JP5488692B2 - 基地局装置の制御方法及び基地局装置 - Google Patents

基地局装置の制御方法及び基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5488692B2
JP5488692B2 JP2012505396A JP2012505396A JP5488692B2 JP 5488692 B2 JP5488692 B2 JP 5488692B2 JP 2012505396 A JP2012505396 A JP 2012505396A JP 2012505396 A JP2012505396 A JP 2012505396A JP 5488692 B2 JP5488692 B2 JP 5488692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
station apparatus
condition
predetermined
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012505396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011114491A1 (ja
Inventor
文 木村
哲生 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2011114491A1 publication Critical patent/JPWO2011114491A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5488692B2 publication Critical patent/JP5488692B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/283Power depending on the position of the mobile
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0203Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks
    • H04W52/0206Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks in access points, e.g. base stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0245Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal according to signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/165Performing reselection for specific purposes for reducing network power consumption
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/243TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account interferences
    • H04W52/244Interferences in heterogeneous networks, e.g. among macro and femto or pico cells or other sector / system interference [OSI]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/343TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading taking into account loading or congestion level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本明細書で論じられる実施態様は、第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムにおいて使用される基地局装置の制御方法、及びこのような通信システムで用いられる基地局装置に関する。
基地局装置は、移動局装置から受信品質信号を受信する。また、移動局装置も、基地局装置から受信品質信号を受信する。基地局装置及び移動局装置は、受信した受信品質情報に基づいて出力する無線信号の電力強度を調整する。
なお、移動端末の送信電力を抑えて消費電力の低減を図ることができる無線通信システムが提案されている。この無線通信システムは、基地局と移動端末との間で通信可能な通信エリアが複数のセルからなる。この無線通信システムでは、基地局が、各セルに対してビームの操作が可能なアンテナを有し、アンテナのビームを各セルに対して順次操作して移動端末との間でセル単位の位置登録または情報通信における通信タイミングを含めた制御通信を行う。基地局は、通信タイミングを基に移動端末との間で情報通信を行う。
特開平10−13326号公報
通信システムにおける消費電力を低減するために、例えば、いずれかの基地局装置の無線信号出力を停止したとする。この場合、ある基地局装置が無線信号の出力を停止したため最寄りの基地局装置までの距離が伸びた移動局装置は、より強い強度で無線電波を出力する。
このために、この移動局装置で使用される消費電力は増加する。したがって、基地局装置の無線信号の出力停止により基地局装置で使用される消費電力が低減しても、移動局装置の消費電力の増加のために、通信システム全体の消費電力が低減しない場合も考えられる。
実施態様に係る装置及び方法は、移動局装置の消費電力を低減することを目的とする。
実施例の一態様によれば、第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムにおいて使用される基地局装置の制御方法が与えられる。本方法では、第1の基地局装置のカバーエリアと第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定し、所定の第1条件が満たされる場合、第2の基地局装置から無線信号を出力する制御方法。
実施例の他の態様によれば、第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムに用いられる第1の基地局装置が与えられる。第1の基地局装置は、第1の基地局装置のカバーエリアと第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する第1判定部と、所定の第1条件が満たされる場合、第2の基地局装置に無線信号を出力させる指示信号を送信する指示信号送信部とを備える。
実施例の他の態様によれば、第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムに用いられる第2の基地局装置が与えられる。第2の基地局装置は、第1の基地局装置のカバーエリアと第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する第2判定部と、所定の第2条件が満たされる場合、第2の基地局装置からの無線信号の出力を停止する出力制御部と、を備える。
本件開示の装置又は方法によれば、移動局装置の消費電力を低減することが可能となる。
本発明の目的及び利点は、特に特許請求の範囲に示した要素及びその組合せを用いて具現化され達成される。前述の一般的な記述及び以下の詳細な記述の両方は、単なる例示及び説明であり、特許請求の範囲のように本発明を限定するものでないと解するべきである。
通信システムの第1構成例を示す図である。 図1に示す第1基地局装置の第1構成例を示す図である。 図1に示す第2基地局装置の第1構成例を示す図である。 図2に示す第1基地局装置における処理の説明図である。 図3に示す第2基地局装置における処理の説明図である。 図1に示す第2基地局装置の第2構成例を示す図である。 図6に示す第2基地局装置における処理の説明図である。 図1に示す第1基地局装置の第2構成例を示す図である。 図1に示す第2基地局装置の第3構成例を示す図である。 図8に示す第1基地局装置における処理の説明図である。 図9に示す第2基地局装置における処理の説明図である。 通信システムの第2構成例を示す図である。 図12に示すノード装置のハードウエア構成例を示す図である。 図12に示すノード装置の構成例を示す図である。 サービスエリア情報の説明図である。 図12に示す第1基地局装置のハードウエア構成例を示す図である。 図12に示す第1基地局装置の構成例を示す図である。 図12に示す第3基地局装置のハードウエア構成例を示す図である。 図12に示す第3基地局装置の構成例を示す図である。 図12に示す移動局装置のハードウエア構成例を示す図である。 図12に示す移動局装置の構成例を示す図である。 新しい基地局装置を設ける際の処理の説明図である。 基地局情報保持部に保持される情報の更新処理の説明図である。 移動局装置の監視処理の説明図である。 ノード装置の処理の説明図である。 第1基地局装置における処理の説明図(その1)である。 第1条件の第1例の説明図である。 第1条件の第2例の説明図である。 第1条件の第3例の説明図である。 第3基地局装置における処理の説明図(その1)である。 基地局装置の制御方法の説明図(その1)である。 第3基地局装置における処理の説明図(その2)である。 第2条件の第1例の説明図である。 第2条件の第2例の説明図である。 第2条件の第3例の説明図である。 第2条件の第4例の説明図である。 第2条件の第5例の説明図である。 基地局装置の制御方法の説明図(その2)である。 基地局装置の制御方法の説明図(その3)である。 基地局装置の制御方法の説明図(その4)である。 第1基地局装置における処理の説明図(その2)である。 第5基地局装置における処理の説明図である。
以下、添付される図面を参照して、好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの第1構成例を示す図である。通信システム1は、第1基地局装置10と、第2基地局装置20と、移動局装置30及び31を備える。
