JP5503783B1

JP5503783B1 - 男性性不全者用陰圧式補助器具

Info

Publication number: JP5503783B1
Application number: JP2013129980A
Authority: JP
Inventors: 市郎海谷
Original assignee: 市郎海谷
Priority date: 2013-06-04
Filing date: 2013-06-04
Publication date: 2014-05-28
Anticipated expiration: 2033-06-04
Also published as: WO2014196577A1; EP3005994A4; US20160095786A1; JP2014233621A; KR20160003854A; EP3005994B1; CN105358102B; US10105279B2; EP3005994A1; CN105358102A; KR101792126B1

Abstract

【課題】勃起しなくとも装着でき、形状・素材及び機能において使用者及び相手女性側共に違和感なく受け入れられる男性性不全者用補助器具を提供する。
【解決手段】勃起した陰茎を模した硬質サック１とし、内側には女性の膣内部に似た感触、基部には陰茎の挿入を容易にしつつ空気の流入を阻止する軟質ゴム状の材質を一体成型した二層構造とし、先端に空気抜き孔２を配する。また、硬質サック全体を被覆する軟質スキンの先端に上記硬質サック１の空気抜き孔２からややずらした位置に空気抜き孔を配することによってバルブ機能を付加する。
【選択図】図３

Description

この発明は、本体として勃起した陰茎を模した硬質サックで、その内側には女性の膣内部に似た感触、基部には陰茎の挿入を容易にしつつ空気の流入を阻止する軟質ゴム状の材質を一体成型する。つまり本体は二層構造となるが、その先端に空気抜き孔を配する。

また、硬質サック全体を被覆する男性の陰茎に似た感触の軟質スキンの先端に上記硬質サックの空気抜き孔からややずらした位置に空気抜き孔を配することによってバルブ機能を付加する。

全く勃起の状態にない陰茎でも、その質量は勃起した陰茎とさほど差はなく硬質サックの大きさはその標準的容量を満たすだけの大きさとしている。

よって、軟体動物様の陰茎でも硬質サックを身体に押し付けるようにして挿入するが先端空気抜き孔近くに到達すると同時に陰茎は密着し一体化の状態を維持する。

すなわち、ひとたび硬質サック内に挿入した陰茎が萎縮しようとするときは陰圧・吸引を伴なうので、仮にも脱落することなく益々身体に密着し一体化する。

主に老齢を原因とする勃起不全に悩む男性のために工夫した陰圧応用の性不全者用補助器具であるが、糖尿病・高血圧症及びストレス等による勃起不能の状態にある若年男性についても効果が期待される。

性機能障害者について医学的治療によらず、例えば眼鏡・補聴器・義手や義足等々と同様に、なんらかの補助器具を使用して肉体的不全や生理現象を補い本来の目的を達成することに補助器具の意義がある。

従来、性機能障害を持つ人のために開発された補助器具に類するものとして、使用者の陰茎に装着して勃起の状態に偽装するサック状の器具が種々知られている。また陰茎を陰圧吸引器をもって勃起の状態にして、基部に締め付けリングを装着し、陰圧吸引器を取り外し性行為に及ぶとするもの。さらにまた、筒状ゴムをもって陰茎を締め付け勃起の状態を起こさせ、勃起の状態を維持しつつ、それらを被覆する外筒を被せることで陰圧応用により性行為を持続させようとするものがある。

上記の内、サック状のものについてはベルトをもって身体に固着させようとするもの等を含めて、使用者の陰茎との一体感がないため違和感を否めず、かつ外れやすいという欠点があった。

また、陰茎部を締め付けて勃起の状態を起こさせるものにおいては、締め付け器具のいずれにおいても勃起の状態を満足するものはなく、よって勃起の状態を維持しつつ、それらを被覆する外筒を被せることで陰圧応用により性行為を持続させようとするものについても陰茎との一体化の達成度において疑問がある。

以上のような問題点を解決するとして、先に特開平５−１０３８０５号公報（特許文献１参照）、特開平５−１０３８０６号公報（特許文献２参照）特開平５−１０３８０７号公報（特許文献３参照）に記載された発明が提案されている。例えば特開平５−１０３８０６号公報に記載の発明は筒状本体を巻き取って使用者の陰茎にはめ込んだ上で、巻き戻して使用者の亀頭を筒状本体の先端から露出させようとしたものである。

