JP5492525B2 - 表示/制御システム、そのプログラマブル表示器、作画エディタ装置、プログラム - Google Patents

表示/制御システム、そのプログラマブル表示器、作画エディタ装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プログラマブル表示器、作画エディタ装置、これらの装置から成る表示/制御システムに関する。
従来より、制御システム(例えばプログラマブルコントローラ(PLC))等において、ユーザ(オペレータ等)が任意の指示(例えばスイッチON/OFF等)を入力したり、オペレータによる監視等の為に制御対象機器の各種状態データ等を表示するプログラマブル表示器が使われている。
プログラマブル表示器のディスプレイには、上記指示入力を行わせたり状態表示する操作/表示用画面が表示される。この操作/表示用画面には、通常、様々なアイテム画像(部品画像)が表示される。また、ユーザによる入力方法は、上記ディスプレイ上に設置されるタッチパネルである場合が多い。ユーザが任意のアイテム画像の表示位置を押下することで、指示を行うことになる。
従来のプログラマブル表示器は、スイッチ操作が主なユーザ・インタフェースである。スイッチ操作については、同じスイッチ領域について1度押し、2度押し、長押し等の動作タイミングの変更を行うことで、操作性に幅をもたしている。
また、特許文献1には、スイッチ操作に関する状態をユーザに通知する為の表示手段が開示されている。
また、特許文献2には、予め作画エディタ装置における設定により、プログラマブル表示器に表示する画面上の各アイテム画像の表示位置を移動可能としておくことにより、プログラマブル表示器の画面上でユーザが任意のアイテムをタッチしてドラッグ状態にした後、任意の位置へ移動可能とする技術が開示されている。
また、特許文献3や特許文献4には、ラダープログラム記述用のラダーエディタ内のシンボルを、プログラマブル表示器用の作画エディタにドラッグ&ドロップすることにより、プログラマブル表示器上で必要なシンボル情報(例えばデバイス名称やアドレス等)を自動で設定できる技術が開示されている。
特開2006−134092号公報 特開2005−31835号公報 特開2001−75614号公報 特開2001−75616号公報
従来のプログラマブル表示器のスイッチ操作においては、操作対象(制御対象機器等)や動作(機能)の特定を、視覚的/直感的なオペレーションで実現できないという問題があった。
ここで、任意の1つの機能が、複数の操作対象に適用可能である場合が多い。例えば任
意の機能である機能aの適用対象として仮に機器A,B,Cがあるものとする。
この場合、操作/表示用画面には、例えば一例としては、機器Aに対して機能aを実行させる為のアイテム画像、機器Bに対して機能aを実行させる為のアイテム画像、機器Cに対して機能aを実行させる為のアイテム画像が表示され、更にこれら3つのアイテム画像の近辺に、それが選択された状態であるか否かを示すアイテム画像(ランプ等)も表示される。更に、実行ボタンも表示される。
上記の例では、オペレータ等は、任意のアイテムを選択・指定した後、これに応じた上記ランプが点灯したことを確認後、上記実行ボタンを操作することで、所望の機器に対して機能aの処理が実行される。
あるいは、他の例としては、例えば、機能として機能a,機能b、機能cがあり、これら機能の適用対象として機器A、機器Bがあるとした場合、例えば機能aを機器Aに対して実行させるボタンを「a−A」ボタンと表記するならば、画面上には「a−A」ボタン、「a−B」ボタン、「b−A」ボタン、「b−B」ボタン、「c−A」ボタン、「c−B」ボタンの6つのボタンが表示されることになり、画面上に表示されるアイテム画像数が多いものとなる。
この様に、従来では、所望の機能を所望の操作対象に実行させる為の操作手順が多くて煩わしいという問題がある。また、より視覚的/直感的な操作で所望の機能を所望の操作対象に実行できるようにすることが望ましい。
よって、所望の機能を所望の操作対象に実行させることを、視覚的/直感的な操作で実現できるとともに、操作手順を少なくすることが望まれる。更に、表示されるアイテム画像数を減少させることも望まれている。
また、従来、汎用パソコン等における一般的なGUI操作画面において、ユーザが任意のアイコンを任意の場所にドラッグ&ドロップする操作を行うことで、この操作に応じた動作が実行される。例えば、任意のファイルのアイコンを任意のフォルダにドラッグ&ドロップすることで、このファイルがこのフォルダに格納される。
しかしながら、この様なドラッグ&ドロップというオペレーションで行われる機能については、アプリケーション毎に固定化され、アプリケーションをプログラミングしない一般的なユーザにとってはドロップした場合に実行する機能を任意に指定することは困難であった。
また、上記特許文献2の技術は、プログラマブル表示器の画面上でアイテムの位置(画面レイアウト)を変更するだけであり、アイテムの機能実行には関係の無いものである。
上記特許文献3,4の技術は、ラダーエディタ−作画エディタ間のデータ連携方法としてドラッグ&ドロップ操作が使用されており、プログラマブル表示器の画面上でのアイテムの機能実行には関係の無いものである。また、特許文献3,4の技術では、ドラッグ&ドロップ操作に応じた機能は固定化されており、ユーザが任意に設定できるものではない。
本発明の課題は、プログラマブル表示器において、ユーザは、任意のアイテムを任意の領域にドラッグ&ドロップすることで、このアイテムと領域とに応じた機能を実行させることができ、視覚的/直感的に操作できると共に操作手順を削減することができ、また表示されるアイテム数を削減でき、あるいは上記プログラマブル表示器の操作画面を作成する作画エディタ装置においては簡単な設定でドラッグ&ドロップ機能をカスタマイズできる、プログラマブル表示器、作画エディタ装置等を提供することである。
本発明のプログラマブル表示器は、各々に所定の機能が割り当てられた複数のアイテムと、複数のドロップ領域を画面上に表示するアイテム表示手段と、
前記複数のアイテムのうちの任意のアイテムがドラッグされた後に前記複数のドロップ領域のうちの任意のドロップ領域へドロップされるドラッグ&ドロップ操作が行われると、ドラッグされたアイテムに対応する機能を、該ドロップされたドロップ領域によって指定されるパラメータにより実行する機能実行手段とを有する。
上記プログラマブル表示器によれば、ユーザは、任意のアイテムを任意のドロップ領域へとドラッグ&ドロップする操作を行うだけで、これらアイテムとドロップ領域との組み合わせに応じた機能及びパラメータによる処理を実行させることができる。つまり、視覚的/直感的に操作できると共に操作手順を削減することができる。また、例えば機能とパラメータの組み合わせ毎にアイテムを作成・配置する場合に比べて、アイテム数の削減効果が期待できる。
上記プログラマブル表示器において、例えば、更に、前記アイテムがドラッグされると、前記アイテム及び前記ドロップ領域に対して予め設定されているIDに基づいて、該ドラッグされたアイテムをドロップ可能なドロップ領域であるかを判別し、該判別したドロップ可能なドロップ領域の前記画面上での表示形態を切り替えるドロップ可能ドロップ領域判別手段を有するようにしてもよい。
任意のアイテムの機能を、表示されている全てのドロップ領域に適用できるとは限らないので、適用可能な(ドロップ可能な)ドロップ領域がユーザに分かるような表示を行うことで、誤操作を防止できる。
尚、本発明は、上記プログラマブル表示器に限らず、当該プログラマブル表示器の上記画面、すなわち複数のアイテムと複数のドロップ領域を含み、機能やパラメータ等の設定情報を含む画面データを、ユーザに作成させる為の画面データ作成支援装置である作画エディタ装置であってもよい。
本発明のプログラマブル表示器によれば、ユーザは操作/表示用画面上で、任意のアイテムを任意の領域にドラッグ&ドロップすることで、このアイテムと領域とに応じた機能を実行させることができ、視覚的/直感的に操作できると共に操作手順を削減することができ、また表示されるアイテム数を削減できる。また、上記プログラマブル表示器の操作画面を作成する作画エディタ装置においては簡単な設定でドラッグ&ドロップ機能をカスタマイズできる。
本例の表示/制御システムの概略構成図を示す。 プログラマブル表示器のハードウェア構成図である。 表示/制御システムのソフトウェア構成図である。 プログラマブル表示器におけるユーザ等による操作イメージを示す図である。 (a)〜(c)は、作画エディタ装置における画面データ作成作業を説明する為の図である。 ドロップアイテム、ドロップ領域のデータ構造の一例を示す図である。 プログラマブル表示器による処理の概要を示す図である。 モードとこのモードの遷移を示す図である。 ドラッグ開始のシーケンスのフローチャート図である。 ドラッグ中シーケンスのフローチャート図である。 ドラッグ終了シーケンスのフローチャート図である。 (a)、(b)は、ドロップアイテム/ドロップ領域の重なり表示例とこれに応じたチェーンリストの一例を示す図である。 オフセット表示の例であり、(a)はドラッグ開始時、(b)はドラッグ中の例である。 本手法の効果について説明する為の図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本例の表示/制御システム(プログラマブル表示器を含むPLCシステム等)の概略構成図を示す。
図1において、表示/制御システムは、プログラマブル表示器1と、プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下PLCと表記)本体や制御対象機器(モータ、温調器等)である接続機器4と、作画エディタ装置5を有する。
プログラマブル表示器1は、複数の通信インタフェース2を有し、各通信インタフェース2には各通信ライン3が接続されている。プログラマブル表示器1は、各通信ライン3を介して、接続機器4、作画エディタ装置5と通信可能となっている。例えば、プログラマブル表示器1は、通信インタフェース2と通信ライン3を介して各種接続機器4と接続することにより、各接続機器固有のプロトコルに即した命令を通信ライン3等を介して通知することで、接続機器4の制御や接続機器4の状態を表示することが出来る。
既に従来技術で述べた通り、この様な接続機器4の制御の為の操作(スイッチ操作等)をユーザに行わせたり状態表示を行う操作/表示用画面が、プログラマブル表示器1のディスプレイに表示される。この操作/表示用画面上には各種アイテム画像(スイッチ、ランプ、グラフ、数値等)が表示される。ユーザは、所望のアイテム画像の表示位置をタッチする等して、このアイテム画像のアイテムに予め割り当てられている機能を実行させることで、接続機器4の制御等が行われる。
また、PLC本体や制御対象機器(モータ、温調器等)である接続機器4は、汎用的なワークメモリや各制御情報等をデバイス名とアドレス等で識別するメモリと、それらを制御する機能によって実現されるのが一般的である。
尚、接続機器4のうち制御対象機器(モータ、温調器等)は、プログラマブル表示器1に接続されているとは限らず、これらは上記PLC本体に接続されていてもよい。この場
合、ユーザ操作に応じたコマンド等がPLC本体に送信されて、PLC本体がこのコマンド等に応じて制御対象機器の制御を行うことになる。
また、作画エディタ装置5は、上記プログラマブル表示器用の画面(操作/表示用画面)(その画面部品(アイテム)を含む)を、上位ユーザに任意に作成させる作画エディタ装置5を有する。
尚、本説明では、作画エディタ装置5において上記操作/表示用画面(後述する画面データ22)等を作成する人間を上位ユーザと呼び、プログラマブル表示器1を操作する人間をユーザと呼ぶものとするが、これはその説明の対象が作画エディタ装置5であるのかプログラマブル表示器1であるのかを分かり易くする為である。よって、上位ユーザとユーザが同一人物であっても構わない。
尚、以上述べた概略構成自体は、従来と同様であってよい。本例では、プログラマブル表示器1の機能(特にユーザインタフェース部分)が従来とは異なる。また、本例の作画エディタ装置5は、プログラマブル表示器1の操作/表示用画面の画面データ(従来とは異なり、ドラッグ&ドロップにより機能実行させるアイテムが含まれる)を、上位ユーザに任意に作成させることができる。当然、作成された画面データは、プログラマブル表示器1にダウンロードされる。
