JP5494140B2 - 投影装置、ledアレイ故障検知装置、投影制御方法及びledアレイ故障検知方法 - Google Patents

投影装置、ledアレイ故障検知装置、投影制御方法及びledアレイ故障検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、直列接続された複数のLEDを光源とする投影装置、LEDアレイ故障検知装置、投影制御方法及びLEDアレイ故障検知方法に関する。
複数のLED(発光ダイオード)を直列に接続して使用する機器が多く存在する。この種の機器では、一部のLEDが故障して開放または短絡が発生した場合、開放の発生は電流値により検知できるものの、短絡の発生は定電流回路では電流値により検知することができない。そこで、電圧値で検知することも考えられるが、LEDはフォワード電圧の個体差が大きく、複数のLEDが直列に接続されている場合には正確な検知が困難となる。
また、例えば後述する特許文献には、直列接続された複数のLED個々に対してFETによるスイッチを設け、各スイッチのオン/オフを制御することで、どのLEDが故障しているのかを判定する技術が記載されている。(特許文献1)
特開2007−327753号公報
しかしながら上記特許文献に記載された技術では、直列接続されたLEDの数だけ故障判定用の配線が必要となる。一般にこの種の機器では、光源とその駆動及び制御を行なう回路とが離間している場合が多く、それらの間を接続する配線数は極力少ない方が望ましい。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光源のLEDアレイに対する故障検知用の配線の数を極力少なくすることが可能な投影装置、LEDアレイ故障検知装置、投影制御方法、及びLEDアレイ故障検知方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイを複数具備して、それぞれ異なる色の光を発する上記各LEDアレイを定電流電源により時分割で発光駆動する光源と、画像信号を入力する入力手段と、上記入力手段で入力された画像信号に基づいて表示素子により画像を表示させ、上記光源から時分割で入光される複数色の光を上記表示素子で反射あるいは透過させてカラーの光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影手段と、上記各LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ並列接続した短絡スイッチング素子と、上記各LEDアレイ毎に設けられ、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較する比較手段と、上記比較手段での比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数をそれぞれ検知する検知手段と、上記検知手段での検知結果に応じて上記光源及び上記投影手段の少なくとも一方の動作を可変制御する投影制御手段と
を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記投影制御手段は、上記検知手段で検知した、上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数に応じて、上記光源の各LEDアレイの発光時間、及び上記投影手段で表示素子に画像を表示させる時間を調整することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記投影制御手段は、上記光源の各LEDアレイの色バランスが一定となるように各LEDアレイの発光時間、及び上記投影手段で表示素子に画像を表示させる時間を調整することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイの故障を検知する装置であって、上記LEDアレイを発光駆動する定電流電源と、上記LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ並列接続した短絡スイッチング素子と、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較する比較手段と、上記比較手段での比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数を検知する検知手段とを具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイを複数具備して、それぞれ異なる色の光を発する上記各LEDアレイを定電流電源により時分割で発光駆動する光源、画像信号を入力する入力部、及び上記入力部で入力された画像信号に基づいて表示素子により画像を表示させ、上記光源から時分割で入光される複数色の光を上記表示素子で反射あるいは透過させてカラーの光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置での投影制御方法であって、上記各LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ短絡スイッチング素子を並列に接続し、上記各LEDアレイ毎に、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較し、上記比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数をそれぞれ検知し、上記検知結果に応じて上記光源及び上記投影部の少なくとも一方の動作を可変制御することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、定電流電源により発光駆動される、複数のLEDが直列接続されたLEDアレイの故障を検知する方法であって、上記LEDアレイを構成する個々のLEDに短絡スイッチング素子をそれぞれ並列に接続し、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較し、上記比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数を検知する検知することを特徴とする。
