JP5485102B2 - コミュニケーション装置、コミュニケーション方法、及びプログラム - Google Patents

コミュニケーション装置、コミュニケーション方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、特に対話相手の距離感を制御する技術に係り、テレビ電話や、ビデオチャットなど映像を用いた遠隔地間のコミュニケーションを、よりリアルに実現するコミュニケーション装置、コミュニケーション方法、及びプログラムに関する。
映像コミュニケーションにおいて、対話相手とあたかも対面しているかのような感覚をユーザに提示するためには、ユーザに対して対話相手の映像をどのように提示するかが重要である。その際、特に、対人間の距離をユーザに正しく認識させることは重要である。なぜなら、古くから対面会話において、対人間の距離感は、話しやすさや、緊張感に影響を与えることが確認されているからである。
しかしながら、一般的な2次元ディスプレイを用いた映像コミュニケーションでは、奥行き情報が欠落し、距離感が表現できない。
そこで、従来技術では、あたかも実物大の対話相手が目の前にいるように感じさせるために、対話相手の人物を2次元ディスプレイ上に実物大に表示する技術(例えば、特許文献1参照)や所望のサイズに映す方式が考えられている(例えば、特許文献2参照)。2次元ディスプレイ上の人物サイズと、ユーザが感じる対話相手との距離感には相関があると考えられるが、その関係は、明確にされておらず、さらに所望の距離感を表現する手段はこれまで無かった。
特開2004−200929号公報 特許第3586126号公報
対面会話において、相手との距離感は、話しやすさや、緊張感に影響を与え重要である。しかしながら、2次元ディスプレイに映された従来の映像では、奥行き情報が欠落するため、映像中の対話相手と自身の位置関係を把握することは難しく、対話相手との距離の表現ができなかった。すなわち、ユーザが感じる映像中の対話相手との距離を任意に制御することができなかった。このため、対面会話と同様に、互いの実距離に合わせて互いに同じ対人距離を感じさせることができないという問題があった。
また、上述した理由により、相手の映像中に映っている物を指差ししたときに、相手は、その指差しを観察して、何を指しているのか(指示対象が何かを)正しく理解することができないという問題があった。これは、互いの距離感が整合されていないために、どこから(自分に対してどの位置から)指差しがされているか把握できないことによって生じる対話相手の現実の指示動作とのズレが原因である。したがって、映像中の対話相手との距離感を正しく表現することが可能であれば、互いの指示動作における指示対象の認識が正しく行えると考えられる。
さらに、対話相手との対人距離を適度に調節することができなかったため、ユーザが対話相手と望ましい(好みの)距離感で会話することができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、映像中の対話相手との距離を任意に制御でき、人間の視覚特性を考慮して、2次元ディスプレイ上の対話相手のサイズを、表現したい距離に応じて変換することができるコミュニケーション装置、コミュニケーション方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は、異なる2つの地点間で画像を含む情報を通信するコミュニケーション装置であって、対話相手の画像を撮影する画像取得手段と、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を測定する距離測定手段と、前記距離測定手段により測定された前記対話相手と前記画像取得手段との距離に基づいて、前記画像取得手段により撮影された前記画像中の対話相手を実際の大きさで表示する際の前記対話相手の実寸サイズを幾何学的に算出する人物画像サイズ算出手段と、前記人物画像サイズ算出手段により算出された前記実寸サイズより小さく、かつ、前記対話相手の画像を見るユーザに感じさせるべき前記対話相手までの距離が大きくなるほど、前記実寸サイズと画像中に表示すべき前記対話相手のサイズとの差が大きくなるようにサイズ変換した画像を生成する画像変換手段と、前記画像変換手段によりサイズ変換により生成された画像を表示する表示手段とを備え、前記画像取得手段、前記距離測定手段、前記人物画像サイズ算出手段及び画像変換手段は第1の地点に設置され、前記表示手段は第2の地点に設置されることを特徴とする。
本発明は、前記画像変換手段は、前記画像を見るユーザに感じさせるべき対話相手までの距離として、前記距離測定手段により測定された、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする。
