JP5501845B2 - 撮像モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子を有する撮像モジュールに関するものである。
従来から、デジタルカメラおよびデジタルビデオカメラを始め、被検者の臓器内部を観察するための内視鏡装置、撮像機能を備えた携帯電話機など、各種態様の電子撮像装置が登場している。このうち、内視鏡装置は、可撓性を有する細長の挿入具の先端部に撮像素子を実装した電子回路モジュールが撮像モジュールとして内蔵されており、この挿入具を体腔内に挿入することによって、被検部位の観察等を行うことができる。
この内視鏡装置に内蔵される撮像モジュールとして、撮像素子上にプリズムが取り付けられた撮像モジュールが提案されている(特許文献1を参照)。この撮像モジュールは、プリズム底面に塗布された接着剤によって、プリズム底面が撮像素子表面に接着されることによって形成される。
特開平8−243078号公報
従来の撮像モジュールでは、プリズムと撮像素子との間に接着剤が介在しているため、接着剤の厚さばらつきによって、撮像素子に対してプリズムが傾いてしまい、このプリズムの傾きが原因となって画像の歪みやフレアなどが発生する場合があった。特に、内視鏡装置用の撮像モジュールは内視鏡装置の挿入具の先端部の細径化、短小化にともなって小型化が進められていることから、この撮像モジュール自体の小型化によって、プリズムの傾斜の影響も無視できなくなり、画像の歪みやフレアなどが顕著に発生してしまうおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像の歪みやフレアなどの発生を防止できる撮像モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる撮像モジュールは、受光領域が表面に形成された撮像素子と、前記撮像素子の受光領域形成面側に直接載置され、前記受光領域に対し外部からの光を透過または屈折させる光学部材と、を備え、前記光学部材は、前記受光領域形成面との対向面に受光領域よりも面積が大きい開口を有する凹部が形成され、前記凹部の側面に塗布された接着剤によって前記撮像素子に接着されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる撮像モジュールは、前記凹部の開口面における長手方向の幅は、前記受光領域の幅、前記撮像素子の受光領域形成面と接着する前記接着剤の接着幅、および、前記接着幅のばらつきと前記凹部の開口面の寸法ばらつきと前記撮像素子に対する前記光学部材の実装ばらつきとを補う余裕幅の和よりも大きいことを特徴とする。
また、この発明にかかる撮像モジュールは、前記光学部材は、前記凹部の開口端部の少なくとも一部が切り欠かれた第1の切り欠き部を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる撮像モジュールは、前記第1の切り欠き部は、前記凹部の開口全周に対して形成されることを特徴とする。
また、この発明にかかる撮像モジュールは、前記光学部材は、前記対向面の外周部の少なくとも一部が切り欠かれた第2の切り欠き部を有し、前記光学部材は、前記第2の切り欠き部に塗布された接着剤によって前記撮像素子に接着されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる撮像モジュールは、生体内に挿入される内視鏡装置の先端部に搭載されることを特徴とする。
本発明にかかる撮像モジュールは、受光領域が表面に形成された撮像素子と、撮像素子の受光領域形成面側に直接載置され、受光領域に対し外部からの光を透過または屈折させる光学部材とを備え、光学部材は、受光領域形成面との対向面に受光領域よりも面積が大きい開口を有する凹部が形成され、光学部材の底面と撮像素子とは接着剤を介さずに直接接触するように、凹部の側面に塗布された接着剤によって撮像素子に接着されているため、接着剤の傾きに起因する画像の歪みやフレアなどの発生を防止することができる。
図1は、実施の形態1における内視鏡装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1に示す内視鏡装置の先端部に搭載される撮像モジュールを示す斜視図である。 図3は、図2に示す撮像モジュールの分解斜視図である。 図4は、図2のA−A線断面図である。 図5は、図4のB−B線断面図である。 図6は、図4のB−B線断面図の他の例を示す図である。 図7は、実施の形態1にかかる撮像モジュールの他の例を示す横断面図である。 図8は、実施の形態1にかかる撮像モジュールの他の例を示す横断面図である。 図9は、実施の形態2にかかる撮像モジュールを示す斜視図である。 図10は、図9のC−C線断面図である。 図11は、図10のD−D線断面図である。 図12は、実施の形態3にかかる撮像モジュールを示す斜視図である。 図13は、図12のE−E線断面図である。 図14は、図13のF−F線断面図である。 図15は、実施の形態3にかかる撮像モジュールの他の例を示す横断面図である。 図16は、実施の形態3にかかる撮像モジュールの他の例を示す縦断面図である。 図17は、実施の形態3にかかる撮像モジュールの他の例を示す横断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる撮像モジュールとして、内視鏡装置の挿入具の先端部に内蔵される撮像モジュールを例に詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、各部材の比率などは、現実と異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1における内視鏡装置について説明する。図1は、本実施の形態1における内視鏡装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1における内視鏡装置1は、細長な挿入部2と、この挿入部2の基端側であって内視鏡装置操作者が把持する操作部3と、この操作部3の側部より延伸する可撓性のユニバーサルコード4とを備える。ユニバーサルコード4は、ライトガイドケーブルや電気系ケーブルなどを内蔵する。
挿入部2は、CCDなどの撮像素子を有する撮像モジュールを内蔵した先端部5と、複数の湾曲駒によって構成され湾曲自在の湾曲部6と、この湾曲部6の基端側に設けられた長尺であって可撓性を有する可撓管部7とを備える。
ユニバーサルコード4の延伸側端部にはコネクタ部8が設けられており、コネクタ部8には、光源装置に着脱自在に接続されるライトガイドコネクタ9、CCDなどで光電変換した被写体像の電気信号を信号処理装置や制御装置に伝送するための電気接点部10、先端部5のノズルに空気を送るための送気口金11などが設けられている。なお、光源装置は、ハロゲンランプなどが内蔵されたものであり、ハロゲンランプからの光を、ライトガイドコネクタ9を介して接続された内視鏡装置1へ照明光として供給する。また、信号処理装置や制御装置は、撮像素子に電源を供給し、撮像素子から光電変換された電気信号が入力される装置であり、撮像素子によって撮像された電気信号を処理して接続する表示装置に画像を表示させるとともに、撮像素子のゲイン調整などの制御および駆動を行なう駆動信号の出力を行なう。
操作部3には湾曲部6を上下方向および左右方向に湾曲させる湾曲ノブ12、体腔内に生検鉗子、レーザプローブ等の処置具を挿入する処置具挿入部13、信号処理装置や制御装置あるいは送気、送水、送ガス手段などの周辺機器の操作を行なう複数のスイッチ14が設けられている。処置具挿入口に処置具が挿入された内視鏡装置1は、内部に設けられた処置具挿通用チャンネルを経て処置具の先端処置部を突出させ、たとえば生検鉗子によって患部組織を採取する生検などを行なう。
つぎに、内視鏡装置1の先端部5に搭載される撮像モジュールの構成について説明する。図2は、図1に示す内視鏡装置1の先端部5に搭載される撮像モジュールを示す斜視図である。図3は、図2に示す撮像モジュールの分解斜視図である。図4は、図2のA−A線断面図である。図5は、図4のB―B線断面図であり、B―B線で切断した撮像モジュールを上から見た図である。
図2〜図5に示すように、図1に示す内視鏡装置1の先端部5に搭載される撮像モジュール100は、被写体の画像を撮像する撮像素子20と、被写体からの光を撮像素子20に対して屈折させるプリズム30とを備える。
撮像素子20は、CCDまたはCMOSイメージセンサ等に例示されるベアチップ状の半導体素子であり、被写体からの光を受光して被写体の画像を撮像する撮像機能を有する。撮像素子20には、チップ基板の上面21に、被写体からの光を受光し、この受光した光を光電変換処理する受光領域22が形成されている。
受光領域22は、格子形状等の所定の形状に配置される画素群、および、光を効率よく集光するために画素群上に形成されるマイクロレンズ等を用いて実現される。受光領域22の表面は長方形をなし、受光領域22は撮像素子20のチップ基板上の所定位置に形成される。また、撮像素子20は、撮像動作を実行するための駆動回路が形成された駆動回路部(図示しない)と、外部接続用電極(図示しない)とを備える。
撮像素子20は、受光領域22が形成された面を上面21とするときの底面25において、配線ケーブルが接続された基板に、外部接続用電極を介して実装される。受光領域22は、受光した光を光電変換処理し、駆動回路部は、受光領域22において光電変換処理された信号をもとに被写体の画像信号を生成し、この生成した画像信号を、外部接続用電極を介して基板側に出力する。
撮像素子20の上面21には、受光領域22に入射光を導くプリズム30が実装される。プリズム30には、撮像素子20の上面21と対向する底面31に、受光領域22よりも面積が大きい長方形状の開口を有する凹部32が形成されている。この凹部32は、プリズム30の底面31側から直方体状に穿設されてなる。図3に示すように、プリズム30は、プリズム30の凹部32の投影領域S1の内側に受光領域22が位置するように、撮像素子20の上面21に載置される。なお、このプリズム30の底面31の一辺はたとえば1mmであり、凹部32の深さはたとえば0.01〜0.1mmである。
