JP5485311B2 - 広告評価装置、広告評価方法およびプログラム - Google Patents

広告評価装置、広告評価方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告評価装置、広告評価方法およびプログラムに関する。
Webページに表示される広告のクリック率(CTR;Click Through Rateとも呼ばれる。)は広告によって異なることから、広告の評価値としてCTRが用いられることがある。また、特許文献1ではCTRに入札結果を乗じた収益効率(eCPM;effective Cost Per Mill)により広告を評価することが提案されている。
特許第4431058号公報
広告を正しく評価するためには正しくクリック率を推定する必要がある。しかしながら、従来のCTRは、過去の実績に基づいて、広告が実際にクリックされた数(クリック数)を広告が実際に表示された数(表示回数)で割ることで算出していたため、特に表示回数が少ない間は正確なクリック率を把握することが難しく、広告を過大あるいは過小に評価してしまい、妥当な広告の評価が行えないことがあった。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、妥当に広告の評価を行うことのできる、広告評価装置、広告評価方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、広告を評価する装置であって、前記広告を表示した表示回数を取得する表示回数取得部と、前記表示回数を示す情報を記憶する表示回数記憶部と、前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得する行動回数取得部と、前記行動回数を示す情報を記憶する行動回数記憶部と、前記表示回数記憶部に記憶されている前記表示回数を示す情報および前記行動回数記憶部に記憶されている前記行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出する期待値算出部と、前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定する広告評価部と、を備えることとする。
また、本発明の広告評価装置は、前記確率の上限値を記憶する上限値記憶部をさらに備え、前記事前分布はベータ分布Be(a、b)であり、前記広告評価部は、正規化不完全ベータ関数に、前記上限値、前記行動回数にaを加算した第1パラメータ、および前記表示回数から前記行動回数を引いた値にbを加算した第2パラメータを与えた値を除数とし、前記正規化不完全ベータ関数に、前記上限値、前記第1パラメータに1を加算した値および前記第2パラメータを与えた値を被除数とする除算による商を算出し、当該商を前記期待値に乗じた値に応じて前記評価値を決定するようにしてもよい。
また、本発明の広告評価装置は、前記広告に応じて前記閲覧者が行動を起こしたことに対する報酬額を取得する報酬額取得部をさらに備え、前記広告評価部は、前記期待値に前記報酬額を乗じて前記評価値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の他の態様は、前記広告を表示した表示回数を取得する表示回数取得部と、前記表示回数を示す情報を記憶する表示回数記憶部と、前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得する行動回数取得部と、前記行動回数を示す情報を記憶する行動回数記憶部と、前記表示回数記憶部に記憶されている前記表示回数を示す情報および前記行動回数記憶部に記憶されている前記行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出する期待値算出部と、前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定する広告評価部と、前記評価値の大きい順に所定数の前記広告を配信する広告配信部と、を備えることとする。
また、本発明の他の態様は、広告を評価する方法であって、コンピュータが、前記広告を表示した表示回数を取得するステップと、前記表示回数を示す情報を記憶するステップと、前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得するステップと、前記行動回数を示す情報を記憶するステップと、前記記憶されている表示回数を示す情報および前記記憶されている行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出するステップと、前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定するステップと、を実行することとする。