本発明は、前記ユーザと前記表示手段との距離を測定する第2の距離測定手段と、前記ユーザに感じさせるべき対話相手までの距離を前記ユーザの入力操作によって選択する距離選択手段とを更に備え、前記第2の距離測定手段及び前記距離選択手段は、前記第2の地点に設置され、前記画像変換手段は、前記距離選択手段により選択された前記距離から、前記第2の距離測定手段により測定された距離を減算した値を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする。
本発明は、異なる2つの地点間で画像を含む情報を通信するために、画像取得手段と、距離測定手段と、人物画像サイズ算出手段と、画像変換手段と、表示手段とを備え、前記画像取得手段、前記距離測定手段、前記人物画像サイズ算出手段及び画像変換手段は第1の地点に設置され、前記表示手段は第2の地点に設置されるコミュニケーション装置が行うコミュニケーション方法であって、前記画像取得手段が、対話相手の画像を撮影する画像取得ステップと、前記距離測定手段が、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を測定する距離測定ステップと、前記人物画像サイズ算出手段が、前記距離測定手段により測定された前記対話相手と前記画像取得手段との距離に基づいて、前記画像取得手段により撮影された前記画像中の対話相手を実際の大きさで表示する際の前記対話相手の実寸サイズを幾何学的に算出する人物画像サイズ算出ステップと、前記画像変換手段が、前記人物画像サイズ算出手段により算出された前記実寸サイズより小さく、かつ、前記対話相手の画像を見るユーザに感じさせるべき前記対話相手までの距離が大きくなるほど、前記実寸サイズと画像中に表示すべき前記対話相手のサイズとの差が大きくなるようにサイズ変換した画像を生成する画像変換ステップと、前記表示手段が、前記画像変換手段によりサイズ変換により生成された画像を表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記画像変換ステップは、前記画像を見るユーザに感じさせるべき対話相手までの距離として、前記距離測定手段により測定された、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする。
本発明は、第2の距離測定手段及び距離選択手段が、前記第2の地点にさらに設置され、前記第2の距離測定手段が、前記ユーザと前記表示手段との距離を測定する第2の距離測定ステップと、前記距離選択手段が、前記ユーザに感じさせるべき対話相手までの距離を前記ユーザの入力操作によって選択する距離選択ステップとをさらに有し、前記画像変換ステップでは、前記距離選択手段により選択された前記距離から、前記第2の距離測定手段により測定された距離を減算した値を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする。
コンピュータを、前記コミュニケーション装置として機能させるためのコミュニケーションプログラムである。
この発明によれば、映像中の対話相手との距離を任意に制御でき、人間の視覚特性を考慮して、2次元ディスプレイ上の対話相手のサイズを、表現したい距離に応じて変換することができる。
本発明の第1実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による人物画像の実寸サイズの算出方法を説明するための概念図である。 本第1実施形態において、ディスプレイ上の人物のサイズと知覚される距離の関係を説明するための概念図である。 実際の知覚距離に対してそれらの回答データをプロットした例を示す図である。 本第1実施形態による画像変換装置1−dの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、テレビ電話などの映像によるコミュニケーション装置において、対話相手の像の大きさを変えることによって距離感を制御することを特徴としている。人間の知覚距離と人物サイズとの関係に基づいて、表示する人物サイズを決定することよって、対話相手との距離感を制御することができる。
本発明の技術は、2次元ディスプレイ上の人物の大きさを制御し、ユーザと対話相手の距離感を所望の大きさに表現する技術であり、以下のような技術i)〜iii)からなる。
i)対話相手の位置を表示装置(ディスプレイなど)に対して任意の距離に表現する人物サイズ制御技術。
ii)対話相手の位置を検出し、検出される位置に合わせて距離を表現する機能。
iii)常にユーザと対話相手の距離を任意の距離に一定に保つ機能。
それぞれについて、以下に順に説明する。
A.第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
