JP5490619B2 - 弁用スラスト・トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、電動駆動装置(以下、電動装置という)によって開閉駆動される弁に用いられるスラスト・トルクセンサに関する。
発電プラント等の各種プラントには、アクチエータによって開閉駆動される弁が設置されている。電動モータによって駆動される電動弁、及び、エアシリンダによって駆動される弁はその例である。これらのアクチエータ駆動弁には、流体の流路を緊急遮断、緊急開放等することにより、プラントの安全を維持する役目を担うものも含まれる。このようなアクチエータ駆動弁は、緊急時に正常に動作することが要求される。その他のアクチエータ駆動弁に対しても、常時その動作の健全性が確認されることが望ましい。
アクチエータ駆動弁の一種である電動弁は、弁本体の上部に駆動用の電動装置を装備している。電動装置は、駆動源としての電動モータ、減速ギア、ステムナット等を有する。ステムナットは、弁のステム(以下、弁棒ともいう)の雄ねじに螺合している。ステムは弁本体中に、上下動可能且つ軸回り回転不能に組み込まれている。電動モータにより、減速ギアを介してステムナットが回転させられると、ステムが弁本体中を上下動する。ステムの下端には弁体が取り付けられている。上記ステムの上下動により、弁体が流路を開閉することができる。
このような電動弁の動作の健全性を診断するための装置が、特開2006−184193公報において提案されている。この装置は、電動弁の動作時にステムに生じるスラストをより正確に予測するための装置である。この電動弁のステムには荷重センサが取り付けられ、ヨークには歪みセンサが取り付けられる。上記荷重センサとしては、市販のロードセルが用いられている。そして、電動弁の動作時に、弁のヨークに生じる歪みとステムに生じるスラストとが対応づけられ、それにより、校正が行われる。このヨークの歪みとステムのスラストとの対応づけは、電動弁のプラントにおける実働前に行われる。校正が完了すると、電動弁は分解され、ステムから荷重センサが取り除かれる。その後、この電動弁は組み立てられてプラントの運転に供される。
電動弁の動作の健全性診断にとっては、ステムのスラストとともに電動装置が発生するトルクも重要な要素となる。ステムのスラストは、電動弁の開閉機能の確認のために必要であり、トルクは、電動装置が要求された能力を発揮しているか否か、弁の異常の有無等を確認するために必要である。
特開2006−184193公報
本発明は、上記した現況に鑑みてなされてものであり、プラントの運転中に、弁のステムに加わるスラストと電動装置から弁本体に加わるトルクとを同時に検出することができるスラスト・トルクセンサを提供することを目的としている。
本発明に係るスラスト・トルクセンサは、
電動装置と弁との間に介装されるスラスト・トルクセンサであって、
中央部に弁の弁棒が拘束されずに貫通する中央開口を有する内部円環部と、
この内部円環部から放射状且つ片持ち梁状に突設された複数個の突出部と、
この突出部に形成された、電動装置及び弁に連結するための連結部と、
少なくとも1つの突出部に取り付けられた歪ゲージとを備えており、
この歪ゲージが、弁に加わる弁棒の長手方向のスラストを検出するためのスラストゲージ、及び、弁に加わる弁棒回りのトルクを検出するためのトルクゲージである。
かかる構成によれば、電動装置に連結される突出部と弁に連結する突出部とを異なる突出部にすれば、同時にスラストとトルクとが検出されうる。
上記突出部が、上下に延びる左側面及び右側面、並びに、水平方向に延びる上面及び下面を有しており、上記トルクゲージが左側面及び右側面のうち少なくとも一方に取り付けられ、上記スラストゲージが上面及び下面のうち少なくとも一方に取り付けられる
上記突出部の上面及び下面のうちの少なくとも一方に段差が形成され、この段差により、電動装置及び弁のうち、この段差が形成された面に対向した面との間に隙間が形成されているのが好ましい。スラストゲージ及びトルクゲージに接続されたリード線を挿通することができるからである。
全連結部が同一の仮想円周上に配置され、全連結部のうち、一部の連結部が電動装置に連結され、他の連結部のうちの少なくとも一部が弁に連結されてもよい。
