JP5484945B2 - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、横電界駆動方式により駆動される液晶表示装置、およびそれを備えた電子機器に関する。
近年、表示装置においては、低消費電力、省スペースなどの観点から、液晶表示装置が主流となっている。液晶の駆動方式の一つとして、FFS(Fringe Field Switching)方式やIPS(In-Plane Switching)方式に代表される、横電界駆動方式がある。横電界駆動方式は、基板に対して平行な方向に電界を形成し、双極子モーメントをもつ液晶分子を、基板に対して平行な面内において回転させることにより表示を行う駆動方式である。特にFFS方式は、画素の電極構造がシンプルなため、しばしば使用される。
横電界駆動方式では、画素電極と共通電極にそれぞれ電圧を印加して、基板に対して平行な方向に電界を形成する。電圧印加時に液晶がその電界方向へ配向する際、いわゆるスプレイ変形(広がり変形)やベンド変形(曲がり変形)などの配向変形が生じる。
液晶分子は、双極子モーメントに加え、図34,35に示したように、一般に、形状の非対称性をもつ。このような液晶分子からなる液晶にスプレイ変形やベンド変形などの配向変形が生じたときには、分極が誘起されることがある。つまり、液晶(ネマティック媒質)では、配向変形がない場合には、例えば図34(A)や図35(A)に示したように、全体としての分極が生じないが、スプレイ変形が生じると、例えば図34(B)に示したように分極が誘起され、ベンド変形が生じると、例えば図35(B)に示したように分極が誘起される。これは、フレクソエレクトリック(flexoelectric)効果として知られている(非特許文献1,2など)。
液晶表示装置では、液晶材料の劣化を防ぐため、画素電極の電圧と共通電極の電圧との電位差の極性を一定周期で反転させる、いわゆる交流駆動が通常行われる。上記したフレクソエレクトリック効果を有する液晶をこのような液晶表示装置に用いた場合には、交流駆動において上記した電位差の極性を正負反転させても、上記したフレクソエレクトリック効果に起因する液晶の分極は単純に反転したものとならないため、その電位差の極性の正負によって各画素における光の透過率は異なったものとなる。特に、フレームごとにこの電位差の極性を反転するように液晶を交流駆動(フレーム反転駆動)した場合には、画素電極の電圧が共通電極の電圧よりも大きいフレーム(正フレーム)と、画素電極の電圧が共通電極の電圧よりも小さいフレーム(負フレーム)とで、光の透過率が異なる。これにより、液晶表示装置の輝度がフレームごとに変動し、画面にちらつき(フリッカ)が生じ、画質が低下する。
このフレクソエレクトリック効果に起因する画質への影響を抑制する方法について、多くの検討がなされている。例えば、特許文献1では、IPS方式において、画素を2つの領域に分割し、その2つの領域の間で画素電極と共通電極の配置を入れ替えて構成することにより、2つの領域の間で電界の方向が互いに反対になるような液晶表示装置が提案されている。この構成により、正フレームと負フレームとで、画素における光の透過率に差が生じないようにしている。
また、フレクソエレクトリック効果自体を生じにくくする方法についても、多くの検討がなされている。例えば、特許文献2では、非対称性を抑えた分子構造をもつ液晶を用いた液晶表示装置が提案されている。この液晶分子は、電子吸引基と電子供与基の向きにおいて構造の非対称性が小さくなるように分子設計されたものである。
なお、液晶表示装置には、画素の一部に遮光層を設けるものがある(例えば、特許文献3〜6)。この遮光層は、IPS方式において、画素電極と画素信号線との間に意図しない電界が生じることにより液晶の配向が乱れる箇所を遮光するために設けられている。すなわち、画素信号に起因して液晶の配向制御が十分にできない箇所を遮光することにより、その箇所が表示に影響を及ぼさないようにしている。
特許第3668844号公報 特開2009−167228号公報 特開2002−131767号公報 特開2002−131780号公報 特開平10−186407号公報 特開2009−103925号公報
J. S. Patel and Robert B. Meyer, "Flexoelectric electro-optics of a cholesteric liquid crystal", Physical Review Letters, Volume 58, pp1538-1540, 1987. J. S. Patel and Sin-Doo Lee, "Fast linear electro-optic effect based on cholesteric liquid crystals", Journal of Applied Physics, Volume 66, pp1879-1881, 1989.
しかしながら、特許文献1に開示された液晶表示装置では、画素の電極構造が複雑になってしまう。特許文献2に開示された液晶表示装置では、液晶の分子構造が複雑化するため、材料コストが高くなるおそれや、液晶の粘性や複屈折率が低下するおそれがある。また、例えば、様々な要求仕様がある場合には、それらを満足できる分子構造を得るために分子設計を行う必要が生じ、開発コストがかかるおそれがある。
特許文献3〜6には、IPS方式の液晶表示装置において画素信号に起因する画質低下を抑える方法が開示されているものの、フレクソエレクトリック効果についてはなんら記載がなく、よって、フレクソエレクトリック効果に起因する画質低下を抑えるための具体的な方法については、一切開示されていない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、電極構造や液晶の分子構造を複雑にすることなく、シンプルな構成で高画質を実現できる液晶表示装置および電子機器を提供することにある。
本発明の第1の液晶表示装置は、第1の基板と、第2の基板と、液晶層と、ダミー電極とを備えている。第1の基板は、基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなるものである。第2の基板は、第1の基板の画素電極が形成された面と対向して離間配置されている。液晶層は、第1および第2の基板の間に配置されている。ダミー電極は、画素電極と同じ層に設けられている。画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有している。上記ダミー電極は、帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域に、画素電極から離間して形成されている。ここで、「並設」とは、並んで配置することを意味し、必ずしも互いに完全に平行配置されている必要はなく、平行からずれるように配置されていてもよい。
本発明の第2の液晶表示装置は、第1の基板と、第2の基板と、液晶層とを備えている。第1の基板は、基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなるものである。第2の基板は、第1の基板の画素電極が形成された面と対向して離間配置されている。液晶層は、第1および第2の基板の間に配置されている。画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有している。帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域の幅は、共通電極と画素電極との間に形成される電界による上記液晶層のフレクソエレクトリック効果を軽減しうる程度に狭くなっている。