本第1実施形態では、上述した、i)対話相手の位置をディスプレイに対して任意の距離に表現する人物サイズ制御技術を実現する。
図1は、本第1実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。図1において、コミュニケーション装置は、画像取得部1−a、距離測定部1−b、人物画像サイズ算出部1−c、画像変換部1−d、映像表示部1−eから構成されている。
図1には、ユーザA、B間で通信することを想定して、ユーザA側のコミュニケーション装置の構成を示しており、映像表示部1−eには、ユーザBの映像が表示される。すなわち、本第1実施形態によるコミュニケーション手法は、図1に示す構成を2セット用意することにより、双方向で使用する。なお、以下の説明で「ディスプレイ」と表記されるものは、相手側(ユーザB)の映像表示部1−eを指すものである。
次に、ブロック図1に示した、ユーザBを撮影し、ユーザAの映像表示部1−eに対して任意の距離にユーザBを表現する各処理部での一連の処理を説明する。ここでは、ユーザAが映像中のユーザBを観察して距離Dに感じるように、映像表示部1−eにユーザBを実物大に対して、どの程度の大きさで表示すべきか、大きさSを算出し、映像表示部1−eに表示することを前提として説明する。
まず、画像取得部1−aは、撮影装置(カメラ)を用いて、ユーザBの2次元映像(画像)を撮影する。カメラは、ユーザAがユーザBと視線を合わせるために、ユーザBの映像表示部1−e上に表示されるユーザAの目位置(目位置とは、両目の目頭を結ぶ線分の中点の位置)に光学的、または、仮想的にカメラのレンズ中心がくるように配置する。
例えば、ユーザB側のディスプレイとユーザBとの間にハーフミラーを、ディスプレイの平面の法線とハーフミラーの法線とのなす角度が45度となるように設置し、カメラを該ハーフミラーの上方または下方に、ハーフミラーからディスプレイまでの距離だけ離して設置することにより、ハーフミラーを介してカメラ撮像する手法を用いることも考えられる。
また、ユーザB側のディスプレイを隠さないように、ユーザBのディスプレイの周囲に複数のカメラを配置し、FTV(Free-Viewpoint Television)技術によって、該周囲の複数のカメラ画像から、ユーザBのディスプレイ上に表示されるユーザAの視点位置にある仮想視点の映像を生成する手法を用いることも考えられる。
その他、視線一致を実現するために、カメラ位置は、できるだけ、ユーザB側のディスプレイに表示されたユーザAの目位置にレンズ中心が来るように配置する。
以後、ユーザBのディスプレイの中心にカメラレンズの中心がくるようにカメラが設置されており、カメラの撮像面がディスプレイの画面にあると仮定して説明する。
距離測定部1−b、及び人物画像サイズ算出部1−cは、ユーザBの実寸のサイズ情報を取得する。まず、距離測定部1−bは、カメラからユーザBまでの距離を測定する。具体的な距離測定手法として、以下の方法が考えられる。
a)顔認識、及びステレオマッチングを用いた画像処理技術。
b)光学式または磁気式のモーショントラッキング技術。
また、映像コミュニケーションにおいて人物がカメラ映像の中央にいることを前提条件とし、
c)カメラのオートフォーカス機能によるフォーカス距離情報取得(特許文献2)、
を用いる。
ここで、特に、a)単眼カメラによる顔パーツトラッキングによる距離測定手法や、c)の手法を用いれば、距離測定部1−bでカメラ以外に新たな機器を使用する必要が無くなるという利点がある。距離を取得できる手法は、上記の手法だけにとらわれず、その他の手法全般で距離取得をする。測定された距離情報Zは、人物画像サイズ算出部1−cに送られる。
次に、人物画像サイズ算出部1−cは、画像取得部1−aからの入力である人物画像の実寸サイズを算出する。ここで、図2は、本第1実施形態による人物画像の実寸サイズの算出方法を説明するための概念図である。求めるべき画像の実寸サイズ情報である画像の高さH、幅Wは、画像取得部1−aで使用されるカメラの画角(縦θ、横θ)、及びカメラから人物までの距離Zを用いて、次式(7)、(8)で算出される(図2参照)。
Figure 0005485102
Figure 0005485102
次に、画像変換部1−dは、ユーザAが映像中の人物がどれ位離れていると感じるか、すなわち、ユーザAから映像中のユーザBまでの知覚距離を任意に制御するために、映像表示部1−eで表示される人物(ユーザB)画像を生成する。
ここで、図3(a)、(b)は、本第1実施形態において、ディスプレイ上の人物のサイズと知覚される距離の関係を説明するための概念図である。ディスプレイ上の人物のサイズと知覚される距離との関係を幾何学的に考えると、図3(a)、(b)のようになる。例えば、図3(a)に示すように、2次元ディスプレイ上に対話相手が実物大で映っていれば、ユーザは、対話相手がおおよそ2次元ディスプレイの位置にいるように感じる。