また、本発明の他の態様は、広告を評価するためのプログラムであって、コンピュータに、前記広告を表示した表示回数を取得するステップと、前記表示回数を示す情報を記憶するステップと、前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得するステップと、前記行動回数を示す情報を記憶するステップと、前記記憶されている表示回数を示す情報および前記記憶されている行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出するステップと、前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定するステップと、を実行させることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、妥当な広告の評価を行うことができる。
本実施形態の広告システムにおいて表示されるWebページ1の一例を示す図である。 事後確率分布Be(3,9)を示すグラフである。 事後確率分布Be(5,16)を示すグラフである。 本実施形態の広告配信システムの全体構成を示す図である。 Webサーバ20のハードウェア構成例を示す図である。 Webサーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。 広告データベース252に記憶される広告情報の構成例を示す図である。 インプレッションログ記憶部253に記憶されるインプレッションログの構成例を示す図である。 クリックログ記憶部254に記憶されるクリックログの構成例を示す図である。 Webサーバ20により行われる処理の流れを示す図である。 ステップS408における広告の選択処理の流れを示す図である。 入札額の大きい広告ばかりが選択されてしまう広告の配信状況を説明する図である。 CTRに代えてxCTRを用いた場合の広告の配信状況を説明する図である。 クリック数1回、表示回数16回、クリック率の上限値θ=0.1の場合の事後確率分布を示すグラフである。
==(1)発明の概要==
以下、本発明の一実施形態に係る広告配信システムについて説明する。本実施形態において広告とは、Webページにおいて、コンテンツの内容等に応じて表示される広告(リスティング広告と呼ばれる。)を想定する。図1は本実施形態の広告システムにおいて表示されるWebページ1の一例を示す図である。Webページ1には、各種のコンテンツ(図1の例ではトピックスとして表示されている。)とともに、複数の広告2が表示される。本実施形態では、Webページ1を表示させるための情報(以下、画面情報という。)に、評価値の高い順に所定数(図1の例では3つ)の広告2を入れて送信することを想定している。
本実施形態の広告配信システムは、評価の高い広告を優先的に配信することにより広告効果を高めようとするものである。広告の評価を示す指標(以下、広告評価値という。)としては、クリック率(CTR)や広告収益(eCPM=CTR×入札額)などがよく用いられているが、本実施形態の広告配信システムでは、広告がクリックされる確率(クリック率)についてのベイズ推定による事後分布の平均(期待値)を広告評価値とする。
具体的には、事前分布は理由不十分の原理から一様分布のベータ分布Be(1,1)であるものとする。ある広告をn回配信してr回クリックされた場合には、事後分布はBe(1+r,1+n−r)となる。以下の説明において、広告が配信された回数nを表示回数といい、クリックされた回数rをクリック数といい、事後分布のパラメータをα,β(α=1+クリック数、β=1+表示回数−クリック数)という。このときのベータ分布の期待値を、当該広告のクリック率の期待値(以下、xCTR(eXpected Click Through Rate)と表記する。)として算出し、xCTRを当該広告の評価値とする。なお、上記期待値に入札額を乗じたxCPM(eXpected Cost Per Mill)を広告評価値としてもよい。
ベータ分布Be(α,β)の期待値(xCTR)はα÷(α+β)であるので、上記事後確率分布においてxCTRは次式により求められる。
xCTR=(1+クリック数)÷(2+表示回数) ・・・(E1)
==(2)xCTRの具体例==
図2は、ある広告Aが表示された回数(表示回数、インプレッション数とも呼ばれる。)が10回であり、広告Aがクリックされた数(クリック数)が2である場合の事後確率分布Be(1+2,1+10−2)=Be(3,9)を示すグラフである。従来のクリック率の算出式では、CTR=クリック数÷表示回数=2÷10=0.2であり、確率分布Be(3,9)のモードである。これに対し、本実施形態では、Be(3,9)の期待値、すなわちxCTR=(1+2)÷(10+2)=0.25となる。
これに対し、図3は、ある広告Bの表示回数が19回であり、クリック数が4である場合の事後確率分布Be(1+4,1+19−4)=Be(5,16)を示すグラフである。この場合、CTR=クリック数÷表示回数=4÷19≒0.21であり、xCTR=(1+4)÷(19+2)≒5÷21≒0.238となる。
広告が1つしか配信されないものとすると、クリック率の高い広告が配信されるため、従来はCTRの高い広告B(0.21>0.2)が配信されていた。これに対し、本実施形態の広告配信システムでは、xCTRの大きい広告A(0.25>0.238)が配信される。
ここで、広告A、Bの入札額(クリックされた場合に支払われる広告収入額)がともに10円であるとすると、1万回の広告を配信した場合の収益の期待値は、従来どおりCTRに基づいて配信した広告Bは、5÷21×10×10000=23809円、xCTRに基づいて配信した場合は、0.25×10×10000=25000円となり、約1191円の増益が見込まれる。
