JP5497681B2 - 伝送装置及び伝送システム並びにtdm信号エミュレーション伝送方法 - Google Patents

伝送装置及び伝送システム並びにtdm信号エミュレーション伝送方法 Download PDF

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本発明は、TDM信号をパケット化して伝送するエミュレーション伝送技術に関する。
近年、NGNに代表されるようにネットワークを介してパケット伝送する方法が主流となってきている。例えば図17は、従来のSDH/SONET等で用いられるリングネットワークの構成図である。図17において、クライアント側のノード装置(NodeX)でクロックClockXにより同期多重されたSTM信号は、キャリア側のノード装置(Node(a))をおよびSTM RING Networkを介してノード装置(Node(b))に送られ、そのままクライアント側のノード装置(NodeY)にSTM信号が出力される。逆に、ノード装置(NodeY)でクロックClockYにより同期多重されたSTM信号は、同様にして、NodeXにSTM信号のまま送信される。このように、パケットネットワークが普及する前は、中継区間を含めてSTM信号に対応した同期伝送網が形成されていた。
一方、パケットネットワークが普及後は、図18に示すように、STM信号内のパスをパケット化して中継区間であるパケットネットワーク(Packet Switched Network)を介して伝送し、受信側ではパケット化されたSTM信号内のパスを復元することによって、SDH/SONETのTDM信号をそのままトランスポートする技術が実現されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、伝送規格のRFC4842では、このようなSDH/SONETのVC/STSパス又はVTパスに固有のヘッダーを付加してパケット化することによりMPLS網でパケット伝送を行う方式が勧告されている。例えば、RFC4842で勧告されているCES方式では、SDH/SONET等のSTM信号のVCパス(VC3/VC4パスなど)をパケット化して伝送する場合のフォーマットなどが決められている。
[一般的なパケットネットワークの例]
図19は、クライアントインタフェースであるSTM信号をパケット化して転送するパケットトランスポートの代表的なネットワーク例である。尚、ここでは分かり易いように高速中継側のネットワークインタフェースを10GE信号(10Gigabit Ethernet(登録商標)信号)とし、低速クライアントインタフェースをSTM−1として記載しているが、これに限定されるものではなく、中継側がパケット信号でクライアント側がSTM信号である全ての場合に適用でき、中継ノード数も1つに限らず任意の数の中継ノードが用いられても構わない。
図19において、NodeX,NodeYは、ユーザインタフェースを収容するクライアントのノード装置を示す。また、Node(a),Node(b)およびNode(c)は、中継ネットワークとして、10GEのパケット信号でリングネットワークを形成するADM装置であり、Node(a),Node(b)およびNode(c)の間は10GEパケット信号でEAST回り/WEST回りでそれぞれ接続されている。ここで、10GE(W)および10GE(E)は10GigabitのEthernet(登録商標)のインターフェースで、(W)はWEST回り、(E)はEAST回りをそれぞれ示している。
そして、Node(a),Node(b)は、それぞれクライアント側のNodeX,NodeYからのSTM信号をAdd/Dropし、中継ノード装置Node(c)では、Node(a),Node(b)からのパケット信号を中継(スルー)する。
また、NodeX−Node(a)間、および、NodeY−Node(b)間は、それぞれSTM信号を用いるSTM−1インターフェースで接続される。この時、SDH/SONETのインタフェースは伝送路として冗長化され、図19に示すように、0系/1系でそれぞれ接続されている。ここで、STM−1(0)の(0)は0系、STM−1(1)の(1)は1系をそれぞれ示している。
例えば、NodeXからNodeY方向へ送信する場合、Node(a)のSTM−1(0)およびSTM−1(1)カードにおいて、NodeXから受信したSTM−1信号中のVCパスをCEPパケット化し、10GE(W)/10GE(E)カードの両方のルートにパケット信号を送出する。この時、VCパスがVC3パスの場合は1フレーム(783byte)で1つのCEPパケットを生成し、VC4パスの場合は1フレーム(783×3byte)を783byteずつ3つのCEPパケットに分割する。そして、Node(b)では、中継ネットワーク側の10GE(W)/10GE(E)のそれぞれのルートで受信したパケット信号からVCフレームを組み立て、VC3パスまたはVC4パスとしてクライアント側のSTM−1インタフェースからクライアントのノード装置NodeYに送出する。尚、NodeYからNodeX方向へ送信する場合も同様である。
[SNの付与と伝送路エラー]
CEPパケット毎に送信側で付与されるSequence Number(以降SNと称する)と、伝送路エラーが生じた場合の様子について図20を用いて説明する。SNは、CEPパケットを送出する順番に0〜0xFFFF(0xは16進数であることを示す)の値が付与され、後続のCEPパケットが生成される毎にインクリメントした値が順番に挿入される。
図20は、図19の中継側の10GEパケットトランスポートRingネットワークを構成するNode(a)、Node(b)およびNode(c)の部分を抜き出した図である。ここで、Node(a)からNode(b)にパケットが送信されているとする。この場合、送信側のNode(a)では、先に説明したように、クライアント側から受信するSTM−1フレームのVCパス(VC3パスまたはVC4パス)をCEPパケット化して、10GE(W)からRINGネットワークのWEST回りに、10GE(E)からRINGネットワークのEAST回りにそれぞれ送信される。尚、VCパスがパケット化された各CEPパケットのヘッダーにはSNが付加される。例えば図20の場合は、Node(a)の10GE(W)および10GE(E)からRingネットワーク側に出力される各CEPパケットにはSN=1から順番にSN=2、SN=3が付加されている。
そして、受信側のNode(b)の10GE(W)および10GE(E)は、Ringネットワークを介して送られてくるCEPパケットを受信する。図20の例では、Ringネットワーク側からNode(b)の10GE(W)および10GE(E)に入力されるCEPパケットは、SN=1から順番にSN=2、SN=3、SN=4、SN=5、SN=6が付加されている。
ここで、受信側では、この受信したCEPパケットのSNの連続性を確認し、期待される正常なSN(例えば前後のパケットのSNが+1ずつ増加している)であれば正常パケットと判断する。そして、デパケット化したデータをVCフレームのデータとして組み立てる。また、期待しない異常SN(例えば前後のパケットのSNが不連続)を受信した場合は、受信パケットのエラーとみなして受信パケットを廃棄する。
