JP5496060B2 - 車両用無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の移動体同士で位置情報の送受信(車車間通信)を行う車両用無線通信システムに関し、特に、通信環境の悪い領域に存在する車両の位置情報を中継により送信する車両用無線通信システムに関する。
近年、近距離無線を使用して車車間通信で情報を交換して、自車両(自車)に対する他車両(他車)の位置や走行方向及び速度を確認する運転支援システムが提案されている。
このシステムは、自車を中心に一定範囲における車車間通信により、例えば、他車の車種、位置情報、速度、向き等の車両走行状態の情報を受信することで、自車の周辺に存在する複数の他車の走行状態及び相対位置等の情報を取得することができる。
このような運転支援システムの場合、高層建造物等が電波障害物となる通信環境の悪い交差点付近に存在する車両についての情報は、その交差点における所定のエリアに存在する他の車両(中継車)を中継装置として利用することで、前記交差点付近に存在する車両から直接通信することができない車両に対して、位置情報等を中継送信することが提案されている(特許文献1)。
特開2009−290680号公報
しかしながら、上述した運転支援システムにおいては、その交差点における所定のエリア内に存在する全ての車両が、常に中継送信を行うため、無駄な通信や電力消費も多くなるという課題がある。
また、周囲の地形形状によっても、通信環境は変化するが、このような地形の変化は、交差点にかかわらず生じるものなので、中継車により情報が送信される場合、中継が適切に行えるエリアを精度良く決定することが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、車車間通信により車両の位置情報を他車に提供するに際して、車両間で直接通信できない他車に関する情報(他車情報)について、中継車により他車情報を送信する場合に、適切な中継を行うことを可能とした車両用無線通信システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1は、自車から自車の位置情報を送信するとともに、他車の位置情報を受信する送受信手段(2)を備えた車両用無線通信システムにおいて、
前記無線通信システムは、
地形の高さ情報を含む地図データを予め記憶する地図情報記憶手段(11)と、
当該地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さ情報に基づいて、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信するか否かを判断する情報付与判断手段(12)を備え、
前記情報付与判断手段(12)は、前記地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さの情報のうち、周囲に対して凸状となるエリアに自車が存在すると判断した場合に、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与し、前記送受信手段によって送信を行うとともに、凸状となるエリアに自車が存在しないと判断した場合には、前記自車の位置情報のみを前記送受信手段によって送信するとともに、
前記凸状となるエリアは、凸状の頂部から所定距離の範囲で設定され、
前記凸状となるエリアに複数の車両が存在するときに、当該凸状となるエリア内に存在する複数の車両のうち、最も高所に位置する車両を判別し、
当該最も高所に位置する車両が前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信を行うことを特徴としている。
請求項2は、請求項1の車両用無線通信システムにおいて、前記情報付与判断手段(12)は、前記自車の高さ位置が周囲の地形の高さに比して所定以上の差がある場合に、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信を行うことを特徴としている。
請求項3は、請求項1又は請求項2の車両用無線通信システムにおいて、前記情報付与判断手段(12)は、前記自車の進行方向に対して前後方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、取得された高さ情報に基づいて、凸状となるエリアに自車が存在するか否かを判断することを特徴としている。
請求項4は、請求項3の車両用無線通信システムにおいて、前記情報付与判断手段(12)は、自車が交差点付近を走行している場合に、前記自車の進行方向に対して左右方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、進行方向に対して前記前後方向の高低差、又は左右方向の高低差に基づいて、凸状となるエリアに自車が存在するか否かを判断することを特徴としている。
請求項5は、自車から自車の位置情報を送信するとともに、他車の位置情報を受信する送受信手段(2)を備えた車両用無線通信システムにおいて、
前記無線通信システムは、
