JP2011158845A - 投影装置、投影制御方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに操作上の負担をかけずに、光源系のチェック動作を確実に実施し、チェック結果を次の投影に活かす。
【解決手段】画像信号を入力する入力部21と、複数色光を時分割で発生するLED28〜30と、LED28〜30による複数色光の駆動情報を記憶するプログラムメモリ42と、入力した画像信号に対応し、LED28〜30の光で複数色の各光像を形成するマイクロミラー素子24と、形成した光像を出射する投影レンズ部27と、投影レンズ部27用の開閉式のレンズカバー14と、カバー14の開閉を検出するカバーSWと、カバーSWにより閉状態を検出した場合に投影レンズ部27を出射したカバー14での反射光を受けて複数色毎の照度を検出する照度センサ38と、照度センサ38の検出結果によりメモリ42が記憶する複数色光の駆動情報を更新記憶させ、更新記憶後に装置10の電源を切断するCPU40とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に複数の光源を用いてカラー画像を投影するプロジェクタ装置等に好適な投影装置、投影制御方法及びプログラムに関する。
投影面の壁の色や観察周辺光により物理的に影響を受けている場合にプロジェクタで投影される再現画像が所望の色の画像となるように色変換を行なう技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2003−323610号公報
上記特許文献は、実際に投影を行なう環境で投影画像の反射光をカラーセンサで受光し、所望の色が再現されるように形成する光像の色を補正する技術について記載している。
ところで、プロジェクタ装置で使用する光源側の発光素子やカラーフィルタなどは、使用環境の違いによって差があるものの、いずれも経年変化による特性の劣化は免れ得ない。
上記特許文献の技術も、プロジェクタ装置単体の特に光源系の各部材での特性劣化を勘案したものではなく、光源系を構成する部材の特性の現状を正確にチェックする必要がある。
加えて、上記光源系の各部材の特性を検知する動作に関しては、投影動作の準備時または投影動作途中に実行すると、まだ充分なウォームアップが完了しておらず、各部材が実使用温度に達していない状態での検知動作となることもあり、正確な検知が行なえない可能性が高い。さらに、必要とする投影動作を遅延させる虞もあるため、できれば投影動作を終えてから、電源を切断するまでの間に行なうことが望ましい。
しかしながら、例えばプロジェクタ装置を用いたプレゼンテーションが終了して装置類の片付けなどを行なう電源切断時に、併せて上記チェック動作をその都度ユーザが指示して実行することは大変に煩雑であり、きわめて忘れ易いと思われるので、実際的ではない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザに操作上の負担をかけることなく、光源系を構成する部材の特性劣化等のチェック動作を正確且つ確実に実施し、チェック結果を次の投影に活かすことが可能な投影装置、投影制御方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、画像信号を入力する入力手段と、複数色の光を発生する光源と、上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶手段と、上記入力手段で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成手段と、上記光像形成手段で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部と、上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーと、上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出手段と、上記開閉検出手段により上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出手段と、上記照度検出手段で検出した結果に基づいて上記記憶手段が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御手段と、上記記憶制御手段による上記記憶手段への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記記憶手段は、上記光源から出射される複数色の光の駆動情報を当該複数色毎に記憶していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記光像形成手段は、表示動作により光像を形成する光像形成素子を複数配置し、該複数の光像形成素子で形成された各光像を光学部材により合成した後に上記投影レンズ部に供給することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記レンズカバーの上記投影レンズ部から出射した光が照射されて反射させる裏面側には、上記照度検出手段側に傾斜した壁面部を有し、該壁面部にミラー加工を施すことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、電源の切断を指示する指示手段と、上記指示手段での指示に伴って上記開閉検出手段で上記レンズカバーの開状態を検出した場合に、上記レンズカバーを閉じることを促す報知を行なう報知手段とをさらに具備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