図20の例では、Node(a)からNode(b)にCEPパケットを送信中にWEST回りの伝送路エラーが発生し、Node(b)の10GE(W)が入力するSN=3のCEPパケットがエラーになって廃棄されたときの様子を描いてある。この場合、Node(b)で受信されるCEPパケットは、SN=1,SN=2、SN=4、SN=5、SN=6・・・のようになり、SN=3のCEPパケットはエラーにより破棄されているのでSN=3が飛んでいる。このため、Node(b)では、SNの不連続を検出して受信パケットを廃棄する。
特開2008−199162号公報 特開2011−010173号公報
STM−1フレームのVCパスをCEPパケット化して伝送する伝送システムで伝送路エラーが発生した場合、次のような課題が生じる。
[課題1]
0系から1系への切替時にSNが不連続になり、正常パケットであるにも拘らずパケットが破棄されてしまうという問題がある。例えば、Node(a)のクライアント側のSTM−1インタフェースにおいて、運用系(0系)側の伝送路で故障が発生、もしくはコマンドの切替によって、非運用系(1系)側の伝送路への切替が行われた場合、10GE中継ネットワークを経由した受信側のNode(b)では、パケットに付与されているSNの番号が不連続になる位相飛びが発生する。これは、Node(a)のSTM−1カード(0)とSTM−1カード(1)で、それぞれ独立して任意のSNを付与してCEPパケットを送信するようになっているからである。このため、運用が0系から1系に切り替わった時にSNの位相飛びが発生する。そして、SNが不連続な場合は異常と見なして、パケットを破棄する。
このように、STM−1カードが0系から1系への切り替わってSNが不連続になった場合に、SNの連続性が確認されるまで正常なCEPパケットが破棄されてしまうという問題がある。
尚、この場合には、再度SNを引き込み直して一定期間のSNの連続性を確認した上でSNの同期状態へと遷移するが、一定期間のSNの連続性を確認するまでの間に警報(受信パケットエラー)が発生してしまう。ところが、実際にはSTM−1カードが0系から1系への切り替わってSNが不連続になっただけなので、主信号データとしては即時に復旧していることになるが、クライアント側のNode(Y)で不要な警報が発生してしまうという問題がある。
[課題2]
クライアント側のインタフェースであるSTM−1カードでVC4パスをCEPパケット化して10GE中継ネットワーク側へ送信する際、ネットワーク上で発生するゆらぎを抑え、回路の共通化のためにひとつのVC4パスを3つのパケットに分割して送信する。VC4パスのフレームの先頭(J1バイト)位置を示すポインタ値は3つに分割された先頭のパケットにのみ挿入され、受信側ではそのポインタ値を元に、VC4パスのフレームの先頭を認識してVCパスフレームを復元してSTM−1信号に変換することができる。
ところが、中継ネットワーク上の伝送路エラーなどでVC4パスの先頭のパケットが誤った場合、且つ、丁度その時に送信側でポインタの変動やスタッフが発生して、ポインタ値が変更された場合、受信側ではポインタの変動を認識することができず、次にポインタ値が挿入された先頭のパケットが受信されるまで、VCパスフレームを復元してSTM−1信号に変換することができない。特に連続3回正常にポインタ値が受信されるまで新しいポインタ値を認識しないように制御している場合、長時間の信号断が継続されてしまうという問題がある。
また、この場合は、再度ポインタ値を引き込み直して一定期間のポインタ値の連続性を確認した上で有効なCEPパケットであると判断するが、一定期間のポインタ値の連続性を確認するまでの間に警報(受信パケットエラー)が発生してしまうという問題が生じる。
[課題3]
クライアント側に接続されるノード装置(Node(X)、Node(Y)など)によっては、パス切替の機能を具備しており、両系(STM−1の0系/1系)からの信号がともに一定時間以上のエラーを検出すると再度フレームの引き込み直しを図るために2s以上の断が継続してしまうという問題がある。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、パケットトランスポートによる中継ネットワークにおいて、中継区間およびクライアントネットワーク間での伝送路障害や装置故障などが発生した場合に、できるだけ不要な警報の発生を少なくして、ユーザーの主信号データの「り障時間」を最小限に抑えることによって、ネットワークの信頼性を向上させることできる伝送装置及び伝送システム並びにTDM信号エミュレーション伝送方法を提供することである。
本発明に係る伝送装置は、TDM回線から受信するTDM信号をパケット化してパケット網に出力し、前記パケット網から受信するパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に出力することにより、前記TDM回線を前記パケット網でエミュレーションする伝送装置において、前記TDM回線からTDM信号を受信してパケット化するパケット組立部と、前記パケット組立部が出力するパケットを前記パケット網に送信するパケット送信部と、前記パケット網からパケットを受信するパケット受信部と、前記パケット受信部が受信したパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に送信するパケット分解部とで構成され、前記パケット受信部が前記パケット網から受信したパケットの誤りまたはパケット断を検出した場合、前記パケット分解部は連続する”0”のダミーデータでTDM信号を生成し、前記TDM回線送信部から前記TDM回線に接続される下位装置に送信する。
そして、前記パケット組立部および前記パケット分解部を有するTDM回線IFカードを複数枚設けて冗長化し、前記パケット組立部は、TDM信号をパケット化する際に、前記TDM回線IFカード毎に独立したシーケンス番号と自らのTDM回線IFカードのIDとを前記パケットのヘッダ情報に付加し、前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ情報に付加された前記IDを監視し、前記IDが変化した場合に対向装置の前記TDM回線IFカードの切替があったことを認識して、不連続なシーケンス番号のパケットであった場合でも即時にTDM信号への変換を行うことを特徴とする。
本発明に係る伝送装置は本発明に係る伝送装置は、TDM回線から受信するTDM信号をパケット化してパケット網に出力し、前記パケット網から受信するパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に出力することにより、前記TDM回線を前記パケット網でエミュレーションする伝送装置において、前記TDM回線からTDM信号を受信してパケット化するパケット組立部と、前記パケット組立部が出力するパケットを前記パケット網に送信するパケット送信部と、前記パケット網からパケットを受信するパケット受信部と、前記パケット受信部が受信したパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に送信するパケット分解部とで構成され、前記パケット受信部が前記パケット網から受信したパケットの誤りまたはパケット断を検出した場合、前記パケット分解部は連続する”0”のダミーデータでTDM信号を生成し、前記TDM回線送信部から前記TDM回線に接続される下位装置に送信し、前記TDM信号は、フレームの先頭位置を示すポインタ値がヘッダ情報として付加されたフレームを含み、前記パケット組立部は、前記フレームを複数のパケットに分割する場合に、分割した全パケットのヘッダ領域に前記ポインタ値を格納し、前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ領域の前記ポインタ値を抽出して前記TDM信号のフレームを組み立てることを特徴とする。
