JP5489751B2 - 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス用の空洞閉鎖方法 - Google Patents

少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス用の空洞閉鎖方法 Download PDF

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Description

本発明は、微小電気機械システム(MEMS)および/またはナノ電気機械システム(NEMS)などのマイクロエレクトロニクスデバイス、またはチップの分野に関する。具体的には、本発明は、単一基板上に製作された複数のMEMSまたはNEMSタイプのデバイス用の集合的カプセル封止方法に関する。
MEMSタイプのマイクロエレクトロニクスデバイスを製造するコストを低減するために、単一基板上にできるだけ多数のデバイスを備えるようにそのサイズを縮小し、したがってデバイスのコストを低減することが有用である。これらのデバイスの製造に集合的製造プロセスを用いることも有用であり、基板をダイシングした後に各デバイスについて個々に行うと非常にコストがかかるカプセル封止ステップを集合的製造プロセスが含むことによって特に有用になる。カプセル封止ステップは、1つまたは複数のマイクロエレクトロニクスデバイスを空洞内の外部環境から隔離するために、このマイクロエレクトロニクスデバイスの頂部のカバーを封止するステップから成る。
小型化にもかかわらずマイクロエレクトロニクスデバイスの性能を維持するための手段の1つは、デバイスが配置される雰囲気を常にしっかりと制御することである。そのようなMEMSタイプのマイクロエレクトロニクスデバイスは、可動の機械的物体であり、その特性は、非常に周囲の雰囲気に左右される。具体的には、デバイスが有することがある懸吊されたマスの熱力学ノイズが、このデバイスのQに、したがってデバイスが配置されている空洞内のガスからのダンピングに直接関係する。例えば可能な最高の真空によって、ダンピングが小さくなる。他の場合には、ダンピングが大きいと、デバイスの帯域幅を制限し、衝撃に対する感度を低減するのに有用であり得る。この大きいダンピングは、デバイスのまわりのほぼ大気圧である圧力に起因することがある。したがって、デバイスが配置される空洞の所望の雰囲気の範囲は、低ノイズで非常に狭い共振ピークを有する非常に高度の真空から、ダンピングが大きく遮断周波数が低い数バールに及ぶことがある。
カバーの封止および空洞の内部圧力の制御を同時に保証する単一のテップを実施することにより、MEMSタイプのデバイスのカプセル封止を達成することが可能である。しかし、この場合、封止のステップの前にデバイスを解放すること、および封止作業がデバイスに望まれる環境(真空または特定の雰囲気)に適合することが必要とされるので、そのようなカプセル封止には、これら2つの機能の互換性を保証するために厳しい制約が伴う。これらの制約は非常に制限的であり、用いることができる技法の数は少ない。
MEMSタイプのデバイスのカプセル封止も、一般に穴またはトレンチの形で小開口を維持する一方でカバーを封止することによってデバイスを保護するステップ、次いで制御雰囲気下でこれらの開口部を閉鎖するステップの2ステップで実施することができる。この場合、カバーの封止は、デバイスの解放の前に行われてよい。したがって、表面の準備条件における自由が大幅に増す。デバイスの解放は、カバーの封止の後に、この目的のために維持された開口部を介して化学的侵食により行われる。封止はまた、封止作業中の雰囲気および温度の条件を最適に選択して、解放後に行われてもよい。この場合、カプセル封止は、次の2つの主ステップで行われる。
− 空洞を作成するために、開口部を備えた覆い基板を転写する、あるいは開口部を備えた薄層を堆積する。
− その空洞に望まれる環境(圧力および/または特定ガス)に対応する環境で開口部の施栓または閉鎖を行う。
空洞を覆う機能と閉鎖する機能とを分離すると、雰囲気に基づいて少ない制約でカバーを封止することが可能になる。
基板転写は、可溶性ガラスの細長片によるもの、Au−Si共晶層によるもの、直接的Si/SiO結合によるもの、またはシリコン上でのガラスの陽極溶接(または陽極接合)による(高電圧および高温を同時に加える)ものさえある、様々な封止のタイプによって行われ得る。この封止は、およそ200℃と1000℃との間に含まれる温度で、より一般的には約400℃で一般に行われる。
基板の転写に対する代替は、チップの能動部品を覆う犠牲層と称される層を覆って薄層を堆積することから成る。次いで、この犠牲層は、穴を介して化学的侵食によってエッチングされる。犠牲層によって残された空の部分が、空洞を形成する。
あとは、空洞を所望の圧力にさらす一方で穴に施栓することだけである。いくつかのタイプの栓が使用され得る。
