JP5375115B2 - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、カラーホイールを用いるDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に好適な投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
従来よりプロジェクタ装置では、通常の投影カラーモードの他に、例えば「シネマモード」「シアターモード」「プレゼン(プレゼンテーション)モード」などと称される、投影画像全体の色彩と輝度との関係を変更設定するような各種投影カラーモードを選択可能な機種が多々企画、製品化されている。
また、シネマモード用とプレゼンモード用のどちらにも使用できるように2枚のカラーホイールを効率よく配置したDLP(登録商標)方式のプロジェクタを提供することを目的として、投影光路に沿ったインテグレータの前後に第1及び対第2のカラーホイールを設け、両カラーホイール上の光スポット径が同じになるように配置すると共に、両カラーホイールを、互いに光路上で同色のカラーフィルタ同士が重なるように回転させるプレゼンモードと、互いに光路上で赤、緑、青のカラーフィルタが無色透明のカラーフィルタと重なるように回転させるシネマモードとを備えた構成とするようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2008−181032号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された技術を含めて、各投影カラーモードに適した投影画像を得るためには、例えば2つのカラーホイールを用いてその回転を調整するなど、複雑な構造としなければならず、どうしても製造コストが増大するという不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構造としながらも、各投影カラーモードにより投影画像の輝度及び色相を適切に調整することが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、光源と、それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイールと、上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影手段と、色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定手段と、上記指定手段での指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御手段とを具備し、上記光源制御手段は、上記指定手段での指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記光源制御手段は、上記光源の発光輝度がカラーホイール1回転内の切換回数が2回になるように、上記光源の発光輝度を制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、光源、それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイール、及び上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置での投影方法であって、色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定工程と、上記指定工程での指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御工程とを有し、上記光源制御工程は、上記指定工程での指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、光源、それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイール、及び上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定ステップと、上記指定ステップでの指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御ステップとをコンピュータに実行させ、上記光源制御ステップは、上記指定ステップでの指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造としながらも各投影カラーモードにより投影画像の輝度及び色相を適切に調整することが可能となる
本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置の電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係るカラーホイールの構成を示す図。 同実施形態に係る投影カラーモードの処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る明るさ優先モード時の点灯駆動の設定内容を示す図。 同実施形態に係る色優先モード時の点灯駆動の設定内容を示す図。
以下本発明をDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の電子回路の概略機能構成を示すブロック図である。
図中、11は入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを含む。
入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介し、スケーラとも称される画像変換部13で投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一され、適宜表示用のバッファメモリであるビデオRAM14に記憶された後に、投影画像処理部15へ送られる。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じてビデオRAM14で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が投影画像処理部15へ送られる。