さらに、前記TDM信号は、SDH/SONETのSTM信号であり、前記パケットは、CESパケットであることを特徴とする。
また、前記フレームは、SDH/SONETのSTM信号のVC4パスのフレームで構成され、前記パケット組立部は、前記1つのVC4パスのフレームを複数のパケットに分割する場合に、VCパス種別、VCパス番号、VCパス信号の前記ポインタ値を分割した全てのパケットのヘッダ領域に格納し、前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ領域の前記VCパス種別、前記VCパス番号、前記VCパス信号のポインタ値を抽出して前記VCパス信号のフレームを組み立てることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、前記伝送装置を複数台設け、前記複数台の伝送装置が入出力するTDM信号をパケットに変換して前記パケット網を介してエミュレーション伝送することを特徴とする。
本発明に係るTDM信号エミュレーション伝送方法は、前記伝送システムに用いられるTDM信号エミュレーション伝送方法であって、前記伝送装置の前記パケット組立部が行う処理に対応するパケット組立手順と、前記伝送装置の前記パケット送信部が行う処理に対応するパケット送信手順と、前記伝送装置の前記パケット受信部が行う処理に対応するパケット受信手順と、前記伝送装置の前記パケット分解部が行う処理に対応するパケット分解手順とを有することを特徴とする。
本発明に係る伝送装置及び伝送システム並びにTDM信号エミュレーション伝送方法は、パケットトランスポートによる中継ネットワークにおいて、中継区間およびクライアントネットワーク間での伝送路障害や装置故障などが発生した場合に、できるだけ不要な警報の発生を少なくして、ユーザーの主信号データの「り障時間」を最小限に抑えることができ、ネットワークの信頼性を向上させることできる。
第1実施形態に係る伝送システム100におけるCEPパケットの伝送例を示す図である。 ノード装置200,200aの構成例を示す図である。 CEPパケットのフォーマットを示す図である。 CEPヘッダーのフォーマットを示す図である。 RTPヘッダーのフォーマットを示す図である。 STM−1フレームとVCパスおよびCEPパケットの変換例を示す図である。 0系から1系への切り替えによるSN飛びの様子を示す図である。 STM−1カード300の構成例を示す図である。 RTPヘッダーにカードIDを挿入する例を示す図である。 第2実施形態に係る伝送システム100aにおけるCEPパケットの伝送例を示す図である。 伝送路エラー時にVC4パスのポインタ値が欠落する様子を示す図である。 STM−1カード300aの構成例を示す図である。 RTPヘッダーにカードIDおよびVC番号を挿入する例を示す図である。 第3実施形態に係る伝送システム100bにおけるCEPパケットの伝送例を示す図である。 SW(W)からSW(P)への切り替えによる瞬断の様子を示す図である。 STM−1カード300bの構成例を示す図である。 従来の同期伝送網の一例を示す図である。 一般的なTDM信号をエミュレーションするパケット伝送網の一例を示す図である。 一般的なTDM信号をパケット変換して伝送するノード装置の構成例を示す図である。 伝送路エラー時のパケット廃棄の様子を示す図である。
以下、本発明に係る「伝送装置及び伝送システム並びにTDM信号エミュレーション伝送方法」の実施形態について詳しく説明する。尚、本実施形態に係る伝送システム全体の基本的な構成は、従来技術で説明した図19と同じであるが、ノード装置(Node(a)、Node(b))の構成および動作が異なる。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る伝送システム100について説明する。図1は、第1実施形態に係る伝送システム100の構成と、伝送されるパケットの様子を示した図である。尚、図1のNode(a1)およびNode(b1)は、図19のNode(a)およびNode(b)に対応するが、構成および動作が異なる。また、Node(c)およびRingネットワークは、図19と同じものである。さらに、図1には描かれていないが、Node(a1)にはクライアント側のNode(X)がSTM−1インターフェースで接続され、Node(b1)にはクライアント側のNode(Y)がSTM−1インターフェースで接続されている。
ここで、Node(a1)およびNode(b1)の構成について説明する。図2(a)は、Node(a1)およびNode(b1)に使用されるノード装置200の基本構成例を示す図である。尚、図2(a)のノード装置200は、第1実施形態と第2実施形態に適用される装置構成例を示し、図2(b)のノード装置200aは、第3実施形態に適用される装置構成例を示している。
図2(a)において、ノード装置200は、STM−1カード(0)201と、STM−1カード(1)202と、SWカード203と、10GEカード(W)204と、10GEカード(E)205とで構成される。
STM−1カード(0)201およびSTM−1カード(1)202は、STM−1インターフェースを有し、クライアント側のノード装置から入力するTDM信号(時分割同期多重信号)をパケット化してSWカード203に出力する。また、SWカード203から入力するパケットを分解してTDM信号を生成し、クライアント側のノード装置に出力する。
SWカード203は、STM−1カード(0)201およびSTM−1カード(1)202と、10GEカード(W)204または10GEカード(E)205との間の接続経路を切り替えるためのスイッチ基盤である。具体的には、STM−1カード(0)201またはSTM−1カード(1)202から入力するパケットを10GEカード(W)204または10GEカード(E)205に出力し、逆に10GEカード(W)204または10GEカード(E)205から入力するパケットをSTM−1カード(0)201またはSTM−1カード(1)202に出力する。
10GEカード(W)204および10GEカード(E)205は、10Gbit Ethernet(登録商標)に準拠したインターフェースを提供し、SWカード203を介して入力するパケットを図19で説明した10GEパケットトランスポートRingネットワークに送信する。逆に、Ringネットワークから受信するパケットをSWカード203に出力する。特に、10GEカード(W)204はRingネットワークのWEST回り(西回り)の伝送路にパケット信号を送受信し、10GEカード(E)205はRingネットワークのEAST回り(東回り)の伝送路にパケット信号を送受信する。