本発明によれば、LEDアレイを構成するLEDの数に関係なく、故障検知用の配線の数を各アレイ当たり2本のみと少なくすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置の機能回路の概略構成を示すブロック図。 同実施形態に係るLEDアレイ故障検知装置の回路構成を示す図。 同実施形態に係る電源投入当初に実行される各LEDアレイの検知処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係るLEDアレイの検知動作を説明する図 同実施形態に係る光源及び画像表示素子の動作タイミングを示すタイミングチャート。 同実施形態に係る光源及び画像表示素子の動作タイミングを示すタイミングチャート。
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の機能回路の概略構成を示すブロック図である。
このデータプロジェクタ装置10は入力部として、A/D変換部11、ビデオデコーダ12、及びUSB(Universal Serial Bus)インターフェイス(I/F)13を備える。
A/D変換部11は、D−sub15タイプのRGB入力端子を介してパーソナルコンピュータ等から入力されるアナログのRGB信号をデジタル化する。
ビデオデコーダ12は、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子を介して入力されるアナログのコンポジットビデオ信号をY/C分離した後にデジタル化する。
USBインターフェイス13は、例えばUSB−B端子を介して図示しないUSBケーブルで接続されるパーソナルコンピュータ等のUSBホスト機器からアイソクロナス転送で入力される動画のストリーミングデータを入力する。
上記入力部11〜13のいずれかで入力された画像信号は、システムバスSBを介して投影画像処理部14に送られる。
投影画像処理部14は、入力される画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、表示用のビデオメモリ15に適宜書込んだ後に、書込んだ画像信号をビデオメモリ15から読出して投影画像駆動部16へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて投影画像処理部14によりビデオメモリ15で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が読出されて投影画像駆動部16へ送られる。
投影画像駆動部16は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SLM)であるマイクロミラー素子17を表示駆動する。
このマイクロミラー素子17は、アレイ状に配列された複数、例えばWXGA(Wide eXtended Graphic Array)(横1280画素×縦800画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部18から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。この光源部18からの原色光が、ミラー19で全反射して上記マイクロミラー素子17に照射される。
そして、マイクロミラー素子17での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズ部20を介して、投影対象となる図示しないスクリーンに投影表示される。
光源部18は、赤色(R)光を発する発光ダイオード(以下「R−LED」と称する)アレイ21、緑色(G)光を発する発光ダイオード(以下「G−LED」と称する)アレイ22、及び青色(B)光を発する発光ダイオード(以下「B−LED」と称する)アレイ23を有する。
R−LEDアレイ21の発する赤色光は、ダイクロイックミラー24を透過した後、インテグレータ25で輝度分布が略均一な光束とされた後に上記ミラー19へ送られる。
G−LEDアレイ22の発する緑色光は、ダイクロイックミラー26で反射された後、上記ダイクロイックミラー24でも反射され、上記インテグレータ25を介して上記ミラー19へ送られる。
B−LEDアレイ23の発する青色光は、ミラー27で反射された後に上記ダイクロイックミラー26を透過し、その後に上記ダイクロイックミラー24で反射され、上記インテグレータ25を介して上記ミラー19へ送られる。
上記R−LEDアレイ21、G−LEDアレイ22、及びB−LEDアレイ23はいずれも、同色を発する複数のLEDを直列に接続して構成する。
上記ダイクロイックミラー24は、赤色光を透過する一方で、緑色光及び青色光を反射する。上記ダイクロイックミラー26は、緑色光を反射する一方で、青色光を透過する。
光源部18の各LEDアレイ21〜23の発光タイミングや駆動信号の波形等を投影光駆動部28が統括して制御する。投影光駆動部28は、投影画像駆動部16から与えられる画像データのタイミングと後述するCPU29の制御に応じて上記LEDアレイ21〜23の発光動作を制御する。
上記各回路の動作すべてをCPU29が制御する。このCPU29は、メインメモリ30及びプログラムメモリ31と直接接続される。メインメモリ30は、DRAMで構成され、CPU29のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ31は、電気的書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU29が実行する動作プログラムや各種定型データ、後述する画面サイズ判別表データ等を記憶する。