そのために、カバーの上に別の基板を転写することは可能であるが、追加基板のコスト、封止の高温、および非常に高品質の研磨が必要になるといった欠点を伴う。この技法は、カバー自体がシリコン基板である場合のために保留される。この技法には、デバイスにさらなる厚さ(転写された基板の厚さに相当するもの)が加わり、したがってデバイスの体積が増加するといった短所もある。
漸進的に穴を塞ぐために、カバーの上に、例えば窒化シリコンまたは多結晶シリコンに基づく薄層を堆積することにより、施栓を達成することも可能である。次いで、薄層を堆積している間に、十分な厚さになった後で、施栓は終わりである。しかし、この技法は非常に小さな直径(数マイクロメートル)の穴に限定され、また、堆積チャンバ内の圧力に等しい空洞圧力を許容することができるMEMSデバイスに対してのみ用いることができるものである。これは非常に限定的であり、数ミリバールの圧力を用いるMEMSデバイスにのみ関係する。さらに、転写された基板のタイプのカバーの場合、穴の表面近くの穴の底部に堆積させるための面が存在せず、したがって穴を施栓するまでの堆積時間が非常に長くなるため、この技法を用いるのがより困難である。
穴の周辺に可溶性鉱物の層(一般に、フォスフォシリケートガラス、ボロフォスフォシリケートガラスなど)を堆積させ、次いで、穴の中心に向かう厚い流れで穴を施栓するために、この層の高温リフローを行うことにより施栓を達成することも可能である。この技法によって、(リフローのとき)様々な空洞圧力を用いることが可能になるが、鉱物層に対して、およそ900℃の、より高い溶融温度が必要とされ、この温度は、多くのMEMSデバイス、特にCMOS回路を組み入れるものに適合し難い。さらに、デバイスが高温にあり、したがってガス抜きしているときに空洞が施栓され、これによって高真空を得ることが困難になる。
別の施栓技法によれば、穴のあたりに低融点金属(一般に、錫/鉛または金/錫ベースのもの)の層を堆積し、毛管現象の影響下では、堆積された金属が穴の上の一滴に集まって穴を閉じるという見込みでこの金属を溶解することが可能である。この技法により、比較的低温で空洞内に様々な圧力を得ることが可能になり得る。しかし、その一滴が穴を施栓する機会を得るように、可融合金の比較的厚い層を堆積しなければならないという重大な欠点がある。これは液媒中の電解析出の方法によって得られるが、この方法は、ほとんどの場合、電解液中の様々な化学的作用物質によって汚染されてはならない、既に解放されているMEMSデバイスにとって許容できないものである。穴のまわりの金属は、形状を画定するための感光性樹脂の使用を想定するリボン形状をさらに有する必要があり、この場合もまた、この技術は、カバーの上の穴の存在に適合し難い。別の強い制約として、トレンチ形の開口部の場合、溶解された金属がトレンチの上でなくリボンに沿って集まる傾向があるので、この技法はうまく機能しない。円筒状の穴の場合でさえ、施栓を達成するためには非常に小さい寸法でなければならない。
最後に、穴の上に可融合金のビードを手動で堆積させ、このビードを溶解し、次いで、以前に穴のまわりに堆積されてエッチングされた金属リボンに溶接することも可能である。この解決策は、デバイスの空洞内に液体が侵入する不都合を解消する。しかし、この解決策には、複数のデバイスのカバーの穴を施栓したいとき個々の手作業を用いるという欠点があり、これは、コスト低減のためにマイクロ工学を用いるという目的に反する。この技法も、トレンチの施栓には不向きである。
本発明の一目的は、例えば低コストで複数のマイクロエレクトロニクスデバイスの集合的カプセル封止を実施するための、また従来技術からの欠点を伴わない、複数の空洞の集合的閉鎖に適合する、少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスについて少なくとも1つの空洞を閉鎖するための方法を提案することである。
それを行うために、本発明は、少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス用の少なくとも1つの空洞を閉鎖するための方法を提案するものであり、この方法は、少なくとも、
a)空洞への通路を形成する少なくとも1つの開口部が横断している少なくとも1つの第1の層を備える第1の基板に、少なくとも1つの空洞を製造するステップと、
b)開口部のまわりに、空洞の反対側の面に配置された第1の層の面上に、または第1の層の面に接して、結合材または接着材の少なくとも1つの部分を製造するステップと、
c)第2の基板上に、例えば可溶材料を堆積させ、マスクを用いて、第2の基板上に可溶材料の少なくとも1つの部分を製造するステップと、
d)この可溶材料部分を、結合材部分に接触させて配置するステップと、
e)可溶材料を溶解し、次いで凝固させることにより、結合材部分に接着する開口部用の栓を形成するステップと、
f)栓と第2の基板とを分離するステップとを含む。
マイクロエレクトロニクスデバイスは、マイクロメートルまたはナノメートルサイズの要素を備えるデバイスを意味するものと理解されている。このデバイスは、例えば圧力変換器、慣性センサ、共振器などのMEMSまたはNEMSでよい。
