JP5503920B2 - 単語帳システム - Google Patents

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Description

本発明は、単語帳システムに関し、より詳細には、用途タグ機能を備えた単語帳システムに関する。
一般に、外国語を読み書きする際には、未知の単語の意味や用法を調べるために辞書を使用する。近年では書籍の辞書に加え、パソコン上で閲覧できる辞書ソフトや電子辞書と呼ばれる辞書機能に特化した電子機器も存在し、より単語の検索が容易となった。
外国語の単語とこれに対応する日本語訳は一意に対応するとは限らず、1つの単語に複数の日本語訳が対応する場合がある。例えば、英単語の「outlet」の意味をジーニアス英和大辞典(研究社)で調べると、「出口、コンセント、販売代理店、等」複数の訳が存在する。このように、単語の意味は用途によって変わるため、その単語を含む文章の内容を正しく解釈し、最適な訳語を選択する必要がある。さらに、専門分野における用語の訳語については、通常の辞書では対応していないことが多く、専門用語辞典が必要となる。つまり、汎用の辞書と専門用語辞典とを併用しなくてはならない。この場合、単語の意味を調べることは非常に煩わしい作業となる。
非特許文献1に示す辞書検索ソフトウェア「DDwin」は、複数の辞書ソフトを一括して検索できる機能(串刺し検索機能)を提供する。このソフトウェアを用いれば、1つの単語の意味を複数の辞書で同時に調べることができる。
非特許文献2に示す英和/和英辞書ソフト「E−DIC(登録商標)」は、ビジネス、科学、医学等の用途別に訳語を提供している。そのため、より簡単に適切な訳語を見つけることができる。
また、特許や法律などの特殊な用途の場合には、適切な訳語が辞書に載っていない場合がある。特許文献1は、ユーザが単語および訳語の情報を追加できる機能を有する電子辞書を開示している。この電子辞書に通常の辞書には存在しない単語や訳語を追加すれば、ユーザに適した個人辞書を作成することができる。
特開2007−219825 http://kazuo.fc2web.com/dic/ddwin.htm http://www.asahipress.com/e-dic/index.html
非特許文献1の辞書検索ソフトウェアは、単に複数の辞書を用いる場合の訳語の検索時間と手間を省略したに過ぎない。検索した訳語の中から最適なものを選択することはユーザ自身で行わなければならない。
非特許文献2の辞書ソフトでは、用途の分類が固定されているため、すべてのユーザの趣味、趣向に対応することができない。例えば、用途「電気」でも、強電、弱電、ハードウェア、ソフトウェア、IT等様々な用途に細分化できる。ユーザが電気関係の専門家の場合には、この辞書ソフトの分類では不十分の恐れがあり、より特定の用途に詳細に分類された辞書ソフトが必要となる。
一方、特許文献1の電子辞書は、複数のジャンル別に単語および訳語を登録できる構成となっているが、これらのジャンルに相互の関連性がない。単語は異なるジャンルで共通の意味を有する場合がある一方で、同一のジャンルで異なる意味を有する場合もある。この文献の電子辞書は、このような場合に対応できる柔軟性を備えていない。
本発明は上述の不都合を考慮して創案されたものであり、本発明の目的は、単語に対する適切な訳語を容易に調べることが可能な単語帳システムを提供することである。本発明の別の目的は、単語の意味を用途ごとに設定し、かつ用途の分類をユーザがフレキシブルに決定することができる単語帳システムを提供することである。
前記課題を解決するために創案された請求項1の発明は、
所定の単語に対する訳語を提供する単語帳システムであって、
単語と、該単語の訳語と前記単語の用途を示し、前記単語の前記訳語を前記用途に応じて分類する用途タグと、を相互に関連付けた状態で格納する記憶手段と、
複数の前記用途タグをその上位概念を基にグループ化する用途タググループ化手段と、
所定の単語が入力される単語入力手段と、
前記入力された単語に関連した前記用途タグが選択される用途タグ選択手段と、
前記単語入力手段が入力した前記単語と、前記用途タグ選択手段が選択した前記用途タグと、を用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記用途タグに該当する前記訳語を検索する訳語検索手段と、
を備え、