CPU29は、上記プログラムメモリ31に記憶されている動作プログラムやデータ等を読出してメインメモリ30に展開して記憶させた上で、当該プログラムを実行することにより、このデータプロジェクタ装置10を統括して制御する。
上記CPU29は、操作/表示部32からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
この操作/表示部32は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部及びインジケータ部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラからの赤外光を受光するレーザ受光部とを含む。操作/表示部32は、ユーザが本体のキー操作部またはリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU29へ出力する。
本体のキー操作部またはリモートコントローラには、具体的には、電源キー、入力切換キー、フォーカス・アップ/ダウン・キー、ズーム・アップ/ダウン・キー、メニューキー、カーソル(「↑」「↓」「←」「→」)キー、セットキー、キャンセルキー等が備えられる。
上記CPU29はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部33と接続される。音声処理部33は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部34を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
次いで図2により上記光源部18のLEDアレイ21〜23に対して投影光駆動部28が備えるLEDアレイ故障検知回路の構成を示す。
同図はそのうちの1つのLEDアレイ21(22,23)とそれに対する投影光駆動部28側の構成を示すもので、説明を簡略化するためにLEDアレイ21〜23がそれぞれ、直列接続された例えば4つのLED41A〜41Dにより構成されているものとする。
これらLEDの先頭に位置するLED41Dのカソードを接地すると共に、末尾に位置するLED41Aのアノードに投影光駆動部28側の定電流電源PSから電圧Vccを印加する。
これらLED41A〜41Dに対し、それぞれ並列にNPNタイプのトランジスタTr1〜Tr4を接続する。具体的には、例えばLED41AのアノードとトランジスタTr1のエミッタを接続し、LED41AのカソードとトランジスタTr1のコレクタを接続する。LED41B〜41DとトランジスタTr2〜Tr4についても同様の接続を施す。上記トランジスタTr1〜Tr4は、LED41A〜41Dに対する短絡スイッチング素子として設ける。
そして、上記トランジスタTr1〜Tr4の各ベースに対し、抵抗R1〜R4を介して検知用のベース電圧Vbを印加する。
上記LED41Aのアノードに印加される電位Vledをプラス入力、上記ベース電圧Vbをマイナス入力とするコンパレータ42を投影光駆動部28に設け、その比較出力Voutを上記CPU29へ送出する。
CPU29では、コンパレータ42の出力する比較出力Voutの内容によりLED41A〜41Dのうちで正常に機能しているものの数を検知する。換言すれば、このCPU29での検知結果とLEDアレイを構成するLED41A〜41Dの総数「4」とから、正常に機能しておらず、短絡を生じていると類推されるLEDの数を検知できる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図3は、このデータプロジェクタ装置10の電源オン当初に実行する初期設定の一部を抽出して示すもので、その制御はCPU29がプログラムメモリ31に記憶されている動作プログラムやデータ等を読出し、メインメモリ30に展開させた上で実行する。
その処理当初にCPU29は、まず光源部18のR−LEDアレイ21に対する呼称検知を行なう(ステップS101)。
具体的には、故障検知動作時に上記図2で示した検知電圧Vbを定電流電源PSの供給電圧Vccからのグラウンドレベルの「0」となるまで連続的に変化させる。
図4(A)は、上記LED41A〜41Dがすべて正常に機能していた場合を例示する。上記ベース電圧Vbが図示する如く電圧Vccから「0」まで直線状に変化する。
これに対して、電圧Vccを定電流で制御しており、且つLED41A(〜41D)のフォワード電圧Vfの値の方がトランジスタTr1(〜Tr4)の閾値電圧Vthより大きいことにより、電圧を印加するLED41Aのアノードにおける電圧Vledは、フォワード電圧Vf分だけ順次降下する階段状の波形となる。
したがって、それらの比較結果であるコンパレータ42の出力電圧Voutは、図4(A)に示す如く、正常に機能しているLEDの数4だけ矩形状の波形を有する。CPU29がこの矩形状波形部分の数をカウントすることで、正常なLEDの数「4」を把握できる。
これを換言すると、LED41A〜41Dを構成するLEDの数「4」が既知であるので、正常に機能していないLEDの数が「0(ゼロ)」であることとなる。
一方、図4(B)は、上記LED41A〜41D中の1つが短絡を生じ、正常に機能していない場合についての検知結果を示す。上記図4(A)の場合と同様にベース電圧Vbを図示する如く電圧Vccから「0」まで直線状に変化させる。
この場合、LED41A〜41D中で電圧印加側に位置するLED41Aのアノードにおける電圧Vledは、いずれか1つのLEDに短絡が生じているために図中に示すように上記電圧Vccよりも大幅に低い位置からスタートし、以後フォワード電圧Vf分だけ順次降下する階段状の波形となる。