そこで、本実施形態の広告配信システムでは、xCTRにより広告を評価し、評価値の高い広告を優先的に配信するようにしている。
==(3)システム構成==
図4は本実施形態の広告配信システムの全体構成を示す図である。本実施形態の広告配信システムは、ユーザ端末10と通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されるWebサーバ20を含んで構成される。
通信ネットワーク30は、例えば公衆電話回線網や専用通信回線網、携帯電話回線網、無線通信網、イーサネット(登録商標)などにより構築される、インターネットやLAN(Local Area Network)である。
Webサーバ20は、画像や動画、テキストなどの各種のコンテンツをHTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って提供する、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータなどのコンピュータである。ユーザ端末10は、Webサーバ20が提供する各種のWebページを閲覧するブラウザを動作させる、例えばパーソナルコンピュータやタブレットコンピュータ、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータである。
==(4)Webサーバ20のハードウェア構成==
図5はWebサーバ20のハードウェア構成例を示す図である。Webサーバ20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
==(5)Webサーバ20のソフトウェア構成==
図6はWebサーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。Webサーバ20は、HTTP処理部211、Webページ作成部212、広告選択部213、ログ収集部214、Web情報データベース251、広告データベース252、インプレッションログ記憶部253、クリックログ記憶部254を備えている。
なお、HTTP処理部211、Webページ作成部212、広告選択部213、ログ収集部214の各機能部は、Webサーバ20が備えるCPU201が記憶装置202に記憶されているプログラムを実行することにより実現され、Web情報データベース251、広告データベース252、インプレッションログ記憶部253、クリックログ記憶部254の各記憶部は、Webサーバ20が備えるメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
==(5)記憶部の説明==
(6−1)Web情報データベース251
Web情報データベース251は、Webページを作成するための情報(以下、Web情報という。)を記憶する。Web情報は、例えば、HTMLで記述されたファイルや、CGI(Common Gateway Interface)などの仕組みにより実行されるプログラムを格納したプログラムファイル、画像ファイルなどである。Web情報データベース251は、例えば、Webサーバ20で動作するオペレーティングシステムが提供するファイルシステムのディレクトリやフォルダにより実現することができる。
(6−2)広告データベース252
広告データベース252は、広告を表示するための情報(以下、広告情報という。)を記憶する。図7は、広告データベース252に記憶される広告情報の構成例を示す図である。広告情報には、広告の識別情報である広告IDに対応付けて、広告のカテゴリ、広告に関するURL(Uniform Resource Locator)、広告のタイトル、及び、入札額が含まれる。入札額は、広告がクリックされた場合に広告主から支払われる最大の単価であり、広告主により決定される。
本実施形態では、タイトルの文字列を画面1の広告2として表示するものとする。広告2には広告IDを指定した所定のURL(ホスト名にWebサーバ20が指定されるものとする。以下、リダイレクトURLという。)へのリンクが設定される。広告2がクリックされると、広告IDを含むリクエストがWebサーバ20に送信され、後述するログ収集部214によりクリックされたことのログが収集され、HTTP処理部211により広告IDに対応する広告情報のURLにリダイレクトされる(例えば、当該URLをリダイレクト先として指定した応答が送信される。)。これにより、広告に応じたユーザの行動(クリック)を検知することができる。
なお、広告として画像や動画などを表示し、あるいは音声を出力させるようにしてもよく、その場合には、例えば広告情報には、広告として表示する画像や動画のデータを示すURLを追加するようにすることができる。
(6−3)インプレッションログ記憶部253
インプレッションログ記憶部253は、ユーザの閲覧した画面に広告が表示されたこと(インプレッションと呼ばれる。)を示す情報(以下、インプレッションログという。)を記憶する。図8は、インプレッションログ記憶部253に記憶されるインプレッションログの構成例を示す図である。インプレッションログには、画面1に広告2が表示された日時(配信日時)、画面1に表示された広告2を示す広告ID及び当該広告のカテゴリが含まれる。