図2は、プログラマブル表示器1のハードウェア構成図である。尚、ハードウェア構成自体は、従来と同様であってよい。また、作画エディタ装置5は、ハードウェア的には一般的な汎用パソコンを用いればよく、ここでは図示・説明は行わない。従来と異なるのは、プログラマブル表示器1と作画エディタ装置5の機能であり、後に詳細に説明するものとし、ここでは図2の構成について簡単に説明するものとする。
図2において、プログラマブル表示器1は、制御ユニット10と、上記通信インタフェース2と、タッチパネル18及びディスプレイ19を有する。
制御ユニット10は、グラフィックコントローラ11、ROM12、RAM13、通信コントローラ14、CPU15、タッチパネルコントローラ16等から成り、これらが内部バス17に接続している。
グラフィックコントローラ11は、ディスプレイ19に接続しており、ディスプレイ19上に例えば上記操作/表示用画面を表示する。この操作/表示用画面のデータは、後述する画面データ22に基づいてRAM13上に構築されるものであり(例えば、画面データ22をRAM13上にロードするものであり)、これに基づいてグラフィックコントローラ11はディスプレイ19上に操作/表示用画面を表示する。
ROM12には、各種プログラム(後述する本体プログラム21等)や画面データ22等が格納される。尚、ROM12は、例えばリード/ライト可能なタイプ(EEPROMやフラッシュメモリ等)である。RAM13には、任意の様々なデータ(例えば、ディスプレイ19に表示する操作/表示用画面のデータや各接続機器4から収集した機器の状態データ等)が記憶される。通信コントローラ14は、上記通信インタフェース2に接続しており、上述した通信インタフェース2、通信ライン3を介した接続機器4や作画エディタ装置5との通信を実現する。タッチパネルコントローラ16は、タッチパネル18に接続しており、タッチパネル18上におけるユーザ操作(押下位置座標等)を検出する。
CPU15は、制御ユニット10全体を制御する中央処理装置である。CPU15は、例えば、ROM12に格納されている上記各種プログラム(後述する本体プログラム21等)を読出し・実行することにより、後述する各種機能を実現する。
尚、作画エディタ装置5に関しては、上記汎用パソコンは、よく知られているように例えば、CPU、ハードディスク等や、メモリ、ユーザ操作部(キーボード、マウス等)、ディスプレイ、通信インタフェース等から成る。ハードディスク等には、後述する作画エディタ31(プログラム)等が格納されている。CPUは、このプログラムを読出し・実行することにより、後述する各種機能を実現する。
図3は、上記表示/制御システムのソフトウェア構成図である。
図示の例では、まず、プログラマブル表示器1は、本体プログラム21、画面データ22、通信プログラム23を有する。これらプログラム、データは、例えば上記ROM12に格納される。上記CPU15は、これらプログラムを読出し・実行することにより(更に画面データ22を用いることで)、後述する各種機能を実現する。画面データ22は、任意のときに作画エディタ装置5からプログラマブル表示器1にダウンロードされて、ROM12に格納される(旧画面データ22がある場合には、ダウンロードされた新画面データ22へ更新する)。画面データ22は、任意のときに、作画エディタ装置5上で上位ユーザ等によって作成される。尚、本体プログラム21と通信プログラム23は、基本的には予め(例えば工場におけるプログラマブル表示器1製造の際に)ROM12に格納されているが、作画エディタ装置5からダウンロードされるものであってもよい。
作画エディタ装置5は、任意の画面データ22を上位ユーザ等により作成させる為のアプリケーションプログラムである作画エディタ31を有する。作画エディタ31は、予めインストールされているものであり、例えば上記不図示のハードディスク等に格納されている。
また、不図示のハードディスク等には、画面データファイル32や通信プログラムファイル33等も格納されてもよい。通信プログラムファイル33は、予め格納されているか、あるいは任意のときに不図示の外部装置から転送されて格納される。この通信プログラムファイル33は、プログラマブル表示器1へ転送されて、上記通信プログラム23として格納される。また、作画エディタ31を用いて作成された任意の画面データ22は、上記のようにプログラマブル表示器1にダウンロードされるが、作画エディタ装置5側に保存してもよく、これが上記画面データファイル32である。
もし、ダウンロード失敗した場合、あるいは後に任意のときに何らかの理由によりプログラマブル表示器1側の画面データ22が消失、破損等した場合には、画面データファイル32を用いて再度ダウンロードする。
プログラマブル表示器1の表示機能及び接続機器4の制御機能は、表示制御といった基本的な機能に関するプログラムである上記本体プログラム21及び本体プログラム21と各種接続機種4毎のそれぞれ固有のプロトコルに対応した通信制御に関するプログラムである上記通信プログラム23によって実現される。
また、上記画面データ22は、どのような表示を行うか、どのような制御を行うか、どのような接続機種かといったプログラマブル表示器1の動作を規定するデータ/プログラムである。上位ユーザ等は、上記作画エディタ31を用いて任意の画面データ22を作成し、これがプログラマブル表示器1へダウンロードされる。
ここで、上記作画エディタ31を用いた画面データ22の作成においては、例えば、ユーザのオペレーションを受け付けるスイッチ等の部品や、データの表示を行うデータ表示等の部品(アイテム)のシンボル画を含む部品リストが、作画エディタ画面上に表示される。
上位ユーザは、この部品リスト中から所望の部品を選択して、部品配置用画面上の任意位置に配置して、その後、この部品を例えば接続機器のデバイス名や制御対象メモリのアドレス等と対応付ける。
この様にして作成された画面データ22がプログラマブル表示器1にダウンロードされた後、実行されると、例えば、ユーザによって任意の表示用部品(例えば数値表示の部品)が操作されると自動的にその制御対象メモリの情報を表示する。あるいは、スイッチ等の部品が操作されると、自動的にそのデバイス名の接続機器の制御(例えば、ON/OFF制御等)が実行される。この様に、各種制御対象機器(接続機器4)に対する制御/表示を行うべき複数の部品を選択して画面上に配置して制御対象メモリと対応付けること等によって、制御対象の機器情報(例えば、センサ等によって検出される状態データ等)を容易に制御/表示することが出来る。
以上は従来部品に関する話であるが、本手法において新たに設けられた後述するドロップアイテムやドロップ領域等の部品に関しては、作画エディタ31によって後述するような設定作業を上位ユーザに行わせる。そして、プログラマブル表示器1においては、ユーザは、所望のドロップアイテムを所望のドロップ領域へとドラッグ&ドロップする操作を行うことになる。詳しくは後述するが、以下、図4を参照して簡単に説明する。
尚、以下の説明では、基本的に、従来部品に関しては述べず、上記ドロップアイテムやドロップ領域について説明する。
図4に、上記プログラマブル表示器1におけるユーザ等による操作イメージを示す。
これは、本システムの特徴の1つを示すものである。
ここで、上記のように本手法では、部品として新たにドロップアイテムとドロップ領域を提供する。これらについては、後に詳しく説明するが、本手法では、ユーザが任意のドロップアイテムを任意のドロップ領域へとドラッグ&ドロップする操作を行うことにより、所望の機能が所望のパラメータにより実行される。尚、ユーザによる操作は、ユーザの指によってディスプレイ19上のタッチパネル18上の任意の位置(何らかの部品表示位置)をタッチすることで行われる。
すなわち、まず、プログラマブル表示器1のディスプレイ19には、画面データ22に基づいて例えば図4(a)に示すような操作/表示用画面が表示される。基本的には、複数のドロップアイテムの画像(図示の例ではパターンA、パターンB、パターンC)と、複数のドロップ領域(図示の例では領域α、領域β)の画像が、表示される。
尚、本説明においては、例えばドロップアイテム画像に関してパターンA等として示すが、実際には例えばそのドロップアイテムの機能を示す文字や図形等を、当該ドロップアイテムの画像として(後述するドロップアイテム画像73等として)設定することが望ましい。同様にして、ドロップ領域の画像に関しても、ここでは上記領域α等として説明するが、実際には例えば上記ドロップアイテムの機能に関するパラメータ(例えば適用先(機器A、機器B等))を示す文字や図形等を、当該ドロップ領域の画像として設定することが望ましい。このような設定によりドロップアイテム画像、ドロップ領域画像が表示されることで、ユーザはドラッグ&ドロップ操作を行う際に、どの機能を何処に(あるいは何に)適用させるのかを把握し易くなり、視覚的/直感的なオペレーション実現に役立つことになる。
ユーザは、例えば図4(b)に示すように、所望のドロップアイテム(図示の例ではパターンA)を選択・押下し(ドラッグし)、図4(c)に示すようにこのドロップアイテ
ムをドラッグ状態のまま所望のドロップ領域(図示の例では領域α)へ移動させた後、図4(d)に示すように指を離す(ドロップする)。つまり、図示の例では、ドロップアイテム(パターンA)をドロップ領域(領域α)へとドラッグ&ドロップする。
これによって、プログラマブル表示器1は、ドロップアイテム(パターンA)の機能を、ドロップ領域(領域α)によって指定されるパラメータで実行する。これら機能、パラメータは、作画エディタ装置5における画面データ22作成の際に設定されるものであり、詳しくは後述する。
尚、上記の例では、領域α、領域βと表示されるが、実際には、例えばドロップアイテムの機能の適用対象(例えば、機器A、機器Bのような機器名等)が表示されることが望ましい。これによって、ユーザは、視覚的に、ドラッグ&ドロップするドロップアイテムの機能の適用先を認識して、所望の適用先へ機能適用させること等ができる。
ここで、以下、図5、図6を参照して、作画エディタ装置5における画面データ22作成の際の上記ドロップアイテム、ドロップ領域の設定作業について説明する。
図5(a)は、上記作画エディタ31による画面データ作成用画面(メイン画面)である。図5(b)、(c)は、ドロップアイテム、ドロップ領域の設定用の画面の一例を示す図である。図6(a)、(b)は、この様な設定結果としての各部品(ドロップアイテム、ドロップ領域)のデータ構造の一例を示す図である。
作画エディタ装置5において、上記作画エディタ31の処理機能によって、例えば図5(a)に示す画面データ作成画面(メイン画面)40が表示される。
この画面データ作成画面40には、図示の部品選択領域41、部品配置領域42等が表示される。部品選択領域41には、様々な部品名が一覧表示される。例えば、スイッチ、ランプ、データ表示、ドロップアイテム、ドロップ領域等の部品名が一覧表示される。上位ユーザは、この中から任意の部品を選択して、選択部品を部品配置領域42上の任意の位置に配置する。
ここでは、ドロップアイテム、ドロップ領域(以下、まとめてドラッグ&ドロップ部品と呼ぶものとする)について説明するものとし、他の部品に関しては従来と同様であってよいものとする。
図示の例では、部品配置領域42上に3つのドロップアイテム43(パターンA、パターンB、パターンC)と2つのドロップ領域44が、図示のように配置されたものとしている。これらドラッグ&ドロップ部品を配置後、あるいは配置前に(上記部品選択領域41で選択した直後に)、そのドラッグ&ドロップ部品に関する所定の設定を上位ユーザに行わせる為の設定画面が表示される。ドロップアイテムに関しては、図5(b)に示すドロップアイテム設定画面50が表示され、ドロップ領域に関しては、図5(c)に示すドロップ領域設定画面60が表示される。
まず、図5(b)に示すドロップアイテム設定画面50について以下に説明する。