また、図3(b)に示すように、2次元ディスプレイ上に対話相手が実物大の半分の大きさで映っていれば、ディスプレイをユーザから対話相手を見たときの射影面と考えると、ユーザは、ユーザ自身からディスプレイまでの距離の2倍の距離に対話相手がいるように感じるはずである。
しかしながら、実際には、2次元ディスプレイ上の対話相手に対して、このように(幾何学的な位置関係と同様に)距離感を感じない。そのため、画像変換部1−dでは、ディスプレイ上に表示されるべき人物サイズS(Sは人物の実寸サイズに対しての大きさを示す。本文中では、実寸大のときを1とする。)と人間の知覚距離との関係を考慮して、ユーザと対話相手との距離感を任意に制御する。
人物サイズと人間の知覚距離との関係は、被験者を用いた評価実験などからデータを収集し、それらを近似式で表すことができる。例えば、ディスプレイから人物レイヤまでの距離(すなわち、視差量とディスプレイ上の人物サイズ)を変化させて、被験者(ユーザAに相当)に観察させ、被験者からユーザBまでの距離感(知覚距離)を数値で回答させる。回答データは、数値で回答されるため、個人差が生じるため、それを補正する。
ここで、図4は、実際の知覚距離に対してそれらの回答データをプロットした例を示す図である。図4において、横軸は、ユーザから対話相手までの知覚距離、縦軸は、ディスプレイ上の人物サイズSである。図中の破線L1は、先に述べた幾何学的に算出される距離、×印が回答された実データ、実線L2がその近似線である。
この近似線の近似式をS=f(D,α)(Dは、知覚距離、αは、ユーザからディスプレイまでの距離や、ディスプレイサイズなどによって変化する値である。これらの要因によってもユーザが感じる距離感は変化する)で表す。関数f(D,α)は、表示される人物サイズSが、幾何学計算によって算出される大きさ(図4の点線)より小さく、かつ、知覚距離Dが大きくなるほど、その大きさの差が大きくなる値を出力する関数である。
上記近似式を用いれば、ユーザに対して対話相手が任意の位置D(ディスプレイ位置を基準として)にいるように感じさせるためには、ディスプレイに人物をどの程度のサイズで表示すべきかを決定することが可能である。すなわち、表示される人物サイズが、幾何学計算によって算出される大きさ(図4の点線)より小さく、かつ、知覚距離が大きくなるほど、その大きさの差が大きくなるように画像サイズを決定すればよい。観測される実データから近似式S=f(D,α)を算出する方法は、一般的なあらゆる手法が適用可能であり、さらに式f(D,α)の形や、次元に制約はない。
図5は、本第1実施形態による画像変換装置1−dの動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、ディスプレイ位置を基準として、対話相手が任意の位置Dにいるように、ユーザに感じさせる(知覚させる)ことを例として考える。
まず、式S=f(D,α)を用いて、S=f(D,α)を算出する(ステップS1)Sは、ディスプレイ位置を基準として対話相手が任意の位置Dにいるようにユーザに感じさせるための、人物の表示サイズである。
次に、映像表示部1−eで画像を表示する表示領域(ディスプレイの領域)のサイズ(横、縦それぞれW,H)に合わせて、実際に映像表示部1−eで表示される画像を生成する(ステップS2)。ここで、W=W×S,H=H×Sとする。次式(12)が成立するとき、画像取得部1−aで撮影される人物画像を、縦横、それぞれS倍に拡大することで、表示される画像が生成される。
Figure 0005485102
<WかつH<Hのときは、人物画像を縦横それぞれS倍に拡大した後、縦横W,Hの画像領域をトリミングし、表示する画像を生成する。このとき、画像の拡大や、トリミングに代わって、光学ズームを行い、条件を満たすサイズの画像を生成することも可能である。
最後に、映像表示部1−eは、画像変換部1−dで生成された表示画像を表示する。表示デバイスは、一般的なあらゆる機器で構成可能である。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態では、上述した、ii)対話相手の位置を検出し、検出される位置に合わせて距離を表現する機能を実現する。これは、2地点での映像コミュニケーションにおいて、互いのディスプレイを1枚の窓(ディスプレイを2つの空間の境界面)に見立てて、空間を窓越しに互いが覗いているかのように、互いの距離感を再現する技術である。
図6は、本発明の第2実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。例えば、ユーザBがユーザBのディスプレイの前方2mの位置にいたとする。このとき、ユーザAは、ユーザAの映像表示部1−e上に映っているユーザBを観察したとき、ユーザBがユーザAの映像表示部1−eの後方2mの位置にいるように感じさせることを実現する。