地形の高さ情報を含む地図データを予め記憶する地図情報記憶手段(11)と、
当該地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さ情報に基づいて、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信するか否かを判断する情報付与判断手段(12)を備え、
前記情報付与判断手段(12)は、自車がカーブを走行している場合に、前記自車の進行方向に対して左右方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、カーブの内側が自車の高さ位置より高いと判断した場合は、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与し、前記送受信手段によって送信を行うとともに、カーブの内側が自車の高さ位置より低いと判断した場合は、前記自車の位置情報のみを前記送受信手段によって送信することを特徴としている。
請求項6は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用無線通信システムにおいて、前記地図情報記憶手段(11)に記憶される地図情報は、点で表現されるノードデータ(51)(52)と、当該ノードデータ間を繋ぐ線分で表現されるリンク(53)とを含み、前記地形の高さ情報は、前記ノードデータ(51)(52)に反映されることを特徴としている。
請求項7は、請求項6の車両用無線通信システムにおいて、前記ノードデータは、交差点を表現する主ノードデータ(51)と、前記リンク(53)中の所定間隔ごとに設けられてリンク形状を表現する形状補間点(52)とを含み、前記地形の高さ情報は、前記主ノードデータ(51)と形状補間点(52)に反映されることを特徴としている。
請求項1の構成によれば、中継を行い易い凸状となるエリアに自車が位置する場合には、自車の位置情報に他車の位置情報を付与(中継)して送信するので、中継が適切に行えるエリアを精度良く決定することができ、通信環境が悪くなった車両の存在も周囲に知らせることができる。
その上、凸状となるエリア外の車両については、他車位置情報を付与することなく自車位置情報のみを送信すればよく、無駄な通信や電力消費の増加を防止することもできる。
更に、地形の高低に応じて他車の位置情報を付与して送信するか否かの判断を行うので、交差点等の限定されたエリアに関わらず、都市や郊外、山間部でも各車両自身で判断することができる。
請求項2の構成によれば、誤差を省いて凸状部の見極めを適切に行うことができ、無駄な通信をより一層抑制できる。
請求項3の構成によれば、上り坂、下り坂、山間部などのように、進行方向の前後方向において通信の電波が遮断される可能性がある場合に、凸状となるエリアの判断を適切に行うことができ、無駄な通信を防ぐことができる。
請求項4の構成によれば、走行中の道路と交差する道路に対して自車の左右方向の高低判別を行うので、自車の進行方向にかかわらず、交差する道路から見た凸状部の判断を適切に行うことができ、他車位置情報を付与した送信を行うか否かの判断の精度を向上できる。
請求項5の構成によれば、複数車が同じ他車情報を付与して送信することを防止することができ、無駄な通信を防ぐことができる。
請求項6の構成によれば、カーブの内側が高くなる(例えば、崖下にあるカーブを走行する時など)ことによって、カーブの入口と出口とで通信の電波が遮断される可能性がある場合に、他車位置情報を付与した送信を行うようにすることで、通信環境の悪いカーブに存在する他車同士の通信を中継することができる。
請求項7の構成によれば、ノードデータ毎に高さ情報を反映するので、地形の高低データを付加させ易い。
請求項8の構成によれば、主ノードデータ及び形状補完点に高さ情報を反映するので、道路形状に合わせてより精度良く中継通信を行うか否かの判断ができる。
本発明の車両用無線通信システムの実施形態の一例を示すブロック図である。 自車が送信する送信情報のモデル図であり、(a)は通常の送信による場合、(b)は本発明の車両用無線通信システムにより中継する場合を示す。 本発明の車両用無線通信システムを使用して複数車両間で車車間通信を行う場合の具体例であり、(a)は地図上における各車両の平面位置を示した平面図、(b)は各車両の高低位置を示した高低図である。 本発明の車両用無線通信システムの情報付与判断部において、他車情報の中継判断を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の車両用無線通信システムを使用して複数車両間で車車間通信を行う場合の具体例であり、(a)は地図上における各車両の平面位置を示した平面図、(b)及び(c)は各車両の高低位置を示した高低図である。 本発明の車両用無線通信システムの情報付与判断部において、他車情報の中継判断を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の車両用無線通信システムを使用して複数車両間で車車間通信を行う場合の具体例であり、(a)は地図上における各車両の平面位置を示した平面図、(b)及び(c)は各車両の高低位置を示した高低図である。 本発明の車両用無線通信システムの情報付与判断部において、他車情報の中継判断を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の車両用無線通信システムの情報付与判断部において、他車情報の中継判断を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 図9のフローチャートにより他車情報の中継が行われる車両用無線通信システムにおいて自車から送信される送信情報のモデル図である。