本発明の電子機器は、上記本発明の第1または第2の液晶表示装置を備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本発明の液晶表示装置および電子機器では、画素電極と共通電極にそれぞれ電圧を印加して、基板に対して平行な方向に電界を形成する。一般に、画素電極の最も外側の帯状部分の領域では、スプレイ変形やベンド変形などの配向変形が生じ、フレクソエレクトリック効果に起因して分極が誘起されることがある。この場合、交流駆動において画素電極の電圧と共通電極の電圧との電位差の極性を正負反転すると、その電位差の極性の正負によって、対応する液晶部分における光の透過率は異なってしまう。本発明の第1の液晶表示装置および電子機器では、画素電極間領域にダミー電極を形成することにより、フレクソエレクトリック効果を軽減している。本発明の第2の液晶表示装置および電子機器では、画素電極間領域の幅を狭くすることにより、フレクソエレクトリック効果を軽減している。これにより、フレクソエレクトリック効果による液晶の分極が生じにくくなり、透過率の変化に起因した光の明滅は抑制され、画面のちらつき(フリッカ)が低減する。
本発明の第1の液晶表示装置および電子機器では、ダミー電極は、例えば、画素電極と同じ材料により形成するのが好ましい。また、例えば、画素電極間領域における画素電極とダミー電極との間隔は、画素電極における帯状部分間の間隔に相当する間隔となっていることが望ましい。ここで、「相当する」とは、完全に等しい場合に加え、フレクソエレクトリック効果が生じにくくなる許容範囲内において多少の差があってもいいことを意味する。
ダミー電極は、例えば、帯状部分の長手方向に延びる複数の第1の配線に対応する位置に形成されていてもよい。また、ダミー電極は、例えば、周囲から電気的に絶縁されていても良いし、共通電極と電気的に接続されていてもよい。
第1の基板または第2の基板が、例えば、赤色カラーフィルタと、緑色カラーフィルタと、青色カラーフィルタとを有するカラーフィルタ層を含む場合において、ダミー電極は、少なくとも、緑色カラーフィルタに対応する画素電極に隣接する画素電極間領域に形成されていてもよい。
本発明の第2の液晶表示装置および電子機器では、画素電極間領域は、例えば、帯状部分の長手方向に延びる複数の第1の配線に対応する位置に配置されていてもよい。
第1の基板または第2の基板が、例えば、赤色カラーフィルタと、緑色カラーフィルタと、青色カラーフィルタとを有するカラーフィルタ層を含む場合において、少なくとも緑色カラーフィルタに対応する画素電極に隣接する画素電極間領域の幅が、フレクソエレクトリック効果を軽減しうる程度に狭くなっていてもよい。
本発明の第1の液晶表示装置および電子機器によれば、画素電極間領域にダミー電極を設けるようにしたので、フレクソエレクトリック効果が生じにくくなり、シンプルな構成で高画質を実現できる。
本発明の第2の液晶表示装置および電子機器によれば、画素電極間領域の幅を狭くしたので、フレクソエレクトリック効果が生じにくくなり、シンプルな構成で高画質を実現できる。
第1の実施の形態に係る液晶表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した表示部の一構成例を表す回路図である。 図3に示した表示部の一構成例を表す平面図である。 図3に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 図3に示した表示部の概略断面構造を表す他の断面図である。 図1に示した表示部の要部の拡大斜視図である。 図1に示した表示部の動作を説明するための断面図である。 比較例に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図8に示した液晶表示装置の特性を表す特性図である。 図8に示した液晶表示装置における配向変形を表す模式図である。 図8に示した液晶表示装置の特性を表す他の特性図である。 図8に示した液晶表示装置の他の特性を表す特性図である。 第1の実施の形態の変形例に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 第2の実施の形態に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図14に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第3の実施の形態に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図16に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第4の実施の形態に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図18に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第4の実施の形態の変形例に係る表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第5の実施の形態に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図21に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第5の実施の形態の変形例に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図23に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第6の実施の形態に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図25に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第6の実施の形態の変形例に係る表示部の一構成例を表す平面図である。 図27に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 実施の形態を適用した液晶表示装置のうち、適用例1の外観構成を表す斜視図である。 適用例2の外観構成を表す斜視図である。 適用例3の外観構成を表す斜視図である。 適用例4の外観構成を表す斜視図である。 適用例5の外観構成を表す正面図、側面図、上面図および下面図である。 フレクソエレクトリック効果を説明するための模式図である。 フレクソエレクトリック効果を説明するための他の模式図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.第6の実施の形態
7.適用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、第1の実施の形態に係る液晶表示装置の一構成例を表すものである。液晶表示装置1は、FFS方式の液晶表示装置において、フレクソエレクトリック効果が発生しやすい部分に対応する画素電極の一部を通過する光を遮光するようにしたものである。液晶表示装置1は、表示制御部2と、共通信号ドライバ3と、ゲートドライバ4と、ソースドライバ5とを備えている。
表示制御部2は、供給される画像信号Vsigを1画面毎(1フレームの表示ごと)に、例えばSRAM(Static Random Access Memory)等で構成されるフレームメモリに格納して保持するものである。また、この表示制御部2は、表示部6を駆動する、共通信号ドライバ3、ゲートドライバ4、およびソースドライバ5が連動して動作するように制御する機能を有している。具体的には、表示制御部2は、共通信号ドライバ3に共通信号タイミング制御信号を供給し、ゲートドライバ4に走査タイミング制御信号を供給し、ソースドライバ5に、フレームメモリに保持されている画像信号に基づいた1水平ライン分の画像信号と表示タイミング制御信号を供給する。
共通信号ドライバ3は、表示制御部2から供給される共通信号タイミング制御信号に応じて、表示部6に共通信号Vcomを供給する回路である。この例では、表示部6は、フレーム反転駆動されるものである。すなわち、共通信号ドライバ3は、表示部6が1フレームを表示するごとに共通信号Vcomを反転して出力するものである。
