JP5503491B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像の画素補間方法に係り、特に単板カラー撮像装置のカラーフィルタに由来する欠落画素を補間する画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
放送用カメラなどの高品質なカメラでは、3枚の撮像素子で3原色の画像を撮影する3板撮像方式が用いられるが、民生用スチルカメラなどの小型で安価なカメラでは、撮像素子の画素にカラーフィルタを搭載した単板カラー撮像方式が広く用いられている。
単板カラー撮像方式では、撮像素子の画素ごとに異なるカラーフィルタが搭載されている。したがって、撮影された画像信号は、ある色に着目した場合、モザイク状の画像(画素欠落画像)となり、多くの欠落画素が存在することになる。そのため、一般的なカメラでは、デモザイキングと呼ばれる画素補間処理を行って欠落画素を再構成し、1枚のカラー画像(デモザイク画像)を生成する。
カラーフィルタ配列は、補色フィルタによるものと、原色フィルタによるものに分類される。近年は素子の感度の向上などにより、色再現性に優れた原色フィルタが多く用いられている。
図9に示すように、原色カラーフィルタ配列としては、ベイヤー配列が一般的である(例えば、特許文献1参照)。これは、解像度や感度に対して影響の大きいグリーン信号(G信号)のフィルタを市松状に配置し、残りの画素に赤信号(R信号)のフィルタと青信号(B信号)のフィルタを配置するものである。
図10に示すように、ベイヤー配列のカラーフィルタを通して取得されたG信号は、有効画素が市松状に配置されている。そのため、G信号を補間する最も単純な方法としては、周辺4画素の平均値を欠落画素の値として補間する方法が挙げられる。すなわち、欠落画素G3、G4の値を補間するために、それぞれ周辺4画素の有効画素G1、G2の値の平均値を用いる方法である。この手法は計算量が少ないため、動画のデモザイキングには適しているが、エッジなどの高い周波数成分を持つ部分を精度良く再現することが難しく市松状の凹凸が生じるという問題がある。
そこで、G信号の補間のために様々な手法が検討されている。非特許文献1で開示された技術では、欠落画素の周辺の画素において、水平、垂直、斜め方向などの相関を判定して補間する手法が提案されている(非特許文献1参照)。
例えば図11に示すように、点線で囲まれた画素に対してGa〜Geとおく。値が未知の欠落画素Geの値を、その周辺の画素Ga〜Gdの値から求めるために、次の(1)式のようにΔHとΔVとを定義する。
Figure 0005503491
ΔH<ΔVであれば、水平方向の相関が高いと判定し、水平方向の画素Gb,Gcの値を用いて画素Geの値を補間する。一方、ΔH≧ΔVであれば、垂直方向の相関が高いと判定し、垂直方向の画素Ga,Gdの値を用いて画素Geの値を補間する。
米国特許第3971065号公報
B. K. Gunturk, et al. "Demosaicking:Color Filter Array Interpolation", IEEE signal processing magazine [44] January 2005
しかしながら、前述の画素補間方法では、元の画像信号におけるエッジなどの高い周波数成分を持つ部分では、相関の高い方向である相関方向の判定を誤ってしまうことがあるという問題がある。ここで、元の画像信号とは、仮にカラーフィルタ配列がすべての画素についてG信号のフィルタが配列されている場合に取得されるG信号である。
例えば図12に示すように、エッジを模した元の画像信号100を考える。元の画像信号100に対応する画素の値が、元の画像信号に対応する画素値101であり、元の画像信号100から単板カラー撮像方式により、画素欠落画像102を取得したとする。ここで、「null」は、値がないことを示す。点線丸印で示す欠落画素の値を補間する場合、本来は、欠落画素の値に「128」が入るべきである。しかし、前述した方法では、ΔH=ΔV=0となり、垂直方向に相関が高いと判定され、点線丸印で示す欠落画素の値は、「0」の値が入力されてしまう(デモザイク画像(補間画像)103参照)。