投影画像処理部15は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)であるマイクロミラー素子16を表示駆動する。
一方、リフレクタ17内に配置された、例えば超高圧水銀灯を用いた光源ランプ18が高輝度の白色光を出射する。この光源ランプ18は、バラスト回路19からの電力により交流駆動される。光源ランプ18の出射した白色光は、マイクロミラー素子16での表示に同期して高速回転するカラーホイール20を透過し、インテグレータ21で輝度分布が均一な光束とされた後に、ミラー22で全反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
そして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズユニット23で拡大され、投影対象となる図示しないスクリーンに投影される。
投影レンズユニット23は、マイクロミラー素子16で形成された光像を拡大してスクリーン等の対象に投影するものであり、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
すなわち、投影レンズユニット23内の図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズは共に光軸方向に沿って前後に移動することで制御されるもので、それらレンズはステッピングモータ(M)24の回動駆動により移動する。
また、上記光源ランプ18を点灯させるためのバラスト回路19への電力供給、上記カラーホイール20用のモータ(M)25の回転駆動、カラーホイール20の回転周端に設けられたマーカセンサ26からのセグメント境界の検出、及び上記ステッピングモータ24の回動駆動をいずれも投影光処理部27が実行する。
なお、上記投影画像処理部15は、マイクロミラー素子16で表示する色成分毎の画像の切換タイミングに同期したランプ同期信号を上記バラスト回路19及び投影光処理部27へ出力する。
上記各回路の動作すべてをCPU28が制御する。このCPU28は、DRAMで構成されたメインメモリ29、動作プログラムや各種定型データ等を記憶した電気的書換可能な不揮発性メモリで構成されるプログラムメモリ30を用いてこのデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU28は、操作部31からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部31は、データプロジェクタ装置10の筐体本体に設けられたキー操作部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラからの赤外線変調信号を受信する赤外線受信部とを含み、ユーザがキー操作部またはリモートコントローラを介して操作したキーに基づくキーコード信号をCPU28へ直接出力する。
上記CPU28はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部32と接続される。
音声処理部32は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部33を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
なお、上記カラーホイール20についても説明しておく。
図2は、上記カラーホイール20の具体的な構成例を示すものである。図示する如く、R(赤)フィルタ20r、B(青)フィルタ20b、W(無色透明)フィルタ20w、及びG(緑)フィルタ20gの4枚の扇形状のカラーフィルタによるセグメントが円周上に配置されカラーホイール20を構成している。
各フィルタのセグメント角度(中心角)を、例えば
Rフィルタ: 91.5°
Bフィルタ: 73.5°
Wフィルタ:115°
Gフィルタ: 80°
とする。これらの角度は、光源である光源ランプ18の演色性と各カラーフィルタの分光特性とにより設定される。
また、詳細は後述するが、Rフィルタ20rに関しては、図中にも示すように、セグメント角度50°のR1フィルタ20r1とセグメント角度41.5°のR2フィルタ20r2とに領域を分割し、領域によって光源ランプ18の発光輝度を可変制御する場合もあるものとする。
この点で、R1フィルタ20r1とR2フィルタ20r2は、光源ランプ18側の制御に基づいて領域を分割して考えるものとしているが、Rフィルタ20r自体の領域がなんらかの部材を境界として物理的に分割されるものではなく、分光特性等も両領域で同一である。
さらに、光源ランプ18の発光輝度を可変制御した場合、輝度以外の光源ランプ18側の光源光の色温度、及び演色性等の光学特性はほぼ同等のものが得られるものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図3は、電源をオンした後の主として投影カラーモードの変更設定に関する処理内容を示すものである。この図3に係る処理は、プログラムメモリ30に記憶される動作プログラムや各種固定データ等をCPU28が読出し、メインメモリ29に展開して記憶させた上で順次実行する。
また本実施形態では、説明を簡略化するために、光源ランプ18の点灯に関して供給する電力が発光輝度と比例するものとする。因みに、光源ランプ18を構成する超高圧水銀灯の場合、バラスト回路19から供給する交流電圧は一定とし、その電流値を加減することにより電力を制御する。
電源をオンした当初には、投影光処理部27、バラスト回路19により光源ランプ18の点灯駆動を開始する(ステップS101)。
続けて、初期設定の投影カラーモードとしてスタンダードモードを設定する(ステップS102)。このスタンダードモードでは、上記カラーホイール20の回転に同期して各カラーフィルタ20r,20b,20w,20gのいずれが光路にあるときも光源ランプ18が定格電力の100[%]で点灯するように制御する。
こうしてスタンダードモードを設定した状態で、入出力コネクタ部11に入力される信号に応じた構造をマイクロミラー素子16で形成して投影レンズユニット23より投影させる投影処理を実行する(ステップS103)。