使用者は、本発明を使用するにあたり安全かつ不快感や違和感なく造られたものであることを説明し、同意を得ることが肝要である。
先ず硬質サック（１及び３）を軟質スキン（５）で被覆し、硬質サック（１及び３）の内側及び陰茎にはスキンクリームを塗布し、潤滑と気密性を整える。
手指をもって亀頭部に包皮を摘みかぶせ硬質サック（１及び３）に押し込み、もって陰茎基部を支えながら硬質サックを基部に押しあて挿入する。基部周りを押圧しながら硬質サックを数回、力みながら押し付けることで硬質サック基部のシリコンゴム部（４）を押し拡げつつ、かつ先端の空気抜き孔（２，６）より空気を排出しながら軟体動物様の陰茎を押し込むように挿入する。硬質サック（１及び３）の先端、ほぼ空気抜き孔まで亀頭が到達した状態で挿入完了となる。
硬質サック（１及び３）と陰茎は密着し、あたかも根があるがごとく一体化していることを確かめながら、被覆する軟質スキン（５）には、潤滑ローションを塗布し性行為に入る。
取り外す際は、軟質スキン（５）の空気抜き孔（６）辺りを手指をもって摘みあげ、バルブ機能を解除することにより硬質サック内の陰圧は減衰し、容易に可能となる。

特開平５−１０３８０５号公報特開平５−１０３８０６号公報特開平５−１０３８０７号公報特許第１６１０７２６号特許第４３８１８４３号特表２０１０−５１５４７３号

上記、種々の背景技術から陰茎を勃起の状態にして云々とあるが、持続的に云々は限りなく不可能に近い。故に全然勃起しなくとも装着することが可能であり目的を達成できることを前提とすべきであり、したがって、必然的に勃起した陰茎を模した硬質のサック状のものを採用すべきである。

サック状のものの欠点を排除する仕組みを考案すべきである。形状・素材及び機能において、使用者及び相手女性側共に違和感なく装着でき受け入れられるものでなければならない。さらに男性自身も正常な性行為が意識できるよう締め付け行為を伴わないような工夫が望まれる。

この発明は、本体として勃起した陰茎を模した硬質サックで、その内側には女性の膣内部に似た感触、基部には陰茎の挿入を容易にしつつ空気の流入を阻止する軟質ゴム状の材質を一体成型する。

つまり本体は二層構造となるが、その先端に空気抜き孔を配する。また、硬質サック全体を被覆する男性の陰茎に似た感触の軟質スキンの先端に上記硬質サックの空気抜き孔からややずらした位置に空気抜き孔を配することによってバルブ機能となることを特徴とする。

全く勃起の状態にない陰茎でも、その質量は勃起した陰茎とさほど差はなく硬質サックの大きさはその標準的容量を満たすだけの大きさとしている。挿入にあたっては、軟体動物様の陰茎でも硬質サックを身体に押し付けるようにして挿入するが先端空気孔近くに到達すると同時に陰茎は密着し一体化の状態を維持する。

この発明補助具は、ベルトなどを必要とせず、陰茎を締め付けることもないので男性自身も正常な性行為を意識するものである。サック全体を被覆する軟質スキンはシリコンゴムが良く、相手女性側としても違和感は極めて少ないために異物としてではなく相手男性の男根として受け入れることができる。

ここで本発明の特徴について記述したい。
前記の内、全く勃起の状態にない陰茎の挿入を容易にする云々について、その可否に係る解明である。

陰茎とは、ゴム紐に似る。つまり伸縮性に富み、織り込まれた布の許容するところ最長１．５〜２倍のとき収縮し、復元しようとする力も最大となる。

陰茎の勃起を担うとされる海綿体がすなわち陰茎の様態である。本発明の硬質サックに挿入しようとするときは、亀頭部から挿入し基部周りを押圧しながら硬質サックを数回力みながら押し付けることで軟体動物様の陰茎を押し込むように挿入する。

ゆえに硬質サックは、陰茎の質量を上回るだけの許容内容量を要する、特に長さにおいては約１５ｃｍ必要である。

よって先端の空気抜き孔まで約１５ｃｍ弱挿入したとき、陰茎は伸ばし得る最長の状態となる。この状態においても陰茎自体は勃起しておらず、むしろ収縮し、復元しようとする力が働き硬質サック全体を身体に引き寄せることとなる。本発明の硬質サックを装着した男根は根があるがごとく身体に密着し一体化する。

この発明は、主に老齢を原因とする勃起不全に悩む男性のために工夫した陰圧応用の性不全者用補助器具であるが、本発明の効果として全くの勃起不能の状態にあっても性行為が可能となる補助器具である。

