圧部31よりも自由端35側に行くにつれて今度は逆に保持部2の天板部21から離れる方向に延びている。このような形状とすることによって、芳香剤保持具1をトイレットペーパーホルダ12のカバー121に取り付ける際に、カバー121の先端を容易に保持部2の天板部21と折り返し部3の押圧部31との間に挿入することができ、取付けが容易になるといった利点がある。
折り返し部3は、下方に膨出する膨出部32も有している。この膨出部32は、上述した第2の長手側壁部23の先端部232と同様に下方へと膨出している。このため、図5に示すような、芳香剤保持具1をカバー121に装着した状態では、折り返し部3の膨出部32も各先端部222,232と同様にトイレットペーパー11に当接する。この膨出部32は、各先端部222,232に比べて一番使用者側に配置されているため、トイレットペーパー11を引き出す際に各先端部222,232よりも負荷がかかる部分となる。しかしながら、この膨出部32は湾曲面となっているため、トイレットペーパー11が膨出部32に接触しながら引き出されても、トイレットペーパー11に対して局所的に負荷を掛けることなくスムーズに引き出せることができるという利点を有する。
また、折り返し部3には、トイレットペーパー11を切断する手段である突起列33が形成されている。この突起列33は、幅方向に間隔をおいて形成された複数の突起片331から構成されている(図3参照)。また、突起列33は、トイレットペーパー11の幅と同じ程度の長さを有していることが好ましい。そして、突起列33は、一列だけ形成してもよいが、複数列形成することもできる。本実施形態においては、突起列33を間隔をあけて3列形成しており、膨出部32に近い方から順に第1の突起列33a、第2の突起列33b、第3の突起列33cとする。このように突起列33を複数列設けることで、トイレットペーパー11の使用状態(トイレットペーパー11の径の大きさ)や、使用者のトイレットペーパー11を引っ張る向き、トイレットペーパーホルダ12(特にカバー121)の形状に応じて、切断に使用される突起列33を選択することができ、汎用性を向上させることができる。
第1の突起列33aは、膨出部32に形成されており、より詳細には、膨出部32の最もトイレットペーパー11に近接する部分から自由端35側に少しずれた部分、例えば、最も近接する部分から約2〜5mmずれた部分に形成されている。膨出部32の最もトイレットペーパー11に近接する部分はトイレットペーパー11が未使用に近い状態のときにトイレットペーパー11に当接するため、この部分に第1の突起列33aを形成するとトイレットペーパー11を引き出す際に干渉してしまいトイレットペーパー11をスムーズに引き出せなくなる可能性があるためである。また、第3の突起列33cは、芳香剤保持具1をカバー121に装着した際にカバー121の先端と略対応する位置に形成されており、第2の突起列33bは、第1の突起列33aと第3の突起列33cとの間に形成されている。なお、各突起列33a〜33cの高さについては、第3の突起列33cが一番高くなっている。特に限定されるものではないが、詳細には、第1の突起列33aの高さは1〜5mm程度、第2の突起列33bの高さは1〜5mm程度、第3の突起列33cの高さは2〜10mm程度とすることが好ましい。また、トイレットペーパーが未使用に近い状況(トイレットペーパーの直径が大きい状況)において、トイレットペーパーを引きだす際の干渉を防ぐ観点からは、第1及び第2の突起列33a及び33bは、第3の突起列33cよりも高さを低く設定するのが好ましい。
上述したように構成された芳香剤保持具1は、以下のようにしてトイレットペーパーホルダ12に取り付けられる。なお、トイレットペーパーホルダ12は、トイレットペーパー11を保持するホルダ本体122と、トイレットペーパー11の上面を覆うカバー121とから構成されている。
まず、図4に示すように、芳香剤10を挿入口251から差し込み保持部2に保持させる。具体的には、先端部がストッパー部26に当接するまで芳香剤10を挿入口251から保持部2内に挿入する。このように挿入された芳香剤10は、後述するように接着された外周縁部が、第1及び第2の長手側壁部22,23の段部221、231に支持される。また、芳香剤10は、後述する香料透過性フィルムがトイレットペーパー11側を向くように配置される。
特に限定されるものではないが、本実施形態において用いられる芳香剤10について説明すると、芳香剤10は、略矩形状の香料透過性フィルムと香料非透過性シートとを重ね合わせてこれらの外周縁部同士を接着させて内部に空間を画定しており、その内部空間に液体香料組成物を封止することで構成されている。なお、芳香剤10については、例えば、特開2008−87816号公報において開示されており、当該技術分野では公知である。
