JP5494706B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP5494706B2
JP5494706B2 JP2012061369A JP2012061369A JP5494706B2 JP 5494706 B2 JP5494706 B2 JP 5494706B2 JP 2012061369 A JP2012061369 A JP 2012061369A JP 2012061369 A JP2012061369 A JP 2012061369A JP 5494706 B2 JP5494706 B2 JP 5494706B2
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Description

本発明は、遊技機に関るものである。
従来より、パチンコ遊技機には、遊技盤を設けた前面枠に対して開閉可能な前飾り枠或
いは上皿板等と称される開閉枠がガラス扉枠の下方に別体で設けられ、その前飾り枠に、
賞球として払い出された遊技球や遊技者により投入された遊技球を貯留して発射装置へ供
給する上皿が設けられていた(例えば、特許文献1参照。)。
一方、図12に示す従来のパチンコ機201では、遊技領域を従来よりも拡大すると共
に、遊技領域を臨む略円形の窓部241が設けられたガラス扉枠204下部に上皿254
が一体的に設けられている。そして、図13に示すように、払出し口245より上皿25
4の貯留部254aに払い出された遊技球Bはガラス扉枠204寄りに案内され、流路が
徐々に狭まり且つガラス扉枠204に沿って左右に延設された直線部254fを有する整
流部254eで一列に整列され、供給口穴249より図示しない発射装置へ流下する。ま
た、パチンコ機201は、プリペイドカードの読み出し及び書き込み機能を備えたカード
ユニット20が接続されて内部の遊技球払い出し機構を利用して遊技球の貸し出しを行う
CR機と称されるパチンコ遊技機であり、図12に示すように、遊技球の貸し出しに関す
る操作を行うための貸球操作部246が設けられている。
特開平6−315563号公報
述した従来のパチンコ機201では窓部241の上下方向におけるサイズや配置が、ガラス扉枠204の窓部241下方に設けられた上皿254によって制約される。
解決しようとする課題は、遊技機の前面に設けられる部材の大きさや配置の自由度を向上することができるようにした遊技機を提供することである。
請求項1記載の遊技機は、
遊技球を媒体として所定の遊技が実行されると共に遊技球を賞球として払出すように構成された本体と、その本体より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部と、前記本体より払い出された遊技球を前記貯留部へ流入させる流入部と、前記貯留部に貯留された遊技球を前記本体側へ供給する供給部と、を備えた遊技機において、
前記流入部は、前記貯留部の左右方向における一方側に設けられ、
前記供給部は、前記流入部に対して前記一方側とは逆の他方側に離間して設けられ、
前記貯留部には、前記流入部より前記貯留部に流入した遊技球を、前記流入部に対して遊技機前側を経由しつつ前記他方側に流下させる第1領域と、
該第1領域の下流側に対して、遊技機後側に配置されて連続し、前記第1領域における遊技球の流下方向とは逆方となる前記一方側へ遊技球を1列に整列させた状態で流下させ、前記供給部が下流端側に設けられる第2領域と、が設けられ、
前記第1領域における上流側の一部と、前記第2領域との間には、上側が開放された空間部が形成され、該空間部を介して遊技者によって視認可能な設置領域に所定の部材が設置されている
本発明によれば遊技機の前面に設けられる材の大きさや配置の自由度向上することができる
第一の実施形態としてのパチンコ機の正面側における斜視図である。 (a)は上皿の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)におけるC線矢視方向における貸球操作部の正面図である。 パチンコ機の背面側における斜視図である。 ガラス扉枠を開放した状態における前面枠、遊技盤等を示す正面図である。 ガラス扉枠を示す背面図である。 上皿における遊技球の流れを示す説明図である。 第二の実施形態としてのパチロット機を示す正面図である。 (a)は第一の実施形態の第1の変形例における上皿の平面図、(b)は(a)の上皿における遊技球の流れを示す説明図である。 (a)は第一の実施形態の第2の変形例における上皿の平面図、(b)は(a)の上皿における遊技球の流れを示す説明図である。 (a)は第一の実施形態の第3の変形例における上皿の平面図、(b)は(a)の上皿における遊技球の流れを示す説明図である。 (a)は第一の実施形態の第4の変形例における上皿の平面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 従来例のパチンコ機の正面側における斜視図である。 (a)は従来例のパチンコ機の上皿の平面図、(b)は(a)の上皿における遊技球の流れを示す説明図である。
以下、本発明の遊技機を具体化した各実施形態について説明する。最初に、第一の実施
形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」と称する)1について説明する。
パチンコ機1は、内部の遊技球払い出し機構を利用して遊技球の貸し出しを行うCR機と
称されるタイプのパチンコ機であり、図1に示すように、カードユニット20が隣接配置
され且つ電気的に接続されている。カードユニット20は、予め金額情報が記録されたプ
リペイドカードを投入可能なカード投入口21を有し、プリペイドカードから金額情報の
読み出し及び書き込みが可能となっている。
パチンコ機1は、図1乃至図5に示すように、外枠2と、その外枠2の前部に設けられ
外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3とを備えている。外枠2は、パチンコ
機1のベースとなる枠であり、板材により全体として矩形状に構成されている。尚、本実