ゲートドライバ4は、表示制御部2から供給される走査タイミング制御信号に応じて、表示駆動の対象となる表示部6内の画素Pix(後述)を選択する機能を有している。具体的には、ゲートドライバ4は、走査信号線GCLを介して、走査信号Vscanを画素PixのトランジスタTrのゲート(後述)に印加することにより、表示部6にマトリックス状に形成されている画素Pixのうちの1行を表示駆動の対象として選択する。そして、これらの画素Pixでは、ソースドライバ5から供給される画素信号Vpix(後述)に応じて、1水平ラインの表示がなされる。このようにして、ゲートドライバ4は、時分割的に1水平ラインずつ順次走査を行い、表示部6の表示面全体にわたって表示を行うように動作する。
ソースドライバ5は、表示制御部2から供給される1水平ライン分の画像信号を、表示部6内の各画素Pixに画素信号Vpixとして供給する回路である。具体的には、ソースドライバ5は、画素信号Vpixを、ゲートドライバ4により選択された1水平ラインを構成する各画素Pixに、画素信号線SGLを介してそれぞれ供給するものである。
表示部6は、ソースドライバ5から供給される画素信号Vpixに基づいて、画像を表示するものである。以下に、図2〜図6を参照して、表示部6の構成例を説明する。
図2は、表示部6の画素の回路構成例を表すものである。表示部6は、マトリックス状に配列した複数の画素Pixを有している。画素Pixは、図2に示したように、トランジスタTrおよび液晶素子LCを有している。トランジスタTrは、例えば薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFTで構成されている。トランジスタTrは、ソースが画素信号線SGLに接続され、ゲートが走査信号線GCLに接続され、ドレインが画素電極14(図示せず)を介して液晶素子LCに接続されている。液晶素子LCは、一方が画素電極14(図示せず)を介してトランジスタTrのドレインと接続され、他方が共通電極13(図示せず)に接続され、共通信号ドライバ3より共通信号Vcomが供給される。
画素Pixは、図2に示したように、走査信号線GCLにより、表示部6の同じ行に属する他の画素Pixと互いに接続されている。走査信号線GCLは、ゲートドライバ4と接続され、ゲートドライバ4より走査信号Vscanが供給される。また、画素Pixは、画素信号線SGLにより、表示部6の同じ列に属する他の画素Pixと互いに接続されている。画素信号線SGLは、ソースドライバ5と接続され、ソースドライバ5より画素信号Vpixが供給される。
図3は、表示部6の構成例を表すものである。画素Pixは、図3に示したように、画素電極14および遮光体39を有している。画素電極14は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などにより構成され、図3に示したように、間隔をおいて並設された複数の帯状部分がその長手方向の両端で互いに接続された形状を有する透明な電極である。画素電極14とトランジスタTrとは、コンタクトCONTを介して接続されている。遮光体39は、画素電極14の複数の帯状部分のうち、一番外側に配置された電極に対応する部分に設けられている。共通電極13は、図3には図示されていないが、後述するように、画素電極14の下の層に一面にわたって形成されている。共通電極13もまた、画素電極14と同様に、例えばITOなどを用いて構成される透明な電極である。
図4は、図3に示した表示部6のIV−IV矢視方向の概略断面構造を表すものであり、図5(A)は、V−V矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部6は、アレイ基板10と、カラーフィルタ基板20と、液晶層9とを備えている。
アレイ基板10は、TFT基板11の液晶層9に接する面に、3層の絶縁膜121〜123、共通電極13、絶縁膜124、画素電極14、配向膜15(図示せず)が順に形成されたものである。共通電極13は、絶縁膜123の上に、一面にわたって形成されている。また、TFT基板11の反対の面には、偏光板16が形成されている。
カラーフィルタ基板20は、対向基板21の液晶層9に接する面に、カラーフィルタ22、配向膜23(図示せず)が順に形成されている。カラーフィルタ22は、例えば赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色のカラーフィルタを周期的に配列して構成したものである。カラーフィルタ22には、開口部以外の部分での光の遮光や、隣接する3色のカラーフィルタから出射する3色の光の混色を防止するために、図示しないブラックマトリックスが形成されている。また、対向基板21の反対の面には、偏光板24が形成されている。
液晶層9は、電界の状態に応じて、通過する光を変調するものであり、FFSモード(横電界モード)の液晶が用いられる。
トランジスタTrは、図4に示したように、絶縁膜121〜123と同じ層に形成される。トランジスタTrのゲート電極31は、TFT基板11上に形成される。このゲート電極31は、走査信号線GCLを利用したものである。つまり、ゲート電極31は、TFT基板11上に形成された走査信号線GCLの一部で構成されている。ゲート電極31(走査信号線GCL)の上には、絶縁膜121が形成され、さらにその上に半導体層40が形成されている。つまり、絶縁膜121は、トランジスタTrにおいて、MOS構造におけるゲート絶縁膜として機能している。
半導体層40は、チャネル層41と、ソース領域42と、ドレイン領域43と、LDD(Lightly Doped Drain)領域44,45とを有している。半導体層40は、例えば、アモルファスシリコン、ポリシリコン、単結晶シリコンなどにより構成される。チャネル層41は、ゲート電極31の電圧に応じてチャネルが形成されるものである。ソース領域42およびドレイン領域43には、例えばn型不純物などの不純物がドーピングされている。LDD領域44,45は、ソース領域42およびドレイン領域43よりも不純物濃度が低くなるように、不純物がドーピングされている。LDD領域44は、チャネル層41とソース領域42との間に形成され、LDD領域45は、チャネル層41とドレイン領域43との間に形成されている。
半導体層40の上には絶縁膜122が形成されている。絶縁膜122の上にはソース電極32およびドレイン電極33が形成され、コンタクトホールを介して、ソース領域42およびドレイン領域43にそれぞれ接続されている。ソース電極42は、同じ層に形成される画素信号線SGL(図5(A))に接続されている。ドレイン電極33は、コンタクトCONTを介して画素電極14に接続されている。
遮光体39は、図5(A)に示したように、TFT基板11の上に形成され、画素電極14の複数の帯状部分のうち、一番外側に配置された帯状部分に対応する位置に配置されている。図5(A)に示した例では、遮光体39は、走査信号線GCL(図4)と同じ層に形成され、走査信号線GCLと同じ材料により形成されている。このため、遮光体39と走査信号線GCLとは、製造プロセスの同じ工程において同時に形成することができる。遮光体39は走査信号線GCLとは接続されておらず、周囲から電気的に絶縁されている。
図6は、液晶素子の表示動作例を表すものであり、偏光板と配向膜の向きを示している。図6に示したように、偏光板16と偏光板24とは、クロスニコルの状態で配置されている。すなわち、この例では、偏光板16の透過軸は、画素電極14の帯状部分の長手方向と直交する方向、もしくはその方向からやや角度をつけた方向に設定され、偏光板24の透過軸は、画素電極14の帯状部分の長手方向、もしくはその方向からやや角度をつけた方向に設定されている。配向膜15および配向膜23のラビング方向は、ともに偏光板24の透過軸と一致するように設定されている。
ここで、アレイ基板10は本発明における「第1の基板」の一具体例に対応し、カラーフィルタ基板20は本発明における「第2の基板」の一具体例に対応する。絶縁膜124は、本発明における「絶縁膜」の一具体例に対応する。画素信号線SGLは、本発明における「第1の配線」の一具体例に対応する。カラーフィルタ22は、本発明における「カラーフィルタ層」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の液晶表示装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