本明細書において香料透過性フィルムとは、香料を透過させることができ、且つ、香料が当該フィルムを透過する透過速度が当該フィルムを透過した香料が揮散する揮散速度以下である材質のフィルムのことである。このような香料透過性フィルムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート、紙、及びこれらの混合物などを採用することができる、好ましい香料透過性フィルム素材として、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)が挙げられる。また、香料透過性フィルムは、1種の素材からなる単層のフィルムであってもよく、また上記素材の同一又は異なる素材からなる2以上の層が積層されたフィルムであってもよい。そして、香料透過性フィルムは、特に限定されるものではないが、香料組成物の残存量の視認を可能にするために無色又は有色透明にすることが好ましい。
また、本明細書において香料非透過性シートとは、液体状の香料だけでなく揮散した香料も透過させない(又は揮散した香料の透過を著しく抑制できる)シートのことである。このような香料非透過性シートについては、例えば、ガラス、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン酢酸ビニルコポリマー、アルミニウム等をはじめとして様々なタイプのシートが知られており、これらを適宜選択し使用できる。
なお、芳香剤10は、使用前に香料が揮散するのを防止するために、上記香料透過性フィルムの表面(外気と接触する面)を、剥離可能な香料非透過性フィルムなどで覆っておくことが望ましい。
以上のように構成される芳香剤10を保持した芳香剤保持具1を、図5に示すようにトイレットペーパーホルダ12のカバー121に取り付ける。詳細には、折り返し部3の押圧部31を保持部2の天板部21から離間する方向に移動させ、これによってできた隙間にカバー121の先端部を挿入する。そして、カバー121の先端が折り返し部3の内側壁に当接するまで芳香剤保持具1を奥へと押し込むことによって芳香剤保持具1がトイレットペーパーホルダ12のカバー121に装着される。なお、本実施形態の芳香剤保持具1は、折り返し部3の自由端35が上方へと延びているため、カバー121の先端を保持部2の天板部21と折り返し部3の自由端部との間に滑り込ませ、その状態で芳香剤保持具1をカバー121側へと押し込む。すると、カバー121の先端部によって折り返し部3の押圧部31は天板部21から離間する方向へと持ち上げられる。後は、そのままカバー121の先端が折り返し部3の内側に当接するまで芳香剤保持具1を押し込むことで、芳香剤保持具1をトイレットペーパーホルダ12のカバー121に装着することができる。なお、このように芳香剤保持具1を装着した際、芳香剤10は、香料透過性フィルムがトイレットペーパー11側を向くように、すなわち、香料非透過性シートがカバー121側を向くように配置されているため、香料はトイレットペーパー11側のみに揮散され、カバー121に香料は揮散されない。このため、揮散された香料がカバー121に悪影響を及ぼす材料の場合において、カバー121へ香料が悪影響を及ぼすことを防止することができる。
以上のように、カバー121に芳香剤保持具1が取り付けられた状態では、第1の長手側壁部22の先端部222や、折り返し部3の膨出部32、第1の短手側壁部24がトイレットペーパー11に当接している。以上のように、芳香剤10は、第2の短手側壁部25に挿入口251が形成されているものの、保持部2の各壁部やトイレットペーパー11によって実質的に囲われた状態となっているため、芳香剤10の香料が外部へと拡散することが抑制される。そして、トイレットペーパー11を引き出すと、それに伴うトイレットペーパー11の回転により、芳香剤10の香料が外部へと拡散されてトイレ内に芳香が漂う。このように、本実施形態に係る芳香剤保持具1を装着した場合は、トイレットペーパー11を使用するときのみ香料がトイレ内へと拡散され、トイレ内が常に芳香で満たされている状態ではない。このため、常に芳香で満たされることによって鼻が芳香に慣れてしまい芳香剤の効果が半減してしまうといった問題を解消することができる。また、芳香剤10の香料が外部へ拡散するのを抑制しているため、芳香剤10の寿命を延ばすことができるといった利点もある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、芳香剤10は、第1及び第2の長手側壁部22,23に形成された段部221,231によって支持されているが、特に芳香剤保持具1の保持方法はこれに限定されるわけではなく、例えば、芳香剤10を両面テープによって天板部21に貼り付けることもできるし、その他種々の公知の方法によって芳香剤10を保持部2に保持させることができる。