さらに、第1の基板および/または第2の基板は、類似の材料または異なる材料の1つまたは複数の層(スタッキング)から形成された均質または異質の構造体でよい。
第1の基板は、いくつかの層の組立体でよく、例えば、空洞に配置された、空洞頂部のカバーまたは膜であり得るマイクロエレクトロニクスデバイスを備えてよい。
例えば、この方法は、本発明による方法によって閉鎖されることが意図された1つまたは複数の空洞に配置された1つまたは複数のマイクロエレクトロニクスデバイスをカプセル封止するために適用されてよい。この方法は、1つまたは複数のマイクロエレクトロニクスデバイス(例えば空洞の壁を形成する膜を備えるデバイス)の一部分である1つまたは複数の空洞を閉鎖するのに用いられてもよい。
第1の基板がカバーを備えるとき、第1の基板は構造体を有し、それによって、空洞の少なくとも一部分を形成することができる。
本発明による方法は、複数の空洞の集合的閉鎖を実施するために特に興味深いものである。
さらに、この方法は、以下の利点のために技術的かつ経済的に非常に魅力的である。
− この方法は、可溶材料の1つまたは複数の部分を備えた第2の基板を使用するので、集合的に製作された複数のマイクロエレクトロニクスデバイスが配置されている1つまたは複数の空洞の集合的閉鎖を、第1の基板をダイシングする前に達成することができる。
− この方法は、空洞用のカバーを形成することができる第1の層上で表面積をほとんど消費せず、したがって、この方法は、マイクロエレクトロニクスデバイスのサイズをますます縮小することに適合できる。
− この方法は、第1の層に形成された1つまたは複数の開口部の閉鎖を意味する封止の瞬間の空洞内部の圧力の制御に適合することができる。
− この方法は、第1の層の上の栓を溶接するので、厳しい温度および湿度の環境で非常に長い時間(20年以上)にわたって非常に優れたハーメチックシールを保証することができる。
− この方法は、マイクロエレクトロニクスデバイスに対して寄生応力をほとんど発生せず、装置自体の設計を制約しない。
− この方法は、例えば約400℃未満の低温で行われるステップに適合することができ、したがって、例えばCMOSタイプの1つまたは複数の集積電子回路がマイクロエレクトロニクスデバイス上に存在するとき実施されてよい。
− 製作された栓は、大きな過剰肉厚を形成せず、このことによって、カプセル封止されたマイクロエレクトロニクスデバイスの体積が低減する。
− 特に空洞内で高真空を達成しなければならないとき、この方法は、非常に低圧のガス抜きおよび非常に高圧の封止の金属シール材の使用に適合することができる。
− この方法は、既に機械加工されている解放されたマイクロエレクトロニクスデバイスに接する液相を含まない。
− この方法は、マスクを使用して第2の基板上に可溶材料が形成されることにより、第1の層に製作された開口部の、例えば穴、トレンチといったすべての形式に適合することができ、マスクは、あらゆるパターンの1つまたはいくつかの開口部が製作され得る堆積マスクまたはエッチングマスクでよい。
− この方法は、空洞を迅速に閉鎖する前に、ガス抜きを延長できる可能性がある。
− この方法は、例えば単一基板上に大気圧で動作する必要がある加速度計と真空で動作する必要があるジャイロとが存在するとき、別々の圧力で空洞を製作することとも適合できる。
さらに、第2の基板は、次いで、新規の組立ての実行または空洞を閉鎖するための別のプロセスの実施のために再使用されてよい。
さらに、可溶材料は、栓を形成する前に第2の基板上に堆積されるので、可溶材料が第2の基板に接着することができ、それによって、第2の基板の上または下に第1の基板を配置することにより、可溶材料部分を結合材部分に接触して配置することが可能になる。
結合材または接着材は、その上で可溶材料が溶解されたときに湿潤性を示し、その上で可溶材料が溶解されたとき広がって付着することを意味する材料であると理解されている。この結合は、可溶材料が冷えて再び固体になるときにも見出され、次いで結合材が表面を形成し、これに可溶材料が溶接される。
さらに、閉鎖されることになる開口部と第2の基板との間に可溶材料を用いることにより、このプロセスによって、栓を形成するためのステップe)を実施する間に、特に可溶材料が溶解されるときに毛細管力が現われるので、この開口部を前記可溶材料と自己位置合わせさせることが可能になる。第2の基板も、空洞の封止中に第1の基板と自己位置合わせを行う。
少なくとも部分的に第1の層によって形成されたカバーがデバイスの上に形成されるとき、1つまたは複数のマイクロエレクトロニクスデバイスがまだ解放されていない場合、このプロセスは、例えば固定された構造体を覆うカプセル封止に適用可能である。この場合、カバーに形成された開口部は、マイクロエレクトロニクスデバイスを固定する材料のエッチングのために用いられてよい。このプロセスは、カバーの封止に先立ってマイクロエレクトロニクスデバイスの解放が行われる場合、解放された構造体を覆うカプセル封止にも適用可能である。