したがって、それらの比較結果であるコンパレータ12の出力電圧Voutは、図4(B)に示す如く、正常に機能しているLEDの数3だけ矩形状の波形を有する。CPU29がこの矩形状波形部分の数「3」をカウントすることで、正常なLEDの数を把握できる。
これを換言すると、LED41A〜41Dを構成するLEDの数「4」が既知であるので、LED41A〜41D中で正常に機能していないLEDの数が「1」あることを示している。
上記R−LEDアレイ21に対する呼称検知を終えるとCPU29は、次いでG−LEDアレイ22、B−LEDアレイ23に対しても順次同様の故障検知を実行する(ステップS102,S103)。
以上、R−LEDアレイ21、G−LEDアレイ22、及びB−LEDアレイ23の夫々についての呼称検知を終えた結果に基づき、少なくとも1つのアレイに故障があったか否かを判断する(ステップS104)。
ここでいずれのLEDアレイ21〜23にも故障がないと判断した場合には、そのままこの初期設定としての図3の処理を終了し、通常の投影動作に移行する。
図5は、LEDアレイ21〜23のいずれにも故障がない正常な状態のマイクロミラー素子17での表示タイミングと各LEDアレイ21〜23での発光タイミングとを例示する図である。
ここでは、1画像フレームが赤色(R)画像用フィールド、緑色(G)画像用フィールド、及び青色(B)画像用フィールドの順で構成され、図5(B)〜図5(D)に示すようにR−LEDアレイ21、G−LEDアレイ22、及びB−LEDアレイ23が順次「1:1:1」の時間比で時分割発光駆動されている。
マイクロミラー素子17では、図5(A)に示すように各LEDアレイ21〜23での発光タイミングに同期して赤色(R)画像、緑色(G)画像、及び青色(B)画像を順次表示することで、その反射光による光像が投影レンズ部20により投影対象の図示しないスクリーンに投影される。
また、上記ステップS104でLEDアレイ21〜23の少なくとも1つに故障があると判断した場合には、各LEDアレイ21〜23の故障内容に応じた発光期間を算出し、その算出結果に基づいた設定を行なった上で(ステップS105)、この初期設定としての図3の処理を終了し、通常の投影動作に移行する。
図6は、G−LEDアレイ22及びB−LEDアレイ23には故障が生じていないものの、R−LEDアレイ21を構成する4個のLED41A〜41Dのうちの1つが故障し、正常に機能しているLEDの数が「3」である場合の設定例を示す。
ここでは、図6(B)〜図6(D)に示すようにR−LEDアレイ21、G−LEDアレイ22、及びB−LEDアレイ23が順次「1.2:0.9:0.9」の時間比で時分割に発光駆動するものとする。
すなわち、R−LEDアレイ21では発光輝度が元の「3/4」となっている状態で、元の「1.2」倍の発光期間となるため、このR画像期間における総発光量は(0.75×1.2=)0.9となり、4個のLED41A〜41Dのうちの1個が故障して光量が25%ダウンしているにも拘わらず、正常な場合の90%の光量で画像を投影できることとなる。
一方、G−LEDアレイ22及びB−LEDアレイ23では共に、発光輝度が正常な状態で、元の「0.9」倍の発光期間となるため、このG,B画像期間における総発光量は共に(1×0.9=)0.9となり、これらも正常な場合の90%の光量で画像を投影することとなる。
したがって、1画像フレーム中におけるR,G,Bの各発光量が等しくなり、色バランスを崩すことなく画像の投影を行なうことができる。
マイクロミラー素子17では、図6(A)に示すように各LEDアレイ21〜23での発光タイミングに同期して赤色(R)画像、緑色(G)画像、及び青色(B)画像を順次表示することで、その反射光による光像が投影レンズ部20により投影対象の図示しないスクリーンに投影される。
以上詳述した如く本実施形態によれば、LEDアレイを構成するLEDの数に関係なく、各LEDアレイ21〜23とも、故障検知用の配線の数を2本のみと最小限の数にしながら、アレイを構成しているLEDに故障が生じていることを確実に検知できる。
この点は、アレイを構成するLEDの数や、各LEDの動作特性の個体差等に影響を受けることなく、アレイ中のどのLEDが故障しているのかを特定することはできないものの、全体で何個のLEDが故障しているのかを確実に検知して把握することができることを示している。
そのため、本実施形態でデータプロジェクタ装置10に適用した場合に限らず、故障位置の特定等を行なう必要がないLEDアレイを用いる他の装置、例えば自動車のヘッドライトや交通信号機などでも、本発明を有効に活用することが可能となる。
また、上記図6で示したように故障の内容に応じて各LEDアレイ21〜23の発光期間を調整するようにしたことにより、色バランスを崩さない範囲内で最大限の発光量を確保して投影を実行できる。
なお、上記図3、図6では、故障の内容に応じて各LEDアレイ21〜23の発光期間を調整する場合について説明したが、例えばR−LEDアレイ21の発光量が25%ダウンしている場合に、それに合わせて緑色(G)画像の全画面の階調値、及び青色(B)画像の全画面の階調値をそれぞれ共に25%ダウンした値でマイクロミラー素子17の表示駆動を行なうものとすれば、発光タイミングの調整を行なうことなく、したがってマイクロミラー素子17での表示タイミングを変えることなく、且つ色バランスを崩さずに投影を実行できる。