このプリズム30は、図4に示すように、凹部32の全ての側面34に一様に塗布された接着剤50によって撮像素子20の上面21に接着されている。したがって、プリズム30の底面31と撮像素子20の上面21とは、接着剤50を介さずに直接接触する。接着剤50は、撮像素子20とプリズム30とを確実に固定するためのものである。接着剤50は、たとえば、エポキシ系、フェノール系、シリコン系、ウレタン系またはアクリル系等の絶縁性接着剤である。また、接着剤50は、紫外線照射などにより急速硬化するものであってもよい。
次に、凹部32の大きさについて説明する。図4および図5に示すように、凹部32の開口面における長手方向の幅Laは、受光領域22表面の長手方向の幅Lb、側面34から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅Lc、および、接着幅のばらつきと凹部32の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム30の実装ばらつきとを補う余裕幅Ldの和よりも大きくなるように設定されている。なお、余裕幅Ldは、図4および図5では2箇所に分けて示されている。言い換えると、凹部32の開口面長手方向の幅Laと、受光領域22表面の長手方向の幅Lbと、上面21と接着する接着剤50の接着幅Lcと、余裕幅Ldとは、以下の(1)式に示す関係を有する。
La>Lb+2×Lc+Ld ・・・(1)
同様に、凹部32の開口面における短手方向の幅は、受光領域22表面の短手方向の幅、側面34から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅、および、接着幅のばらつきと凹部32の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム30の実装ばらつきとを補う余裕幅との和よりも大きくなるように設定されている。
この撮像モジュール100は、プリズム30の凹部32の側面34に、ディスペンサー装置などを用いて接着剤50を均等な厚さとなるように一様に塗布し、その接着剤50が凹部32の側面34に塗布された状態で、実装装置などを用いてプリズム30を撮像素子20の上面21に載置することによって形成される。その後、さらに、紫外線照射などによって接着剤50を硬化してもよい。なお、接着剤50は、凹部32の全ての側面34の全面に一様に塗布される。
このように、本実施の形態1にかかる撮像モジュール100においては、プリズム30の凹部32の周辺部33の底面31と撮像素子20の上面21とは、接着剤50を介さずに直接接触する。したがって、撮像モジュール100においては、撮像素子20に対してプリズム30が傾いて実装されることがないため、プリズムの傾きに起因する画像の歪みやフレアなどを防止することができる。
また、撮像モジュール100では、凹部32の側面34に塗布された接着剤50が、受光領域22にかからないように凹部32の幅Laが設定されているため、接着剤50に阻害されることなく受光領域22の全領域で受光可能であり、正常な撮像処理を行うことができる。
また、撮像モジュール100では、プリズム30の外側にではなく、プリズム30の内側の凹部32の側面34に接着剤50を塗布して、プリズム30を撮像素子20の上面21に接着している。言い換えると、撮像モジュール100においては、プリズム30の外周に接着剤を塗布する必要がないため、撮像素子20の上面に、プリズム30の外周に対応した接着剤塗布用の領域を別途確保する必要がない。したがって、撮像モジュール100においては、プリズム外周の接着剤塗布用領域分、撮像素子20を小さくできることから、撮像モジュール100全体の小型化も可能になる。
また、撮像モジュール100では、プリズム30の底面に凹部32を形成しており、この凹部32内に受光領域22が位置するようにプリズム30が撮像素子20の上面21に載置されるため、全てのマイクロレンズの直上には常にエアギャップが形成されることとなる。したがって、撮像モジュール100によれば、受光領域22の全領域でマイクロレンズの効果を得ることができ、良好な画像を取得できる。
また、撮像モジュール100においては、凹部32の全ての側面34に一様に接着剤50を塗布してプリズム30を撮像素子20の上面21に接着しており、この接着剤50によって凹部32と撮像素子20の上面21との間隙が閉塞されるため、この間隙を介しての受光領域22への異物混入および不要光の入射が防止されるという効果も奏する。
なお、本実施の形態1では、プリズム30の凹部32の全ての側面34に一様に接着剤50を塗布してプリズム30を撮像素子20の上面21に接着する場合を例に説明したが、もちろんこれに限られるわけではない。たとえば、図6に示すように、凹部32の側面34のうち、対向する2面のみに接着剤50を塗布してプリズム30を撮像素子20の上面21に接着してもよい。
また、図7のプリズム30aの領域A1に示すように、凹部の四隅を切り欠いた形状に形成することによって、この部分に接着剤50が溜まるようにして、接着剤50が確実に受光領域22にかからないようにしてもよい。
また、図8のプリズム30bに示すように、プリズム30bの凹部底面の角部をR面取りした形状としてもよい。この場合には、領域A2に示すように、凹部の四隅の角をなくすことによって四隅の角に接着剤が溜まってしまうことがなくなるため、凹部の側面341に接着剤50をさらに均一に塗布できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図9は、実施の形態2にかかる撮像モジュールを示す斜視図である。図10は、図9のC−C線断面図である。図11は、図10のD−D線断面図であり、D−D線で切断した撮像モジュールを上から見た図である。
図9〜11に示すように、実施の形態2にかかる撮像モジュール200は、撮像素子20の上面21にプリズム230が実装されることによって形成される。このプリズム230は、凹部232の開口端部が外周側に向けてテーパ状となるように切り欠かれた切り欠き部234aを有する。この切り欠き部234aは、凹部232の開口全周に対して形成されている。なお、凹部232の周辺部233は、底面231側から見た場合、この凹部232を囲む枠の内側の角を切り欠いたような形状となる。
このプリズム230は、凹部232の全ての側面234に一様に塗布された接着剤50によって撮像素子20の上面21に接着されている。撮像モジュール200は、接着剤50が凹部232の側面234に塗布された状態で、実装装置などを用いてプリズム230を撮像素子20の上面21に載置することによって形成される。その後、さらに、紫外線照射などによって接着剤50を硬化してもよい。また、撮像モジュール200においても、実施の形態1と同様に、プリズム230の底面231と撮像素子20の上面21とは、接着剤50を介さずに直接接触する。そして、撮像モジュール200においても、実施の形態1と同様に、図10に示す凹部232の開口面における長手方向の幅La2は、(2)式に示すように、受光領域22表面の長手方向の幅Lb、側面234から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅Lc2、および、接着幅のばらつきと凹部232の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム230の実装ばらつきとを補う余裕幅Ld2との和よりも大きくなるように設定されている。なお、余裕幅Ld2は、図10では2箇所に分けて示されている。
La2>Lb+2×Lc2+Ld2 ・・・(2)
同様に、凹部232の開口面における短手方向の幅は、受光領域22表面の短手方向の幅、側面234から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅、および、接着幅のばらつきと凹部232の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム230の実装ばらつきとを補う余裕幅の和よりも大きくなるように設定されている。
ここで、撮像モジュール200においては、図10に示すように、塗布した接着剤50は、切り欠き部234aと、撮像素子20の上面21との間の領域に流れ込んだ状態で撮像素子20の上面21に接着する。切り欠き部234aの幅Le2と、切り欠き部234aの側面234に対する傾斜角度とは、接着剤50の塗布量、凹部232の開口面の長手方向の幅La2、受光領域22表面の長手方向の幅Lb、上面21と接着する接着幅Lc2および余裕幅Ld2などをもとに、所定の実装強度を保持できるように設定される。
したがって、撮像モジュール200においては、側面234に塗布した接着剤50は、側面234の全面に形成された切り欠き部234aと、撮像素子20の上面21との間の領域に流れ込んだ状態で撮像素子20の上面21に接着する。このため、撮像モジュール200では、撮像モジュール100と比較して、切り欠き部234aと上面21との間の領域に流れ込んだ接着剤50の量に対応する幅分、側面234から内側にはみ出す接着剤50の接着幅Lc2を凹部232の周全体にわたって狭くすることができる。
このため、撮像モジュール200においては、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、実施の形態1にかかる撮像モジュール100よりも接着剤50の接着幅Lc2を小さくできることから、接着剤50の塗布領域を含めた撮像素子20におけるプリズム実装領域を小さくできるため、撮像モジュール200全体の小型化をさらに図ることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図12は、実施の形態3にかかる撮像モジュールを示す斜視図である。図13は、図12のE−E線断面図である。図14は、図13のF−F線断面図であり、F−F線で切断した撮像モジュールを上から見た図である。
図12〜14に示すように、実施の形態3にかかる撮像モジュール300は、撮像素子20の上面21の上にプリズム330が実装されることによって形成される。このプリズム330は、プリズム230と同様に、底面331の開口端部の全周に切り欠き部334aを有する。そして、プリズム330は、外側面3361〜3364と連続する底面331の外周部の少なくとも一部が切り欠かれた切り欠き部336aを有する。図12〜14に示す例では、この切り欠き部336aは、底面331の外周全てに形成される。なお、凹部332の周辺部333は、底面331側から見た場合、この凹部332を囲む枠の内側の角と、枠の外側の角を切り欠いたような形状となる。
このプリズム330は、凹部332の全ての側面334に一様に塗布された接着剤50と、切り欠き部336aに塗布された接着剤50とによって撮像素子20の上面21に接着されている。撮像モジュール300は、接着剤50が凹部332の側面334および切り欠き部336aに塗布された状態で、実装装置などを用いてプリズム330を撮像素子20の上面21に載置することによって形成される。その後、さらに、紫外線照射などによって接着剤50を硬化してもよい。
撮像モジュール300においても、実施の形態1と同様に、プリズム330の底面331と撮像素子20の上面21とは、接着剤50を介さずに直接接触する。そして、撮像モジュール300においても、実施の形態1と同様に、図13に示す凹部332の開口面における長手方向の幅La3は、(3)式に示すように、受光領域22表面の長手方向の幅Lb、側面334から落ちてきて上面21と接着する凹部332の側面334に塗布された接着剤50の各接着幅Lc3、および、接着幅のばらつきと凹部332の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム330の実装ばらつきとを補う余裕幅Ld3との和よりも大きくなるように設定されている。なお、余裕幅Ld3は、図13では2箇所に分けて示されている。
La3>Lb+2×Lc3+Ld3 ・・・(3)
同様に、凹部332の開口面における短手方向の幅は、受光領域22表面の短手方向の幅、側面334から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅、および、接着幅のばらつきと凹部332の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対するプリズム330の実装ばらつきとを補う余裕幅の和よりも大きくなるように設定されている。
また、撮像モジュール300においては、実施の形態2と同様に、全ての側面334に塗布した接着剤50は、切り欠き部334aと、撮像素子20の上面21との間の領域に流れ込んだ状態で撮像素子20の上面21に接着している。
さらに、撮像モジュール300においては、切り欠き部336aに塗布された接着剤50は、切り欠き部336aと撮像素子20の上面21との間の領域に流れ込んだ状態で撮像素子20の上面21に接着している。
このように、撮像モジュール300においては、凹部332の側面334に塗布された接着剤50のほかに切り欠き部336aに塗布された接着剤50を用いて、プリズム330を撮像素子20の上面21に接着している。このため、撮像モジュール300においては、凹部332の側面334への接着剤50の塗布量を撮像モジュール200における塗布量より少なくしても、所定の実装強度を保持することができる。言い換えると、撮像モジュール300においては、実施の形態2にかかる撮像モジュール200よりも、凹部332の側面334に対する接着剤50の塗布量を少なくすることができる。このため、撮像モジュール300においては、凹部332の側面334からはみ出す接着剤50の接着幅Lc3を小さくできることから、接着剤50の塗布領域を含めた撮像素子20におけるプリズム実装領域を小さくできるため、撮像モジュール300全体の小型化をさらに図ることができる。
なお、実施の形態3として、凹部332の側面334と底面331との間に切り欠き部334aが形成されるプリズム330を有する撮像モジュール300を例に説明したが、もちろんこれに限らない。たとえば、図15の撮像モジュール300aに示すように、凹部332aの側面334bに切り欠き部を形成しないプリズム330aを、凹部332aの側面334bに塗布された接着剤50と、プリズム330aの外側面の切り欠き部336aに塗布された接着剤50とによって、撮像素子20の上面21に接着したものであってもよい。
また、プリズム実装領域に余裕があるのであれば、切り欠き部336aを形成せずとも、図16に示す撮像モジュール300bのように、プリズム230の凹部232の側面234とプリズム230の外周部とに接着剤50を塗布してプリズム230を撮像素子20上に接着すればよい。