図1の画面1の例では、3つの広告2が表示されているので、ユーザがWebページ1を1度閲覧すると3つのインプレッションログが登録されることになる。
(6−4)クリックログ記憶部254
クリックログ記憶部254(本発明の行動履歴記憶部に該当する。)は、ユーザが画面1に表示された広告2をクリックしたことを示す情報(以下、クリックログという。)を記憶する。図9は、クリックログ記憶部254に記憶されるクリックログの構成例を示す図である。クリックログには、クリックされた広告2を示す広告ID、当該広告のカテゴリ、及び日時(クリック日時)が含まれる。
==(7)機能部の説明==
(7−1)HTTP処理部211
HTTP処理部211は、HTTPの処理を行う。HTTP処理部211は、ユーザ端末10から送信されるHTTPのリクエストを受信する。
リクエストにリダイレクトURLが指定されていた場合、HTTP処理部211は、ログ収集部214を呼び出してクリックログを登録させた上で、リクエストに含まれている広告IDに対応する広告情報を広告データベース252から読み出し、読み出した広告情報に含まれているURLをリダイレクト先として指定した応答をユーザ端末10に応答する。
リクエストにリダイレクトURL以外の、Webページを示すURLが指定された場合には、HTTP処理部211は、Webページ作成部212を呼び出してWebページを表示するための情報(以下、画面情報という。画面情報は例えばHTMLファイルである。)を作成させ、Webページ作成部212が作成した画像情報をユーザ端末10に応答し、ログ収集部214を呼び出してインプレッションログを登録させる。
(7−2)Webページ作成部212
Webページ作成部212(本発明の広告出力部に該当する。)は、Webページを表示するための画面情報を作成する。Webページ作成部212は、広告選択部213を呼び出して画面1に表示させる広告2を選択させ、選択された広告が広告2として表示され、広告2がクリックされた場合には、リダイレクトURLにアクセスするように、例えばリンクタグを設定した文字列を画面情報に挿入する。なお、Webページ作成部212が、広告2以外の各種のコンテンツを作成する処理については、一般的なWebサーバによる処理を用いるものとして、ここでは説明を省略する。
(7−3)広告選択部213
広告選択部213は、Webページに表示する広告を選択する。
広告選択部213は、配信候補抽出部231、広告評価算出部232、広告決定部233を備えている。なお、配信候補抽出部231、広告評価算出部232、広告決定部233も、CPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現される。
(7−3−1)配信候補抽出部231
配信候補抽出部231は、広告の候補を決定する。配信候補抽出部231は、広告データベース252から所定数(例えば10個や50個、100個など、任意の数を指定することができる。)の広告情報を読み出す。本実施形態では、配信候補抽出部231は、ランダムに所定数の広告情報を読み出すものとするが、例えば、コンテンツの内容やユーザの属性に応じて広告情報を読み出すようにしてもよい。なお、配信候補抽出部231が、数ある広告の中から所定数の広告を選択する処理については、一般的な広告の選択処理を用いることもできる。
(7−3−2)広告評価算出部232
広告評価算出部232(本発明の評価値算出部に該当する。)は、広告の評価値を算出する。上述したように、本実施形態では、事後分布の期待値xCTRを評価値として算出する。なお、広告評価算出部232は、xCTRに入札額を乗じたxCPMを評価値として算出するようにしてもよい。また、広告評価算出部232は、xCTRに入札額以外の重みを乗じて評価値を算出するようにしてもよい。
広告評価算出部232は、配信候補抽出部231が決定した広告候補のそれぞれについて、インプレッションログ記憶部253から当該広告候補に対応するインプレッションログの数をカウントして表示回数とし、クリックログ記憶部254から当該広告候補に対応するクリックログの数をカウントしてクリック数とし、表示回数およびクリック数を式E1に与えてxCTRを算出する。
(7−3−3)広告決定部233
広告決定部233は、配信候補抽出部231が決定した候補の中から表示する広告を決定する。広告決定部233は、広告評価算出部232が算出したxCTRの大きい順に所定数(図1の例では3)の広告を、表示する広告として決定する。
(7−4)ログ収集部214
ログ収集部214は、インプレッションログ及びクリックログを登録する。ログ収集部214は、HTTPにリダイレクトURLが指定されていた場合には、リダイレクトURLに指定されている広告IDに対応するカテゴリを広告データベース252から読み出し、当該広告ID、読み出したカテゴリ、及び現在の日時を設定したクリックログを作成してクリックログ記憶部254に登録する。HTTPにリダイレクトURL以外のURLが指定されていた場合には、ログ収集部214は、広告選択部213が選択した広告のそれぞれについて、現在日時、広告を示す広告ID、及び当該広告のカテゴリを含むインプレッションログを作成してインプレッションログ記憶部253に登録する。