本発明に係る電動弁は、
電動装置、弁棒を有する弁、及び、この弁と上記電動装置との間に介装されるスラスト・トルクセンサを備えており、
上記スラスト・トルクセンサが、
中央部に上記弁の弁棒が拘束されずに貫通する中央開口を有する内部円環部と、
この内部円環部から放射状且つ片持ち梁状に突設された複数個の突出部と、
この突出部に形成された、電動装置及び弁に連結するための連結部と、
少なくとも1つの上記突出部に取り付けられた歪ゲージとを有しており、
この歪ゲージが、弁に加わる弁棒の長手方向のスラストを検出するためのスラストゲージ、及び、弁に加わる弁棒回りのトルクを検出するためのトルクゲージである。
本発明に係るスラスト・トルクセンサによれば、弁の動作時に、スラストとトルクとが同時に検出されうる。このスラスト・トルクセンサは、プラント運転中でも、弁部品として継続して対象の弁に設置されうる。その結果、プラント運転中の弁の動作の健全性診断が可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るスラスト・トルクセンサが取り付けられた電動弁の一例を示す一部切り欠き正面図である。 図2は、図1のスラスト・トルクセンサの平面図である。 図3は、図2のスラスト・トルクセンサのIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図2のスラスト・トルクセンサのIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図2のスラスト・トルクセンサにおける電動装置用の1つの突出部を示す斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された電動弁(単に弁ともいう)1は、弁本体2と、弁本体2の上部に装着された電動装置3と、弁本体2と電動装置3との間に装着されたスラスト・トルクセンサ4とを備えている。スラスト・トルクセンサ4は、電動弁1の運転時に、電動装置3が要求された性能を発揮していること、及び、電動弁1自体が要求された性能を発揮していること、を確認するために用いられる。具体的には、電動装置3が必要なトルクを発生しているか否か、及び、電動弁1の弁棒6に必要なスラストが生じているか否か、が確認される。
図1では、部品の連結に必要な複数本のボルトは、そのうちの一部が省略されて示されている。弁本体2は、流体の流路を構成する弁箱5及び図示しない弁座、弁箱5内に挿通された弁棒6、弁棒6の下端に取り付けられた図示しない弁体、ヨーク7等を有している。電動装置3は、駆動用の電動モータ8、図示しない減速ギア、図示しないステムナット、減速ギアからステムナットに回転力を伝達する図示しないウォーム及びウォームホイール等を有している。前述したごとく、電動モータ8により、減速ギアを介してステムナットが回転させられると、弁棒6が弁本体2中を上下動する。弁棒6の下端の弁体が弁座に当接することにより閉弁し、弁座から離間することにより開弁する。
図2から図5にはスラスト・トルクセンサ4が示されている。従来、電動装置3及びヨーク7には、それぞれ相互に連結するためのボルト孔を有する連結用フランジが形成されている。上記スラスト・トルクセンサ4は、円板状を呈している(図2)。図1に示されるように、スラスト・トルクセンサ4は、その上面が電動装置3の図示しないフランジに連結され、その下面がヨーク7のフランジ(以下、単にヨークフランジともいう)9に連結されている。図3及び図4には、スラスト・トルクセンサ4に、ヨークフランジ9及び連結用のボルト19を併せて二点鎖線で示している。
図2に示されるように、スラスト・トルクセンサ4は円形の中央開口10を有している。スラスト・トルクセンサ4が電動弁1に組み込まれた状態では、弁棒6がこの中央開口10に拘束されずに挿通される。中央開口10の外周側には、中央開口10と同心状に、円環状の内部円環部11が形成されている。内部円環部11の外周から、偶数個の片持ち梁状の突出部12が放射状に突設されている。本実施形態では16個の突出部12が形成されているが、16個には限定されない。6個以上且つ偶数個であればよい。一般的には、突出部12は、電動装置3とヨーク7との連結に供されるボルトの本数の2倍の個数にされる。突出部12は等間隔をおいて形成されている。全突出部12は、後述するボルト孔16とねじ孔17との相違を除き、ほぼ同一の外形状を呈している。各突出部12にとっては、内部円環部11との連続部が固定支持端であり、ボルト孔16又はねじ孔17が、上下方向又は水平方向の荷重の作用点となっている。固定支持端から荷重の作用点までの長さも、全突出部12について同一である。曲げ剛さも、全突出部12について同一である。