表示制御部2は、供給される画像信号Vsigに基づいて、1水平ライン分の画像信号をソースドライバ5に供給するとともに、共通信号ドライバ3、ゲートドライバ4、およびソースドライバ5にタイミング制御信号を供給し、連動して動作するための制御を行う。共通信号ドライバ3は、フレーム反転駆動を行うための共通信号Vcomを生成し、表示部6に供給する。ゲートドライバ4は、走査信号Vscanを生成し、走査信号線GCLを介して表示部6に供給する。ソースドライバ5は、1水平ライン分の画像信号を基に、画素信号Vpixを生成し、画素信号線SGLを介して表示部6に供給する。表示部6は、供給された画素信号Vpix、走査信号Vscan、および共通信号Vcomに基づいて、1水平ラインずつ表示を行い、線順次走査により表示部6に画像を表示する。
(液晶動作)
次に、図6および図7を参照して、FFSモードの液晶の動作を説明する。
図6において、(A)は画素電極と共通電極との間に電位差が無い状態(電圧未印加状態)における液晶素子の表示動作例を示し、(B)は電位差がある状態(電圧印加状態)における液晶素子の表示動作例を示す。図7は、液晶分子の動作例を表すものであり、(A)は電圧未印加状態を示し、(B)は電圧印加状態を示す。
液晶層9の液晶分子91は、電圧未印加状態では、図6(A)および図7(A)に示したように、液晶分子91の軸は、偏光板16の透過軸と直交し、かつ、偏光板24の透過軸と平行な状態になっている(図6(A))。このため、偏光板16を透過した入射光hは、液晶層9内において位相差を生じることなく偏光板24に到達し、偏光板24で吸収される。つまり、電圧未印加状態では、この画素は黒を表示する。一方、電圧印加状態では、図6(B)および図7(B)に示したように、液晶分子91の軸が、横電界Eによって、画素電極14の帯状部分の長手方向からずれた方向に回転する。液晶層9の厚み方向の中央に位置する液晶分子91が、画素電極14の帯状部分の長手方向から45度回転する場合には、偏光板16を透過した入射光hは、液晶層9内を通過する間に位相差が生じ、90度回転した直線偏光となって偏光板24に到達し、偏光板24を透過する。つまり、液晶分子91が45度回転するように電位差を与えた状態では、この画素は白を表示する。
(遮光体の作用)
図3および図5(A)に示したように、画素電極14の複数の帯状部分のうち、一番外側に配置された帯状部分に対応する部分には、遮光体39が設けられている。この遮光体39を配置した部分は、比較例において後述するように、フレクソエレクトリック効果の影響が顕著に表れる部分である。具体的には、この部分に遮光体を配置しない場合には、正フレームと負フレームとで、光の透過率に差が生じ、フリッカが発生する。また、過去の表示状態が現在の表示に影響を与える、いわゆる焼きつきが生じる。液晶表示装置1では、このように、フレクソエレクトリック効果の影響が顕著に表れる部分に遮光体を設けることにより、フリッカや焼きつきを低減し、高い画質を実現できる。
[比較例]
次に、比較例に係る液晶表示装置について説明する。本比較例では、遮光体をもたない表示部6Rを用いて液晶表示装置を構成している。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1,3)と同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図8は、比較例に係る表示部6Rの構成例を表すものである。表示部6Rの画素Pixでは、第1の実施の形態に係る表示部6(図3)と異なり、遮光体が設けられていない。
図9(A)は、図8に示した表示部6Rの線分IX−IXにおけるフレクソエレクトリック効果を加味した透過率のシミュレーション値を表し、図9(B)は、IX−IX矢視方向の断面構造および横電界の模式図を表すものである。図9(B)において、Sは、図8に示したように、互いに隣接する画素Pixの画素電極14の間隔を示し、Lは画素電極14の帯状部分の電極幅を示す。図10は、表示部6Rで発生したスプレイ変形およびベンド変形の模式図を表すものである。
図9(A)に示したように、正フレームの透過率A1と負フレームの透過率A2とは、画素電極14上と、画素電極14間の2箇所で大きく透過率が異なる。これは、図10に示したように、画素電極14上では液晶のスプレイ変形が大きく生じ、画素電極14間では液晶のベンド変形が大きく生じるためである。つまり、これらの箇所では、フレクソエレクトリック効果により液晶が分極しやすく、正フレームと負フレームとで、透過率に差が生じているためである。
図11は、図8に示した表示部6Rにおける、画素電極14の一番外側の帯状部分の付近の液晶の、正負フレームでの分極差を表すものであり、電極幅L(ライン)と電極間隔S(スペース)の比(ライン・スペース比)L/Sを変化させたときの分極差のシミュレーション値を示している。ここでは、電極幅Lを固定して、電極間隔Sを変化させることにより、ライン・スペース比L/Sを変化させている。図11において、B1は、図8に示したように、電極間隔Sが大きいときの分極差を示しており、B2は、電極間隔Sを、画素電極14内の帯状部分間の距離S2(図8)と同じ距離にまで小さくしたときの分極差を示している。言い換えれば、B1は、画素電極14の一番外側の帯状部分の付近における液晶の分極差を示しており、B2は、例えば、画素電極14の中央付近に位置する帯状部分の付近における液晶の分極差を示している。このシミュレーションの結果は、フレクソエレクトリック効果に起因する正負フレームでの液晶の分極差が、画素電極14の中央付近の帯状部分付近(B2)に比べ、画素電極14の一番外側の帯状部分付近(B1)において大きくなることを意味している。これにより、特に画素電極14の一番外側の帯状部分付近において、正フレームと負フレームとで光の透過率に差が生じるようになる。
このように、比較例に係る液晶表示装置では、画素電極14の一番外側の帯状部分付近において、正フレームと負フレームとで光の透過率に差が生じるため、液晶表示装置の輝度がフレームごとに変動し、フリッカが発生する。
一方、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置1では、図3に示したように、画素Pixにおいて、もっとも透過率差が大きくなる、画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置に、遮光体39を設けている。これにより、フリッカを低減することができ、高い画質を実現することができる。なお、画素電極間領域では、図3に示したように、画素信号線SGLにより遮光されるので、フリッカは生じにくい。
また、フレクソエレクトリック効果は、過去の表示状態が現在の表示に影響を与える、いわゆる焼きつきをも引き起こす。以下に比較例に係る液晶表示装置の焼きつきについて説明する。
図12は、比較例に係る液晶表示装置を用いたときの焼きつきの測定結果例を表すものである。焼きつきの測定は以下のように行った。まず、グレイラスタ画面(全面灰色の画面)を表示し、画素の透過率分布を求めた。次に、黒白のチェッカーフラッグ画面を数時間表示した。そして最後に、再度グレイラスタ画面を表示し、画素の透過率分布を求めた。そして、最初のグレイラスタ画面を表示したときと、最後のグレイラスタ画面を表示したときとでの、画面の透過率分布の変化分を求めた。図12において、(A)は、チェッカーフラッグ画面のうちの黒色を表示していた画素における焼き付き試験前後での透過率分布の変化分を色で表したものであり、(B)は、白色を表示していた画素における透過率分布の変化分を色で表したものであり、(C)は透過率変化と色との関係を表したものである。図12に示したように、白色を表示していた画素の方が、画素全体にわたり透過率が大きく変化している。特に、画素電極の一番外側の帯状部分付近の透過率が大きく変化している。つまり、比較例に係る液晶表示装置では、いわゆる焼きつきが発生している。