また、本実施形態では、保持部2をカバー121に取り付けるための取付け手段として保持部2から延びる折り返し部3を採用しているが、取付け手段は特にこれに限定されるわけではない。例えば、両面テープや面ファスナーなどによって保持部2をカバー121に取り付けることもできるなど、折り返し部3を省略することもできる。
また、上記実施形態では、トイレットペーパー11を切断するための切断部として、複数の突起片331から構成された突起列33a〜33cを例示しているが、トイレットペーパー11を切断するもの、もしくはトイレットペーパー11の切断を補助するものであれば特にこのような構成に限定されるものではない。例えば、切断刃を折り返し部3に設けることもできるし、その他にも、折り返し部3の一部を鋭角に形成し、この鋭角部分によってトイレットペーパーの切断を行うこともできるなど、種々の構成をとることができる。
また、上記実施形態では、芳香剤10として、香料透過性フィルム及び香料非透過性フィルム内に液体香料組成物を封止したものを用いているが、特にこの形態に限定されるものではなく、例えばゲル状の芳香剤や、香料が含浸された固形タイプの芳香剤、香料が含浸された不織布タイプの芳香剤などを保持部2に保持させることもできる。また、このような芳香剤を使用した場合であっても、本実施形態では、各長手側壁部22,23の先端部222,232がトイレットペーパー11に当接しているため、芳香剤10自体が直接トイレットペーパー11に接触することを防止することができる。
また上記実施形態において、第2の長手側壁部23の先端部232を省略することもでき、この場合は、第2の長手側壁部23とこれから延びる膨出部32のトイレットペーパー11に当接するまでの部分とが、他の側壁部22,24,25と合わせて本発明の側壁部に相当する。
1 芳香剤保持具
2 保持部
21 天板部
22 第1の長手側壁部
221 段差部
23 第2の長手側壁部
231 段差部
24 第1の短手側壁部
25 第2の短手側壁部
251 挿入口
3 折り返し部(取付け手段)
32 膨出部
10 芳香剤
11 トイレットペーパー
12 トイレットペーパーホルダ
121 カバー
122 ホルダ本体

Claims (7)

  1. トイレットペーパーを保持するホルダ本体、及び前記トイレットペーパーの上部を覆うカバーを有するトイレットペーパーホルダに取り付けられる芳香剤保持具であって、
    芳香剤を保持するための保持部と、
    前記保持部を前記カバーに取り付ける取付け手段と、を備え、
    前記保持部は、前記トイレットペーパーと協働して、前記芳香剤の香料が拡散するのを抑制するよう前記芳香剤を内部に閉じ込める、芳香剤保持具。
  2. 前記保持部は、天板部と、前記天板部の周縁から延びる側壁部と、を備え、前記天板部及び前記側壁部によって囲まれる空間内に前記芳香剤を保持し、前記天板部と対向する面が開口面となっており、
    当該芳香剤保持具を前記トイレットペーパーホルダに取り付けた際に、前記開口面が前記トイレットペーパーによって塞がれる、請求項1に記載の芳香剤保持具。
  3. 前記側壁部は、前記芳香剤を保持部内に挿入させるための挿入口が形成されている、請求項2に記載の芳香剤保持具。
  4. 前記側壁部は、前記芳香剤を支持するための段差部が形成されている、請求項2又は3に記載の芳香剤保持具。
  5. 前記保持部から前記側壁部と同じ方向に延び、湾曲面を有する膨出部をさらに備えており、
    前記膨出部は、当該芳香剤保持具を前記トイレットペーパーホルダに取り付けた際に、前記トイレットペーパーに当接する、請求項2〜4のいずれかに記載の芳香剤保持具。
  6. 前記保持部によって保持された芳香剤をさらに備えた、請求項1〜5のいずれかに記載の芳香剤保持具。
  7. 前記芳香剤は、互いの外周縁部同士が接着された香料透過性フィルム及び香料非透過性部材を有し、前記香料透過性フィルムと香料非透過性部材との間に液体香料組成物を封止しており、
    前記保持部は、前記香料透過性フィルムが前記トイレットペーパー側を向くよう前記芳香剤を保持している、請求項6に記載の芳香剤保持具。
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