参照符号40及び41は、それぞれ第1基地局装置10及び第2基地局装置20のカバーエリアを示す。第1基地局装置10及び第2基地局装置20は、それぞれのカバーエリア内に位置する移動局装置30及び31と無線通信を行う。第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41とは、重複範囲を有する。第1基地局装置10は、例えば、カバーエリア40としてマクロセルをカバーするマクロセル基地局装置であってよい。第2基地局装置20は、例えば、このマクロセルにオーバーレイするカバーエリア41としてのフェムトセルをカバーするフェムトセル基地局装置であってよい。
図2は、図1に示す第1基地局装置10の第1構成例を示す図である。第1基地局装置10は、第1判定部11と、指示信号送信部12を備える。第1判定部10は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する。所定の第1条件が満たされる場合、指示信号送信部12は、第2基地局装置20に無線信号を出力させる指示信号を送信する。
所定の第1条件は、例えば、上記の重複範囲内に存在し、かつ所定の出力電力値で信号を出力する移動局装置の数が所定の閾値を超えた場合に満足する条件であってよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件A1と記すことがある。
複数の出力電力値についてそれぞれ定めた複数の条件A1を論理積や論理和で結合させることにより、所定の第1条件を定義してもよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件A2と記すことがある。
所定の第1条件は、例えば、上記の重複範囲内に存在し、かつ所定の第1閾値以上の複数の出力電力値について、各出力電力値で信号を出力する移動局装置の数に各出力電力値をそれぞれ乗じた値の合計が所定の第2閾値を超えた場合に満足する条件であってよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件A3と記すことがある。
図3は、図1に示す第2基地局装置20の第1構成例を示す図である。第2基地局装置20は、指示信号受信部21と、出力制御部22とを備える。指示信号受信部21は、第1基地局装置10から送信された指示信号を受信する。無線信号を出力させる指示信号が受信されたとき、出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号を出力させる。
図4は、図2に示す第1基地局装置10における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションAA〜ACの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションAAにおいて第1判定部11は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する。所定の第1条件が満たされる場合(オペレーションAB:Y)、処理はオペレーションACへ進む。所定の第1条件が満たされない場合(オペレーションAB:N)、処理は終了する。オペレーションACにおいて指示信号送信部12は、第2基地局装置20に無線信号を出力させる指示信号を送信する。
図5は、図3に示す第2基地局装置20における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションBA〜BBの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションBAにおいて指示信号受信部21は、第1基地局装置10から送信された指示信号の受信を試みる。指示信号が受信されたとき(オペレーションBA:Y)、処理はオペレーションBBへ進む。指示信号が受信されないとき(オペレーションBA:N)、処理は終了する。オペレーションBBにおいて出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号を出力させる。
本実施例によれば、第1基地局装置との間との無線通信において、無線電波の出力強度が大きな移動局装置の数が増加したとき、第2基地局装置20は、これらの移動局装置をカバーすることができる。このため本実施例によれば、移動局装置から出力する無線電波の出力強度を低減させて、移動局装置の消費電力を低減することが可能となる。
続いて、第2基地局装置20の他の実施例について説明する。図6は、図1に示す第2基地局装置20の第2構成例を示す図である。第2基地局装置20は、出力制御部22と、第2判定部23とを備える。第2基地局装置20は、図3に示す構成をさらに備えてもよい。第2基地局装置20は、図3の構成に関して上述した処理を実行してもよい。
第2判定部23は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。所定の第2条件が満たされる場合、出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号の出力を停止させる。
所定の第2条件は、例えば、上記の重複範囲内に存在し、かつ所定の出力電力値で信号を出力する移動局装置の数が所定の閾値を超えた場合に満足する条件であってよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B1と記すことがある。
複数の出力電力値についてそれぞれ定めた複数の条件B1を論理積や論理和で結合させることにより、所定の第2条件を定義してもよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B2と記すことがある。
所定の第2条件は、例えば、上記の重複範囲内に存在し、かつ所定の出力電力値で信号を出力する移動局装置の数が所定の閾値より少ない場合に満足する条件であってよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B3と記すことがある。
複数の出力電力値についてそれぞれ定めた複数の条件B3を論理積や論理和で結合させることにより、所定の第2条件を定義してもよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B4と記すことがある。
また1つ以上の条件B1と1つ以上の条件B3を、論理積や論理和で結合させることにより、所定の第2条件を定義してもよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B5と記すことがある。
所定の第2条件は、例えば、上記の重複範囲内に存在し、かつ所定の第1閾値以下の複数の出力電力値について、各出力電力値で信号を出力する移動局装置の数に各出力電力値をそれぞれ乗じた値の合計が所定の第2閾値を超えた場合に満足する条件であってよい。このように定めた条件を、以下の説明において条件B6と記すことがある。
図7は、図6に示す第2基地局装置20における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションCA〜CCの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションCAにおいて第2判定部23は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。所定の第2条件が満たされる場合(オペレーションCB:Y)、処理はオペレーションCCへ進む。所定の第2条件が満たされない場合(オペレーションCB:N)、処理は終了する。オペレーションCCにおいて出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号の出力を停止させる。
本実施例によれば、第2基地局装置20の無線電波の出力を開始した後、無線電波の出力を続けても移動局装置の出力電力の低減による大きな省電力の効果が期待できなくなったとき、第2基地局装置20の無線電力の出力を停止することができる。このため本実施例によれば、第2基地局装置20による電力の浪費が低減され、通信システム1全体の消費電力を低減することが可能となる。
続いて、第1基地局装置10及び第2基地局装置20の他の実施例について説明する。図8は、図1に示す第1基地局装置10の第2構成例を示す図である。第1基地局装置10は、指示信号送信部12と、第3判定部13を備える。第1基地局装置10は、図2に示す構成をさらに備えてもよい。第1基地局装置10は、図2の構成に関して上述した処理を実行してもよい。
第3判定部13は、第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいか否かを判定する。例えば第1基地局装置10は、単に、上述の所定の第1条件が満たされるか否かに応じて、第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいか否かを判定してよい。
または、例えば第1基地局装置10は、移動局装置30において測定された移動局装置30の位置情報を受信する受信部を備えていてよい。第3判定部13は、移動局装置30の位置情報の変化に基づいて、カバーエリア40及び41の重複範囲に向かって移動局装置が移動しており所定の期間内に重複範囲内に位置するか否かを予測する。第3判定部13は、重複範囲内に位置すると予測される前記移動局装置30の数及びそれぞれの出力電力値に関して上述の所定の第1条件と同様に定めた条件が満たされるか否かに判定してよい。第3判定部13は、この判定結果に応じて第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいか否かを判定してよい。
第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいと第3判定部13が判定したとき、指示信号送信部12は、第2基地局装置20に無線信号の出力を継続させる指示信号を出力する。
図9は、図1に示す第2基地局装置20の第3構成例を示す図である。第2基地局装置20は、指示信号受信部21と、出力制御部22と、第2判定部23とを備える。第2基地局装置20は、図3の構成及び/又は図6の構成に関して上述した処理を実行してもよい。
指示信号受信部21は、無線信号の出力を継続させる指示信号を第1基地局装置10から受信する。第2判定部23は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する上述の所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。
指示信号が受信されている場合には、出力制御部22は、所定の第2条件が満たされるか否かに関わらず、第2基地局装置20に無線信号の出力を継続させる。指示信号が受信されていなくかつ所定の第2条件が満たされる場合、出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号の出力を停止させる。