結合材は、チタン、金およびニッケルをベースとする合金、またはチタン、金およびパラジウムをベースとする合金、またはチタン、金および白金をベースとする合金でよく、かつ/あるいは、可溶材料は、錫および/または金および/またはインジウムおよび/またはニッケルをベースとするものでよい。
マイクロエレクトロニクスデバイスは、MEMSタイプのものでよい。
第1の層は、半導体層の上に、あるいは半導体層と接して配置された電気的絶縁層でよく、半導体層も第1の基板の一部分を形成し、開口部が半導体層を付加的に横断する。
開口部は、例えばいくぶん複雑な幾何学的形状の穴またはトレンチでよい。
この方法は、第2の基板上に可溶材料部分を製造するステップc)の前に、第2の基板に接して結合材の第2の部分を構築するステップをさらに含んでよく、次に、結合材の第2の部分の上を覆うことによって第2の基板上に可溶材料部分が製作される。
可溶材料部分を製造するステップc)は、
− 結合材の第2の部分および第2の基板を覆う、少なくとも1つの導電材料に基づく副層を堆積するステップと、
− 可溶材料部分のための位置を形成する少なくとも1つの開口部を備えるマスクを副層上に製造するステップと、
− 電解によって、副層に接してマスクの開口部内に可溶材料を堆積するステップと、
− 可溶材料部分によって覆われていない副層の一部分およびマスクを除去するステップとを実施することにより得ることができる。
副層からの導電材料は可溶材料でよく、例えば電解によって堆積された可溶材料と類似の性質であり、それによって、可溶材料部分および副層からの材料の溶解によって形成された均質の栓を得ることが可能になる。
変形形態では、可溶材料部分を製造するステップc)は、
− 可溶材料部分のための位置を形成する少なくとも1つの開口部を備えるマスクを第2の基板上に製造するステップと、
− マスクの開口部内に可溶材料を堆積するステップと、
− マスクを除去するステップとを実施することにより得ることができる。
可溶材料部分を製造するステップc)は、
− 第2の基板上に可溶材料に基づく層を堆積するステップと、
− 可溶材料に基づく層の上にマスクを製造するステップと、
− マスクのパターンに従って可溶材料に基づく層をエッチングして可溶材料部分を形成するステップと、
− マスクを除去するステップとを実施することにより得ることができる。
可溶材料の堆積は、例えば真空蒸着の下での蒸着または陰極スパッタによる堆積でよい。
第2の基板は、支持体材料に対して選択的にエッチングされ得る材料に基づく層に接して配置された支持体を備えてよい。
栓と第2の基板とを分離するステップf)は、第2の層のエッチングのステップによって行われてよい。
栓と第2の基板とを分離するステップf)は、栓から第2の基板を引き離すことにより、場合によっては栓の完全な凝固の前に行われてよい(この場合、ステップe)における可溶材料の凝固だけが局部的である)。
結合材部分に接触して可溶材料部分を配置するステップd)の前に、第1および第2の基板は、圧力制御された環境および/または制御された気体の雰囲気下に配置されてよい。
ステップd)の間中互いに接触するように意図された可溶材料部分の表面積と結合材部分の表面積とは、互いに実質的に等しいものでよい。
ステップb)からステップf)の実施を含むサイクルは、第1の層を横断する様々な開口部用にいくつかの連続した栓を製作して数回繰り返されてよく、そのとき、各サイクルについて、第1の基板と第2の基板とは、接触させるステップd)の前に、圧力制御された環境および/または制御された気体の雰囲気下の環境に置かれてよく、この環境は各サイクルについて異なるものであり、また、あるサイクルで用いられる可溶材料の融点は、それ以前の1つまたは複数のサイクルで用いられる1つまたは複数の可溶材料の融点を下回るものでよい。
本発明は、空洞内に配置された少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスをカプセル封止する方法にも関し、前述のものなど少なくとも1つの空洞を閉鎖する方法の実施を含む。
本発明は、あくまで情報のためであっていかなる限定でもない、示された実施例の説明を解読することにより、添付図を参照することによって一層よく理解されよう。
本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法のステップを示す図である。 本発明の対象の、特定の実施形態による空洞閉鎖方法の実施の間に、異なるタイプの栓を得ることができる様子を示す図である。
以下で説明される様々な図の同一部分、類似部分または同等な部分は、1つの図から他の図への移行をより容易にするために、同一の参考番号が付いている。
これらの図に示される様々な部分は、図の解読をより簡単にするために、必ずしも同寸では示されていない。
様々な可能性(変形形態および実施形態)が互いに排他的ではなく、組合せ可能であることを理解されたい。