本発明の車両用無線通信システムの実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。本発明の車両用無線通信システムは、四輪車や二輪車等の複数の移動体同士の間で構築され、自車から所定距離の範囲内の領域に対して自車の位置情報を不特定多数の他車に送信するとともに、他車の位置情報を受信する送受信手段を備え、自車の情報を他車へ送信するに際して、既に取得している別の他車の情報を送信(中継送信)する機能を有するものである。
以下、自車が自動二輪車である場合を例に、自車の通信可能範囲内であって自車と他車(四輪車を含む)の離間距離が所定距離以下の場合に、車車間通信で得られた情報(速度や位置情報)により、他車に対して自車の走行情報を提供する車両用無線通信システムについて説明する。
車両用無線通信システムは、例えば図1に示すように、自車に対して運転支援装置1、無線通信機(送受信手段)2、GPS受信機3及び各種のセンサ4をそれぞれ設置し、例えば他車Aや他車Bからの他車情報、GPS受信機3からの自車の緯度経度情報、各種のセンサ4から自車の走行情報をそれぞれ得ることで、これらの情報から自車に対して運転支援情報を提供するよう構成されている。
無線通信機2は、車車間通信により自車の情報を送信するとともに、車車間通信により自車を中心として一定範囲となる通信範囲内を走行している他車(他車Aや他車B)からの他車情報を得るものであり、車車間通信の通信速度は、例えば10Hz(1秒間に10回送信)で行われている。車車間通信の通信速度は、車速に応じて変化するようにしてもよい。他車情報としては、例えば車両の種類(二輪車、普通四輪車、大型四輪車等)、位置、速度、向きの情報が得られるようにする。
また、無線通信機2は、路車間通信により、光ビーコンやETC設置場所等の通過を受信することで渋滞情報を取得するものであってもよい。
GPS受信機3は、自車の緯度・経度情報を受信するもので、GPSアンテナを介して得られた自車位置は、運転支援装置1へ出力される。
各種のセンサ4は、自車の車速を検知する車速センサ41、自車の角速度や角度を検知するジャイロセンサ42、自車の加速度を検知する加速度センサ43、車両の走行先を認識できるウインカセンサ44、車両の減速状態を認識するブレーキセンサ45を備え、各センサからの信号は運転支援装置1へ出力される。
車速センサ41、ジャイロセンサ42、加速度センサ43から、自車の車速、加速度、向き、傾き(二輪車の場合)等を得ることで、トンネル内走行等でGPS受信ができない時の自車状態検知部1において自車位置を予測する役割を有する。
また、ウインカセンサ44やブレーキ45からの信号により、自車状態検知部1において自車の走行状態を把握することができる。
運転支援装置1は、自車の状態を検知する自車状態検知部10と、複数の他車の状態を検知する他車状態検知部15と、各検知部からの信号を受けて支援レベルを判定する運転支援レベル判定部17と、運転支援レベル判定部17に基づいて出力装置6での表示等を行う出力装置制御部19を備えている。また、自車状態検知部10は、地図データベースを格納する地図情報記憶部11と、他車状態検知部15で取得した他車情報を自車情報に付与して車車間通信により同時送信するかどうかを判断する情報付与判断部12を備えている。
自車状態検知部10へは、GPS受信機3からの緯度経度情報、各種のセンサ4からの自車の位置、速度、加速度、向き、傾き、スイッチ状態等の自車状態に関する情報が入力される。また、自車状態検知部10には、予め電子地図データ5からの地図データが地図情報記憶部11に入力されることで地図データベースが格納されている。地図情報記憶部11に記憶される地図データは、直線道路の両端に存在する主ノード(交差点ノード等の端点)と、曲線道路の中心位置に間隔をおいて存在する補助ノード(形状補間点)を備えるとともに、各ノードに関しての高低情報が記憶されている。自車状態検知部10では、GPS受信機3からの緯度経度情報と相まって、地図データ上での自車の現在位置を把握することができる。
各車の自車状態検知部15で取得された自車情報は、システム時間毎に運転支援レベル判定部17へ出力される。また、自車状態検知部15で取得された自車情報は、100msに1回の間隔で無線通信機2を介して車車間通信による送信が行われる。車車間通信により送信される送信情報は、図2(a)に示すように、自車の車両IDと自車位置情報等を含む自車情報で構成される。送信情報は、例えば全体で1msの送信時間が割り当てられる。