図10は、図8に示す第1基地局装置10における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションDA〜DCの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションDAにおいて第3判定部13は、第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいか否かを判定する。
第2基地局装置20が無線信号の出力を継続した方がよいと第3判定部13が判定した場合(オペレーションDB:Y)、処理はオペレーションDCへ進む。そうでない場合(オペレーションDB:N)、処理は終了する。オペレーションDCにおいて指示信号送信部12は、第2基地局装置20に無線信号の出力を継続させる指示信号を送信する。
図11は、図9に示す第2基地局装置20における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションEA〜EEの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションEAにおいて第2判定部23は、第1基地局装置10のカバーエリア40と第2基地局装置20のカバーエリア41との重複範囲内に位置する移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する上述の所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。
所定の第2条件が満たされる場合(オペレーションEB:Y)、処理はオペレーションEDへ進む。所定の第2条件が満たされない場合(オペレーションEB:N)、処理はオペレーションECへ進む。オペレーションECにおいて出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号の出力を継続させる。
オペレーションEDにおいて指示信号受信部21は、第1基地局装置10から送信された指示信号の受信を試みる。指示信号が受信されたとき(オペレーションED:Y)、処理はオペレーションECへ進む。その結果、第2基地局装置20から無線信号の出力は継続する。指示信号が受信されないとき(オペレーションED:N)、処理はオペレーションEEへ進む。オペレーションEEにおいて出力制御部22は、第2基地局装置20に無線信号の出力を停止させる。
本実施例によれば、第2基地局装置20の無線信号を出力するための条件と、無線信号の出力を停止するための条件とが競合したとき、無線信号の出力を継続させることができる。このため、第2基地局装置20から無線信号の出力を開始した後は、一時的な状況によって無線信号の出力を停止する機会が低減される。この結果、第2基地局装置20の無線信号の出力の断続による通信品質の低下を防止することができる。
続いて、他の通信システムの実施例について説明する。図12は、通信システムの第2構成例を示す図である。通信システム100は、ノード装置200、第1基地局装置300、第2基地局装置301、第3基地局装置400〜第5基地局装置402、及び1つ以上の移動局装置500を備える。図12及び以降に続く各図面において、移動局装置を「UE」と表記することがある。
参照符号600及び601は、それぞれ第1基地局装置10及び第2基地局装置20のカバーエリアを示す。参照符号610〜612は、それぞれ第3基地局装置400〜第5基地局装置402のカバーエリアを示す。各基地局装置300〜402は、それぞれのカバーエリア内に位置する移動局装置500と無線通信を行う。ノード装置200は、各基地局装置〜402を、コアネットワークなどの通信ネットワークへ接続する。
第1基地局装置300のカバーエリア600と、第3基地局装置400〜第5基地局装置402のカバーエリア610〜612とは重複範囲を有する。第3基地局装置400及び第5基地局装置402のカバーエリア610及び612は、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部に位置する。第4基地局装置401のカバーエリア611は、第1基地局装置300のカバーエリア600内の端部以外に位置している。
第1基地局装置10及び第2基地局装置20は、例えばマクロセル基地局装置であってよく、第3基地局装置400〜第5基地局装置402は、例えばフェムトセル基地局装置であってよい。
図13は、図12に示すノード装置200のハードウエア構成例を示す図である。ノード装置200は、プロセッサ210と、記憶部211と、ネットワーク通信インタフェース212と、バス213を備える。プロセッサ210と、記憶部211と、ネットワーク通信インタフェース212は、データを伝送するバス213に接続されている。
記憶部211には、ノード装置200の動作を制御するための各種コンピュータプログラム及びデータが記憶される。記憶部211は、メモリ等の記憶装置や、ハードディスク等の補助記憶装置を含んでいてよい。プロセッサ210は、公知のデータ処理装置であり、記憶部211に記憶されるプログラムを実行し、ノード装置200の動作を制御するための各処理を実行する。
ネットワーク通信インタフェース212は、ノード装置200と基地局装置300〜402との間の通信インタフェース処理を実行する。またネットワーク通信インタフェース212は、ノード装置200と通信ネットワークとの間の通信インタフェース処理を実行する。なお、図13に示すハードウエア構成は、あくまでノード装置200のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成がノード装置200のために採用できる。
図14は、図12に示すノード装置200の構成例を示す図である。図14に示す各構成要素の機能は、記憶部211に記憶されるプログラムをプロセッサ210が実行することにより実現されるものである。なお同図では、この実施例に関係する機能を中心として示している。
ノード装置200は、基地局情報保持部220と、信号出力指示部221と、通信部223とを備える。通信部223は、ノード装置200と基地局装置300〜402との間の信号の送受信、並びにノード装置200と通信ネットワークとの間の信号の送受信を行う。
基地局情報保持部220は、基地局装置300〜402から受信した、各基地局装置の位置を示す基地局位置情報、及び各基地局のカバーエリアを示すサービスエリア情報を記憶する処理を行う。基地局情報保持部220は、基地局装置300〜402に関する無線出力状態情報を記憶する処理を行う。無線出力状態情報は、各基地局装置において無線信号が出力されているか、出力が停止されているかを示す情報である。以下の説明において、無線信号が出力されている状態を「オン状態」と表記し、無線信号の出力が停止されている状態を「オフ状態」と表記することがある。
図15は、サービスエリア情報の説明図である。サービスエリア情報は、各基地局装置のカバーエリアを表現する情報である。例えば、サービスエリア情報は、カバーエリアの位置を指定する1つ以上の座標情報と、カバーエリアの2次元的形状を指定する図形情報とを含んでいてよい。カバーエリア600は、6つのセル621〜626を含み、6つの扇状の2次元形状によって表現されている。またカバーエリア610〜612は楕円形状によって表されている。
図14を参照する。通信部223は、各基地局装置に、この基地局装置とカバーエリアが重複している他の基地局装置に関する基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を送信する。
また、通信部223は、第3基地局装置401〜第5基地局装置402のいずれかに無線信号を出力させる指示信号を、基地局装置300から受信する。以下の説明において、基地局装置300から送信される、第3基地局装置401〜第5基地局装置402に無線信号を出力させる指示信号を「オン要求信号」と表記することがある。
オン要求信号が受信されたとき、信号出力指示部221は、無線信号の出力が要求された基地局装置に対して無線信号を出力させる指示信号を送信する。以下の説明において、ノード装置200から送信される、第3基地局装置401〜第5基地局装置402に無線信号を出力させる指示信号を「オン指示信号」と表記することがある。
通信部223は、第3基地局装置401〜第5基地局装置402のいずれかから、無線信号の出力を停止したことを知らせるオフ通知信号を受信する。信号出力指示部221は、第3基地局装置401〜第5基地局装置402の無線出力状態情報を、基地局装置300へ送信する。
図16は、図12に示す第1基地局装置300のハードウエア構成例を示す図である。第2基地局装置301も同様の構成を備える。第1基地局装置300は、プロセッサ310と、記憶部311と、ネットワーク通信インタフェース312と、無線通信部313と、バス314を備える。プロセッサ310と、記憶部311と、ネットワーク通信インタフェース312と、無線通信部313は、データを伝送するバス314に接続されている。
記憶部311には、第1基地局装置300の動作を制御するための各種コンピュータプログラム及びデータが記憶される。記憶部311は、メモリ等の記憶装置や、ハードディスク等の補助記憶装置を含んでいてよい。プロセッサ310は、公知のデータ処理装置であり、記憶部311に記憶されるプログラムを実行し、第1基地局装置300の動作を制御するための各処理を実行する。
ネットワーク通信インタフェース312は、ノード装置200と第1基地局装置300との間の通信インタフェース処理を実行する。無線通信部313は、第1基地局装置300と移動局装置500との間の無線通信処理を実行する。なお、図16に示すハードウエア構成は、あくまで第1基地局装置300のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成が第1基地局装置300のために採用できる。
図17は、図12に示す第1基地局装置300の構成例を示す図である。第2基地局装置301も同様の構成を備える。図17に示す各構成要素の機能は、記憶部311に記憶されるプログラムをプロセッサ310が実行することにより実現されるものである。なお同図では、この実施例に関係する機能を中心として示している。
第1基地局装置300は、第1通信部320と、第2通信部321と、エリア情報保持部323と、基地局情報保持部324と、判定部325と、移動局監視部326とを備える。第1通信部320は、移動局装置500と第1基地局装置300との間の通信で送受信する信号を終端する。第2通信部321は、ノード装置200と第1基地局装置300との間の制御信号の送受信処理を制御する。