すなわち、糖尿病・高血圧症及びストレス等による勃起不能の状態にある若年男性についても性行為が可能となる。ちなみに性行為ができないために不仲となり離婚する例もあるというなかで、これらを未然に導くこととなるわけであり本発明の役割は極めて甚大である。

また、硬質サック全体を被覆する男性の陰茎に似た感触の軟質スキンの先端に上記硬質サックの空気抜き孔からややずらした位置に空気抜き孔を配することによってバルブ機能を付加することを特徴とする。

すなわち、ベルトなどを必要とせず、陰茎を締め付けることもないので男性自身も正常な性行為を意識するものである。サック全体を被覆する軟質スキンはシリコンゴムが良く、相手女性側としても違和感は極めて少ないために異物としてではなく相手男性の男根として受け入れることができる。

本発明は、陰圧応用の利点を最大限に引き出し織込みながらも、その仕組みは一切の無駄を省いており、よって諸々の補助器具たる最大の懸念事由とされる違和感を最小限に止めている。けだし本発明の物理的機能とそれによる生理的効果は、共に懸念事由はなくほぼ完成の域にある。

使用者は、本発明を使用するにあたり安全かつ不快感や違和感なく造られたものであることを説明し、同意を得ることが肝要である。

先ず硬質サックを軟質スキンで被覆し、硬質サックの内側及び陰茎にはスキンクリームを塗布し、潤滑と気密性を整える。手指をもって亀頭部に包皮を摘みかぶせ硬質サックに押し込み、もって陰茎基部を支えながら硬質サックを基部に押しあて挿入する。基部周りを押圧しながら硬質サックを数回、力みながら押し付けることで硬質サック基部のシリコンゴム部を押し拡げつつ、かつ先端の空気抜き孔より空気を排出しながら軟体動物様の陰茎を押し込むように挿入する。

硬質サックの先端、ほぼ空気抜き孔まで亀頭が到達した状態で挿入完了となる。硬質サックと陰茎は密着し、あたかも根があるがごとく一体化していることを確かめながら、被覆する軟質スキンには、潤滑ローションを塗布し性行為に入る。

取り外す際は、軟質スキンの空気抜き孔辺りを手指をもって摘みあげ、バルブ機能を解除することにより硬質サック内の陰圧は減衰し、容易に可能となる。

この発明の性不全者用補助器具は、主に老齢を原因とする勃起不全に悩む男性のために工夫したものであるが、糖尿病・高血圧症及びストレス等による勃起不能の状態にある若年男性についても使用可能である。

本発明を装着した陰茎は、なお勃起不全の状態にあっても差し支えなく先ず男性自身が正常な性行為を意識しつつ相手女性に正常な性生活を与えるために使用することができる。ちなみに性行為ができないために不仲となり離婚する例もあるというなかで、これらを未然に導くこととなるわけであり本発明の役割は極めて甚大である。

本発明の本体硬質サックの平面透視断面複合図である。本発明の本体を被覆する軟質スキンの平面透視断面複合図である。本発明の本体硬質サックに軟質スキンを被覆した側面断面図である。

１発明本体硬質サックの外郭部
２発明本体の空気抜き孔
３発明本体の内側及び基部シリコンゴム部
４発明本体基部シリコンゴム内径部
５軟質スキンの外郭部
６軟質スキンの空気抜き孔

Claims

男性性不全者用陰圧式補助器具であって、
男性の勃起した陰茎を模した形状であって、陰茎が挿入される硬質サックと、当該硬質サックの外側全体を被覆するシリコンゴムからなる軟質スキンとからなり、
前記硬質サックの先端に空気抜き孔を配すると共に、前記軟質スキンの先端にも上記空気抜き孔からややずらした位置に空気抜き孔を配することにより、
硬質サック内の空気は、前記硬質サックの先端に配された空気抜き孔から軟質スキンの先端に配された空気抜き孔を通って外に排出される一方で、硬質サック内が陰圧の状態では、前記硬質サックの先端に配された空気抜き孔が軟質スキンによって閉塞されて外の空気が侵入しないようにしたバルブ機能を付加した、男性性不全者用陰圧式補助器具。
前記硬質サックは、外郭部と、当該外郭部の内側及び基部に一体形成された軟質ゴム状材質とからなる二層構造である、請求項１に記載の男性性不全者用陰圧式補助器具。