図1Aおよび図2から図9を参照すると、特定の実施形態による、この実施例ではMEMSタイプの複数のマイクロエレクトロニクスデバイス100、102および104に関するカプセル封止方法のステップが示されている。これらのデバイスは、例えば加速度計、ジャイロ、RFスイッチ、共振器、または動作させるのにカプセル封止する必要がある任意の他のタイプのデバイスである。
図1Aに示されるように、これらの3つのMEMSデバイス100、102および104が、第1の基板の例えばシリコンベースである表面層106内に製作され、第1の基板は、表面層106と、これもシリコンベースの支持層110との間に配置された例えばSiOベースの誘電体層108も備える。
デバイス100、102および104は、第1の基板の一部分であって具体的にはシリコンなどの半導体に基づく層113で形成されるカバー112によって保護されており、層113は、デバイス100、102および104の上に配置された、例えば誘電体層108の材料と類似のものであり得る誘電体に基づく中間層114によって表面層106に結合されている。有利には、カバー112は、中間層114に接触する面から反対側の層113の面に接して形成された電気的絶縁層116も備える。したがって、デバイス100、102および104のそれぞれが、カバー112によって閉鎖された空洞118内に配置される。このように形成されて図1Aに示される組立体が、第1の基板を構成する。
そのような構造体は、例えば表面層106においてフォトリソグラフィおよびエッチングのステップを用いることにより、層106、108および110によって形成されたSOI基板からデバイス100、102および104を最初に製作することにより得られる。次に、デバイス100、102および104上を含む表面層106上に中間層114が堆積される。次に中間層114上に層113が堆積され、次いで層113上に絶縁層116が堆積される。次に、中間層114に接続するために、デバイス100、102および104のそれぞれの領域で、絶縁層116および層113を通って開口部120が製作される。中間層114および誘電体層108の材料の選択エッチングが行われ、それによって、各デバイス100、102および104のまわりに空洞118が形成される。
ここで説明される実施例では、開口部120は、カバー112を横断する実質的に筒状の形状を有する。同様に、開口部120の形状は製作されるべき空洞の形状および寸法によって、したがってデバイス100、102および104の形状および寸法によって適合される。したがって、これらの開口部120は例えばカバー112を通して製作されたトレンチでよく、それによって、中間層114のより大きな表面の覆いを取ることが可能になる。
次に、空洞118を閉鎖するために、開口部120用の栓を製作するステップが含まれる。それを行うために、絶縁層116上に第1の結合材に基づく層を堆積し、次いでこの層をエッチングして結合材部分122を形成することにより、開口部120のまわりに第1の結合材部分122が製作される。絶縁層116を堆積した後ではあるが開口部120を製作する前に、この結合材の層を堆積してエッチングすることも可能である。ここで説明された実施例では、用いられる結合材は、チタン、金およびニッケルベースの合金、またはチタン、金およびパラジウムベースの合金、あるいはチタン、金および白金ベースの合金でさえある。これらの合金は、具体的には優れた湿潤性および結合特性を有し、プロセスの残りの部分で可溶材料が用いられることになる。
図1Aに示された実施例では、第1の基板に形成された空洞118内に配置されたデバイス100、102および104がカプセル封止される。
変形形態では、ここで説明された空洞閉鎖方法が、マイクロエレクトロニクスデバイスの一部分である空洞の閉鎖に適用されてよい。図1Bに示されるように、ここでは圧力センサであるデバイス300が、層117を備える第1の基板115に形成される。層115に空洞118が製作され、空洞118の上部壁は、ここでは圧力感応膜の役割を担う層117によって形成される。開口部120は、層117を横断して空洞118への通路を形成する。図1Aからの実施例で説明されたように、開口部120のまわりに結合材部分122が形成される。
次に、図1Aに示された空洞118用の栓を形成する方法の継続が説明される。同様に、デバイス300の空洞118の閉鎖は、類似のやり方で行われてよい。
図1Aに関連して以前に説明された構造体(または図1Bに示された構造体)の実現と並行して、開口部120用の栓を製作するために使用される第2の構造体が製作される。図2に示されるように、ここでは例えばシリコンである半導体ベースの支持体200a上に、例えば堆積によって、例えばSiOまたはチタンに基づく表面層200bが製作される。犠牲層200bおよび支持体200aは、参照202によって示される第2の基板を形成する。
次に、例えば結合部分122を形成するのに用いられた材料と同一の材料に基づく結合層が、犠牲層200b上に堆積される。この結合層は次にエッチングされ、結合層204のうち可溶材料部分を受けるように意図された部分の位置の領域だけが残り、この部分は、開口部120用の栓を製作するために用いられることになる(図3を参照されたい)。