また、図2(b)において、ノード装置200aは、図2(a)のノード装置200のSWカード203の構成が異なり、SW部203aに示すように、SWカード(W)206と、SWカード(P)207とを有する。SWカード(W)206およびSWカード(P)207は、それぞれ図2(a)のSWカード203と同じ機能を有し、冗長化されている。そして、SWカード(W)206は、通常使用される運用系のスイッチ部で、SWカード(P)207は、SWカード(W)206にトラブルが生じた場合の予備系のスイッチ部である。尚、ノード装置200aにおいて、SW部203a以外の部分の構成はノード装置200と同じである。
[パケットフォーマット]
次に、各実施形態で説明するパケットのフォーマットについて説明する。従来技術で説明したように、RFC4842で勧告されているCES方式では、SDH/SONET等のSTM信号のVCパス(VC3/VC4パスなど)をパケット化して伝送するためのフォーマットが決められており、その1つとしてCEPパケットがある。
図3は基本的なCEPパケットのフォーマットである。図3において、「SONET/SDH Fragment」がSDH/SONETパスのペイロード部分であり、「CEP Header/RTP Header」がVCパスをパケットする際に必要なヘッダである。また、「PSN and Multiplexing Layer Headers」はCEPヘッダなどが付加されてパケット化した情報を伝送する際に付けられるヘッダで、例えばMPLSのラベルなどがこのヘッダに相当する。
例えばVCパスをパケット化して伝送する際、図3の”SONET/SDH Fragment”領域にVCパスのペイロード(VC3:783byte)がマッピングされる。
図4は、伝送規格のRFC4842に記載されているCEP Headerのフォーマットである。ここで、図4のCEP Headerフォーマットの各領域の情報は以下のように決められている。
・0 bit:二進数の0を示す。
・L bit:CEP−AISを示すビット(AIS時”1”)。
・R bit:CEP−RDIを示すビット(RDI時”1”)。
・N,P bit:正負スタッフ指示バイトである。
・FRG bits:FRGビットとして”0”を送信(受信側では無視)。
・Length bits:CEP/RTP Header + Payloadの総データ長を示す。
・Sequence Number bits:パケットシーケンス番号(0〜0xFFFF)で、初期値は乱数で決められパケット毎に+1される。以降の説明では、シーケンス番号(SN)と称する。
・Structure Pointer bits:SDH/SONETパスの先頭バイトのオフセット値を示す。例えばVCパスのポインタ値として、以降で説明するJ1バイトの位置を示す。
・Reserved field:予備領域で”0”を送信(受信側では無視)。
尚、AIS(Alarm Indication Signal:警報表示信号)は、伝送路が異常状態にあることを示す信号で主に下位側への警報通知に用いられる。RDI(Remote Defect Indication:リモート障害表示)は、主に上位側への故障通知に用いられる。
図5は、同規格のRTP Headerのフォーマットである。尚、RTP Headerはオプションとして定義されている。ここで、図5のRTP Headerフォーマットの各領域の情報は以下のように決められている。
・V bits:RTPのVersionを示す(例えば”2”に固定)。
・P bit:ペイロード最後のパディングの有無を示す(例えば”0”に固定)。
・X bit:RTP拡張ヘッダの有無を示す(例えば”0”に固定)。
・CC bits:CSRC Countの略で1対1通信では”0”に固定。
・M bit:イベントマーカーで通常”0”に固定。
・PT bits:Payload Type(符号データの種類)を示す。
・Sequence Number bits:パケットシーケンス番号でCEP Headerと同じである。
・Timestamp bits:タイムスタンプ値である。
・SSRC bits:Synchronization sourceの略で同期ソースを示す。
[VCパスのCEPパケット変換]
ここで、VCパスのCEPパケット変換について説明する。図6は、STM−1フレームのVCパスをCEPパケットのPayload部分にカプセル化する様子を示した図である。図6において、VC3パスの場合は1フレーム783byteで、このVC3パスの1フレームを1つのCEPパケットのPayload部分に搭載する。また、VC4パスの場合は、(783バイト×3)バイトの帯域があるので、VC4(1)、VC4(2)およびVC4(3)の3つに分割して、それぞれCEPパケットのPayload領域に載せてパケット化する。この時、従来は、VC4の先頭を示すポインタ値(図6のVC4(1)のJ1バイトの位置を示す値)をVC4(1)をCEPパケットにする時にCEP HeaderのStructure Pointer bitsに記載する。尚、STM−1フレームの詳細な説明については(ITU−T G.707/Telcordia GR−253−CORE準拠)などに記載されており、また本実施形態に係る伝送システムとは関係しないので説明を省略するが、STM−1フレームに搭載されるVC4パス(260バイト×9行のPayloadと、1バイト×9行のVC4パスOverHeadとを含む)には、RSOH(Regenerator Section OverHead:中継セクションのオーバヘッド)、AU(administrative units)ポインタ、MSOH(Multiplex Section OverHead:端局セクションオーバーヘッド)などの9バイト×9行の多重化セクションヘッダが付加される。また、VC3パスの場合は、STM−1フレームのPayload部分に3つのVC3パスが搭載される。例えばVC3パスaと、VC3パスbと、VC3パスcとが搭載される場合は、VC3a:VC3b:VC3c:VC3a:VC3b:VC3c:VC3a・・・・のように、1バイトずつ順番に繰り返し配置される。そして、3つのVC3パスのデータが搭載された1つのSTM−1フレームをCEPパケット化する場合は、VC3a、VC3bおよびVC3cのそれぞれの別の宛先になる可能性があるので、VC3aで1つのCEPパケット、VC3bで1つのCEPパケット、VC3cで1つのCEPパケットをそれぞれ生成する。
例えば図19において、NodeXからNodeY方向へ送信する場合、Node(a)のSTM−1(0)およびSTM−1(1)カードにおいて、NodeXから受信したSTM−1信号中のVCパスを図4および図5で説明したCEP Header/RTP Headerを付与してパケット化し、さらに図3で説明したPSN and Multiplexing Layer Headersで所定の宛先が付けられたMPLS等のラベルを付与後に10GE(W)/10GE(E)カードの両方のルートにパケット信号として送出される。