また、一般的には、品質のよい補間方法ほど演算量が大きくなるという問題がある。特に、動画に適用する場合には、デモザイク画像の品質もさることながら、同時に少ない演算量で処理が可能であるということも望まれている。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、元の画像信号を精度良く再現し、かつ比較的演算量が少ないため、動画像により適切に適用することができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の画像処理装置は、予め設定された条件の値を持つ画素である有効画素と予め設定された条件の値を持たない画素である欠落画素とを有する画素欠落画像から、前記欠落画素の値を補間して補間画像を生成する画像処理装置であって、固定値挿入手段と、フィルタ手段と、相関方向判定手段と、画素補間手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、画像処理装置は、固定値挿入手段によって、前記画素欠落画像における前記欠落画素に予め定めた値である固定値を挿入し、固定値挿入画像を生成する。
そして、画像処理装置は、フィルタ手段によって、前記固定値挿入画像に偶数タップの対称形フィルタを施し、フィルタ処理画像を生成する。これによって、欠落画素の値に、元の画像信号における周辺の画素の特徴を有する値が保持される。
そして、画像処理装置は、相関方向判定手段によって、前記欠落画素の値の補間に用いる画素を特定するために、前記フィルタ処理画像を用いて、前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値から、水平方向の相関を示す水平相関値と垂直方向の相関を示す垂直相関値とを算出し、相関の高い方向である相関方向を判定する。これによって、元の画像の特徴に従って欠落画素の値を補間する方向を特定することができる。
また、画像処理装置は、画素補間手段によって、前記相関方向判定手段が判定した相関方向に基づいて、前記画素欠落画像における前記欠落画素の周辺の前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間する。これによって、欠落画素の値に元の画像信号に近い値が入力される。
また、請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、画素補間手段が、前記相関方向判定手段が水平方向と判定した場合、前記画素欠落画像における前記欠落画素の水平方向に隣接する前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間し、前記相関方向判定手段が垂直方向と判定した場合、前記画素欠落画像における前記欠落画素の垂直方向に隣接する前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間する、構成とした。これによって、元の画像の特徴に従って欠落画素の値に元の画像信号に近い値が入力される。
さらに、請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、フィルタ手段が、前記固定値挿入画像に対して水平および垂直方向に偶数タップの対称形フィルタを施す、構成とした。これによって、ナイキスト周波数に近い空間周波数までレスポンスを維持したフィルタ処理画像を得ることができる。
また、請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、画素欠落画像が、前記有効画素と前記欠落画素により市松模様を成す市松状画像である、構成とした。これによって、ベイヤー配列のG信号に対応するような市松状の画像の欠落画素を補間することができる。
そして、請求項5に記載の画像処理装置は、請求項4に記載の画像処理装置において、相関方向判定手段が、前記欠落画素の前記画素欠落画像における座標(X,Y)を(X1,Y1)、偶数タップの対称形フィルタのタップ数をk(kは偶数)とした場合に、前記フィルタ処理画像において、前記欠落画素に対応する位置の前記水平相関値の算出は、X1−M−k/2≦X≦X1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲の画素を用いて算出し、前記欠落画素に対応する位置の前記垂直相関値の算出は、Y1−M−k/2≦Y≦Y1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲の画素を用いて算出する、構成とした。ここで、Mは、相関方向の判定に用いる画素の範囲を定めるもので、1以上の整数である。これによって、欠落画素に対応する位置を中心とした範囲を、相関方向の判定に用いる画素の範囲とすることができる。