==(7)処理==
図10は、Webサーバ20により行われる処理の流れを示す図である。
HTTP処理部211は、ユーザ端末10からHTTPのリクエストを受信すると(S401)、リクエストにリダイレクトURLが指定されているか否かにより、広告がクリックされたか否かを判定する(S402)。
広告がクリックされたと判定した場合(S402:YES)、ログ収集部214は、リダイレクトURLに設定されている広告IDに対応する広告情報を広告データベース252から読み出し、リクエストに設定されている広告ID、広告情報のカテゴリ及び現在日時を含むクリックログを作成してクリックログ記憶部254に登録する(S403)。HTTP処理部211は、広告情報のURLにリダイレクトするようにHTTPのレスポンスをユーザ端末10に送信する(S404)。
一方、広告がクリックされていないと判断した場合には(S402:NO)、図11の処理により、広告選択部213が選択した広告の広告情報を含む広告リストを作成する(S405)。なお、図11に示す広告情報の選択処理については後述する。
Webページ作成部212は、リクエストに応じて各種のコンテンツを表示するためのHTMLファイルなどの画面情報を作成する(S406)。なお、ステップS406における画面情報の作成処理は、一般的なWebサーバによる処理を採用することができる。
Webページ作成部212は、広告リストに含まれる各広告情報について、所定のURLの引数に広告情報に含まれる広告IDを設定したリダイレクトURLを作成する(S407)。リダイレクトURLは、例えば「www.foobar.com/ad?id=xxxx」という形式とすることができる。Webページ作成部212は、広告リストに含まれる各広告情報について、広告情報に含まれるタイトルを内容として含むリダイレクトURLへのリンクタグ(例えば、「<a href="http://www.foobar.com/ad?id=xxxx">タイトル</a>」という形式とすることができる。)を画面情報に挿入する(S408)。
HTTP処理部211は、作成された画面情報をリクエストへの応答としてユーザ端末10に送信する(S409)。ログ収集部214は、広告リストに含まれる各広告情報について、広告情報に含まれる広告ID及びカテゴリ、並びに現在日時を含むインプレッションログを作成してインプレッションログ記憶部253に登録する(S410)。
==(8)広告の選択処理==
図11は、ステップS408における広告の選択処理の流れを示す図である。
配信候補抽出部231は、広告データベース252から所定数m個の広告情報を抽出する(S421)。なお、広告データベース252からどのような広告情報を抽出するかは任意に設定可能である。例えば、ランダムにm個の広告情報を抽出するようにしてもよいし、広告情報のタイトルがコンテンツにマッチする度合いの高い順にm個の広告情報を抽出するようにしてもよいし、ユーザが興味を有しているカテゴリをユーザ情報の属性として記憶しておき、そのカテゴリにマッチする広告情報をm個抽出するようにしてもよい。
広告評価算出部232は、抽出した広告情報のそれぞれについて以下の処理を行う。
広告評価算出部232は、インプレッションログ記憶部253から、広告情報に含まれる広告IDに対応するインプレッションログの数をカウントして表示回数とし(S422)、クリックログ記憶部254から、当該広告IDに対応するクリックログの数をカウントしてクリック数とする(S423)。広告評価算出部232は、一様分布Be(1,1)においてクリック数および表示回数を観測した場合のベイズ推定によるクリック率の事後分布Be(クリック数+1,表示回数−クリック数+1)の期待値を当該広告IDに対応するxCTRとして算出する(S424)。すなわち、広告評価算出部232は、クリック数に1を加算した値を、表示回数に2を加算した値で割った商をxCTR(広告ID)とする。
広告評価算出部232は、以上の処理を各広告情報について行った後、xCTRの大きい順にn個の広告情報を選択して広告リストとする(S425)。
このようにして、xCTRの大きい順にn個の広告情報が広告リストとして抽出される。なお、xCTRに広告情報の入札額を乗じた値の大きい順にn個の広告情報を選択するようにしてもよい。
==(9)効果==
以上説明したように、本実施形態の広告配信システムでは、ベイズ推定による事後確率分布の期待値を広告のクリック率の推定値とし、この推定値に基づいて広告の評価値を決定することができる。従来のクリック率の算出式、すなわち最頻値(クリック数÷表示回数)により算出されるCTRは、特に表示回数が少ない場合には妥当なクリック率とならないことが知られているが、このCTRに比べて、ベイズ推定による事後確率分布の期待値xCTRは、表示回数およびクリック数を観測した後において、広告がクリックされる確率の妥当な推定値であると考えられるので、表示回数が少ないような場合であっても、妥当な広告の評価を求めることが可能となる。したがって、本実施形態のように、xCTR(またはxCTRに入札額を乗じたxCPM)を広告の評価値として用いることにより、妥当な広告の評価を求めることが可能となる。