この時、図6で説明したように、VC3パスの場合は1フレーム(783byte)で1つのCEPパケットを生成する。また、VC4パスの場合は1フレーム(783×3byte)なので、783byteを1つのパケットとして3分割して、3つのCEPパケットを生成する。このようにして、パケットトランスポートのネットワーク内でのゆらぎを抑え、また各Add/Drop装置での処理を簡略化することができる。
Node(b)では、中継ネットワーク側の10GE(W)/10GE(E)がそれぞれのルートから受信したパケット信号を分解してVCフレームを組み立て、VC3パスまたはVC4パスとしてクライアント側のノード装置NodeYに送出する。
逆に、NodeYからNodeX方向へ送信する場合も同様に、Node(b)でパケット化し、Node(a)でデパケットおよびVCパスのフレーム組立を実行してSTM−1信号としてクライアントのノード装置NodeXに送出する。
[伝送システム100]
次に、第1実施形態に係る伝送システム100で伝送されるCEPパケットの流れについて説明する。
図1に示したパケットの伝送例は、パケット伝送中にNode(a1)のSTM−1カード(0)からSTM−1カード(1)に切り替わった時のパケット列の様子を示した図である。
ここで、伝送システム100の特徴がわかり易いように、先ず、従来の伝送システム900について図7を用いて説明する。尚、図7は図19と同じネットワーク構成で、同符号のものは同じものを示している。そして、Node(a)のクライアント側のSTM−1インタフェースにおいて、運用系(0系)側の伝送路で故障が発生、もしくはコマンドによって、非運用系(1系)側の伝送路への切替が行われた場合、10GE中継ネットワークを経由した受信側Node(b)では、パケットに付与されているSNが不連続になる位相飛びを発生する。これは、Node(a)のSTM−1カード(0)とSTM−1カード(1)で、それぞれ独立して任意のSNを付与してCEPパケットを送信するようになっているからである。
例えば図7において、STM−1カード(0)は、SN=1,SN=2,SN=3の順番でCEPパケットを生成してNode(b)側に送信する。そして、SN=3のCEPパケットを送信後に何らかの理由でSTM−1カードが0系から1系に切り替わると、STM−1カード(1)は、SN=10,SN=11・・・の順番でCEPパケットを生成してNode(b)側に送信する。
一方、10GE中継ネットワークを経由してNode(a)から送信されるCEPパケットを受信するNode(b)では、SN=1,SN=2,SN=3のCEPパケットを受信後、SN=10,SN=11,SN=12のCEPパケットを受信することになる。このため、SN=3のCEPパケットを受信後、SN=10のCEPパケットを受信することになり、SNの連続性が途切れる。これにより、Node(b)では、SNの連続性が確認されるまで(予め設定された回数だけSNが連続するまで)受信するCEPパケットを破棄する。図7は、3回SNが連続したら3回目のCEPパケットから正常受信と判断する場合の例を示しており、SN=3のCEPパケット後のSN=10とSN=11のCEPパケットは廃棄され、SN=12のCEPパケットから正常パケットとしてNode(b)に接続されるクライアント側のNode(Y)に出力される。
このように、従来の伝送システム900では、STM−1カードが0系から1系に切り替わってSNが不連続になった場合に、SNの連続性が確認されるまで正常なCEPパケットが破棄されてしまうという問題がある。
尚、この場合には、再度SNを引き込み直して一定期間のSNの連続性を確認した上でSNの同期状態へと遷移するが、一定期間のSNの連続性を確認するまでの間に警報(受信パケットエラー)が発生してしまう。実際にはSTM−1カードが0系から1系へ切り替わってSNが不連続になっただけなので、主信号データとしては即時復旧しているが、正常なパケットも破棄され、クライアント側のNode(Y)で不要な警報が発生してしまうという問題がある。
そこで、本実施形態に係る伝送システム100では、図1に示したように、Node(a1)からNode(b1)に送信するCEPパケットのヘッダーにSTM−1カードが0系のSTM−1カード(0)であるか、1系のSTM−1カード(1)であるかを示すカードIDを付加する機能を有している。
図8は、本実施形態に係るNode(a1)およびNode(b1)におけるSTM−1カードの構成例を示す図である。尚、図8において、STM−1カード300は、図2のSTM−1カード(0)201およびSTM−1カード(1)202に相当する。
STM−1カード300は、TDMIF(インターフェース)部301と、CEPパケット組立部302と、CEPパケット分解部303と、自カード情報記憶部304とで構成される。また、CEPパケット分解部303は、ID変更検出部305と、SN処理部306とを有する。
TDMIF部301は、クライアント側のNode(X)またはNode(Y)との間でSTM−1インターフェースをサポートし、TDM信号を入出力するためのインターフェースである。
CEPパケット組立部302は、TDMIF部301を介して入力するTDM信号をCEPパケットに組み立ててSWカード203に出力する。この時、CEPパケット組立部302は、自カード情報記憶部304に予め記憶されている自らのカードIDを読み出して、CEPパケットのヘッダーに挿入する処理を行う。
ここで、カードIDを挿入するヘッダーの例について説明する。図9は、図5で説明したRTP Headerのフォーマットを示すが、SSRCの領域の最後にカードIDが記載されている。尚、図9の例では、カードIDをRTP HeaderのSSRCの部分に挿入したが、これに限らず、使用されていない領域にカードIDを挿入しても構わない。例えば図4で説明したCEP HeaderのReservedの領域にカードIDを挿入しても構わない。
CEPパケット分解部303は、SWカード203から入力するCEPパケットのSNをSN処理部306で検出してSNの順番にTDM信号を生成し、TDMIF部301に出力する。ここで、ID変更検出部305は、CEPパケットに挿入されているカードIDを検出してSN処理部306に出力する。そして、SN処理部306は、検出するSNが不連続であってもカードIDが変化している場合は正常パケットとして処理し、TDM信号を生成する。
このように、図1の伝送システム100におけるNode(a1)およびNode(b1)は、SNが不連続になった場合でも、カードIDを検出してカードIDの変化をチェックすることにより、図7のように従来は廃棄されていたパケットを正常パケットとして処理することができる。例えば、図1のパケット伝送例では、Node(b1)で受信されるCEPパケットのヘッダーにはSTM−1カードのカードIDが付加されているので、10GEカード(E)および10GEカード(W)で受信されるCEPパケットのSNがS=3からSN=10に変化した場合でも、SN=11およびSN=12のパケットは破棄されることなく正常に受信することができる。これにより、クライアント側のNode(Y)で不要な警報が発生することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る伝送システム100aについて説明する。図10は、第2実施形態に係る伝送システム100aの構成と、伝送されるパケットの様子を示した図である。尚、図10のNode(a2)およびNode(b2)は、図19のNode(a)およびNode(b)に対応するが、構成および動作が異なる。特に、本実施形態では、先に説明したVC4パスに対応し、伝送路エラーでVC4フレームのポインタが搭載されたパケットが破棄された場合に、従来であれば破棄されていた正常パケットを破棄せずに受信することができる。