また、本実施の形態1〜3においては、撮像素子20上に載置する光学部材として、プリズム30,30a,30b,230,330,330aを例に説明したが、もちろんこれに限らず、撮像素子20に対し被写体からの光を透過させる板状ガラスを用いてもよい。たとえば、図17に示す撮像モジュール400のように、光学部材として板状ガラスを実施の形態3に適用した場合について説明する。
図17に示すように、板状ガラス430には、撮像素子20の上面21と対向する底面431に、受光領域22よりも面積が大きい長方形状の開口を有する凹部432が形成されている。この凹部432は、板状ガラス430の底面431側から直方体状に穿設されてなる。そして、この板状ガラス430は、凹部432の開口端部が外周側に向けてテーパ状となるように切り欠かれた切り欠き部434aを有する。さらに、板状ガラス430は、外側面436と連続する底面431の外周全てに切り欠き部436aを有する。
板状ガラス430は、凹部432の全ての側面434に一様に塗布された接着剤50と、切り欠き部436aに塗布された接着剤50によって撮像素子20の上面21に接着されている。したがって、撮像モジュール400においても、板状ガラス430の底面431と撮像素子20の上面21とは、接着剤50を介さずに直接接触する。また、撮像モジュール400においても、図17に示す凹部432の開口面における長手方向の幅La4は、(4)式に示すように、受光領域22表面の長手方向の幅Lb、側面434から落ちてきて上面21と接着する凹部432の側面434に塗布された接着剤50の各接着幅Lc4、および、接着幅のばらつきと凹部432の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対する板状ガラス430の実装ばらつきとを補う余裕幅Ld4との和よりも長くなるように設定されている。なお、余裕幅Ld4は、図17では2箇所に分けて示されている。
La4>Lb+2×Lc4+Ld4 ・・・(4)
同様に、凹部432の開口面における短手方向の幅は、受光領域22表面の短手方向の幅、側面434から落ちてきて上面21と接着する接着剤50の各接着幅、および、接着幅のばらつきと凹部432の開口面の寸法ばらつきと撮像素子20に対する板状ガラス430の実装ばらつきとを補う余裕幅の和よりも大きくなるように設定されている。このため、撮像モジュール400においても、撮像モジュール100〜300と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態1〜3においては、内視鏡装置の挿入具の先端部に搭載される撮像モジュールを例に説明したが、もちろん、デジタルカメラおよびデジタルビデオカメラを始め、撮像機能を備えた携帯電話機など、各種態様の電子撮像装置に適用可能である。
1 内視鏡装置
2 挿入部
3 操作部
4 ユニバーサルコード
5 先端部
6 湾曲部
7 可撓管部
8 コネクタ部
9 ライトガイドコネクタ
10 電気接点部
11 送気口金
12 湾曲ノブ
13 処置具挿入部
14 スイッチ
20 撮像素子
21 上面
22 受光領域
25 裏面
30,30a,30b,230,330,330a プリズム
31,231,331,431 底面
32,232,332,332a,432 凹部
33,233,333 周辺部
34,234,334,334b,341 側面
50 接着剤
100,200,300,330a,330b,400 撮像モジュール
234a,334a,336a,434a,436a 切り欠き部
430 板状ガラス
3361〜3363,436 外側面

Claims (4)

  1. 受光領域が表面に形成された撮像素子と、
    前記撮像素子の受光領域形成面側に直接載置され、前記受光領域に対し外部からの光を透過または屈折させる光学部材と、
    を備え、
    前記光学部材は、前記受光領域形成面との対向面に前記受光領域よりも面積が大きい四角断面形状をなす開口を有する凹部が形成され、前記凹部内側の側面に塗布された接着剤によって前記撮像素子に接着され
    前記凹部は、内側の四隅を切り欠いた切り欠き部を有することを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記凹部の開口面における長手方向の幅は、前記受光領域の幅、前記撮像素子の受光領域形成面と接着する前記接着剤の接着幅、および、前記接着幅のばらつきと前記凹部の開口面の寸法ばらつきと前記撮像素子に対する前記光学部材の実装ばらつきとを補う余裕幅の和よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記光学部材は、前記切り欠き部に塗布された接着剤によって前記撮像素子に接着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像モジュール。
  4. 当該撮像モジュールは、生体内に挿入される内視鏡装置の先端部に搭載されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の撮像モジュール。
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