この焼きつきの現象は、以下のようにして生じていると考えられる。すなわち、比較例に係る液晶表示装置では、図11に示したように、フレクソエレクトリック効果により、正負フレームにおいて分極差が生じる。交流駆動を行った場合、正負フレームにおいて同じ大きさの電位を印加したとしても、この分極差により両フレームにて異なった電位(残留DC電位差)が印加され続ける状態が続く。この残留DC電位差により、セル内の不純物イオンが画素電極の配向膜付近に集積する。不純物イオンの移動度の違いなどから配向膜に蓄積した不純物イオンは配向膜内に長時間蓄積される。この状態では液晶セルに電位を与えなくとも、電圧が常に印加された状態となる。白表示していた画素はこのように実際に印加した電位に残留DC電位差の分だけ余分に電圧印加された状態となるため、黒表示していた箇所に比べて輝度が変化する。これが焼き付きの要因となっている。
このように、比較例に係る液晶表示装置では、過去の表示状態が現在の表示に影響を与える、いわゆる焼きつきが生じやすく、画質が低下しやすい。
一方、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置1では、画素Pixにおいて、もっとも焼きつきが生じやすい、画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置に遮光体39を設けている。これにより、焼きつきの表示への影響を低減することができ、高画質を実現できる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、画素電極の一番外側の帯状部分に対応する位置に遮光体を配置したので、フリッカや焼きつきを低減することにより高画質を実現できる。
また、本実施の形態では、遮光体を、走査信号線GCLと同じ層に同じ材料を用いて形成したので、構造がシンプルになるとともに、遮光体を形成するための製造工程を追加する必要が無いため、製造コストの増加を抑えることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、画素電極は、図3に示したように、複数のまっすぐな帯状部分により構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図13に示したように、複数の折れ曲がった帯状部分により構成してもよい。
[その他の変形例]
上記実施の形態では、画素電極14の複数の帯状部分のうちの一番外側の帯状部分に対応する領域全体に遮光体39を配置したが、これに限定されるものではない。例えば、この一番外側の帯状部分に対応する領域の一部に遮光体を配置してもよい。この場合、少なくともこの帯状部分の幅方向中央部に対応する位置に遮光体を設けるのが望ましい。なぜなら、図9に示したように、この帯状部分の中央部(図9(A)の左端および右端)において、正フレームと負フレームとで光の透過率に顕著な差が生じるためである。また、一番外側の帯状部分に対応する領域全体を含むように、この帯状部分よりも大きな遮光体を配置してもよい。
図5(B)は、画素電極と遮光体との位置関係を表すものである。遮光体39Aは、一番外側の帯状部分の幅方向中央部に対応する領域に形成されている。遮光体39B,39Cは、この帯状部分の幅方向中央部に対応する領域を含み、遮光体39Aよりやや広い領域に形成されている。遮光体39Dは、一番外側の帯状部分に対応する領域全体を含むように形成されている。
上記実施の形態では、遮光体を、走査信号線GCLと同じ層に同じ材料を用いて形成したが、これに限定されるものではない。例えば、走査信号線GCLと同じ層に、走査信号線GCLとは異なる材料を用いて形成してもよい。また、例えば、画素信号線SGLと同じ層に同じ材料を用い、画素信号線SGLと別体として形成してもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施の形態は、画素内における遮光体の配置場所が、上記第1の実施の形態と異なるものである。すなわち、上記第1の実施の形態(図3)では、画素電極の一番外側の帯状部分に対応する位置に遮光体を配置したが、これに代えて、本実施の形態では、互いに隣接する画素の画素電極間領域に対応する位置にも遮光体を配置している。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1,3)と同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図14は、本実施の形態に係る表示部51の構成例を表すものであり、図15は、図14に示した表示部51のXV−XV矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部51は遮光体52を備えている。遮光体52は、画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置から、隣接画素の画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置にわたって設けられている。つまり、遮光体52は、画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置に加え、互いに隣接する画素Pixの画素電極間領域に対応する位置にも設けられている。遮光体52は、上記第1の実施の形態(図4,5)と同様に、走査信号線GCL(図4)と同じ層に形成され、走査信号線GCLと同じ材料により形成される。つまり、遮光体39と走査信号線GCLとは、製造プロセスの同じ工程において同時に形成することができる。遮光体39は走査信号線GCLとは接続されておらず、周囲から電気的に絶縁されている。
表示部51では、この遮光体52を設けることにより、上記第1の実施の形態と同様に、フレクソエレクトリック効果の表示画像への影響を低減することができる。特に、遮光体52は、画素電極間領域を通過する光を遮光するため、画素電極間領域にこの遮光体を設けずに画素信号線のみによって遮光する場合(上記第1の実施の形態)に比べ、より確実にフリッカを低減することができる。
以上のように本実施の形態では、画素電極の一番外側の帯状部分に対応する位置に加え、互いに隣接する画素の画素電極間に対応する位置にも遮光体を配置したので、さらにフリッカを低減し、高い画質を実現することができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
上記実施の形態では、遮光体を、走査信号線GCLと同じ材料を用いて形成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、走査信号線GCLとは異なる材料を用いて形成してもよい。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施の形態は、画素信号線を遮光体として兼用するように構成したものである。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1,3)などと同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図16は、本実施の形態に係る表示部54の構成例を表すものであり、図17は、図16に示した表示部54のXVII−XVII矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部54は画素信号線SGL2を備えている。画素信号線SGL2は太く形成され、その両側に隣接する画素Pixの画素電極14のうちの一番外側の帯状部分とオーバーラップするようになっている。
画素信号線SGL2は、金属で構成されており光を遮光するため、上記第1の実施の形態などの遮光体と同じ効果をもたらす。つまり、表示部54は、この画素信号線SGL2を設けることにより、上記第1の実施の形態などと同様に、フレクソエレクトリック効果の表示画像への影響を低減することができる。