施の形態では、外枠2は木製であって、上下方向の長さは808mm、左右方向の長さは
520mmとなっている。また、前面枠3は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン)樹脂により構成されている。前面枠3の開閉軸線はパチン
コ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されている。尚、外枠2は樹脂によ
り構成されていてもよく、あたかも外枠2及び前面枠3が一体物に見えるように構成され
ていてもよい。
前面枠3には、後述する下皿ユニット51を除く前面枠3の前面側を覆うように、ガラ
ス扉枠4が開閉自在に設けられている。尚、ガラス扉枠4が本発明の開閉枠を構成するも
のであり、後述する上皿54を除いて外枠2,前面枠3及びガラス扉枠4を含むパチンコ
機1のすべての構成部材が本発明の本体を構成するものである。また、ガラス扉枠4の開
閉軸線(軸支部)もパチンコ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されてい
る。詳しくは、ガラス扉枠4の背面図である図5に示すように、ガラス扉枠4の裏側から
見て右側の上端部付近に回動軸91が設けられ、図5に示すように前面枠3の正面から見
て左側の上端部付近には回動軸91が嵌め込まれる軸受部92が設けられている。また、
軸受部92の下方には、上方に突出する突回動軸93が設けられ、ガラス扉枠4の下側面
には、前記回動軸91の下方位置において、前記突回動軸93を嵌め込むための図示しな
い軸受凹部が設けられている。そして、突回動軸93を前記軸受凹部に嵌め込み、回動軸
91を軸受部92に嵌め込むことによって、ガラス扉枠4が軸支され開閉可能となる。こ
のように本実施の形態では、回動軸91と突回動軸93を結ぶ線がガラス扉枠4の開閉軸
線として設定されている。
また、ガラス扉枠4には、裏側から一対のガラス42が並行して取り付けられている。
ガラス扉枠4の左右方向の長さは、前面枠3とほぼ同等であり、そのガラス扉枠4によっ
て前面枠3下部に設けられた下皿ユニット51を除く殆どの部分が覆われるようになって
いる。
前記前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に
装着されている。なお、遊技盤5は、その周縁部が前面枠3の裏側に当接した状態で取り
付けられており、図4では、遊技盤5の前面部の略中央部分だけが前面枠3の前面側に露
出した状態となっている。この遊技盤5の上下方向の長さは476mm、左右方向の長さ
は451mmとなっている。また、遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複
数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー6、可変入賞装置7、
作動チャッカー8、可変表示装置9、スルーチャッカー10等が配設されている。本実施
の形態における可変表示装置9は、液晶表示部と、当該液晶表示部の周囲に配設されたセ
ンターフレームと、液晶表示部における表示制御を実行するための表示制御基板とを備え
ている。
尚、表示制御基板を含む各種の制御基板は、図3に示すように、遊技盤5の背面側に設
けた透明樹脂製の裏パック5aによって覆われている。また、パチンコ機1の主制御を行
うメイン基板はメイン基板ボックス5bに、入賞による遊技球の払い出しやカードユニッ
ト20からの貸し出し要求に基づいて遊技球の払い出しを行う払出ユニット5d及び遊技
球の発射を行う発射装置31の制御を行う払出発射制御基板は払出発射制御基板ボックス
5cにそれぞれ収納されている。
可変表示装置9の液晶表示部には、例えば左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表
示列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄
列毎にスクロールされるように表示画面に可変表示されるようになっている。
また、可変入賞装置7は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態にな
っている。より詳しくは、作動チャッカー8に対し遊技球Bが入賞することに基づいて、
可変表示装置9の液晶表示部の図柄が可変表示される。そして、確定された図柄の組合わ
せが予め設定した特定の図柄の組合わせとなったこと、ここでは停止した図柄が特定の組
み合わせであることを必要条件に特別遊技状態が発生し、可変入賞装置7の大入賞口が所
定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやす
い状態(大当り状態)になるよう構成されている。なお、周知のとおり、前記一般入賞口
6、可変入賞装置7、作動チャッカー8に遊技球Bが入賞することに基づいて、後述する
上皿54(場合によっては下皿53)に対し所定数の景品球が払い出されるようになって
いる。また、遊技盤5には、遊技球Bの落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘
が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
さて、前記前面枠3は、外形が前記外枠2とほぼ同一形状をなす樹脂ベース11と、こ
の樹脂ベース11の最内周側に位置し略円弧状をなすよう一体形成された内レール12と
、主として図の左側の内レール12に対し所定間隔を隔てて前記樹脂ベース11に一体形
成された外レール13とを備えている。これら内レール12及び外レール13は遊技球発
射ハンドル52の回動操作に基づき発射装置31から発射された遊技球Bを遊技盤5上部
へ案内する発射路としての役割を主として果たすものである。従って、内レール12と外
レール13とが並行する部分(向かって左側の部分)によって、誘導レールが構成される
こととなる。
