JP5503061B1 - ドア下指詰め防止材 - Google Patents

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Abstract

【課題】
シックハウス対策としての24時間換気設備のために設けられた、各居室やトイレなどの開きドアの下縁と床面との間の通気用の隙間(アンダーカット部)に、ドアを開閉する際に、子供が足の指先を挟まれる事故が多発している。通気を妨げず、安価で素人大工でも簡単に取り付け可能なドア下隙間用の指詰め防止材が求められている。
【解決手段】
ドアの下縁13と床面2との隙間(アンダーカット部3)の前側に位置するように長尺の側板41を設け、この側板41とドア面1に取り付ける取付け板43とが一定の空間を有するようにつなぎ板42でつなぎ、この空間を通気孔48とするとともに、この側板41を指詰め防止部材とする。
【選択図】図2

Description

本発明はドアの縦枠に丁番などで回転可能に取り付けられる開きドアの下縁と床面との間の通気用の隙間(アンダーカット部)に指を詰めるのを防止する部材に関する技術である。
建築物の室内におけるシックハウス対策として、平成15年に施行された改正建築基準法により、住宅やマンションなどの各居室において24時間換気が義務付けられた。その方法として、工事費がアップせずデザイン的にもシンプルであるため、開きドアの下縁と床面との間に通気用として10〜15mm程度の隙間(アンダーカット部)を設ける工法が主流となってきた。(このアンダーカットの工法は、便所や洗面所などに設置した一か所の換気扇で廊下などを経由して各居室の換気をまとめて行うための省エネの手段でもある。)しかしながらこの隙間に、ドアを開閉する際に幼児の足の指先が挟まれる事故が多発するようになってきた。
東京都の報道発表資料(2010年3月)によると、「幼児の身の回りのヒヤリ・ハット体験調査」の中で、自宅のドアの下に通気用のすき間のあるドアのある人は50%、そのうち27%がすき間に足を挟まれて爪がはがれるなどの危害を経験した、との報告があるほどである。それで、このような事故を防止するために子供にできるだけスリッパをはかせるようにしたらよい、ということも推奨されている。
そこで、開きドアと床面との隙間に指先を詰めるのを防止する技術として、既設のドアの下端部に長尺状のカバー部材8を取り付けるという技術があった(特許文献1参照)。幼児がいる期間にだけ取り付けるという軟質素材からなる凸脈部6に子供の指が挟まれても怪我をしないというものであった。
また、薄板9が指先24を押すと、反射的に足を引っ込めて指詰めを防止する安全ドアというのがあった。(特許文献2参照。)。このようなことが段落0021に記載されているが、足を引っ込めるタイミングが少し遅れると、指先がこの薄板9の下に挟まってしまい、かえって足が抜けなくなるという危険性のあるものであったし、ドア閉鎖時にはアンダーカット部の通気を常時妨げてしまい、建築基準法に反する技術でもあった。
それと、扉閉鎖時には常時扉の下方が開放されているが、扉開閉時には自動的にシャッタ部材が床面との隙間に下降して、指先が挟まれるのを防止するという技術があった(特許文献3参照)。しかし、法令で規定された通気孔は常時確保されているものの、機構が複雑で高価でもあるし、下側に通気用アンダーカットとしての隙間を設けた既設の開き扉には適用困難な技術であった。
そして、指詰め防止機能を確保しつつ、換気用の隙間を十分確保するアタッチメント9というものが提唱されている。(特許文献4参照)。指を詰めても怪我をしにくいかもしれぬが、これをドアの下縁に取り付けると、図3に示されるように、アタッチメント9の高さ分だけ、換気用の隙間が取り付け前よりも狭くなる技術であった。
特開2007―009646 特開2007―204945 特開2010―185172 特開2013―104193
本発明は、上記のような従来の技術が有していた問題点を改良しようとするものであり、
各居室や便所、洗面所などに施工された既設の室内ドアの下縁と床面の間の通気用の隙間(アンダーカット部)に、幼児が足の小さな指先を詰める事故を防止するとともに、通気量を確保できるドア下指詰め防止材を提供しようとするものである。