この上記投影処理を実行しながら、併せて操作部31で電源をオフするためのキー操作がなされたか否か(ステップS104)、別の投影カラーモードを指定するためのキー操作がなされたか否か(ステップS105)を続けて判断し、いずれの操作もなければ上記ステップS03に戻る。
こうしてステップS03〜S105の処理を繰返し実行し、入力される信号に応じた投影処理を実行しながら、電源オフのキー操作あるいは投影カラーモードを指定するキー操作がなされるのを待機する。
投影動作途中で別の投影カラーモードを指定するためのキー操作がなされた場合、ステップS105でそれを判断し、指定された投影カラーモードに応じてカラーホイール20の各カラーフィルタ20r,20b,20w,20gそれぞれが光路にあるときの光源ランプ18への供給電力の割合を設定する(ステップS106)。
図4は、一般に「プレゼンモード」などとも称される、画像の明るさを優先した投影カラーモードでの各カラーフィルタ毎の点灯制御内容を例示するものである。ここでは、Rフィルタ20r、Bフィルタ20b、及びGフィルタ20gの各原色フィルタが光路を通過するタイミングで光源ランプ18を定格電力の80[%]で点灯させる一方で、無色透明のWフィルタ20wが光路を通過するタイミングでは光源ランプ18を定格電力の145[%]で点灯させるものとしている。
図中の「換算角度」は、各カラーフィルタの中心角(セグメント角度)と光源の点灯電力(%)とを乗算した積であり、各カラーフィルタ毎に光源を定格100[%]の電力で駆動した場合に相当する中心角(セグメント角度)を示すものである。
これらの設定内容は、CPU28の制御の下に投影光処理部27に設定されることで、バラスト回路19により光源ランプ18への供給電流量が加減されて制御が実行される。
図示する如く、各カラーフィルタ毎の換算角度の合計値が362.75°となっており、光源を定格100[%]の電力で駆動した場合の値360°に略等しい数値となっていることから、平均すると光源ランプ18にほぼ定格の電流を供給していることとなる。
このように各カラーフィルタ毎に同期した光源ランプ18の点灯制御を行なうことで、特に輝度画像を投影するためのWフィルタ20wが光路にある場合の供給電力を145[%]とし、各原色画像を投影するためのRフィルタ20r、Bフィルタ20b、及びGフィルタ20gが光路にある場合の供給電力を80[%]としている。
そのために投影される画像は、色彩が若干抑えられた、くすんだものとなる反面、大変明るく、例えば投影環境が充分な暗さのない室内等であって、画像を観賞することよりも画像の内容を正確に判別することが必要な場合などに好適な投影カラーモードを実現できる。
また図5は、一般に「シネマモード」などとも称される、色の再現性を優先した投影カラーモードでの各カラーフィルタ毎の点灯制御内容を例示するものである。ここでは、Rフィルタ20rをR1フィルタ20r1とR2フィルタ20r2の2つの領域に分割して取扱うものとし、R1フィルタ20r、Wフィルタ20w、及びGフィルタ20gの各フィルタが光路を通過するタイミングで光源ランプ18を定格電力の80[%]で点灯させる一方で、R2フィルタ20r2、及びBフィルタ20bが光路を通過するタイミングでは光源ランプ18を定格電力の145[%]で点灯させるものとしている。
図示する如く、この投影カラーモードでも各カラーフィルタ毎の換算角度の合計値が362.75°となっており、光源を定格100[%]の電力で駆動した場合の値360°に略等しい数値となっていることから、平均すると光源ランプ18にほぼ定格の電流を供給していることとなる。
このように各カラーフィルタ毎に同期した光源ランプ18の点灯制御を行なうことで、特に原色のR2フィルタ20r2とBフィルタ20bが光路にある場合の供給電力を145[%]とし、その他のR1フィルタ20rとGフィルタ20g、及びWフィルタ20wが光路にある場合の供給電力を80[%]としている。
そのために投影される画像は、明るさが若干抑えられた、やや暗いものとなる反面、色彩が鮮やかになり、画像を観賞するのに好適な投影カラーモードを実現できる。
しかるに、上記ステップS106で光源ランプ18への供給電力の割合を設定すると、再び上記ステップS103からの処理に戻る。
また、操作部31で電源をオフするためのキー操作がなされた場合には、上記ステップS104でそれを判断し、投影光処理部27がバラスト回路19を介して光源ランプ18の点灯駆動を停止させる(ステップS107)。
その後、ここでは図示しないクーリングファンによる光源ランプ18のアフタークーリング処理に移行し(ステップS108)、所定時間が経過するか、あるいは光源ランプ18の温度が所定の温度まで低下した時点で、このデータプロジェクタ装置10の電源をオフする。
以上に述べた如く本実施形態によれば、カラーホイールを2枚用いるなどの複雑な構造をとる必要がなく、簡易な構造としながらも、各投影カラーモードにより投影画像の輝度及び色相を適切に調整することが可能となる。
また上記実施形態では、上記各投影カラーモードの指定に基づく変更設定を行なった場合に、カラーホイール201回転当たりの光源ランプ18の消費電力を、光源ランプ18を定格で点灯させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑えることとしたので、光源ランプ18に負担をかけることなく、また投影画像の輝度をトータルで低下させることなく安定した動作が維持できる。
この場合、特に本実施形態では、カラーホイール20の一部を構成するRフィルタ20rを、R1フィルタ20r1とR2フィルタ20r2の領域に分割するように、複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色のカラーフィルタ20r,20g,20b及び透明のカラーフィルタ20wとを各フィルタ単位または分割した領域単位として、光源ランプ18の点灯電力を2値、例えば80[%]及び145[%]のいずれかとなるように光源ランプ18を点灯制御するものとした。
これにより、光源ランプ18の制御が容易となり、駆動電力を切り換える頻度を低下させることができるため、光源ランプ18の負荷変動を減らし、高価な光源ランプ18の長寿命化に寄与できる。