前記内レール12の下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口2
5が形成されている。そして、遊技盤5の下部に落下した遊技球の多くは、このアウト口
25を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。このような構成
の下、前面枠3の内周側の窓孔によって主として遊技領域の外延が確定されており、前面
枠3に対し遊技盤5が装着された状態にあっては、内レール12及び外レール13が遊技
盤5に当接又は近接した状態となる。そして、発射装置31により発射された遊技球Bは
、主として外レール13によって遊技盤5の上部へと案内される。また、遊技盤5には、
遊技球の払い出しを行う払出口32が設けられ、この払出口32に連通するようにガラス
扉枠4側に払出口45が設けられている(図4及び図5参照)。
次に、遊技領域について説明する。本実施の形態では、遊技領域を、パチンコ機1の正
面から見て、内レール12及び外レール13によって囲まれる領域のうち、内外レール1
2,13の並行部分である誘導レールの領域を除いた領域としている。また、パチンコ機
1において、外レール13の最上部地点から遊技盤5下部までの間の距離は462mm、
外レール13の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は449mmとなっ
ている。また、内レール12の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は4
32mmとなっている。
ここで、ガラス扉枠4について説明する。ガラス扉枠4には、前記遊技領域の殆どを外
部から視認することができるように略楕円形状の窓部41が形成されている。具体的には
、前記窓部41は、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲した形
状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。本実施の形態に
おいて、前記窓部41の上端(外レール13の最上部、遊技領域の上端)と、ガラス扉枠
4の上端との間の距離(いわゆる上部フレーム部分の上下幅)は50mmとなっており、
85mm〜95mm程度上部フレーム幅がある従来技術に比べ、著しく短くなっている。
なお、上記距離は、80mm以下であることが望ましく、より望ましくは70mm以下で
あり、さらに望ましくは60mm以下である。勿論、所定の強度が確保できるのであれば
、50mm以下であっても差し支えない。
また、窓部41の左端と、ガラス扉枠4の左端との間の最短距離(いわゆる左側部フレ
ーム部分の左右幅)は、ガラス扉枠4自体の強度及び支持強度を高めるために比較的大き
く設定されている。より詳しくは、図1及び図4を相互に比較すると明らかなように、ガ
ラス扉枠4が閉じられた状態において、外レール13の左側部は勿論、内レール12の左
側部も前記左側部フレーム部分によって覆い隠される。すなわち、誘導レールの一部が覆
い隠される。このように遊技球Bが一時的に視認困難となったとしても、それは、遊技球
Bが遊技領域に案内される通過点に過ぎず、遊技者が主として遊技を楽しむ遊技領域にお
いて遊技球Bが視認困難となるわけではない。そのため、実際の遊技に際しては何ら支障
が生じない。また、このような支障が生じない一方で、ガラス扉枠4の十分な強度及び支
持強度が確保可能となっている。ちなみに、外レール13の左端位置と外枠2の左端位置
との左右方向の距離は21mm、遊技領域の右端位置(内レール12の右端位置)と外枠
2右端位置との左右方向の距離は44mmとなっている。また、ガラス扉枠4には、図5
に示すように、その左右フレーム部分の裏側において、そのガラス扉枠4を補強するため
の例えば金属製の補強部材43,44が取り付けられている。
併せて、図1及び図4に示すように、ガラス扉枠4の存在していない前面枠3下部は、
例えばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂よりなる下皿ユニット5
1となっている。下皿ユニット51の右下部からは、遊技球発射用ハンドル52が手前側
に延設されている。また、下皿ユニット51のほぼ中央部には球受け皿としての景品球払
出用の下皿53が設けられている。さらに、下皿ユニット51には下皿53の左側に隣接
して灰皿56が設けられている。
これに対し、ガラス扉枠4における窓部41下方の下部フレームには、上皿54が一体
的に設けられている。上皿54は、合成樹脂を成形することによって製造され、ガラス扉
枠4の払出し口45より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留す
る貯留部54a、払出し口45より払い出された遊技球を貯留部54aへ流入させる流入
口54l、及び貯留部54aに貯留された遊技球をガラス扉枠4の供給穴49を通して発
射装置31側へ供給する供給口54rを有し、流入口54l及び供給口54rの後端面に
おいてガラス扉枠4にビス等を用いて取り付け固定されている。
上皿54の貯留部54aは、流入口54l及び供給口54rに連続する底面部54bと
、底面部54bの周囲を取り囲むように立設された前壁部54cと、底面部54bを挟ん
で前壁部54cと対向するように流入口54lと供給口54rとの間に立設され且つ前壁
部54c側へ凸状となるようにに湾曲形成された後壁部54dとを有している。底面部5
4bは、左右方向に細長く且つガラス扉枠4から前方へ張り出すように形成されている。
また、底面部54b後部の流入口54lと供給口54rとの間には前方側へ凹状をなす凹
状輪郭部54uが形成され、上述した後壁部54dは凹状輪郭部54uに沿って立設され
ている。後壁部54dは、左右方向中央部でガラス扉枠4より数十mm程度(例えば、3
0〜50mm)前方側へ離間しており、後壁部54dとガラス扉枠4との間に空間部54
hが形成される構造となっている。尚、図2(a)では、上皿54が取り付けられるガラ
ス扉枠4を点線で示している。