ここで、伝送システム100aの特徴がわかり易いように、先ず、従来の伝送システム900aについて図11を用いて説明する。尚、図11は図19と同じネットワーク構成で、同符号のものは同じものを示している。図11において、Node(a)側では、VC4フレームを3つに分割して、SN=1,SN=2,SN=3,SN=4,SN=5,SN=6の順番でSNを発生してCEPパケットを生成し、10GE(W)および10GE(E)からRingネットワーク側に出力する。この時、SN=1のCEPパケットにはポインタ値=”100”が搭載され、SN=2およびSN=3のCEPパケットにはポインタ値が搭載されていない。同様に、SN=4のCEPパケットにはポインタ値=”200”が搭載され、SN=5およびSN=6のCEPパケットにはポインタ値が搭載されていない。尚、図11では、SN=4の時にポインタ値が”100”から”200”に変更されている。また、ポインタ値が変更されない場合は、同じポインタ値が3パケット毎にCEPパケットのヘッダに搭載される。
そして、ポインタ値が搭載されたCEPパケットは、10GE(W)および10GE(E)からRingネットワークに送信され、Node(b)で受信される。
ここで、WEST回りの伝送路でSN=4のCEPパケットを伝送中にエラーが発生した場合、図11に示すように、Node(b)の10GE(W)で入力されるSN=4のポインタ値=”200”が搭載されたCEPパケットがパケットエラーとなって廃棄される。このため、SN=4のパケットに続いて受信されるSN=5およびSN=6のCEPパケットは、正常受信されていてもポインタ値が不明なのでポインタ値が”100”から”200”に変更されたことがわからず、VC4フレームを復元することができないという問題が生じる。この場合は、SN=5およびSN=6のCEPパケットも正常パケットであっても破棄される。
このように、VC4パスのフレームをCEPパケット化して伝送する場合に、VCパスのポインタ値が搭載されたCEPパケットが3パケット毎にしかCEPパケットに搭載されないため、ポインタ値が搭載されたCEPパケットがエラーなどによって破棄された場合に、ポインタ値が搭載されていないCEPパケットが正常パケットであっても廃棄されてしまうという問題が生じる。また、SNの連続性と同様に、ポインタ値の連続性が確認されるまで正常なCEPパケットを破棄するように制御する場合、さらに多くの正常パケットが廃棄されてしまうという問題が生じる。
特に、この場合には、再度ポインタ値を引き込み直して一定期間のポインタ値の連続性を確認した上で有効なCEPパケットであると判断するが、連続性を確認するまでの間に警報(受信パケットエラー)が発生してしまうという問題が生じる。
そこで、本実施形態に係る伝送システム100aでは、図10に示したように、Node(a2)からNode(b2)に送信する全てのCEPパケットのヘッダーにVC4フレームの先頭位置を示すポインタ値を挿入する機能を有している。
図12は、本実施形態に係るNode(a2)およびNode(b2)におけるSTM−1カードの構成例を示す図である。尚、図12において、STM−1カード300aは、図2のSTM−1カード(0)201およびSTM−1カード(1)202に相当する。
STM−1カード300aは、TDMIF(インターフェース)部301と、CEPパケット組立部302aと、CEPパケット分解部303aとで構成される。また、CEPパケット組立部302aはポインタ値挿入部307を有し、CEPパケット分解部303はポインタ値変更検出部308を有する。ここで、図8と同符号のものは同じものを示す。
CEPパケット組立部302aは、TDMIF部301を介して入力するTDM信号をCEPパケットに組み立ててSWカード203に出力する。この時、CEPパケット組立部302aは、ポインタ値挿入部307で全てのCEPパケットにVC4フレームの先頭位置を示すポインタ値を挿入する処理を行う。
ここで、ポインタ値は、先に図4で説明したCEP HeaderのStructure Pointerの領域に記載される。
CEPパケット分解部303aは、SWカード203から入力するCEPパケットのポインタ値をポインタ値変更検出部308で検出してCEPパケットを分解し、VC4フレームを生成して、TDMIF部301に出力する。
例えば図10において、WEST回りの伝送路でSN=4のCEPパケットを伝送中にエラーが発生した場合、図10に示すように、Node(b)の10GE(W)から入力されるSN=4のポインタ値=”200”が搭載されたCEPパケットがパケットエラーとなって廃棄される。しかしながら、SN=4のパケットに続いて受信されるSN=5およびSN=6のCEPパケットにもポインタ値が搭載されているので、ポインタ値が”100”から”200”に変更されたことを知ることができ、SN=5およびSN=6のCEPパケットは、従来のように廃棄されることなく、SN=4のパケットを除いた残りのVC4フレームを正常に復元することができる。
このように、図10の伝送システム100aにおけるNode(a2)およびNode(b2)は、伝送する全てのCEPパケットにポインタ値を挿入するので、従来のようにポインタ値が搭載された先頭のCEPパケットがエラーなどによって破棄された場合でも、続いて受信する正常なCEPパケットが廃棄されてしまうという問題を回避できる。また、SNの連続性の場合と同様に、ポインタ値の連続性が確認されるまで正常なCEPパケットを破棄するように制御した場合でも、廃棄された次のCEPパケットにポインタ値が搭載されているので、ポインタ値に変更があったことを直ぐに把握することができ、ポインタ値の連続性を確認する時間を短縮することができる。
特に、従来のように、再度ポインタ値を引き込み直して一定期間のポインタ値の連続性を確認した上で有効なCEPパケットであると判断する必要が無くなり、一定期間のポインタ値の連続性を確認するまでの間に警報(受信パケットエラー)が発生してしまうという問題を解消できる。
