JP5497864B2 - 生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラム - Google Patents

生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に、企業や商品等を示すアイコンを表示し、かかるアイコンがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移するものがある。
このような広告配信として、ユーザの生活圏に応じた広告を配信するエリアターゲティング配信が知られている。そして、ユーザの生活圏を判定する手法として、移動する個人あるいは物が地域に設置された構造物を通過したときに位置情報と時刻情報を同時に取得し、取得した位置情報と時刻情報の集合から時間軸を有する移動範囲を抽出し、地域情報とマッチングさせる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−102950号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザの生活圏を高精度に判定することが困難であった。例えば、ユーザが一ヶ月間に訪れた地域として、出張等で偶然に連続して4日間だけ訪れた地域と、習い事等により週に一回(トータルで月4回)訪れた地域とがあったものとする。この場合、上記特許文献1に記載の技術では、一ヶ月に訪れた回数が同一であるので、双方の地域を同一レベルでユーザの生活圏であると判定してしまうおそれがある。本来であれば、出張等で偶然に訪れた地域よりも、周期的に訪れる地域の方がユーザの生活圏である確度が高いので、双方の地域を同一レベルでユーザの生活圏とすることには問題がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの生活圏を高精度に判定することができる生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る生活圏判定装置は、ユーザが所在したエリアと、当該エリアに前記ユーザが所在した所在日時とを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたエリア及び所在日時に基づいて、所定の日時毎に前記ユーザが前記エリアに所在したか否かを示す所在有無情報を前記エリア毎に生成し、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、前記ユーザが周期的に所在したか否かを示す指標値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された指標値が所定の閾値以上であるエリアが前記ユーザの生活圏であると判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザの生活圏を高精度に判定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報配信装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るエリア情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るスコア記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る算出部によるスコア算出処理の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る算出部によるスコア算出処理の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る算出部によって算出されるスコアの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報配信装置による生活圏判定処理を示すフローチャートである。
以下に、本願に係る生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る生活圏判定装置、生活圏判定方法及び生活圏判定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.配信システムの構成〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信システムについて説明する。図1は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る配信システム1は、ユーザ端末10〜10と、情報配信装置100とを含む。ユーザ端末10〜10、情報配信装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1では、配信システム1に、1台の情報配信装置100が含まれる例を示したが、配信システム1には、複数台の情報配信装置100が含まれてもよい。
ユーザ端末10〜10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10〜10は、携帯電話機(例えば、スマートフォン)や、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)等である。なお、ユーザ端末10〜10は、それぞれ同様の機能を有するので、以下では、ユーザ端末10〜10を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ端末10」と表記する場合がある。