本発明の第1の課題解決手段は上記の目的を達成するために、開きドアの下縁と床面との隙間の前側に配置される側板と、前記ドアの下縁に取付ける取付け板と、前記側板と前記取付け板を接続するつなぎ板と、を有する長尺部材であって、この側板は、下端と床面との間に指が入らない間隔を保持し、室の換気のために、前記取付け板との間に、上下方向の通気が可能な一定の空間を有するように形成されたことを特徴とするドア下指詰め防止材としたものである。
本発明の第2の課題解決手段は上記の目的を達成するために、前記ドアの下縁の両側に位置する前記側板の下端に、両者を接続する底板を設け、断面略C字状としたことを特徴とする請求項1記載のドア下指詰め防止材としたものである。
本発明の第3の課題解決手段は上記の目的を達成するために、開きドアの下縁と床面との隙間の両側に配置される斜め下方に広がる形状の側板と、この側板の上端に設けられた前記ドアの下縁に取付ける取付け板と、前記側板の両側下端をつなぐ底板と、を有する断面略C字状の長尺部材であって、この側板は、下端と床面との間に指が入らない間隔を保持し、室の換気のために、通気が可能で指が入らない大きさの多数の通気孔を有していることを特徴とするドア下指詰め防止材としたものである。
上記解決手段による効果は次のとおりである。
既設の室内ドアの下縁と床面との隙間(アンダーカット部)の前側に、側板の内面がドア面と一定の空間を有するように、つなぎ板で接続された取付け板でドアの下縁に取り付けられているため、子供自身が、または親が、ドアを開閉する際に、子供が足をドア近くに置いていたら、この前側の側板に足の指先が当たって開閉できなくなるため、指を挟まれることはなくなるものであり、子供が足を移動させたら開閉可能となるものである。
そして、この側板の内面とドア面に取り付ける取付け板との間に、アンダーカットの隙間と同程度の空間を有しているため、この空間が気流の通気孔となって、アンダーカット部と同程度の通気量が確保できるものである。
ここで、つなぎ板は、薄板で一定の間隔で側板と取付け板との間をつなぐ部材として設けてあるため、通気面積をほとんど減少させないものである。または、つなぎ板は設けずに、傾斜した側板に通気用の多数の小孔をあけて上部の取付け板でドア面に取り付けるようにしても良いものである。
また、本発明のドア下指詰め防止材は、左右両側の側板の下端を底板でつないだ断面略C字状の長尺部材としておけば強度が向上し、側板に足先などが当たった場合でも曲がりにくく頑丈である。底板の厚さ分だけアンダーカット部よりも通気量が少なくなるということはあるが、薄板材としてあるため、ほとんど影響はないものである。
この断面略C字状の部材を既設ドアへ取り付ける方法はドアを半開きにして、床面との隙間にドアの先端側から端部を差し込んで底板下端を床面から2〜3mm程度間隔を保って挿入し、所定位置で、弾力性を有する取付け板を少し外側に押し広げて取り付け板に装着された両面テープの剥離紙をはがして取付け板をドア面の下縁に張り付けるか、剥離紙をはがさないでクギ孔から小クギなどで木製ドアに取り付けたら、素人大工でも簡単に取り付け可能なものである。
それか、両側の側板の下端をつなぐ底板を、図7に示すように底板に多数の通気孔8を設けたら、底板による通気面積の欠損が少なくなるし、この通気孔8を空気が上下に流れて通気性能がアップし、強度も確保できて好適である。
この指詰め防止材の取付け板には、ドア面への固定手段として、両面テープなどを装着しておけば、剥離紙を剥いで既存の開き扉に簡単に貼り付け固定することができるし、木製ドアの場合はクギ孔を設けておいて小ビスや小クギ止めなどとしても良い。扉の下縁に取り付ける際に、下端と床面との間隔を3mm程度の空間を保って取り付けたら、この空間も通気孔となるし、指詰め防止材の下端が床面をこすることもないし、幼児のハイハイ中の手指や立ち歩き中の足の指を挟み込む事故もなくなるものである。
使用材料は扉に近い色彩で、弾力性を有する硬質または半硬質の合成樹脂や着色アルミ合金などの薄板材で製造したら、素人大工でも、ドアの寸法に合わせて切断加工が容易で取り付けもしやすく、安価で見栄えも良くなるものである。この指詰め防止材をドア下縁に取り付ける際に気を付けることとして、通常はドアの両側に位置する縦枠には10mm程度内側の方へ突出した戸当たりが取り付けられているが、この戸当たりにドア面よりも前側に設けられた側板が当ってドアの開閉が最後までできなくなるので、戸当たりがある場合はドア幅いっぱいではなく、側板が戸当たりに当たらないように、15〜20mm程度を残して取り付けた方が良い。また同様に、ドア枠に当たる場合も30〜50mm程度を残して取り付けた方が良い。