次に、製作された構造体上に電解副層205が堆積され、これは結合部分204および犠牲層200bが覆われることを意味する。この電解副層205は導電材料ベースであり、好ましくは、開口部120の施栓用に用いられることになる可溶材料部分を形成するのに用いようと意図した材料に類似の可溶材料に基づくものである。次に、電解副層205上にマスク層206が堆積される。このマスク層206は、次に、可溶材料部分を製作するように意図された結合部分204の領域内に位置208を形成するために、フォトリソグラフィおよびエッチングを施される(図4)。
次に、図5に示されるように、電解副層205上で、開口部208内に、副層205からの材料に基づく可溶材料部分210が電解によって製作される。この可溶材料は、電解副層205からの材料に類似である。
位置208の形状および寸法は、得たいと望む可溶材料部分210の形状および寸法の関数として選択され、したがって、施栓したいと望む開口部120の形状および寸法の関数として選択される。ここで説明された実施形態では、結合材部分204の寸法は、可溶材料部分210の寸法よりはるかに小さいものである。
最後に、図6に示されるように、マスク層206が除去され、また、可溶材料部分210の間に依然として存在する電解副層205は、例えばエッチングによって除去される。
次いで、デバイス100、102および104を備える第1の基板は、開口部120が可溶材料部分210と対向して位置合わせされるように、ひっくり返される(図7を参照されたい)。
デバイス100、102および104が特定の環境で(真空または特定ガスの雰囲気下で)動作するように意図されるならば、次いで、この特定の環境が空洞118で見られるように、互いに向かい合う2つの基板は、真空または気体の雰囲気下に配置される。
次いで、可溶材料部分210と結合部分122とが接触させられ、次いで、可溶材料210は、可溶材料部分210の下に配置された電解副層205の部分とともに、例えば加熱することにより溶解される。可溶材料部分210および電解副層205は、溶解している間に結合部分122および204を湿らせ、また、空洞118を閉鎖する栓212を形成する。可溶材料の溶解中に、この可溶材料と結合部分122との間に現われる毛細管力のために、開口部120に対する栓212の自己位置合わせが自動的に達成される。次いで、栓212が凝固するまで温度が低下される。
次いで、犠牲層200bをエッチングすることにより、支持体200aと栓212とが分離される(図9)。ここで、結合部分204は、栓212に堅く結合されたままである。
可溶材料部分210を(したがって電解副層205も)製作するために、結合材部分122とともに1つまたは複数の材料を選択することは、特にデバイス100、102および104が、これらの材料の溶解中に耐えることができる温度の関数に基づくものである。例えばデバイス100、102および104が非常に低い温度しか耐えられないとき、可溶材料はインジウムベース(融点は約150℃と等しい)でよく、デバイス100、102および104が中程度の温度に耐えるとき、可溶材料は金と錫との合金(融点は約260℃と等しい)に基づくものでよく、デバイス100、102および104がより高い温度に耐えるとき、可溶材料はニッケルと錫との合金(融点は約300℃と等しい)に基づくものでさえあり得る。
変形形態として、例えば2つの異なるタイプのデバイスに対して、様々な圧力または様々な気体環境で、空洞118を塞ぐことが可能である。それを行うために、図2から図9に関連して以前に説明されたステップが、毎回、諸気体環境または様々な圧力の下で別の空洞を塞ぎながら数回繰り返される。施栓するステップの各サイクルに用いられる可溶材料は、この場合、製作された栓が先の施栓するステップ中に溶解しないように、以前の施栓するステップで用いられた可溶材料より低い融点に選択される。それを行うために、異なるサイクル中に用いられる可溶材料は、異なる融点を有する異なる合金に基づくものでよく、これらの差は、例えば数十度の差になることがある。例えば、第1の一連の開口部を施栓するとき、95.5%の錫、3.5%のアルミニウムおよび1%の銅に基づく第1の合金を用いることが可能である。そのような合金の融点は、約235℃と245℃との間に含まれる。第2の開口部を施栓するステップ中に、約215℃と225℃との間に含まれる融点を有する、63%の錫および37%の鉛に基づく第2の合金を用いることができる。
前述の実施例では、犠牲層200bは、この犠牲層200bをエッチングすることにより、支持体200aから栓212を分離するために用いられる。しかし、変形形態では、この犠牲層200bをエッチングするのでなく栓212が完全に凝固する直前に栓212から取り外すのが好ましく、というのは、その瞬間、栓がたとえ固体の状態に近くても結合部分204と可溶材料との間の拘束力は依然として小さいからである。この場合、これらの栓212から層202が分離した後には、結合部分204が、凝固した栓212に結合され続けることはない。