図示の例のドロップアイテム設定画面50は、ドラッグアイテム表示選択領域51、ドラッグ中アイテム表示選択領域52、ドロップ機能選択領域53、リンクID選択領域54、パラメータ選択領域55を有する。
ドラッグアイテム表示選択領域51は、設定対象のドロップアイテムの表示画像を上位ユーザに選択させる為の領域である。
ドラッグ中アイテム表示選択領域52は、設定対象のドロップアイテムをドラッグ中(ドラッグした後に移動中)の表示画像を、上位ユーザに選択させる為の領域である。これ
は、大別して、図示の「画像を指定」と「透過指定」がある。「画像を指定」は予め用意されている画像の中から選択させるものである。「透過指定」は、上記ドラッグアイテム表示選択領域51で選択された表示画像を用いて、これを透過表示させるものである。尚、この様なドラッグ中アイテム画像の透過表示自体は、例えば汎用パソコンのGUI等において用いられている。尚、「透過指定」を選択した場合、更に透過率等が選択できるようになっている。
ドロップ機能選択領域53は、設定対象のドロップアイテムを任意のドロップ領域にドロップしたときに実行される機能(所定の処理)を、上位ユーザに選択・設定させる為の領域である。尚、これら各機能を実行するプログラムは、予め作成されて登録されており、図示のようにこれら機能の機能名一覧を表示して、上位ユーザに所望の機能名を選択させるものである。
リンクID選択領域54は、設定対象のドロップアイテムと任意のドロップ領域とをリンク付けるIDを、上位ユーザに選択・設定させる為の領域である。このID自体は任意に決めてもよいが、ここで設定したIDと同一のIDを、当該設定対象のドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域に関するデータ80におけるリンクID84に、設定する必要がある。
尚、上記“ドロップ可能なドロップ領域”とは、例えば一例としては、当該設定対象のドロップアイテムの機能の適用先となる接続機器4に対応するドロップ領域である。例えば機能として仮に“機能a”が設定されたドロップアイテムがあるものとし、例えば接続機器4として接続機器A,B,Cの3台があるものとし、この機能aは、接続機器Aと、接続機器Bに対して適用されるものであるとした場合には、上記リンクID選択領域54と、これら接続機器A,B各々に対応するドロップ領域のリンクID84には、同一のIDが設定される一方で、このIDは接続機器Cに対応するドロップ領域のリンクID84には設定されないことになる。
あるいは、上記“ドロップ可能なドロップ領域”とは、例えば他の例としては、例えば上記機能が“画面切換え”であるものとし、プログラマブル表示器1のディスプレイ19上に表示させる画面として画面A、画面B、画面Cがあるものとし、上記“画面切換え”機能が、これら3つの画面の何れかの画面を切換え表示させるものとした場合、上記リンクID選択領域54と、これらが画面A,B,C各々に対応するドロップ領域のリンクID84には、同一のIDが設定される。そして、例えば、ユーザが、この様な“画面切換え”機能が設定されたドロップアイテムを、画面Bに対応するドロップ領域へとドラッグ&ドロップした場合には、画面Bへと切換え表示されることになる。
パラメータ選択領域55は、上記ドロップ機能選択領域53における機能に係るパラメータのリスト(基本的に、複数のパラメータ)を、上位ユーザに選択・設定させる為の領域である。
これは、例えば仮に上記機能aが、接続機器4に関する所定のメモリビットに関する“メモリビットON”であるものとし、更に上位ユーザはこの機能aの適用先を接続機器Aと接続機器Bに決めたものとする。この場合、パラメータ選択領域55には、例えば、“接続機器Aを示すパラメータ”と、“接続機器Bを示すパラメータ”の2つのパラメータが設定されることになる。
尚、この例におけるパラメータは、他の例としては、“接続機器Aに関する上記所定のメモリビットのアドレス”と“接続機器Bに関する上記所定のメモリビットのアドレス”等とすることも考えられるし、他の例であってもよい。また、尚、パラメータとしては、
更に、例えば接続機器Aに関して予め登録されている何らかの設定値等が含まれていてもよい。
また、上記の例の場合、接続機器Aに対応するドラッグ領域と、接続機器Bに対応するドラッグ領域の2つのドラッグ領域が考えられる。そして、接続機器Aに対応するドラッグ領域に関するパラメータ選択No.85には、上記パラメータ選択領域55における上記“接続機器Aを示すパラメータ”を指定する情報(NO.等)が設定されることになる。同様に、接続機器Bに対応するドラッグ領域に関するパラメータ選択No.85には、上記パラメータ選択領域55における上記“接続機器Bを示すパラメータ”を指定する情報(NO.等)が設定されることになる。
これより後にプログラマブル表示器1においてユーザが、上記機能a等が設定されたドロップアイテムを、例えば接続機器Bに対応するドラッグ領域へとドラッグ&ドロップした場合には、上記“接続機器Bに関する所定のメモリビット”をビットONする処理が実行されることになる。
また、後に、機能aの適用先として接続機器Cを追加したい場合には、作画エディタ装置5側において、画面データファイル32として残しておいた画面データ22に基づいて、パラメータ選択領域55に例えば“接続機器Cを示すパラメータ”を追加すると共に、接続機器Cに対応するドラッグ領域に関するパラメータ選択No.85に、当該追加したパラメータを指定する情報を設定する等して(更に必要に応じて上記IDの設定等も行う)、画面データ22を更新して、この更新版の画面データ22をプログラマブル表示器1にダウンロードする。この様に、簡単に画面データ22を修正/更新することもできる。
尚、ドロップアイテムを上記部品配置領域42上の任意の位置に配置後、このドロップアイテムの表示サイズを任意に設定することもできる。
尚、当然、上記作画エディタ31は、ドロップアイテムに関して上述した上位ユーザによる任意の設定が完了したら、上記ドロップアイテムの配置座標や表示サイズ、更にドロップアイテム設定画面50上での各種設定内容を取り込んで、これらを設定対象のドロップアイテムに対応付けて記憶する機能も有する。これは、ドロップ領域に関しても同様である。
尚、上記パラメータは、機能実行に必要となるデータであるが、このデータは1つとは限らず、図5(b)に示す例では、3つのデータ(PARAM1、PARAM2、PARAM3)から成る。勿論、パラメータは、1つのデータから成るものであってもよい。図示の例は、パラメータとして最大3つのデータを設定可能な場合を示している。例えば、機能として“あるメモリアドレスのデータを他のメモリアドレスへコピー”があった場合には、この機能に対応するパラメータは、少なくともコピー元アドレスとコピー先アドレスの2つのデータより成る必要がある。
次に、図5(c)に示すドロップ領域設定画面60について説明する。
図示の例のドロップ領域設定画面60は、リンクID選択領域61、ドロップ機能パラメータ選択領域62を有する。
リンクID選択領域61は、設定対象のドロップ領域と任意のドロップアイテムとをリンク付けるIDを、上位ユーザに選択させる為の領域である。
ドロップ機能パラメータ選択領域62は、設定対象のドロップ領域に関する任意の1つのパラメータを、上位ユーザに選択させる為の領域である。これは、上記パラメータ選択領域55において設定されたパラメータのリストのうち、任意のパラメータを指定する為の情報(例えば、各パラメータに対応付けられているNo.等)を、選択させるものであ
る。
尚、図5(b)のパラメータ選択領域55に示すように、各No.毎に対応付けられているパラメータは、1つとは限らず、複数のパラメータが対応付けられていてもよい。
尚、図示していないが、ドロップ領域設定画面60において、ドロップ領域の表示画像等を上記ユーザに選択させる為の領域を更に有するようにしてもよい。また、尚、上記ドロップアイテムと同様、ドロップ領域に関しても、上記部品配置領域42上の任意の位置に配置後、その表示サイズを任意に設定することもできる。
上記作画エディタ31は、上記ドロップアイテムと同様にドロップ領域に関しても、上述した上位ユーザによる任意の設定が完了したら、上記ドロップ領域の配置座標や表示サイズ、更にドロップ領域設定画面60上での各種設定内容を取り込んで、これらを設定対象のドロップ領域に対応付けて記憶する機能も有する。
尚、部品配置領域42上に配置する部品は、上記ドラッグ&ドロップ部品に限らず、他の部品(スイッチ等)もあってもよいが、これについては従来と同様であってよく、またここでは関係ないので、特に説明しない。
上記のように、上位ユーザは、画面データ作成画面(メイン画面)40において、部品選択領域41に一覧表示される各種部品を用いて、部品配置領域42上に各種部品を配置し、またドラッグ&ドロップ部品に関しては上述した各種設定を行うことで、所望の画面データ22を作成する。当然、この画面データ22には、上述したドロップアイテム、ドロップ領域に対応付けた各種設定内容も含まれる。
そして、作画エディタ31は、上位ユーザによるダウンロード指示に応じて、この様に作成された画面データ22を、作画エディタ装置5からプログラマブル表示器1ヘダウンロードする機能も備える。
図6(a)、(b)は、上述した各ドロップアイテム、ドロップ領域に対応付けた各種設定内容(ドラッグ&ドロップ部品設定データ)の一例である。
図6(a)に示すドロップアイテムデータ70(ドロップアイテムに対応付けた設定データ)は、表示座標71、表示サイズ72、ドロップアイテム画像73、ドラッグ中アイテム画像74、ドラッグ中画像透過指定75、リンクID76、ドロップ機能データ77、パラメータ設定数78、及びパラメータ設定リスト79等から成る。
表示座標71と表示サイズ72は、上記ドロップアイテム43の部品配置領域42上での配置位置とサイズである。
ドロップアイテム画像73〜パラメータ設定リスト79は、上述したドロップアイテム設定画面50上で任意に設定された設定データである。
すなわち、まず、ドロップアイテム画像73は、上記ドラッグアイテム表示選択領域51で選択されたドロップアイテム画像の画像データ(ビットマップデータ、JPEGデータ等)である。
また、ドラッグ中アイテム画像74は、上記ドラッグ中アイテム表示選択領域52において「画像を指定」が選択された場合に、選択・指定されたドラッグ中アイテム表示画像の画像データ(ビットマップデータ、JPEGデータ等)である。
また、ドラッグ中画像透過指定75は、上記ドラッグ中アイテム表示選択領域52において「透過指定」が選択された場合に、透過に関する設定内容が格納される。まず、この
場合には、ドラッグ中画像透過指定75内の透過指定フラグは‘1’(透過する)が設定される。更に、ドラッグ中画像透過指定75内の透過率、透過色には、上位ユーザが任意に設定した透過率、透過色が格納される。
リンクID76は、上記リンクID選択領域54において設定されたIDである。このIDは、既に述べた通り、ドロップアイテムとドロップ領域とをリンク付けるIDである。
ドロップ機能データ77は、上記ドロップ機能選択領域53において設定された機能を示すデータである。ここでは仮に、機能1、機能2、機能3の3種類の機能があるものとし、‘0’は機能1、‘1’は機能2、‘2’は機能3を示すものとしている。そして、ドロップ機能データ77には、‘0’、‘1’、‘2’の何れかが格納される。尚、各機能に応じた処理を実現するプログラムは、例えばプログラマブル表示器1の本体プログラム21内に含まれている。例えば、ドロップ機能データ77が‘1’であったならば、プログラマブル表示器1で機能2を実現するプログラムが実行されることになる。
パラメータ設定リスト79は、上記パラメータ選択領域55で設定された1以上のパラメータである。パラメータは、上記機能実行に必要となるデータであり、例えば機能実行先(メモリアドレス、機器名等)や画面番号等である。例えば、機能として“メモリビットON”があった場合、このビットONするメモリアドレスがパラメータとして設定される。あるいは、機能として“任意のメモリアドレスのデータを書き換える”機能がある場合には、このメモリアドレスとデータがパラメータとして設定される。あるいは、機能として“画面切換え”があった場合には、各画面毎に予め割り当てられている画面識別番号のうちの任意の画面識別番号が、パラメータとして設定される。