貯留部54aには、後壁部54dの右側に、遊技球を一列に整列させて供給口54rよ
り供給穴49を通して発射装置31側へ流下させる整流部54eが設けられている。整流
部54eには、後述する直線部54fを挟んで前壁部54c及び後壁部54dに遊技球を
直線部54fへ誘導するための傾斜壁54kがそれぞれ形成されており、前壁部54cと
後壁部54dとの間隔が徐々に狭まる構造となっている。整流部54eには、底面部54
b上で前後方向に延設され且つ前方側から供給穴49の位置する後方側に向かって下り傾
斜する直線部54fが設けられ、この直線部54fの底面に細長い長方形状の金属板54
mが装着されている。金属板54mは、遊技球の流れをスムーズにする機能、底面を補強
して摩擦による削れを防止する機能、ノイズを防止する機能等を有している。また、金属
板54mの下流端側には球抜き穴54jが形成されている。この球抜き穴54jは、通常
の状態において直線部54fの底面裏側をスライド自在に設けられる開閉弁54iによっ
て閉塞されており、開閉弁54iが前壁部54cに設けられる球抜きレバー54gの操作
により移動されたときに、球抜き穴54jが開放されて貯留部54a内に貯留されていた
遊技球を図示しない球抜き通路を介して下皿53に移動せしめるものである。
ここで、上皿54の貯留部54aにおける遊技球Bの流れについて、図6を参照しつつ
説明する。遊技球Bは、払出口45より払い出されると流入口54lより貯留部54a内
に流入し、緩やかに右下がりに傾斜する底面部54bと、前壁部54c及び後壁部54d
とに案内されて貯留部54a右側の供給口54rへ向かって転動して整流部54eに到達
する。また、遊技者によって遊技球Bが貯留部54a内へ投入された場合も、同様に、底
面部54b等に案内されて転動して整流部54eへ到達する。そして、遊技球Bは整流部
54eの直線部54fを挟んで両側に設けられた傾斜壁54kによって誘導されて一列に
整列されると共に、直線部54f上を下り傾斜する後方側(ガラス扉枠4側)へ転動して
金属板54mの下流端より供給穴49へ流下する。供給穴49から球送り装置48へ供給
された遊技球は、1個ずつ発射レール33に導かれ、発射装置31によって発射される。
ガラス扉枠4の窓部41下方において空間部54hを挟んで上皿54の後壁部54dに
対向する領域には、遊技球の貸し出し関する操作を行うための貸球操作部46が設けられ
ている。貸球操作部46は、図2(c)に示すように、遊技球の貸し出し可能状態をラン
プによって示す貸出ボタンランプ46a、遊技球の貸し出しを行うための貸出ボタン46
b、プリペイドカードの返却を行うための返却ボタン46c、プリペイドカードの残り度
数を表示する度数表示LED46dとを備えている。尚、図2(c)は、図2(b)にお
けるC線矢視方向における図である。遊技者側を基準としたとき、貸出ボタン46b及び
返却ボタン46cは後壁部54dよりも奥に位置するため、遊技者が上皿54上で手を移
動する際等に誤って貸出ボタン46b又は返却ボタン46cに触れて遊技球の貸し出し又
はプリペイドカードの返却が行われることが防止される。また、遊技者は、斜め上方から
貸球操作部46を見ることができるので、度数表示LED46dにおける残り度数を確認
することができ、貸出ボタン46b、返却ボタン46cを操作する際には、空間部54h
上部に手を差し込むようにしてこれらのボタン46b、46cを押下することができる。
ガラス扉枠4の周囲(例えばコーナー部分や窓部41の周縁)には、各種ランプ、LE
D等の発光手段を備えた電飾部材62が設けられている。これら電飾部材62は、大当り
時や所定のリーチ時等の遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光手段の発光態様
が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすようになっている。特に、本実施
形態では、窓部41の真下部分を含む窓部41周縁全周に亘って電飾部材62が配置され
ているため、極めて効果的な演出を行うことが可能となっている。勿論、これら電飾部材
62を、遊技盤5に設ける構成(コーナー飾りと称される電飾部材62を遊技盤5のコー
ナー部等に配設する)としてもよいし、場合によっては前面枠3に設ける構成としてもよ
い。更には、前後一対のガラス42間に配設する構成としてもよい。
また、周知のとおり、前面枠3が外枠2に対し閉じられると自動的にロックがかかるよ
うになっており、所定のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになって
いる。同様に、ガラス扉枠4が前面枠3に対し閉じられると自動的にロックがかかり、別
途のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。このようにロ
ック及びロック解除を行うためのロック機構が前面枠3の右下部、つまり下皿ユニット5
1の右端部に設けられている。ロック機構には、鍵穴を有するキーシリンダ(解除キー)
55、前面枠3及び外枠2間でのロック及び解除を行うための第2ロック機構が含まれる
。本実施の形態では、最も幅狭で、遊技領域の拡張を阻害する前面枠の右中央部ではなく
、比較的にスペースにゆとりのある前面枠3の右下部に、キーシリンダ55をはじめとす
る上記ロック機構(特にキーシリンダ55)が配設されている。換言すれば、キーシリン
ダ55は、遊技領域の最大幅となる位置を避けて配置されている。このような構成により
、遊技領域の拡張をより容易且つ確実に図ることができる。
勿論、最も幅狭な部分以外であれば、上記以外の部位に設けてもよく、例えば、前面枠
3の右上部に設けるような構成としてもよい。また、上記例では、第1ロック機構及び第
2ロック機構をキーシリンダ55でともにロック状態を解除可能としたが、それぞれの解
除のためのキーシリンダを別体で設けることとしてもよい。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、パチンコ遊技機1におい