なお、本実施形態は説明を簡易なものとするために、4つのLED41A〜41DからなるLEDアレイ21〜23を用いる場合について説明したが、上述した如く本発明はLEDの動作特性の個体差の影響を受けることなく正常に機能している個数を検知可能であるため、より多数、例えば数十〜数百オーダーのLEDでアレイが構成される場合にも有効であり、その際にも検知用の配線は最小数の2本のみで良いため、検知用の配線を大幅に減少した回路設計を実現できる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…A/D変換部、12…ビデオデコーダ、13…USBインターフェイス(I/F)、14…投影画像処理部、15…ビデオメモリ、16…投影画像駆動部、17…マイクロミラー素子、18…光源部、19…ミラー、20…投影レンズ部、21…R−LEDアレイ、22…G−LEDアレイ、23…B−LEDアレイ、24…ダイクロイックミラー、25…インテグレータ、26…ダイクロイックミラー、27…ミラー、28…投影光駆動部、29…CPU、30…メインメモリ、31…プログラムメモリ、32…操作/表示部、33…音声処理部、34…スピーカ部、41A〜41D…LED、42…コンパレータ、R1〜R4…抵抗、SB…システムバス、Tr1〜Tr4…トランジスタ。

Claims (6)

  1. 複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイを複数具備して、それぞれ異なる色の光を発する上記各LEDアレイを定電流電源により時分割で発光駆動する光源と、
    画像信号を入力する入力手段と、
    上記入力手段で入力された画像信号に基づいて表示素子により画像を表示させ、上記光源から時分割で入光される複数色の光を上記表示素子で反射あるいは透過させてカラーの光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影手段と、
    上記各LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ並列接続した短絡スイッチング素子と、
    上記各LEDアレイ毎に設けられ、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較する比較手段と、
    上記比較手段での比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数をそれぞれ検知する検知手段と、
    上記検知手段での検知結果に応じて上記光源及び上記投影手段の少なくとも一方の動作を可変制御する投影制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記投影制御手段は、上記検知手段で検知した、上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数に応じて、上記光源の各LEDアレイの発光時間、及び上記投影手段で表示素子に画像を表示させる時間を調整することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記投影制御手段は、上記光源の各LEDアレイの色バランスが一定となるように各LEDアレイの発光時間、及び上記投影手段で表示素子に画像を表示させる時間を調整することを特徴とする請求項2記載の投影装置。
  4. 複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイの故障を検知する装置であって、
    上記LEDアレイを発光駆動する定電流電源と、
    上記LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ並列接続した短絡スイッチング素子と、
    上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較する比較手段と、
    上記比較手段での比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数を検知する検知手段と
    を具備したことを特徴とするLEDアレイ故障検知装置。
  5. 複数のLEDを直列接続してなるLEDアレイを複数具備して、それぞれ異なる色の光を発する上記各LEDアレイを定電流電源により時分割で発光駆動する光源、画像信号を入力する入力部、及び上記入力部で入力された画像信号に基づいて表示素子により画像を表示させ、上記光源から時分割で入光される複数色の光を上記表示素子で反射あるいは透過させてカラーの光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置での投影制御方法であって、
    上記各LEDアレイを構成する個々のLEDにそれぞれ短絡スイッチング素子を並列に接続し、
    上記各LEDアレイ毎に、上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較し、
    上記比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記各LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数をそれぞれ検知し、
    上記検知結果に応じて上記光源及び上記投影部の少なくとも一方の動作を可変制御する
    ことを特徴とする投影制御方法。
  6. 定電流電源により発光駆動される、複数のLEDが直列接続されたLEDアレイの故障を検知する方法であって、
    上記LEDアレイを構成する個々のLEDに短絡スイッチング素子をそれぞれ並列に接続し、
    上記短絡スイッチング素子に一括して上記定電流電源の印加電圧からグラウンドレベルまで変化する電圧を印加し、該印加時の電圧変化を、上記定電流電源によるLEDアレイへの印加電圧と比較し、
    上記比較出力に含まれる矩形状波形の数から上記LEDアレイ中で正常に機能しているLEDの数を検知する検知する
    ことを特徴とするLEDアレイ故障検知方法。
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