、電源の切断を指示する指示手段と、上記レンズカバーを開閉する電動開閉機構と、上記指示手段での指示に伴って上記開閉検出手段で上記レンズカバーの開状態を検出した場合に、上記電動開閉機構によりレンズカバーを閉じさせる開閉制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、画像信号を入力する入力部、複数色の光を発生する光源、上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶部、上記入力部で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成部、上記光像形成部で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部、及び上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーを備えた投影装置での投影制御方法であって、上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出工程と、上記開閉検出工程で上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出工程と、上記照度検出工程で検出した結果に基づいて上記記憶部が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御工程と、上記記憶制御工程での上記記憶部への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、画像信号を入力する入力部、複数色の光を発生する光源、上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶部、上記入力部で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成部、上記光像形成部で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部、及び上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーを備えた投影装置が内蔵したコンピュータが実行するプログラムであって、上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出ステップと、上記開閉検出ステップで上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出ステップと、上記照度検出ステップで検出した結果に基づいて上記記憶部が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御ステップと、上記記憶制御ステップでの上記記憶部への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに操作上の負担をかけることなく、光源系を構成する部材の特性劣化等のチェック動作を確実に実施し、チェック結果を次の投影に活かすことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施形態に係る電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る電源オン/オフ操作時の主として投影レンズ部より出射される光像の経路を簡略化して示す図。 同実施形態に係る処理内容を示すフローチャート。
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の外観構成を示す斜視図である。同図に示すようにデータプロジェクタ装置10は、直方体状の本体ケーシング11の前面左端側に投影レンズ部12及び照度検出部13を設ける。
これら投影レンズ部12及び照度検出部13は、本体ケーシング11の前面に沿って矢印Aに示すようにスライド可能に取付けられたレンズカバー14によって外観上、遮蔽可能となる。
同図1は、レンズカバー14を開いて投影レンズ部12及び照度検出部13を露出させた状態を示す。本体ケーシング11前面の、レンズカバー14を図示するように最も開けた状態でも干渉しない位置にリモコン受光部15を配設する。このリモコン受光部15と同様の受光部を、図示しない本体ケーシング11背面側にも配設する。これら受光部は、このデータプロジェクタ装置10専用のリモートコントローラ(不図示)からの赤外線変調された操作信号を受信する受光部である。
さらに、本体ケーシング11前面の右側及び本体ケーシング11の右側面に、図示する如く多数の通気孔16,16,…を形成する。これら通気孔16,16,…を介して、本体ケーシング11内部に配置された冷却ファンの駆動により外部の空気を取り入れ、光源で発生した熱を効率的に排出する。
また、本体ケーシング11の上面にスピーカ部17とキー入力/インジケータ部18を設ける。スピーカ部17は、画像信号と共に入力される音声信号に応じた音声や、このデータプロジェクタ装置10の動作状態に応じた動作音/警告音等を出力する。
キー入力/インジケータ部18は、上述した図示しないリモートコントローラと同様のキー構成を有するキー入力部と、このデータプロジェクタ装置10の動作状態に応じた点灯/点滅を行なうインジケータ部とを同一エリア内に集中して配列している。
上記キー入力/インジケータ部18のキー入力部は、例えば電源キー、ズームアップ/ダウンキー、フォーカスアップ/ダウンキー、メニューキー、カーソルキー、決定キー等のキー構成を有する。上記キー入力/インジケータ部18のインジケータ部は、例えば電源パイロットランプ、光源温度ランプ等のLED(発光ダイオード)によるインジケータランプを有する。