エリア情報保持部323には、第1基地局装置300のサービスエリア情報が保持される。基地局情報保持部324は、第1基地局装置300とカバーエリアが重複する他の基地局装置に関する基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を記憶する処理を行う。これらの情報は、ノード装置200から送信される。
判定部325は、第3基地局装置400〜第5基地局装置402についてそれぞれ定められた特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する。
判定部325は、特定エリア決定部330と、電力制御値決定部331と、条件判定部332とを備える。特定エリア決定部330は、第1基地局装置300のサービスエリア情報と、基地局装置400〜402のサービスエリア情報に基づき、基地局装置400〜402のそれぞれについて特定エリアを決定する。各基地局装置400〜402に関するそれぞれの特定エリアは、例えば、第1基地局装置300のカバーエリア600と、基地局装置400〜402のそれぞれのカバーエリア610〜612との重複範囲であってよい。
電力制御値決定部331は、第1基地局装置300のカバーエリア600内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。移動局装置500の電力制御値は、移動局装置500が出力する無線信号の強度を制御するために、無線信号の出力強度を指示する値である。
移動局装置500がアップリンク信号を出力する電力が強いときは、この移動局装置500へ向けて第1基地局装置300からダウンリンク信号を出力する電力は強くなる。また、移動局装置500がアップリンク信号を出力する電力が弱いときは、この移動局装置500へ向けて第1基地局装置300からダウンリンク信号を出力する電力は弱くなる。したがって、電力制御値決定部331は、所定の第1条件の判定のために、例えば、第1基地局装置300から各移動局装置500へダウンリンク信号を送信する出力強度を指示する電力制御値を、移動局装置500の電力制御値として使用してよい。
条件判定部332は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する。所定の第1条件については後述する。
第3基地局装置400〜第5基地局装置402のうちある基地局装置の特定エリアにおいて所定の第1条件が満たされるとき、第2通信部321は、この基地局装置に無線信号を出力させるオン要求信号を送信する。
移動局監視部326は、第1基地局装置300のカバーエリア600内に位置する移動局装置500からその位置情報を受信し、移動局装置500の位置を監視する。
図18は、図12に示す第3基地局装置400のハードウエア構成例を示す図である。第4基地局装置401及び第5基地局装置402も同様の構成を備える。第3基地局装置400は、プロセッサ410と、記憶部411と、ネットワーク通信インタフェース412と、無線通信部413と、バス414を備える。プロセッサ410と、記憶部411と、ネットワーク通信インタフェース412と、無線通信部413は、データを伝送するバス414に接続されている。
記憶部411には、第3基地局装置400の動作を制御するための各種コンピュータプログラム及びデータが記憶される。記憶部411は、メモリ等の記憶装置や、ハードディスク等の補助記憶装置を含んでいてよい。プロセッサ410は、公知のデータ処理装置であり、記憶部411に記憶されるプログラムを実行し、第3基地局装置400の動作を制御するための各処理を実行する。
ネットワーク通信インタフェース412は、ノード装置400と第3基地局装置400との間の通信インタフェース処理を実行する。無線通信部413は、第3基地局装置400と移動局装置500との間の無線通信処理を実行する。なお、図16に示すハードウエア構成は、あくまで第3基地局装置400のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成が第3基地局装置400のために採用できる。
図19は、図12に示す第3基地局装置400の構成例を示す図である。第4基地局装置401及び第5基地局装置402も同様の構成を備える。図19に示す各構成要素の機能は、記憶部411に記憶されるプログラムをプロセッサ410が実行することにより実現されるものである。なお同図では、この実施例に関係する機能を中心として示している。
第3基地局装置400は、第1通信部420と、第2通信部421と、エリア情報保持部423と、基地局情報保持部424と、判定部425と、出力制御部426とを備える。第1通信部420は、移動局装置500と第3基地局装置400との間の通信で送受信する信号を終端する。第2通信部421は、ノード装置200と第3基地局装置400との間の制御信号の送受信処理を制御する。
エリア情報保持部423には、第3基地局装置400のサービスエリア情報が保持される。基地局情報保持部424は、第3基地局装置400とカバーエリアが重複する他の基地局装置である第1基地局装置300に関する基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を記憶する処理を行う。これらの情報は、ノード装置200から送信される。
判定部425は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。判定部425は、特定エリア決定部430と、電力制御値決定部431と、条件判定部432とを備える。特定エリア決定部430は、第3基地局装置400のサービスエリア情報と第1基地局装置300のサービスエリア情報に基づき、特定エリアを決定する。特定エリアは、第3基地局装置400のカバーエリア610と、第1基地局装置300のカバーエリア600との重複範囲であってよい。
電力制御値決定部431は、第3基地局装置400のカバーエリア610内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。条件判定部432は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。所定の第2条件については後述する。
所定の第2条件が満たされるとき、出力制御部426は、第3基地局装置400の無線信号の出力を停止する。出力制御部426は、出力を徐々に弱めて最終的に無線信号の出力を停止してもよい。出力を徐々に弱めることにより、移動局装置500は他の基地局装置へのハンドオーバが完了するまで第3基地局装置400に接続できるので、急な切断による通信品質の低下を防止することが可能になる。所定の第2条件が満たされるとき、第2通信部421は、オフ通知信号をノード装置200へ送信する。
また、第2通信部421は、ノード装置200からオン指示信号を受信する。オン指示信号が受信されたとき、出力制御部426は、第3基地局装置400の無線信号の出力を開始する。
図20は、図12に示す移動局装置500のハードウエア構成例を示す図である。移動局装置500は、プロセッサ510と、記憶部511と、無線通信部512と、位置検出部513と、バス514を備える。プロセッサ510と、記憶部511と、無線通信部513と、位置検出部513は、データを伝送するバス514に接続されている。
記憶部511には、移動局装置500の動作を制御するための各種コンピュータプログラム及びデータが記憶される。記憶部511は、メモリ等の記憶装置や、ハードディスク等の補助記憶装置を含んでいてよい。プロセッサ510は、公知のデータ処理装置であり、記憶部511に記憶されるプログラムを実行し、移動局装置500の動作を制御するための各処理を実行する。
無線通信部512は、基地局装置300〜402と移動局装置500との間の無線通信処理を実行する。位置検出部513は、移動局装置500の位置を検出する。位置検出部513は、例えばグローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)や、AFLT(Advanced Forward Link Trilateration)を用いて移動局装置500の位置を測定してよい。なお、図20に示すハードウエア構成は、あくまで移動局装置500のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成が移動局装置500のために採用できる。
図21は、図12に示す移動局装置500の構成例を示す図である。図21に示す各構成要素の機能は、記憶部511に記憶されるプログラムをプロセッサ510が実行することにより実現されるものである。なお同図では、この実施例に関係する機能を中心として示している。
移動局装置500は、測位部521と通信部522を備える。測位部521は、移動局装置500の位置を検出する。通信部522は、基地局装置300〜402と移動局装置500との間の通信で送受信する信号を終端する。通信部522は、測位部521によって測定された移動局装置500の位置を示す位置情報を第1基地局装置300へ送信する。
続いて、通信システム100において行われる処理を説明する。図22は、新しい基地局装置を設ける際の処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションFA〜FBの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションFAにおいて、新設される基地局装置の第2通信部321又は第2通信部421は、この基地局装置の基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報をノード装置200へ送信する。
オペレーションFBにおいて、ノード装置200の通信部223は、新設された基地局装置から送信された基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を受信する。基地局情報保持部220は、受信されたこれらの情報を記憶する処理を行う。
図23は、基地局情報保持部324に保持される情報の更新処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションGA〜GBの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションGAにおいて、ノード装置200の通信部223は、各基地局装置300〜402に対して、それぞれの基地局装置とカバーエリアが重複する他の基地局装置に関する基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を送信する。ノード装置200は、ノード装置200に記憶される各基地局の情報が更新されるタイミングでオペレーションGAを実行してもよく、周期的にオペレーションGAを実行してもよい。