て、上皿54の貯留部54aの一部をガラス扉枠4より離間して形成することによって貯
留部54aとガラス扉枠4との間に空間部54hを形成したので、当該空間部54hを各
種部材(上記実施形態では、貸球操作部46)の設置領域等として活用することができる
。よって、ガラス扉枠4の前面に設けられる各種部材の大きさや配置の自由度が大幅に向
上される。
また、貯留部54aの後端で左右に離間して設けられた流入口54lと供給口54rと
の間に空間部54hを形成したので、空間部54hのサイズを大きくして各種部材の設置
領域等をより大きく確保することができる。また、空間部54hが貯留部54aの左右方
向中央に形成されているので、貯留部54aを構成する樹脂部材において左右均等な強度
を確保することができる。また、貯留部54aの全体形状が流入口54l側と供給口54
r側とを両端とし且つ前方側へ湾曲するアーチ状に形成されているので、アーチ形状の内
周側部分となる貯留部54aとガラス扉枠4との間に確実に空間部54hを形成すること
ができる。
また、貯留部54aに設けられた整流部54eにおいて前壁部54cと後壁部54dと
の間隔が徐々に狭まっているので、貯留された遊技球を一列に整列させて供給口54rよ
り発射装置31側へ流下させることができる。整流部54eに遊技球誘導用の傾斜面54
kが形成されているので、遊技球が確実に一列に整列され且つ供給口54rに向かって誘
導される。特に、遊技球誘導用の傾斜面54kが前壁部54c側だけでなく、後壁部54
d側にも形成されているので、遊技球が後壁部54d側で滞ることなく供給口54rに向
かって誘導される。
また、整流部54eは、底面部54b上で前後方向に延設され且つ前方側から供給口5
4rが設けられる後方側に向かって下り傾斜する直線部54fを備えている。よって、流
入口54lから底面部54b上に流入した遊技球は、前壁部54c側へ凸状に形成された
後壁部54dを迂回して供給口54rへ向かう経路に沿って転動し、整流部54eの直線
部54fにおいて一列に円滑に整列されて供給口54rより発射装置31側へ確実に流下
する。
次に、本発明の第二の実施形態について、図7を参照しつつ説明する。第二の実施形態
は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、各回転リールの回転停止時の
図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット遊技機(以下
、単に「パチロット機」と称する)である。本実施形態のパチロット機101は、図7に
示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された図示しない複数(3
個)の回転リールが収容される本体枠120と、本体枠120の前面を覆うように開閉可
能に取り付けられ、各回転リールの図柄を視認可能な表示窓163を設けた合成樹脂製の
フロントパネル160とを備えている。また、パチロット機101には、上述した第一の
実施形態と同様に、カードユニット20が隣接配置され且つ電気的に接続されている。
また、フロントパネル160には、装飾ランプ162、前方へ突出する台状に形成され
た上皿154、払い出された遊技球又は上皿154より誘導された遊技球を受けて貯留す
る下皿170等が設けられている。上皿154の上面には、各回転リールの回転停止時の
図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じてフロントパネル160の払出し口145より払
い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部154a、払出し
口145より払い出された遊技球を貯留部154aへ流入させる流入口154l、及び貯
留部154aに貯留された遊技球をフロントパネル160の供給穴149を通して本体側
へ供給する供給口154rが設けられている。
上皿154の貯留部154aは、流入口154l及び供給口154rに連続する底面部
154bと、底面部154bの周囲を取り囲むように立設された前壁部154cと、底面
部154bを挟んで前壁部154cと対向するように流入口154lと供給口154rと
の間に立設され且つ前壁部154c側へ凸状となるように湾曲形成された後壁部154d
とを有している。底面部154bは、左右方向に細長く且つ本体側から前方へ張り出すよ
うに形成されている。また、底面部154b後部の流入口154lと供給口154rとの
間には前方側へ凹状をなす凹状輪郭部が形成され、上述した後壁部154dは凹状輪郭部
に沿って立設されている。後壁部154dは、左右方向中央部でフロントパネル160よ
り数十mm程度(例えば、30〜50mm)前方側へ離間しており、後壁部154dとフ
ロントパネル160との間に空間部154hが形成される構造となっている。
フロントパネル160において空間部154hを挟んで上皿154の後壁部154dに
対向する領域には、遊技球の貸し出し関する操作を行うための貸球操作部146が設けら
れている。貸球操作部146は、遊技球の貸し出し可能状態をランプによって示す貸出ボ
タンランプ146a、遊技球の貸し出しを行うための貸出ボタン146b、プリペイドカ
ードの返却を行うための返却ボタン146c、プリペイドカードの残り度数を表示する度
数表示LED146dとを備えている。遊技者側を基準としたとき、貸出ボタン146b
及び返却ボタン146cは後壁部154dよりも奥に位置するため、遊技者が上皿154
上で手を移動する際等に誤って貸出ボタン146b又は返却ボタン146cに触れて遊技
球の貸し出し又はプリペイドカードの返却が行われることが防止される。また、遊技者は
、斜め上方から貸球操作部146を見ることができるので、度数表示LED146dにお
ける残り度数を確認することができ、貸出ボタン146b、返却ボタン146cを操作す
る際には、空間部154h上部に手を差し込むようにしてこれらのボタン146b、14
6cを押下することができる。
また、前壁部154cの上面には、クレジットされている遊技球を投入するためのベッ