さらに、図示はしないが、本体ケーシング11の背面には、各種画像信号をライン入力するための入力コネクタ類、パーソナルコンピュータやUSB(Universal Serial Bus)メモリと接続するためのUSB端子、上述したリモコン受光部15と同様のリモコン受光部を備える。
また、本体ケーシング11の下面には、本体ケーシング11の姿勢角度を調整可能な調整脚部を含めた3本以上の脚部を備える。
次いで図2によりデータプロジェクタ装置10内に備える電子回路の機能構成を説明する。
符号21は入力部である。この入力部21は、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格の画像/音声入力端子、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを介して、有線接続される外部機器からの画像信号及び音声信号を入力する。
入力部21から入力された各種規格の画像信号は、システムバスSBを介し、一般にスケーラとも称される投影画像処理部22に入力される。
投影画像処理部22は、入力される画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、内蔵する表示用のバッファメモリに適宜書込んだ後に、書込んだ画像信号を読出して投影画像駆動部23へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて投影画像処理部22内のバッファメモリで画像信号に重畳加工し、加工後の画像信号を読出して投影画像駆動部23へ送る。
投影画像駆動部23は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子であるマイクロミラー素子24を表示駆動する。
このマイクロミラー素子24は、アレイ状に配列された複数、例えばXGA(横1024画素×縦768画素)個の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部25から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。この光源部25からの原色光が、ミラー26で全反射して上記マイクロミラー素子24に照射される。
そして、マイクロミラー素子24での反射光で光像が形成され、形成された光像が上記投影レンズ部12を介して、投影対象となる図示しないスクリーンに投影表示される。
上記光源部25は、赤色(R)光を発する発光ダイオード(以下「R−LED」と称する)28、緑色(G)光を発する発光ダイオード(以下「G−LED」と称する)29、及び青色(B)光を発する発光ダイオード(以下「B−LED」と称する)30を有する。
R−LED28の発する赤色光は、ダイクロイックミラー31を透過した後、インテグレータ32で輝度分布が略均一な光束とされた後に上記ミラー26へ送られる。
G−LED29の発する緑色光は、ダイクロイックミラー33で反射された後、上記ダイクロイックミラー31でも反射され、上記インテグレータ32を介して上記ミラー26へ送られる。
B−LED30の発する青色光は、ミラー34で反射された後に上記ダイクロイックミラー33を透過し、その後に上記ダイクロイックミラー31で反射され、上記インテグレータ32を介して上記ミラー26へ送られる。
上記ダイクロイックミラー31は、赤色光を透過する一方で、緑色光及び青色光を反射する。上記ダイクロイックミラー33は、緑色光を反射する一方で、青色光を透過する。
光源部25の各LED28〜30の発光タイミングや駆動信号の波形等を投影光駆動部35が統括して制御する。投影光駆動部35は、投影画像駆動部23から与えられる画像信号に同期したタイミング信号と、後述するCPU40の制御に応じて上記LED28〜30の発光動作を制御する。
上記レンズカバー14の開閉状態を、例えばマイクロスイッチで構成するカバースイッチ(SW)36が検出する。このカバースイッチ36での検出信号も上記投影光駆動部35に送出される。投影光駆動部35は、カバースイッチ36での検出状態をCPU40に転送する。
また、上記図1で投影レンズ部12と隣接して配置した照度検出部13を、受光レンズ37及び照度センサ38で構成する。上記リモコン受光部15を閉状態として場合に、投影レンズ部12を出射した光がレンズカバー14の裏面で反射し、その反射光を受光レンズ37で照度センサ38に集光させる。
照度センサ38は、その受光強度に応じた照度信号を出力する。照度センサ38の出力するアナログ値の照度信号は、A/D変換器39でデジタル化された後にシステムバスSBを介してCPU40に送られる。
上記各回路の動作すべてをCPU40が制御する。このCPU40は、メインメモリ41及びプログラムメモリ42と直接接続される。メインメモリ41は、DRAMで構成され、CPU40のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ42は、電気的書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU40が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
上記プログラムメモリ42が記憶する定型データ中には、上記LED28〜30の各駆動電流値である駆動情報を含む。
CPU40は、上記プログラムメモリ42に記憶されている動作プログラムやデータ等を読出し、メインメモリ41に展開して記憶させた上で、当該プログラムを実行することにより、このデータプロジェクタ装置10を統括して制御する。