また、従来のクリック率はCTR=クリック数÷表示回数となり、本実施形態のxCTR=(クリック数+1)÷(表示回数+2)となるベータ分布の期待値なので、xCTRまたはxCPMを採用することにより、期待されるクリック率または広告収益を最大化することができる。つまり、xCTRの高い広告を表示するようにすることで、WebページあるいはWebサイト全体として、広告がクリックされる可能性を高めることができ、xCPMの高い広告を表示することにより広告収益を上げることができる。よって、広告主にとっては、広告効果を最大化することが可能となり、広告の掲載者(Webサーバ20の運営者)にとっては広告収益を向上することが可能となる。
その一方で、事後分布の期待値は式(E1)のように比較的単純な計算式により算出することができる。従来のクリック率の算出式と比較してもそれ程計算負荷は高くならないと考えられる。よって、処理負荷を上げることなく、広告効果を向上させることができる。
また、配信する広告を決定する際に、CTRまたはeCPMの大きい順に広告を選択し、CTRまたはeCPMが同じ場合には入札額の大きい方を選択することが行われている。このような状況では、入稿間もないときなどクリックの実績値が0である広告については、入札額の大きい広告ばかりが選択されてしまうことになる。
この場合の広告の配信状況を図12に示す。図12に示すように、広告Cおよび広告Dは入稿間もない状態であり、クリック数および表示回数はともに0である。広告Cの入札額が50円、広告Dの入札額が45円とすると、CTRおよびeCPMはともに0であるから、入札額の大きい広告Cが選択されることになる。この状況では、広告Dは、他に入札額の大きい広告Cが存在している以上、表示されることがなくなってしまう。表示回数が少ない広告をランダムに表示するようにしたとしても、一般にクリック率は数%よりも小さいことが多く、広告CのCTRが0を超える(1度でもクリックされる)までの時間に比べ、広告DのCTRが0を超えるまでの時間は極端に長くなってしまう。
これに対して、本実施形態のように、CTRに代えてxCTRを用いることにより、図13に示すように、クリック数が0の広告であってもxCTRは一様分布の50%からスタートし、表示回数に応じて事後分布の期待値が調整されていくため、広告Dが表示される機会も増えることになる。これは、xCTRに入札額を乗じて算出したxCPMの大きい順に広告を選択した場合であっても、eCPMの分布はCTRの分布に比例するので、同様に広告Dが表示される機会は増えることになる。したがって、本実施形態の広告配信システムによれば、事後分布の期待値をクリック率の推定値(xCTR)として算出し、これに基づいて広告を配信することができるので、クリック回数の少ない(また多くの場合表示回数も少ない)広告についても妥当な配分で露出の機会を与えることができる。
==(10)変形例:上限値θ==
上記説明では、xCTRの値は0〜1の間の任意の値でありうるとして、事後確率分布Be(1+クリック数,1+表示回数−クリック数)の期待値、すなわちΣ(クリック率(x)×確率P(x))÷Σ(確率P(x))=(1+クリック数)÷(2+表示回数)をxCTRとしたが、クリック率xに上限値θを設定するようにしてもよい。図14は、ある広告Cがクリック数1回、表示回数16回となったときの事後確率分布において、クリック率の上限値θ=0.1とした場合のグラフである。図14のグラフに示すように、ベータ分布のx<θ部分の期待値がxCTRとして算出されることになる。この場合次式(E2)によりxCTRが算出される。
Figure 0005485311
すなわち、不完全ベータ関数B(θ;α+1,β)を、不完全ベータ関数B(θ;α,β)で割った数がxCTRとなる。なお、上述したように、α=1+クリック数、β=1+表示回数−クリック数である。
さらに上記式(E2)は次式(E3)のように変形される。
Figure 0005485311
これは、正規化不完全ベータ関数Iθ(α+1,β)にベータ関数B(α+1,β)を乗じた値を、正規化不完全ベータ関数Iθ(α,β)にベータ関数B(α,β)を乗じた値で割った商がxCTRであることを示している。
この式(E3)を変形すると次式(E4)となる。
Figure 0005485311
これは上述した式(E1)により算出されるxCTRに、正規化不完全ベータ関数Iθ(α+1,β)を正規化不完全ベータ関数Iθ(α,β)で割った値を乗じたものである。すなわち、クリックされる確率の上限値をθとした場合の期待値をxCTR(θ;α,β)、上限値を設けない場合(θ=1と同値である)の期待値をxCTR(α,β)とすると、xCTR(θ;α,β)は次式(E5)により算出することができる。
Figure 0005485311
以上のようにして、広告がクリックされる確率の上限値θを設けてxCTRを算出することができる。上限値θは、たとえば、広告の配信者の知識を入力させるようにしてもよいし、所定の表示回数(例えば千回や1万回など任意の値とすることができる。)以上の広告についてのクリック率(CTR)の実績値の上限値としてもよい。このように上限値θを設定することにより、xCTRが課題に算出されないようにすることができるので、広告がクリックされる確率の妥当性を高めることができる。またこれにより、広告のクリック率(あるいは広告収益)を最大化することが可能である。