以上のように本実施の形態では、画素信号線を太くして、画素信号線に隣接する画素電極の一番外側の帯状部分に対応する位置にまで延在するようにしたので、専用の遮光体を設けることないためシンプルな構成となり、製造工程を追加する必要なく遮光の機能を備えることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態などの場合と同様である。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施の形態は、フレクソエレクトリック効果の表示画像への影響を低減するための遮光体として混色防止用のブラックマトリックスを利用したものである。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1,3)などと同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図18は、本実施の形態に係る表示部57の構成例を表すものであり、図19は、図18に示した表示部57のXIX−XIX矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部57は遮光体58を備えている。遮光体58は、上記第2の実施の形態と同様に、画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置から、隣接画素の画素電極14の一番外側の帯状部分に対応する位置にわたって設けられている。遮光体58は、カラーフィルタ22に、いわゆるブラックマトリックスとして形成されたものである。言い換えれば、表示部57では、カラーフィルタに設けられたブラックマトリックスを、フレクソエレクトリック効果が表示画像に影響を与える部分にまで延在するように形成している。
表示部57は、カラーフィルタ22に遮光体58を設けることにより、上記第1の実施の形態などと同様に、フレクソエレクトリック効果の表示画像への影響を低減することができる。特に、遮光体58は、フレクソエレクトリック効果によって光の透過率が変化する液晶層9に接しているため、偏光板16を透過した入射光のうち、偏光板16に垂直な方向からずれた斜めの方向からの入射光に対しても、効果的に遮光することができる。
以上のように本実施の形態では、カラーフィルタのブラックマトリックスを用いて遮光体を構成したので、製造工程を追加する必要なく、専用の遮光体を設ける必要がないためシンプルな構成を実現できる。
また、本実施の形態では、液晶層9に近い部分に遮光体を形成したので、斜めの方向からの入射光に対しても、効果的に遮光することができる。
その他の効果は、上記第1の実施の形態などの場合と同様である。
[変形例4−1]
上記実施の形態では、カラーフィルタのブラックマトリックスを用いて遮光体を構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、カラーフィルタ基板の他の層や、アレイ基板側に、通常の混色防止に加えフレクソエレクトリック効果に起因する画質低下を抑えるためのブラックマトリックスを設けてもよく、または、フレクソエレクトリック効果に起因する画質低下を抑えるための専用のブラックマトリックスを、混色防止用のブラックマトリックスとは別に設けてもよい。図20は、アレイ基板側にブラックマトリックスを設けた場合の概略断面構造を表すものである。このブラックマトリックスは、絶縁膜121と絶縁膜122の間に設けられており、このブラックマトリックスを用いて遮光体58Bを構成している。
[変形例4−2]
上記実施の形態では、カラーフィルタをカラーフィルタ基板20に設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、カラーフィルタをアレイ基板10に設けるようにしてもよい。
<5.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施の形態は、画素電極間にダミー電極を配置した表示部61を用いて、液晶表示装置を構成したものである。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1,3)などと同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る液晶表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図21は、本実施の形態に係る表示部61の構成例を表すものであり、図22は、図21に示した表示部61のXXII−XXII矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部61はダミー電極62を備えている。ダミー電極62は、互いに隣接する画素Pixの画素電極間領域に配置されている。ダミー電極62と画素電極14との間隔は、画素電極14内の複数の帯状部分の間隔S2と同じになるようにしている。ダミー電極62は、画素電極14と同じ層に形成され、画素電極14と同じ材料により形成される。つまり、ダミー電極62と画素電極14とは、製造プロセスの同じ工程において同時に形成することができる。図21,22に示した例では、ダミー電極62は、表示部61のどの部分とも電気的に接続されておらず、フローティングの状態になっている。
ここで、ダミー電極62は本発明における「ダミー電極」の一具体例に対応する。
上記第1の実施の形態の比較例において説明した、正負フレームでの液晶の分極差は、図11に示したように、画素間の電極間隔Sを小さくすると(ライン・スペース比を大きくすると)小さくなる。本実施の形態に係る表示部61では、画素電極14の一番外側の帯状部分のさらに外側に、画素電極14内の帯状部分の間隔S2と同じ距離を隔ててダミー電極62を配置することにより、等価的に上記画素間の電極間隔Sを小さくして、分極差が小さくなるようにしている。具体的には、比較例に係る表示部6R(図8)のようにダミー電極62を設けない場合には、図11において、B1のように分極差が大きいが、本実施の形態に係る表示部61(図21)のように、画素電極14の一番外側の帯状部分から間隔S2を隔ててダミー電極62を設けると、B2のように分極差を小さくすることができる。これは、ダミー電極62を設けることにより、フレクソエレクトリック効果自体が低減することを意味する。このように、表示部61では、フレクソエレクトリック効果自体が低減し、正負フレームでの液晶の分極差が小さくなることにより、正負フレームでの光の透過率差も小さくなり、結果として、フリッカを低減することができ、高画質を実現することができる。
また、表示部61では、ダミー電極62を配置してフレクソエレクトリック効果自体を低減することによって、上記第1の実施の形態で説明した、フレクソエレクトリック効果に起因して生じる焼きつきの発生をも抑えることができ、高画質を実現できる。
以上のように本実施の形態では、画素電極の一番外側の帯状部分のさらに外側に、画素電極内の帯状部分の間隔と同じ距離を隔ててダミー電極を配置したので、フレクソエレクトリック効果自体を低減させることができ、上記第1の実施の形態等の遮光体を設ける場合に比べて開口率を下げることなく、高画質を実現できる。
また、本実施の形態では、ダミー電極を、画素電極と同じ層に同じ材料を用いて形成したので、構造がシンプルになるとともに、ダミー電極を形成するための製造工程を追加する必要が無いため、製造コストの増加を抑えることができる。
[変形例5−1]
上記実施の形態では、ダミー電極は表示部のどの部分とも電気的に接続しないようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、ダミー電極が表示部内の他の部分と電気的に接続してもよい。
図23は、ダミー電極が共通電極と電気的に接続された表示部61Bの構成例を表すものであり、図24は、図23に示した表示部61BのXXIV−XXIV矢視方向の概略断面構造を表すものである。ダミー電極62は、画素電極14の下の層に一面にわたって形成されている共通電極13と、コンタクトCONT2を介して電気的に接続されている。これにより、ダミー電極62には、共通信号ドライバ3により、共通電極13およびコンタクトCONT2を介して共通信号Vcomが供給される。このように、表示部61Bでは、ダミー電極62に共通信号Vcomを印加するようにしたので、ダミー電極62の電位が図21,22の場合のようなフローティング状態ではなく既知となり、ダミー電極62の周辺の電界を設計段階において考慮することができ、フレクソエレクトリック効果のさらなる低減を図るなど、より高精度な設計が可能になる。