上記CPU40は、操作/表示部43からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
この操作/表示部43は、上記リモコン受光部15、データプロジェクタ装置10の背面に設けられたリモコン受光部15と同様のリモコン受光部、及び上記キー入力/インジケータ部18を含む。操作/表示部43は、ユーザがデータプロジェクタ装置10本体のキー入力/インジケータ部18またはデータプロジェクタ装置10専用のリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU40へ出力する。
また、CPU40は動作状態に応じた点灯/点滅信号を操作/表示部43のキー入力/インジケータ部18へ送出することで、インジケータの色、点灯/点滅状態を制御する。
上記CPU40はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部44とも接続される。音声処理部44は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声信号をアナログ化し、上記スピーカ部17を駆動して放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
また、図示はしないが、光源部25の特にLED28〜30を冷却するための冷却ファンが配設されるもので、当該冷却ファンは上記本体ケーシング11に形成された通気孔16,16,…を介して、外気を吸入してLED28〜30に導く。そして、LED28〜30を冷却して熱交換により熱くなった空気を、本体ケーシング11外に排出する。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお、上述した如く、電源オン時の投影動作では、投影画像処理部22が作成した画像に基づいて投影画像駆動部23がマイクロミラー素子24を表示駆動する。このマイクロミラー素子24での表示に合わせてLED28〜30を投影光駆動部35が発光駆動し、R,G,Bの原色光を時分割で循環的に発生させることで、カラーの光像が順次投影レンズ部12より投影される。
なお、投影光駆動部35がLED28〜30を駆動するに当たっては、CPU40がプログラムメモリ42からLED28〜30用の駆動情報として各LED28〜30用の駆動電流値を読出して投影光駆動部35に提示することで、投影光駆動部35がその電流値にしたがってLED28〜30を時分割で循環的に発光させる。
上記投影画像処理部22、投影画像駆動部23、及び投影光駆動部35は、いずれもCPU40の制御の下に動作する。CPU40は、以下に示す処理も含め、プログラムメモリ42に記憶されている動作プログラムやデータ等を読出してメインメモリ41に展開した上で制御処理を実行する。
図3(A)は、電源をオンして投影動作を行なっている間の、主として投影レンズ部12より出射される光像の経路を簡略化して示す図である。図示する如く投影動作時にはレンズカバー14が矢印A1で示す方向に移動されて開状態となっている。投影レンズ部12より出射した光像は、そのまま図示しない投影対象となるスクリーン等に向けて投影される。
例えばプレゼンテーションを終えるなど、投影動作を終える際には、図3(B)に示すようにユーザがレンズカバー14を矢印A2で示す方向に手動で閉じる。このレンズカバー14の動きをカバースイッチ36により検出する。カバースイッチ36での検出信号は、投影光駆動部35を介してCPU40に通知される。
図4は、CPU40による電源オン時の投影動作時から電源オフに到る、主として光源部25のLED28〜30の駆動に関する処理内容を抽出して示すフローチャートである。
投影動作時には、CPU40がプログラムメモリ42に記憶しているLED28〜30の駆動電流値を読出し(ステップS101)、投影光駆動部35に設定する(ステップS102)。
投影光駆動部35は、設定された電流値にしたがってLED28〜30を順次時分割駆動する。これにより、赤色、緑色、及び青色の光源光が順次マイクロミラー素子24全面に照射される。
マイクロミラー素子24では、光源光の照射タイミングに併せて投影画像駆動部23により個々のマイクロミラーを時間幅制御でオン/オフ駆動する。そのため、マイクロミラー素子24での反射光により各原色の光像が形成されて投影レンズ部12より投影対象に向けて出射される。
このときCPU40は、併せて投影光駆動部35を介してカバースイッチ36の検出信号によりレンズカバー14が上記図3(B)に示した如く閉じられたか否かを判断する(ステップS103)。
ここでレンズカバー14が閉じられていないと判断した場合は、上記ステップS102の動作に戻って、投影動作を続行する。
こうしてステップS102,S103の処理を繰返し実行することで、プログラムメモリ42に記憶されていた電流値によりLED28〜30を順次発光させての投影動作を続行しながら、レンズカバー14が閉じられるのを待機する。
レンズカバー14が上記図3(B)に示した如く閉じられた場合、上記ステップS103でそれを判断すると、その判断した後、あらためてLED28〜30を順次1回ずつ時分割発光させる。
このときマイクロミラー素子24で表示する画像では、全画素ともフル階調値とし、個々のマイクロミラーが当該期間全域に渡って反射光を投影レンズ部12側に入射させ続ける。
上述した如くレンズカバー14は閉じられているため、投影レンズ部12を出射した光はレンズカバー14の裏面で反射し、その反射光の一部が照度検出部13を構成する受光レンズ37を介して照度センサ38で受光される。
この照度センサ38での受光量に応じた検出信号をA/D変換器39でデジタル化した後にCPU40が受信する(ステップS104)。