他車状態検知部15へは、無線通信機2から車車間通信による他車情報や路車間通信(インフラ)を利用した情報が入力される。他車状態検知部15で取得された他車情報は、運転支援レベル判定部17へ出力されるとともに、自車状態検知部10の情報付与判断部12へ出力される。
運転支援レベル判定部17は、自車状態検知部10で取得された自車情報と、他車状態検知部15で取得される複数の他車情報から、自車に対して最も有用な他車の情報を選択し、出力装置制御部19を介してどのような形態(支援レベル)で出力させるかを判定する。
すなわち、運転支援レベル判定部17では、自車状態検知部10及び他車状態検知部15からの各情報により、情報を受けた複数の車両(他車)毎に、自車からの方向や距離、両者の速度を考慮することで出会うまでの時間(TCC)をシステム時間毎にそれぞれ算出し、これに優先度を付与して記憶する。TTCは、自車の走行先にある交差点までの自車及び他車からの距離と、自車及び他車の現在の速度から算出される。
そして、出力装置制御部19に対しては、優先度が高い他車情報を出力することが行われる。
優先度は、自車に対して他車情報を情報提供するに際しての優先順位であり、車車間通信によって得られた速度と位置情報に基づいて算出される。具体的には、自車に対して前記TTCの時間が一番短い他車についての他車情報の優先度を高くする。この優先度についてもシステム時間に1回、算出し直すことが行われる。
運転支援レベル判定部17による運転支援レベルは、自車と他車との距離や速度に応じて出力装置制御部19を介して出力装置6に情報提供されるもので、例えば、「情報提供」「注意喚起」、「警報」の三段階から構成されて、自車と他車間の距離が離れている場合には「情報提供」が、それよりも両者が近づいた場合(例えば、ある反応時間でブレーキを掛けられれば、停止できる限界位置)には「注意喚起」が、出会うまでに時間的な余裕がない場合(すぐにブレーキを掛けるように指示しないと停止できない位置)には「警報」が発せられる。
「情報提供」は、(A)通信エリアに他車が存在することを案内する段階であり、運転支援装置1で判断することなく、情報を提示するだけ(「通信エリア内に他車が存在する」程度の案内)であり、具体的には出力装置6によりインジケータ点灯等を行う。ナビを持った車両では、画面上に他車の位置を表示する。
「注意喚起」は、(B)自車と位置関係が近い他車が存在する方向を案内する段階であり、運転支援装置1が判断するが、行動は指示しない。具体的には、出力装置6のインジケータにより何れの方向に存在するかが解る点灯を行う。ナビを持った車両では、画面上に他車の進行する向き表示する。
「警報」は、(C)自車の行動を指示する段階であり、運転支援装置1が判断して出力装置6により音声等で行動(減速等)を指示する。
本発明の無線通信システムの特徴的な部分は、自車状態検知部10に地図情報記憶部11と情報付与判断部12を設け、自車が通信に適したエリア(凸部エリア)に存在する場合に、他車状態検知部15で取得した他車情報を自車情報に付与して別の他車へ無線通信機2を介して中継する構成にある。送信情報は、上述したように、例えば1msの送信時間を有する車両ID及び自車位置情報等の自車情報で構成されているので、これに他車情報(1台分の場合)を付与する場合、中継して送信される送信情報は、図2(b)に示されるように、自車の車両ID及び自車情報、他車の車両ID及び他車情報から構成されることになるので、図2(a)の通常行われている送信情報の2倍の2msの時間で送信される。中継して送信する他車情報が複数台となる場合には、台数分の車両ID及び他車情報が送信情報となるので、送信時間もそれに応じて(1台について1ms)増加することになる。
以下、自車が他車情報を別の他車に中継する場合の処理手順について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3に示されるように、車両A,車両B,車両C,車両Dが、地点アから地点イに向かう道路上を走行中である場合を考える。平地の見通し条件であれば、先頭の車両Aは、車両B,車両Cとそれぞれ直接に車車間通信を行える位置にいる。車両Dとは離れすぎているので車両Aの電波は届かない。同様に、平地の見通し条件であれば、末尾の車両Dは、車両C,車両Bとそれぞれ直接に車車間通信を行える位置にいる。
図3中、黒点が交差点位置に存在する主ノード(交差点ノード)51、白点が補助ノード(形状補間点)52、ノードデータ(主ノード及び補助ノード)間を結ぶ線が道路形状に対応するリンク53となる。補助ノード(形状補間点)52は、道路が曲がっている場合に交差点ノード51間を直線のリンク53で結ぶためのものである。
自車を車両Cとした場合に、情報付与判断部12における処理手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。
自車(車両C)の他車状態検知部15が他車(車両A,B,D,X)の位置情報を2台以上受信した場合に中継判定が開始される。