なお、図23において、ダミー電極62は、1つのコンタクトCONT2を用いて共通電極13と接続したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、複数のコンタクトを用いて接続してもよい。
[その他の変形例]
上記実施の形態では、画素電極14の一番外側の帯状部分とダミー電極62との間の間隔は、画素電極14内の複数の帯状部分の間隔と等しいとしたが、これに限定されるものではなく、これらの帯状部分の間隔とやや異なっていてもよい。これにより、図11において、B2からややずれることになるが、この場合でも、B1(ダミー電極を設けない場合)に比べ分極差を十分に低くすることができる。
上記実施の形態では、ダミー電極62を、画素電極14と同じ材料を用いて形成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、画素電極14とは異なる材料を用いて形成してもよい。
上記実施の形態では、全ての画素(赤色、青色、緑色)に対して、隣接する画素の画素電極の間にダミー電極を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、緑色の画素と隣接する画素との間にのみ、ダミー電極を設けるようにしてもよい。緑色の画素は、赤色や青色の画素に比べて透過率が大きいため、フレクソエレクトリック効果の画質への影響が大きい。よって、緑色の画素の周辺にのみダミー電極を設けることにより、最低限の数のダミー電極を用いて効果的に画質を高めることができる。
<6.第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施の形態は、互いに隣接する画素の画素電極間の間隔を狭めたものである。すなわち、上記第5の実施の形態(図21)では、互いに隣接する画素の画素電極間にダミー電極を設けて、画素電極間の間隔を等価的に狭めるようにしたが、これに代えて、本実施の形態では、互いに隣接する画素の画素電極の間隔自体を狭めるようにしている。その他の構成は、上記第5の実施の形態(図21)と同様である。なお、上記第5の実施の形態に係る液晶表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図25は、本実施の形態に係る表示部64の構成例を表すものであり、図26は、図25に示した表示部64のXXVI−XXVI矢視方向の概略断面構造を表すものである。表示部64において、互いに隣接する画素の画素電極14の間隔は、画素電極14内の複数の帯状部分の間隔S2と同じになるようにしている。
表示部64では、互いに隣接する画素の画素電極14の間隔を狭めることにより、上記画素間の電極間隔Sを小さくして、正負フレームでの液晶の分極差が小さくなるようにしている。これにより、上記第5の実施の形態と同様に、正負フレームでの光の透過率差も小さくなり、結果として、フリッカを低減することができ、高画質を実現することができる。また、表示部64では、上記第5の実施の形態と同様に、フレクソエレクトリック効果に起因して生じる焼きつきの発生をも抑えることができ、高画質を実現できる。
以上のように本実施の形態では、隣接する画素の画素電極14の間隔を狭くしたので、フレクソエレクトリック効果自体を低減させることができ、上記第1の実施の形態等の遮光体を設ける場合に比べて開口率を下げることなく、高画質を実現できる。
また、本実施の形態では、フレクソエレクトリック効果を低減するための、追加の部材を一切必要としないため、構造がシンプルになるとともに、製造コストの増加を抑えることができる。
[変形例6−1]
上記実施の形態では、図25に示したように、画素電極14は、隣接する画素の画素電極14の間の隙間が画素信号線SGLからずれた場所に配置されるようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図27,28に示したように、この隙間が画素信号線SGLに重なるように配置されるようにしてもよい。これにより、隣接する画素電極14の間の隙間において、それぞれの画素電極14に印加された画素信号Vpixにより形成された電場により、この部分の液晶の透過率に誤差が生じた場合でも、画素信号線SGLが遮光体として機能することにより、画質への影響を最小限に抑えることができる。
[その他の変形例]
上記実施の形態では、隣接する画素の画素電極14の間隔は、画素電極14内の複数の帯状部分の間隔と等しいとしたが、これに限定されるものではなく、これらの帯状部分の間隔とやや異なっていてもよい。これにより、図11において、B2からややずれることになるが、この場合でも、B1(隣接する画素の画素電極14の間隔が広い場合)に比べ分極差を十分に低くすることができる。
上記実施の形態では、全ての画素(赤色、青色、緑色)に対して、隣接する画素の画素電極の間隔を狭めるようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、緑色の画素と隣接する画素との間に対してのみ、画素電極の間隔を狭めるようにしてもよい。緑色の画素は、赤色や青色の画素に比べて透過率が大きいため、フレクソエレクトリック効果の画質への影響が大きい。よって、緑色の画素の周辺に対してのみ画素電極の間隔を狭めることにより、効果的に画質を高めることができる。
<7.適用例>
次に、図29〜図33を参照して、上記実施の形態および変形例で説明した液晶表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態等の液晶表示装置は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等の液晶表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図29は、上記実施の形態等の液晶表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係る液晶表示装置により構成されている。
(適用例2)
図30は、上記実施の形態等の液晶表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表すものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523およびシャッターボタン524を有しており、その表示部522は、上記実施の形態等に係る液晶表示装置により構成されている。
(適用例3)
図31は、上記実施の形態等の液晶表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表すものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体531、文字等の入力操作のためのキーボード532および画像を表示する表示部533を有しており、その表示部533は、上記実施の形態等に係る液晶表示装置により構成されている。
(適用例4)
図32は、上記実施の形態等の液晶表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表すものである。このビデオカメラは、例えば、本体部541、この本体部541の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ542、撮影時のスタート/ストップスイッチ543および表示部544を有している。そして、その表示部544は、上記実施の形態等に係る液晶表示装置により構成されている。
(適用例5)
図33は、上記実施の形態等の液晶表示装置が適用される携帯電話機の外観を表すものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740、サブディスプレイ750、ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態等に係る液晶表示装置により構成されている。
