JP5507924B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、国家レベルの統計調査においては、数百種類の帳票に対し、数千種類の審査、集計等の統計処理が行われている。また、統計調査においては、法令の改正に伴い、帳票の項目、レイアウト、審査の内容及びプロセス、集計方法が変更される。そのため、帳票の変更が発生した場合に、容易に対応できることが求められる。
近年、システム定義データファイルに、「ユーザが実行したい処理プログラムの指定」と「処理対象ファイルの格納場所」と「一覧表示する際のソートの順序」とを指定することによって、ユーザが所望する様式を選択して出力できるようにする処理定義ファイル動的更新装置が開示されている(特許文献1を参照のこと。)。
特開平11−265242号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、出力の様式に応じて、システム定義データファイルを1つ1つ設定する必要があり、膨大な出力の様式に対応するには、膨大なシステム定義データファイルを設定し、管理することになり、保守性が低下するおそれがある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、出力の変更に対してより容易に対応でき、保守性を向上することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、帳票様式の異なる帳票データへの変換に係る変換処理を実行する実行手段と、前記実行手段による実行結果に基づいて生成した帳票データを出力する出力手段と、を有し、前記実行手段は、指定された基準とする帳票様式の帳票メタデータを取得する取得手段と、前記基準とする帳票様式と、指定された取得対象の帳票データの帳票様式とが一致するか否かを判定する確認手段と、前記確認手段で一致しないと判定された場合、前記取得手段で取得された帳票メタデータに定義されている変換式に基づいて、前記取得対象の帳票データにおける数値データを前記基準とする帳票様式に対応する数値データに変換する計算手段と、を有し、前記実行手段は、帳票様式が複数回変更されている場合、各帳票様式の帳票メタデータに定義されている前記変換式に基づいて前記変換処理を繰り返すことを特徴とする
本発明によれば、出力の変更に対してより容易に対応でき、保守性を向上することができる。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の機能構成を示す図である。 帳票の様式の例を示す図である。 接続データを算出する処理に係るフローチャートを示す図である。 帳票メタデータの例を示す図である。 数値データを格納しているデータベースの例を示す図である。 帳票データの表示例を示す図である。 帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の例を示す図である。 帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の例を示す図である。 処理定義メタデータ、アドオン、アドオンの呼び出しの例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。 必須チェック処理に係るフローチャートを示す図である。 前回差チェック処理に係るフローチャートを示す図である。 前回比チェック処理に係るフローチャートを示す図である。 帳票メタデータの例を示す図である。 数値データを格納しているデータベースの例を示す図である。 帳票データの表示例を示す図である。 処理定義メタデータ、処理定義メタデータの変更、許容値の変更の例を示す図である。 各種の指示を受け付けるインターフェースの例を示す図である。 帳票データの利用の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る情報処理装置は、利用者の要求に応じて統計に係る処理(統計処理)を行い、例えば、処理の結果として帳票を作成する。
以下では、情報処理装置が、互いに様式が異なる帳票において、一の帳票の様式のデータ(以下、帳票データと称する。)を他の帳票の様式の帳票データに変換し、変換した帳票データに係る帳票を作成する例について説明する(例えば、後述の図7を参照のこと。)。
まず、図1を参照して、情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図1は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)1、記憶装置2、入力装置3、及び出力装置4を含んで構成される。CPU1、記憶装置2、入力装置3、及び出力装置4は、バス5を介して通信可能に接続されている。
CPU1は、必要に応じて、記憶装置2よりプログラム(処理定義メタデータ等)を読み出して、プログラムを実行することで、後述する統計処理に係る機能の全て又は一部を提供する。なお、処理定義メタデータは、プログラム、スクリプト等と同義のものであり、複数種類の統計処理での各機能に対応した処理を行うためのモジュールを一又は複数呼び出す手順が各統計処理に対応して記述されたものである。
記憶装置2は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HD(Hard Disk)等で構成され、各種の情報を記憶する。記憶装置2(例えば、ROM)は、情報処理装置の電源投入時に最初に読み込まれるプログラム等を記録する。また、記憶装置2(例えば、RAM)は、情報処理装置のメインメモリとして機能する。また、記憶装置2(例えば、HD)は、プログラム以外に数値データ等を格納する。
入力装置3は、利用者(又はユーザ)が操作するキーボード及びマウス等で構成され、情報処理装置に各種の情報を入力する装置である。出力装置4は、利用者の用に供するディスプレイ等で構成され、各種の情報、画面等を出力する装置である。
なお、情報処理装置は、自装置(すなわち、情報処理装置)を外部記憶装置(例えば、CD−ROMドライブ)、ネットワーク等に接続するインターフェースを備えてもよい。すなわち、情報処理装置は、記憶装置2に記憶される各種の情報(処理定義メタデータ、帳票メタデータ、数値データ等)を、CD−ROM等の記録媒体から取得してもよいし、ネットワーク等を通じてダウンロードしてもよい。換言するならば、情報処理装置は、上記各種の情報を有する他の装置(記録媒体を含む。)からインターフェースを介して、上記各種の情報を取得してもよい。なお、帳票メタデータは、帳票の様式に関する情報を記述したメタデータである。
次に、図2を参照して、情報処理装置の機能構成について説明する。図2は、情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置は、入力部11、実行部12、出力部13、処理定義メタデータ保持部14、モジュール保持部15、及びデータ記述メタデータ保持部16を含んで構成される。
ここで、情報処理装置における基本的な情報処理の流れを説明する。
(1)まず、入力部11は、利用者による統計処理を開始する要求を受け付ける。換言するならば、集計対象の選択、審査対象の選択等に係る情報が入力装置3を介して情報処理装置に入力される。本実施形態では、集計対象の選択、審査対象の選択等に係る情報は、対象とする帳票、対象とする時期等を示すパラメータである。
(2)次に、実行部12は、処理を実行するための情報を記憶装置2から読み出す。より具体的には、実行部12は、利用者による入力を受け付けると、要求に応じた処理定義メタデータを処理定義メタデータ保持部14から取得し、入力されたパラメータと処理定義メタデータとに基づいて(換言するならば、処理定義メタデータを実行し)、処理定義メタデータで指定されたモジュールをモジュール保持部15から取得し、必要に応じてデータ記述メタデータをデータ記述メタデータ保持部16から取得する。