自車の進行方向で、所定距離内、例えば300mの距離内における前後位置のリンク上に存在するノードの高低情報を、地図情報記憶部11に記憶された地図データから読み出す(ステップ101)。
ノードの高低情報の読み出しが完了したどうかを判断し(ステップ102)、自車(車両C)の位置が凸地形近傍かを判断する(ステップ103)。この判断は、「凸地形近傍、又は、平坦か?」の判断でもよい。
自車(車両C)の位置が凸地形近傍に存在しない場合、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ104)。
自車(車両C)の位置が凸地形付近の場合、自車(車両C)から距離L2以内に他車X(車両A,B,D以外)が存在するかどうかを判断する(ステップ105)。他車Xが存在しない場合、「他車情報を中継する」判定を行い、車両A,B,Dの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ106)。距離L2は、予め設定した自車から所定距離範囲内、又は、{通常の平地環境で車車間の通信が届く距離(例えば300m)}−(自車と他車との距離)で算出される距離としてもよい。
他車Xが存在する場合、近傍の他車Xよりも自車(車両C)の方が高い位置であるかどうかを判断する(ステップ107)。自車の方が高い位置であれば、「他車情報を中継する」判定を行い、車両A,B,D,Xの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ108)。
自車(車両C)と同程度の高さに他車Xが存在する場合、または自車よりも高い位置に他車Xが存在する場合は、所定時間経過内に他車Xが中継(他車情報を付与して送信)したかどうかを判断する(ステップ109)。他車Xによる中継が未だである場合、「他車情報を中継する」判定を行い、車両A,B,D,Xの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ110)。
他車Xが所定時間経過内に他車位置情報を付与して送信している場合、再度の他車情報の送信は不要であるので、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ111)。
図3における車両Aが自車の情報を送信する場合を考える。車両Aが送信した情報は、車両B,Cは直接受信できるが、車両Dは高低差により直接受信できない。車両Bはリンクの傾斜変化が凹となる点付近にいるため、車両Aからの送信データを受信しても、他車へ中継しない(ステップ104)。
車両Cは、リンクの傾斜変化が凸となる点付近にいるため、車両Aからの送信データを受信したら、他車(車両D)へ中継する(ステップ106)。
車両Dは、車両Aからの送信データを直接受信することはできないが、車両Cが中継することにより車両Aからの送信データを受信できる。
従来のシステムでは、車両Bと車両Cとがそれぞれ車両Aからの送信データを中継するので、無線通信量が無駄に増加するのに対し、上述した車両用無線通信システムによれば、無駄な通信を無くすことができる。
続いて、自車が他車情報を別の他車に中継する場合の処理手順の別の例について、図5及び図6を参照しながら説明する。
この例では、図5に示されるように、自車(車両C)の進行前後方向の走行中のリンクの高さ(傾斜)変化だけではなく、自車の左右から交差する道路(リンク)も含めて中継の有無を判断する。車両Cは、地点アから地点ウに向かう平坦な道路上を走行中であり、車両Eと車両Fは、車両Cと交差する道路を走行中である場合を考える。地点ア〜地点オはそれぞれ交差点を示している。
自車を車両Cとした場合に、情報付与判断部12における処理手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
自車(車両C)の他車状態検知部15が他車(車両E,F,X)の位置情報を2台以上受信した場合に中継判定が開始される。
自車の進行方向に対し、所定距離内、例えば300mの距離内における左右範囲(交差方向)のリンク上に存在するノードの高低情報を、地図情報記憶部11に記憶された地図データから読み出す(ステップ201)。
ノードの高低情報の読み出しが完了したどうかを判断し(ステップ202)、自車(車両C)の位置が凸地形近傍かを判断する(ステップ203)。この判断は、「凸地形近傍、又は、平坦か?」の判断でもよい。
自車(車両C)の位置が凸地形近傍に存在しない場合、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ204)。
自車(車両C)の位置が凸地形付近の場合、自車(車両C)の進路を挟み左右両側に他車E,F,X(Xは車両E,F以外)のいずれかが存在するかどうかを判断する(ステップ205)。自車(車両C)の進路を挟む左右両側に他車が存在しない場合、「他車情報を中継しない」判定を行い、車両Cの自車位置情報について無線通信機2を介して送信する(ステップ206)。すなわち、自車から見て左右の同じ側に他車が存在する場合は、同じ斜面に複数の他車が存在するので、中継がなくとも相互に直接送信が可能であると判断する。