突出部12は、その内部円環部11側部分である基部13と、その外方に位置する連結部14とを有している。基部13は、矩形の平面形状及び横断面形状を有している。連結部14は、ほぼ五角形の平面形状及び矩形の横断面形状を有している。従って、基部13及び連結部14ともに、上下に延びる左側面及び右側面、並びに、水平方向に延びる上面及び下面を有している。連結部14の周方向幅は基部13の周方向幅より広くされている。基部13同士の周方向の間には、上下に貫通する大きな空間30が形成されている。連結部14同士の周方向の間の隙間31はたいへん狭くされている。その結果、周方向に配列された連結部14の集合体は、スリットで区切られた円環状を呈している。この連結部14の集合体を外部円環部15と呼ぶことができる。
各連結部14には、1つの連結用のボルト孔16、又は、1つのねじ孔17が形成されている。電動装置3への連結用のボルト孔16と、ヨーク7への連結用のねじ孔17とが、交互に形成されている。その結果、電動装置3への連結用の突出部12Mと、ヨーク7への連結用の突出部12Yとが、周方向に交互に配列されていると言える。全ボルト孔16及び全ねじ孔17は、同一の仮想円周上に、同一間隔をおいて16個配置されている。
このスラスト・トルクセンサ4が装着される対象となる電動弁1は、従来、電動装置3とヨーク7とが、8本のボルトによって直接連結されるものである。電動装置3のフランジには8個のねじ孔が形成されている。ヨークフランジ9には、8個のボルト孔が形成されている。スラスト・トルクセンサ4のボルト孔16及びねじ孔17のピッチサークル18は、電動装置3のねじ孔及びヨークフランジ9のボルト孔の各ピッチサークルと一致する。この電動弁1の電動装置3とヨーク7とは、相互にボルト孔の1/2ピッチだけ回転させられたうえで、スラスト・トルクセンサ4を介して連結されている。4本のボルトによって電動装置とヨークとが連結される電動弁に対しては、4個のボルト孔16及び4個のねじ孔17を有するスラスト・トルクセンサが好適である。
図3に示されるように、本実施形態では、電動装置3とスラスト・トルクセンサ4とを連結するために六角頭付きボルト19が用いられている。電動装置3用のボルト孔16にはボルト頭を収容するための座ぐり16aが形成されている。従って、ボルト19の頭は、スラスト・トルクセンサ4の下面から突出することはなく、ヨークフランジ9と干渉することはない。スラスト・トルクセンサ4とヨーク7とを連結するためにも、六角頭付きボルト19が用いられている。このボルト19は、ヨークフランジ9のボルト孔20に挿通されたうえで、スラスト・トルクセンサ4のねじ孔17に螺着されている。このボルト19は、その先端がスラスト・トルクセンサ4の上面から突出することのない長さにされている。従って、このボルト19は電動装置3と干渉することはない。
図5に示されるように、各突出部12の基部13の、内部円環部11への付け根近傍には、スラスト検出用の歪ゲージ(スラストゲージともいう)21と、トルク検出用の歪ゲージ(トルクゲージともいう)22とが貼着されている。これらのゲージ21、22は、電動装置3によって弁棒6が駆動されたときに、弁1の上下方向に生じるスラストと、弁棒6回りに生じるトルクとを計測する。
本実施形態では、全突出部12にスラストゲージ21及びトルクゲージ22が貼着されている。しかし、かかる構成には限定されない。スラストゲージ21及びトルクゲージ22ともに、少なくとも一カ所ずつ貼着しておいても良い。しかし、計測精度の向上の観点からは、貼着箇所(計測箇所)は多いほど好ましい。