オペレーションGBにおいて第1基地局装置300の第2通信部321は、ノード装置200から送信された他の基地局装置に関する基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を受信する。第1基地局装置300の基地局情報保持部324は、受信された基地局位置情報、サービスエリア情報及び無線出力状態情報を記憶する処理を行う。第2基地局装置301の第2通信部321及び基地局情報保持部324、並びに第3基地局装置400〜第5基地局装置402の第2通信部421及び基地局情報保持部424も同様の処理を行う。
図24は、移動局装置500の監視処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションHA〜HBの各オペレーションはステップであってもよい。なお移動局装置500は、オペレーションHA〜HBを周期的に実施してよい。オペレーションHAにおいて移動局装置500の測位部521は、移動局装置500の位置を検出する。
オペレーションHBにおいて移動局装置500の通信部522は、測定された移動局装置500の位置を示す位置情報を第1基地局装置300へ送信する。第1基地局装置300の第1通信部320は、移動局装置500から送信された位置情報を受信する。第1基地局装置300の移動局監視部326は、受信した位置情報を記憶する処理を行う。
なお図24の処理では、移動局装置500は、自主的に位置情報を第1基地局装置300へ送信する。これに加えて又はこれに代えて、第1基地局装置300は、移動局装置500に対して位置情報を問い合わせてもよい。このとき第1基地局装置300は、周期的に位置情報を問い合わせてもよい。
図25は、ノード装置200の処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションIA〜IEの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションIAにおいて通信部223は、第1基地局装置300又は第2基地局装置301からオン要求信号の受信を試みる。オン要求信号が受信されたとき(オペレーションIA:Y)、処理はオペレーションIBへ進む。オン要求信号が受信されないとき(オペレーションIA:N)、処理はオペレーションIDへ進む。
いま、第3基地局装置400に無線信号を出力させるオン要求信号が受信された場合について、オペレーションIB及びICの処理を説明する。オペレーションIBにおいて基地局情報保持部220は、第3基地局装置400がオン状態にあることを記憶する処理を行う。オペレーションICにおいて信号出力指示部221は、第3基地局装置400へオン指示信号を送信する。なお、オペレーションIB及びICはいずれを先に実行してもよい。第3基地局装置400の状態変更は、図23のオペレーションGA及びGBによって、第3基地局装置400以外の他の基地局装置へ通知される。
オペレーションIDにおいて通信部223は、第3基地局装置400〜第5基地局装置402からオフ通知信号の受信を試みる。オフ通知信号が受信されたとき(オペレーションID:Y)、処理はオペレーションIEへ進む。オフ通知信号が受信されないとき(オペレーションID:N)、処理は終了する。
いま、第3基地局装置400からオフ通知信号が受信された場合について、オペレーションIB及びICの処理を説明する。オペレーションIEにおいて基地局情報保持部220は、第3基地局装置400がオフ状態にあることを記憶する処理を行う。第3基地局装置400の状態変更は、図23のオペレーションGA及びGBによって、第3基地局装置400以外の他の基地局装置へ通知される。
図26は、第1基地局装置300における処理の説明図(その1)である。第2基地局装置301でも同様の処理が行われる。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションJA〜JEの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションJAにおいて特定エリア決定部330は、第3基地局装置400について特定エリアを決定する。
オペレーションJBにおいて判定部325は、特定エリア内に位置する移動局装置を決定する。オペレーションJCにおいて電力制御値決定部331は、第1基地局装置300のカバーエリア600内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。オペレーションJCは、オペレーションJAやJBより先に行ってもよい。また、オペレーションJCをオペレーションJA及びJBの後に行い、電力制御値決定部331は、特定エリア内に位置する移動局装置500について電力制御値を決定してもよい。
オペレーションJDにおいて条件判定部332は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する。
以下、条件判定部332が判定する所定の第1条件について説明する。図27は、第1条件の第1例の説明図である。所定の第1条件は、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T1によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T2を超えた場合に満足する条件であってよい。
図28は、第1条件の第2例の説明図である。特定エリア内に存在し、かつ所定の第1閾値T1以上の複数の電力制御値v1〜v4について、電力制御値v1〜v4によって出力信号強度がそれぞれ指示される移動局装置の数をn1〜n4であるとする。所定の第1条件は、移動局装置の数n1〜n4にそれぞれの電力制御値v1〜v4を乗じた和(n1×v1+n2×v2+…+n4×v4)が所定の第2閾値T2を超えた場合に満足する。
図29は、第1条件の第3例の説明図である。図29に示す第1条件は、複数の電力制御値について図27に示す第1条件をそれぞれ定め、これらの複数の条件を論理積及び/又は論理和を用いて結合した条件である。例えば、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T11によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T21を超えることを条件Aとする。また特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T12によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T22を超えることを条件Bとする。条件Aと条件Bの両方が満足するとき、所定の第1条件が満足してよい。
図26を参照する。所定の第1条件が満足するとき(オペレーションJD:Y)、処理はオペレーションJEへ進む。所定の第1条件が満足しないとき(オペレーションJD:N)、処理は終了する。
いま、第3基地局装置400について所定の第1条件が満足した場合について、オペレーションJEの処理を説明する。オペレーションJEにおいて第2通信部321は、第3基地局装置400に無線信号を出力させるオン要求信号を送信する。
図30は、第3基地局装置400における処理の説明図(その1)である。第4基地局装置401及び第5基地局装置402でも同様の処理が行われる。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションKA〜KBの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションKAにおいて第2通信部421は、オン指示信号の受信を試みる。
オン指示信号が受信されたとき(オペレーションKA:Y)、処理はオペレーションKBへ進む。オン指示信号が受信されないとき(オペレーションKA:N)、処理は終了する。オペレーションKBにおいて出力制御部426は、第3基地局装置400の無線信号の出力を開始する。
図31は、基地局装置の制御方法の説明図(その1)である。ここでは、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部において重複するカバーエリア610を有する第3基地局装置400が無線出力を開始する場合を考える。また、第3基地局装置400について定めた特定エリアとして、第3基地局装置400のカバーエリア610と第1基地局装置300のカバーエリア600の重複範囲を使用する場合を考える。
第3基地局装置400はオフ状態であるとする。カバーエリア600内に位置する移動局装置500a及び500bが、カバーエリア600の端部へ移動すると、第1基地局装置300と移動局装置500a及び500bの無線出力の電力制御値は大きくなる。
この結果、特定エリア内に移動局装置500a及び500bが入ると、この特定エリア内では、電力制御値が大きな移動局装置の数が多くなる。電力制御値が大きな移動局装置の増加によって、図26に示すオペレーションJDにおいて所定の第1条件が満たされると、第1基地局装置300は、第3基地局装置400に無線信号を出力させるオン要求信号をノード装置200へ送信する。
オン要求信号を受信したノード装置200は、第3基地局装置400へオン指示信号を送信する。オン指示信号によって第3基地局装置400は無線信号の出力を開始する。第3基地局装置400が無線信号の出力を開始すると、第3基地局装置400のカバーエリア610内に位置する移動局装置500は、第1基地局装置300のセルから、より無線品質のよい第3基地局装置400のセルへハンドオーバする。
この結果、第3基地局装置400のセルへハンドオーバした移動局装置500の無線信号の出力強度が小さくなり、移動局装置500の消費電力が低減される。また、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部に位置する移動局装置500が、第3基地局装置400のセルに追い出されるため、第1基地局装置300の無線信号の出力強度が小さくすることができ、第1基地局装置300の消費電力が低減される。
続いて、第3基地局装置400の無線信号の出力を停止する場合の処理について説明する。図32は、第3基地局装置400における処理の説明図(その2)である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションLA〜LFの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションLAにおいて特定エリア決定部430は、特定エリアを決定する。