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、液晶表示装置はフレーム反転駆動を行うようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ラインごとに画素電極の電圧と共通電極の電圧との電位差の極性を反転するライン反転駆動を行うようにしてもよく、また、ドットごとにこの電位差の極性を反転するドット反転駆動を行うようにしてもよい。
また、例えば、第1〜第4の各実施の形態では、全ての画素(赤色、青色、緑色)に対して、遮光体を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、緑色の画素のみに遮光体を設けるようにしてもよい。緑色の画素は、赤色や青色の画素に比べて透過率が大きいため、フレクソエレクトリック効果の画質への影響が大きい。よって、緑色の画素にのみ遮光体を設けることにより、遮光体の導入による開口率の低下を最低限に抑えることができ、効果的に画質を高めることができる。
また、例えば、第1〜第4の各実施の形態では、遮光体を、走査信号線GCL、画素信号線SGL、カラーフィルタ22の層に形成したが、これに限定されるものではなく、別の層に遮光体を形成してもよいし、もしくは、遮光体の為の専用の層を新たに形成してもよい。この場合でも、遮光体を設けることによりフリッカと焼きつきを低減でき、高画質を実現できる。
また、例えば、第1〜第4の各実施の形態では、FFS方式の表示部に遮光体を設けたが、これに限定されるものではなく、例えばIPS方式の表示部に遮光体を設けてもよい。この場合でも、遮光体を設けることによりフリッカと焼きつきを低減でき、高画質を実現できる。
1…液晶表示装置、2…表示制御部、3…共通信号ドライバ、4…ゲートドライバ、5…ソースドライバ、6,51,54,57,61,61B,64,64B…表示部、9…液晶層、10…アレイ基板、11…TFT基板、121〜124…絶縁膜、13…共通電極、14…画素電極、15,23…配向膜、20…カラーフィルタ基板、21…対向基板、22…カラーフィルタ、24…偏光板、31…ゲート電極、32…ソース電極、33…ドレイン電極、39,52,58,58B…遮光体、40…半導体層、41…チャネル層、42…ソース領域、43…ドレイン領域、44,45…LDD領域、62…ダミー電極、91…液晶分子、CONT,CONT2…コンタクト、GCL…走査信号線、L…電極幅、LC…液晶素子、Pix…画素、S…間隔、SGL,SGL2…画素信号線、Tr…トランジスタ、Vcom…共通信号、Vpix…画素信号、Vscan…走査信号、Vsig…映像信号

Claims (11)

  1. 基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなる第1の基板と、
    前記第1の基板の前記画素電極が形成された面と対向して離間配置された第2の基板と、
    前記第1および第2の基板の間に配置された液晶層と、
    前記画素電極と同じ層に設けられたダミー電極と
    を備え、
    前記画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有し、
    前記ダミー電極は、前記帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域に、前記画素電極から離間して形成されており、
    前記画素電極間領域における前記画素電極と前記ダミー電極との間隔が、前記画素電極における前記帯状部分間の間隔に相当する間隔となっている
    液晶表示装置。
  2. 前記ダミー電極は、前記画素電極と同じ材料により形成される
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. さらに、前記帯状部分の長手方向に延びる複数の第1の配線を備え、
    前記ダミー電極は、前記第1の配線に対応する位置に形成されている
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記ダミー電極は、周囲から電気的に絶縁されている
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記ダミー電極は、前記共通電極と電気的に接続されている
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1の基板または前記第2の基板は、
    赤色のみを透過する赤色カラーフィルタと、緑色のみを透過する緑色カラーフィルタと、 青色のみを透過する青色カラーフィルタとを有するカラーフィルタ層を含み、
    前記ダミー電極は、少なくとも、前記緑色カラーフィルタに対応する前記画素電極に隣接する前記画素電極間領域に形成されている
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなる第1の基板と、
    前記第1の基板の前記画素電極が形成された面と対向して離間配置された第2の基板と、
    前記第1および第2の基板の間に配置された液晶層と
    を備え、
    前記画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有し、
    前記帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域の幅が、前記画素電極における前記帯状部分間の間隔に相当する間隔となっている
    液晶表示装置。
  8. さらに、前記帯状部分の長手方向に延びる複数の第1の配線を備え、
    前記画素電極間領域が、前記第1の配線に対応する位置に配置されている
    請求項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記第1の基板または前記第2の基板は、
    赤色のみを透過する赤色カラーフィルタと、緑色のみを透過する緑色カラーフィルタと、 青色のみを透過する青色カラーフィルタとを有するカラーフィルタ層を含み、
    少なくとも、前記緑色カラーフィルタに対応する前記画素電極に隣接する前記画素電極間領域の幅が、前記画素電極における前記帯状部分間の間隔に相当する間隔となっている
    請求項に記載の液晶表示装置。
  10. 画像信号に基づいて表示を行う液晶表示装置と、
    所定の処理により前記画像信号を生成する処理部と
    を備え、
    前記液晶表示装置は、
    基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなる第1の基板と、
    前記第1の基板の前記画素電極が形成された面と対向して離間配置された第2の基板と、
    前記第1および第2の基板の間に配置された液晶層と、
    前記画素電極と同じ層に設けられたダミー電極と
    を含み、
    前記画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有し、
    前記ダミー電極は、前記帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域に、前記画素電極から離間して形成されており、
    前記画素電極間領域における前記画素電極と前記ダミー電極との間隔が、前記画素電極における前記帯状部分間の間隔に相当する間隔となっている
    電子機器。
  11. 画像信号に基づいて表示を行う液晶表示装置と、
    所定の処理により前記画像信号を生成する処理部と
    を備え、
    基体上に共通電極、絶縁膜、および複数の画素電極を順に形成してなる第1の基板と、
    前記第1の基板の前記画素電極が形成された面と対向して離間配置された第2の基板と、
    前記第1および第2の基板の間に配置された液晶層と
    を含み、
    前記画素電極は、間隔をおいて並設された複数の帯状部分を有し、
    前記帯状部分の長手方向と直交する方向の画素電極間領域の幅が、前記画素電極における前記帯状部分間の間隔に相当する間隔となっている
    電子機器。
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