そして、請求項6に記載の画像処理装置は、請求項4または請求項5に記載の画像処理装置において、相関方向判定手段が、前記フィルタ処理画像において前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値のばらつきの大小を算出し、ばらつきの小さい方向を前記相関方向と判定する。これによって、元の画像の特徴を精度良く判定することができる。
また、請求項7に記載の画像処理装置は、請求項4または請求項5に記載の画像処理装置において、相関方向判定手段が、前記欠落画素の前記画素欠落画像における座標(X,Y)を(X1,Y1)、前記偶数タップの対称形フィルタのタップ数をk(kは偶数)とした場合に、前記フィルタ処理画像において、前記欠落画素に対応する位置の前記水平相関値の算出は、X1−M−k/2≦X≦X1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲内の隣接画素同士の差分の和により算出し、前記欠落画素に対応する位置の前記垂直相関値の算出は、Y1−M−k/2≦Y≦Y1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲内の隣接画素同士の差分の和により算出する。これによって、元の画像の特徴を精度良く判定することができる。
また、請求項8に記載の画像処理プログラムは、予め設定された条件の値を持つ画素である有効画素と予め設定された条件の値を持たない画素である欠落画素とを有する画素欠落画像から、前記欠落画素の値を補間して補間画像を生成するために、コンピュータを、固定値挿入手段、フィルタ手段、相関方向判定手段、画素補間手段、として機能させる構成とした。
かかる構成において、画像処理プログラムは、固定値挿入手段によって、前記画素欠落画像における前記欠落画素に予め定めた値である固定値を挿入し、固定値挿入画像を生成する。
そして、画像処理プログラムは、フィルタ手段によって、前記固定値挿入画像に偶数タップの対称形フィルタを施し、フィルタ処理画像を生成する。これによって、欠落画素の値に、元の画像信号における周辺の画素の特徴を有する値が保持される。
そして、画像処理プログラムは、相関方向判定手段によって、前記欠落画素の値の補間に用いる画素を特定するために、前記フィルタ処理画像を用いて、前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値から、水平方向の相関を示す水平相関値と垂直方向の相関を示す垂直相関値とを算出し、相関の高い方向である相関方向を判定する。これによって、元の画像の特徴に従って欠落画素の値を補間する方向を特定することができる。
また、画像処理プログラムは、画素補間手段によって、前記相関方向判定手段が判定した相関方向に基づいて、前記画素欠落画像における前記欠落画素の周辺の前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間する。これによって、欠落画素の値に元の画像信号に近い値が入力される。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1,2,3,8に記載の発明によれば、元の画像信号を精度良く再現し、かつ比較的演算量が少ないため、動画像により適切に適用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ベイヤー配列のG信号に対応するような市松状の画像の欠落画素を補間する手段の一つとして、元の画像信号を精度良く再現し、かつ比較的演算量が少ないため、動画像により適切に適用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、欠落画素に対応する位置を中心とした範囲を、相関方向の判定に用いる画素の範囲とすることができる。
請求項6,7に記載の発明によれば、エッジの方向を精度良く判定することができる。