電動装置3の動作時に弁1に発生するスラストは、弁内圧に基づくスラスト、グランドパッキンの摩擦抵抗力、全閉時(閉めきり時)の弁座の摩擦抵抗力や反力、開弁開始時の弁座の摩擦抵抗力等によるものである。電動装置3の動作時に弁1に発生するトルクは、上記スラストに起因してステムナットから弁棒6に加わる反力、ステムナットのネジ部の摩擦抵抗力等によるものである。このスラスト及びトルクは、電動装置3とスラスト・トルクセンサ4とを連結するボルト19、及び、スラスト・トルクセンサ4とヨーク7とを連結するボルト19によって支持される。すなわち、電動弁1の動作に伴って発生するスラスト及びトルクは、全てスラスト・トルクセンサ4に加わえられる。
スラスト・トルクセンサ4の突出部12には、上記スラストによって上下方向(鉛直方向)の曲げモーメントが加わり、上記トルクによって水平方向の曲げモーメントが加わわる。従って、スラストゲージ21は基部13の上面13a及び下面13bに貼着され、トルクゲージ22は左側面13c及び右側面13dに貼着されている。スラストゲージ21は基部13の上面13a及び下面13bのいずれか一方に貼着されてもよく、トルクゲージ22は左側面13c及び右側面13dのいずれか一方に貼着されてもよい。しかし、計測精度の向上の観点からは、各ゲージ21、22はそれぞれ両面に貼着されるのが好ましい。上記曲げモーメントの方向は、電動装置3への連結用の突出部12Mと、ヨーク7への連結用の突出部12Yとでは逆向きとなり、また、開弁時と閉弁時とでは逆向きとなる。
正確な計測値を得るために、スラストゲージ21による計測値に対するトルクの影響を回避し、トルクゲージ22による計測値に対するスラストの影響を回避する必要がある。このために、スラストゲージ21は、基部13の上面13a及び下面13bにおける、水平方向曲げの中立軸に対応する位置に貼着されている。また、トルクゲージ22は、基部13の左側面13c及び右側面13dにおける、上下方向曲げの中立軸に対応する位置に貼着されている。このようにして、スラスト・トルクセンサ4に加わるスラストとトルクは、同時に且つ互いに独立して検出される。ゲージの貼着位置は、製作図面上の寸法や完成品の実測寸法にのみ基づいて決定されるのではなく、複数の候補の部位に実際に貼着して試験を行い、最も適切であると思われる位置に決定されるのが好ましい。
図2及び図3に示されるように、電動装置用の突出部12Mの上面には段差23が形成されている。電動装置用の突出部12Mでは、基部13の上面13aが連結部14の上面より低くなっている。その結果、この基部13の上面13aと、電動装置3のフランジの下面との間には隙間24が形成される。図2及び図4に示されるように、ヨーク用の突出部12Yの上面には段差は設けられていない。ヨーク用の突出部12Yでは、基部13の上面13a及び連結部14の上面ともに、電動装置用の突出部12Mの基部13の上面13aと同一高さにされている。従って、ヨーク用の突出部12Yは電動装置3には接触していない。その結果、電動弁1の動作時に、ヨーク用の突出部12Yは電動装置3からの抵抗等の影響は受けない。
図2及び図4に示されるように、ヨーク用の突出部12Yの下面に段差25が形成されている。ヨーク用の突出部12Yでは、基部13の下面13bが連結部14の下面より高くなっている。その結果、この基部13の下面13bと、ヨークフランジ9の上面との間には隙間26が形成される。電動装置用の突出部12Mの下面には段差は設けられていない。電動装置用の突出部12Mでは、基部13の下面13b及び連結部14の下面ともに、ヨーク用の突出部12Yの基部13の下面13bと同一高さにされている。従って、電動装置用の突出部12Mはヨークフランジ9には接触していない。その結果、電動弁1の動作時に、電動装置用の突出部12Mはヨークフランジ9からの抵抗等の影響は受けない。上記隙間24、26、及び、前述した基部13同士の間の空間30を通して、各ゲージ21、22のリード線が、弁1の外方へと配線される。
図2から図4に示されるように、スラスト・トルクセンサ4の上面及び下面それぞれの、中央開口10の外側には、位置決め用の筒部27、28が立設されている。この筒部27、28は、中央開口10と同心状の円筒形を呈している。上面の筒部27の内側には、電動装置3の下端に形成された位置決め用円筒部29が嵌合する。下面の筒部28の外側には、ヨークフランジ9のインロー部32が嵌合する。上記筒部27、28により、電動装置3、スラスト・トルクセンサ4及びヨーク7が、同軸状に位置決めされうる。