情報配信装置100は、ユーザ端末10からアクセスされることで、かかるユーザ端末10に各種コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、情報配信装置100は、ウェブサーバであり、ユーザ端末10によってアクセスされたURL(Uniform Resource Locator)に対応するHTML(HyperText Markup Language)テキスト等をHTTP(Hypertext Transfer Protocol)に基づいてユーザ端末10に配信する。一例を挙げると、情報配信装置100は、ニュース、天気、グルメ(飲食店)、ショッピング、オークション、路線情報、地図情報等の各種コンテンツを含むポータルサイトを配信する。
ここで、実施形態に係る情報配信装置100は、ユーザ端末10を利用するユーザが生活圏とするエリア(地域)を判定する生活圏判定装置として動作する。このとき、情報配信装置100は、単にユーザの所在回数が多いエリアを生活圏として判定するのではなく、ユーザが周期的かつ高頻度に所在するエリアを生活圏として判定する。そして、情報配信装置100は、ユーザ端末10に各種コンテンツを配信する場合に、ユーザの生活圏に関するコンテンツを配信する。例えば、情報配信装置100は、ユーザの生活圏近傍に所在する店舗に関する広告コンテンツを配信したり、ユーザの生活圏に関する天気情報や地図情報等を配信したりする。以下、このように生活圏を判定する情報配信装置100について詳細に説明する。
〔2.情報配信装置の構成〕
次に、図2を用いて、図1に示した情報配信装置100について説明する。図2は、実施形態に係る情報配信装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報配信装置100は、情報配信装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、ネットワークNに接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10との間で情報の送受信を行う。かかる通信部110は、ネットワークNとの接続を有線又は無線で行い、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部120は、エリア情報記憶部121と、スコア記憶部122とを有する。
(エリア情報記憶部121について)
エリア情報記憶部121は、後述する取得部131によって更新され、ユーザ端末10を利用するユーザが所在したエリアに関する各種情報を記憶する。ここで、図3に、実施形態に係るエリア情報記憶部121の一例を示す。図3に示すように、エリア情報記憶部121は、「ユーザ識別子」、「エリア情報」、「所在日時」といった項目を有する。
「ユーザ識別子」は、ユーザ端末10を利用するユーザを識別するための情報を示す。「エリア情報」は、ユーザが所在したエリアを示す。図3に示した「エリア情報」には、ユーザが所在した位置を含む所定の範囲を示す地域名等が記憶される。「所在日時」は、エリア情報によって示されるエリアにユーザが所在した日時を示す。図3に示した「所在日時」には、年月日時分が記憶される。ただし、この例に限られず、「所在日時」には、年月日や年月日時分秒などが記憶されてもよい。
すなわち、図3では、ユーザ識別子「U1」によって識別されるユーザが、「2012年9月1日」については、「7時30分」に「東京都世田谷区」に所在し、「8時30分」に「東京都千代田区」に所在し、「14時40分」に「神奈川県横浜市」に所在し、「19時50分」に「東京都世田谷区」に所在したことを示している。また、かかるユーザが、「2012年9月2日」については、「7時20分」に「東京都世田谷区」に所在したことを示している。
(スコア記憶部122について)
スコア記憶部122は、後述する算出部132によって更新され、ユーザ端末10を利用するユーザが所在したエリア毎に、ユーザの生活圏であるか否かの指標値となるスコアを記憶する。ここで、図4に、実施形態に係るスコア記憶部122の一例を示す。図4に示すように、スコア記憶部122は、「ユーザ識別子」、「エリア情報」、「スコア」といった項目を有する。
「ユーザ識別子」及び「エリア情報」は、図3に示したエリア情報記憶部121が有する「ユーザ識別子」及び「エリア情報」に対応する。「スコア」は、エリア情報によって示されるエリアがユーザの生活圏であるか否かの指標値を示す。なお、詳細については後述するが、「スコア」は、「0」〜「1」の値を取り、値が大きいほどユーザの生活圏である確度が高いことを示す。
すなわち、図4では、ユーザ識別子「U1」のユーザについて、「東京都世田谷区」に対応するスコアが「0.1729」であり、「東京都千代田区」に対応するスコアが「0.0440」であり、「神奈川県横浜市」に対応するスコアが「0.0235」であることを示している。したがって、上記の3個のエリアの中では、「東京都世田谷区」がユーザの生活圏である確度が最も高いことを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラム(生活圏判定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部130は、図2に示すように、取得部131と、算出部132と、判定部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、ユーザが所在したエリア毎に、かかるエリアにユーザが所在した所在日時を取得する。以下に、取得部131による取得処理について、いくつか例を挙げて説明する。
例えば、取得部131は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、かかるアクセスに関するアクセス情報に基づいて、ユーザ端末10が所在するエリアを取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10からアクセスされた際に、ユーザ端末10のIP(Internet Protocol)アドレスがアクセス情報に含まれる場合には、かかるIPアドレスに基づいて、ユーザの所在エリアを推定する。
また、例えば、ユーザ端末10が携帯電話機等である場合、ユーザ端末10は、情報配信装置100にアクセスして飲食店や天気や地図に関するコンテンツ(ウェブページ)を取得する場合に、自装置(ユーザ端末10)の位置情報を情報配信装置100に通知する場合がある。この場合、取得部131は、ユーザ端末10から通知される位置情報を取得する。
また、例えば、ユーザは、ツイッター(登録商標)やウェブログ等のウェブページで自身の移動履歴を公開することを目的として、ユーザ端末10から自身の現在位置を所定の位置登録サーバに登録する場合がある。このような現在位置の登録は、チェックインなどと呼ばれており、近年ではスマートフォン等を用いて一般的に行われている。この場合、取得部131は、情報配信装置100が位置登録サーバであれば、ユーザ端末10から送信される位置情報を取得する。
そして、取得部131は、上記例のように取得したユーザの所在エリアや位置情報をエリア情報記憶部121に格納する。このとき、取得部131は、ユーザ端末10から位置情報が通知される場合には、かかる位置情報によって示される位置を含む所定の地域名(例えば、「東京都世田谷区」など)を特定し、特定した地域名をエリア情報記憶部121の「エリア情報」に格納する。また、取得部131は、ユーザの所在エリアや位置情報を取得した日時をエリア情報記憶部121の「所在日時」に格納する。
なお、取得部131による取得処理は上記例に限られない。例えば、取得部131は、情報配信装置100が位置登録サーバでない場合には、図1に図示しない位置登録サーバから位置情報を取得してもよい。かかる場合には、位置登録サーバによってユーザの位置情報及び所在日時が管理されているので、取得部131は、位置登録サーバから取得した位置情報及び所在日時をエリア情報記憶部121に格納する。
また、例えば、情報配信装置100が路線検索サービスを提供している場合、かかる路線検索においてユーザに入力された各種情報に基づいて、ユーザの所在エリアを推定してもよい。具体的には、ユーザは、路線検索を行う場合に、「出発地(駅、施設、住所など)」、「目的地(駅、施設、住所など)」、「経由駅」、「出発時間」、「到着時間」などを入力する。これらの入力情報は、ユーザの行動予定場所及び行動予定時刻を示している。したがって、取得部131は、路線検索において入力された各種情報を用いて、ユーザの所在エリアを推定することができる。
また、例えば、情報配信装置100が天気予報サービスを提供している場合、ユーザに入力された地域に基づいて、ユーザの所在エリアを推定してもよい。具体的には、ユーザは、天気予報に関するコンテンツを閲覧する場合に、所定の地域を入力する。これらの入力情報は、ユーザの所在エリアを示すといえるので、取得部131は、かかる入力情報を用いて、ユーザの所在エリアを推定することができる。
なお、上記では説明を省略したが、エリア情報記憶部121に格納するユーザ識別子は、いかなる情報であってもよい。例えば、情報配信装置100とユーザ端末10との間で送受信されるHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie)において識別される情報(クッキーIDなど)をユーザ識別子としてもよい。また、例えば、情報配信装置100が会員登録制により各種サービスを提供している場合には、各ユーザの会員IDをユーザ識別子としてもよい。
(算出部132について)
算出部132は、取得部131によって取得された各種情報に基づいて、ユーザが周期的に所在したエリアほど高い値となるスコアを算出する。具体的には、算出部132は、エリア情報記憶部121に記憶されている各エリア情報について、所定の日時毎に、かかるエリア情報によって示されるエリアにユーザが所在したか否かを示す所在有無情報を生成する。そして、算出部132は、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、ユーザが定期的に所在したエリアほど高い値となるスコアを算出する。このようにして、算出部132は、エリア情報記憶部121に記憶されている各エリア情報に対応するスコアを算出する。
ここで、図5及び図6を用いながら、算出部132によるスコア算出処理について説明する。図5及び図6は、実施形態に係る算出部132によるスコア算出処理の一例を示す図である。図5に示した例では、図3に示したユーザ識別子「U1」によって識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする)に対応するスコアを算出するものとする。
まず、算出部132は、エリア情報記憶部121から、ユーザU1に対応するエリア情報及び所在日時を取得する。そして、算出部132は、図5に示した例のように、各エリア情報について、所定の日時毎にかかるエリアにユーザが所在したか否かを示す所在有無情報G11〜G13を生成する。