自車から見て左右両側に他車が存在する場合、自車(車両C)から距離L2以内に自車よりも高い位置に他車Xが存在するかどうかを判断する(ステップ207)。自車の方が高い位置であれば、「他車情報を中継する」判定を行い、車両E,F,Xの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ208)。距離L2は、上述したように、予め設定した自車から所定距離範囲内、又は、{通常の平地環境で車車間の通信が届く距離(例えば300m}−(自車と他車との距離)で算出される距離である。
自車(車両C)より高い位置に他車Xが存在する場合、または自車と同程度の高さに他車Xが存在する場合は、所定時間経過内に他車Xが中継(他車情報を付与して送信)したかどうかを判断する(ステップ209)。他車Xによる中継が未だである場合、「他車情報を中継する」判定を行い、車両E,F,Xの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ210)。
自車(車両C)より高い位置に存在する他車Xが所定時間経過内に他車情報を付与して送信している場合、再度の他車情報の送信は不要であるので、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ211)。
上述のような処理手順を行うことで、図5における車両Cは、左右方向に交差する道路の傾斜も考慮し、地点イは、地点エと地点オを結ぶ道路の中間で上方に凸となる地形であるため、他車情報を自車情報に付与する中継を行う(ステップ208)。
すなわち、車両Eと車両Fとは互いに見通し関係に無いので、互いに直接に通信することはできないが、車両Cが中継することで、相互に送信データを受信することができる。
上述した2例の中継方式では、前後・左右の道路(リンク)の傾きがある場合に、見通しの悪い位置に存在する他車の情報を別の他車により中継するようにしたが、道路の傾きではなく、カーブに対しても適用することができる。
凸状エリアを回り込むようにカーブする道路が存在する場合に本システムの適用した例について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7において、車両A,B,Cは、地点アから地点ウに向かう道路上を走行中であり、道路はほぼ平坦であるとする。地点オの位置に凸形状が存在するため、地点アの車両Cと地点ウの車両Aとは直接通信できない。
自車を車両Bとした場合に、情報付与判断部12における処理手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
自車(車両B)の他車状態検知部15が他車(車両A,C,X)の位置情報を2台以上受信した場合に中継判定が開始される。
自車の進行方向で、所定距離内、例えば300mの距離内における前後範囲及び左右方向のリンク上に存在するノード位置と地形高低情報を、地図情報記憶部11に記憶された地図データから読み出す(ステップ301)。
ノードの高低情報の読み出しが完了したどうかを判断し(ステップ302)、自車(車両B)の位置がカーブの途中であるかを判断する(ステップ303)。車両がカーブの途中であるかどうかの判断は、例えば地図情報記憶部11に記憶された地図データに関するリンクの情報に曲率データが含まれていれば、曲率データを利用して判断することができる。あるいは、前後に存在するノードへのリンク接続方位角の違いから判断しても良い。
自車(車両B)の位置がカーブ途中でないと判断された場合、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ304)。
自車(車両B)の位置がカーブ途中である場合、カーブの内側が自車位置より高いかどうかを判断する(ステップ305)。自車位置より高いエリアがあるかどうかの判断は、例えば、道路と直交する方向で20m以内に自車より高さ2m以上の高いエリアがあるか否かで判断する。高さ2m以上の高低差を基準としたのは、一般的な乗用車の全高がミニバンでも概ね2m程度であることに起因する。
カーブの内側に高低差が無い場合、見通し良好と判断し、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ306)。
カーブの内側が自車位置より高い場合、進行方向において他車A,Cの間に自車(車両B)が存在するかを判断し(ステップ307)、他車A,Cの間に自車が存在しない場合、「他車情報を中継しない」判定を行い、車両Cの自車位置情報について無線通信機2を介して送信する(ステップ308)。
すなわち、自車が最も端に存在し、その他の全ての車両が自車から見て同じ側に存在する場合は、同じ側に複数の他車が存在するので、中継がなくとも相互に直接送信が可能であると判断する。
自車(車両B)から見て前後に他車が存在する場合、他車A,Cの情報を中継(他車情報を付与して送信)した他車Xが存在するかどうかを判断する(ステップ309)。
他車情報を付与して送信した他車Xが存在していた場合、再度の他車情報の送信は不要であるので、「他車情報を中継しない」判定を行い、他車位置情報を付与せず自車位置のみを無線通信機2を介して送信する(ステップ310)。