また、正規化不完全ベータ関数は一般的な統計処理用のライブラリなどに用意されているため、式(E5)を算出することは容易である。したがって、上限値θを設けた場合でも、xCTRの算出にかかる実装コストはさほど大きいものではないことが期待される。したがって、容易に妥当なクリック率の推定を行うことが可能となり、これに基づいて(xCTRそのものあるいはxCTRに入札額を乗じて)広告の評価値とすることにより、広告を妥当に評価することができる。
なお、本実施形態では事前分布は一様分布Be(1,1)を前提としたが、これに限らず、任意の事前分布を設定するようにしてもよい。たとえば、全ての広告について、あるいは広告のカテゴリごとにカテゴリが同じ広告について、クリック数Aおよび表示回数Bをインプレッションログ記憶部253およびクリックログ記憶部254からカウントし、これに基づいて一様分布Be(1,1)を事前分布とした事後分布Be(1+A,1+B−A)を算出しておき、この事後分布Be(1+A,1+B−A)を事前分布として、xCTRを計算するようにしてもよい。すなわち、式(E1)は、次のようになる。
xCTR=(1+A+クリック率)÷(2+B+表示回数)・・・(E1’)
また、本実施形態では、広告の配信時点においてxCTRを算出するものとしたが、これに限らず、事前に各広告情報についてxCTRを計算しておき、事前に計算したxCTRの大きい順に表示広告を選択するようにしてもよい。この場合、たとえば、広告情報にxCTRを含めるようにし、ログ収集部214がインプレッションログやクリックログをインプレッションログ記憶部253やクリックログ記憶部254に登録したタイミングで広告評価算出部232がxCTRを算出し、算出したxCTRにより広告情報を更新するようにすることができる。また、広告評価算出部232が、定期的にインプレッションログ記憶部253およびクリックログ記憶部254に基づいてxCTRを算出するようにしてもよい。
また、Webサーバ20は、クリック数と表示回数とに対応付けてxCTRを記憶する確率表を備えるようにしてもよい。これにより、xCTRの計算に係る処理負荷を軽減することができる。また、上限値θを用いるかどうかを設定可能として、広告評価算出部232は、上限値θを用いる場合には、確率表からxCTRを探すようにし、上限値θを用いない場合には、式(E1)によりxCTRを計算するようにしてもよい。
また、広告評価算出部232は、表示回数が所定の閾値になるまでの間のみ、上限値θを用いて式(E5)によりxCTRを算出し、表示回数が上記閾値以上となった場合には、式(E1)によりxCTRを算出するようにしてもよい。この場合、上限値θを設定して予め計算したxCTRを確率表に登録しておき、広告評価算出部232は、表示回数が上記閾値になるまでの間は確率表からxCTRを取得し、表示回数が上記閾値以上となった場合には、式(E1)によりxCTRを算出するようにすることもできる。
また、本実施形態は、広告2はWebページ1の一部に表示されるものとしたが、これに限らず、広告2のみが表示される画面がユーザ端末10において表示されるようにしてもよいし、広告2がコンテンツとは異なる別画面に表示されるようにしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、広告配信システムは1台のWebサーバ20から構成されるものとしたが、これに限らず、複数のコンピュータにより構成してもよい。例えばWebページを提供するWebサーバと、Webページを作成するアプリケーションサーバと、各種のデータを管理するデータベースサーバとから構成することもできる。
また、たとえば、配信する広告を選択するプログラム(マッチングエンジン)の評価を行う場合など、広告自体を評価する広告評価装置に適用することもできる。この場合、広告評価装置は、広告の表示回数を取得する表示回数取得部と、広告のクリック数を取得するクリック数取得部と、xCTR(またはxCTR×入札額)を広告の評価値として算出する広告評価算出部232と、広告の評価値を出力する評価値出力部と、を備えるようにする。広告評価値装置にインプレッションログ記憶部253およびクリックログ記憶部254を備えるようにして、表示回数取得部およびクリック数取得部は、インプレッションログ記憶部253およびクリックログ記憶部254から広告IDに対応するインプレッションログおよびクリックログの数をカウントするようにしてもよいし、他のコンピュータがインプレッションログ記憶部253およびクリックログ記憶部254を備えている場合に、そのコンピュータにアクセスして広告IDに対応するインプレッションログおよびクリックログのそれぞれの数を問い合わせるようにしてもよい。
1 Webページ
2 広告
10 ユーザ端末
20 Webサーバ
30 通信ネットワーク
211 HTTP処理部
212 Webページ作成部
213 広告選択部
214 ログ収集部
231 配信候補抽出部
232 広告評価算出部