本発明の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置におけるフィルタ手段による空間周波数の変化を説明する図であり、(a)は、固定値挿入画像の周波数特性である。(b)は、フィルタの振幅特性の一例である。(c)は、フィルタ処理画像の周波数特性である。 本発明の画像処理装置におけるフィルタ手段による画素シフトを説明するための図である。 本発明に係る固定値挿入画像の座標系を説明するための図である。 本発明の画像処理装置におけるフィルタ手段による画素シフトを説明するための図である。 本発明の画像処理装置における相関方向判定手段による相関方向の判定に用いる画素の範囲を説明するための図である。 本発明の画像処理装置による処理を説明する図である。 本発明の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 単板カラー撮像方式におけるカラーフィルタの配列を説明するための図である。 市松状画像(画素欠落画像)を説明するための図である。 従来技術に係る欠落画素の周辺の画素から相関方向を判定する方法を説明するための図である。 従来技術による画素補間方法の問題点を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[画像処理装置1の構成]
図1に示すように、画像処理装置1は、固定値挿入手段2と、フィルタ手段3と、相関方向判定手段4と、画素補間手段5とを備える。
画像処理装置1は、市松状画像(画素欠落画像)10を入力として、デモザイク画像(補間画像)14を出力するものである。
市松状画像(画素欠落画像)10は、図10に示すように、元の画像信号から取得した値を持つ画素である有効画素と元の画像信号から取得した値を持たない画素である欠落画素とが市松模様を成す画像である。この市松状画像(画素欠落画像)10は、元の画像信号から単板カラー撮像方式により生成される。なお、この例では、市松状画像(画素欠落画像)10は、G信号が市松状の構造となっているが、R信号やB信号が市松状の構造となっているものでもよい。
デモザイク画像(補間画像)14は、欠落画素の値を補間した後の画像である。
固定値挿入手段2は、入力された市松状画像(画素欠落画像)10のすべての欠落画素に予め定めた同一の値である固定値を挿入するものである。ここで、固定値とは、定数であり、例えば「0」とする。固定値を挿入された固定値挿入画像11は、フィルタ手段3へ出力される。
固定値挿入画像11は、市松状画像(画素欠落画像)10の欠落画素に固定値を挿入した画像である。
これにより、図2(a)に示すように、固定値挿入画像11の1次元方向の空間周波数特性は、ナイキスト周波数(Fn)に急峻なレスポンスを持つ特性となる。
フィルタ手段3は、固定値挿入手段2から入力された固定値挿入画像11に偶数タップの対称形フィルタを施すものである。ここでこのフィルタを施されたフィルタ処理画像12は、相関方向判定手段4に出力される。
フィルタ処理画像12は、固定値挿入画像11に偶数タップの対称形フィルタを施した画像である。
(フィルタ)
フィルタ手段3では、元の画像信号100の持つ高い周波数をできるだけ維持しながら、固定値挿入により生じたナイキスト周波数にある成分をキャンセルするようなフィルタを用いる。このような特性のフィルタは、偶数タップの対称形フィルタを用いることにより実現できる。
以下では、図2(b)に示すように、ナイキスト周波数成分を取り除くような振幅特性を持つローパスフィルタを一例として説明する。このローパスフィルタを施した画像は、高域で若干の減衰があるものの、ナイキスト周波数に近い空間周波数までレスポンスを維持した画像となる。
また、偶数タップの対称形フィルタの位相特性は、ωを角周波数、タップ数をk(偶数)とすると、次の(2)式のようになる。
Figure 0005503491
したがって、このローパスフィルタを施した後の画像は、水平・垂直方向ともに−(k−1)/2画素分、シフトした画像となる。
具体例を用いて説明する。
フィルタのタップ数を8タップとすると、例えば、次の(3)式のような係数を持つフィルタによって、図2(b)の特性を持つローパスフィルタを構成できる。
Figure 0005503491
これにより、図2(c)の実線のような特性を持つフィルタ処理画像12が得られる。このローパスフィルタの位相特性は、ωを角周波数とすると、次の(4)式のようになる。
Figure 0005503491
したがって、このローパスフィルタを施した後の画像は、水平・垂直方向ともに−3.5画素分、シフトした画像となる。
ここで、画像のシフトについて説明する。
図3において、ローパスフィルタ30の係数C1〜C8は、(3)式の係数に対応している。フィルタ手段3は、固定値挿入画像11の画素座標を(X,Y)とすると、まず、(1,1)から(8,1)までについてローパスフィルタ30を施し(係数C1〜C8と対応する画素の値とを、それぞれ掛け算し、次にそれぞれの掛け算結果の総和をとり、最後に総和を係数の和で割る。つまり、重み付き平均をとる)、得られた値を(1,1)に入力する。続いて、x方向へ1画素分ずらして、ローパスフィルタ30を施し、得られた値を(2,1)に入力する。これを繰り返していく。