ひと昔前にはドアの下には床面よりも15mm程度上方に飛び出た敷居というものを設けて、この敷居の上に下縁と3mm程度の間隔を保ってドアを設置していたが、近年バリアフリーということが叫ばれるようになってからは、敷居を設けずにドアの下には平らな床面だけというのが常識的な工法となっている。このひと昔前の敷居がある場合の住宅のドア下には床面と18mm程度の隙間が生じているが、子供の足指が挟まれるからといっても本発明の指詰め防止材を取り付けることは不可能である。敷居に当たって開閉不可能となるので取り付けることができないからである。
また、廊下と部屋の床の材質が異なる場合には、敷居ほどおおげさなものではなく、床面から3mm程度飛び出た沓摺というものをドアの下部に床見切りとして設けることが多いが、この場合はアンダーカット10mmと3mmを合わせて、開閉の際には13mm程度の隙間ができて、幼児の指がより挟まりやすくなるが、本発明の指詰め防止材4を沓摺と3mm程度間隔を保って下縁13に取り付けると、ドア開閉の際に床面との隙間は6mm程度と少なくなり、指を詰める可能性は殆どなくなるものである。
このドア下指詰め防止材は90センチメートル程度の長さにしてホームセンターなどで販売したら、通常、住宅のドアの幅は70〜80センチメートル程度が多いので、素人大工でもこれを購入して、自宅の居室の各ドアの幅に合わせてカッターナイフやノコなどで切断したりして、装着されている粘着テープの剥離紙を剥いで簡単に扉の下縁に張り付けるか、剥離紙を剥がないで、クギ孔に小ビスや小クギなどで簡単に取り付けることもできるものである。
また、購入先のホームセンターなどの職員により、購入者の示すドア寸法に合わせて切断、切断跡処理などをする加工サービスを行えば、切断跡処理がきれいにできるであろう。
それと、幼児が自分でドアを開閉する際には手が短いので、ドアハンドルの近くに立つため、ドアハンドル側のドア先端から50〜60センチメートル程度までしか必要ないという考え方のもとに、購入者がカッターナイフなどで切断しなくてもいいように、60センチメートル程度の一定寸法に製造して販売したら、切断加工の手間や不恰好な切断跡を気にする必要がなくなり好適であろう。
アンダーカット部の高さ寸法は通常の居室のドアでは、概ね10mm以上、気流が集まる24時間用換気扇を設置した便所や洗面所などのドアは他の室よりも幅が狭いこともあって概ね15mm以上とされているものである。場合によっては20mm程度の広すぎる隙間を設けたドアもあるので、本発明の指詰め防止材を取り付けたら、指詰め事故が防止されるものである。
本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す図2の斜視図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す図6の斜視図である。 本発明の実施例を示す前面図である。
以下、本発明の実施例について、図1〜図8に基づいて説明する。
図1に示す実施例は、既設の開きドア1の下縁13に本発明のドア下指詰め防止材4,4をドア1の左面や右面に取り付けたところを示す断面図である。ドア1の向かって左側に示されるドア下指詰め防止材4は取付け板43とつなぎ板42と側板41からなっていて、側板41の下端は床面2にこすらないように、3mm程度の間隔を保っており、足の指先を挟まぬようにドア下の隙間(アンダーカット部3)の高さよりも幅広の側板41としてある。取付け板43は両面テープなどの固定手段44によりドア1の下縁13に取り付けられている。
つなぎ板42はドア下の隙間(アンダーカット部3)と同程度の空間を確保するためにアンダーカット部3の高さと同程度の長さとしてあり、この空間が上下方向の空気の通気孔48となっている。この取付け板43は縦方向使いとしてあるため上下方向の力に対して丈夫である。そして、薄板の縦方向使いとしているので上下方向の通気がほとんど妨げられないものである。とはいうものの、つなぎ板42の長さは必要以上に長くしたくないので、10〜15mmのアンダーカット部に対応するために、側板41または底板45下端と床面2との3mm程度の通気可能な空間を考慮して7〜12mm程度としておけば良いものである。
図1の向かって右側に取り付けられたドア下指詰め防止材4のつなぎ板42aは横方向使いとしてあるが、上下方向の通気ができるだけ妨げられないように幅をなるべく狭くして、つなぎ板はアンダーカット部3の高さよりも少し長くしてある。一定の間隔で側板41と取付け板43をつないだものである。そして、取付け板43は取付け手段44やクギなどでドア1の下縁13に取り付けられているものである。