これを実現するためには、例えば、ディプレイの中心にカメラレンズがある場合には、図6のように、画像変換部1−d内のパラメータであるD(ステップS1)に、距離測定部1−bで取得される距離Zを代入(D=Z)すれば良い。カメラとディスプレイの中心位置がずれている場合には、カメラ座標系をディスプレイを中心とする座標系に変換して計算すれば良い。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態では、上述した、iii)常にユーザと対話相手の距離を任意の距離に一定に保つ機能を実現する。これは、2地点での映像コミュニケーションにおいて、対話相手との距離感を一定に保つ技術である。例えば、ユーザAがユーザAのディプレイに対して前後に大きく動いたり、ユーザBが大きく動いてしまった際にも、ユーザAから映像中のユーザBを観察した時に、常に同じ距離にユーザBがいるように感じさせる技術である。
一定に保たれる距離の決定方法としては、ユーザAが映像中のユーザBに対する距離を決定することと、ユーザBが決定すること、または、2人の望む距離の中間を利用することが考えられる。例えば、ユーザBがユーザAに怒っているとき、ユーザAは、できるだけユーザBを遠くにすることができ、また、ユーザBは、より切迫感や、圧迫感を与えるためにユーザB自身の映像をユーザAに近づけることができる。
また、両者がこのように相反することを望んだ場合、これらの中間地点を選択する。このとき、他にも時間的に距離をシステム側で切り替えるなど様々な方法が考えられる。また、距離の選択は、リモコンなどを用いてシステムにユーザ自身がそれぞれ入力を行う(後述する距離選択部(ユーザA)1−f、距離選択部(ユーザB)1−g)。
図7は、本発明の第3実施形態によるコミュニケーション装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。説明を簡易にするために、ディプレイの中心にカメラレンズがあったときを考える。上述した、ii)のシステム構成(図6参照)に加えて、図7に示すように、距離測定部(ユーザA)1−b’を追加する。また、ユーザAが映像中のユーザBに対する距離を決定するための距離選択部(ユーザA)1−f、ユーザBが映像中のユーザAに対する距離を決定するための距離選択部(ユーザB)1−gを備えている。
前述した通り、本第3実施形態においても、図7に示す構成を2セット用意し、双方向で使用する。距離測定部(ユーザA)1−b’は、相手側(2セットある内の一方の側)の距離測定部1−bに相当し、カメラからユーザAまでの距離D(今回は、カメラ位置=ディスプレイ位置)を測定する。また、相手側の距離測定部1−bで取得される、カメラからユーザBまでの距離をDとする。
このとき、画像変換部1−dにおけるパラメータであるD(ステップS1)に、一定に保つユーザと対話相手との距離DABから、ユーザAとディプレイとの距離Dを減算した値を代入すれば良い。すなわち、D=DAB−Dとなる。ここで、カメラとディスプレイとの中心位置がずれていた場合には、カメラ座標系をディスプレイを中心とする座標系に変換して計算する必要がある。
上述した第1実施形態によれば、対面会話において、話しやすさや、緊張感に影響を与える重要な要素である対人間の距離感を決定する、対話相手との距離を任意に制御することができる。
また、上述した第2実施形態によれば、対面会話と同様に、互いの実距離に合わせて互いに同じ対人距離を感じさせることができる。さらに、互いが同じ距離を共有しているため、自然に対人距離を適度に調節することや、距離の遠近によってもたらせる緊張感が感じさせられる。また、相手の映像中に映っている物を指差ししたときに、相手は、その指差しを観察して、何を指しているのか(指示対象が何かを)正しく理解することができる。
また、上述した第3実施形態によれば、対話相手との対人距離を適度に調節することができる。すなわち、常にユーザが対話相手と望ましい(好みの)距離感に調節して会話することができる。さらに、対話相手が感じる自分自身の映像との距離感を制御することが可能であるため、対話相手に威圧感を与えたり、印象や、圧迫感を調整することができる。
1−a 画像取得部
1−b、1−b’ 距離測定部
1−c 人物画像サイズ算出部
1−d 画像変換部
1−e 映像表示部
1−f 距離選択部(ユーザA)
1−g 距離選択部(ユーザB)

Claims (7)

  1. 異なる2つの地点間で画像を含む情報を通信するコミュニケーション装置であって、
    対話相手の画像を撮影する画像取得手段と、
    前記対話相手と前記画像取得手段との距離を測定する距離測定手段と、
