JP5505669B1 - 自転駆動機構および該機構を用いたフィルムラベル貼着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能な自転駆動機構、及び、フィルムラベル貼着装置を提供すること。
【解決手段】テーパ部104に従動機構105を有し、自転軸112が連結された移動可能な被駆動部材103と、該被駆動部材103の移動方向に沿って設けられ、傾斜部115に伝達機構102を有する駆動部材101を備え、前記伝達機構102を、該従動機構の105自転軸方向の任意の位置に対峙するように設ける。
【選択図】図2
【解決手段】テーパ部104に従動機構105を有し、自転軸112が連結された移動可能な被駆動部材103と、該被駆動部材103の移動方向に沿って設けられ、傾斜部115に伝達機構102を有する駆動部材101を備え、前記伝達機構102を、該従動機構の105自転軸方向の任意の位置に対峙するように設ける。
【選択図】図2
Description
本願発明は、自転駆動機構および該機構を用いたフィルムラベル貼着装置に関する。
従来、缶体の外周面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着装置として、フィルムラベルの貼着やその前処理、後処理等のために缶体を移動させながら自転させるものが知られている。
そして、缶体を移動させながら自転させるための自転駆動機構も、様々なものが公知である。
例えば、特開2001−179830号公報(特許文献1)等で公知のフィルムラベル貼着装置では、缶体へのフィルムラベルの貼着とその前処理である缶胴加熱、後処理である缶胴冷却の工程において、缶体がマンドレル回転搬送手段1のマンドレル20に支持され、当該マンドレル20がほぼ公転軌道である無端軌道を移動する際にローラ21と案内面22との摩擦接触により自転することで、各処理工程にわたって缶体を移動させながら自転させるように構成されている。
そして、缶体を移動させながら自転させるための自転駆動機構も、様々なものが公知である。
例えば、特開2001−179830号公報(特許文献1)等で公知のフィルムラベル貼着装置では、缶体へのフィルムラベルの貼着とその前処理である缶胴加熱、後処理である缶胴冷却の工程において、缶体がマンドレル回転搬送手段1のマンドレル20に支持され、当該マンドレル20がほぼ公転軌道である無端軌道を移動する際にローラ21と案内面22との摩擦接触により自転することで、各処理工程にわたって缶体を移動させながら自転させるように構成されている。
すなわち、マンドレル回転搬送手段1は、自転軸を有し該自転軸と直交する方向に移動可能なマンドレル20と、該マンドレル20の移動方向に沿って固定的に設けられた駆動部材(案内面22)と、該駆動部材と対峙して移動にともなって回転する被駆動部材(ローラ21)とを有する自転駆動機構を構成している。
このような、公知の自転駆動機構においては、移動のための駆動機構のみを備えれば、自転のための特別な駆動装置や制御装置を必要としないため、上記の公知のフィルムラベル貼着装置のように多数の缶体を連続的に移動させながら自転させて処理を行うような装置においては、構成が非常に簡略化される。
このような、公知の自転駆動機構においては、移動のための駆動機構のみを備えれば、自転のための特別な駆動装置や制御装置を必要としないため、上記の公知のフィルムラベル貼着装置のように多数の缶体を連続的に移動させながら自転させて処理を行うような装置においては、構成が非常に簡略化される。
上記の公知の自転駆動機構においては、マンドレルの移動速度に応じて自転軸の自転速度が決まるため、固定的に設けられた駆動部材の配置の有無で、自転駆動するかしないかの二者択一で自律的に自転速度を変更することは不可能である。
そして、このことに起因して、公知のフィルムラベル貼着装置においても問題が発生する。
例えば、フィルムラベルの貼着後に、缶胴に固定的に配置された押圧パッド等を当てて再押圧し、フィルムラベルをより強固に密着させる処理を行う場合、缶胴が押圧パッドに沿って転動する必要がある。
しかしながら、前述のような自転駆動機構を採用した公知のフィルムラベル貼着装置では、被駆動部材(ローラ21)の径は他の処理で最適な自転速度となるように設定され、缶体の径とは一致していないのが一般的であり、被駆動部材(ローラ21)による自転速度と、缶胴が押圧パッドに沿って転動する際の自転速度が一致しないため、缶胴が押圧パッドに当接した瞬間に自転速度差によって缶胴の周方向に力が加わり、摩擦によるフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じるという問題があった。
そして、このことに起因して、公知のフィルムラベル貼着装置においても問題が発生する。
例えば、フィルムラベルの貼着後に、缶胴に固定的に配置された押圧パッド等を当てて再押圧し、フィルムラベルをより強固に密着させる処理を行う場合、缶胴が押圧パッドに沿って転動する必要がある。
しかしながら、前述のような自転駆動機構を採用した公知のフィルムラベル貼着装置では、被駆動部材(ローラ21)の径は他の処理で最適な自転速度となるように設定され、缶体の径とは一致していないのが一般的であり、被駆動部材(ローラ21)による自転速度と、缶胴が押圧パッドに沿って転動する際の自転速度が一致しないため、缶胴が押圧パッドに当接した瞬間に自転速度差によって缶胴の周方向に力が加わり、摩擦によるフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じるという問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能な自転駆動機構、および、多数の缶体を連続的に移動させながら自転速度を任意に変更可能とすることで最適な処理が可能なフィルムラベル貼着装置を提供することを目的とするものである。
本請求項1に係る発明は、テーパ部に従動機構を有し、自転軸が連結された移動可能な被駆動部材と、該被駆動部材の移動方向に沿って設けられ、傾斜部に伝達機構を有する駆動部材を備え、前記伝達機構を、該従動機構の自転軸方向の任意の位置に対峙するように設けることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に係る自転駆動機構の構成に加え、前記従動機構と伝達機構が間隔を有して対峙していることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る自転駆動機構の構成に加え、前記従動機構が複数の被駆動磁極、伝達機構が複数の駆動磁極から成り、該被駆動磁極を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させ、該駆動磁極のピッチを、被駆動磁極と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に係る自転駆動機構の構成に加え、前記駆動部材が、少なくとも被駆動部材の自転軸の回転速度を変更する位置に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る自転駆動機構の構成に加え、前記従動機構が複数の被駆動磁極、伝達機構が複数の駆動磁極から成り、該被駆動磁極を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させ、該駆動磁極のピッチを、被駆動磁極と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に係る自転駆動機構の構成に加え、前記駆動部材が、少なくとも被駆動部材の自転軸の回転速度を変更する位置に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項5に係る発明は、複数の缶体を自転させつつ連続的に移動させて外周面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着装置であって、前記缶体が、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の自転駆動機構の被駆動部材の自転軸によって自転しながら連続移動することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項5に係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記駆動部材の伝達機構は、少なくとも缶体の移動方向のラベル貼付区間と再押圧区間との間において、前記缶体の移動方向に沿って自転軸の回転速度が変化するように設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項6に係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記再押圧区間には、缶体の移動にともなって前記缶体に当接するとともに缶体が転動する押圧パッドが設けられ、該押圧パッドが、被駆動部材の自転軸に対して駆動部材と同一の側方に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、請求項5乃至7のいずれかに係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記駆動部材が、缶体の移動方向のすべての区間に連続的に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項5に係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記駆動部材の伝達機構は、少なくとも缶体の移動方向のラベル貼付区間と再押圧区間との間において、前記缶体の移動方向に沿って自転軸の回転速度が変化するように設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項6に係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記再押圧区間には、缶体の移動にともなって前記缶体に当接するとともに缶体が転動する押圧パッドが設けられ、該押圧パッドが、被駆動部材の自転軸に対して駆動部材と同一の側方に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、請求項5乃至7のいずれかに係るフィルムラベル貼着装置の構成に加え、前記駆動部材が、缶体の移動方向のすべての区間に連続的に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る自転駆動機構によれば、テーパ部に従動機構を有し、自転軸が連結された移動可能な被駆動部材と、該被駆動部材の移動方向に沿って設けられ、傾斜部に伝達機構を有する駆動部材を備え、前記伝達機構を、該従動機構の自転軸方向の任意の位置に対峙するように設けることにより、被駆動部材の自転軸の任意の自転速度を選択でき、被駆動部材(自転軸)の回転駆動を継続しながら連続的に変更することが可能となる。
このことで、特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能となる。
このことで、特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能となる。
本請求項2に記載の構成によれば、前記従動機構と伝達機構が間隔を有して対峙していることにより、接触摩擦に伴う熱、騒音、摩耗粉等の発生が低減されるとともに部品交換も不要となり、それらの低減のための潤滑剤の供給や、メンテナンス等が不要となる。
このことで、精度、環境、清浄度等に悪影響をおよぼすことなく、様々な機器、装置類に適用が可能となる。
また、駆動部材と被駆動部材を非接触とすることで、駆動部材の伝達機構と被駆動部材の従動機構の自転軸方向における対峙位置を、連続的、且つ急激に変化させることも可能となり、自転速度の設定や変更の自由度がさらに向上する。
本請求項3の記載の構成によれば、前記従動機構が複数の被駆動磁極、伝達機構が複数の駆動磁極から成り、該被駆動磁極を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させ、該駆動磁極のピッチを、被駆動磁極と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けることにより、確実に回転の加速、減速が可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、被駆動部材(自転軸)の移動方向に沿って積極的に自転速度変更が必要な区間において円滑、かつ、確実に自転速度を変更することが可能となる。
このことで、精度、環境、清浄度等に悪影響をおよぼすことなく、様々な機器、装置類に適用が可能となる。
また、駆動部材と被駆動部材を非接触とすることで、駆動部材の伝達機構と被駆動部材の従動機構の自転軸方向における対峙位置を、連続的、且つ急激に変化させることも可能となり、自転速度の設定や変更の自由度がさらに向上する。
本請求項3の記載の構成によれば、前記従動機構が複数の被駆動磁極、伝達機構が複数の駆動磁極から成り、該被駆動磁極を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させ、該駆動磁極のピッチを、被駆動磁極と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けることにより、確実に回転の加速、減速が可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、被駆動部材(自転軸)の移動方向に沿って積極的に自転速度変更が必要な区間において円滑、かつ、確実に自転速度を変更することが可能となる。
本請求項5に係るフィルムラベル貼着装置によれば、複数の缶体を自転させつつ連続的に移動させて、フィルムラベルの貼着工程とその前処理、後処理等の複数の工程を連続的に処理する際、それぞれの位置での自転速度を任意に設定し連続的に変更することが可能となり、最適な処理工程を効率良く配置することが可能となり、生産効率が向上する。
本請求項6に記載の構成によれば、ラベルの巻き付け速度に依存して決まるラベル貼付区間における自転速度を、再押圧区間に缶体が移動する直前に自転駆動機構により正確に変更することが可能となるため、両区間それぞれ自由に最適な自転速度を設定することが可能となる。
また、両区間の間で速やかに積極的に自転速度を変更することが可能なため、両区間を短い間隔で配置することが可能となり、フィルムラベル貼着装置全体をコンパクトに構成でき、生産効率も向上する。
本請求項7に記載の構成によれば、再押圧区間の缶体の移動にともなって前記缶体に当接するとともに転動する押圧パッドが、自転軸に対して駆動部材と同一の側方に設けられていることで、自転駆動機構により速やかに押圧パッドとの転動による自転速度に変速できるため、摩擦によるフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じることなく効果的に再押圧可能で、かつ、ラベル貼付区間と再押圧区間との間隔を短くでき、生産効率を高めることが可能となる。
本請求項8に記載の構成によれば、駆動部材を缶体の移動方向のすべての区間に連続的に設けることにより、各工程において最適な自転速度に変速しつつ缶体を駆動することが可能となるため、さらに生産効率を高めることが可能となる。
本請求項6に記載の構成によれば、ラベルの巻き付け速度に依存して決まるラベル貼付区間における自転速度を、再押圧区間に缶体が移動する直前に自転駆動機構により正確に変更することが可能となるため、両区間それぞれ自由に最適な自転速度を設定することが可能となる。
また、両区間の間で速やかに積極的に自転速度を変更することが可能なため、両区間を短い間隔で配置することが可能となり、フィルムラベル貼着装置全体をコンパクトに構成でき、生産効率も向上する。
本請求項7に記載の構成によれば、再押圧区間の缶体の移動にともなって前記缶体に当接するとともに転動する押圧パッドが、自転軸に対して駆動部材と同一の側方に設けられていることで、自転駆動機構により速やかに押圧パッドとの転動による自転速度に変速できるため、摩擦によるフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じることなく効果的に再押圧可能で、かつ、ラベル貼付区間と再押圧区間との間隔を短くでき、生産効率を高めることが可能となる。
本請求項8に記載の構成によれば、駆動部材を缶体の移動方向のすべての区間に連続的に設けることにより、各工程において最適な自転速度に変速しつつ缶体を駆動することが可能となるため、さらに生産効率を高めることが可能となる。
本発明の自転駆動機構は、テーパ部に従動機構を有し、自転軸が連結された移動可能な被駆動部材と、該被駆動部材の移動方向に沿って設けられ、傾斜部に伝達機構を有する駆動部材を備え、前記伝達機構を、該従動機構の自転軸方向の任意の位置に対峙するように設けられている。
このため、特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能なものであれば、その具体的な構成はいかなるものであってもよい。
このため、特別な駆動装置や制御装置を必要とせずに多数の自転軸を連続的に移動させながら自転させることが可能で、かつ、簡単な構成で自転速度を任意に変更することが可能なものであれば、その具体的な構成はいかなるものであってもよい。
また、本発明のフィルムラベル貼着装置は、複数の缶体を自転させつつ連続的に移動させて外周面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着装置であって、缶体が前述の本発明の自転駆動機構の自転軸によって自転しながら連続移動するものであり、多数の缶体を連続的に移動させながら自転速度を任意に変更可能とすることで最適な処理が可能なものであれば、その具体的な構成はいかなるものであってもよい。
まず、本発明の一実施形態に係る自転駆動機構の概略を、図1、図2を基に説明する。
自転駆動機構は、固定的に設けられる駆動部材101と、該駆動部材101と対峙し自転軸112と連結されて設けられる被駆動部材103とからなり、被駆動部材103の移動にともなって自転軸112が自転するように構成されている。
そして、被駆動部材103は、図1に示すように、テーパ部104及び円筒部106を有しており、テーパ部104及び円筒部106の周方向に沿って、従動機構としてのN極、S極から構成される複数の被駆動磁極105を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させて設けている。
自転駆動機構は、固定的に設けられる駆動部材101と、該駆動部材101と対峙し自転軸112と連結されて設けられる被駆動部材103とからなり、被駆動部材103の移動にともなって自転軸112が自転するように構成されている。
そして、被駆動部材103は、図1に示すように、テーパ部104及び円筒部106を有しており、テーパ部104及び円筒部106の周方向に沿って、従動機構としてのN極、S極から構成される複数の被駆動磁極105を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させて設けている。
駆動部材101は、図2(a)に示すように、伝達機構としてのN極、S極から構成される複数の駆動磁極102が、支持部114の傾斜部115及び平坦部116に、前述した被駆動部材103の被駆動磁極105の自転軸方向における任意の位置に対峙させて設けられている。
そして、駆動部材101の駆動磁極102のピッチは、被駆動部材103の被駆動磁極105の大径側から小径側へのピッチの減少に対応して、前記被駆動磁極105の移動方向に沿ってピッチが変化するように設けられており、前記駆動磁極102のピッチを、被駆動磁極105と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとする。
また、前述した駆動部材101の駆動磁極102の向きは、被駆動部材103の被駆動磁極105に対して吸引力を発生する向きであり、さらに、前記駆動磁極102は、図2(b)乃至(e)に示すように、被駆動部材103の被駆動磁極105と非接触で近接、即ち、間隙を有するように対峙して配置されている。
そして、駆動部材101の駆動磁極102のピッチは、被駆動部材103の被駆動磁極105の大径側から小径側へのピッチの減少に対応して、前記被駆動磁極105の移動方向に沿ってピッチが変化するように設けられており、前記駆動磁極102のピッチを、被駆動磁極105と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとする。
また、前述した駆動部材101の駆動磁極102の向きは、被駆動部材103の被駆動磁極105に対して吸引力を発生する向きであり、さらに、前記駆動磁極102は、図2(b)乃至(e)に示すように、被駆動部材103の被駆動磁極105と非接触で近接、即ち、間隙を有するように対峙して配置されている。
このように構成された自転駆動機構の動作について説明する。
例えば、図2(a)に示す駆動部材101に対し、図示の左方向から右方向に自転軸112を連結した被駆動部材103が移動すると、自転軸112と連結された被駆動部材103の被駆動磁極105が、駆動部材101の駆動磁極102の吸引力によって駆動されて自転軸112が回転する。
この時、前述したように、駆動部材101の傾斜部115及び平坦部116の駆動磁極102のピッチが、被駆動部材103のテーパ部104及び円筒部106の被駆動磁極105の対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けられているため、被駆動部材103は滑りなく回転駆動される。
そして、駆動部材101の駆動磁極102が、被駆動部材103の被駆動磁極105と対峙する位置は、被駆動磁極105(被駆動部材103)の自転軸方向及び移動方向に沿って連続的に変化して設けられおり、このため被駆動部材103の回転速度を無段階に滑らかに変化させることができる。
例えば、図2(a)に示す駆動部材101に対し、図示の左方向から右方向に自転軸112を連結した被駆動部材103が移動すると、自転軸112と連結された被駆動部材103の被駆動磁極105が、駆動部材101の駆動磁極102の吸引力によって駆動されて自転軸112が回転する。
この時、前述したように、駆動部材101の傾斜部115及び平坦部116の駆動磁極102のピッチが、被駆動部材103のテーパ部104及び円筒部106の被駆動磁極105の対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けられているため、被駆動部材103は滑りなく回転駆動される。
そして、駆動部材101の駆動磁極102が、被駆動部材103の被駆動磁極105と対峙する位置は、被駆動磁極105(被駆動部材103)の自転軸方向及び移動方向に沿って連続的に変化して設けられおり、このため被駆動部材103の回転速度を無段階に滑らかに変化させることができる。
なお、本実施形態では、駆動磁極102と被駆動磁極105が、間隔を有するように対峙して配置されているが、接触させて対峙して配置したものであってもよい。
また、被駆動部材103に円筒部106、駆動部材101に平坦部116をそれぞれ設けているが、この円筒部106、平坦部116は省略してもよい。
さらに、被駆動部材103のテーパ部104に傘歯車を設け、駆動部材101に該傘歯車と対峙する位置に応じてピッチが変化するピン等の係合部材を突出するように設け、この係合によって被駆動部材103を回転駆動するようにしてもよい。
また、被駆動部材103に円筒部106、駆動部材101に平坦部116をそれぞれ設けているが、この円筒部106、平坦部116は省略してもよい。
さらに、被駆動部材103のテーパ部104に傘歯車を設け、駆動部材101に該傘歯車と対峙する位置に応じてピッチが変化するピン等の係合部材を突出するように設け、この係合によって被駆動部材103を回転駆動するようにしてもよい。
前述のような自転駆動機構を適用した本発明の一実施形態に係るフィルムラベル貼着装置について説明する。
フィルムラベル貼着装置100は、図3に概略を示すように、多数の移動体111が設けられたメインタレット110、メインタレット110の移動体111に缶体CAを供給する缶体供給ホイール150、メインタレット110の移動体111から缶体CAを排出する缶体排出ホイール160、メインタレット110に対峙して缶体CAの表面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着ローラ170を備えている。
缶体供給ホイール150から供給された缶体CAは、移動体111に設けられたマンドレル113(詳細は後述する。)に保持され、メインタレット110が公転することで公転軌道上を連続的に移動しながら適宜自転し、ラベル貼着区間LPでフィルムラベルを貼着され、再押圧区間PPで強固に貼着されるように側面から押圧された後、缶体排出ホイール160に排出される。
フィルムラベル貼着装置100は、図3に概略を示すように、多数の移動体111が設けられたメインタレット110、メインタレット110の移動体111に缶体CAを供給する缶体供給ホイール150、メインタレット110の移動体111から缶体CAを排出する缶体排出ホイール160、メインタレット110に対峙して缶体CAの表面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着ローラ170を備えている。
缶体供給ホイール150から供給された缶体CAは、移動体111に設けられたマンドレル113(詳細は後述する。)に保持され、メインタレット110が公転することで公転軌道上を連続的に移動しながら適宜自転し、ラベル貼着区間LPでフィルムラベルを貼着され、再押圧区間PPで強固に貼着されるように側面から押圧された後、缶体排出ホイール160に排出される。
缶体CAを保持する移動体111には、缶体CAを自転させるための被駆動部材103が設けられており、再押圧区間PPの前には缶体CAの自転速度を加速する加速区間KP、後ろには缶体CAの自転速度を減速する減速区間GPが設定されている。
本実施形態では加速区間KP、再押圧区間PP及び減速区間GPにかけて、被駆動部材103に対峙するように駆動部材101が設けられ、缶体CAの移動にともなう自転速度を変化させている。
ラベル貼着区間LP近傍では、移動体111はフィルムラベル貼着ローラ170に沿う軌道上を移動可能に構成され(詳細は後述する。)、ラベル貼着区間LPの前には適宜の移動距離にわたって缶体CAを加熱する加熱区間が設けられる。
なお、缶体供給ホイール150及び缶体排出ホイール160とメインタレット110の間での缶体CAの受け渡し、加熱区間における缶体CAの加熱工程は公知の機構で行われる。
本実施形態では加速区間KP、再押圧区間PP及び減速区間GPにかけて、被駆動部材103に対峙するように駆動部材101が設けられ、缶体CAの移動にともなう自転速度を変化させている。
ラベル貼着区間LP近傍では、移動体111はフィルムラベル貼着ローラ170に沿う軌道上を移動可能に構成され(詳細は後述する。)、ラベル貼着区間LPの前には適宜の移動距離にわたって缶体CAを加熱する加熱区間が設けられる。
なお、缶体供給ホイール150及び缶体排出ホイール160とメインタレット110の間での缶体CAの受け渡し、加熱区間における缶体CAの加熱工程は公知の機構で行われる。
メインタレット110の具体的構成を、図3のA及びCの矢視図である図4及び図5に示す。
メインタレット110の主軸122は、所定間隔をおいて設けられたフレーム121に回転自在に軸受され、該主軸122に回転体123が固定されて主軸122と一体に回転する。
回転体123の外周部には、支持板124が半径方向に変位可能に一対の支持ピン125を介して支持され、該支持板124には移動体111が固定され、該移動体111には、缶体CAを保持するマンドレル113を有する自転軸112が回転可能に支持されている。
支持ピン125は回転体123に等ピッチで放射状に穿設されている嵌合孔126に摺動可能に嵌合され、支持板124の長手方向両端にはカムフォロアー127が設けられ、該カムフォロアー127は両側のフレーム121に形成されたカム溝128に嵌合している。
メインタレット110の主軸122は、所定間隔をおいて設けられたフレーム121に回転自在に軸受され、該主軸122に回転体123が固定されて主軸122と一体に回転する。
回転体123の外周部には、支持板124が半径方向に変位可能に一対の支持ピン125を介して支持され、該支持板124には移動体111が固定され、該移動体111には、缶体CAを保持するマンドレル113を有する自転軸112が回転可能に支持されている。
支持ピン125は回転体123に等ピッチで放射状に穿設されている嵌合孔126に摺動可能に嵌合され、支持板124の長手方向両端にはカムフォロアー127が設けられ、該カムフォロアー127は両側のフレーム121に形成されたカム溝128に嵌合している。
主軸122の回転に伴って回転体123が回転すると、その外周に等ピッチで設けられている支持板124が回転し、支持板124はカム溝128に拘束されてカム溝128の形状に応じて回転体123の半径方向に変位しながら回転する。
本実施形態では、カム溝128は無端状で前述のラベル貼着区間LP近傍を除いて円形に形成されており、支持板124に固定された移動体111は公転軌道上を移動する。
ラベル貼着区間LP近傍では、カム溝128はフィルムラベル貼着ローラ170に沿うように半径方向に凹んで形成されており、フィルムラベル貼着ローラ170とのトラキング角度を大きくしている。
このことにより、ラベル貼着区間LPを長く形成でき、高速ラインにおける確実な貼着を可能にしている。
また、支持板124を両側にカム溝128を設けた二重カム構造で支えているため、片持ち梁形式の支持構造と比べ剛性が増し、高い貼着圧力が得られ、フィルムラベルの接着が安定化し、高速化が図れる。
本実施形態では、カム溝128は無端状で前述のラベル貼着区間LP近傍を除いて円形に形成されており、支持板124に固定された移動体111は公転軌道上を移動する。
ラベル貼着区間LP近傍では、カム溝128はフィルムラベル貼着ローラ170に沿うように半径方向に凹んで形成されており、フィルムラベル貼着ローラ170とのトラキング角度を大きくしている。
このことにより、ラベル貼着区間LPを長く形成でき、高速ラインにおける確実な貼着を可能にしている。
また、支持板124を両側にカム溝128を設けた二重カム構造で支えているため、片持ち梁形式の支持構造と比べ剛性が増し、高い貼着圧力が得られ、フィルムラベルの接着が安定化し、高速化が図れる。
移動体111に回転自在に支持された自転軸112には、缶体CAを保持するマンドレル113と反対側の端部に被駆動部材103が固定されている。
フレーム121の外周面には、駆動部材101の支持部114が固定されており、被駆動部材103のテーパ部104の被駆動磁極105が、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102と対峙して前述の自転駆動機構を構成している。
フレーム121の外周面には、駆動部材101の支持部114が固定されており、被駆動部材103のテーパ部104の被駆動磁極105が、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102と対峙して前述の自転駆動機構を構成している。
駆動部材101が取り付けられた区間においては、主軸122の回転により移動体111が移動すると、その移動にともなって被駆動部材103が回転駆動され、マンドレル113に保持された缶体CAは自転しながら移動する。
再押圧区間PPでは、図5に示すように、缶体CAの移動にともなって前記缶体CAが当接するとともに転動する押圧パッド129が、自転軸112に対して駆動部材101と同一の側方に設けられている。
再押圧区間PPでは、図5に示すように、缶体CAの移動にともなって前記缶体CAが当接するとともに転動する押圧パッド129が、自転軸112に対して駆動部材101と同一の側方に設けられている。
再押圧区間PPにおいては、缶体CAの側面に直接押圧パッド129が当接し、缶体CAが転動することで自転駆動されるため、その自転速度が缶体CAの直径に依存して規定される。
一般的に、この缶体CAの直径に依存する自転速度は、他の処工程における最適な缶体CAの自転速度より高速であり、缶体CAが低い自転速度で押圧パッド129に当接すると缶体CAの缶胴の周方向に力が加わり、摩擦による貼付されたフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じるという問題がある。
また、再押圧区間PPの後工程における最適な自転速度が低速の場合、自転速度が低速となるまで長い区間を必要とし、あるいは前記再押圧区間PP後に急速に減速するとクラッチ等に負荷が掛かるという問題がある。
一般的に、この缶体CAの直径に依存する自転速度は、他の処工程における最適な缶体CAの自転速度より高速であり、缶体CAが低い自転速度で押圧パッド129に当接すると缶体CAの缶胴の周方向に力が加わり、摩擦による貼付されたフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワが生じるという問題がある。
また、再押圧区間PPの後工程における最適な自転速度が低速の場合、自転速度が低速となるまで長い区間を必要とし、あるいは前記再押圧区間PP後に急速に減速するとクラッチ等に負荷が掛かるという問題がある。
そこで、本実施形態では、再押圧区間PPの直前に加速区間KPを、直後に減速区間GPを設け、加速区間KP、再押圧区間PP及び減速区間GPにかけて、被駆動部材103に対峙するように駆動部材101を設けて前述の自転駆動機構を構成することで、短い区間で、缶体CAの移動にともなう自転速度を自転駆動機構によって積極的に変化させることで前述の問題を解消している。
加速区間KPは、図3に示すように、ラベル貼着区間LPの直後で移動体111の移動経路が公転軌道に戻る位置から開始する。
この加速区間KPの開始位置では、図6に示すように、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102は、被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の最も直径の大きな位置に対峙している。
そして、この駆動部材101の駆動磁極102が、被駆動部材103の被駆動磁極105に対峙する位置は、缶体CAの移動に伴って、徐々に直径の小さな位置に移行し、図7に示す中間位置を経て、加速区間KPの終了位置である再押圧区間PPの開始位置では、図8に示すように、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102は、被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の直径が缶体CAと等しくなる位置で対峙するように構成されている。
この加速区間KPの開始位置では、図6に示すように、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102は、被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の最も直径の大きな位置に対峙している。
そして、この駆動部材101の駆動磁極102が、被駆動部材103の被駆動磁極105に対峙する位置は、缶体CAの移動に伴って、徐々に直径の小さな位置に移行し、図7に示す中間位置を経て、加速区間KPの終了位置である再押圧区間PPの開始位置では、図8に示すように、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102は、被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の直径が缶体CAと等しくなる位置で対峙するように構成されている。
このことで、加速区間KPを移動する間に、缶体CAの自転速度が直接押圧パッド129と当接することによる自転速度と等しくなるよう加速されて、缶体CAが押圧パッド129と当接を開始する際の自転速度差を無くすことができ、摩擦による貼付されたフィルムラベル表面の傷つきや、フィルムラベルのシワの発生がない。
また、再押圧区間PPの終了位置から開始する減速区間GPにおいては、前述と逆に対峙位置が缶体CAの移動に伴って、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102を、徐々に被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の直径の大きな位置に移行して缶体CAの自転速度を減速し、その後の工程における処理が短い減速区間GPの直後で直ちに行えるように構成されている。
また、再押圧区間PPの終了位置から開始する減速区間GPにおいては、前述と逆に対峙位置が缶体CAの移動に伴って、駆動部材101の傾斜部115の駆動磁極102を、徐々に被駆動部材103のテーパ部104における被駆動磁極105の直径の大きな位置に移行して缶体CAの自転速度を減速し、その後の工程における処理が短い減速区間GPの直後で直ちに行えるように構成されている。
なお、本実施形態では、駆動部材101を加速区間KP、再押圧区間PP及び減速区間GPにのみ設けたが、他の区間でも積極的に自転駆動させて自転速度を変速させる必要がある場合は、それらの区間ごとに断続的に、あるいは、それらの区間を含んで連続的に駆動部材101を設けてもよい。
また、本実施形態では、被駆動部材103はテーパ部104のみを有するものが採用されているが、一定の自転速度で駆動する区間が長い場合等は、当該自転速度に対応する半径の円筒部を設けた被駆動部材103を採用し、円筒部によって駆動力をより確実に伝達するようにしてもよい。