オペレーションLBにおいて判定部425は、特定エリア内に位置する移動局装置を決定する。第3基地局装置400は、第1基地局装置300から移動局装置の位置情報を取得してもよい。または、第3基地局装置400は、第1基地局装置300の移動局監視部326と同様の構成要素を備え、第3基地局装置400のカバーエリア610に位置する移動局装置からその位置情報を取得してもよい。オペレーションLCにおいて電力制御値決定部431は、カバーエリア610内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。
オペレーションLDにおいて条件判定部432は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。
以下、条件判定部432が判定する所定の第2条件について説明する。図33は、第2条件の第1例の説明図である。所定の第2条件は、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T1によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T2を超えた場合に満足する条件であってよい。
図34は、第2条件の第2例の説明図である。所定の第2条件は、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T1によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T2より少ない場合に満足する条件であってもよい。
図35は、第2条件の第3例の説明図である。特定エリア内に存在し、かつ所定の第1閾値T1以下の複数の電力制御値v1〜v3について、電力制御値v1〜v3によって出力信号強度がそれぞれ指示される移動局装置の数をn1〜n3であるとする。所定の第2条件は、移動局装置の数n1〜n3にそれぞれの電力制御値v1〜v3を乗じた和(n1×v1+n2×v2+n3×v3)が所定の第2閾値T2を超えた場合に満足する。
図36は、第2条件の第4例の説明図である。図36に示す第2条件は、複数の電力制御値について図33に示す第2条件をそれぞれ定め、これらの複数の条件を論理積及び/又は論理和を用いて結合した条件である。例えば、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T11によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T21を超えることを条件Aとする。また特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T12によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T22を超えることを条件Bとする。条件Aと条件Bの両方が満足するとき、所定の第2条件が満足してよい。
図37は、第2条件の第5例の説明図である。図37に示す第2条件は、複数の電力制御値について図34に示す第2条件をそれぞれ定め、これらの複数の条件を論理積及び/又は論理和を用いて結合した条件である。例えば、特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T11によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T21より少ないことを条件Aとする。また特定エリア内に存在し、かつ所定の電力制御値T12によって出力すべき無線信号の強度が指示される移動局装置の数が所定の閾値T22より少ないことを条件Bとする。条件Aと条件Bの両方が満足するとき、所定の第2条件が満足してよい。
さらに、1つ以上の電力制御値について図33に示す条件をそれぞれ定め、また1つ以上の電力制御値について図34に示す条件をそれぞれ定め、これらの条件を論理積や論理和で結合させることにより、所定の第2条件を定義してもよい。
図32を参照する。所定の第2条件が満足するとき(オペレーションLD:Y)、処理はオペレーションLEへ進む。所定の第2条件が満足しないとき(オペレーションLD:N)、処理は終了する。
オペレーションLEにおいて出力制御部426は、第3基地局装置400の無線信号の出力を停止する。オペレーションLFにおいて第2通信部421は、オフ通知信号をノード装置200へ送信する。なお、オペレーションLE及びLFはいずれを先に実行してもよい。
図38は、基地局装置の制御方法の説明図(その2)である。ここでは、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部において重複するカバーエリア610を有する第3基地局装置400が無線出力を停止する場合を考える。また特定エリアとして、第3基地局装置400のカバーエリアと610第1基地局装置300のカバーエリア600の重複範囲を使用する場合を考える。
第3基地局装置400はオン状態であるとする。第3基地局装置400のカバーエリア610内に位置する移動局装置500a及び500bが、カバーエリア600の端部から移動すると、第3基地局装置400と移動局装置500a及び500bの無線出力の電力制御値は大きくなる。
この結果、特定エリア内では、電力制御値が大きな移動局装置の数が多くなる。電力制御値が大きな移動局装置の増加によって、図32に示すオペレーションLDにおいて所定の第2条件が満たされると、第3基地局装置400は、無線信号の出力を停止する。また第3基地局装置400は、オフ通知信号をノード装置200へ送信する。
第3基地局装置400が無線信号の出力を停止すると、第3基地局装置400のカバーエリア610であった範囲内に位置する移動局装置500は、第1基地局装置300のセルへハンドオーバする。このように、カバーエリア600の端部に位置する移動局装置が減り、第3基地局装置400が無線電波を出力しても大きな省電力が期待できなくなったとき、第3基地局装置400の無線電力の出力を停止することにより、通信システム全体の消費電力を低減する。
図39は、基地局装置の制御方法の説明図(その3)である。ここでは、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部以外においてカバーエリア600と重複するカバーエリア611を有する第4基地局装置401が無線出力を開始する場合を考える。また、第1基地局装置300が、カバーエリア611とカバーエリア600の重複範囲を、第4基地局装置401について定めた特定エリアとして使用する場合を考える。
第4基地局装置401はオフ状態であるとする。カバーエリア600内に位置する移動局装置500a〜500cが、カバーエリア611へ移動することによりこの範囲に移動局装置が集中すると干渉のため通信品質が低下する。このため、第1基地局装置300と移動局装置500a〜500cの無線出力の電力制御値は大きくなる。この結果、特定エリア内では、電力制御値が大きな移動局装置の数が多くなる。
第1基地局300の判定部325は、図26を参照して説明した処理と同様の処理を実行する。なお、条件判定部332は、特定エリア内に位置する移動局装置の数がある閾値以上になったときに、干渉による影響のためこれらの移動局装置の電力制御値が大きくなると見なしてもよい。このため条件判定部332は、上述した所定の第1条件の判定方法に代えて、特定エリア内に位置する移動局装置の数がある閾値以上になったときに、所定の第1条件が満たされると判定してもよい。
所定の第1条件が満たされると、第1基地局装置300は、第4基地局装置401に無線信号を出力させるオン要求信号をノード装置200へ送信する。オン要求信号を受信したノード装置200は、第4基地局装置401へオン指示信号を送信する。オン指示信号によって第4基地局装置401は無線信号の出力を開始する。第4基地局装置401が無線信号の出力を開始すると、第4基地局装置401のカバーエリア611内に位置する移動局装置500は、第1基地局装置300のセルから、より無線品質のよい第4基地局装置401のセルへハンドオーバする。
この結果、第4基地局装置401のセルへハンドオーバした移動局装置500の無線信号の出力強度が小さくなり、移動局装置500の消費電力が低減される。また、第1基地局装置300のセルにおいて電波干渉を起こしていた移動局装置500が、第4基地局装置401のセルに追い出されるため、第1基地局装置300の無線信号の出力強度が小さくすることができ、第1基地局装置300の消費電力が低減される。
続いて、基地局装置に無線信号の出力を継続させるための処理と、出力を停止させるための処理とが競合する場合の処理について説明する。図40は、基地局装置の制御方法の説明図(その4)である。ここでは、第1基地局装置300のカバーエリア600の端部においてカバーエリア600と重複するカバーエリア612を有する第5基地局装置402が無線信号を出力している場合を考える。また、第1基地局装置300が、カバーエリア612とカバーエリア600の重複範囲を、第5基地局装置402について定めた特定エリアとして使用する場合を考える。
図41は、第1基地局装置300における処理の説明図(その2)である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションMA〜MEの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションMAにおいて特定エリア決定部330は、第5基地局装置402について特定エリアを決定する。
オペレーションMBにおいては、オペレーションJBにおいて判定部325は、特定エリアに向かっている移動局装置を決定する。判定部325は、移動局監視部326にて監視されている移動局装置の位置の変化に基づいて、所定の期間内に特定エリアに位置する移動局装置を予測する。
オペレーションMCにおいて電力制御値決定部331は、第1基地局装置300のカバーエリア600内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。オペレーションMDにおいて条件判定部332は、第5基地局装置402が無線信号の出力を継続した方がよいか否かを判定する。
例えば条件判定部332は、特定エリアに位置すると予測される移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定してよい。条件判定部332は、所定の第1条件が満たされるとき、無線信号の出力を継続した方がよいと判定してよい。条件判定部332は、所定の第1条件が満たされないとき、無線信号の出力を継続しなくてもよいと判定してよい。
また上記判断において、例えば条件判定部332は、特定エリアに現在位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定してもよい。
第5基地局装置402が無線信号の出力を継続した方がよいとき(オペレーションMD:Y)、処理はオペレーションMEへ進む。無線信号の出力を継続しなくてもよいとき(オペレーションMD:N)、処理は終了する。オペレーションMEにおいて第2通信部321は、第5基地局装置402に無線信号の出力を継続させる指示信号をノード装置200へ送信する。