ここで、VC4フレームを3つに分割してCEPパケットを生成する場合、図13に示すように、各CEPパケットのRTP HeaderのPTビットに分割されたVC4フレームの何番目のフレームであるかを示す情報を搭載しても構わない。例えばVC4フレームの1番目のパケットにはVC4(1)を示す”000”の情報を記載し、2番目のパケットにはVC4(2)を示す”001”の情報を記載し、3番目のパケットにはVC4(3)を示す”010”の情報を記載する。これにより、例えば図10のNode(b2)で受信されるSN=5のCEPパケットにはVC4(2)を示す”001”の情報が記載され、SN=6のCEPパケットにはVC4(3)を示す”010”の情報が記載されているので、ポインタ値と合わせてVC4フレームを正確に組み立てることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る伝送システム100bについて説明する。図14は、第3実施形態に係る伝送システム100bの構成と、伝送されるパケットの様子を示した図である。尚、図14のNode(a3)およびNode(b3)は、図19のNode(a)およびNode(b)に対応するが、構成および動作が異なる。特に、本実施形態におけるNode(a3)およびNode(b3)は、先に図2(b)で説明したノード装置200aの構成に対応し、SW部203aはSWカード(W)206とSWカード(P)207とに二重化されている。
ここで、伝送システム100bの特徴がわかり易いように、先ず、従来の伝送システム900bについて図15を用いて説明する。尚、図15は図19と同じネットワーク構成で、同符号のものは同じものを示している。図15のNode(a)およびNode(b)において、SW部は運用系(W(Work))と予備系(P(Protect))の2つが搭載され冗長性を有している。そして、例えばNode(a)で装置内故障が発生してSW部が運用系(W)から予備系(P)に切り替わった場合、切替が完了するまでの間(約30ms)は、主信号のエラーが発生する。
例えば図15において、Node(a)は、SN=1およびSN=2のCEPパケットを10GE(W)および10GE(E)からRingネットワーク側に出力する。そして、SN=3のCEPパケット時にNode(a)のSW部が運用系(W)から予備系(P)に切り替えるための瞬断が生じ、SN=3からSN=69までのCEPパケットが非送出状態になり、10GE(W)および10GE(E)の両方からパケットがRingネットワーク側に出力されない。
このため、受信側のNode(b)では、SN=2のCEPパケットに続いて受信されるべきSN=3からSN=69までのCEPパケットが欠落しているので、クライアント側のNode(Y)にAIS(all”1”のデータが挿入されたフレーム)を送出する。
さらに、クライアント側のNode(Y)では、一定時間以上の断検出によって再度フレーム引き込み直しの処理が走ってしまい、更に長時間に亘って主信号データの信号断状態が継続してしまうという問題がある。
このように、Node(a)でSW部が運用系(W)から予備系(P)に切り替わった場合、切替が完了するまでの間(約30ms)、主信号のエラーが発生し、受信側のNode(b)がクライアント側のNode(Y)にAISを送出してしまうため、Node(Y)でフレーム再引き込みの処理が実行され、実際は数十msで主信号データは復旧しているにも拘らず、長時間に亘ってユーザーの主信号が切断されてしまうという問題が生じる。
そこで、本実施形態に係る伝送システム100bでは、図14に示したように、Node(a3)から送信されるCEPパケットを受信するNode(b3)側で瞬断を検出した場合に、クライアント側のNode(Y)に出力するデータを制御する機能を有している。従来は瞬断を検出した場合に、クライアント側のNode(Y)にAIS(all”1”のデータが挿入されたフレーム)を送出していたが、本実施形態では、Node(b3)は、瞬断を検出した場合に、Node(Y)がAISだと認識しないようなフレーム(例えばall”0”のデータが挿入されたフレーム)を送出する。
図16は、本実施形態に係るNode(a3)およびNode(b3)におけるSTM−1カードの構成例を示す図である。尚、図16において、STM−1カード300bは、図2のSTM−1カード(0)201およびSTM−1カード(1)202に相当する。
STM−1カード300bは、TDMIF(インターフェース)部301と、CEPパケット組立部302bと、CEPパケット分解部303bとで構成される。また、CEPパケット分解部303bはパケット断検出部309と、出力パターン切替部310と、All”0”挿入部311と、All”1”挿入部312とを有する。ここで、TDMIF部301は、図8および図12と同じである。
CEPパケット組立部302bは、図8または図12或いは従来と同様の動作を行い、TDM信号をパケット化してSW部203aに出力する。
CEPパケット分解部303bにおいて、パケット断検出部309がSW部203aから入力するCEPパケットが途切れたことを検出すると、出力パターン切替部310は、All”0”挿入部311によってTDMIF部301に出力するTDM信号のデータにAll”0”を挿入する。尚、All”1”挿入部312がTDMIF部301に出力するTDM信号のデータにAll”1”(AISパターン)を挿入した場合は、従来と同様に、TDMIF部301を介して接続されるクライアント側のNode(X)またはNode(Y)でAISを検出して警報を発する。
本実施形態では、パケット断検出部309がパケット断を検出した場合でも、出力パターン切替部310は予め設定された一定の保護時間Twの間は、TDM信号のデータにAll”1”を挿入せず、代わりに下位のノード装置で警報検出しないような正常パターン(例えばAll”0”などAISパターンとは異なるパターン)を挿入する。そして、保護時間Tw経過後は、通常通りTDM信号のデータにAll”1”を挿入してAISパターンをクライアント側のNode(X)またはNode(Y)に出力し、AISパターンを受け取ったNode(X)またはNode(Y)は、警報を発する。
例えば図14の例では、Node(a)側では、SN=1およびSN=2のCEPパケットは正常に10GE(W)および10GE(E)からRingネットワーク側に出力される。そして、SN=3のCEPパケット時にNode(a)のSW部が運用系(W)から予備系(P)に切り替えるための瞬断により、SN=3からSN=69までのCEPパケットが非送出状態になり、10GE(W)および10GE(E)の両方からパケットがRingネットワーク側に出力されず、切替が完了するまでの間(約30ms)は、主信号のエラーが発生する。そして、受信側のNode(b3)では、約30msのパケット断を検出すると、図14のモード(2)に示すように、パケット断の間、All”0”をNode(Y)に出力する。これにより、Node(Y)が警報を発することなく、SW(W)からSW(P)への切替が完了してNode(b3)で受信するパケットが正常受信に戻ると、Node(b3)からNode(Y)に正常データが出力される。
尚、Node(b)の受信パケット断が予め設定された一定の保護時間Tw経過後は、通常通りTDM信号のデータにモード(1)のようにAll”1”を挿入してAISパターンをクライアント側のNode(Y)に出力し、AISパターンを受け取ったNode(Y)は、警報を発する。
ここで、保護時間Twは、想定される切替による断時間以上の適当な時間に設定する(例えばSWの切替時間が約30msの場合は50〜60msに設定する)。これにより、切替時の信号断にのみこのパターンが適用され、実際に伝送路故障などでパケットエラーや断が発生した場合は、保護時間(60ms)以上の断時間が継続されるため、その場合はAISパターンに切り替え、Node(Y)でも受信データの異常と見なし、警報の発生および引き込み直し処理を実行することができる。