(3)次に、実行部12は、統計処理に係る処理を実行する。例えば、実行部12は、モジュールを実行し、入力されたパラメータ、データ記述メタデータ等に係る数値データを記憶装置2から取得し、取得した数値データについて集計、審査等に関する統計処理を行う。
(4)次に、出力部13は、統計処理の結果を出力装置4に出力する。
より詳細に説明すると、情報処理装置は、処理定義メタデータ保持部14、モジュール保持部15、処理定義メタデータ取得部17、モジュール取得部18、処理受付部21、帳票メタデータ取得部22、年月計算部23、帳票確認部24、接続式取出部25、数値データ取得部26、接続データ計算部27、帳票作成部28、帳票メタデータ保持部31、及び数値データ保持部32を含んで構成される。ここで、処理受付部21は、入力部11の一例である。処理定義メタデータ取得部17、モジュール取得部18、帳票メタデータ取得部22、年月計算部23、帳票確認部24、接続式取出部25、数値データ取得部26、及び接続データ計算部27は、実行部12の一例である。帳票作成部28は、出力部13の一例である。帳票メタデータ保持部31は、データ記述メタデータ保持部16の一例である。
処理受付部21は、利用者からの要求を受け付ける。例えば、処理受付部21は、現在の帳票における対象(集計対象、審査対象、調査対象等)について、過去の同月比を出力する指示(後述する基準年月パラメータ、指定回パラメータ等)を受け付ける。また、処理受付部21は、受け付けたパラメータを出力する。基準年月パラメータは、パラメータの一例であり、データ取得部(帳票メタデータ取得部22、数値データ取得部26等)がデータ(帳票メタデータ、数値データ等)を取得する基準になる年月を表すパラメータである。指定回パラメータは、パラメータの一例であり、基準年月パラメータからどのくらい遡った年月のデータをデータ取得部が取得するのかを指定するパラメータである。
ここで、図3に、2008年の帳票の様式の例及び2009年の帳票の様式の例を示す。2008年の帳票の様式は、厚板、薄板、及び線材からなる品目と、生産及び在庫からなる調査項目とにより形成される。2009年の帳票の様式は、板材及び線材からなる品目と、生産及び在庫からなる調査項目とにより形成される。
帳票メタデータ取得部22は、モジュール取得部18で取得されたモジュールに基づいて、換言するならば処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、帳票メタデータ保持部31から帳票メタデータを取得する。また、帳票メタデータ取得部22は、帳票メタデータを出力する。なお、本実施形態では、帳票メタデータは、帳票ごとに設けられている。
年月計算部23は、モジュール取得部18で取得されたモジュールに基づいて、換言するならば処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、年月を計算する。例えば、年月計算部23は、基準年月パラメータに指定回パラメータを適用し、数値データ取得部26が数値データを取得する対象となる年月を計算する。また、年月計算部23は、算出した年月を出力する。
帳票確認部24は、モジュール取得部18で取得されたモジュールに基づいて、換言するならば処理受付部21で受け付けられたパラメータに係る年月に基づいて、帳票を確認する。例えば、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年と、年月計算部23で算出された年月の年とが一致するか否かを判別する。なお、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年の帳票の様式と、年月計算部23で算出された年月の年の帳票の様式とが一致するか否かを判別してもよい。
接続式取出部25は、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票メタデータから変換式の一例である接続式を取り出す。接続式は、品目及び調査項目(すなわち、帳票において品目及び調査項目により特定されるセル)に対して関連付けられて設けられ、指定回パラメータで指定された年の帳票における数値データを、基準年月パラメータにより特定される年の帳票の様式の数値データに接続(変換)するものである。なお、接続式の例については、後述の図5を参照して説明する。また、接続式取出部25は、取り出した接続式を出力する。
数値データ取得部26は、年月計算部23で算出された年月と、接続式取出部25で取り出された接続式とに基づいて、数値データ保持部32から数値データを取得する。換言するならば、数値データ取得部26は、年月計算部23で算出された年月の帳票に係る数値データを数値データ保持部32から取得する。また、数値データ取得部26は、取得した数値データを出力する。
接続データ計算部27は、接続式取出部25で取り出された接続式に数値データ取得部26で取得された数値データを代入して接続データを計算する。例えば、接続データ計算部27は、2008年1月の帳票に係る数値データを2009年の帳票の様式に読み替えたデータを算出する。また、接続データ計算部27は、接続データを出力する。
帳票作成部28は、数値データ取得部26で取得された数値データ、接続データ計算部27で算出された接続データ等に基づいて、帳票データを生成し、帳票を作成等する。
図4を参照して、過去の帳票に係る数値データを、利用者により指定された帳票の様式のデータに合わせる処理、換言するならば、接続データを算出するモジュールの一例であるデータアクセスコンポーネントについて説明する。図4は、接続データを算出する処理に係るフローチャートを示す図である。以下では、基準年月パラメータが「200901」であり、指定回パラメータが「12M」である場合を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、データアクセスコンポーネントは、GetData(基準日パラメータ,指定回パラメータ)として表される。
ステップS110では、帳票メタデータ取得部22は、基準年月パラメータに基づいて、帳票メタデータ保持部31から帳票メタデータを取得する。この例では、帳票メタデータ取得部22は、2009年に対して設けられた帳票メタデータ(後述の図5(2)に示す帳票メタデータ)を帳票メタデータ保持部31から取得する。
ステップS120では、年月計算部23は、基準年月パラメータと指定回パラメータとに基づいて、数値データ取得部26が数値データを取得する対象となる年月を計算する。この例では、基準年月パラメータが「200901」であり、指定回パラメータが「12M」であるので、年月計算部23は、2009年1月から12カ月分遡った2008年1月を算出する。
ステップS130では、帳票確認部24は、帳票が一致するか否か、より具体的には、基準年月パラメータで特定される年と年月計算部23で算出された年月の年とが一致するか否かを判別する。このとき、一致する場合には、数値データ取得部26は、数値データ保持部32から年月計算部23で算出された年月の帳票に係る数値データを取得し、処理をステップS170に移す。他方、不一致である場合には、接続式取出部25は、ステップS140の処理を行う。この例では、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年が2009年であり、年月計算部23で算出された年月の年が2008年であるので、不一致と判別する。