以下の説明において、第1基地局装置300から送信される、第5基地局装置402に無線信号の出力を継続させる指示信号を「オン継続要求信号」と表記することがある。
オン要求信号を受信した場合と同様に、オン継続要求信号を受信したノード装置200は、第5基地局装置402に無線信号の出力を継続させる指示信号を第5基地局装置402に送信する。ノード装置200から送信される、第5基地局装置402に無線信号の出力を継続させる指示信号を「オン継続指示信号」と表記することがある。
図42は、第5基地局装置402における処理の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションNA〜NGの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションNAにおいて特定エリア決定部430は、特定エリアを決定する。
オペレーションNBにおいて判定部425は、特定エリア内に位置する移動局装置を決定する。オペレーションNCにおいて電力制御値決定部431は、カバーエリア612内に位置する移動局装置500の電力制御値を決定する。
オペレーションNDにおいて条件判定部432は、特定エリアに位置する移動局装置500について、その数とそれぞれの電力制御値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する。所定の第2条件が満足するとき(オペレーションND:Y)、処理はオペレーションNEへ進む。所定の第2条件が満足しないとき(オペレーションND:N)、処理は終了する。この結果、無線信号の出力は継続される。
オペレーションNEにおいて第2通信部421は、オン継続指示信号の受信を試みる。オン継続指示信号が受信されないとき(オペレーションNE:N)、処理はオペレーションNFへ進む。オン継続指示信号が受信されたとき(オペレーションNE:Y)、処理は終了する。この結果、所定の第2条件が満足していても無線信号の出力は継続される。
オペレーションNFにおいて出力制御部426は、第5基地局装置402の無線信号の出力を停止する。オペレーションNGにおいて第2通信部421は、オフ通知信号をノード装置200へ送信する。
図40を参照する。移動局装置500a及び500bが、第5基地局装置402のカバーエリア612へ向かって移動している。この結果、図41に示すオペレーションMDにおいて第5基地局装置402の出力を継続した方がよいと判定されると、第1基地局装置300は、第5基地局装置401に無線信号を継続させるオン継続要求信号をノード装置200へ送信する。オン継続要求信号を受信したノード装置200は、第5基地局装置402へオン継続指示信号を送信する。
一方で、移動局装置500c及び500dは、第5基地局装置402のカバーエリア612の中から外へ移動している。この結果、図42に示すオペレーションNDにおいて第2条件が満たされると判定されると、第5基地局装置402にてオン継続指示信号が受信されたか否かが判定される。オン継続指示信号が受信されていなければ、第5基地局装置402は無線信号の出力を停止する。オン継続指示信号が受信されていれば、第5基地局装置402は無線信号の出力を継続する。このようにして、第5基地局装置402に無線信号の出力を継続させるための処理と、出力を停止させるための処理とが競合する場合には、無線信号の出力の継続が優先される。
本実施例によれば、第5基地局装置402から無線信号の出力を開始した後は、一時的な状況によって無線信号の出力を停止する機会が低減される。この結果、第5基地局装置402の無線信号の出力の断続による通信品質の低下を防止することができる。
ここに記載されている全ての例及び条件的な用語は、読者が、本発明と技術の進展のために発明者により与えられる概念とを理解する際の助けとなるように、教育的な目的を意図したものであり、具体的に記載されている上記の例及び条件、並びに本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する本明細書における例の構成に限定されることなく解釈されるべきものである。本発明の実施例は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であると解すべきである。
1 通信システム
10 第1基地局装置
20 第2基地局装置
30、31 移動局装置
40 第1基地局装置のカバーエリア
41 第2基地局装置のカバーエリア

Claims (8)

  1. 第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムにおいて使用される基地局装置の制御方法であって、
    無線信号を出力している前記第1の基地局装置の配下にある移動局装置について、前記第1の基地局装置のカバーエリアと前記第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定の第1条件が満たされる場合、無線信号を出力していなかった前記第2の基地局装置から無線信号を出力する、制御方法。
  2. 前記第2の基地局装置から前記無線信号の出力を開始させた後に、前記第1の基地局装置のカバーエリアと前記第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定の第2条件が満たされる場合、前記無線信号の出力を開始した前記第2の基地局装置からの無線信号の出力を停止する、請求項1に記載の制御方法。
  3. 第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムにおいて使用される基地局装置の制御方法であって、
    前記第2の基地局装置から無線信号の出力を開始させた後に、前記第1の基地局装置のカバーエリアと前記第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定の第2条件が満たされるとき、前記無線信号の出力を開始した前記第2の基地局装置からの無線信号の出力を停止する、制御方法。
  4. 前記移動局装置の位置を測定し、
    前記移動局装置の位置の変化に基づいて所定の期間内に前記重複範囲に位置する移動局装置を予測し、
    前記第2の基地局装置から前記無線信号の出力を開始させた後に、前記重複範囲内に位置すると予測される前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定の第1条件及び前記所定の第2条件の両方が満たされる場合、前記無線信号の出力を開始した前記第2の基地局装置から無線信号の出力を継続させることを優先する請求項3に記載の制御方法。
  5. 前記第1条件は、所定の出力電力値で信号を出力する前記移動局装置の数が所定の閾値を超えた場合に満足する請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御方法。
  6. 前記第2条件は、所定の出力電力値で信号を出力する前記移動局装置の数が所定の閾値を超えた場合に満足する請求項2〜4のいずれか一項に記載の制御方法。
  7. 第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムに用いられる前記第1の基地局装置であって、
    無線信号を出力している前記第1の基地局装置の配下にある移動局装置について、前記第1の基地局装置のカバーエリアと前記第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第1条件が満たされるか否かを判定する第1判定部と、
    前記所定の第1条件が満たされる場合、無線信号を出力していなかった前記第2の基地局装置に無線信号を出力させる指示信号を送信する指示信号送信部と、
    を備える基地局装置。
  8. 第1の基地局装置、第2の基地局装置及び1つ以上の移動局装置を含む通信システムに用いられる前記第2の基地局装置であって、
    前記第2の基地局装置から前記無線信号の出力を開始させた後に、前記第1の基地局装置のカバーエリアと前記第2の基地局装置のカバーエリアとの重複範囲内に位置する前記移動局装置の数及びそれぞれの出力電力値に関する所定の第2条件が満たされるか否かを判定する第2判定部と、
    前記所定の第2条件が満たされる場合、前記無線信号の出力を開始した前記第2の基地局装置からの無線信号の出力を停止する出力制御部と、
    を備える基地局装置。
JP2012505396A 2010-03-18 2010-03-18 基地局装置の制御方法及び基地局装置 Expired - Fee Related JP5488692B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/054687 WO2011114491A1 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 基地局装置の制御方法及び基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011114491A1 JPWO2011114491A1 (ja) 2013-06-27
JP5488692B2 true JP5488692B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44648620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012505396A Expired - Fee Related JP5488692B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 基地局装置の制御方法及び基地局装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8989795B2 (ja)
EP (1) EP2549806B1 (ja)
JP (1) JP5488692B2 (ja)
WO (1) WO2011114491A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012004998A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kyocera Corp 無線通信システム、無線基地局、及び電源制御方法