また、図8の左半分に点線で示されているつなぎ板42aは横方向使いとしてあり、つなぎ板42aと同じ幅の取付け板43aで等間隔にドア1の下縁13に取り付けられている。
右半分の図では、側板41が点線で示されている縦方向使いのつなぎ板42で長尺の取付け板43につながれていて、取付け板43がドアの下縁13に取り付けられているところを示している。
図1の左右のドア下指詰め防止材4,4の実施例はアンダーカット部3の左右両側に位置する側板41の下端をつなぐ底板45を設けていないため、この側板41に足などが当たった際の強度が多少落ちるが、ドア1の側面に取り付け易いという利点があるものである。
また、図1の実施例は側板41が柔らかすぎる材料だと、足が当たった際に曲がり易いため、下端に指先が挟まれる可能性がある。それで、材質はある程度硬質で曲がりにくいプラスチックやアルミ製などが好適であろう。
そして、図1に示すように、ドア1の下縁13の左右の面に取付け板43が両面テープかクギなどで固定されている。つなぎ板42の長さは側板41の内面が取り付け板43と一定の空間(アンダーカット部3と同程度の空間)を有するように取り付けられている。そして、幅の狭い取付け板43は一定の間隔で側板の上部に設けられているため、上下方向の(図中矢印で示す)気流の通気を阻害するものではなく、アンダーカット部3の有効通気面積と同程度の通気面積を得ることが可能となるものである。
また、図2に示す実施例はドアの下縁13の左右両側に位置する側板41の下端を底板45でつないで、足指5や物が側板41に当たった際の強度を増したものである。図1の実施例では取付け方法がドアの両面に外側から簡単に両面テープなどの固定手段44や小クギなどで取り付けできていた。図2のように側板41の下端が底板45でつながれていて断面略C字状になっている場合は、ドアを半開きにして、ドアの先端の方からこれを床面2との隙間に差し込んで、所定の位置で、底板45の下端を床面と3mm程度間隔を保つようにして、弾力性のある取付け板43を少し外側に押し開いて固定手段44をなす粘着テープの剥離紙を剥いでドアに接着固定するか、木製ドアの場合は剥離紙を剥がさないでクギ孔45から小クギなどで打ち付け固定してもよい。
図2において、つなぎ板42は縦使いとしてあるため、上下方向の力に対して丈夫であるし薄板よりなっているため、上下方向の通気をほとんど妨げないものである。製造の都合上図1の右側のつなぎ板42のように横使いとしても良いが、そのときは幅を狭くして少し長めにして、ドアとの空間を少し広くとって通気量を確保できるようにした方が良いものである。
図1,2,3に示す実施例は長尺の側板41の内面と取付け板43との間にアンダーカット部3の高さより少し広い空間を有する位置に取り付け板43でドアに固定されている。側板41と取付け板43は一定間隔のつなぎ板42で接続されている。このつなぎ板42と隣のつなぎ板42の間の長さ方向の空間が上下方向の気流を通す通気孔48となり、続いてドアの下縁13と底板45の間を通気するものである。また、側板41の下端が床面2をこすらないように3mm程度の間隔をあけた空間を保っているため、この空間も矢印で示すように3mm程度の通気可能な空間となるものである。
図3に示す実施例は縦使いとしたつなぎ板42を底板45まで伸ばして強度を高めたものである。通気の効果は図2の場合と変わらないものである。
図4は図2に示す断面図の斜視図であるが、側板41と取付け板43の間の空間が通気孔48となっているものである。つなぎ板42は縦使いとしているため、上下方向の通気をほとんど阻害せず、上下方向の力にも丈夫なものである。
図8は図1〜5の前面図であるが、本発明のドア下指詰め防止材4が、側板41や底板45の下端が床面と3mm程度の間隔を保って、ドア下縁13に取り付け板43で固定されている。このドア下指詰め防止材4はドア幅一杯に取り付けるのではなく、ドアハンドル11側は、ドア枠15に取り付けられていて枠面よりも10mm程度内側に突出した戸当たり14に当たらないように15〜20mm程度、丁番12側はドアの縦枠15に当たらないようにするために30〜60mm程度は残して取り付けた方が良い。