そうすると、固定値挿入画像11における元の画像信号100の画像の特徴(空間周波数領域での特徴)は、フィルタ処理画像12では、3.5画素分、左にシフトして現れることとなる。y方向へも同様にローパスフィルタ30を施すため、固定値挿入画像11における元の画像信号100の画像の特徴は、フィルタ処理画像12では、3.5画素分、上にもシフトして現れることとなる。
すなわち、図4に示すように座標系を取ると、ローパスフィルタ30を施した後には、固定値挿入画像11における元の画像信号100の画像の特徴は、図5に示す位置にシフトして現れることとなる。
後記する相関方向判定手段4では、このシフトを考慮して相関の評価を行う必要がある。
フィルタ処理画像12は、元の画像信号100の特徴を精度良く現した画像となっているが、固定値挿入の影響を受けて画素値が本来の値から大きく変化しているため、そのままデモザイク画像(補間画像)としては利用できない。
しかし、フィルタ処理画像12は、欠落画素の周辺の元の画像信号100の画像の特徴は高周波数領域まで有しているため、欠落画素の値の補間に用いる画素を特定するために、相関の高い方向である相関方向の判定に用いることができる。すなわち、フィルタ処理画像12は、元の画像信号100のエッジの方向を判定するには適した画像となっている。
相関方向判定手段4は、フィルタ手段3から入力されたフィルタ処理画像12を用いて、注目する欠落画素が水平、垂直のいずれの方向に高い相関を有するかを判定するものである。ここで判定された相関の高い方向である相関方向は、相関方向情報13として画素補間手段5に出力される。
相関方向情報13は、相関の高い方向である相関方向を示す情報である。例えば、相関方向情報13は、「水平方向」を「00」、「垂直方向」を「01」、「相関方向なし」を「11」に対応付けたものである。
相関方向判定手段4は、前述したシフトを考慮しながら判定を行う。
図6(a)において、座標(X1,Y1)の欠落画素の値を補間する場合を考える。この例は、フィルタのタップ数が8で、シフトが3.5画素分の場合である。このとき、フィルタ処理画像12上では、値を補間しようとする欠落画素に対応する位置は、次の(5)式で表される位置となる。
Figure 0005503491
そのため、相関方向の判定に用いる画素は、(5)式の座標を中心とした領域となる。図6(a)に示す点線で囲まれた領域は、6画素幅分の範囲となっているが、基本的に、4画素幅分、8画素幅分など偶数であれば、欠落画素に対応する位置を中心として相関方向の判定を行うことができる。この範囲は、次の(6)式によって表せる。Mは、相関方向の判定に用いる画素の範囲を定めるもので、1以上の整数である。
Figure 0005503491
一般的には、値を補間しようとする欠落画素に対応する位置は、次の(7)式で表される位置となる。
Figure 0005503491
ここで、kは、フィルタのタップ数であり、偶数である。また、相関方向の判定に用いる画素の範囲は、次の(8)式によって表せる。
Figure 0005503491
すなわち、欠落画素の画素座標を水平、垂直ともに、−(k−1)/2画素分シフトした点を中心にして、水平、垂直ともに2M画素幅の範囲を用いる。なお、Mは、相関方向の判定に用いる画素の範囲を定めるもので、1以上の整数である。また、相関方向の判定に用いる画素の範囲は、予め設定される。
一般には、相関方向の判定に用いる画素の範囲を広く取るほうが良い精度が得られるが、計算量の増大につながる。
次に、相関方向の判定方法について説明する。
例えば図6(a)において、欠落画素の座標(X1,Y1)に対する水平方向の相関を水平相関値h(X1,Y1)、垂直方向の相関を垂直相関値v(X1,Y1)とする。水平相関値h(X1,Y1)を計算するときは、欠落画素に対応する位置の上下に隣接する行である(Y1−3)、(Y1−4)行目の相関値を独立に計算し、その平均値を座標(X1,Y1)の水平相関値とする。同様に、垂直相関値v(X1,Y1)を計算するときは、欠落画素に対応する位置の左右に隣接する列である(X1−3)、(X1−4)列目の相関値を独立に計算し、その平均値を座標(X1,Y1)の垂直相関値とする。
相関値の求め方としては、相関方向の判定に用いる画素の範囲内での分散や自己相関などを用いる。そして、水平相関値h(X1,Y1)と垂直相関値v(X1,Y1)とを用いて、次の(9)式を評価関数とする。