トスイッチ165や、クレジットされている遊技球を払い出すためのキャンセルスイッチ
166が設けられている。また、前壁部154cの前面は操作部164となっており、回
転リールの回転起動操作を行うスタートレバー167、及び左・中・右の回転リールにそ
れぞれ対応して設けられたストップスイッチ168が設けられている。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、パチロット遊技機101
は、上皿154の貯留部54aの一部をフロントパネル160より離間して形成すること
によって貯留部154aとフロントパネル160との間に空間部154hを形成したので
、当該空間部154hを各種部材(上記実施形態では貸球操作部146)の設置領域等と
して活用することができる。よって、フロントパネル160の前面に設けられる各種部材
の大きさや配置の自由度が大幅に向上される。
また、貯留部154aの後端で左右に離間して設けられた流入口154lと供給口15
4rとの間に空間部154hを形成したので、空間部154hのサイズを大きくして各種
部材の設置領域等をより大きく確保することができる。また、空間部154hが貯留部1
54aの左右方向中央に形成されているので、貯留部154aを構成する樹脂部材におい
て左右均等な強度を確保することができる。また、貯留部154aの全体形状が流入口1
54l側と供給口154r側とを両端とし且つ前方側へ湾曲するアーチ状に形成されてい
るので、アーチ形状の内周側部分となる貯留部154aとフロントパネル160との間に
確実に空間部154hを形成することができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で種々の変更を施すことが可能である。例えば、前記第一の実施形態では、上皿
54の後壁部54dとガラス扉枠4との間に形成された空間には、貸球操作部46を設け
た例を示したが、これには限られず、遊技領域の一部、電飾部材、貸球操作部、液晶表示
装置等の各種部材の設置スペースとして活用することが考えられる。
また、前記第一の実施形態では、ガラス扉枠4に上皿54が設けられる例を示したが、
ガラス扉枠の下方に別体で前面枠3に対して開閉可能な上皿板を設け、その上皿板に上皿
54を設ける構成のパチンコ機に対して本発明を適用してもよい。尚、本変形例において
、上皿板が本発明の開閉枠を構成するものである。或いは、第一の実施形態において、上
皿54を開閉枠としてのガラス扉枠4や上皿板に設けることなく、前面枠3に設ける構成
としてもよい。同様に、第二の実施形態では、上皿154を開閉枠としてのフロントパネ
ル160に設けることなく、本体枠120に設ける構成としてもよい。
また、前記第一の実施形態では、貯留部54aの整流部54eに直線部54fを前後方
向に設ける構成としたが、図8(a)に示す第1の変形例のように、ガラス扉枠4に対し
て斜め方向に延設され且つ前方側から後方側に向かって下り傾斜する直線部54nを設け
る構成としてもよい。本変形例によれば、図8(b)に示すように、遊技球Bは、払出口
45より払い出されると流入口54lより貯留部54a内に流入し、緩やかに右下がりに
傾斜する底面部54b,前壁部54c及び後壁部54dに案内され、前壁部54c側へ凸
状に形成された後壁部54dを迂回して供給口54rへ向かう経路に沿って転動して貯留
部54a右側の整流部54eに到達する。また、遊技者によって遊技球Bが貯留部54a
内へ投入された場合も、同様に、底面部54b等に案内されて転動して整流部54eへ到
達する。そして、遊技球Bは直線部54nの両側に設けられた傾斜壁54kによって誘導
されて一列に整列されると共に、直線部54n上を下り傾斜する後方側(ガラス扉枠4側
)へ転動して金属板54mの下流端より供給穴49へ流下する。
また、図9(a)に示す第2の変形例のように、底面部54b上で流入口54lから供
給口54rに至る曲線状の経路に沿って延設され且つ前方側から供給口54rが設けられ
る後方側に向かって下り傾斜する曲線部54oを設ける構成としてもよい。本変形例によ
れば、図9(b)に示すように、遊技球Bは、払出口45より払い出されると流入口54
lより貯留部54a内に流入し、緩やかに右下がりに傾斜する底面部54b,前壁部54
c及び後壁部54dに案内され、前壁部54c側へ凸状に形成された後壁部54dを迂回
して供給口54rへ向かう経路に沿って転動して貯留部54a右側の整流部54eに到達
する。また、遊技者によって遊技球Bが貯留部54a内へ投入された場合も、同様に、底
面部54b等に案内されて転動して整流部54eへ到達する。そして、遊技球Bは曲線部
54oの両側に設けられた傾斜壁54kによって誘導されて一列に整列されると共に、曲
線部54o上を下り傾斜する後方側(ガラス扉枠4側)へ転動して金属板54mの下流端
より供給穴49へ流下する。
また、図10(a)に示す第3の変形例のように、底面部54b上で供給口54rに対
して流入口54lとは反対側(右側)にて左右方向に延設され且つ供給口54rが設けら
れる左方向に向かって下り傾斜する直線部54pを設ける構成としてもよい。本変形例に
よれば、図10(b)に示すように、遊技球Bは、払出口45より払い出されると流入口
54lより貯留部54a内に流入し、緩やかに右下がりに傾斜する底面部54b,前壁部
54c及び後壁部54dに案内され、前壁部54c側へ凸状に形成された後壁部54dを
迂回して供給口54rへ向かう経路に沿って転動して貯留部54a右側の整流部54eに
到達する。また、遊技者によって遊技球Bが貯留部54a内へ投入された場合も、同様に
、底面部54b等に案内されて転動して整流部54eへ到達する。そして、遊技球Bは直
線部54pの両側に設けられた傾斜壁54kによって誘導されて一列に整列されると共に
、直線部54p上を下り傾斜する左側へ転動して金属板54mの下流端より供給穴49へ
流下する。
また、前記第一実施の形態では、上皿54の後壁部54dと対向するガラス扉枠4上を
部品設置領域として活用した例を示したが、後壁部54dとガラス扉枠4との間に形成さ