なお、ステップS130の処理に代えて、帳票メタデータ取得部22が年月計算部23で算出された年月の年に対応する帳票メタデータを帳票メタデータ保持部31から取得し、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年の帳票の様式と、年月計算部23で算出された年の帳票の様式とが一致するか否かを判別する処理を採用してもよい。この場合は、帳票確認部24は、2008年の帳票における品目が「厚板、薄板、及び線材」であるのに対して、2009年の帳票における品目が「板材及び線材」であることから(図3を参照のこと。)、帳票確認部24は、2008年の帳票と2009年の帳票とでは、品目が統合されて様式が異なる(不一致)と判別する。
ステップS140では、接続式取出部25は、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票メタデータから接続式を取り出す。
ここで、図5を参照して、接続式について説明する。図5は、XMLの形式で表された帳票メタデータの例を示す図である。(1)には、2008年の帳票の様式に対応する帳票メタデータの例が示され、(2)には、2009年の帳票の様式に対応する帳票メタデータの例が示されている。
例えば、(2)に示す帳票メタデータには、「<セル 行名称="板材" 列名称="生産" 接続式="表X(厚板, 生産)" />」が記述されている。ここで、接続式は、「接続式="表X(厚板, 生産)"」であり、2009年の帳票(表X)においては、品目「板材」及び調査項目「生産」(セル)の値が、2008年の帳票(表X)における品目「厚板」及び調査項目「生産」の値に対応していることを表している。
また、例えば、(2)に示す帳票メタデータには、「<セル 行名称="板材" 列名称="在庫" 接続式="1.0 * 表X(厚板, 在庫) + 1.0 * 表X(薄板, 在庫)" />」が記述されている。ここで、接続式は、「接続式="1.0 * 表X(厚板, 在庫) + 1.0 * 表X(薄板, 在庫)"」であり、2009年の帳票(表X)においては、品目「板材」及び調査項目「在庫」の値が、2008年の帳票(表X)における品目「厚板」及び調査項目「在庫」の値と品目「薄板」及び調査項目「在庫」のセルの値との和に対応していることを表す。換言するならば、セル(板材,在庫)の接続式によれば、2009年の表Xでは、2008年の表Xの品目「厚板」及び品目「薄板」が品目「板材」に統合されていることを表している。
なお、本実施形態では、帳票を構成する最小の単位であるセルごとに接続式が設けられているが、この構成に限られるものではない。例えば、複数のセル(列、行、帳票全体等)の単位に接続式を設ける構成を採用してもよい。
ステップS150では、数値データ取得部26は、年月計算部23で算出された年月と、接続式取出部25で取り出された接続式とに基づいて、数値データ保持部32から数値データを取得する。
ここで、図6を参照して、数値データ保持部32の構成について説明する。図6は、数値データ保持部32が数値データを格納しているデータベースの例を示す図である。データベースは、年月、表名称、行名称(品目)、及び列名称(調査項目)をKeyとして値(数値データ)を有する。言い換えるならば、データベースは、年月、表名称、行名称、及び列名称によるKeyに対して数値データ(Value)を格納するKey−Value形式の構造を有する。
上述の内容を踏まえると、数値データ取得部26は、年月計算部23で算出された年月及び接続式取出部25で取り出された接続式に基づいて、例えば、Key「200801,表X,厚板,生産」を生成し、数値データ「100」を取得する。
また、ステップS150について、より詳細に説明すると、数値データ取得部26は、年月計算部23で算出された年月(例えば、200801)における、接続式取出部25で取り出された接続式に係る全てのセルの数値データを取得する。この例では、数値データ取得部26は、第1のレコードから第6のレコードまでの数値データ「100,30,10,20,200,20」を取得する。例えば、第1のレコードは、「200801,表X,厚板,生産,100」であり、数値データは、「100」である。
ステップS160では、接続データ計算部27は、接続式取出部25で取り出された接続式に数値データ取得部26で取得された数値データを代入して接続式の計算を行う。例えば、接続データ計算部27は、数値データ取得部26で取得された数値データ「表X(厚板, 在庫)=30,表X(薄板, 在庫)=20」を接続式取出部25で取り出された接続式「1.0 * 表X(厚板, 在庫) + 1.0 * 表X(薄板, 在庫)」に代入して接続データ「50」を算出する。なお、接続データ計算部27で算出された接続データ「50」は、2008年1月の帳票の様式の数値データを2009年1月の帳票の様式に読み替えたデータである。このように、情報処理装置は、接続式に基づいて、現在(未来であってもよい。)から過去をたどり、数値データの読み替えを行う。
ステップS170では、帳票作成部28は、数値データ取得部26で取得された数値データ、接続データ計算部27で算出された接続データ等に基づいて帳票データを生成し、帳票データ(帳票)を出力装置4に出力する。
ここで、図7を参照して、帳票データについて説明する。図7(1)は、2008年1月の帳票データの表示例、(2)は、2009年1月の帳票データの表示例、(3)は、2008年1月の数値データを2009年1月の帳票の様式のデータに読み替えたときの帳票データの表示例を示す図である。
この例では、帳票メタデータ取得部22により図5(2)に示す帳票メタデータが取得されているので、帳票作成部28は、図7(3)に示される表示となる帳票データを生成し、出力する。なお、帳票データは、例えば、帳票メタデータにおいて、接続式に替えて値(数値データ、接続データ等)を代入したものであり、帳票を構成する枠、項目、及びデータを含むデータである。
ここで、本実施形態では、情報処理装置は、過去(昨年)の数値データを現在(今年)の帳票の様式に合わせる処理を行うが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置は、複数年前の数値データを、指定した年の帳票の様式に合わせる処理を行うことができる。
図8を参照して、情報処理装置が複数年前の数値データを指定した年の帳票の様式に合わせる処理について説明する。図8(A)は、2007年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例、(B)は、2008年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例、(C)は、2009年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例を示す図である。
より詳細に説明すると、2007年の帳票(表R)の品目は、板材A、板材B、及び板材Cであり、2008年の帳票(表R)の品目は、板材C及び板材Dであり、2009年の帳票(表R)の品目は、板材Eである。また、2008年の帳票では、2007年の帳票の品目「板材A及び板材B」が品目「板材D」に統合され、2009年の帳票では、2008年の帳票の品目「板材C及び板材D」が品目「板材E」に統合されている。
それでは、情報処理装置が2007年の帳票(表R)の数値データを2009年の帳票(表R)の様式に読み替える処理(以下、過去のデータを読み替える処理を過去データ接続処理と称する。)について説明する。なお、過去データ接続処理の手順は、基本的に、図4に示す処理と同様であるので図示を省略する。図4に示す処理との主な相違は、帳票メタデータ取得部22は、複数の帳票メタデータ(この例では、2008年の帳票メタデータ及び2009年の帳票メタデータ)を取得するので、ステップS110からステップS160までの処理が、取得される帳票メタデータの数分(この例では2回)、繰り返される点である。
なお、情報処理装置は、利用者により入力装置3が操作されて、基準年月パラメータ「200901」及び指定回パラメータ「24M」等が指定されることを契機として、過去データ接続処理を開始する。
(1回目の繰り返し)
まず、帳票メタデータ取得部22は、基準年月パラメータが「200901」であるので、帳票メタデータ保持部31から2009年の帳票メタデータを帳票メタデータ保持部31から取得する(ステップS110)。
続いて、年月計算部23は、基準年月パラメータが「200901」であり、指定回パラメータが「24M」であるので、年月計算部23は、まずは、2009年1月から1年分(12カ月分)遡った2008年1月を算出する(ステップS120)。このとき、年月計算部23は、基準年月パラメータを「200801」に変更し、指定回パラメータを「12M」に変更する。
続いて、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年が2009年であり、年月計算部23で算出された年月の年が2008年であるので、不一致と判別する(ステップS130)。なお、帳票確認部24は、2008年の帳票における品目が「板材C及び板材D」であるのに対して、2009年の帳票における品目が「板材E」であることから、2008年の帳票と2009年の帳票とでは、品目が統合されて様式が異なる(不一致)と判別してもよい。
続いて、接続式取出部25は、2009年の帳票メタデータから接続式を取り出す(ステップS140)。
ここで、数値データ保持部32は、2007年1月の数値データを2008年1月の帳票の様式に変換した数値データを保持していないので、数値データ取得部26は、数値データ保持部32から数値データを取得しない。なお、本実施形態では、データの無駄を極力排除するために、読み替えたデータ(接続データ)をデータベースに保持しない。
しかしながら、数値データ取得部26は、数値データを取得する代わりに、接続式(この例では、「接続式 = "1.0 * 表R(板材C, 在庫) + 1.0 * 表R(板材D, 在庫)"」)を保持する(ステップS150)。
なお、数値データ取得部26が数値データを取得していないので、接続データ計算部27は、接続式の計算を行わない(ステップS160)。
(2回目の繰り返し)
帳票メタデータ取得部22は、基準年月パラメータが「200801」であるので、帳票メタデータ保持部31から2008年の帳票メタデータを帳票メタデータ保持部31から取得する(ステップS110)。
続いて、年月計算部23は、基準年月パラメータが「200801」であり、指定回パラメータが「12M」であるので、2008年1月から1年分(12カ月分)遡った2007年1月を算出する(ステップS120)。このとき、年月計算部23は、3回目の繰り返しが行われないように、基準年月パラメータを「―」に変更し、指定回パラメータが「―」に変更する。
続いて、帳票確認部24は、基準年月パラメータで特定される年が2008年であり、年月計算部23で算出された年月の年が2007年であるので、不一致と判別する(ステップS130)。なお、帳票確認部24は、2007年の帳票における品目が「板材A、板材B、及び板材C」であるのに対して、2008年の帳票における品目が「板材C及び板材D」であることから、2007年の帳票と2008年の帳票とでは、品目が統合されて様式が異なる(不一致)と判別してもよい。
続いて、接続式取出部25は、2008年の帳票メタデータから接続式を取り出す(ステップS140)。
続いて、数値データ取得部26は、接続式を保持しているので、保持している接続式に接続式取出部25が今回取り出した接続式を代入して、数値データ保持部32から数値データを取得する(ステップS150)。例えば、数値データ取得部26は、代入した接続式「"1.0 * 表R(板材C, 在庫) + 1.0 * (1.0 * 表R(板材A, 在庫) + 1.0 * 表R(板材B, 在庫))"」に基づいて、数値データを取得する。より詳細に説明すると、数値データ取得部26は、Key「200701,表R,板材A,在庫」、Key「200701,表R,板材B,在庫」、Key「200701,表R,板材C,在庫」を生成し、各Keyに対応する数値データを取得する。
続いて、接続データ計算部27は、数値データ取得部26で取得された数値データに基づいて、接続式の計算を行う(ステップS160)。
以上のように、情報処理装置は、複数年前の数値データを、指定した年の帳票の様式に合わせる処理を行う。
なお、情報処理装置は、取得した数値データに係る帳票が指定された帳票から複数個前の帳票である場合には、複数の帳票に係る各帳票メタデータに記述された変換式に基づいて、取得した数値データを各帳票の様式のデータに変換することを繰り返して指定された帳票の様式のデータに変換する処理を行うことで、複数年に跨る過去データ接続処理を行ってもよい。
また、本実施形態では、情報処理装置は、品目が統合されたときの過去データ接続処理を行うが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置は、品目が分割、追加、又は削除されたときの過去データ接続処理を行ってもよい。なお、調査項目が統合、分割、追加、削除、又はこれらの組み合わせのときの過去データ接続処理については、品目が統合されたときの過去データ接続処理と同様に処理することができるので説明を省略する。
ここで、図9を参照して、品目が分割、追加、又は削除されたときの帳票の様式の例及び接続式の例について説明する。図9(A)は、2008年の表Xの品目「薄板」が分割されたときの2009年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例、(B)は、2008年の表Xに品目「石材」が追加されたときの2009年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例、(C)は、2008年の表Xの品目「薄板」が削除されたときの2009年の帳票の様式及び帳票メタデータ(接続式部分)の抜粋の例を示す図である。
例えば、(A)では、2008年の表X(薄板, 在庫)の数値データが、2009年の帳票の様式では、表X(薄板A, 在庫)及び表X(薄板B, 在庫)に半分ずつに分割されていることが示されている。また、例えば、(B)では、2008年の表Xに存在しない品目「石材」が、2009年の帳票の様式では設けられることが示されている。また、例えば、(C)では、2008年の表Xに存在する品目「薄板」が、2009年の帳票の様式では設けられることが示されている。
なお、情報処理装置は、品目が分割、追加、又は削除されたときの過去データ接続処理として、図4に示す処理を行う。すなわち、情報処理装置は、帳票における品目が分割、追加、又は削除されたときであっても、利用者が帳票メタデータの接続式を変更することで、処理定義メタデータ自体を変更することなく、過去データ接続処理を行うことができる。
また、本実施形態では、情報処理装置(帳票作成部28)は、帳票を作成しているが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置は、過去データ接続処理を行った結果を用いて、現在のデータと過去のデータを比較する処理(比較処理)を行ってもよい。
ここで、図10を参照して、比較処理について説明する。図10(1)は、処理定義メタデータの例、(2)は、アドオンの例、(3)は、アドオンの呼び出しの例を示す図である。
図10(1)に示す「当月データ = getData("200901", "0M");」は、当月(2009年1月)の帳票データを取得する処理であり、「前年同月データ = getData("200901", "12M");」は、前年の同月(2008年1月)の数値データを2009年1月の帳票の様式に読み替えた帳票データを取得する処理である(図4を参照のこと。)。なお、本実施形態では、数値データの読み替え(広義には、データの変換)をデータアクセスコンポーネントの中で行うので、処理定義メタデータでは、データの変換に係る処理を記述する必要がなく、記述を簡略化することができる。また、本実施形態では、処理定義メタデータには、データベースの物理的な定義、データベースに接続するための冗長な定義等を記述する必要がないので、保守性が向上する。
また、「当月板材在庫量 = 当月データ.getValue("表X", "板材", "在庫");」は、当月の帳票データから板材の在庫量の数値データを取得する処理であり、「前年同月板材在庫量 = 前年同月データ.getValue("表X", "板材", "在庫");」は、前年の同月の帳票データから板材の在庫量の数値データを取得する処理である。
また、「板材在庫量前年同月比 = 当月板材在庫量 / 前年同月板材在庫量;」は、2009年1月の板材の在庫量の数値データと、2008年1月の板材の在庫量の数値データを2009年の帳票の様式に読み替えた数値データとの割合を求める処理である。
すなわち、処理定義メタデータの例では、2008年1月の板材の在庫量を2009年の帳票の様式に読み替えて、2009年1月の板材の在庫量と比較する処理が定義されている。
しかしながら、上述したように処理定義メタデータを規定すると、2007年1月の板材の在庫量と2008年1月の板材の在庫量と比較するためには、新たに、処理定義メタデータを設けなければならない。そこで、本実施形態では、図10(2)に示すように、処理定義メタデータを共通化する。なお、図10(2)に示す「getZennenDogetsuHi(基準年月, 表名称, 行名称, 列名称) [・・・]」は、処理定義メタデータを共通化した例(アドオンの例)である。
すなわち、本実施形態では、パラメータ値を変更することで、指定した年月の比較処理を実現することができる。図10(3)に示すようにアドオンを呼び出した場合には、2009年1月の表X(板材,在庫量)の数値データと、2008年1月の表X(板材,在庫量)の数値データを2009年の帳票の様式に読み替えた数値データと、の割合が出力(リターン)される。他方、2008年1月の表X(板材,在庫量)の数値データと、2007年1月の表X(板材,在庫量)の数値データを2008年の帳票の様式に読み替えた数値データと、の割合を出力したい場合には、パラメータを変更("200901"を"200801"に)する。
上述したように、本実施形態では、統計調査ごとに異なる帳票の様式、統計調査に関する情報を帳票メタデータとして定義しているので、統計調査での対象が変化(品目、調査項目の統合、分割、追加、削除)に容易に対応でき、保守性が向上する。また、本実施形態では、モジュールを共通化することにより、重複機能が極力排除でき、効率性が向上する。また、本実施形態では、利用者が利用しやすいデータの形式である(例えば、過去のデータを現在の帳票の様式に読み替えて表示する)ので、使用性が向上する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る情報処理装置は、データベースに登録されている数値データを確認する処理(確認処理或いは審査処理と称する。)を行う。例えば、利用者による入力装置3の操作を契機として、情報処理装置は、確認処理を開始する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の部分については、第1の実施形態で付した符号と同一の符号を付している。
本実施形態では、確認処理は、必須チェック処理、前回差チェック処理、及び前回比チェック処理の少なくとも1つを含んで構成される。必須チェック処理は、入力が必須の項目について、利用者が指定した項目に係る数値データがデータベースに登録されているか否かを確認するものである。前回差チェック処理は、利用者が指定した項目(今回の項目)に係る数値データと対応する過去の項目(前回の項目)に係る数値データとの差が許容範囲内にあるか否かを確認するものである。前回比チェック処理は、利用者が指定した項目(今回の項目)に係る数値データと対応する過去の項目(前回の項目)に係る数値データとの比が許容範囲内にあるか否かを確認するものである。
図11を参照して、情報処理装置の機能構成について説明する。図11は、情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。なお、図2(1)に示す機能構成については同一であるので、説明を省略する。
情報処理装置は、処理定義メタデータ保持部14、モジュール保持部15、処理定義メタデータ取得部17、モジュール取得部18、処理受付部21、帳票メタデータ取得部22、数値データ取得部26、帳票メタデータ保持部31、数値データ保持部32、判定値取出部41、数値データ取出部42、数値データ判定部43、及びエラー出力部44を含んで構成される。なお、判定値取出部41、数値データ取出部42、及び数値データ判定部43は、実行部12の一例である。エラー出力部44は、出力部13の一例である。
処理受付部21は、利用者の要求を受け付ける。例えば、処理受付部21は、確認される対象について、確認処理をする指示(基準年月パラメータ、指定回パラメータ、調査客体ID)を受け付ける。調査客体IDは、メータの一例であり、帳票(表)を識別するための符号である。また、処理受付部21は、受け付けたパラメータを出力する。
帳票メタデータ取得部22は、モジュール取得部18で取得されたモジュールに基づいて、換言するならば処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、帳票メタデータ保持部31から帳票メタデータを取得する。帳票メタデータ取得部22は、帳票データを出力する。
判定値取出部41は、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票メタデータから判定に係る情報(例えば、判定値)を取り出す。判定値は、予め設定された条件の一例である前回差許容値、前回比許容値上限、前回比許容値下限である。
数値データ取出部42は、モジュール取得部18で取得されたモジュールに基づいて、換言するならば処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票データから確認対象に係る数値データを取り出す。また、数値データ取出部42は、取り出した数値データを出力する。
数値データ判定部43は、数値データ取出部42で取り出された数値データが予め設定された条件を満たすか否かを判定する。
エラー出力部44は、数値データ判定部43で条件が満たされないと判定された場合にエラーを出力する。
図12から図14までを参照して、確認処理について説明する。図12は、必須チェック処理に係るフローチャートを示す図である。図13は、前回差チェック処理に係るフローチャートを示す図である。図14は、前回比チェック処理に係るフローチャートを示す図である。
まず、図12を参照して、必須チェック処理について説明する。
以下では、情報処理装置が、第1の実施形態で説明したデータアクセスコンポーネントを実行して帳票データ(2009年2月の調査客体ID「B」の表Xに係るデータ)を取得し、帳票データから対象とする年月を抽出して(ここでは、「200902」を抽出するものとする。)必須チェック処理を行う場合を例に挙げて説明する。なお、ここでは、後述の図17(4)に係る帳票データについて必須チェック処理が行われるものとする。
ステップS210では、帳票メタデータ取得部22は、処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、帳票メタデータ保持部31から帳票メタデータを取得する。ここでは、帳票メタデータ取得部22は、2009年に対して設けられた帳票メタデータ(図15に示す帳票メタデータ)を帳票メタデータ保持部31から取得する。