Figure 0005503491
相関方向判定手段4は、この評価関数の値Eを閾値Tと比較して、相関方向を判定する。例えば、E>Tのとき、相関方向情報13は垂直方向とする。−T≦E≦Tのとき、相関方向情報13は相関方向なしとする。E<−Tのとき、相関方向情報13は水平方向とする。すなわち、ばらつきの小さい方向を相関方向と判定する。なお、ここで、ばらつきとは、分散や自己相関等の従来技術によって求めることができ、複数の値が、それらの平均値からどれだけ散らばっているかを示すものである。ばらつきが小さいとは、平均値付近に集まっていることを示す。
なお、相関方向の判定に用いる画素の範囲を、図6(b)に示すように、1行または1列に限定してもよい。すなわち、相関方向判定手段4は、欠落画素の座標(X1,Y1)の水平相関値h(X1,Y1)を計算するときは、欠落画素に対応する位置の上または下に隣接する行の画素の相関値を計算する。同様に、相関方向判定手段4は、垂直相関値h(X1,Y1)を計算するときは、欠落画素に対応する位置の左または右に隣接する列の画素の相関値を計算する。なお、相関方向の判定に用いる画素の幅は、前述した(8)式で表せる。
これにより、計算リソースを節約することが可能である。
また、(8)式で表される範囲において、水平相関値h(X1,Y1)および垂直相関値v(X1,Y1)を次の(10)式を用いて、隣接画素同士の差分の和により算出してもよい。
Figure 0005503491
ここで、p(X,Y)は、座標(X,Y)の画素値である。なお、上述のように、相関方向の判定に用いる画素の範囲を、図6(b)に示すように、1行または1列に限定する場合には、Σの中の2つの項のいずれか1つの項のみでよい。
図1に戻って説明を続ける。
画素補間手段5は、市松状画像(画素欠落画像)10と相関方向判定手段4から入力された相関方向情報13とに基づいて、欠落画素の値を補間するものである。ここで補間された画像がデモザイク画像(補間画像)14として出力される。
この画素補間手段5は、相関方向が水平方向である場合、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の水平方向に隣接する左右2画素の値の平均値を欠落画素の値に入力する。また、画素補間手段5は、相関方向が垂直方向である場合、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の垂直方向に隣接する上下2画素の値の平均値を欠落画素の値に入力する。また、画素補間手段5は、相関方向が相関方向なしである場合、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の水平および垂直方向に隣接する4画素の値の平均値を欠落画素の値に入力する。
次に、図7において具体例を示す。
1画素幅の水平方向の直線を模した元の画像信号100を撮影する場合を考える。元の画像信号100に対応する画素の値は、元の画像信号に対応する画素値101である。元の画像信号100から単板カラー撮像方式により市松状画像(画素欠落画像)10が生成される。
画像処理装置1は、市松状画像(画素欠落画像)10から、元の画像信号100をできるだけ忠実に再現して、デモザイク画像(補間画像)14とするものである。元の画像信号100を忠実に再現するためには、欠落画素およびその周辺の画素の元の画像信号100における相関情報を正しく得る必要がある。これを、固定値挿入手段2およびフィルタ手段3(図1参照)により実現する。
図7に示すように、固定値挿入手段2(図1参照)は、市松状画像(画素欠落画像)10のすべての欠落画素に値「0」の固定値を挿入し、固定値挿入画像11とする。点線丸印で示す画素は、値を補間しようとする画素である。
フィルタ手段3(図1参照)は、固定値挿入画像11に偶数タップの対称形フィルタを施し、フィルタ処理画像12とする。フィルタ係数として(3)式を用いた場合を一例に説明する。フィルタ処理画像12の実線丸印は、固定値挿入画像11の点線丸印で示した画素に対応する位置である。このフィルタ処理画像12は、元の画像信号100の画像の特徴を有している。すなわち、水平方向の直線が、水平方向の画素の数値となって現れている。