ここの例では、所定の日時が「1日」であるものとする。すなわち、算出部132は、「1日」毎にユーザが所在したか否かを示す所在有無情報G11〜G13を生成する。例えば、図5に示した所在有無情報G11のうち、先頭の「1」は「2012年9月1日」を示し、次の「1」は「2012年9月2日」を示し、次の「0」は「2012年9月3日」を示し、最後の「0」は「2012年9月30日」を示す。また、図5に示した所在有無情報G11に含まれる「1」又は「0」の値は、所在有無を示す。具体的には、「1」が設定されている年月日は、ユーザが所在したことを示し、「0」が設定されている年月日は、ユーザが所在していなかったことを示す。すなわち、図5に示した例では、ユーザU1が、「2012年9月1日」及び「2012年9月2日」には「東京都世田谷区」に所在したが、「2012年9月3日」には「東京都世田谷区」に所在しなかったことを示す。
続いて、算出部132は、このようにして作成した所在有無情報毎に、下記式(1)により自己相関(不偏)R(λ)を求める。
Figure 0005497864
上記式(1)のうち、x(t)は、所在有無情報を配列により示した数式であり、「t」は、かかる配列の添え字を示す。例えば、図5に示した所在有無情報G11の場合、x(1)は、先頭の「1」に該当し、x(30)は、最後の「0」を示す。また、「λ」は、自己相関を求める際の所在有無情報に対するシフト量を示す。また、「T」は、サンプル数を示し、x(t)に含まれる要素数を示す。例えば、図5に示した所在有無情報G11の場合、「T」は「30」に該当する。算出部132は、「t」=「1」〜「T」として、上記式(1)のシグマ関数を演算する。
ここで、図6を用いて、上記式(1)の演算例について説明する。図6では、図5に示した所在有無情報G11を例に挙げ、また、シフト値「λ」=「7」である場合を例に挙げて説明する。図6に示した例において、算出部132は、シフト値「λ」=「7」であるので、上段に示した所在有無情報G11に対して、下段に示した所在有無情報G11を7個分シフトさせる。ここでは、上段の所在有無情報G11を所在有無情報Aとし、下段の所在有無情報G11を所在有無情報Bとする。
続いて、算出部132は、所在有無情報Aと所在有無情報Bに含まれる各要素のうち、互いに重なる要素を乗算する。すなわち、算出部132は、所在有無情報A及び所在有無情報Bの双方において要素が「1」である場合には、乗算結果「1」を求め、所在有無情報A及び所在有無情報Bのいずれかの要素が「0」である場合には、乗算結果「0」を求める。このようにして、算出部132は、図6に示した乗算結果G21を求める。
続いて、算出部132は、乗算結果G21に含まれる各要素の総和を算出する。言い換えれば、算出部132は、乗算結果G21に「1」が含まれる数を計数することとなる。図6に示した例では、算出部132は、乗算結果G21に含まれる各要素の総和として、「6」を算出する。ここまでの演算は、上記式(1)のうち、「シグマ関数{x(t) * x(t − λ)}」に該当する。
そして、算出部132は、乗算結果G21に含まれる各要素の総和を「T−λ」により除算する。ここでは、「T」=「30」であり、「λ」=「7」であるので、算出部132は、総和「6」を「23」により除算する。これにより、算出部132は、図6に示すように、上記式(1)におけるR(7)として、「0.26」を算出する。なお、ここでは、小数第三位を四捨五入するものとする。ここの例では、乗算結果G21に含まれる各要素の総和を「T−λ」により除算したが、算出部132は、乗算結果G21に含まれる各要素を「T−λ」により除算した後に、除算結果のそれぞれの総和を算出してもよい。
このようにして、算出部132は、「λ」=「1」〜「N」について、R(1)〜R(N)を算出する。なお、ここでいう「N」とは、自己相関において考慮する最長周期を示し、「1」以上かつ「T」以下の値を取り得る。かかる「N」は、情報配信装置100の管理者等によって予め設定される。
続いて、算出部132は、上記式(1)により算出した自己相関(不偏)R(λ)について、下記式(2)を演算することにより、所在有無情報G11に対応するスコアを算出する。
Figure 0005497864
すなわち、算出部132は、上記式(1)により算出したR(1)〜R(N)の総和を算出し、算出した総和を「N」により除算する。ここで、「T」=「30」であり、かつ、「N」=「30」である場合、算出部132は、図5に示した所在有無情報G11(すなわち、エリア情報「東京都世田谷区」)に対応するスコアとして、「0.1729」を算出することとなる。なお、ここでは、小数第五位を四捨五入するものとする。そして、算出部132は、算出したスコアをスコア記憶部122に格納する。
なお、上記例では、所在有無情報G11(すなわち、エリア情報「東京都世田谷区」)に対応するスコアを算出する例を示したが、算出部132は、上述した演算を行うことにより、エリア情報記憶部121に記憶されているエリア情報毎に、かかるエリア情報に対応するスコアを算出し、算出したスコアをスコア記憶部122に格納する。また、算出部132は、ユーザU1だけでなく、他のユーザについても同様にして、エリア情報毎のスコアを算出し、スコア記憶部122を更新する。
このように、算出部132は、ユーザが所在した各エリア情報について、所在有無情報の自己相関を求めることによりスコアを算出する。自己相関により算出されるスコアは、過去「T」日の所在有無データを用いて最長「N」日までの行動の周期性を考えた際、持ちうる周期性に対して、かかる所在有無データが有する周期成分の大きさに該当する。すなわち、算出部132によって算出されるスコアは、「0」〜「1」の値を取り、ユーザが周期的に所在したエリアほど大きい値となり、かつ、ユーザが所在した日数が多いエリアほど大きい値となる。