また、本実施形態では、被駆動部材103はテーパ部104のみを有するものが採用されているが、一定の自転速度で駆動する区間が長い場合等は、当該自転速度に対応する半径の円筒部を設けた被駆動部材103を採用し、円筒部によって駆動力をより確実に伝達するようにしてもよい。
さらに、被駆動部材103を自転軸112に一方向クラッチを介して連結することで、前述の自転駆動機構による駆動を行いつつ、他の機構による缶体CAに対する速い速度での自転駆動を可能としてもよい。
このことで、他の機構による駆動力は、例えば、自転駆動機構による自転速度との差分の加速に必要な駆動力のみとなり、当該駆動力による缶体CAやそれらの他の機構のダメージや負荷を軽減することが可能となる。
このことで、他の機構による駆動力は、例えば、自転駆動機構による自転速度との差分の加速に必要な駆動力のみとなり、当該駆動力による缶体CAやそれらの他の機構のダメージや負荷を軽減することが可能となる。
本発明の自転駆動機構は、前述のように本発明のフィルムラベル貼着装置や、缶体等の円筒上の容器を処理する装置に適用するのに好適であるが、これに限らず、種々の産業分野において利用可能である。
100 ・・・ フィルムラベル貼着装置
101 ・・・ 駆動部材
102 ・・・ 駆動磁極
103 ・・・ 被駆動部材
104 ・・・ テーパ部
105 ・・・ 被駆動磁極
106 ・・・ 円筒部
110 ・・・ メインタレット
112 ・・・ 自転軸
113 ・・・ マンドレル
114 ・・・ 支持部
115 ・・・ 傾斜部
116 ・・・ 平坦部
121 ・・・ フレーム
122 ・・・ 主軸
123 ・・・ 回転体
124 ・・・ 支持板
125 ・・・ 支持ピン
126 ・・・ 嵌合孔
127 ・・・ カムフォロアー
128 ・・・ カム溝
129 ・・・ 押圧パッド
150 ・・・ 缶体供給ホイール
160 ・・・ 缶体排出ホイール
170 ・・・ フィルムラベル貼着ローラ
CA ・・・ 缶体
LP ・・・ ラベル貼付区間
KP ・・・ 加速区間
PP ・・・ 再押圧区間
GP ・・・ 減速区間
101 ・・・ 駆動部材
102 ・・・ 駆動磁極
103 ・・・ 被駆動部材
104 ・・・ テーパ部
105 ・・・ 被駆動磁極
106 ・・・ 円筒部
110 ・・・ メインタレット
112 ・・・ 自転軸
113 ・・・ マンドレル
114 ・・・ 支持部
115 ・・・ 傾斜部
116 ・・・ 平坦部
121 ・・・ フレーム
122 ・・・ 主軸
123 ・・・ 回転体
124 ・・・ 支持板
125 ・・・ 支持ピン
126 ・・・ 嵌合孔
127 ・・・ カムフォロアー
128 ・・・ カム溝
129 ・・・ 押圧パッド
150 ・・・ 缶体供給ホイール
160 ・・・ 缶体排出ホイール
170 ・・・ フィルムラベル貼着ローラ
CA ・・・ 缶体
LP ・・・ ラベル貼付区間
KP ・・・ 加速区間
PP ・・・ 再押圧区間
GP ・・・ 減速区間
Claims (8)
- テーパ部に従動機構を有し、自転軸が連結された移動可能な被駆動部材と、該被駆動部材の移動方向に沿って設けられ、傾斜部に伝達機構を有する駆動部材を備え、前記伝達機構を、該従動機構の自転軸方向の任意の位置に対峙するように設けたことを特徴とする自転駆動機構。
- 前記従動機構と伝達機構が間隔を有して対峙していることを特徴とする請求項1に記載の自転軸駆動機構。
- 前記従動機構が複数の被駆動磁極、伝達機構が複数の駆動磁極から成り、該被駆動磁極を等角度ピッチとし、大径側から小径側に連続的にピッチを減少させ、該駆動磁極のピッチを、被駆動磁極と対峙する任意の位置に応じて同じピッチとなるように設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自転軸駆動機構。
- 前記駆動部材が、少なくとも被駆動部材の自転軸の回転速度を変更する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自転駆動機構。
- 複数の缶体を自転させつつ連続的に移動させて外周面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着装置であって、
前記缶体が、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の自転駆動機構の被駆動部材の自転軸によって自転しながら連続移動することを特徴とするフィルムラベル貼着装置。 - 前記駆動部材の伝達機構は、少なくとも缶体の移動方向のラベル貼付区間と再押圧区間との間において、前記缶体の移動方向に沿って自転軸の回転速度が変化するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のフィルムラベル貼着装置。
- 前記再押圧区間には、缶体の移動にともなって前記缶体に当接するとともに転動する押圧パッドが設けられ、
該押圧パッドが、被駆動部材の自転軸に対して駆動部材と同一の側方に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のフィルムラベル貼着装置。 - 前記駆動部材が、缶体の移動方向のすべての区間に連続的に設けられていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のフィルムラベル貼着装置。
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