ここで、図15に、2009年の帳票の様式に対応する帳票メタデータの例を示す。例えば、図15に示す帳票メタデータには、「<セル 行名称="板材" 列名称="生産"必須フラグ="Y" 前回差許容値="100" 前回比許容値上限="1.30" 前回比許容値下限="0.70" />」が記述されている。すなわち、2009年の帳票の様式に対応する帳票メタデータの例では、2009年の帳票(表X)においては、品目「板材」及び調査項目「生産」について、必須チェック処理、前回差チェック処理、及び前回比チェック処理が行われることを表している。
ステップS220では、判定値取出部41は、要素「セル」の属性「必須フラグ」が「Y」であるセルのリストを生成する。この例では、判定値取出部41は、2009年の帳票の様式に対応する帳票メタデータに基づいて、品目「板材」及び調査項目「生産」のセルと品目「板材」及び調査項目「在庫」のセルを含むリストを生成する。
ステップS230では、数値データ取出部42は、判定値取出部41で生成されたリストに含まれるセルに対応する数値データを帳票データから取り出す。
ここで、図16を参照して、判定値取出部41で取り出される数値データについて説明する。図16に示すように、データベースには、例えば、2009年2月の調査客体ID「B」については、品目「板材」及び調査項目「生産」に対応する数値データとしては「500」が登録され、品目「板材」及び調査項目「在庫」に対応する数値データは登録されていない。よって、数値データ取出部42は、判定値取出部41で生成されたリストに含まれる品目「板材」及び調査項目「生産」に対応する数値データ「500」、及び品目「板材」及び調査項目「在庫」に対応する数値データ「""」を帳票データから取り出す。「""」は、空であることを表す情報、換言するならば、数値データがデータベースに登録されていないことを表す情報である。
また、図17に、各種の帳票データの表示例を示す。(1)は、2009年1月の調査客体ID「A」の表Xに係る帳票データの表示例を示し、(2)は、2009年2月の調査客体ID「A」の表Xに係る帳票データの表示例を示し、(3)は、2009年1月の調査客体ID「B」の表Xに係る帳票データの表示例を示し、(4)は、2009年2月の調査客体ID「B」の表Xに係る帳票データの表示例を示す。
ステップS240では、数値データ判定部43は、数値データ取出部42で取り出された数値データが空であるか否か、換言するならば、数値データ取出部42が数値データを取り出したか否かを判定する。このとき、取り出された数値データが空である場合には、続いて、エラー出力部44は、エラーを出力し(ステップS250)、処理を終了する。他方、取り出された数値データが空でない場合には、処理は終了する。
この例では、品目「板材」及び調査項目「在庫」に対応する数値データが空「""」であるので、数値データ判定部43は、取り出された数値データが空であると判定し、エラー出力部44は、2009年2月の表Xの調査客体ID「B」について(板材,在庫)が未記入であることを表すエラーを出力装置4に出力する。
次に、図13を参照して、前回差チェック処理について説明する。
以下では、情報処理装置が、第1の実施形態で説明したデータアクセスコンポーネントを実行して帳票データ(2009年2月の調査客体ID「A」の表Xに係るデータ)を取得し、帳票データから対象とする年月を抽出して(ここでは、「200902」を抽出するものとする。)前回差チェック処理を行う場合を例に挙げて説明する。なお、ここでは、図17(2)に係る帳票データについて前回差チェック処理が行われるものとする。
ステップS310では、帳票メタデータ取得部22は、処理受付部21で受け付けられたパラメータに基づいて、帳票メタデータ保持部31から帳票メタデータを取得する。ここでは、帳票メタデータ取得部22は、2009年に対して設けられた帳票メタデータ(図15に示す帳票メタデータ)を帳票メタデータ保持部31から取得する。
ステップS320では、数値データ取得部26は、抽出された年月に対して直近の過去の数値データ(この例では、2009年1月の調査客体ID「A」の帳票に係る数値データ)を数値データ保持部32から取得し、比較先(前回)の帳票データを生成する。
ステップS330では、判定値取出部41は、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票メタデータから要素「セル」の属性「前回差許容値」に対応する値を取り出す。この例では、判定値取出部41は、(板材,生産)の前回差許容値として「100」、(板材,在庫)の前回差許容値として「10」、(線材,生産)の前回差許容値として「100」、(線材,在庫)の前回差許容値として「10」を取り出す。
ステップS340では、数値データ取出部42は、帳票データからセルに対応する数値データを取り出す。より詳細に説明すると、数値データ取出部42は、2009年2月の調査客体ID「A」に係る帳票データ(今回の帳票データ)から、(板材,生産)の数値データ「500」、(板材,在庫)の数値データ「55」、(線材,生産)の数値データ「300」、及び(線材,在庫)の数値データ「10」を取り出す。
ステップS350では、数値データ取出部42は、2009年1月の調査客体ID「A」に係る帳票データ(前回の帳票データ)から、(板材,生産)の数値データ「400」、(板材,在庫)の数値データ「40」、(線材,生産)の数値データ「200」、及び(線材,在庫)の数値データ「20」を取り出す。
ステップS360では、数値データ判定部43は、差の絶対値(前回差)を求める。より具体的には、数値データ判定部43は、今回の帳票データに係る数値データと前回の帳票データに係る数値データとの差の絶対値を計算する。例えば、数値データ判定部43は、(板材,生産)については、「100(=500−400)」、(板材,在庫)については、「15(=55−40)」、(線材,生産)については、「100(=300−200)」、(線材,在庫)については、「10(=10−20)」を算出する。
ステップS370では、数値データ判定部43は、算出した差の絶対値が判定値取出部41で取り出された前回差許容値以下であるか否かを判定する。このとき、前回差許容値を超えている場合は、続いて、エラー出力部44は、エラーを出力し(ステップS380)、処理を終了する。他方、前回差許容値以下である場合には、処理は終了する。
この例では、(板材,在庫)についての絶対値が「15」であり、(板材,在庫)についての許容値が「10」であるので、エラー出力部44は、2009年2月の調査客体ID「A」についての(板材,在庫)の値が許容範囲(0以上前回差許容値以下の範囲)から外れていることを表すエラーを出力装置4に出力する。
次に、図14を参照して、前回比チェック処理について説明する。なお、前回比チェック処理において、前回差チェック処理と同様の構成(ステップS410、ステップS420、ステップS440、及びステップS450)については、説明を省略する。また、以下では、情報処理装置が、第1の実施形態で説明したデータアクセスコンポーネントを実行して図13で挙げた例と同様の帳票データを取得し、帳票データから対象とする年月を抽出して前回比チェック処理を行う場合を例に挙げて説明する。
ステップS430では、判定値取出部41は、帳票メタデータ取得部22で取得された帳票メタデータから要素「セル」の属性「前回比許容値」に対応する値を取り出す。この例では、判定値取出部41は、(板材,生産)の前回比許容値上限として「1.30」及び前回比許容値下限として「0.70」、(板材,在庫)の前回比許容値上限として「1.40」及び前回比許容値下限として「0.60」、(線材,生産)の前回比許容値上限として「1.30」及び前回比許容値下限として「0.70」、(線材,在庫)の前回比許容値上限として「1.40」及び前回比許容値下限として「0.60」を取り出す。
ステップS460では、数値データ判定部43は、今回の帳票データに係る数値データを前回の帳票に係る数値データで割った値(前回比)を求める。例えば、数値データ判定部43は、(板材,生産)については、「1.25(=500/400)」、(板材,在庫)については、「1.375(=55/40)」、(線材,生産)については、「1.5(=300/200)」、(線材,在庫)については、「0.5(=10/20)」を算出する。
ステップS470では、数値データ判定部43は、算出した前回比が判定値取出部41で取得された前回比許容値下限以上であり、かつ前回比許容値上限以下(すなわち、許容範囲内)であるか否かを判定する。このとき、許容範囲外である場合は、続いて、エラー出力部44は、エラーを出力し(ステップS480)、処理を終了する。他方、許容範囲内である場合には、処理は終了する。
この例では、(線材,生産)についての前回比が「1.5」であり、(線材,生産)についての許容範囲(0.7以上1.30以下の範囲)外であるので、エラー出力部44は、2009年2月の調査客体ID「A」についての(線材,生産)の値が許容範囲から外れていることを表すエラーを出力装置4に出力する。また、同様に、(線材,在庫)についての前回比が「0.5」であり、(線材,生産)についての許容範囲(0.6以上1.40以下の範囲)外であるので、エラー出力部44は、2009年2月の調査客体ID「A」についての(線材,在庫)の値が許容範囲から外れていることを表すエラーを出力装置4に出力する。
次に、図18を参照して、処理定義メタデータについて説明する。図18(1)は、処理定義メタデータの例、(2)及び(3)は、処理定義メタデータの変更の例、(4)は、許容値の変更の例を示す図である。なお、本実施形態では、データアクセスコンポーネントは、GetData(基準日パラメータ,指定回パラメータ,調査客体ID)として表される。
図18(1)に示す「帳票データA = getData("200902", "0M", "A");」は、2009年2月の調査客体ID「A」の帳票データ(帳票データA)を取得する処理を表すものである。また、「checkHissu(帳票データA);」は、帳票データAに対して必須チェック処理を行うことを表すものである。
また、図18(1)に示す「checkZenkaiSa(帳票データA, "表X", "板材", "在庫");」は、帳票データAにおける(板材,在庫)について前回差チェック処理を行うことを表すものである。
ここで、図13に示す前回差チェック処理では、情報処理装置は、帳票メタデータに記述された全てのセルについて前回差チェック処理を行うが、このように、処理の対象を特定する情報(この例では、板材及び在庫)をパラメータとして与えることで、個別に(任意のセルについてのみ)前回差チェック処理を行うことができる。なお、図13に示す前回差チェック処理では、情報処理装置は、帳票データから年月を抽出しているが、これに限られるものではない。例えば、年月は、パラメータとして与えられてもよい。
また、図18(1)に示す「checkZenkaiHi(帳票データA, "表X", "線材", "生産");」は、帳票データA(図17(2)に示す帳票)における(線材,生産)について前回比チェック処理を行うことを表すものである。
ここで、図14に示す前回比チェック処理では、情報処理装置は、帳票メタデータに記述された全てのセルについて前回比チェック処理を行うが、このように、処理の対象を特定する情報(この例では、板材及び在庫)をパラメータとして与えることで、個別に(任意のセルについてのみ)前回比チェック処理を行うことができる。なお、図14に示す前回比チェック処理では、情報処理装置は、帳票データから年月を抽出しているが、これに限られるものではない。例えば、年月は、パラメータとして与えられてもよい。
例えば、(1)に示す処理定義メタデータでは、2009年2月の帳票(調査客体IDが「A」である表X)について必須チェック処理を行い、2009年2月の帳票(調査客体IDが「A」である表X)に係る(板材,在庫)について前回差チェック処理を行い、2009年2月の帳票(調査客体IDが「A」である表X)に係る(線材,生産)について前回比チェック処理を行うこと規定している。
これに対して、2009年2月の帳票(調査客体IDが「A」である表X)に係る(線材,生産)について、前回比チェック処理を行わず、前回差チェック処理を行いたい場合は、(2)に示すように、処理定義メタデータを変更する。
また、2009年2月の帳票(調査客体IDが「A」である表X)に係る(板材,在庫)について前回差チェック処理を行わず、前回比チェック処理を行いたい場合は、(3)に示すように、処理定義メタデータを変更する。
このように、本実施形態では、セル単位にチェックの内容を指定することができ、細かい単位でチェックの内容及びチェックの対象を調整することができる。また、本実施形態では、帳票データ及び帳票メタデータに依存しないアドオンを使用することで、変更が容易に行うことができ、保守性を高めることができる。
また、本実施形態では、許容範囲を変更したい場合は、帳票メタデータを変更することで実現できる。例えば、(板材,在庫)の前回差許容値を「10」から「15」に変更したい場合には、帳票メタデータには、図18(4)に示すように「前回差許容値="15"」と定義する。すなわち、本実施形態では、処理定義メタデータを変更せずとも、セル単位に調整を行うことができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第1の実施形態及び第2の実施形態で示した処理受付部21が、各種の指示(パラメータ等)を受け付けるインターフェースの例について説明する。なお、第3の実施形態に係る情報処理装置は、第1の実施形態に係る情報処理装置と基本的に同様であるので説明を省略する。
図19(1)には、統計処理を選択するためのインターフェースが示されている。図19(2)には、集計対象を選択するための各種のインターフェースが示されている。図19(3)には、審査対象を選択するための各種のインターフェースが示されている。
より詳細に説明すると、表示部50は、集計処理ボタン51及び審査処理ボタン52より構成される統計処理メニューを表示する(図19(1))。統計処理メニューが表示されると、利用者は、入力装置3を操作して、集計処理ボタン51又は審査処理ボタン52を押圧する。
集計処理ボタン51が押圧操作されたことを検出すると、表示部50は、集計処理を選択する画面を表示する(図19(2))。集計処理を選択する画面が表示されると、利用者は、入力装置3を操作して、集計対象53(集計A、集計B、集計C、集計D)を選択する。集計対象が選択操作されたことを検出すると、表示部50は、選択された集計対象53に対応した各種のパラメータ(帳票パラメータ54、基準年月パラメータ55、指定回パラメータ56)を入力する画面を表示する。なお、帳票パラメータ54は、例えば、調査客体IDである。
入力する画面が表示されると、利用者は、入力装置3を操作して、各種のパラメータを設定し、実行ボタン57を押圧する。ここで、利用者は、統計処理をキャンセルしたい場合は、キャンセルボタン58を押圧する。なお、審査対象を選択する構成は、上述した集計対象を選択する構成と同様であるので説明を省略する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、上述した各実施形態で示した情報処理装置が、帳票データ(接続データを含んでいてもよい。)を利用する例について説明する。なお、第4の実施形態に係る情報処理装置は、第1の実施形態に係る情報処理装置と基本的に同様であるので説明を省略する。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、利用者の要求に応じて、集計処理を行い、在庫指数を表す表を生成する(図20(1)参照のこと。)。
また、例えば、情報処理装置は、利用者の要求に応じて、集計処理を行い、板材の在庫量の対前年同月比の推移を表す表を生成する(図20(2)参照のこと。)。