ここで、図7を用いて、算出部132によって算出されるスコアの特性について説明する。図7は、実施形態に係る算出部132によって算出されるスコアの一例を示す図である。図7では、3つの例を用いて説明する。
まず、図7<例1>では、全ての日時に対応する所在有無が「1」である場合と、1日だけ所在有無が「1」である場合とを比較する。図7<例1>の上段に示すように、全ての所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「1.0000」を算出する。このように、全ての所在有無が「1」である場合、ユーザが周期的にエリアに所在し、かつ、所在日数が最も多いので、スコアは、最高値の「1.0000」となる。
また、図7<例1>の下段に示すように、1日だけ所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.0011」を算出する。このように、1日だけ所在有無が「1」である場合、全ての所在有無が「1」である場合と比較して、周期的にエリアに所在せず、かつ、所在日数も少ないので、スコアは、「1.0000」よりも小さい値となる。
続いて、図7<例2>では、最初の4日間に対応する所在有無が「1」である場合と、最後の4日間に対応する所在有無が「1」である場合と、連続しない計4日間に対応する所在有無が「1」である場合とを比較する。
図7<例2>の上段に示すように、最初の4日間に対応する所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.0115」を算出する。また、図7<例2>の中段に示すように、最後の4日間に対応する所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.0115」を算出する。このように、図7<例2>の上段と中段とでは、4日間連続して所在した点で同一であり、かつ、エリアに所在した日数「4」が同一であるので、算出部132は、同一のスコア「0.0115」を算出する。
また、図7<例2>の下段に示すように、連続しない計4日間に対応する所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.0157」を算出する。図7<例2>の3例から分かるように、算出部132は、所在日数が同一の「4」であっても、周期的かつ長期に渡って所在したエリアの方が高いスコアを算出する。
続いて、図7<例3>では、月の前半16日間に対応する所在有無が「1」である場合と、平日(計22日間)に対応する所在有無が「1」である場合とを比較する。
図7<例3>の上段に示すように、月の前半16日間に対応する所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.1864」を算出する。また、図7<例3>の下段に示すように、平日に対応する所在有無が「1」である場合、算出部132は、スコア「0.5762」を算出する。このように、算出部132は、一時的に集中して所在したエリアよりも、周期的に何日も所在したエリアの方が高いスコアを算出する。
このように、算出部132は、ユーザが周期的に所在したエリアほど高いスコアを算出することができる。また、算出部132は、ユーザが長期に渡って所在したエリアほど高いスコアを算出することができる。また、算出部132は、ユーザの所在日数が多いエリアほど高いスコアを算出することができる。このため、算出部132は、ユーザが生活圏とするエリアほど高いスコアを算出することができる。
なお、上述した図5〜図7の例では、所在有無情報G11〜G13に1日毎の所在有無が設定される例を示したが、この例に限られない。例えば、各所在有無情報には、1時間毎、12時間毎、2日毎、又は、1週間毎の所在有無が設定されてもよい。また、所在有無情報G11〜G13に1ヶ月分の所在有無が設定される例を示したが、この例に限られない。例えば、各所在有無情報には、1週間分、2ヶ月分、又は、1年分の所在有無が設定されてもよい。
(判定部133について)
判定部133は、算出部132によって算出されたスコアが所定のスコア閾値以上であるエリアがユーザの生活圏であると判定する。具体的には、判定部133は、スコア記憶部122に記憶されているスコアがスコア閾値以上であるエリア情報を特定し、特定したエリア情報によって示されるエリアがユーザの生活圏であると判定する。
なお、判定部133は、ユーザ端末10によって情報配信装置100にアクセスされた場合に、かかるユーザ端末10を利用するユーザの生活圏を判定してもよいし、定期的にスコア記憶部122を参照することで、定期的にユーザの生活圏を判定してもよい。また、判定部133は、定期的にユーザの生活圏を判定する場合には、スコア記憶部122、又は、図示しない記憶部に判定結果を格納してもよい。
(配信部134について)
配信部134は、判定部133によって生活圏であると判定されたエリアに関する各種コンテンツをユーザ端末10に配信する。例えば、配信部134は、ユーザ端末10からアクセスされることで、ニュース等のコンテンツを配信する場合に、かかるコンテンツに加えて、ユーザの生活圏に関する広告コンテンツを配信する。また、例えば、配信部134は、ユーザ端末10から、地域を指定せずに天気に関するコンテンツを要求された場合に、ユーザの生活圏における天気に関するコンテンツをユーザ端末10に配信する。同様に、配信部134は、ユーザ端末10から、地域を指定せずにグルメ(飲食店)に関するコンテンツを要求された場合に、ユーザの生活圏の近傍に所在する飲食店に関するコンテンツをユーザ端末10に配信する。