前記訳語検索手段は、前記入力された単語の前記用途タグに該当する前記訳語が存在しない場合、前記用途タググループ化手段によって生成されたグループタグから、前記用途タグと同一のグループに属し、かつ同一の上位概念を有する他の用途タグを選択し、該他の用途タグと前記単語とを用いて前記記憶手段にアクセスして。前記単語および前記他の用途タグに該当する前記訳語を検索することを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された請求項の発明は、請求項に記載の単語帳システムにおいて、前記用途タグが示す用途は、前記単語が使用される分野を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された参考例1は、単語と、用途タグと、訳語と、を関連付けた状態で管理する単語帳データベースであって、前記用途タグは、対応する単語の用途を示し、該単語の訳語を前記用途に応じて分類することを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された参考例2は、参考例1の単語帳データベースにおいて、前記用途タグをその上位概念を基にグループ化することを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された参考例3は、参考例1または2の単語帳データベースにおいて、前記用途タグが示す用途は、前記単語が使用される分野を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された請求項の発明は、
単語と、該単語の訳語と、前記単語の用途を示し、前記単語の前記訳語を前記用途に応じて分類する用途タグと、を関連付けた状態で格納する記憶手段と、複数の前記用途タグをその上位概念を基にグループ化する用途タググループ化手段とを備えた単語帳装置と、該単語帳装置に接続された端末と、で行われる単語の訳語提供方法であって、
前記端末が前記単語帳装置に所定の単語を送付する段階と、
前記端末が前記送付した単語に関連した用途タグを選択する段階と、
前記単語帳装置が前記単語と前記用途タグとを用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記用途タグに該当する訳語を取得する段階と、
を含み、
前記訳語を取得する段階は、前記単語の前記用途タグに該当する前記訳語が存在しない場合、前記用途タググループ化手段によって生成されたグループタグから、前記用途タグと同一のグループに属し、かつ同一の上位概念を有する他の用途タグを選択し、該他の用途タグと前記単語とを用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記他の用途タグに該当する前記訳語を検索する段階を更に含むことを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された請求項の発明は、請求項に記載の単語の訳語提供方法において、前記用途タグが示す用途は、前記単語が使用される分野を含むことを特徴とする。
前記課題を解決するために創案された請求項の発明は、請求項3または4に記載の単語の訳語提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
前記課題を解決するために創案された請求項の発明は、請求項のプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体である。
1つの単語に対応する訳語が複数存在する場合には、その複数の訳語の候補から適切なものを選択しなくてはならない。これは骨の折れる作業である。しかし、本発明者等は、単語の意味はその用途に依存して変化するため、単語の用途がわかればその訳語の候補数が限定されるという事実を発見した。請求項1、請求項3の発明では、用途タグという識別子を用いて単語の訳語を所定の用途ごとに分類している。したがって、単語の用途がわかれば、容易にその適切な訳語を選択することができる。
また、請求項請求項3の発明では、更に、用途タグその上位概念を基にグループ化する用途タググループ化手段と、この用途タググループ化手段によって生成されたグループタグと、を備える。単語における用途タグを訳語に合わせて最適化させると、その訳語の用途を過度に限定させてしまう恐れがある。しかし、用途タグを上位概念でグループ化することで、グループ内のある用途タグで定義した訳語を他の用途タグで共有することができ、それによって訳語の過度の限定を回避し、用途タグの適用範囲を拡張することができる。
請求項請求項4の発明では、単語の用途タグが示す用途には、その単語が使用される分野も含まれる。通常、専門分野の用語は、汎用の単語に本来の意味とは別に特殊な意味を付加して作成される。例えば、「composition」という英単語は、通常「作文、作曲、組織」などの日本語の意味を有するが、この単語は化学分野に使用されると「組成、成分」などの専門的な意味になる。したがって、このような専門分野の訳語を、その分野を示す用途タグを用いて通常の用途と区別させることにより、専門分野の訳語を適切に提供することができる。
請求項により、本発明をプログラムの形態で提供することが可能となる。
請求項により、請求項5に記載のプログラムをコンピュータ可読記憶媒体の形態で提供することが可能となる。
本発明の単語帳システムは、単語の意味を用途ごとに設定することが可能であり、さらに用途の分類をユーザがフレキシブルに決定することができる。したがって、本発明により、単語に対する適切な訳語を容易に調べることが可能な単語帳システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るグループタグを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る単語帳システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る端末および単語帳装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るグループタグの例である。 本発明の一実施形態に係る単語、用語タグ、訳語の登録方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る訳語提供方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る訳語提供方法を実行時に端末の表示部に表示されるイメージの例である。
本発明の一実施形態を説明する前に、まず、本実施形態で用いる「用途タグ」機能の構想について説明する。
例えば、英単語「invoke」の訳語を調べる場合を想定する。辞書によると、「invoke」は、「祈願する、祈る、訴える、(法律などを)実施する、 (追認・確証などを求めて)訴える、(コンピュータなどを)起動する、(コンピュータコマンドなどを)呼び出す」など多くの意味を有する。この単語が通常の用途で用いられた場合には、これらの多数の意味の中から最適なものを選択しなくてはならない。しかし、用途が「法律に関する文書等」の場合には、意味は「実施する、訴える」などに限定され、また、用途が「コンピュータ関連の文献またはマニュアル等」の場合には、意味は「起動する、呼び出す」などに限定される。したがって、その単語の用途がわかればより簡単に適切な訳語を見つけることができる。この事実に着目し、所定の単語に対して用途別に訳語を提供するために設けられた機能が「用途タグ」である。
さらに他の例を挙げると、日本語の単語「かわいい」の適切な英語の訳語を調べる場合を想定する。「かわいい」に相当する英単語は「sweet, pretty, cute」等があるが、これらの英単語の使い分けが不明である。そこで、前述の用途タグを用いて、「かわいい(年下向け)」→「sweet」、「かわいい(子供向け)」→「pretty」、「かわいい(5歳以下の幼児向け)」→「cute」と設定すれば、より用途に適合した訳語を容易に選択できるようになる。
次に、上述の用途タグをグループ化したグループタグの構想について説明する。本実施形態では、複数の用途タグをその上位概念を基にグループ化して管理する。
図1(a)は、英単語「slap」のグループタグの例を示している。図1(b)はグループタグの構造を階層的に示した図である。
まず、最上位概念の用途タグとして「汎用」と「IT」とが設定され、「IT」の下位概念の用途タグとして「Hardware」と「Software」とが設定されている。さらに、「Software」の下位概念の用途タグとして「DB」、「OS」、「Program」、「Network」が設定されている。
さらに、「slap」の訳語として、用途タグ「汎用」に訳語「平手で打つ、ぴしゃりと打つ」を登録する。さらに、用途タグ「Program」に訳語「実行する」を登録する。他の用途タグには訳語が登録されていない。
次に、ユーザがハードウェア関連の論文を参照していて、「slap command」という文章の意味がわからなかった場合を想定する。ユーザは最初に「slap」の用途タグ「Hardware」における訳語を参照する。しかし、「Hardware」には訳語が登録されていない。そこで、1つ上の階層に存在する用途タグ「IT」に訳語が登録されていないかを調べる。すると、用途タグ「IT」の下位概念の用途タグ「Program」に訳語「実行する」が登録されている。そこで、ユーザは、「slap」の訳語に「実行する」を採用する。その結果、「コマンドを実行してください」という訳語を得ることができる。
このように、所望の用途タグに訳語が存在しない場合には、同一の上位概念を有する他の用途タグに登録された訳語をその所望の用途タグにおける訳語とみなす。このグループタグの構想は、同一の上位概念を有する用途タグ同士は、類似の用途を示すため、該当する訳語も類似であるという前提に基づく。その結果、用途タグの適用範囲が拡張される。
上記の用途タグおよびグループタグの機能を利用した本発明の一実施形態に係る単語帳システムの構成を、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る単語帳システム100のブロック図を示している。この単語帳システム100は、端末10、20、30と、ネットワーク40と、単語帳装置50と、から構成される。当該システムは、上述の「用途タグ」という機能を備え、所定の言語の単語に対してこの用途タグ別に訳語を提供する機能を有する。
端末10、20、30は、単語帳装置50とデータのやり取りを行うための入出力装置であり、コンピュータ、PDA(personal digital assistant)、携帯電話などから構成される。ネットワーク40は、端末10、20、30と、単語帳装置50とを通信可能に接続するためのものであり、インターネット、イーサネット(登録商標)、LAN(local area network)などの既存のネットワークから構成される。単語帳装置50は、データベース機能を有し、単語と、用途タグと、訳語とを相互に関連付けた状態で記憶している。
次に、上述の端末10(20、30)および単語帳装置50の詳細な機能について図3を参照して説明する。
端末10(20、30)は、表示部110と入力部120とを備える。表示部110は液晶、CRT(cathode ray tube)などからなる、所定の文字、画像等を表示するための画面と、所定のサイトを閲覧するためのブラウザソフトとを含む。入力部120はキーボード、マウス、タッチパネル、プッシュボタンなどからなる、所定の文字、記号等を入力するための入力手段である。
単語帳装置50は、単語、用語タグ、訳語登録/編集部510と、単語入力部520と、用途タグ選択部530と、訳語取得部540と、読み出し/書き込み部550と、記憶部560と、を備える。
単語、用語タグ、訳語登録/編集部510は、新規の単語、その用途タグ、並びにその訳語を記憶部560に登録または編集し、さらには、用途タグをグループ化するための機能要素である。これらの登録/編集用の単語、用途タグ、訳語の情報は、端末10(20、30)の入力部120からネットワーク40経由で送られ、読み出し/書き込み部550によって記憶部560に書き込まれる。
単語入力部520は、訳語検索用の単語を入力するための機能要素である。単語の情報は端末10(20、30)の入力部120からネットワーク40経由で送られ、読み出し/書き込み部550が記憶部560にアクセスし、当該送られた単語に対応する用途タグを読み出す。
用途タグ選択部530は、単語入力部520により読み出された複数の用途タグのうち、所望のものを選択するための機能要素である。用途タグの選択は端末10(20、30)の入力部120によって行われ、選択した結果を示すコマンドがネットワーク40経由で送られ、このコマンドを基に読み出し/書き込み部550が記憶部560にアクセスし、当該選択した用途タグに対応する訳語を読み出す。
訳語取得部540は、用途タグ選択部530の選択により読み出された訳語を取得するための機能要素である。取得した訳語は、ネットワーク40経由で端末10(20、30)の表示部110に送られる。
読み出し/書き込み部550は、単語、用途タグ、訳語登録/編集部510、単語入力部520、用途タグ選択部530、訳語取得部540の制御下で記憶部560にアクセスし、情報の読み出しおよび書き込みを行う機能要素である。
記憶部560は情報を格納するための機能要素であり、ハードディスク、メモリ、光ディスク、磁気ディスクなどの記憶媒体によって構成され、単語、用途タグ、訳語を相互に関連付けた状態で記憶する。
以上が端末10(20、30)および単語帳装置50の主な機能である。次に、本実施形態の「用途タグ」の例について図4(a)および(b)の図を用いて説明する。
図4(a)は、英単語「composition」の日本語訳を調べる場合であり、3階層構造の用途タグが用いられている。まず、一層目で用途タグ「汎用」と「専用」とが設けられている。用途タグ「汎用」は、特定の分野や用途に該当しない一般的な文章を訳す際に用いる。ユーザが用途タグ「汎用」を選択した場合、得られる訳語は「作文、作曲、構成、組織」となる。一方、用途タグ「専用」を選択した場合、2層目の用途タグ「電気」と「化学」から何れかを選択する。ユーザが用途タグ「化学」を選択した場合、得られる訳語は「成分」となる。一方、用途タグ「電気」を選択した場合、3層目でさらに用途タグ「ハードウェア」と「ソフトウェア」の何れかを選択する。ユーザが用途タグ「ハードウェア」を選択した場合、得られる訳語は「構成」、一方、用途タグ「ソフトウェア」を選択した場合、得られる訳語は「合成」となる。
なお、本実施形態において、用途タグ「専用」の側では、用途タグと訳語とが一意に対応していることに留意されたい。これにより、ユーザはより容易に訳語を取得することができる。しかし、本発明はこの態様に限定されるものではなく、単一の用途タグに複数の訳語が対応してもよい。
図4(b)は、日本語の単語「装置」の英語訳を調べる場合であり、3階層構造の用途タグが用いられている。まず、一層目で用途タグ「汎用」と「専用」とが設けられている。ユーザが用途タグ「汎用」を選択した場合、得られる訳語は「apparatus, installation, system, device」となる。一方、用途タグ「専用」を選択した場合、2層目でさらに用途タグ「電気」と「機械」の何れかを選択する。ユーザが用途タグ「機械」を選択した場合、得られる訳語は「system」となる。一方、用途タグ「電気」を選択した場合、3層目でさらに用途タグ「ハードウェア」と「ソフトウェア」の何れかを選択する。ユーザが用途タグ「ハードウェア」を選択した場合、得られる訳語は「device」、一方、用途タグ「ソフトウェア」を選択した場合、訳語が登録されていないため、上位概念の用途タグ「電気」の中で登録されている訳語を捜索し、用途タグ「ソフトウェア」に登録された「device」を訳語として得る。
このように、用途タグには、「電気」「化学」等の専門分野名称を割り当ててよい。専門分野の用語は、一般に汎用の単語に本来の意味とは別に特殊な意味を付加して作成される。したがって、このような専門分野の訳語を、その分野を示す用途タグを用いて通常の用途と区別させることにより、専門分野の訳語を適切に提供することができる。
以上の機能を有する単語帳システム100を用いて、所定の単語の訳語を調べる手順を説明する。
まず、訳語を調べる前に、単語、その用語タグ、並びにその訳語を単語帳システム100に登録する必要がある。図5は、その登録の手順を示すツリー図である。
最初に、新規に単語を登録するのか、あるいは、登録済みの単語に用途タグを追加/変更するのかどうかを選択する(ステップS10)。新規に単語の登録を選択する場合には、ユーザが端末10(20、30)の入力部120から登録したい単語を入力する(ステップS20)。そして、ステップS30の処理に進む。
一方、ステップS10で、用途タグを追加/変更を選択した場合には、ステップS30の処理に進む。そして、ユーザが端末10(20、30)の入力部120で用途タグを作成する(ステップS30)。次いで、作成した用途タグをその上位概念を基にグループ化してグループタグを作成する(ステップS40)。その後に、作成した用途タグに対応する訳語を入力する(ステップS50)。最後に、単語帳装置50の読み出し/書き込み部550が単語、用途タグ、訳語を相互に関連付けた状態で記憶部560に記録する(ステップS60)。以上で登録処理を終了する。
このように単語帳装置50に所定の単語、用語タグ、訳語が登録された単語帳システム100が訳語を提供する手順について説明する。
訳語を調べる単語は、図4(c)に示すグループタグ構造を構成する用途タグを有する「device」であり、この「device」のハードウェア用途における日本語の訳語を調べることにする。また、図6はこのときに行われる手順のフロー図であり、図7は端末10(20、30)の表示部110に表示されるイメージの例である。
最初に、端末10の入力部120から単語帳装置50の単語入力部520に訳語検索用の単語「device」を入力する(ステップS100)。入力方法は、スペルをすべて入力するか、あるいは、図7(a)および(b)のようにいくつかのアルファベットを入力後に検索機能を用いて該当の単語を検索し、選択してもよい。
単語を入力すると、次は、用途タグ選択部530が用途タグを選択する(ステップS110)。まず、図4(c)に示すように、1層目で「汎用」と「専用」のうち、「専用」を選択する。次に2層目で「電気」「機械」「半導体」のうち、「電気」を選択する。最後に、3層目で「ハードウェア」と「ソフトウェア」のうち、「ソフトウェア」を選択する。この選択に応じて、単語帳装置50の読み出し/書き込み部550が記憶部560にアクセスし、該当する訳語を検索し(ステップS120)、訳語取得部540が訳語の登録の有無を調査する(ステップS130)。用途タグ「ソフトウェア」に訳語が登録されていないため(ステップS130で「NO」)、ステップS140の処理に進む。図5のグループタグから用途タグ「ソフトウェア」と同一の上位概念を有する用途タグを捜索する。その結果、上位概念として用途タグ「電気」を有する用途タグ「ハードウェア」を発見し、これを選択する(ステップS140)。再度、訳語を検索し(ステップS120)、訳語「装置」が登録してあるため(ステップS130で「YES」)、訳語取得部540がこの訳語を取得する(ステップS150)。次いで、訳語取得部540が取得した訳語を端末10(20、30)の表示部110に送る。そして、図7(e)に示すように、訳語「装置」が表示される(ステップS160)。
以上が本発明の一実施形態に係る単語帳システム100が実行する訳語の検索方法の手順である。
以上に渡って本発明の一実施形態に係る単語帳システム100について説明をしたが、本発明の単語帳システムはこの実施形態に限定されるものではない。例えば、端末10、20、30と単語帳装置50は、ネットワーク40ではなく、単にケーブル、無線、赤外線等で接続されてよい。あるいは、端末と単語帳装置とが一体で構成されてもよい。また、本実施形態では、英語と日本語とを例として説明したが、他の言語同士の組み合わせも可能なことは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る単語帳システム100が有する機能は、特定のハードウェア資源またはソフトウェア処理に限定されないことに留意されたい。すなわち、この機能を実現できる限り、如何なるハードウェア(電子回路等)、ソフトウェア(プログラム)、あるいはそれらの組み合わせ等を用いてよい。
上述した本発明の一実施形態に係る訳語の検索方法を、プログラムとして実装する場合には、このプログラムを外部のサーバ等から該方法を実行する情報処理装置にダウンロードするか、あるいはコンピュータ可読記憶媒体の形態で分配されることが好ましい。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、CD−ROM、DVD、磁気テープ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ハードディスクなどが挙げられる。
以上、本発明を図面に示した実施形態を用いて説明したが、これらは例示的なものに過ぎず、本技術分野の当業者ならば、本発明の範囲および趣旨から逸脱しない範囲で多様な変更および変形が可能なことは理解できるであろう。したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態によって定められず、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨により定められねばならない。
10 端末
20 端末
30 端末
40 ネットワーク
50 単語帳装置
100 単語帳システム
110 表示部
120 入力部
510 単語、用途タグ、訳語登録/編集部
520 単語入力部
530 用途タグ選択部
540 訳語取得部
550 読み出し/書き込み部
560 記憶部

Claims (6)

  1. 所定の単語に対する訳語を提供する単語帳システムであって、
    単語と、該単語の訳語と前記単語の用途を示し、前記単語の前記訳語を前記用途に応じて分類する用途タグと、を相互に関連付けた状態で格納する記憶手段と、
    複数の前記用途タグをその上位概念を基にグループ化する用途タググループ化手段と、
    所定の単語が入力される単語入力手段と、
    前記入力された単語に関連した前記用途タグが選択される用途タグ選択手段と、
    前記単語入力手段が入力した前記単語と、前記用途タグ選択手段が選択した前記用途タグと、を用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記用途タグに該当する前記訳語を検索する訳語検索手段と、
    を備え、
    前記訳語検索手段は、前記入力された単語の前記用途タグに該当する前記訳語が存在しない場合、前記用途タググループ化手段によって生成されたグループタグから、前記用途タグと同一のグループに属し、かつ同一の上位概念を有する他の用途タグを選択し、該他の用途タグと前記単語とを用いて前記記憶手段にアクセスして。前記単語および前記他の用途タグに該当する前記訳語を検索することを特徴とする単語帳システム。
  2. 前記用途タグが示す用途は、前記単語が使用される分野を含むことを特徴とする請求項に記載の単語帳システム。
  3. 単語と、該単語の訳語と、前記単語の用途を示し、前記単語の前記訳語を前記用途に応じて分類する用途タグと、を関連付けた状態で格納する記憶手段と、複数の前記用途タグをその上位概念を基にグループ化する用途タググループ化手段とを備えた単語帳装置と、該単語帳装置に接続された端末と、で行われる単語の訳語提供方法であって、
    前記端末が前記単語帳装置に所定の単語を送付する段階と、
    前記端末が前記送付した単語に関連した用途タグを選択する段階と、
    前記単語帳装置が前記単語と前記用途タグとを用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記用途タグに該当する訳語を取得する段階と、
    を含み、
    前記訳語を取得する段階は、前記単語の前記用途タグに該当する前記訳語が存在しない場合、前記用途タググループ化手段によって生成されたグループタグから、前記用途タグと同一のグループに属し、かつ同一の上位概念を有する他の用途タグを選択し、該他の用途タグと前記単語とを用いて前記記憶手段にアクセスして、前記単語および前記他の用途タグに該当する前記訳語を検索する段階を更に含むことを特徴とする単語の訳語提供方法。
  4. 前記用途タグが示す用途は、前記単語が使用される分野を含むことを特徴とする請求項に記載の単語の訳語提供方法。
  5. 請求項3または4に記載の単語の訳語提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体。
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