CPU40は、これらR,G,B各光源光の照度を表す情報を、予めプログラムメモリ42に記憶されているR,G,Bの照度の理想的なバランス値と比較し、補正比を算出する(ステップS105)。
そして、算出した上記補正比と、R,G,B各光源光の照度の絶対値とにより、R,G,Bの各LED28〜30を新たな駆動電流値を算出する(ステップS106)。
この駆動電流値の算出に際しては、発光特性の劣化が最も著しいと考えられるLEDを基準として、当該LEDが許容される最大電流値を超えない範囲内で、他のLEDとのバランスを考慮してなるべく大きな照度が得られるように設定される。
算出した各LED28〜30の駆動電流値を用いてCPU40は、プログラムメモリ42に記憶する同値に対する上書き記憶を行なう(ステップS107)。
その後、光源部25用に設けられる図示しない冷却ファンの停止を含み、データプロジェクタ装置10内の電源をオフする処理を実行し(ステップS108)、以上でこの図4の処理を完了する。
以上に述べた如く本実施形態によれば、データプロジェクタ装置10のユーザに操作上の負担をかけることなく、光源系の主構成要素であり、且つ特性劣化による画像への影響が大きいLED28〜30のチェック動作を確実に実施し、チェック結果を次の投影動作に活かすことが可能となる。
特に照度センサ38は、それ自体も温度により出力信号に変化を生じ易いものであるが、データプロジェクタ装置10の本体ケーシング11内で発熱源である光源部25のLED28〜30から充分に離れた投影レンズ部12の先端近傍に配置されることとなるため、安定して正確な検出動作を実現できる。
また、上記実施形態では、光源にR,G,B3色のLEDを用いる構成としたが、それぞれ個別に出力制御可能な光源であればこれに限らず他の構成も適用できる。例えば、本願出願人は、他の特許出願において、レーザーとLEDを光源に用いたハイブリッド型の光源光学系を提案しているが、このようなハイブリッド型の光源光学系においても当然適用可能である。
さらに上記実施形態では、マイクロミラー素子24が1枚の所謂、単板式のプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、例えばRGB用にそれぞれ独立した計3枚のマイクロミラー素子、あるいはモノクロ液晶パネルを用いた、所謂、3板式のプロジェクタ装置においても、光源側での光像は別経路を採る一方、投影レンズ部の出口側ではカラー画像が合成されているために、結果として照度検出部13を1箇所のみ配置すればよく、各色の光像を時分割で出射させることで、1つのセンサでも測定可能となり、装置の構成を簡略化できる。
また、レンズカバー14の裏面は、閉状態で投影レンズ部12からの光をより高い効率で反射するべく、照度検出部13側への傾斜壁を設けたミラー構造にすることが望ましい。そのような構造とすることにより、レンズカバー14を閉じた状態で投影レンズ部12から照度検出部13に到る光量がより多くなるため、CPU40は照度センサ38の出力から各LED28〜30の発光特性、及びその劣化度合をより正確に把握できる。
さらに上記実施形態では、投影レンズ部12に対して設けられたレンズカバー14が、ユーザの手動操作に対して本体ケーシング11全面を左右方向にスライド移動して開閉動作する場合について説明したが、その移動方向等を限定するものではない。
また上記実施形態では、例えば本体ケーシング11上面のキー入力/インジケータ部18に電源キーが含まれるものとして説明した。本実施形態のデータプロジェクタ装置10では、当然ながら当該電源キーを操作することでもデータプロジェクタ装置10の電源をオフすることが可能であるものとする。しかしながら、レンズカバー14を開状態としたままでは図4に示した処理を実行することができないため、電源をオフする前に、レンズカバー14を閉じてもらうよう、ユーザに対して、例えば「レンズカバーを閉じて下さい」のような文字メッセージ画像を投影する、音声メッセージを出力する、警告音を発するなど、なんらかの報知を行なうことにより、上記図4で示したLED28〜30のチェック動作を確実に実行し得る。
さらに上記実施形態ではレンズカバー14を手動で開閉操作するものとして説明したが、レンズカバー14を電動機構により自動的に開閉可能とすれば、電源キーの操作により電源オフを受付けた場合でも、ユーザがレンズカバー14を閉じる必要がなく、自動的にレンズカバー14を閉じて上記図4で示したLED28〜30のチェック動作を確実に実行し得る。
なお上記実施形態では、マイクロミラー素子を用いるDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置10に適用した場合について説明したが、本発明は光像を形成するための素子等を限定するものではなく、例えばカラー液晶パネルを用いるもの、R,G,Bの独立した光源とモノクロ液晶パネルとを用いるものなど、他の投影方式にも適用可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ部、13…照度検出部、14…レンズカバー、15…リモコン受光部、16…通気孔、17…スピーカ部、18…キー入力/インジケータ部、21…入力部、22…投影画像処理部、23…投影画像駆動部、24…マイクロミラー素子、25…光源部、26…ミラー、28…R−LED、29…G−LED、30…B−LED、31…ダイクロイックミラー、32…インテグレータ、33…ダイクロイックミラー、34…ミラー、35…投影光駆動部、36…カバースイッチ(SW)、37…受光レンズ、38…照度センサ、39…A/D変換器、40…CPU、41…メインメモリ、42…プログラムメモリ、43…操作/表示部。