なお、配信部134は、判定部133によって、同一ユーザについて複数のエリアが生活圏であると判定された場合には、かかる複数のエリアのうち、スコアが高いエリアに関するコンテンツを優先してユーザ端末10に配信してもよい。このとき、配信部134は、複数のエリアに対応する各スコアに応じた重みにより、各エリアに関するコンテンツの配信回数を決定してもよい。
〔3.生活圏判定処理〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報配信装置100による生活圏判定処理について説明する。図8は、実施形態に係る情報配信装置100による生活圏判定処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、情報配信装置100の制御部130は、生活圏を判定するタイミングであるか否かを判定する(ステップS101)。ここでは、制御部130は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末10のユーザの生活圏を判定するタイミングであると判定するものとする。すなわち、制御部130は、ユーザ端末10からアクセスされていない場合には、生活圏を判定するタイミングでないと判定し(ステップS101;No)、ユーザ端末10からアクセスされるまで待機する。
一方、制御部130は、ユーザ端末10からアクセスされた場合には、生活圏を判定するタイミングであると判定する(ステップS101;Yes)。そして、算出部132は、エリア情報記憶部121から、アクセスしてきたユーザ端末10のユーザに対応するエリア情報を取得し、エリア情報毎に、図5に例示したような所在有無情報を生成する(ステップS102)。
続いて、算出部132は、ステップS102において生成した所在有無情報のうち、1個の所在有無情報について、上記式(1)により自己相関(不偏)を求める(ステップS103)。続いて、算出部132は、上記式(2)により、自己相関(不偏)からスコアを算出する(ステップS104)。そして、算出部132は、算出したスコアをスコア記憶部122に更新する(ステップS105)。
続いて、算出部132は、エリア情報記憶部121から取得した全てのエリア情報に対応するスコアを算出したか否かを判定する(ステップS106)。言い換えれば、算出部132は、ステップS102において生成した全ての所在有無情報に対応に対応するスコアを算出したか否かを判定する(ステップS106)。そして、算出部132は、全てスコアを算出していない場合には(ステップS106;No)、未処理の所在有無情報について、ステップS103〜S105における処理を行う。
一方、算出部132によって全てスコアが算出された場合に(ステップS106;Yes)、判定部133は、算出部132によって算出されたスコアがスコア閾値以上であるエリアがユーザの生活圏であると判定する(ステップS107)。そして、配信部134は、判定部133によって生活圏であると判定されたエリアに関する各種コンテンツをユーザ端末10に配信する(ステップS108)。
〔4.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔4−1.スコア閾値の調整〕
上記実施形態では、判定部133が、予め設定されているスコア閾値に基づいてユーザの生活圏を判定する例を示した。しかし、判定部133は、生活圏であると判定されたユーザ数に基づいて、スコア閾値を調整してもよい。
具体的には、情報配信装置100の運営者は、広告主から広告コンテンツの配信を依頼される場合に、かかる広告コンテンツを配信する回数(インプレッション数)を広告主との間で取り決めることが多い。例えば、情報配信装置100の運営者は、広告主との間で、1日に広告コンテンツを1000回配信するといった契約や、1週間に広告コンテンツを10000回配信するといった契約を結ぶ場合がある。情報配信装置100の判定部133は、このような契約に含まれるインプレッション数に応じて、スコア閾値を調整してもよい。
一例を挙げて説明すると、例えば、情報配信装置100の運営者が、広告コンテンツを1日に1000回配信するといった契約を広告主と結んでいるものとする。また、かかる広告コンテンツは、東京都世田谷区に所在する飲食店等の店舗に関する広告であり、生活圏が東京都世田谷区であるユーザに対して配信されるものとする。この場合、判定部133は、スコア記憶部122のエリア情報に「東京都世田谷区」が記憶されているユーザ識別子のうち、スコアが予め決められているスコア閾値以上であるユーザ識別子を計数する。すなわち、判定部133は、上記の広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数を計数する。そして、判定部133は、計数結果がインプレッション数「1000」に満たない場合には、スコア閾値を所定値(例えば、0.001)だけ減算した上で、スコアが減算後のスコア閾値以上であるユーザ識別子を計数する。このようにして、判定部133は、広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数がインプレッション数「1000」以上となるまでスコア閾値を調整する。これにより、情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数を達成することが可能なように、ユーザの生活圏を判定することができる。