    前記距離測定手段により測定された前記対話相手と前記画像取得手段との距離に基づいて、前記画像取得手段により撮影された前記画像中の対話相手を実際の大きさで表示する際の前記対話相手の実寸サイズを幾何学的に算出する人物画像サイズ算出手段と、
    前記人物画像サイズ算出手段により算出された前記実寸サイズより小さく、かつ、前記対話相手の画像を見るユーザに感じさせるべき前記対話相手までの距離が大きくなるほど、前記実寸サイズと画像中に表示すべき前記対話相手のサイズとの差が大きくなるようにサイズ変換した画像を生成する画像変換手段と、
    前記画像変換手段によりサイズ変換により生成された画像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記画像取得手段、前記距離測定手段、前記人物画像サイズ算出手段及び画像変換手段は第1の地点に設置され、前記表示手段は第2の地点に設置されることを特徴とするコミュニケーション装置。
  2. 前記画像変換手段は、
    前記画像を見るユーザに感じさせるべき対話相手までの距離として、前記距離測定手段により測定された、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする請求項に記載のコミュニケーション装置。
  3. 前記ユーザと前記表示手段との距離を測定する第2の距離測定手段と、
    前記ユーザに感じさせるべき対話相手までの距離を前記ユーザの入力操作によって選択する距離選択手段と
    を更に備え、
    前記第2の距離測定手段及び前記距離選択手段は、前記第2の地点に設置され、
    前記画像変換手段は、
    前記距離選択手段により選択された前記距離から、前記第2の距離測定手段により測定された距離を減算した値を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする請求項に記載のコミュニケーション装置。
  4. 異なる2つの地点間で画像を含む情報を通信するために、画像取得手段と、距離測定手段と、人物画像サイズ算出手段と、画像変換手段と、表示手段とを備え、前記画像取得手段、前記距離測定手段、前記人物画像サイズ算出手段及び画像変換手段は第1の地点に設置され、前記表示手段は第2の地点に設置されるコミュニケーション装置が行うコミュニケーション方法であって、
    前記画像取得手段が、対話相手の画像を撮影する画像取得ステップと、
    前記距離測定手段が、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を測定する距離測定ステップと、
    前記人物画像サイズ算出手段が、前記距離測定手段により測定された前記対話相手と前記画像取得手段との距離に基づいて、前記画像取得手段により撮影された前記画像中の対話相手を実際の大きさで表示する際の前記対話相手の実寸サイズを幾何学的に算出する人物画像サイズ算出ステップと、
    前記画像変換手段が、前記人物画像サイズ算出手段により算出された前記実寸サイズより小さく、かつ、前記対話相手の画像を見るユーザに感じさせるべき前記対話相手までの距離が大きくなるほど、前記実寸サイズと画像中に表示すべき前記対話相手のサイズとの差が大きくなるようにサイズ変換した画像を生成する画像変換ステップと、
    前記表示手段が、前記画像変換手段によりサイズ変換により生成された画像を表示する表示ステップと
    を有することを特徴とするコミュニケーション方法。
  5. 前記画像変換ステップは、
    前記画像を見るユーザに感じさせるべき対話相手までの距離として、前記距離測定手段により測定された、前記対話相手と前記画像取得手段との距離を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする請求項に記載のコミュニケーション方法。
  6. 第2の距離測定手段及び距離選択手段が、前記第2の地点にさらに設置され、
    前記第2の距離測定手段が、前記ユーザと前記表示手段との距離を測定する第2の距離測定ステップと、
    前記距離選択手段が、前記ユーザに感じさせるべき対話相手までの距離を前記ユーザの入力操作によって選択する距離選択ステップと
    をさらに有し、
    前記画像変換ステップでは、前記距離選択手段により選択された前記距離から、前記第2の距離測定手段により測定された距離を減算した値を用いて、サイズ変換した画像を生成することを特徴とする請求項4に記載のコミュニケーション方法。
  7. コンピュータを、請求項1から3に記載のコミュニケーション装置として機能させるためのコミュニケーションプログラム。
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