Claims (8)

  1. 画像信号を入力する入力手段と、
    複数色の光を発生する光源と、
    上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶手段と、
    上記入力手段で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成手段と、
    上記光像形成手段で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部と、
    上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーと、
    上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出手段と、
    上記開閉検出手段により上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出手段と、
    上記照度検出手段で検出した結果に基づいて上記記憶手段が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御手段と、
    上記記憶制御手段による上記記憶手段への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記記憶手段は、上記光源から出射される複数色の光の駆動情報を当該複数色毎に記憶していることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記光像形成手段は、表示動作により光像を形成する光像形成素子を複数配置し、該複数の光像形成素子で形成された各光像を光学部材により合成した後に上記投影レンズ部に供給することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  4. 上記レンズカバーの上記投影レンズ部から出射した光が照射されて反射させる裏面側には、上記照度検出手段側に傾斜した壁面部を有し、該壁面部にミラー加工を施すことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  5. 電源の切断を指示する指示手段と、
    上記指示手段での指示に伴って上記開閉検出手段で上記レンズカバーの開状態を検出した場合に、上記レンズカバーを閉じることを促す報知を行なう報知手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  6. 電源の切断を指示する指示手段と、
    上記レンズカバーを開閉する電動開閉機構と、
    上記指示手段での指示に伴って上記開閉検出手段で上記レンズカバーの開状態を検出した場合に、上記電動開閉機構によりレンズカバーを閉じさせる開閉制御手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  7. 画像信号を入力する入力部、複数色の光を発生する光源、上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶部、上記入力部で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成部、上記光像形成部で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部、及び上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーを備えた投影装置での投影制御方法であって、
    上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出工程と、
    上記開閉検出工程で上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出工程と、
    上記照度検出工程で検出した結果に基づいて上記記憶部が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御工程と、
    上記記憶制御工程での上記記憶部への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御工程と
    を有したことを特徴とする投影制御方法。
  8. 画像信号を入力する入力部、複数色の光を発生する光源、上記光源による複数色の光の駆動情報を記憶する記憶部、上記入力部で入力した画像信号に対応し、上記光源からの光を用いて、複数の色の各光像を順次形成して出射する光像形成部、上記光像形成部で形成した光像を拡大して出射する投影レンズ部、及び上記投影レンズ部に対して配置された開閉式のレンズカバーを備えた投影装置が内蔵したコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記レンズカバーの開閉状態を検出する開閉検出ステップと、
    上記開閉検出ステップで上記レンズカバーの閉状態を検出した場合に、上記投影レンズ部を出射して上記レンズカバーで反射された光を受けて複数の色毎の照度を検出する照度検出ステップと、
    上記照度検出ステップで検出した結果に基づいて上記記憶部が記憶する光源の複数色の光の駆動情報を更新記憶させる記憶制御ステップと、
    上記記憶制御ステップでの上記記憶部への更新記憶後に装置の電源を切断する電源制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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