相関方向判定手段4(図1参照)は、フィルタ処理画像12において、欠落画素に対応する位置(実線丸印)の周辺の画素の値から水平相関値および垂直相関値を算出し、相関方向を判定する。相関判定に利用する画素範囲を図6(b)の方法で選択する場合、水平方向には、値「39」が連続して現れており、この範囲では分散は0である。一方、垂直方向には、「2,0,39,39,0,2」が現れており、この範囲では分散は約322である。したがって、相関方向判定手段4は、相関方向はばらつきの小さい水平方向と判定する。
画素補間手段5(図1参照)は、相関方向情報が水平方向であるので、市松状画像(画素欠落画像)10において、点線丸印の欠落画素の水平方向に隣接する左右2画素の値「128」と「128」との平均値「128」を、欠落画素の値に入力する。他の欠落画素も上述したように値を入力し、デモザイク画像(補間画像)14とする。
これにより、元の画像信号100を忠実に再現していることとなる。
なお、画像処理装置1は、図示を省略したCPUやメモリを搭載した一般的なコンピュータで実現することができる。このとき、画像処理装置1は、コンピュータを、前記した各手段として機能させる画像処理プログラムによって動作する。
[画像処理装置1の動作]
次に、画像処理装置1の動作について、図8を参照(構成は適宜図1を参照)して説明する。
図8のフローチャートに示すように、ステップS1において、固定値挿入手段2は、市松状画像(画素欠落画像)10の欠落画素の値に固定値を挿入し、固定値挿入画像11をフィルタ手段3に出力する。
ステップS2において、フィルタ手段3は、固定値挿入画像11に偶数タップの対象形フィルタを施し、フィルタ処理画像12を相関方向判定手段4に出力する。
ステップS3において、相関方向判定手段4は、フィルタ処理画像12において、欠落画素に対応する位置の水平相関値および垂直相関値を算出し、相関方向を判定する。
相関方向が水平方向の場合(ステップS3・水平方向)、画素補間手段5は、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の水平方向に隣接する左右2画素の値の平均値を欠落画素の値に入力して補間する(ステップS4)。
相関方向が垂直方向の場合(ステップS3・垂直方向)、画素補間手段5は、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の垂直方向に隣接する上下2画素の値の平均値を欠落画素の値に入力して補間する(ステップS5)。
相関方向が相関方向なしの場合(ステップS3・相関方向なし)、画素補間手段5は、市松状画像(画素欠落画像)10において、欠落画素の水平・垂直方向に隣接する4画素の値の平均値を欠落画素の値に入力して補間する(ステップS6)。
ステップS7において、画素補間手段5は、市松状画像(画素欠落画像)10におけるすべての欠落画素について補間が完了したか否かを判定する。
すべての欠落画素について補間が完了していないときは(ステップS7・No)、ステップS3に戻って処理を続ける。
一方、すべての欠落画素について補間が完了したときは(ステップS7・Yes)、画像処理装置1は、補正画像生成処理を終了する。
以上の動作によって、画像処理装置1は、高精度な画素補間が比較的少ない信号処理で可能となる。
以上、本発明の実施形態に係る画像処理装置1の構成および動作について説明したが、本発明はここに説明した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応じて種々の変形及び変更を実施し得る(ことは当業者には明らかである)。
1 画像処理装置
2 固定値挿入手段
3 フィルタ手段
4 相関方向判定手段
5 画素補間手段
10 市松状画像(画素欠落画像)
11 固定値挿入画像
12 フィルタ処理画像
13 相関方向情報
14 デモザイク画像(補間画像)
30 ローパスフィルタ

Claims (8)

  1. 予め設定された条件の値を持つ画素である有効画素と予め設定された条件の値を持たない画素である欠落画素とを有する画素欠落画像から、前記欠落画素の値を補間して補間画像を生成する画像処理装置であって、
    前記画素欠落画像における前記欠落画素に予め定めた値である固定値を挿入し、固定値挿入画像を生成する固定値挿入手段と、
    前記固定値挿入画像に偶数タップの対称形フィルタを施し、フィルタ処理画像を生成するフィルタ手段と、
    前記欠落画素の値の補間に用いる画素を特定するために、前記フィルタ処理画像を用いて、前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値から、水平方向の相関を示す水平相関値と垂直方向の相関を示す垂直相関値とを算出し、相関の高い方向である相関方向を判定する相関方向判定手段と、