スラスト・トルクセンサ4が電動弁1の電動装置3とヨーク7との間に装着される。この電動弁1がプラントに据え付けられ、スラストゲージ21及びトルクゲージ22に電圧が印加される。スラストゲージ21は、ホイートストンブリッジを含んだスラスト検出回路に接続されている。トルクゲージ22は、ホイートストンブリッジを含んだトルク検出回路に接続されている。プラント運転中に電動弁1が作動すれば、スラスト・トルクセンサ4にスラスト及びトルクが加わる。スラスト検出回路からの電圧信号、及び、トルク検出回路からの電圧信号が、連続して、それぞれデジタル信号に変換される。これらの信号が、弁開度に関連づけられたスラスト値及びトルク値として、連続して外部の表示装置に表示される。すなわち、スラスト値とトルク値とが互いに独立して検出され、表示される。これらの値は記録装置に記録される。このように、スラスト・トルクセンサ4を通して、電動弁1の動作の健全性が常時監視される。
スラスト・トルクセンサ4が既設の電動弁に装着される際には、当該弁の弁棒は、スラスト・トルクセンサ4の厚さ分だけ長い弁棒に取り替えられる必要がある。又は、当該弁のヨークが、スラスト・トルクセンサ4の厚さ分だけ短いヨークに取り替えられても良い。
以上説明されたスラスト・トルクセンサは、プラント運転中の電動弁の健全性診断に有用である。
1・・・電動弁
2・・・弁本体
3・・・電動装置
4・・・スラスト・トルクセンサ
5・・・弁箱
6・・・弁棒
7・・・ヨーク
8・・・電動モータ
9・・・フランジ
10・・・中央開口
11・・・内部円環部
12・・・突出部
13・・・基部
14・・・連結部
15・・・外部円環部
16・・・(電動装置用)ボルト孔
17・・・(ヨーク用)ねじ孔
18・・・(ボルト孔及びねじ孔の)ピッチサークル
19・・・ボルト
20・・・(ヨークフランジの)ボルト孔
21・・・スラストゲージ
22・・・トルクゲージ
23・・・(突出部の上面の)段差
24・・・(突出部の上面の)隙間
25・・・(突出部の下面の)段差
26・・・(突出部の下面の)隙間
27・・・(スラスト・トルクセンサの上面の)筒部
28・・・(スラスト・トルクセンサの下面の)筒部
30・・・(基部間の)空間
31・・・(連結部間の)隙間

Claims (3)

  1. 電動装置と弁との間に介装されるスラスト・トルクセンサであって、
    中央部に弁の弁棒が拘束されずに貫通する中央開口を有する内部円環部と、
    この内部円環部から放射状且つ片持ち梁状に突設された複数個の突出部と、
    この突出部に形成された、電動装置及び弁に連結するための連結部と、
    少なくとも1つの上記突出部に取り付けられた歪ゲージとを備えており、
    この歪ゲージが、弁に加わる弁棒の長手方向のスラストを検出するためのスラストゲージ、及び、弁に加わる弁棒回りのトルクを検出するためのトルクゲージであり、
    上記突出部が、上下に延びる左側面及び右側面、並びに、水平方向に延びる上面及び下面を有しており、上記トルクゲージが左側面及び右側面のうち少なくとも一方に取り付けられ、上記スラストゲージが上面及び下面のうち少なくとも一方に取り付けられ、
    上記突出部の上面及び下面のうちの少なくとも一方に段差が形成されており、この段差により、電動装置及び弁のうち、この段差が形成された面に対向した面との間に隙間が形成されているスラスト・トルクセンサ。
  2. 全連結部が、同一の仮想円周上に配置されており、
    全連結部のうち、一部の連結部が電動装置に連結され、他の連結部のうちの少なくとも一部が弁に連結される請求項1に記載のスラスト・トルクセンサ。
  3. 電動装置、弁棒を有する弁、及び、この弁と上記電動装置との間に介装されるスラスト・トルクセンサを備えており、
    上記スラスト・トルクセンサが、請求項1又は2に記載のスラスト・トルクセンサである、電動弁。
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