また、上記例では、スコア閾値を減算する例を示したが、判定部133は、広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数がインプレッション数よりも多い場合には、スコア閾値を所定値(例えば、0.001)だけ加算してもよい。これにより、情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数よりも必要以上に多くの広告コンテンツが配信されないように、ユーザの生活圏を判定することができる。
なお、全てのユーザが情報配信装置100に対して毎日アクセスするとは限らない。このため、判定部133は、広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数がインプレッション数よりも所定値だけ多くなるようにスコア閾値を調整してもよい。例えば、情報配信装置100は、「インプレッション数に1.20を乗算した数」=「広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数」となるようにスコア閾値を調整してもよい。これにより、情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数をより確実に達成することが可能なように、ユーザの生活圏を判定することができる。
さらに、判定部133は、各ユーザの情報配信装置100に対するアクセス履歴に基づいて、スコア閾値を調整してもよい。例えば、広告主と契約したインプレッション数が「1000」であり、「東京都世田谷区」が生活圏であると判定されたユーザ数が「1000」であったものとする。そして、「東京都世田谷区」が生活圏であると判定された全てのユーザが情報配信装置100に対して毎日アクセスしている場合には、判定部133は、スコア閾値を調整しない。一方、「東京都世田谷区」が生活圏であると判定された各ユーザが情報配信装置100に対して2日に1回程度しかアクセスしていない場合には、判定部133は、スコア閾値を減算することで、広告コンテンツが配信される可能性のあるユーザ数を増大させる。そして、判定部133は、情報配信装置100にアクセスする可能性のあるユーザの数がインプレッション数以上となるようにスコア閾値を調整する。これにより、情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数をより確実に達成することができる。
〔4−2.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図2に示した情報配信装置100は、配信部134を有しなくてもよい。すなわち、情報配信装置100は、各ユーザの生活圏を判定する処理は行うものの、コンテンツ配信を行わない生活圏判定装置であってもよい。この場合、生活圏判定装置として動作する情報配信装置100は、図示しないコンテンツ配信装置等に対して、各ユーザの生活圏を通知するサービスを提供する。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報配信装置100(生活圏判定装置の一例に相当)は、取得部131と、算出部132と、判定部133とを有する。取得部131は、ユーザが所在したエリアと、かかるエリアにユーザが所在した所在日時とを取得する。算出部132は、取得部131によって取得されたエリア及び所在日時に基づいて、所定の日時毎にユーザがエリアに所在したか否かを示す所在有無情報をエリア毎に生成し、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、ユーザが周期的に所在したか否かを示すスコア(指標値の一例に相当)を算出する。判定部133は、算出部132によって算出されたスコアがスコア閾値(所定の閾値の一例に相当)以上であるエリアがユーザの生活圏であると判定する。
これにより、実施形態に係る情報配信装置100は、自己相関によりスコアを算出するので、ユーザが周期的に所在したエリアほど高いスコアを算出することができ、また、ユーザが長期に渡って所在したエリアほど高いスコアを算出することができ、また、ユーザの所在日数が多いエリアほど高いスコアを算出することができる。このため、情報配信装置100は、ユーザが生活圏とするエリアほど高いスコアを算出することができるので、ユーザの生活圏を高精度に判定することができる。
例えば、ユーザが一ヶ月間に訪れた地域として、出張等で偶然に連続して4日間だけ訪れた地域と、習い事等により週に一回(トータルで月4回)訪れた地域とがあったものとする。この場合、出張等で偶然に訪れた地域よりも、周期的に訪れる地域の方がユーザの生活圏である確度が高いといえる。実施形態に係る情報配信装置100では、このような双方の地域を同一レベルでユーザの生活圏と判定することはなく、習い事等により週に一回訪れた地域をユーザの生活圏と判定することができる。
また、実施形態に係る情報配信装置100は、配信部134を有する。配信部134は、判定部133によって生活圏であると判定されたエリアに関するコンテンツをユーザが利用するユーザ端末10に配信する。
これにより、実施形態に係る情報配信装置100は、高精度に判定されたユーザの生活圏に関するコンテンツをユーザ端末10に配信することができるので、ユーザに対するサービスの向上を図ることができる。
また、実施形態に係る情報配信装置100の配信部134は、判定部133によって生活圏であると判定されたエリアに関する広告コンテンツをユーザ端末10に配信する。また、判定部133は、エリアに関する広告コンテンツのインプレッション数(配信回数の一例に相当)が予め決められている場合に、かかるエリアが生活圏であると判定されるユーザの数がインプレッション数以上となるように、スコア閾値を調整する。