    前記相関方向判定手段が判定した相関方向に基づいて、前記画素欠落画像における前記欠落画素の周辺の前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間する画素補間手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画素補間手段は、前記相関方向判定手段が水平方向と判定した場合、前記画素欠落画像における前記欠落画素の水平方向に隣接する前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間し、前記相関方向判定手段が垂直方向と判定した場合、前記画素欠落画像における前記欠落画素の垂直方向に隣接する前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記フィルタ手段は、前記固定値挿入画像に対して水平および垂直方向に前記偶数タップの対称形フィルタを施すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画素欠落画像は、前記有効画素と前記欠落画素により市松模様を成す市松状画像であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記相関方向判定手段は、前記欠落画素の前記画素欠落画像における座標(X,Y)を(X1,Y1)、前記偶数タップの対称形フィルタのタップ数をk(kは偶数)とした場合に、前記フィルタ処理画像において、前記欠落画素に対応する位置の前記水平相関値の算出は、X1−M−k/2≦X≦X1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲の画素を用いて算出し、前記欠落画素に対応する位置の前記垂直相関値の算出は、Y1−M−k/2≦Y≦Y1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲の画素を用いて算出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記相関方向判定手段は、前記フィルタ処理画像において、前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値のばらつきを算出し、ばらつきの小さい方向を前記相関方向と判定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記相関方向判定手段は、前記欠落画素の前記画素欠落画像における座標(X,Y)を(X1,Y1)、前記偶数タップの対称形フィルタのタップ数をk(kは偶数)とした場合に、前記フィルタ処理画像において、前記欠落画素に対応する位置の前記水平相関値の算出は、X1−M−k/2≦X≦X1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲内の隣接画素同士の差分の和により算出し、前記欠落画素に対応する位置の前記垂直相関値の算出は、Y1−M−k/2≦Y≦Y1+M−(k/2−1)(Mは1以上の整数)の範囲内の隣接画素同士の差分の和により算出することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 予め設定された条件の値を持つ画素である有効画素と予め設定された条件の値を持たない画素である欠落画素とを有する画素欠落画像から、前記欠落画素の値を補間して補間画像を生成するために、コンピュータを、
    前記画素欠落画像における前記欠落画素に予め定めた値である固定値を挿入し、固定値挿入画像を生成する固定値挿入手段、
    前記固定値挿入画像に偶数タップの対称形フィルタを施し、フィルタ処理画像を生成するフィルタ手段、
    前記欠落画素の値の補間に用いる画素を特定するために、前記フィルタ処理画像を用いて、前記欠落画素に対応する位置の周辺の画素の値から、水平方向の相関を示す水平相関値と垂直方向の相関を示す垂直相関値とを算出し、相関の高い方向である相関方向を判定する相関方向判定手段、
    前記相関方向判定手段が判定した相関方向に基づいて、前記画素欠落画像における前記欠落画素の周辺の前記有効画素の値を用いて前記欠落画素の値を補間する画素補間手段、
    として機能させるための画像処理プログラム。
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