これらの各パラメータには上述したNo.等の情報も含まれている。尚、パラメータ設定数78には、パラメータ設定リスト79におけるパラメータの数が格納される。図示の例では、パラメータ設定リスト79にはパラメータ0〜パラメータN−1のN個のパラメータが設定されているので、パラメータ設定数78には‘N’が格納されることになる。
次に、以下、図6(b)に示すドロップ領域データ80について説明する。
図示の例のドロップ領域データ80は、表示座標81、表示サイズ82、領域カラー83、リンクID84、パラメータ選択No.85等から成る。
表示座標81、表示サイズ82、及び領域カラー83は、上記ドロップ領域44の部品配置領域42上での配置位置とサイズ、及び色である。尚、色については説明しなかったが、ここでは上位ユーザは色指定も行うこともできるものとする。
リンクID84、パラメータ選択No.85は、上記ドロップ領域設定画面60における上記リンクID選択領域61、ドロップ機能パラメータ選択領域62でそれぞれ設定されたID、パラメータの指定情報(No.等)である。
以上、作画エディタ装置5における画面データ22の作成処理、及び作成結果(特にドラッグ&ドロップ部品に関する設定データ)について説明した。上記の通り、作成された画面データ22は、プログラマブル表示器1にダウンロードされる。
プログラマブル表示器1では、上記本体プログラム21が、ダウンロードされた画面データ22を用いて、上述した操作/表示用画面を表示して、ユーザに任意の操作を行わせて、このユーザ操作に応じた処理を実行することになる。
そして、ユーザによる入力操作に関して、上記ドラッグ&ドロップ部品についてはドラッグ&ドロップ操作を行うことになる。そして、このドラッグ&ドロップ操作に係わるドロップアイテムとドロップ領域に応じた処理が実行されることになる。すなわち、プログラマブル表示器1は、これらの操作されたドロップアイテムとドロップ領域に関する上記図6(a)、(b)に示す設定データ70,80に基づいて、実行すべき処理や実行対象等を判定して、ディスプレイ19上の表示内容を制御したり、画面の切り替えを実行したり、任意の制御対象に対する任意の処理機能を実行することになる。
以下、プログラマブル表示器1の処理について説明する。
尚、以下に説明するプログラマブル表示器1の処理は、特に断らない限りは、本体プログラム21が実行するものとする。
図7は、プログラマブル表示器1による処理の概要を示す図である。
プログラマブル表示器1は、上記画面データ22を用いて、ユーザに任意の操作(スイッチ操作、ドロップアイテム操作等)を行わせる為の操作/表示用画面を、ディスプレイ19上に表示する。この操作画面上には各種部品が配置されており、例えば図4(a)に示した操作画面等が表示される。この例では、各種ドラッグ&ドロップ部品(ドロップアイテムとドロップ領域)のみがディスプレイ19上に表示されることになるが、この例に限らず、他の部品(既存のスイッチ、ランプ、グラフ、数値表示等)も表示されてもよい。但し、これらの既存の部品については特に説明しない。
尚、これら各種ドラッグ&ドロップ部品の表示位置や大きさや表示画像は、上記表示座標71、表示サイズ72、ドロップアイテム画像73、あるいは表示座標81、表示サイズ82、領域カラー83等(あるいはドロップ領域用画像)に基づいて、描画されるものである。
また、尚、上記画面表示の際には、画面データ22に基づく操作/表示用画面のデータがRAM13に格納され、グラフィックコントローラ11は、RAM13に格納されている操作/表示用画面データを用いてディスプレイ19上に操作/表示用画面を表示する。また、ユーザ操作等に応じて操作/表示用画面の表示内容が変わる(例えば、ドロップアイテムの移動等)際には、RAM13に格納されている操作/表示用画面データの一部の描画が更新されることになる。
ユーザは、タッチパネル18上で、上記ディスプレイ19に表示される操作/表示用画面上の任意の部品を操作する。このユーザ操作は、例えばユーザの指により、タッチパネル18上の任意の位置(座標)を押下する操作、押下した状態のまま位置移動する操作、これら押下した状態から指を離す操作(離上操作)である。
タッチパネルコントローラ16は、これらのユーザ操作内容や座標を検出してCPU15に通知する。CPU15は、例えば上記本体プログラム21を実行することで、図7に示す各種処理部の処理を実行する。
すなわち、CPU15は、タッチスイッチ判定処理部91(ドラッグアイテム識別処理部92、ドロップアイテム識別処理部93を含む)、ドラッグタイミング検出処理部94、ドロップタイミング検出処理部95、ドロップ動作識別処理部96、ドロップ領域判定処理部97、ドロップ可能領域通知処理部98、ドラッグ中アイテム描画処理部99、ドロップ機能実行処理部100等の各種処理部の機能を、上記本体プログラム21を実行することで実現する。尚、当然、これら処理の際に画面データ22を参照する場合もある。
また、図示していないが、更に「ドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理機
能」も有する。
上記各種処理部については、後に詳細に説明するものであり、ここでは以下に簡単に説明するのみとする。
「ドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理機能」は、画面データ22に基づいて、上記操作/表示用画面をRAM13上に構築する処理を行う。
タッチスイッチ判定処理部91(ドラッグアイテム識別処理部92、ドロップアイテム識別処理部93を含む)は、ユーザによる操作内容を判定して他の処理部に通知する処理部である。例えば、ドラッグされたアイテムの識別・通知、このドラッグアイテムがドロップアイテムである場合には、ドロップ先のドロップ領域の識別・通知やドラッグ中の(移動中)の座標の検出・通知等を行う。これらの通知先は、ドラッグタイミング検出処理部94、ドロップタイミング検出処理部95、ドロップ可能領域通知処理部98、ドラッグ中アイテム描画処理部99等である。また、タッチスイッチ判定処理部91は、後述するモードを保持しており、モード内容に従って処理を行う。
ドラッグタイミング検出処理部94は、任意のドロップアイテムがドラッグされたときに所定の処理を行う。ドロップタイミング検出処理部95は、ドラッグ中のドロップアイテムが任意のドロップ領域にドロップされたときに所定の処理を行う。詳しくは後述する。尚、ドラッグタイミング検出処理部94、ドロップタイミング検出処理部95の処理機能は、それぞれ上記ドラッグアイテム識別処理部92、ドロップアイテム識別処理部93に含まれていてもよい。
ドラッグ中アイテム描画処理部99は、ドラッグ中の(移動中の)ドロップアイテムを描画する。また、ドロップ可能領域通知処理部98は、ドラッグされたドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域を判定して、このドロップ可能ドロップ領域がユーザに視覚的に分かるようにする表示を行わせる。
ドロップ動作識別処理部96とドロップ領域判定処理部97は、ドラッグ中のドロップアイテムがドロップ(離上操作)されると、ドロップされたドロップ領域を判別し、これが当該ドロップアイテムがドロップ可能なドロップ領域であるか否かを判定し、可能であるならば、ドロップ機能実行処理部100に処理実行させる。すなわち、ドロップ機能実行処理部100は、当該ドロップアイテムの機能を、ドロップしたドロップ領域に応じたパラメータにより実行する。
上述した各種処理機能部による全体的な処理は、大別してドラッグ開始シーケンス、ドラッグ中シーケンス、ドラッグ終了シーケンスに分けられる。ドラッグ開始シーケンスのフローチャートは図9に示し、ドラッグ中シーケンスのフローチャートは図10に示し、ドラッグ終了シーケンスのフローチャートは図11に示す。これらのフローチャートについては、後に説明する。
以下、上記各種処理機能部について更に詳細に説明する。
(a)ドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理
まず、上述した不図示の「ドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理機能」について説明する。この処理は、操作/表示用画面の初期状態を生成する為の処理に含まれ、特にドロップアイテム、ドロップ領域の描画に関する処理を意味する。
すなわち、プログラマブル表示器1を起動すると上記操作/表示用画面生成の為の画面ロード処理を行う。この画面ロード処理自体は、基本的には既存の処理であり、不揮発性メモリ(ROM12)に登録された画面データ22に基づいて、対象のスクリーンに表示するアイテムを順次作業用の揮発性メモリ(RAM13)上にロードし、アイテム描画処
理にて画面上に描画を行う処理である。
“ドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理”は、このアイテム描画処理の拡張処理として動作し、各ドロップアイテムと各ドロップ領域の画像は、アイテム描画処理のタイミングでドロップアイテム描画処理/ドロップ領域描画処理により操作/表示用画面上に表示される。
尚、ここで、例えば図4(a)に示す例の場合には問題ないが、例えばアイテム数が多すぎる為に全てのアイテムを配置するスペースが無い場合等に、例えば後に図12に示すように、アイテムを重ね合わせて表示する場合がある。
この様な場合には、どのアイテムが操作されたかを判定する為に、スイッチ領域チェーンリストを用いる(詳しくは後に図12を参照して説明する)。そして、この様な例の場合には、上記画面ロード処理の際にアイテムをロードするタイミングで、ドロップアイテムについては通常のアイテム(スイッチ等)と同様に、スイッチ領域チェーンリストを作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に構築する。また、ドロップ領域についてはドロップ領域チェーンリストを作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に構築する。
このスイッチ領域チェーンリストはアイテムの配置順に構成され、ドラッグされたアイテムを識別するドラッグアイテム識別処理部92にて参照される。また、ドロップ領域チェーンリストはID毎に描画順に構成され、ドロップアイテムがドロップされたドロップ領域を判定するドロップ領域判定処理部97にて参照される。
(b)タッチスイッチ判定処理部91
タッチスイッチ判定処理部91は、画面上に配置された各スイッチ領域(各アイテムの表示領域)のうちの任意のスイッチ領域に対する押下操作(ドラッグ)すなわち任意のアイテムに対する押下操作(ドラッグ)を検出する為の(1)スイッチ検出モードと、任意のドロップアイテムがドラッグされてからこのドロップアイテムが任意のドロップ領域にドロップされるまでの間、すなわちドラッグ&ドロップの操作中、押下されている(ドラッグ中の;移動中の)ドロップアイテムの座標を検出する又はドロップ操作を検出する為の(2)タッチスイッチ座標検出モードを持つ。初期状態では、(1)スイッチ検出モードになっている。
ここで、図8には、上記モードとこのモードの遷移を示す。
タッチスイッチ判定処理部91は、例えば図8に示すように、(1)スイッチ検出モードにおいて、任意のアイテム押下のイベントが発生すると、この押下アイテムが通常アイテム(ドロップアイテム以外のアイテム)である場合には、既存の処理(押下アイテムに応じた処理)を実行する。一方、この押下アイテムがドロップアイテムである場合には、その旨をドラッグタイミング検出処理部94に通知して、当該処理部94の後述する処理を実行させ、これによりモード変更される。すなわち、モードが、(1)スイッチ検出モードから(2)タッチスイッチ座標検出モードへと変更される。
また、タッチスイッチ判定処理部91は、(2)タッチスイッチ座標検出モードにおいては、ドラッグ中の(移動中の)ドロップアイテムの座標をドロップ可能領域通知処理部98とドラッグ中アイテム描画処理部99に通知する。この通知を受けたこれら処理部98,99の処理動作については後に説明する。また、(2)タッチスイッチ座標検出モードにおいて離上操作が検出された場合は、スイッチが離上されたことをドロップタイミング検出処理部95に通知する。この通知を受けた処理部95の動作については後に説明するが、図8に示すように、ドロップタイミング検出処理部95の処理によってモード変更される。すなわち、(2)タッチスイッチ座標検出モードから(1)スイッチ検出モード