それと、通常使用されている建材メーカー各社の既製品の室内ドアの厚さは多くが36mmとされているので、図2、図3、図5のように断面略C字状とした場合は、側板同志の内寸を36mm程度に製造しておけばほとんどのドアに取り付け可能であり、仮にドアの厚さが多少前後しても、取付け板や側板や底板の弾力性により多少の融通がきくため、通常のドアに取り付け易くなるものである。
図1に示す本発明のドア下指詰め防止材4はドアを開く際にも閉じる際にも指を詰めるのを防止しようとするためにドア1の左右両面に取り付けたところを示す実施例であるが、左右に分割されているため、自宅の状況によっては、片面だけに取り付けることもできるものである。
図2に示す本発明のドア下指詰め防止材4は断面略C字状となっていて、ドアを開く際にも閉じる際にも指を詰めるのを防止しようとするものであり、側板41に物が当たった際の強度をアップさせるものである。これをドアの下縁に取り付ける方法は前述したが、図1よりも図2や図3の方が外力に対して丈夫であり、推奨される実施例である。
図6、7に示す実施例のドア下指詰め防止材4は断面略C字状となっているが、傾斜した側板41に多数の通気孔48を設けてこれをドア下の通気用アンダーカット部と同等の通気量を有するようにしたものである。この通気孔48は幼児の足や手の指先が入らない大きさとしてあるため、ドア下の隙間に指を詰めることが防止されるものである。つなぎ板43は特に設けていないが、傾斜した側板41が取り付け板43とをつなぐつなぎ板も兼ねた構成としたものである。また、底板45にも通気孔48をあけておくと、底板45の上下の空気が上下に通り易くなり、全体の通気性能を向上させるものである。
本発明のドア下指詰め防止材4の実施例はいずれもアンダーカット部3に指を詰めるのを防止するとともに、24時間空気が出たり入ったりする通気孔48を有しているため、床面近くを漂う綿ホコリなどが通気の際に付着しやすいものである。特にこの図6、図7の実施例は綿ホコリの付着が目につき易いものであり、見た目に不衛生であるし通気量も減少するので、他の実施例と同様に定期的に電気掃除器などでホコリを吸引清掃するのが望ましいものである。
本発明のドア下指詰め防止材4は素人でも簡単に自宅の既設開き扉の下縁13に取り付けることが可能である。これをプラスチック製やアルミ製などとして、インテリアにもなじむ茶系統などの色彩として、90〜100センチメートル程度の長さにしたものをホームセンターなどで販売したら、商品展示もしやすく、購入後持ち帰りもしやすく、安価で美観にも優れた商品とすることができるものである。特に幼児のいる家庭ではドアの下縁と床面との隙間に足の指を挟むという事故が多発しているし、両親や祖父母としては常に心配していた事故が未然に防止できるとともに、建築基準法に制定されたシックハウス対策としての通気を妨げない製品となるものである。
また、本発明のドア下指詰め防止材4を建築材料として製造販売したら、工事を施工する際に職人さんが、ドア枠15にドア1を取り付ける前に、これをドア1の下縁13に取り付けて、床面と3mm程度の間隔を保ちながらドア枠15に取り付けたら、通気可能な安全ドアとして入居者から喜ばれるものである。
1 ドア
13 ドア下縁
2 床面
3 アンダーカット部
4 ドア下指詰め防止材
41 側板
42 つなぎ板
43 取付け板
44 固定手段
45 底板

Claims (3)

  1. 開きドアの下縁と床面との隙間の前側に配置される側板と、前記ドアの下縁に取付ける取付け板と、前記側板と前記取付け板を接続するつなぎ板と、を有する長尺部材であって、この側板は、下端と床面との間に指が入らない間隔を保持し、室の換気のために、前記取付け板との間に、上下方向の通気が可能な一定の空間を有するように形成されたことを特徴とするドア下指詰め防止材。
  2. 前記ドア下縁の両側に位置する前記側板の下端に、両者を接続する底板を設け、断面略C字状としたことを特徴とする請求項1記載のドア下指詰め防止材。
  3. 開きドアの下縁と床面との隙間の両側に配置される斜め下方に広がる形状の側板と、この側板の上端に設けられた前記ドアの下縁に取付ける取付け板と、前記側板の両側下端をつなぐ底板と、を有する断面略C字状の長尺部材であって、この側板は、下端と床面との間に指が入らない間隔を保持し、室の換気のために、通気が可能で指が入らない大きさの多数の通気孔を有していることを特徴とするドア下指詰め防止材。
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