変形形態では、第2の基板202上に、電解ではなく蒸着または陰極スパッタによる真空蒸着などの堆積を用いて、可溶材料部分210を得ることが可能であり、したがって、可溶材料部分210を第2の基板202に接着することが可能になる。この変形形態では、電解副層205は製造されず、第2の基板202上に、例えば犠牲層200bおよび/または結合材部分204上に、マスク206および可溶材料部分210が直接堆積される。
別の代替実施形態では、蒸着マスクによるのでなくエッチングマスクを用いて、可溶材料部分を製作することが可能である。この場合、例えば蒸着またはスパッタリングにより、第2の基板上の層として可溶材料が最初に堆積される。次いで、可溶材料の層の上にリソグラフィマスクが製造され、次いで、マスクパターンに従って可溶材料のこの層がエッチングされ、可溶材料部分を製造する。
どの実施形態でも、ここで説明された空洞閉鎖方法は、あらゆる形状またはパターンの開口部を閉鎖または施栓することが可能である。図10に開口部120の2つの実施例が示され、一方(左側)は円形の穴であり、他方(右側)は閉鎖された矩形のトレンチである。これらの開口部120のそれぞれが、開口部120の形状に適合した形状の栓212によって閉鎖されていることが分かる。栓212の形状は、第2の基板上への可溶材料の堆積または可溶材料のエッチング用に用いられるマスクによって製作された開口部の形状に対応する。
100 MEMSデバイス
102 MEMSデバイス
104 MEMSデバイス
106 表面層
108 誘電体層
110 支持層
112 カバー
113 層
114 中間層
115 基板
116 電気的絶縁層
117 層
118 空洞
120 開口部
122 結合部分
200a 支持体
200b 犠牲層
202 基板
204 結合層
205 電解副層
206 マスク層
208 開口部
210 可溶材料部分
212 栓
300 デバイス

Claims (19)

  1. 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス(100、102、104、300)用の少なくとも1つの空洞(118)を閉鎖するための方法であって、
    a)前記空洞(118)への通路を形成する少なくとも1つの開口部(120)が横断している少なくとも1つの第1の層(116、117)を備える第1の基板(115)に、少なくとも1つの前記空洞(118)を製造するステップと、
    b)前記開口部(120)のまわりに、前記空洞(118)の反対側の面に配置された前記第1の層(116、117)の面上に、結合材の少なくとも1つの部分(122)を製造するステップと、
    c)第2の基板(202)上に可溶材料を堆積させ、マスク(206)を用いて、前記第2の基板上に少なくとも1つの可溶材料部分(210)を製造するステップと、
    d)前記可溶材料部分(210)を、前記結合材部分(122)に接触させて配置するステップと、
    e)前記可溶材料部分(210)を溶解し、次いで凝固させることにより、前記結合材部分(122)に接着する前記開口部(120)用の栓(212)を形成するステップと、
    f)前記栓(212)と前記第2の基板(202)とを分離するステップとを少なくとも含む方法。
  2. 前記結合材が、チタン、金およびニッケルをベースとする合金、またはチタン、金およびパラジウムをベースとする合金、またはチタン、金および白金をベースとする合金であり、かつ/あるいは、前記可溶材料が、錫および/または金および/またはインジウムおよび/またはニッケルをベースとするものである請求項1に記載の方法。
  3. 前記マイクロエレクトロニクスデバイス(100、102、104、300)がMEMSタイプである請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1の層(116)が半導体層(113)の上に配置された電気的絶縁層であり、前記半導体層(113)も前記第1の基板の一部分を形成し、前記開口部(120)が前記半導体層(113)を付加的に横断する請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記開口部(120)が穴またはトレンチである請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第2の基板(202)上に前記可溶材料部分(210)を製造するステップc)の前に、前記第2の基板(202)に接して結合材の第2の部分(204)を構築するステップと、次に前記結合材の第2の部分(204)の上を覆うことによって前記第2の基板(202)上に前記可溶材料部分(210)を製作するステップとを付加的に含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記可溶材料部分(210)を製造するステップc)が、