へ移行する。
また、タッチスイッチ判定処理部91は、上述した例えば図12のようにアイテム/領域を重ね合わせて表示する例の場合には、上記押下アイテムを判定する処理の際に、スイッチ領域チェーンリストを参照する。すなわち、(1)スイッチ検出モードにおいてタッチパネル18上の任意の位置が押下されたタイミングで、後に図12で説明するように後述するスイッチ領域チェーンリストを参照し、上位に表示されているスイッチ領域から順に押下領域判定を行い、最初に該当するスイッチ領域の登録元となるアイテムが押下されたものと判定する。
以上説明したタッチスイッチ判定処理部91の処理動作の一部は、当該タッチスイッチ判定処理部91に含まれる処理機能部である上記ドラッグアイテム識別処理部92、ドロップアイテム識別処理部93によって実行される。
すなわち、まず、ドラッグアイテム識別処理部92は、タッチスイッチ判定処理の(1)スイッチ検出モードの拡張処理として動作し、タッチパネル18上の任意の位置が押下されたタイミングで、当該ドラッグされたアイテムを識別する。そして、ドラッグされたアイテムがドロップアイテムである場合には、このドロップアイテムが押下された旨の情報をドラッグタイミング検出処理部94に通知する。
また、ドラッグアイテム識別処理部92は、上述したドロップアイテムが重なり表示される例の場合には、上記のようにスイッチ領域チェーンリストを参照し、上位に表示されているスイッチ領域から順に押下領域判定を行い、最初に該当するスイッチ領域の登録元となるアイテムがドロップアイテムであれば、このドロップアイテムが押下された旨の情報をドラッグタイミング検出処理部94に通知する。
また、ドロップアイテム識別処理部93は、タッチスイッチ判定処理の(2)タッチスイッチ座標検出モードの拡張処理として動作し、離上操作が検出されたタイミングで、“離上操作有り”の情報をドロップタイミング検出処理部95に通知する。
(c)ドラッグタイミング検出処理部94
ドラッグタイミング検出処理部94は、タッチスイッチ判定処理部91(ドラッグアイテム識別処理部92)から上記ドロップアイテムが押下された旨の情報が通知されると、ドラッグ開始と判断し、タッチスイッチ判定処理部91のモードを(1)スイッチ検出モードから(2)タッチスイッチ座標検出モードへ切り替える。更に、ドロップアイテム処理ステータスを“ドラッグ状態”へ移行し、“押下されたドロップアイテムを示す情報”(例えば、各ドロップアイテム毎に予め識別番号が与えられている場合には、押下されたドロップアイテムの識別番号)を、作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶する。
尚、説明していなかったが、上記モード以外に、ドロップアイテム処理ステータスが保持されている。ドロップアイテム処理ステータスには上記“ドラッグ状態”と“アイドル状態”とがある。初期状態では“アイドル状態”となっており、上記のように任意のドロップアイテムがドラッグされると“ドラッグ状態”に移行し、ドラッグ&ドロップ操作により当該ドロップアイテムの機能が実行されて処理完了したら、“アイドル状態”に戻る。
ここで、本システムにおいては、後に図13で説明するように、ドラッグ&ドロップ操作中(特に移動中)のドロップアイテムの画像表示が、ユーザの指によって隠れてしまわないようにする為に、ドラッグ中(移動中)のドロップアイテムの表示位置を調整する制御を行うことも、特徴の1つとして有している。
これは、必ずしも行うものではないが、この様な表示位置調整制御を行う場合には、ドラッグタイミング検出処理部94は、上述した処理に加えて更に、例えば図13のようにドロップアイテムのドラッグ開始座標(ユーザがその指で押下した座標)に関して、ドロップアイテムの始点座標を起点としたオフセット値(図示のドラッグポイントX座標オフセット、ドラッグポイントY座標オフセット)を求めて、これをドラッグポイント座標オフセットとして作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶する。
(d)ドロップタイミング検出処理部95
ドロップタイミング検出処理部95は、タッチスイッチ判定処理部91(ドロップアイテム識別処理部93)から上記“離上操作有り”が通知されると、ドロップアイテム処理ステータスが“ドラッグ状態”の場合には、ドロップ動作識別処理部96とドロップ可能領域通知処理部98に“ドロップ情報”を通知する。
尚、上記“離上操作有り”通知には、離上操作が検出された位置座標が含まれており、上記“ドロップ情報”にはこの離上位置座標が含まれている。
その後、これら各処理部96,98の処理を含むその後の全ての処理が終了したら(特にドロップ機能実行処理部100による処理が実行・完了したら)、タッチスイッチ判定処理部91のモードを、(2)タッチスイッチ座標検出モードから(1)スイッチ検出モードへ切り替える。更に、ドロップアイテム処理ステータスを、“アイドル状態”へ移行し、上記作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶した“押下されたドロップアイテムを示す情報”をクリアする。
(e)ドラッグ中アイテム描画処理部99
ドラッグ中アイテム描画処理部99は、ドロップアイテム処理ステータスが“ドラッグ状態”である場合、上記のようにタッチスイッチ判定処理部91から押下位置座標が随時通知されてくるので、この押下位置座標にドラッグされたドロップアイテムのドラッグ中アイテム画像の表示を行う。この表示画像は、当該ドラッグ中のドロップアイテムに関する上記ドロップアイテムデータ70のドラッグ中アイテム画像74を用いるか、またはドロップアイテム画像73をドラッグ中画像透過指定75に従って透過表示させるものである。透過率が指定されている場合はドロップアイテム画像73を透過率に従って透過(背景画像とブレンド)して表示する。また、透過色が設定されている場合はドロップアイテムの透過色以外の部分を描画対象として表示する等が考えられる。
尚、ドラッグ中アイテム画像の表示は、ユーザにドラッグ&ドロップ中であることを視覚的に知らせる為のものである。
あるいは後述する図13の例のような表示を行う場合には、上述した作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶されているドラッグポイント座標オフセットを用いて、上記ドラッグ中アイテム画像の表示位置を調整する。例えば、押下位置座標より、上記ドラッグポイント座標オフセットを調整した位置を始点として、ドラッグ中アイテム画像の表示を行う。詳しくは、後に図13を参照して説明する。
この例では、ドラッグポイント座標オフセットを考慮することで、例えばドロップアイテム画像の端をドラッグした場合は、操作中の指に隠れることなくドラッグ中のドロップアイテムをユーザに視覚的に知らせることが可能となる。
(f)ドロップ可能領域通知処理部98
ドロップ可能領域通知処理部98は、上記のようにタッチスイッチ判定処理部91から押下位置座標が通知されてくると、上記ドロップアイテム処理ステータスが“ドラッグ状態”である場合、最初に通知された押下位置座標に基づいて、ドラッグされたドロップア
イテムを判定する(あるいは、上記のようにドラッグアイテム識別処理部92がドラッグされたドロップアイテムを判別しているので、この判別結果を受け取ってもよい)。
そして、ドラッグされたドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域を判定する。これは、当該ドラッグされたドロップアイテムのドロップアイテムデータ70のリンクID76を、各ドロップ領域のドロップ領域データ80のリンクID84と比較して、一致するものを判定する。リンクID76と一致するリンクID84を有するドロップ領域が、ドロップ可能なドロップ領域(該当するドロップ領域)である。この該当するドロップ領域は、1以上あり、基本的には複数存在するものである。
そして、当該ドロップ可能なドロップ領域がユーザに視覚的に分かるように表示を行う。この表示方法は何でもよいが、例えば、当該ドロップ可能なドロップ領域の枠の表示色を、他のドロップ領域の枠とは異なる色へと変更したり、当該ドロップ可能なドロップ領域のみ表示を続け、他のドロップ領域の表示は消すようにする等が考えられる。
ドロップ領域の表示切り替えはユーザにドロップ可能な領域であることを通知する為の手段であり、通知方法としては上記のようにドロップ領域の枠を異なる色で表示すること等が考えられる。あるいは、図5(c)には示していないが例えばドロップ領域設定画面60において更にドロップ可能ドロップ領域であることを示す画像(ドロップ可能通知画像と呼ぶものとする)の設定領域を設けるようにしてもよい。この場合には、ドロップ領域の表示画像を、このドロップ可能通知画像に置き換えて表示することになる。
勿論、他の通知方法であってもよく、要はユーザが分かればよいのである。
その後、ドロップタイミング検出処理部95から上記“ドロップ情報”(離上)が通知されたら、表示切替を行ったドロップ領域の表示を元に戻す。
また、ドロップ可能領域通知処理部98は、上記の例に限らず、例えば、ドラッグされたドロップアイテムが、任意のドロップ領域の表示位置へと移動したときに(但し、基本的には離上操作前に)、そのドロップ領域に関して、上記ドロップ可能なドロップ領域であるか否かの判定を行い、ドロップ可能な場合には当該ドロップ領域の表示内容を切り替える(枠の色を変える等)処理を行うようにしてもよい(“他の処理例”とする)。
この“他の処理例”の場合には、ドロップ可能領域通知処理部98は、例えば上記のようにタッチスイッチ判定処理部91から随時現在の押下位置座標が通知されてくると、この現在の押下位置座標をドロップ領域判定処理部97に渡す。ドロップ領域判定処理97は、後述する「離上位置座標に該当するドロップ領域を判定する処理」と同様の処理を行う。つまり、離上位置座標の代わりに上記現在の押下位置座標を用いて、この押下位置座標に該当するドロップ領域を判定する処理を行う。そして、該当するドロップ領域があった場合には、このドロップ領域を示す情報(識別番号あるいはそのデータ80)を、ドロップ可能領域通知処理部98に通知する。
この通知を受けたドロップ可能領域通知処理部98は、この“該当するドロップ領域”を上記ドロップ可能か否かの判定の対象として上述した判定処理を行う。そして、ドロップ可能な場合には当該ドロップ領域の表示内容を切り替える(枠の色を変える等)処理を行う。
その後も、ドロップ可能領域通知処理部98は、現在の押下位置座標をドロップ領域判定処理部97に渡す処理を続ける。そして、ドロップ領域判定処理部97による上記判定結果(該当するドロップ領域)が、上記表示切替を行ったドロップ領域である限りは(作業用の揮発性メモリ上に表示切替を行ったドロップ領域を記憶しておく)、何も行わない
。そして、ドロップ領域判定処理部97による上記判定結果が、上記表示切替を行ったドロップ領域とは異なる場合(該当するドロップ領域が別のドロップ領域となった場合、または該当するドロップ領域無しとなった場合)には、表示切替を行ったドロップ領域の表示を元に戻す。更に、上記「該当するドロップ領域が別のドロップ領域となった場合」であった場合には、この新たに該当するドロップ領域となったドロップ領域の表示内容を切り替える(枠の色を変える等)処理を行う。
そして、ドロップ可能領域通知処理部98は、ドロップタイミング検出処理部95から上記“ドロップ情報”(離上)が通知されたら、上記ドロップ領域判定処理部97への現在の押下位置座標の通知処理を止めると共に、表示切替を行っているドロップ領域の表示を元に戻す。
(g)ドロップ動作識別処理部96
ドロップ動作識別処理部96は、ドロップアイテム処理ステータスが“ドラッグ状態”である場合、ドロップタイミング検出処理部95から上記“ドロップ情報”の通知があった場合、このドロップ情報に含まれる上記離上位置座標をドロップ領域判定処理部97に渡して、後述する判定処理を行わせる。
尚、上記離上位置座標が通知されない場合(上記“ドロップ情報”が単にドロップ操作があったことを通知するものである場合)、ドロップ動作識別処理部96にも、上記ドラッグ中アイテム描画処理部99等と同様に、ドロップアイテムのドラッグ&ドロップ操作中にタッチスイッチ判定処理部91から押下位置座標が通知されてくるようにしてもよく、この場合には上記“ドロップ情報”の通知があったタイミングで通知された押下位置座標を、上記離上位置座標と判定する。
そして、ドロップ領域判定処理部97から後述する判定結果が返信されると、この判定結果に応じた処理を行う。
すなわち、ドロップ領域判定処理部97から“該当するドロップ領域あり”の判定結果とこの該当するドロップ領域を示す情報(例えば、予め各ドロップ領域に識別番号が割り当てられている場合には、該当するドロップ領域の識別番号)が返信されてくると、この該当するドロップ領域に関するドロップ領域データ80を参照して、そのパラメータNO.85を取得する。また、上記のようにドラッグタイミング検出処理部94によって作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に上記“押下されたドロップアイテムを示す情報”が記憶されているので、このドロップアイテムに関するドロップアイテムデータ70を参照して、そのドロップ機能データ77、パラメータ設定リスト79を取得する。
そして、これら取得した情報(パラメータNO.85、ドロップ機能データ77、パラメータ設定リスト79)を、ドロップ機能実行処理部100に渡す。
尚、ドロップ領域判定処理部97から“該当するドロップ領域無し”の返信があった場合には、実行キャンセルとし、エラーブザー等で実行キャンセルをユーザに通知する。
(h)ドロップ領域判定処理部97
ドロップ領域判定処理97は、ドロップ動作識別処理部96から上記離上位置座標が渡されると、この離上位置座標に該当するドロップ領域を判定する(領域判定を行う)。これは各ドロップ領域に関するドロップ領域データ80の表示座標81及び表示サイズ82により各ドロップ領域が表示されている領域が分かるので、その領域内に上記離上位置座標が含まれるドロップ領域を、領域判定で該当するドロップ領域(ドロップアイテムがドロップされたドロップ領域)と判定する。もし(ユーザの操作ミス等により)、領域判定で該当するドロップ領域が無ければ、上記“該当するドロップ領域無し”の返信を行う。
一方、領域判定で該当するドロップ領域がある場合、更に、そのリンクIDが上記ドラッグ&ドロップ操作されたドロップアイテムのリンクIDと一致するか否かを判定する(リンク判定を行う)。これは、上記のようにドラッグタイミング検出処理部94によって作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に“押下されたドロップアイテムを示す情報”が記憶されているので、このドロップアイテムに関するリンクID76を参照すると共に、領域判定で該当するドロップ領域に関するリンクID84を参照し、リンクID76がリンクID84と一致するか否かを判定する。一致するならば、上記の通り、“該当するドロップ領域あり”の判定結果とこの該当するドロップ領域を示す情報(その識別番号等)を返信する。一方、一致しないならば、上記“該当するドロップ領域無し”の返信を行う。
上記のように、領域判定とリンク判定の両方でOKとなった場合、すなわち、ユーザが任意のドロップアイテムを、そのドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域へとドラッグ&ドロップする操作を行った場合には、“該当するドロップ領域あり”と判定され、これによってドロップ機能実行処理部100によって、このドロップアイテムの機能(ドロップ機能データ77)が、このドロップ領域のパラメータ選択No.85によって指定されるパラメータ(パラメータ設定リスト79のパラメータの何れか)を用いて実行されることになる。
尚、図12に示すようなドロップアイテム/ドロップ領域の重なり表示を行う例の場合には、ドロップ領域判定処理部97は、作業用の揮発性メモリ上に構築された上記ドロップ領域チェーンリストを参照し、上位に表示されているドロップ領域から順に上記領域判定を行う。最初に領域判定OKとなるドロップ領域が見つかったら更に上記リンク判定を行い、リンク判定NGであったならば、次のドロップ領域について上記領域判定を行う。そして、最初に領域判定、リンク判定の両方で判定OKとなったドロップ領域を、該当するドロップ領域としてドロップ動作識別処理部96に通知する。もし、該当するドロップ領域が1つも無ければ、上記“該当するドロップ領域無し”の返信を行う。尚、ドロップ領域チェーンリストを参照した判定については、後に図12を参照して詳しく説明する。
(i)ドロップ機能実行処理部100
ドロップ機能実行処理部100は、上記ドロップ動作識別処理部96から渡されたデータに基づいて、所定の処理機能(ユーザが上記ドラッグ&ドロップ操作によって指定した処理)を実行する。すなわち、上記ドロップ領域のパラメータ選択No.85により、ドロップアイテムのパラメータ設定リスト79からパラメータを選択する。例えば、図6の例において、パラメータ選択No.85=“N−1”であったならば、パラメータ設定リスト79におけるパラメータ0〜パラメータ(N−1)のN個のパラメータのなかのパラメータ(N−1)を選択する。そして、ドロップアイテムのドロップ機能データ77の機能を、選択したパラメータにより実行する。例えば、図6の例においてドロップ機能データ77=‘1’(機能2)であったならば、当該機能2の処理を、上記パラメータ(N−1)により実行する。
もし、パラメータ設定リスト79内に、パラメータ選択No.85に該当するパラメータが設定されていない場合には、実行キャンセルとし、エラーブザー等で実行キャンセルをユーザに通知する。
尚、図6に示すデータ構造は一例であり、この例に限るものではなく、例えばパラメータ設定リスト79を無くすと共に、パラメータ選択No.85の代わりにパラメータ自体を登録させるようにしてもよい。何れにしても、本質的には、ドラッグしたドロップアイテムの機能を、これをドロップしたドロップ領域に対応するパラメータを用いて実行するものと言える。
以上、各種処理機能部について個別に詳細に説明したが、これら各種処理機能部による全体的な処理の流れを分かり易くする為に、図9〜図11のフローチャート図を示す。
以下、図9、図10、図11のフローチャート図を参照して、プログラマブル表示器1の処理全体について説明する。
まず、上述したように、初期状態(ここでは、ユーザによる任意の操作に応じた機能・処理が実行・完了し、次のユーザ操作待ちの状態を意味するものとする)では、上記モードは“スイッチ検出モード”、上記ドロップアイテム処理ステータスは“アイドル状態”となっている。
この状態で、ユーザがタッチパネル18上で所望の操作(任意の位置をタッチする操作)を行うと、図9に示すドラッグ開始のシーケンスが実行される。
すなわち、まず、上記操作が、任意のアイテムを押下したものであるか否かを判定する(ステップS11)。これは、ドロップアイテムであるか通常アイテムであるかに関係なく、何れかのアイテムが押下操作されたか否かを判定する。この判定処理は、上記タッチスイッチ判定処理部91による処理であり、既に説明してあるので、ここでは説明しないが、上記の通り、場合によってはスイッチ領域チェーンリストを参照して判定を行ってもよい。
例えば操作ミス等によりアイテムが押下されたものではないならば(ステップS11,NO)、本処理は終了し、ユーザ操作待ちの状態に戻る。
一方、任意のアイテムが押下(ドラッグ)されたのであれば(ステップS11,YES)、続いて、この押下アイテムがドロップアイテムであるか否かを判定する(ステップS12)。この判定処理は、上記ドラッグアイテム識別処理部92による処理であり、既に説明してあるので、ここでは説明しない。押下アイテムがドロップアイテムではない場合、すなわち既存の通常アイテムである場合には(ステップS12,NO)、この押下された通常アイテムに応じた所定の処理を実行する(ステップS13)。例えば、既存のスイッチON/OFF等の処理を実行する。既存の処理であるので、ここでは説明しない。
一方、押下アイテムがドロップアイテムである場合には(ステップS12,YES)、ドラッグタイミング検出処理(ステップS14)とモード及びステータスの変更処理を実行する(ステップS15)。これらの処理は、上記ドラッグタイミング検出処理部94の処理であり、既に説明してあるので、ここでは簡単に説明するのみとする。
すなわち、ステップS14の処理では、ドラッグされたドロップアイテムを示す情報(例えば、このドロップアイテムの識別情報、あるいはそのドロップアイテムデータ70等)を、作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶する。また、図13に示す例のような表示を行う場合には、上述したドラッグポイント座標オフセットも作業用の揮発性メモリ(RAM13)上に記憶する。
また、ステップS15の処理では、モードを(1)スイッチ検出モードから(2)タッチスイッチ座標検出モードへ切り替え、更に、ドロップアイテム処理ステータスを“ドラッグ状態”へ移行する。
本手法では、ユーザは、ドラッグ&ドロップ部品を操作する場合には、任意のドロップアイテムを任意のドロップ領域へとドラッグ&ドロップするものであり、上記のように任意のドロップアイテムが押下(ドラッグ)された後、任意のドロップ領域にドロップされるまでの間、すなわちユーザがドラッグしたドロップアイテムを移動させる操作を行っている間は、図10に示すドラッグ中のシーケンスが実行される。
ここでは、上記の通り、ユーザが、ドラッグしたドロップアイテムを移動させる操作を行っているものとする。また、このとき、上記の通り、タッチスイッチ判定処理部91は、タッチパネルコントローラ16を介して取得したドラッグ中のドロップアイテムの現在の押下位置座標を、随時、ドラッグ中アイテム描画処理部99等に通知している。
これより、ドラッグ中アイテム描画処理部99は、ドラッグ中アイテム描画処理を実行する(ステップS16)。この処理は既に述べたので、ここでは簡単に説明するならば、上記ドラッグ中のドロップアイテムのドラッグ中アイテム画像(例えば透過画像等)を、ユーザによる現在の押下位置座標に表示するものである。この表示のイメージの一例を、図10に示してある。
尚、既に述べたように、上記ステップS16の処理の際に、上記ドラッグポイント座標オフセットを用いて、上記ドラッグ中アイテム画像の表示位置を調整するようにしてもよい。
一方、上記ステップS16の処理と並行して、上記ドロップ可能領域通知処理部98による処理を実行する。すなわち、上記ドラッグされたドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域を判定し、このドロップ可能なドロップ領域をユーザが視覚的に分かるような表示を行う。この処理は、図10に示すステップS17〜S20の処理から成る。
まず、前回にステップS20の処理でドロップ可能領域通知描画が行われた後、これがクリアされているか否かを判定し(ステップS17)、クリアされずに残っている場合には(ステップS17、YES)、これをクリアしてから(ステップS18)、ステップS19の処理へと移行する。クリア済みであるならば(ステップS17,NO)、そのままステップS19の処理へと移行する。尚、クリアするとは、上述してあるようにドロップ可能なドロップ領域の画像を、元の画像に戻すことを意味する(例えば、枠の色を変えた場合は、元の色に戻す)。
ステップS19の処理では、既に説明したように、ドラッグされたドロップアイテムをドロップ可能なドロップ領域を判定し、もしドロップ可能なドロップ領域が無いならば(ステップS19,NO)、図10の処理は終了する。尚、この場合、ドロップ可能なドロップ領域が無い旨を表示してユーザに知らせるようにしてもよい。
一方、ドロップ可能なドロップ領域が1以上あるならば(ステップS19,YES)、ドロップ可能領域通知描画を行う。これは、上記の通り、ドロップ可能なドロップ領域がどれであるのかユーザが視覚的に分かるようにする表示を行うものである(ステップS20)。これは既に述べた通り、例えば一例としては、ドロップ可能なドロップ領域の枠の色を、他のドロップ領域の枠の色とは異なる色へと変更する。
また、ステップS17〜S20の処理は、ドロップ可能領域通知処理部98の処理に関して既に説明した他の処理例を用いてもよい。すなわち、ドロップ可能領域通知処理部98は、ユーザによるドロップアイテムの移動操作中に、随時、現在位置座標をドロップ領域判定処理部97に通知して該当するドロップ領域(ドロップアイテムの現在位置にあるドロップ領域)を判定・通知させる。
これは、ここでは、ドロップ領域判定処理部97は、“該当するドロップ領域”が新たに見つかる毎に、この“該当するドロップ領域”をドロップ可能領域通知処理部98に通知するものとする。ドロップ可能領域通知処理部98は、上記“ドロップ情報”(離上)の通知があるまでは、この“該当するドロップ領域”の通知がある毎に、ステップS17
〜S20の処理を実行する。
つまり、ユーザによるドロップアイテムの移動操作において、例えば複数のドロップ領域へドロップアイテムを順次移動させていく(未だ離上操作は行わないことを前提とする)ことも有り得る。この場合、ドロップアイテムをドラッグ後に最初に該当するドロップ領域に関しては、ステップS17の判定はNOになるが、2番目以降の“該当するドロップ領域”に関しては、その前の“該当するドロップ領域”に関するドロップ可能領域通知描画があるので(ステップS17,YES)、これをクリアする(ステップS18)。
そして、新たな“該当するドロップ領域”に関してドロップ可能か否かを判定し(ステップS19)、ドロップ可能な場合には(ステップS19,YES)、当該新たな“該当するドロップ領域”に関する上記ドロップ可能領域通知描画を行うことになる。
尚、当該新たな“該当するドロップ領域”には、上記ドラッグ後に最初に該当するドロップ領域も含まれる。
次に、図11に示すドラッグ終了のシーケンスについて説明する。
本シーケンスは、ユーザが上記ドラッグ&ドロップ操作におけるドロップ操作(ミス等が無ければ何れかのドロップ領域内で離上する操作)が行われると実行される。
上記ユーザによるドロップ操作(離上操作)が行われると、既に説明した通り、ドロップアイテム識別処理部93を介してドロップタイミング検出処理部95によって、ドロップ動作識別処理部96に“ドロップ情報”が通知される。これより、上述したドロップ動作識別処理部96及びドロップ領域判定処理部97による処理が実行される(ステップS21、S22,S23)。
すなわち、ここでは簡単に説明するならば、上述した領域判定とリンク判定を行って(ステップS21)、両方OKとなるドロップ領域(該当するドロップ領域)があったならば(ステップS22、YES)、上述したようにドラッグ&ドロップされたドロップアイテム及び上記“該当するドロップ領域”に関する所定のデータ(パラメータNO.85、ドロップ機能データ77、パラメータ設定リスト79)を、ドロップ機能実行処理部100に渡す。
ドロップ機能実行処理部100は、上記所定のデータに基づいて、パラメータNO.85によって指定されるパラメータがパラメータ設定リスト79内にあることを確認後(ステップS24,YES)、このパラメータを用いてドロップ機能データ77の機能を実行する(ステップS25)。
例えば一例として、図示の例のように、ドラッグしたドロップアイテムの機能が機能aであり、且つそのパラメータ設定リスト79には3つのパラメータ(パラメータNo.0、パラメータNo.1、パラメータNo.2)があり、仮にドロップしたドロップ領域のパラメータ選択No.85が“NO.1”であったとしたならば、パラメータNo.1により機能aの処理を実行することになる。
もし、パラメータNO.85によって指定されるパラメータがパラメータ設定リスト79内に無い場合には(ステップS24,NO)、実行キャンセルとし、エラーブザー等で実行キャンセルをユーザに通知する(ステップS26)。尚、上記ステップS22の判定で該当するドロップ領域が無いと判定された場合にも(ステップS22,NO)、ステップS26の処理を実行する。
尚、既に述べた通り、上記ステップS21,S22の処理の際に、ドロップ領域チェー
ンリストを参照する実施例もある。
この様に、ユーザが、押下(ドラッグ)したドロップアイテムを、当該ドロップアイテムをドロップ可能な(リンクIDが一致する)ドロップ領域へとドロップしたならば、該当するドロップ領域ありと判定され(ステップS22、YES)、ドロップ機能実行処理部100によってドラッグしたドロップアイテムとドロップしたドロップ領域との組み合わせに応じた処理が実行されることになる。
そして、最後に、モードとステータスを初期状態に戻す。すなわち、モードを“スイッチ検出モード”にし、ドロップアイテム処理ステータスを“アイドル状態”とする(ステップS27)。
以上で本処理は終了し、次のアイテム操作待ち状態となる。
次に、図12を参照して、アイテムやドロップ領域が重なって表示される場合における、ユーザによって押下されたアイテムまたはドロップされたドロップ領域を、スイッチ領域チェーンリストまたはドロップ領域チェーンリストを参照して判定する処理について説明する。
図12(a)、(b)は、ドロップアイテム/ドロップ領域の重なり表示例とこれに応じたチェーンリストの一例を示す図である。
まず、図12(a)には、アイテムの重なり表示とこれに応じたスイッチ領域チェーンリストの一例を示す。
図12(a)において図上上側に示す例では、スイッチ領域A,B,Cが重なり表示されている。この表示に応じたスイッチ領域チェーンリストの一例を図12(a)の図上下側に示す。
尚、既に述べた通り、このスイッチ領域チェーンリスト自体は、既存の他の部品と共通で使用されるものである。図示のスイッチ領域チェーンリストに示す「登録元アイテム」が、そのスイッチ領域の部品の種類(部品名)を示すものであり、ここでは、図示の通り、スイッチ領域A,B,Cは全てドロップアイテムである。尚、これより、上記ステップS12の判定は、押下されたと判定されたスイッチ領域の「登録元アイテム」を参照することで判定することになる。
このスイッチ領域チェーンリストでは、上記重なり表示で最も上に表示されているスイッチ領域から最も下に表示されているスイッチ領域まで順番に(上から順番に)登録されている。よって、図示の例では、上から順番に、スイッチ領域C、スイッチ領域B、スイッチ領域Aが登録されている。そして、上記の通り、押下されたドロップアイテムの判定処理は、上位に表示されているスイッチ領域から順に領域判定を行うものであり、スイッチ領域C→スイッチ領域B→スイッチ領域Aの順に領域判定が行われる。
そして、既に説明した通り、最初に該当すると判定されたスイッチ領域の登録元アイテム(ドロップアイテム)が押下されたものと判定する。よって、例えば、ユーザが、スイッチ領域Cとスイッチ領域Bとが重なっている部分を押下した場合、スイッチ領域C、スイッチ領域Bの両方が該当することになるが、“最初に”該当するのはスイッチ領域Cとなるので、スイッチ領域Cが押下されたものと判定することになる。
尚、図示のスイッチ領域チェーンリストの各データ項目について、以下、簡単に説明しておく。例えば判定順番の決め方として、図示の下位リンクが「なし」のスイッチ領域を最初とし、そこから図示の上位リンクに従って順次判定対象を決めていくようにしてもよい。図示の例では、最初はスイッチ領域Cが判定対象であり、次はその上位リンクがBで
あることからスイッチ領域Bが判定対象となり、更にその次はその上位リンクがAであることからスイッチ領域Aが判定対象となる。スイッチ領域Aにおける上位リンクは「なし」であるので、もしスイッチ領域Aも該当しないと判定された場合には、該当するスイッチ領域は無しと判定される。
また、スイッチ領域チェーンリストを用いる場合には、押下座標に該当するものであるか否かの判定は、表示座標71や表示サイズ72を用いなくても、図示の始点X、始点Y、終点X、終点Yを用いればよい。尚、始点X、始点Yは、そのスイッチ領域(ドロップアイテム画像)の表示位置の始点座標(左上角など)、終点X、終点Yは終点座標(右下角など)である。また、ドロップ可能なドロップ領域か否かの判定においても、上記リンクID76の代わりに、スイッチ領域チェーンリストにおけるリンクIDを用いて判定できる。これは、以下のドロップ領域チェーンリストに関しても同様であり、ドロップ領域データ80を用いる代わりに、ドロップ領域チェーンリスト内にある座標やリンクIDを用いて、各種判定を行うこともできる。
図12(b)に示すドロップ領域チェーンリストに関しても、上記スイッチ領域チェーンリストの場合と略同様であり、基本的には上記説明において「スイッチ領域」を「ドロップ領域」に置き換えればよいのであり、「登録元アイテム」に関する判定が無いだけであるので、その説明は省略する。
次に、図13を参照して、上記オフセット表示を行う例について説明する。
図13(a)は任意のドロップアイテム(図示の例ではパターンA)をドラッグしたときの様子を示し、図13(b)にはこのドロップアイテムを任意のドロップ領域へと移動中の様子を示す。
図13(a)においては、ドロップアイテムはドロップアイテム画像73(パターンA)により表示が行われており、図13(b)においてはドラッグ中アイテム画像74(パターンA+手の画像)により表示が行われている(勿論、透過表示等であってもよい)。
図13(a)のドロップアイテム画像73、図13(b)のドラッグ中アイテム画像74は、何れもその表示位置は図示の左上角の座標(図示のドラッグアイテム始点座標111、ドラッグ中アイテム描画始点座標115)を基準として表示される。ドロップアイテム画像73の場合は、この始点座標111は上記表示座標71の座標となり、この始点座標111から表示サイズ72に従った大きさのドロップアイテム画像73が表示されることになる。
一方、ドラッグ中アイテム画像74の場合は、上記始点座標115は、ユーザによる現在の押下位置(ドラッグ中座標)とオフセット値とから算出されるものである。従来では、例えば、このオフセット値は予め登録されており、それはドラッグ中アイテム画像74の中心座標と左上角の座標とのオフセット値等である。よって、この例では、ドラッグ中アイテム画像74の中心が、ユーザによる現在の押下位置(ドラッグ中座標)となるように表示されることになる。これは、マウス操作によるポインタの場合はともかく、本例のように人間が指で操作する場合には、指によってドラッグ中アイテム画像74が隠れてしまい、ドラッグ中アイテム画像74の内容を視認し難くなってしまう。
この問題に対して本手法では上述した通り、ドロップアイテムを押下(ドラッグ)したときに始点座標と押下位置との座標差を上記ドラッグポイント座標オフセットとして記録しておき、このドラッグ中アイテム画像の表示をこのドラッグポイント座標オフセットを用いて行う。
まず、図13(a)において、ユーザがドロップアイテム画像73上の任意の位置(図示のドラッグ開始座標112)を押下すると、この押下位置座標と上記始点座標との座標差が、ドラッグポイント座標オフセット(図示のドラッグポイントX座標オフセット113、ドラッグポイントY座標オフセット114)として求められる。
仮に、始点座標=(X1、Y1)、ドラッグ開始座標112=(X2,Y2)とすると、ドラッグポイント座標オフセット(ドラッグポイントX座標オフセット113、ドラッグポイントY座標オフセット114)=(X2−X1,Y2−Y1)となる。
そして、ドラッグ中アイテム画像74の表示においては、随時、図13(b)に示すように、ユーザによる現在の押下位置(ドラッグ中座標116)と、上記ドラッグポイント座標オフセットとに基づいて、ドラッグ中アイテム画像74の始点座標(図示のドラッグ中アイテム描画始点座標115)を求めて、上記の通りこの始点座標115を基準としてドラッグ中アイテム画像74の表示を行う。
例えば、求めるべきドラッグ中アイテム描画始点座標115を(Xm,Ym)とし、現在のドラッグ中座標116が仮に(X3,Y3)であったとするならば、
(Xm,Ym)=(X3−ドラッグポイントX座標オフセット113,
Y3−ドラッグポイントY座標オフセット114)
となる。
上記処理を行うことで、例えば図13(b)に示すように、ドラッグ中アイテム画像74の表示内容(パターンA+手の画像)が、ユーザの指によって隠れることなく、ユーザが視認することができる。これより、ユーザは、自己が操作しているアイテムが何であるのかを確認しながら操作することができる。これは特に図12(a)のようにドロップアイテムが重なり表示される場合には、例えばユーザはパターンAを選んだつもりが、プログラマブル表示器1側ではパターンBが押下されたものと判定する場合も有り得る。この様な場合でも、上記オフセット表示が行われることで、ユーザはパターンBであることに気が付き、途中で(何もないところで)離上操作を行うことで、ステップS11の判定がNOとなり、操作をやり直すことになる。この様にして、ユーザの誤操作を防止することができる。
最後に、図14を参照して、本手法すなわちドラッグ&ドロップによる操作手法の効果について説明する。
例えば、ある機能αの実行対象が接続機器Aと接続機器Bのように複数存在する場合、従来方法としては例えば図14(a)に示すように、接続機器Aに機能αを実行することを選択する選択用のスイッチ「SW1」と、接続機器Bに機能αを実行することを選択する選択用のスイッチ「SW2」を画面上に配置する。更に、接続機器Aが選択されているかを示すランプ「LP1」と接続機器Bが選択されているかを示すランプ「LP2」を配置する。また、機能実行指示する実行ボタン「SW3」を配置する。
これより従来では、ユーザは、例えば接続機器Bに対して機能αを実行する場合、スイッチ「SW2」を押下し、「LP2」が点灯することを確認してから、実行ボタン「SW3」を押下する必要があった。
これに対して、本手法によれば、図14(b)に示すように、機能αを設定したドロップアイテム「DP1」と、接続機器A選択用のドロップ領域「DA1」と、接続機器B選択用のドロップ領域「DA2」を配置する。
尚、この場合、ドロップアイテム「DP1」に関するドロップアイテムデータ70のパ
ラメータ設定リスト79には、機能実行先として、接続機器Aを指定するパラメータ0と、接続機器Bを指定するパラメータ1とがある。また、「DA1」に関するパラメータ選択No.85には“No.0”が、「DA2」に関するパラメータ選択No.85には“No.1”が、それぞれ設定されている。もし、「DP1」が「DA2」にドラッグ&ドロップされた場合には、パラメータ1を用いて機能αが実行されることになる。つまり、接続機器Bに対して機能αが実行されることになる。
尚、ここでは、パラメータは、上記のように接続機器A,Bを指定するのみとしたが、この例に限るものではなく、例えばパラメータ0は、接続機器Aを指定すると共に、機能αを接続機器Aに対して実行する際に必要となる何らかの設定値等も含まれていてもよい。
これより本手法では、ユーザは、例えば接続機器Bに対して機能αを実行する場合、「DP1」を「DA2」上にドラッグ&ドロップするオペレーション操作のみで済み、視覚的/直感的なオペレーションを行えるとともに、操作手順を削減することが可能となる。また、選択状態の確認ミス等の人的作業ミスも低減され、必要な配置アイテム数も削減でき、表示スペースの自由度が高くなる。
また、例えば、機能として機能α、機能β、機能γがあり、これら3種類の機能実行先として接続機器A,B,Cがあったとするならば、従来では、例えば全ての組み合わせとして9個のスイッチが必要となるが、本手法では、機能α、機能β、機能γに対応する3つのドロップアイテムと、接続機器A,B,Cに対応する3つのドロップ領域のみで済む場合も有り得る。この様に、スイッチのみ考えても、配置アイテム数の削減効果がある。勿論、従来では、更に、上記各ランプや実行ボタンも必要であり、配置アイテム数の削減効果が大きい。
1 プログラマブル表示器
2 通信インタフェース
3 通信ライン
4 接続機器
5 作画エディタ装置
10 制御ユニッ
11 グラフィックコントローラ
12 ROM
13 RAM
14 通信コントローラ
15 CPU
16 タッチパネルコントローラ
17 内部バス
18 タッチパネル
19 ディスプレイ
21 本体プログラム
22 画像データ
23 通信プログラム
31 作画エディタ
32 画面データファイル
33 通信プログラムファイル
40 画面データ作成画面
41 部品選択領域
42 部品配置領域
43 ドロップアイテム
44 ドロップ領域
50 ドロップアイテム設定画面
51 ドラッグアイテム表示選択領域
52 ドラッグ中アイテム表示選択領域
53 ドロップ機能選択領域
54 リンクID選択領域
55 パラメータ選択領域
60 ドロップ領域設定画面
61 リンクID選択領域
62 ドロップ機能パラメータ選択領域
70 ドロップアイテムデータ
71 表示座標
72 表示サイズ
73 ドロップアイテム画像
74 ドラッグ中アイテム画像
75 ドラッグ中画像透過指定
76 リンクID
77 ドロップ機能データ
78 パラメータ設定数
79 パラメータ設定リスト
80 ドロップ領域データ
81 表示座標
82 表示サイズ
83 領域カラー
84 リンクID
85 パラメータ選択No.
91 タッチスイッチ判定処理部
92 ドラッグアイテム識別処理部
93 ドロップアイテム識別処理部
94 ドラッグタイミング検出処理部
95 ドロップタイミング検出処理部
96 ドロップ動作識別処理部
97 ドロップ領域判定処理部
98 ドロップ可能領域通知処理部
99 ドラッグ中アイテム描画処理部
100 ドロップ機能実行処理部
111 ドラッグアイテム始点座
112 ドラッグ開始座標
113 ドラッグポイントX座標オフセット
114 ドラッグポイントY座標オフセット
115 ドラッグ中アイテム描画始点座標
116 ドラッグ中座標

Claims (10)

  1. 各々に所定の機能が割り当てられた複数のアイテムと、複数のドロップ領域を画面上に表示するアイテム表示手段と、
    前記複数のアイテムのうちの任意のアイテムがドラッグされた後に前記複数のドロップ領域のうちの任意のドロップ領域へドロップされるドラッグ&ドロップ操作が行われると、ドラッグされたアイテムに対応する機能を、該ドロップされたドロップ領域によって指定されるパラメータにより実行する機能実行手段と、
    を有することを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記アイテムがドラッグされると、前記アイテム及び前記ドロップ領域に対して予め設定されているIDに基づいて、該ドラッグされたアイテムをドロップ可能なドロップ領域であるかを判別し、該判別したドロップ可能なドロップ領域の前記画面上での表示形態を切り替えるドロップ可能ドロップ領域判別手段を更に有することを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  3. 前記機能実行手段は、前記ドロップされたドロップ領域が、前記ドラッグされたアイテムをドロップ可能なドロップ領域ではない場合には、前記機能実行は行わないことを特徴とする請求項2記載のプログラマブル表示器。
  4. 前記アイテムには予め1以上のパラメータが設定されており、前記ドロップ領域には予め該パラメータの何れかを指定する為のパラメータ指定情報が設定されていることを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  5. 前記アイテムまたは/及び前記ドロップ領域には予めアイテム用または/及びドロップ領域用のチェーンリストが登録されており、
    該チェーンリストに基づいて、前記ドラッグされたアイテムの判別または/及び前記ドロップされたドロップ領域の判別を行う操作対象判別手段を更に有することを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  6. 前記ドラッグされたアイテムに関してドラッグ中であることを示すドラッグ中画像を、該アイテムがドロップされるまでの間、前記画面上に表示する手段であって、該アイテムをドラッグしたときの該アイテムの基準座標からの押下座標オフセットを求めておき、前記ドラッグ中画像を該オフセットを用いて表示するドラッグ中画像表示手段を更に有することを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  7. 前記請求項1に記載の“各々に所定の機能が割り当てられた複数のアイテム前記請求項1に記載の複数のドロップ領域を有する任意の画面の作成支援を行う為の作画エディタ装置であって、
    前記アイテムに、そのアイテムに対応する前記機能を設定させ、該設定させた機能に係わる1以上のパラメータを設定させ、任意のドロップ領域とリンク付ける為のIDを設定させるアイテム設定手段と、
    前記ドロップ領域に、任意の1以上の前記アイテムとリンク付ける為のIDを設定させ、該アイテムの前記パラメータの何れかを指定する為のパラメータ指定情報を設定させるドロップ領域設定手段と、
    を有することを特徴とする作画エディタ装置。
  8. プログラマブル表示器のコンピュータを、
    各々に所定の機能が割り当てられた複数のアイテムと、複数のドロップ領域を画面上に表示するアイテム表示手段と、
    前記複数のアイテムのうちの任意のアイテムがドラッグされた後に前記複数のドロップ領域のうちの任意のドロップ領域へドロップされるドラッグ&ドロップ操作が行われると、ドラッグされたアイテムに対応する機能を、該ドロップされたドロップ領域によって指定されるパラメータにより実行する機能実行手段と、
    として機能させる為のプログラム。
  9. プログラマブル表示器における操作/表示用画面の為の画面データの作成支援装置である作画エディタ装置のコンピュータを、
    複数のアイテムと複数のドロップ領域をそれぞれスクリーン上の任意の位置に配置させ、該アイテムに、そのアイテムに対応する機能を設定させ、該設定させた機能に係わる1以上のパラメータを設定させ、前記ドロップ領域とリンク付ける為のIDを設定させ、前記ドロップ領域に、任意の1以上の前記アイテムとリンク付ける為のIDを設定させ、該アイテムの前記パラメータの何れかを指定する為のパラメータ指定情報を設定させることで、該設定情報を含む前記画面データを作成させる画面データ作成支援手段、
    として機能させる為のプログラム。
  10. プログラマブル表示器と、該プログラマブル表示器における操作/表示用画面の為の画面データの作成支援を行い、作成された該画面データを前記プログラマブル表示器にダウンロードする作画エディタ装置とから成る表示/制御システムであって、
    前記作画エディタ装置は、
    複数のアイテムと複数のドロップ領域をそれぞれスクリーン上の任意の位置に配置させ、該アイテムに、そのアイテムに対応する機能を設定させ、該設定させた機能に係わる1以上のパラメータを設定させ、任意の前記ドロップ領域とリンク付ける為のIDを設定させ、前記ドロップ領域に、任意の1以上の前記アイテムとリンク付ける為のIDを設定させ、該アイテムの前記パラメータの何れかを指定する為のパラメータ指定情報を設定させることで、該設定情報を含む前記画面データを作成させる画面データ作成支援手段と、
    該画面データ作成支援手段により作成された前記画面データを、前記プログラマブル表示器にダウンロードするダウンロード手段とを有し、
    前記プログラマブル表示器は、
    前記ダウンロードされた画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
    該画面データに基づいて、前記複数のアイテムと前記複数のドロップ領域を含む前記操作/表示用画面を表示するアイテム表示手段と、
    前記複数のアイテムのうちの任意のアイテムがドラッグされた後に前記複数のドロップ領域のうちの任意のドロップ領域へドロップされるドラッグ&ドロップ操作が行われると前記画面データに含まれる前記設定情報に基づいて、前記ドラッグされたアイテムに対応する機能を、前記ドロップされたドロップ領域によって指定されるパラメータにより実行する機能実行手段と、
    を有することを特徴とする表示/制御システム。
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