これにより、実施形態に係る情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数を達成することができるように広告配信を行うことができる。
また、実施形態に係る情報配信装置100の判定部133は、ユーザ端末10の情報配信装置100に対するアクセス履歴に基づいて、情報配信装置100にアクセスする可能性のあるユーザの数がインプレッション数以上となるように、スコア閾値を調整する。
これにより、実施形態に係る情報配信装置100は、広告主と契約したインプレッション数をより確実に達成することができるように広告配信を行うことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報配信装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得手段は、取得部や取得回路に読み替えることができる。
1 配信システム
10 ユーザ端末
100 情報配信装置
110 通信部
120 記憶部
121 エリア情報記憶部
122 スコア記憶部
130 制御部
131 取得部
132 算出部
133 判定部
134 配信部

Claims (7)

  1. ユーザが所在したエリアと、当該エリアに前記ユーザが所在した所在日時とを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたエリア及び所在日時に基づいて、所定の日時毎に前記ユーザが前記エリアに所在したか否かを示す所在有無情報を前記エリア毎に生成し、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、前記ユーザが周期的に所在したか否かを示す指標値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された指標値が所定の閾値以上であるエリアが前記ユーザの生活圏であると判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする生活圏判定装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記所在有無情報のそれぞれについて、当該所在有無情報と、所定値だけシフトさせた当該所在有無情報との乗算結果の総和を前記自己相関として求める演算を複数の前記所定値において行い、求めた複数の自己相関の総和を前記演算において用いた前記所定値の数で除算することにより、前記指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生活圏判定装置。
  3. 前記判定手段によって生活圏であると判定されたエリアに関するコンテンツを前記ユーザが利用するユーザ端末に配信する配信手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の生活圏判定装置。
  4. 前記配信手段は、
    前記コンテンツとして、前記判定手段によって生活圏であると判定されたエリアに関する広告コンテンツを前記ユーザ端末に配信し、
    前記判定手段は、
    前記エリアに関する広告コンテンツの配信回数が予め決められている場合に、当該エリアが生活圏であると判定されるユーザの数が前記配信回数以上となるように、前記所定の閾値を調整する
    ことを特徴とする請求項3に記載の生活圏判定装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記ユーザ端末の前記生活圏判定装置に対するアクセス履歴に基づいて、前記エリアが生活圏であると判定されるユーザのうち、前記生活圏判定装置にアクセスする可能性のあるユーザの数が前記配信回数以上となるように、前記所定の閾値を調整する
    ことを特徴とする請求項4に記載の生活圏判定装置。
  6. 生活圏判定装置が実行する生活圏判定方法であって、
    ユーザが所在したエリアと、当該エリアに前記ユーザが所在した所在日時とを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得されたエリア及び所在日時に基づいて、所定の日時毎に前記ユーザが前記エリアに所在したか否かを示す所在有無情報を前記エリア毎に生成し、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、前記ユーザが周期的に所在したか否かを示す指標値を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された指標値が所定の閾値以上であるエリアが前記ユーザの生活圏であると判定する判定工程と、
    を含むことを特徴とする生活圏判定方法。
  7. ユーザが所在したエリアと、当該エリアに前記ユーザが所在した所在日時とを取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得されたエリア及び所在日時に基づいて、所定の日時毎に前記ユーザが前記エリアに所在したか否かを示す所在有無情報を前記エリア毎に生成し、生成した所在有無情報の自己相関を求めることにより、前記ユーザが周期的に所在したか否かを示す指標値を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された指標値が所定の閾値以上であるエリアが前記ユーザの生活圏であると判定する判定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生活圏判定プログラム。
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