    前記結合材の第2の部分(204)および前記第2の基板(202)を覆う、少なくとも1つの導電材料に基づく副層(205)を堆積するステップと、
    前記可溶材料部分(210)のための位置を形成する少なくとも1つの開口部(208)を備える前記マスク(206)を前記副層(205)上に製造するステップと、
    電解によって、前記副層(205)に接して前記マスク(206)の前記開口部(208)内に前記可溶材料部分(210)を堆積するステップと、
    前記可溶材料部分(210)によって覆われていない前記副層(205)の部分および前記マスク(206)を除去するステップとを実施することにより得られる請求項6に記載の方法。
  8. 前記副層(205)からの前記導電材料が可溶材料である請求項7に記載の方法。
  9. 前記副層(205)からの前記可溶材料が、電解によって堆積された前記可溶材料部分(210)と類似の性質を有する請求項8に記載の方法。
  10. 前記可溶材料部分(210)を製造するステップc)が、
    前記可溶材料部分(210)のための位置を形成する少なくとも1つの開口部(208)を備える前記マスク(206)を前記第2の基板(202)上に製造するステップと、
    前記マスク(206)の前記開口部(208)に前記可溶材料部分(210)を堆積するステップと、
    前記マスク(206)を除去するステップとを実施することにより得られる請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記可溶材料部分(210)を製造するステップc)が、
    前記第2の基板(202)上に、前記可溶材料に基づく層を堆積するステップと、
    前記可溶材料に基づく前記層の上に前記マスクを製造するステップと、
    前記マスクのパターンに従って前記可溶材料に基づく前記層をエッチングして前記可溶材料部分(210)を形成するステップと、
    前記マスクを除去するステップとを実施することにより得られる請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記可溶材料の堆積が、蒸着または陰極スパッタによる堆積である請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記第2の基板(202)が、支持体(200a)の材料に対して選択的にエッチングされる材料に基づく第2の層(200b)に接して配置された前記支持体(200a)を備える請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記栓(212)と前記第2の基板(202)とを分離する前記ステップf)が、前記第2の層(200b)のエッチングのステップによって行われる請求項13に記載の方法。
  15. 前記栓(212)と前記第2の基板(202)とを分離する前記ステップf)が、前記栓(212)から前記第2の基板(202)を引き離すステップによって行われる請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記結合材部分(122)に接触して前記可溶材料部分(210)を配置するステップd)の前に、前記第1および第2の基板(202)が、圧力制御された環境および/または制御された気体の雰囲気下に配置される請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. ステップd)の間中互いに接触するように意図された前記可溶材料部分(210)の表面積と前記結合材部分(122)の表面積とが、互いに実質的に等しい請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. ステップb)からステップf)の実施を含むサイクルが、前記第1の層(116)を横断する様々な開口部(120)用にいくつかの連続した栓を製作して数回繰り返され、各サイクルについて、前記第1の基板と前記第2の基板(202)とが、接触させる前記ステップb)の前に、圧力制御された環境および/または制御された気体の雰囲気下の環境に置かれ、この環境は各サイクルについて異なるものであり、あるサイクルで用いられる前記可溶材料の融点が、それ以前の1つまたは複数のサイクルで用いられる前記1つまたは複数の可溶材料の融点を下回るものである請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 少なくとも1の空洞(118)用の閉鎖方法の実施を含む、空洞(118)に配置された少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス(100、102、104)をカプセル封止する請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
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