れた空間部54hの上面を塞ぐカバー部材を設け、そのカバー部材を各種部材の設置領域
等として活用するように構成してもよい。例えば、第4の変形例では、図11(a)及び
(b)に示すように、空間部54hの上面を樹脂製のカバー部材47で塞ぎ、このカバー
部材47上に貸球操作部46を設ける構成としたものである。本変形例においても、ガラ
ス扉枠4の前面に設けられる各種部材の大きさや配置の自由度が大幅に向上される。尚、
前記第二の実施形態に対しても本変形例と同様に空間部154hの上面を塞ぐカバー部材
を設け、そのカバー部材を各種部材の設置領域等として活用するように構成してもよい。
(付記)
上述した実施形態から、以下に示す本発明の各手段を抽出することができる。以下、各
手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.遊技球を媒体として所定の遊技が実行されると共に遊技球を賞球として払出すよう
に構成された本体と、その本体より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技
球を貯留する貯留部、前記本体より払い出された遊技球を前記貯留部へ流入させる流入口
、及び前記貯留部に貯留された遊技球を前記本体側へ供給する供給口を有する上皿と、を
備えた遊技機において、
前記上皿の貯留部の一部を前記本体より離間して形成することによって前記貯留部と前
記本体との間に空間部を形成したことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、上皿の貯留部の一部を本体より離間して形成することによって貯留部
と本体との間に空間部を形成したので、当該空間部を各種部材の設置領域等として活用す
ることができる。よって、遊技機の前面に設けられる各種部材の大きさや配置の自由度が
大幅に向上される。
2.前記流入口及び前記供給口は、前記貯留部の後端で左右に離間して設けられ、前記
空間部は、前記流入口と前記供給口との間に形成されたことを特徴とする手段1に記載の
遊技機。
手段2によれば、貯留部の後端で左右に離間して設けられた流入口と供給口との間に空
間部を形成したので、空間部のサイズを大きくして各種部材の設置領域等をより大きく確
保することができる。
3.前記空間部は、前記貯留部の左右方向中央に形成されたことを特徴とする手段2に
記載の遊技機。
手段3によれば、空間部が貯留部の左右方向中央に形成されているので、貯留部におい
て左右均等な強度を確保することができる。
4.前記貯留部の全体形状が、前記流入口側と前記供給口側とを両端とし且つ前方側へ
湾曲するアーチ状に形成されたことを特徴とする手段2又は3に記載の遊技機。
手段4によれば、貯留部の全体形状が流入口側と供給口側とを両端とし且つ前方側へ湾
曲するアーチ状に形成されているので、アーチ形状の内周側部分となる貯留部と本体との
間に確実に空間部を形成することができる。
5.前記貯留部は、前記流入口及び前記供給口に連続する底面部と、その底面部の周囲
を取り囲むように立設された前壁部と、前記底面部を挟んで前記前壁部と対向して立設さ
れ且つ前記前壁部側へ凸状に形成された後壁部とを備えたことを特徴とする手段1乃至4
のいずれかに記載の遊技機。
手段5によれば、底面部を挟んで前壁部と対向して立設された後壁部が前壁部側へ凸状
に形成されて、後壁部と本体との間に確実に空間を形成することができる。
6.前記貯留部には、前記前壁部と前記後壁部との間隔が徐々に狭まり、遊技球を一列
に整列させて前記供給口より本体側へ流下させる整流部が設けられたことを特徴とする手
段5に記載の遊技機。
手段6によれば、貯留部に設けられた整流部において前壁部と後壁部との間隔が徐々に
狭まっているので、貯留された遊技球を一列に整列させて供給口より本体側へ流下させる
ことができる。
7.前記整流部を構成する前記前壁部及び前記後壁部の少なくとも一方に遊技球誘導用
の傾斜面が形成されたことを特徴とする手段6に記載の遊技機。
手段7によれば、整流部を構成する前壁部及び後壁部の少なくとも一方に遊技球誘導用
の傾斜面が形成されているので、遊技球が確実に一列に整列され且つ供給口に向かって誘
導される。
8.前記遊技球誘導用の傾斜面が、前記前壁部及び前記後壁部の両方に形成されたこと
を特徴とする手段7に記載の遊技機。
手段8によれば、遊技球誘導用の傾斜面が前壁部だけでなく、後壁部にも形成されてい
るので、遊技球が後壁部側で滞ることなく供給口に向かって誘導される。
9.前記流入口及び前記供給口は、前記貯留部の後端で左右に離間して設けられ、前記
後壁部は、前記流入口と前記供給口との間に形成されたことを特徴とする手段6乃至8の
いずれかに記載の遊技機。
手段9によれば、貯留部の後端で左右に離間して設けられ流入口と供給口との間に底面
部を挟んで前壁部と対向して後壁部が立設され且つその後壁部が前壁部側へ凸状に形成さ
れているので、後壁部と本体との間に確実に空間が形成される。
10.前記整流部は、前記底面部上で前後方向に延設され且つ前方側から前記供給口が
設けられる後方側に向かって下り傾斜する直線部を備えたことを特徴とする手段9に記載
の遊技機。
手段10によれば、流入口から底面部上に流入した遊技球は、前壁部側へ凸状に形成さ
れた後壁部を迂回して供給口へ向かう経路に沿って転動し、底面部上で前後方向に延設さ
れ且つ前方側から供給口が設けられる後方側に向かって下り傾斜する整流部の直線部にお
いて一列に円滑に整列されて供給口より本体側へ確実に流下する。
11.前記整流部は、前記底面部上で前記供給口に対して前記払出口とは反対側にて左
右方向に延設され且つ前記供給口が設けられる方向に向かって下り傾斜する直線部を備え
たことを特徴とする手段9に記載の遊技機。
手段11によれば、流入口から底面部上に流入した遊技球は、前壁部側へ凸状に形成さ
れた後壁部を迂回して供給口へ向かう経路に沿って転動し、底面部上で供給口に対して払
出口とは反対側にて左右方向に延設され且つ供給口が設けられる方向に向かって下り傾斜
する整流部の直線部において一列に円滑に整列されて供給口より本体側へ確実に流下する