233 広告決定部
251 Web情報データベース
252 広告データベース
253 インプレッションログ記憶部
254 クリックログ記憶部

Claims (7)

  1. 広告を評価する装置であって、
    前記広告を表示した表示回数を取得する表示回数取得部と、
    前記表示回数を示す情報を記憶する表示回数記憶部と、
    前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得する行動回数取得部と、
    前記行動回数を示す情報を記憶する行動回数記憶部と、
    前記表示回数記憶部に記憶されている前記表示回数を示す情報および前記行動回数記憶部に記憶されている前記行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出する期待値算出部と、
    前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定する広告評価部と、
    を備えることを特徴とする広告評価装置。
  2. 請求項1に記載の広告評価装置であって、
    前記事前分布はベータ分布Be(a、b)であり、
    前記期待値算出部は、前記行動回数にaを加算した値を、前記表示回数にaおよびbを加算した値で割って前記期待値を算出すること、
    を特徴とする広告評価装置。
  3. 請求項1に記載の広告評価装置であって、
    前記確率の上限値を記憶する上限値記憶部をさらに備え、
    前記広告評価部は、正規化不完全ベータ関数に、前記上限値、前記行動回数にaを加算した第1パラメータ、および前記表示回数から前記行動回数を引いた値にbを加算した第2パラメータを与えた値を除数とし、前記正規化不完全ベータ関数に、前記上限値、前記第1パラメータに1を加算した値および前記第2パラメータを与えた値を被除数とする除算による商を算出し、当該商を前記期待値に乗じた値に応じて前記評価値を決定すること、
    を特徴とする広告評価装置。
  4. 請求項1に記載の広告評価装置であって、
    前記広告に応じて前記閲覧者が行動を起こしたことに対する報酬額を取得する報酬額取得部をさらに備え、
    前記広告評価部は、前記期待値に前記報酬額を乗じて前記評価値を算出すること、
    を特徴とする広告評価装置。
  5. 広告を配信する装置であって、
    前記広告を表示した表示回数を取得する表示回数取得部と、
    前記表示回数を示す情報を記憶する表示回数記憶部と、
    前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得する行動回数取得部と、
    前記行動回数を示す情報を記憶する行動回数記憶部と、
    前記表示回数記憶部に記憶されている前記表示回数を示す情報および前記行動回数記憶部に記憶されている前記行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出する期待値算出部と、
    前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定する広告評価部と、
    前記評価値の大きい順に所定数の前記広告を配信する広告配信部と、
    を備えることを特徴とする広告配信装置。
  6. 広告を評価する方法であって、
    コンピュータが、
    前記広告を表示した表示回数を取得するステップと、
    前記表示回数を示す情報を記憶するステップと、
    前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得するステップと、
    前記行動回数を示す情報を記憶するステップと、
    前記記憶されている表示回数を示す情報および前記記憶されている行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出するステップと、
    前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定するステップと、
    を実行することを特徴とする広告評価方法。
  7. 広告を評価するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記広告を表示した表示回数を取得するステップと、
    前記表示回数を示す情報を記憶するステップと、
    前記広告に応じて閲覧者が行動を起こした行動回数を取得するステップと、
    前記行動回数を示す情報を記憶するステップと、
    前記記憶されている表示回数を示す情報および前記記憶されている行動回数を示す情報に基づいて、所定のベータ分布を事前分布とした前記行動回数および前記表示回数の場合における、前記閲覧者が前記広告に応じて前記行動を起こす確率のベイズ推定による事後分布の期待値を算出するステップと、
    前記期待値に応じて前記広告の評価値を決定するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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