他車Xによる中継が未だである場合、「他車情報を中継する」判定を行い、車両A,C,Xの他車位置情報を付与して自車位置について無線通信機2を介して送信する(ステップ311)。
上述のような処理手順を行うことで、図7における車両Bは、カーブの途中にいることを検出したら(ステップ303)、カーブ内側の所定範囲内に自車位置より高いエリアがあるか否かを調べ(ステップ305)、内側に自車位置より高い凸エリアがあった場合には、他車から取得した他車情報を自車情報に付与する中継を行う(ステップ311)。
すなわち、車両Aと車両Cとは凸エリアの存在により互いに見通し関係に無いので、互いに直接に通信することはできないが、車両Bが中継することで、相互に送信データを受信することができる。
上述した各例は、他車情報を取得した自車(送信元)が自車情報に取得した他車情報を付与して中継を行うものであるが、自車(送信元)が他車に中継を指定するような方式でもよい。中継指定を行う車両用無線通信システムの場合、運転支援システム1における自車状態検知部10の情報付与判断部12には、他車を中継装置として指定するとともに、自車が中継装置として指定された場合には中継信号として取得した周辺情報(例えば複数の他車情報)の送信を行うことを判断する中継通信指定部を備えている。
自車を図3における車両Aとし、自車(送信元)が他車に中継を指定する場合の情報付与判断部12における処理手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。
図3において、自車を車両A、他車を車両B及び車両Cとし、自車存在情報の同報送信を行う前に中継判定が開始される。
自車(車両A)が情報を取得可能なエリア内の車両B,Cの他車位置情報を受信し、リンク上に存在するノードの高低情報を、地図情報記憶部11に記憶された地図データから読み出す(ステップ401)。
ノードの高低情報の読み出しが完了したどうかを判断し(ステップ402)、自車(車両A)から距離L1以内に他車(車両B,C)が存在するかどうかを判断する(ステップ403)。他車の存在が検知できない場合、「他車情報の中継指定なし」判定を行う(ステップ404)。距離L1は、通常の平地環境で車車間の通信が届く距離(例えば300m)である。
他車が存在している場合、車両B,Cのいずれかが凸地形付近にいるかを判断する(ステップ405)。他車が凸地形付近にいる場合、凸地形に最も近い位置の車両Cを中継通信指定部が中継指定する(ステップ406)。凸地形がある場合は、凸地形に最も近い位置が中継に効果的であるとの理由による。また、他車が凸地形付近にいない場合、最も遠い位置の車両Cを中継通信指定部が中継指定する(ステップ407)。最も遠い車両を指定すれば、最も遠くまで中継が届くことで中継に効果的であるとの理由による。また、ステップ407では、中継指定しないで処理を終了するようにしてもよい。
中継指定する場合に情報付与判断部12から送信される送信情報は、図10に示すように、自車の車両ID及び自車情報、中継指定される車両ID(この例の場合、車両C)及び周辺情報(この例の場合、車両Bの他車情報)から構成される。
中継指定された車両Cでは、情報付与判断部12の中継通信指定部が自車の位置情報(車両Cの自車情報)に中継信号として取得した前記周辺情報(車両Bの他車情報)を付与して無線通信機2を介して車両D等に送信することが行われる。
車両Bにおいても、車両Aが送信する送信情報(図10)を受信することになるが、受信した中継指定車両IDが車両Cを指定しているため、車両Bでは自車情報(車両Bの情報)のみを送信する通常送信が行われる。
上述のような処理手順を行うことで、図3における車両Aがデータ送信する際に道路の高低差を考慮し、凸地形にいる車両Cを中継車として指定することができる。凸地形にいない車両Bは指定しない。車両Bを指定して中継を行っても車両Dには届かないので、通信効率の向上を期待できないからである。
上述した車両用無線通信システムによれば、中継を行い易い凸状となるエリアに自車が位置する場合には、自車の位置情報に他車の位置情報を付与(中継)して送信するので、凸状の地形が遮蔽物となって通信環境が悪くなった車両の存在も周囲に知らせることができる。
また、凸状となるエリア外の車両については、他車位置情報を付与することなく自車位置情報のみを送信すればよく、無駄な通信や電力消費の増加を防止することができる。
更に、地形の高低差やカーブに応じて判別を行うので、交差点等の限定されたエリアに関わらず、都市や郊外、山間部でも各車両自身で判断することができる。
上述した例においては、自車の進行方向の所定距離(例えば300m)内の前後範囲における凸エリアでの他車の存在を判断する(図3及び図4)、自車の進行方向に対し所定距離(例えば300m)内の左右範囲(交差方向)における凸エリアでの他車の存在を判断する(図5及び図6)ようにしたが、図4と図6のフローチャートを組み合わせることで、自車に対する前後左右の高低情報から凸エリアを判断しても良い。
