JP3085627U - 水中用陰圧調整可能ヘッドホン型シリコン付き耳栓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に取り付け、取り外しができる耳栓にし、
耳に水が入らないようにする。更に、他の人も使用でき
るようにする。 【解決手段】容易に取り付け、取り外しができる耳あて
にするため、型をヘッドホン型とした。耳をすべて覆う
耳あてをつくり、皮膚との間にシリコンを用いることで
密着性をあげ、更にヘッドホン内の空気を陰圧にするこ
とができる空気スペースをつくり、装着時に陰圧にする
ことで気密性を増し、水が入らないようにした。また、
直接耳の穴に触れていないので、他の人との共有も可能
となった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

水が耳に入らないようにするための耳栓の変形型である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の耳栓は、個人用に作られており、耳の穴を直接を塞ぐことで耳に水が入 らないようにした物が主である。この耳栓では、取り外しが容易ではなく、プー ルなどに入る前にあらかじめ装着しなければならない。さらに、個人用であるた め衛生上、他の人と協同でつかうことはできなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

水の中での運動は、歩行やストレッチングなどさまざまであり、水面に浮いたり 、直立に立ったりなど姿勢の変化を伴う。特に、仰向けに水面に浮いて行う運動 時では、耳の位置が水面ぎりぎりに位置する場合が多く、耳に水が入りやすい。 そこで、考案が解決しようとする課題は、このような時にすぐに取り付け、取り 外しができ、水が耳に入らない耳栓をつくり、他の人とも共有して使用すること ができるものを提供し、スムーズな水中運動プログラム遂行させ、水が耳に入る ことで起こる疾患を予防することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

容易に取り付け、取り外しができる耳栓にするため、型をヘッドホン型とした。 耳をすべて覆う耳あてをつくり、耳あてと皮膚との間にシリコン素材を用いるこ とで皮膚との密着性をあげ、更にヘッドホン内の空気を陰圧にすることができる 空気スペースをつくり、そのスペースを押しながら装着することでヘッドホン内 を陰圧にして耳と耳あてとの間の気密性を増し、水が入ることを防ぐようにした 。また、直接耳の穴に触れていないので、他の人との共有も可能となった。

【０００５】

【考案の実施の形態】

【０００６】 両耳を覆うところとそれらをつなぐ形としてヘッドホン型とした。耳をすべて覆 う耳あてをつくり、耳あてと皮膚との間にシリコン素材を用いることで皮膚との 密着性をあげ、更に耳あて内の空気を陰圧にすることができる空気スペースをつ くり、そのスペースを押しながら装着することでヘッドホン内を陰圧にして耳と 耳あてとの間の気密性を増し、耳あてと皮膚との間から水が入らないようにした 。尚、空気スペース部分は柔らかい伸縮性のゴム素材で作り、その他の骨格はプ ランチック素材などで作ることができる。尚、ヘッドホン型部の杖の部分はカチ ュシャのように円形となっており、それ自体が耳あてを耳に押しつけ保持する作 用を持つようにする。

【実施例】

水面に浮いて行う運動の際に、このヘッドホン型耳栓を装着する。これらの器具 はプールサイドなどに置き、すぐに装着できる所に準備しておく。耳全体を耳あ ての中に入れ、髪の毛などが挟まれないように注意する。そして、横についてい る陰圧用の空気スペースを押した状態で耳に装着し、装着後空気スペースから手 を離す。装着後に手を離すことで内部が陰圧となり、密着性が増し、水が入るの を防ぐ。また、耳に水が入らないプログラムになれば手でシリコン部分にすき間 をあけそこから空気をいれることですぐに取り外すことができる。

【０００７】

【考案の効果】

水中での運動を行う際に、特に水面と平行に浮いたり、顔を水に入れる場合は、 その場ですぐにこの耳栓を装着することができる。さらに、その運動が終われば すぐに脱着できる。また、泳ぐ場合は、ヘッドホン型の杖の部分を首の後ろにま わすことで使用可能である。この耳栓を利用することで、話を聞く時や、耳に水 が入らないプログラムの時などははずし、そうでないときは装着することができ るので、スムースな水中運動プログラムを逐行することができる。さらに、話を 聞くときには脱着することができることから、水の事故が起きる心配も少なくな り、水が耳にはいることでおこるさまざまな疾患をも予防することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】「シリコン素材部分と内部構造を示した平面図
である。」

【図２】「陰圧にしている様子を示した平面図であ
る。」

【図３】「ヘッドホン型耳栓の使用例を示した平面図で
ある。」

【符号の説明】

１：シリコン素材部分 ２：耳の入るスペース ３：陰圧用空気スペース ４：空気スペース ５：指でつまむ様子 ６：水面に浮いている人 ７：装着状態

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年６月１日（２００１．６．１）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】水が入らないヘッドホン型の耳栓 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年８月２７日（２００１．８．２
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項３】水が入らないようにするため内圧を上げる
ための空気スペースを設ける。

【手続補正書】

【提出日】平成１３年１１月２６日（２００１．１１．
２６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】脱着が容易にできるヘッドホン型の耳栓。
   水が入らないように皮膚との接地面にシリコンを入れる
   ことで密着性をあげ、更に内圧を上げるための空気スペ
   ースを設けた器具。