このように、本実施形態に係る伝送システム100bでは、クライアント側のインタフェースカードの切替によって生じる主信号データへの影響を最低限に抑え、かつ、対向装置側での不要な警報の発生を抑えることが可能となる。また、中継ネットワークでの伝送路エラーや装置内でのデータエラーや故障、切替などが発生した場合でも、主信号データへの影響を最低限に抑え、かつ本装置と接続される対向装置での不要な警報の発生を抑えることが可能となる。
以上、本発明に係る伝送装置及び伝送システム並びにTDM信号エミュレーション伝送方法について、各実施例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101,101a,101b・・・伝送システム
Node(a)、Node(b)、Node(c)、Node(a1)、Node(b1)、Node(a2)、Node(b2)、Node(a3)、Node(b3)、200、200a・・・ノード装置
201・・・STM−1カード(0)
202・・・STM−1カード(1)
203・・・SWカード
204・・・10GEカード(W)
205・・・10GEカード(E)
300・・・STMカード
301・・・TDMIF部
302・・・CEPパケット組立部
303・・・CEPパケット分解部
304・・・自カード情報記憶部
305・・・ID変更検出部
306・・・SN処理部
307・・・ポインタ値挿入部
308・・・ポインタ値変更検出部
309・・・パケット断検出部
310・・・出力パターン切替部
311・・・All”0”挿入部
312・・・All”1”挿入部

Claims (6)

  1. TDM回線から受信するTDM信号をパケット化してパケット網に出力し、前記パケット網から受信するパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に出力することにより、前記TDM回線を前記パケット網でエミュレーションする伝送装置において、
    前記TDM回線からTDM信号を受信してパケット化するパケット組立部と、
    前記パケット組立部が出力するパケットを前記パケット網に送信するパケット送信部と、
    前記パケット網からパケットを受信するパケット受信部と、
    前記パケット受信部が受信したパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に送信するパケット分解部と
    で構成され、
    前記パケット受信部が前記パケット網から受信したパケットの誤りまたはパケット断を検出した場合、前記パケット分解部は連続する”0”のダミーデータでTDM信号を生成し、前記TDM回線送信部から前記TDM回線に接続される下位装置に送信し、
    前記パケット組立部および前記パケット分解部を有するTDM回線IFカードを複数枚設けて冗長化し、
    前記パケット組立部は、TDM信号をパケット化する際に、前記TDM回線IFカード毎に独立したシーケンス番号と自らのTDM回線IFカードのIDとを前記パケットのヘッダ情報に付加し、
    前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ情報に付加された前記IDを監視し、前記IDが変化した場合に対向装置の前記TDM回線IFカードの切替があったことを認識して、不連続なシーケンス番号のパケットであった場合でも即時にTDM信号への変換を行う
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. TDM回線から受信するTDM信号をパケット化してパケット網に出力し、前記パケット網から受信するパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に出力することにより、前記TDM回線を前記パケット網でエミュレーションする伝送装置において、
    前記TDM回線からTDM信号を受信してパケット化するパケット組立部と、
    前記パケット組立部が出力するパケットを前記パケット網に送信するパケット送信部と、
    前記パケット網からパケットを受信するパケット受信部と、
    前記パケット受信部が受信したパケットをTDM信号に変換して前記TDM回線に送信するパケット分解部と
    で構成され、
    前記パケット受信部が前記パケット網から受信したパケットの誤りまたはパケット断を検出した場合、前記パケット分解部は連続する”0”のダミーデータでTDM信号を生成し、前記TDM回線送信部から前記TDM回線に接続される下位装置に送信し、
    前記TDM信号は、フレームの先頭位置を示すポインタ値がヘッダ情報として付加されたフレームを含み、
    前記パケット組立部は、前記フレームを複数のパケットに分割する場合に、分割した全パケットのヘッダ領域に前記ポインタ値を格納し、
    前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ領域の前記ポインタ値を抽出して前記TDM信号のフレームを組み立てる
    ことを特徴とする伝送装置。
  3. 請求項1または2に記載の伝送装置において、
    前記TDM信号は、SDH/SONETのSTM信号であり、
    前記パケットは、CESパケットである
    ことを特徴とする伝送装置。
  4. 請求項に記載の伝送装置において、
    前記フレームは、SDH/SONETのSTM信号のVC4パスのフレームで構成され、
    前記パケット組立部は、前記1つのVC4パスのフレームを複数のパケットに分割する場合に、VCパス種別、VCパス番号、VCパス信号の前記ポインタ値を分割した全てのパケットのヘッダ領域に格納し、
    前記パケット分解部は、前記パケット受信部が受信したパケットのヘッダ領域の前記VCパス種別、前記VCパス番号、前記VCパス信号のポインタ値を抽出して前記VCパス信号のフレームを組み立てる
    ことを特徴とする伝送装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の伝送装置を複数台設け、
    前記複数台の伝送装置が入出力するTDM信号をパケットに変換して前記パケット網を介してエミュレーション伝送することを特徴とする伝送システム。
  6. 請求項に記載の伝送システムに用いられるTDM信号エミュレーション伝送方法であって、
    前記伝送装置の前記パケット組立部が行う処理に対応するパケット組立手順と、
    前記伝送装置の前記パケット送信部が行う処理に対応するパケット送信手順と、
    前記伝送装置の前記パケット受信部が行う処理に対応するパケット受信手順と、
    前記伝送装置の前記パケット分解部が行う処理に対応するパケット分解手順と
    を有することを特徴とするTDM信号エミュレーション伝送方法。
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