1…運転支援装置、 2…無線通信機(送受信手段)、 3…GPS受信機、 4…センサ、 6…出力装置、 10…自車状態検知部、 11…地図情報記憶部(地図情報記憶手段)、 12…情報付与判断部(情報付与判断手段)、 15…他車状態検知部、 17…運転支援レベル判定部、 19…出力装置制御部、 51…主ノード(交差点ノード)、 52…補助ノード(形状補間点)、 53…リンク。

Claims (7)

  1. 自車から自車の位置情報を送信するとともに、他車の位置情報を受信する送受信手段(2)を備えた車両用無線通信システムにおいて、
    前記無線通信システムは、
    地形の高さ情報を含む地図データを予め記憶する地図情報記憶手段(11)と、
    当該地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さ情報に基づいて、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信するか否かを判断する情報付与判断手段(12)を備え、
    前記情報付与判断手段(12)は、前記地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さの情報のうち、周囲に対して凸状となるエリアに自車が存在すると判断した場合に、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与し、前記送受信手段によって送信を行うとともに、凸状となるエリアに自車が存在しないと判断した場合には、前記自車の位置情報のみを前記送受信手段によって送信するとともに、
    前記凸状となるエリアは、凸状の頂部から所定距離の範囲で設定され、
    前記凸状となるエリアに複数の車両が存在するときに、当該凸状となるエリア内に存在する複数の車両のうち、最も高所に位置する車両を判別し、
    当該最も高所に位置する車両が前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信を行う
    ことを特徴とする車両用無線通信システム。
  2. 前記情報付与判断手段(12)は、前記自車の高さ位置が周囲の地形の高さに比して所定以上の差がある場合に、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信を行う請求項1に記載の車両用無線通信システム。
  3. 前記情報付与判断手段(12)は、前記自車の進行方向に対して前後方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、取得された高さ情報に基づいて、凸状となるエリアに自車が存在するか否かを判断する請求項1又は請求項2に記載の車両用無線通信システム。
  4. 前記情報付与判断手段(12)は、自車が交差点付近を走行している場合に、前記自車の進行方向に対して左右方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、進行方向に対して前記前後方向の高低差、又は左右方向の高低差に基づいて、凸状となるエリアに自車が存在するか否かを判断する請求項3に記載の車両用無線通信システム。
  5. 自車から自車の位置情報を送信するとともに、他車の位置情報を受信する送受信手段(2)を備えた車両用無線通信システムにおいて、
    前記無線通信システムは、
    地形の高さ情報を含む地図データを予め記憶する地図情報記憶手段(11)と、
    当該地図情報記憶手段(11)に記憶された地形の高さ情報に基づいて、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与して送信するか否かを判断する情報付与判断手段(12)を備え、
    前記情報付与判断手段(12)は、自車がカーブを走行している場合に、前記自車の進行方向に対して左右方向の高低差を前記地図情報記憶手段(11)から取得し、カーブの内側が自車の高さ位置より高いと判断した場合は、前記自車の位置情報に前記受信した他車の位置情報を付与し、前記送受信手段によって送信を行うとともに、カーブの内側が自車の高さ位置より低いと判断した場合は、前記自車の位置情報のみを前記送受信手段によって送信する
    ことを特徴とする車両用無線通信システム。
  6. 前記地図情報記憶手段(11)に記憶される地図情報は、点で表現されるノードデータ(51)(52)と、当該ノードデータ間を繋ぐ線分で表現されるリンク(53)とを含み、前記地形の高さ情報は、前記ノードデータ(51)(52)に反映される請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用無線通信システム。
  7. 前記ノードデータは、交差点を表現する交差点ノード(51)と、前記リンク中の所定間隔ごとに設けられてリンク形状を表現する形状補間点(52)とを含み、前記地形の高さ情報は、前記交差点ノード(51)と形状補間点(52)に反映される請求項6に記載の車両用無線通信システム。
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