また、例えば、情報処理装置は、利用者の要求に応じて、審査処理を行い、出力装置4にエラーを出力する(図20(3)参照のこと。)。
(その他の実施形態)
第1の実施形態では、情報処理装置は、帳票メタデータに記述された全てのセルについて数値データを取得するが、これに限られるものではない。例えば、処理定義メタデータにおいて対象とするセルを指定する情報をパラメータとして定義した場合には、情報処理装置は、パラメータで指定されたセルについて数値データを取得することができる。この構成によれば、不要な数値データの取得が減るので、処理を高速化することができる。
第1の実施形態では、調査客体が1つの場合の構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、第2の実施形態と同じように調査客体IDを設けることで、情報処理装置は、複数の調査客体を扱うことができる。
上述した実施形態では、年ごとに帳票メタデータを設けているが、これに限られるものではない。例えば、時間、日、週、月、四半期、複数年ごとに帳票メタデータを設けてもよい。なお、帳票の様式が同じ場合には、帳票メタデータを設けなくてもよい。
また、上述した実施形態では、情報処理装置は、同じ帳票(例えば、表Xなら表X)についてデータの読み替えを行っているが、これに限られるものではない。情報処理装置は、異なる帳票間(換言するならば、意味的に一致するセル)のデータの読み替えを行うことができる。例えば、情報処理装置は、2009年に青森県のA市とB市とが合併され、C市となった場合には、C市の2009年1月の帳票の(厚板,在庫)の接続データは、「接続式="1.0 * A市の2008年1月の表Y(厚板, 在庫) + 1.0 * B市の2008年1月の表Z(厚板, 在庫)"」により求めることができる。また、情報処理装置は、帳票自体が統合、分割、追加、削除された場合にも同様に、データの読み替えを行うことができる。
また、上述した実施形態では、情報処理装置は、過去の数値データを指定された帳票の様式のデータに読み替えるが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置は、一の地域の数値データを指定された一の地域とは異なる他の地域の帳票の様式のデータに読み替えることができる。例えば、情報処理装置は、青森県の(厚板F,在庫)と北海道の(厚板G,在庫)とで比較を行う場合には、指定された方の帳票の様式にデータを読み替える。
また、上述した実施形態では、出力装置4は、帳票の出力、エラーの出力等を行うが、これに限られるものではない。例えば、出力装置4は、帳票メタデータ、接続データ等に基づいて、調査対象の変遷の一覧(いわゆる時系列表)を出力してもよい。例えば、出力装置4は、何年の何月に項目Aと項目Bとが統合されて項目Cとなり、何年の何月に項目Cが分割されて、項目Dと項目Eとなったことを表す表を出力する。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよい。
1 情報処理装置
11 CPU
12 記憶装置
13 入力装置
14 出力装置
15 バス

Claims (7)

  1. 帳票様式の異なる帳票データへの変換に係る変換処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段による実行結果に基づいて生成した帳票データを出力する出力手段と、
    を有し、
    前記実行手段は、
    指定された基準とする帳票様式の帳票メタデータを取得する取得手段と、
    前記基準とする帳票様式と、指定された取得対象の帳票データの帳票様式とが一致するか否かを判定する確認手段と、
    前記確認手段で一致しないと判定された場合、前記取得手段で取得された帳票メタデータに定義されている変換式に基づいて、前記取得対象の帳票データにおける数値データを前記基準とする帳票様式に対応する数値データに変換する計算手段と、
    を有し、
    前記実行手段は、帳票様式が複数回変更されている場合、各帳票様式の帳票メタデータに定義されている前記変換式に基づいて前記変換処理を繰り返すことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記実行手段は、前記変換式に基づいて前記変換処理を繰り返す場合、前記基準とする帳票様式に対応する数値データを取得するまで、変換した数値データを保持することなく前記変換式に基づいて順次計算することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記計算手段は、帳票を構成するセル毎に定義されている前記変換式に前記取得対象の帳票データにおける数値データを代入して計算することにより、前記基準とする帳票様式に対応する数値データに変換することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 帳票データの変換処理に係る指示を入力する入力画面を表示する表示手段を更に有し、
    前記実行手段は、前記表示手段で表示された入力画面を介して受け付けた指示により特定される帳票データに対して前記変換処理を実行することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段で出力された帳票データに基づいて集計を行う集計手段を更に有することを特徴とする請求項乃至4の何れか1項記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    帳票様式の異なる帳票データへの変換に係る変換処理を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップによる実行結果に基づいて生成した帳票データを出力する出力ステップと、
    を含み、
    前記実行ステップは、
    指定された基準とする帳票様式の帳票メタデータを取得する取得ステップと、
    前記基準とする帳票様式と、指定された取得対象の帳票データの帳票様式とが一致するか否かを判定する確認ステップと、
    前記確認ステップで一致しないと判定された場合、前記取得ステップで取得された帳票メタデータに定義されている変換式に基づいて、前記取得対象の帳票データにおける数値データを前記基準とする帳票様式に対応する数値データに変換する計算ステップと、
    を含み、
    前記実行ステップでは、帳票様式が複数回変更されている場合、各帳票様式の帳票メタデータに定義されている前記変換式に基づいて前記変換処理を繰り返すことを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータ
    帳票様式の異なる帳票データへの変換に係る変換処理を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップによる実行結果に基づいて生成した帳票データを出力する出力ステップと、
    を実行させ、
    前記実行ステップは、
    指定された基準とする帳票様式の帳票メタデータを取得する取得ステップと、
    前記基準とする帳票様式と、指定された取得対象の帳票データの帳票様式とが一致するか否かを判定する確認ステップと、
    前記確認ステップで一致しないと判定された場合、前記取得ステップで取得された帳票メタデータに定義されている変換式に基づいて、前記取得対象の帳票データにおける数値データを前記基準とする帳票様式に対応する数値データに変換する計算ステップと、
    を含み、
    前記実行ステップでは、帳票様式が複数回変更されている場合、各帳票様式の帳票メタデータに定義されている前記変換式に基づいて前記変換処理を繰り返すことを特徴とするプログラム。
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