JP2018023040A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 富士通株式会社 基地局、無線通信システムおよび基地局の動作方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288932A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Kyocera Corp 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および干渉低減方法
WO2009039439A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Qualcomm Incorporated Interference management utilizing power control
WO2009039426A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Qualcomm Incorporated Interference management utilizing harq interlaces
WO2009070608A2 (en) * 2007-11-27 2009-06-04 Qualcomm Incorporated Interference management in a wireless communication system using overhead channel power control
JP2009182401A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム、運用管理サーバ装置および無線基地局制御方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2830911B2 (ja) * 1996-06-07 1998-12-02 日本電気株式会社 移動通信システムおよびその送信電力制御方法、基地局無線装置とそれに使用される上位局
JPH1013326A (ja) 1996-06-20 1998-01-16 Toshiba Corp 無線通信システム、基地局、移動端末及び無線通信方法
JP3422469B2 (ja) * 1998-12-25 2003-06-30 日本無線株式会社 Cdmaセルラー無線基地局
JP3349684B2 (ja) * 1999-07-19 2002-11-25 株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所 Cdma電力制御方法
JP2000082992A (ja) * 1999-07-22 2000-03-21 Yrp Ido Tsushin Kiban Gijutsu Kenkyusho:Kk 電力制御装置
JP2001169325A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> セル切替方式
US7746839B2 (en) * 2006-05-30 2010-06-29 Wichorus Inc Method and system for managing communication in an OFDMA system
US8000663B2 (en) * 2006-12-14 2011-08-16 Panasonic Corporation Mode shift calibration in power amplifiers
EP2056628A1 (en) * 2007-10-30 2009-05-06 Nokia Siemens Networks Oy Communication network element and method of switching activity states
CN101471831A (zh) * 2007-12-28 2009-07-01 三星电子株式会社 动态跳频无线区域网络中基于时分的信道碰撞合作方法
US20100056184A1 (en) * 2008-08-26 2010-03-04 Motorola, Inc. Presence-aware cellular communication system and method
US8369257B2 (en) * 2008-12-31 2013-02-05 Stmicroelectronics, Inc. Reliable and deterministic communication protocol

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288932A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Kyocera Corp 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および干渉低減方法
WO2009039439A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Qualcomm Incorporated Interference management utilizing power control
WO2009039426A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Qualcomm Incorporated Interference management utilizing harq interlaces
WO2009070608A2 (en) * 2007-11-27 2009-06-04 Qualcomm Incorporated Interference management in a wireless communication system using overhead channel power control
JP2009182401A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム、運用管理サーバ装置および無線基地局制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130012257A1 (en) 2013-01-10
JPWO2011114491A1 (ja) 2013-06-27
EP2549806A1 (en) 2013-01-23
EP2549806A4 (en) 2015-07-01
WO2011114491A1 (ja) 2011-09-22
US8989795B2 (en) 2015-03-24
EP2549806B1 (en) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10893453B2 (en) Methods and apparatus for mitigating co-existence issues in communication systems
EP3520480B1 (en) Methods and devices for reference signal transmission and measurement
US10945164B2 (en) Method in a base station of a communication system for making a handover decision, base station, computer programs, and computer program products
JP5598464B2 (ja) 基地局、基地局の制御方法、制御プログラム、および移動局
WO2011158859A1 (ja) 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法
US9949212B2 (en) Mobile communication system, power control method, and base station device of small cell
US9344941B2 (en) Autonomous cell reselection by a user equipment
JP2017118462A (ja) 無線通信システムおよび基地局
KR20190100277A (ko) 불연속 수신을 위한 데이터 전송 방법 및 장치
WO2012053240A1 (ja) 無線通信システム、低電力基地局及び通信制御方法
US20190274071A1 (en) Enhanced reactivation for light connection
JP2023518964A (ja) 非地上ネットワークにおけるシグナリング効率の改善
WO2015000424A1 (en) Energy saving functionality for small cells in e-utra and e-utran
JP5488692B2 (ja) 基地局装置の制御方法及び基地局装置
JP2011019039A (ja) 基地局制御法、基地局、および基地局制御装置
JP2016532402A (ja) 移動情報報告方法、システム及び機器
WO2022067577A1 (en) Handover for a device served by an iab node
JPWO2009147940A1 (ja) ハンドオーバ方法、無線基地局および移動端末
JP5528934B2 (ja) 制御装置及び無線通信方法
US20150230145A1 (en) Method and device for cell selection between heterogeneous networks in mobile communication system
JP6096552B2 (ja) 無線通信システム、無線通信端末、無線通信装置及び通信方法
JP2012120094A (ja) 基地局装置
US11778571B2 (en) Base station, mobile station, communication system, and communication method for performing cell selection/reselection appropriately
JP5359331B2 (ja) 基地局、無線通信システム、基地局の制御方法、無線通信方法、コンピュータプログラム、および移動局
WO2024005906A1 (en) Beamforming techniques in wi-fi frequency bands

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5488692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees