JP5488301B2 - 燃焼器 - Google Patents
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空気孔やスワラ等の開口の大きさは、負荷が変動してもほとんど変化しないため、上記高負荷時に対応できない。また、空気孔やスワラ等の開口の大きさを負荷に応じて可変に制御する機構を採用することも考えられるが、燃焼ガスからの熱の影響を受けてしまう部位であるため、熱対策をしないと当該機構の導入は難しいという問題がある。
この構成を採用することによって、本発明では、負荷(温度)が特定の閾値未満のときには、第1の流路の他端部と第2の流路の一端部との間を非連通とさせて、燃焼用空気を燃料供給ノズル部分で混入させないように制御し、低負荷時の燃焼安定性を確保する。一方で、負荷(温度)が特定の閾値以上のときには、第1の流路の他端部と第2の流路の一端部との間を連通させて、燃焼用空気を燃料供給ノズル部分で混入させるように制御し、高負荷時のカーボン・スモークを低減させる。
この構成を採用することによって、本発明では、ライナの熱伸びによって、その長さ方向に延びる軸周りにスリーブと燃料供給ノズルとの相対位置が変動してしまった場合であっても、第1の流路の他端部と第2の流路の一端部とが連通するべき位置関係で非連通となることを防止することができる。
したがって、本発明では、低負荷時の燃焼安定性と高負荷時のカーボン・スモークの低減とを両立させることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるガスタービン1の構成図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮機2と、燃焼器3と、タービン4とを有する。圧縮機2は、吸気口5から吸気した外気を、タービン軸6に固定され回転自在な圧縮機動翼7とハウジング8に固定された圧縮機静翼9との間で圧縮して昇圧させて、燃焼器3が配置された圧縮空気室10に供給する構成となっている。燃焼器3は、燃料供給ノズル11を介して供給される燃料と圧縮機2から供給された圧縮空気(燃焼用空気)との混合気体を、ライナ12によって形成される燃焼領域13内において燃焼させ、その燃焼ガスをタービン4に供給する構成となっている。タービン4は、タービン軸6に固定され回転自在なタービン動翼14と、ハウジング8に固定されたタービン静翼15とで燃焼器3から供給される燃焼ガスから回転運動エネルギーを得て、各タービン翼を通過した燃焼ガスを、排気口16を介して外部に排気する構成となっている。
図2に示すように、圧縮空気室10は、ハウジング8により外郭が構成されている。燃焼器3は、圧縮空気室10内に設置されている。燃焼器3は、圧縮空気室10における圧縮空気の流動方向(図2において紙面左右方向)に延在すると共に、圧縮空気室10の環状空間に沿って、略環状を呈する、所謂アニュラー(環)型のライナ12を有する。ライナ12は、耐熱性を備えると共に所定の線膨張係数を有する金属材(本実施形態では、ハステロイ(商標))から形成されている。なお、本実施形態のライナ12には、その外周部から燃焼領域13に冷却用の圧縮空気を導き入れる不図示のフィルム冷却孔が複数形成されている。
一方、図4に示すように、高負荷時(高温時)においては、第1の流路23の他端部22と第2の流路33とは、互いに連通する相対位置関係を有する。より詳しくは、高負荷時において、第1の流路23の他端部22の開口と、第2の流路33の一端部31の開口とが、互いに対向する相対位置関係を有する。
図2に示すように、ライナ12外側を流動する圧縮空気は、燃焼器3の内外の差圧によりスワラ18から燃焼領域13に導入される。スワラ18は、圧縮機2から供給された圧縮空気を、燃料供給ノズル11近傍から燃焼領域13に導き入れて、燃料供給ノズル11から噴射される燃料と混合させる。そして、この混合ガスは、不図示の点火線による点火で燃焼ガスとなり、ライナ12の長さ方向一方側から他方側に向かって流動し、タービン4に供給される。
したがって、本実施形態では、低負荷時の燃焼安定性と高負荷時のカーボン・スモークの低減とを両立させることができる。
また、ライナ12の一部を、形状記憶合金から構成することで、第1の流路23の他端部22と第2の流路33の一端部31とが連通するタイミングを任意に設定する構成であってもよい。
Claims (3)
- 燃焼領域を形成するライナと、前記ライナの長さ方向一方側から燃料を前記燃焼領域内に供給する燃料供給ノズルと、前記ライナの長さ方向一方側から前記ライナの外部を流通する燃焼用空気を前記燃焼領域内に導入する燃焼用空気導入部と、を有する燃焼器であって、
前記ライナの長さ方向他方側の端部の位置を前記燃料供給ノズルが設けられた位置に対して固定して、前記ライナを前記長さ方向一方側に熱伸び自在とさせる固定部と、
前記長さ方向一方側で前記ライナに固定され、前記燃料供給ノズルと前記長さ方向でスライド自在に嵌合すると共に、一端部が前記外部に開口して他端部が前記燃料供給ノズルと前記嵌合する面に開口する第1の流路が形成されているスリーブと、を有し、
前記燃料供給ノズルには、一端部が前記スリーブと前記嵌合する面に開口して他端部が前記燃焼領域に開口する第2の流路が形成されていることを特徴とする燃焼器。 - 前記第1の流路の他端部と前記第2の流路の一端部とは、前記ライナの長さ方向における熱伸び量が、特定の閾値未満のときに非連通とされ、前記特定の閾値以上のときに連通とされる相対位置関係を有することを特徴とする請求項1に記載の燃焼器。
- 前記第1の流路の他端部と前記第2の流路の一端部との少なくともいずれか一方は、前記嵌合する面にリング状に開口していることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼器。
Priority Applications (1)
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JP2010169312A JP5488301B2 (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010169312A JP5488301B2 (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 燃焼器 |
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JP2012032022A JP2012032022A (ja) | 2012-02-16 |
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JP2010169312A Active JP5488301B2 (ja) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | 燃焼器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5488301B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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FR3065059B1 (fr) * | 2017-04-11 | 2020-11-06 | Office National Detudes Rech Aerospatiales | Foyer de turbine a gaz a geometrie variable auto-adaptative |
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2010
- 2010-07-28 JP JP2010169312A patent/JP5488301B2/ja active Active
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JP2012032022A (ja) | 2012-02-16 |
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