なお、上記実施形態は、1チップLCD(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば単板LCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式のプロジェクタやモノクロ液晶パネルを用いたフィールドシーケンシャル方式のプロジェクタ等にも同様に適用することが可能となる。
また、例えば、上述した実施形態において、Rフィルタ20rに関しては、R1フィルタ20r1とR2フィルタ20r2の2つの領域に分割したが、R3フィルタを設ける等3つ以上の領域に分割したり、Bフィルタ20bもB1フィルタとB2フィルタを設ける等2つ以上の原色フィルタをそれぞれ分割しても良い。更に、フィルタが光路を通過するタイミングにおいて、光源ランプ18を定格電力の80[%]及び145[%]で点灯させるとしたが、供給電力の切り替えを2段階ではなく3段階以上としても良い。
いずれの場合においても、各カラーフィルタ毎の換算角度の合計値が360°に略等しい数値となっていることが条件である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…画像変換部(スケーラ)、14…ビデオRAM、15…投影画像処理部、16…マイクロミラー素子(SOM)、17…リフレクタ、18…光源ランプ、19…バラスト回路、20…カラーホイール、20b…B(青)フィルタ、20g…G(緑)フィルタ、20r…R(赤)フィルタ、20w…W(無色透明)フィルタ、21…インテグレータ、22…ミラー、23…投影レンズユニット、24…ステッピングモータ(M)、25…モータ(M)、26…マーカセンサ、27…投影光処理部、28…CPU、29…メインメモリ、30…プログラムメモリ、31…操作部、32…音声処理部、33…スピーカ部、SB…システムバス。

Claims (4)

  1. 光源と、
    それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイールと、
    上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影手段と、
    色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定手段と、
    上記指定手段での指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御手段と
    を具備し
    上記光源制御手段は、
    上記指定手段での指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、
    上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、
    上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換える
    ことを特徴とする投影装置。
  2. 上記光源制御手段は、上記光源の発光輝度がカラーホイール1回転内の切換回数が2回になるように、上記光源の発光輝度を制御することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 光源、それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイール、及び上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置での投影方法であって、
    色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定工程と、
    上記指定工程での指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御工程と
    を有し
    上記光源制御工程は、
    上記指定工程での指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、
    上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、
    上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換える
    ことを特徴とする投影方法。
  4. 光源、それぞれ扇形の複数の原色フィルタ及び透明フィルタを円周に沿って配置し、回転に応じて上記光源からの光路中に1つのフィルタを時分割で挿入して光源光を透過させるカラーホイール、及び上記カラーホイールを介した光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて投影する投影部を備えた投影装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    色相及び明るさのいずれか一方を重視する投影カラーモードを指定する指定ステップと、
    上記指定ステップでの指定内容に応じ、上記複数の原色フィルタと透明フィルタの各上記光路挿入タイミングに合わせて上記光源の発光輝度を制御する光源制御ステップと
    をコンピュータに実行させ
    上記光源制御ステップは、
    上記指定ステップでの指定内容に応じ、カラーホイール1回転当たりの上記光源の消費電力を、一定の発光輝度で上記光源を発光させた場合のカラーホイール1回転当たりの消費電力と略同等に抑え、
    上記複数の原色フィルタのうちの少なくとも1つの領域を分割し、複数の原色フィルタ及び透明フィルタを上記分割した領域単位で二値の輝度値のいずれかとするとともに、
    上記分割した領域の原色フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度がその前後の原色フィルタ又は透明フィルタの上記光路挿入タイミングでの光源の発光輝度と連続した同じ値になるように切り換える
    ことを特徴とするプログラム。
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