12.前記整流部は、前記底面部上で前記本体に対して斜め方向に延設され且つ前方側
から前記供給口が設けられる後方側に向かって下り傾斜する直線部を備えたことを特徴と
する手段9に記載の遊技機。
手段12によれば、流入口から底面部上に流入した遊技球は、前壁部側へ凸状に形成さ
れた後壁部を迂回して供給口へ向かう経路に沿って転動し、底面部上で本体に対して斜め
方向に延設され且つ前方側から供給口が設けられる後方側に向かって下り傾斜する整流部
の直線部において一列に円滑に整列されて供給口より本体側へ確実に流下する。
13.前記整流部は、前記底面部上で前記払出口から前記供給口に至る曲線状の経路に
沿って延設され且つ前方側から前記供給口が設けられる後方側に向かって下り傾斜する曲
線部であることを特徴とする手段9に記載の遊技機。
手段13によれば、流入口から底面部上に流入した遊技球は、前壁部側へ凸状に形成さ
れた後壁部を迂回して供給口へ向かう経路に沿って転動し、底面部上で払出口から供給口
に至る曲線状の経路に沿って延設され且つ前方側から供給口が設けられる後方側に向かっ
て下り傾斜する整流部の曲線部において一列に円滑に整列されて供給口より本体側へ確実
に流下する。
14.前記貯留部と前記本体との間に形成された前記空間部の上面を塞ぐカバー部材を
備えたことを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。
手段14によれば、貯留部と本体との間に形成された空間部の上面を塞ぐカバー部材を
備えているので、そのカバー部材を各種部材(例えば、操作スイッチを設けたパネル等)
の設置領域等として活用することができる。
15.前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする手段1乃至14のいずれ
かに記載の遊技機。
手段15によれば、パチンコ遊技機の前面に設けられる各種部材の大きさや配置の自由
度が大幅に向上される。
16.前記本体は、前面側へ開閉可能に設けられ且つ前記上皿が取り付けられる開閉枠
を備え、
前記上皿の貯留部の一部を前記開閉枠より離間して形成することによって前記貯留部と
前記開閉枠との間に空間部を形成したことを特徴とする手段15に記載の遊技機。
手段16によれば、上皿の貯留部の一部を開閉枠より離間して形成することによって貯
留部と開閉枠との間に空間部を形成したので、当該空間部を各種部材の設置領域等として
活用することにより、開閉枠に設けられる各種部材の大きさや配置の自由度が大幅に向上
される。
17.前記開閉枠は、遊技盤を臨む窓部にガラスが取り付けられたガラス扉枠であるこ
とを特徴とする手段16に記載の遊技機。
手段17によれば、上皿の貯留部とガラス扉枠との間に空間部が形成されているので、
当該空間部を各種部材の設置領域等として活用することにより、ガラス扉枠に設けられる
各種部材の大きさや配置の自由度が大幅に向上される。
18.前記開閉枠は、遊技盤を臨む窓部にガラスが取り付けられたガラス扉枠の下方に
て、そのガラス扉枠とは別体で設けられた上皿板であることを特徴とする手段16に記載
の遊技機。
手段18によれば、上皿の貯留部と上皿板との間に空間部が形成されているので、当該
空間部を各種部材の設置領域等として活用することにより、上皿板に設けられる各種部材
の大きさや配置の自由度が大幅に向上される。
19.前記遊技機は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、前記各回
転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出される
パチロット遊技機であることを特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の遊技機。
手段19によれば、パチロット遊技機の前面に設けられる各種部材の大きさや配置の自
由度が大幅に向上される。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
4 ガラス扉枠(開閉枠)
54 上皿
54a 貯留部
54b 底面部
54c 前壁部
54d 後壁部
54e 整流部
54f,54n,54p 直線部
54o 曲線部
54k 傾斜壁
54h 空間部
54l 流入口(流入部)
54r 供給口(供給部)
54u 凹状輪郭部
101 パチロット遊技機(遊技機)
154 上皿
154a 貯留部
154b 底面部
154c 前壁部
154d 後壁部
154h 空間部
154l 流入口
154r 供給口
160 フロントパネル(開閉枠)

Claims (2)

  1. 遊技球を媒体として所定の遊技が実行されると共に遊技球を賞球として払出すように構成された本体と、その本体より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部と、前記本体より払い出された遊技球を前記貯留部へ流入させる流入部と、前記貯留部に貯留された遊技球を前記本体側へ供給する供給部と、を備えた遊技機において、
    前記流入部は、前記貯留部の左右方向における一方側に設けられ、
    前記供給部は、前記流入部に対して前記一方側とは逆の他方側に離間して設けられ、
    前記貯留部には、前記流入部より前記貯留部に流入した遊技球を、前記流入部に対して遊技機前側を経由しつつ前記他方側に流下させる第1領域と、
    該第1領域の下流側に対して、遊技機後側に配置されて連続し、前記第1領域における遊技球の流下方向とは逆方となる前記一方側へ遊技球を1列に整列させた状態で流下させ、前記供給部が下流端側に設けられる第2領域と、が設けられ、
    前記第1領域における上流側の一部と、前記第2領域との間には、上側が開放された空間部が形成され、該空間部を介して遊技者によって視認可能な設置領域に所定の部材が設置されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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