JP5484838B2 - 内燃機関において液体をろ過するためのろ過装置 - Google Patents

内燃機関において液体をろ過するためのろ過装置 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1項の前段部分に記載の(内部にフィルタエレメント(3)を挿入可能なまたは設置しているフィルタハウジング(2)と、前記フィルタエレメント(3)の上端側に載置可能なアッパープレート(7)及び流路連結部(8)を含むカバー部材(6)を備えたろ過装置、特に内燃機関において流体をろ過するためのろ過装置に関する。
特許文献1(DE20 2005 007 869 U1)にはろ過装置、特に自動車に設置される、潤滑油、オイル又は燃料をろ過するためのろ過装置が開示されている。該フィルタ装置は、円環筒状のフィルタエレメント4を挿入可能な椀形のフィルタハウジング2からなり、該フィルタエレメントは、軸方向に向かい合う(上部及び下部)夫々の端側を(上部及び下部の)端板(以下上側端板をアッパープレート、下側端板をボトムプレートという)によって塞がれる。フィルタエレメントの半径方向外側には未ろ過側リング円状の外周空間が形成され、さらにフィルタエレメントの中心側の内部空間には清浄側が位置し、フィルタエレメントでろ過された後の流体(燃料、潤滑油)はフィルタエレメントの該内部空間を通して、軸方向にろ過装置から排出される。
フィルタハウジング2の開口側に面したフィルタエレメントの上端側は、アッパープレートによって密閉されており、該アッパープレートは中央の(内周に螺旋条が刻設された円筒よりなる)流路連結部を含め一体化させた1つの成型部品として形成され、該流路連結部は清浄側を形成するフィルタエレメントの内部空間に向って突出し、該内部空間を通じて、ろ過された液体をろ過装置の外部に排出することができる。
さらにボトムプレートも、端板及び流路連結部と一体化させた1つの成型部品として形成され、該ボトムプレートは、フィルタエレメントの上端側を直接覆っているアッパープレートに対して、軸方向に距離(間隔)を置いて配置される。
ボトムプレートはアンチドレーン弁を備え、ろ過途上にある流体は該アンチドレーン弁を経由してアッパープレートとボトムプレートの間の中間空間に流入し、ろ過前の流体は該中間空間からフィルタエレメント外周側の未ろ過側へと移動される。アッパープレートと流路連結部及びボトムプレートは同一のプラスチック素材で形成される。
DE20 2005 007 869 U1
本発明の解決しようとする課題は、ろ過装置を開発し、組立てを容易にすることによって簡潔な構造を実現し、さらにはフィルタエレメントの未ろ過側と清浄側において互いに液(油)漏れすることを高い確率で防止できるようにすることである。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する発明)によって解決される。従属請求項は更に好ましい作用効果を達成する。
即ち請求項に記載の特徴を有する発明(内部にフィルタエレメント(3)を挿入可能なまたは設置しているフィルタハウジング(2)と、前記フィルタエレメント(3)の上端側に載置可能なアッパープレート(7)及び流路連結部(8)を含むカバー部材(6)を備えた内燃機関において流体をろ過するためのろ過装置において、前記カバー部材(6)は、前記流路連結部(8)を囲むように同軸上に配置された支持部(9)を備え、該支持部はカバー部材(6)と一体化させた1つの成形部品として形成されており、該カバー部材の軸方向表面には、ろ過装置(1)の上端側を塞ぐカバープレート(16)を支持するための支持面が形成され、その際カバー部材(6)には流体のための流体空間(13)が形成され、該流体空間(13)は、前記アッパープレート(7)における前記フィルタエレメント(3)とは軸方向に反対側の面、及び前記支持部(9)における前記流路連結部(8)とは半径方向に反対側の面によって規定される。)
本発明のろ過装置は、内燃機関におけるろ過装置、特にオイル又は燃料のような流体をろ過するためのろ過装置として自動車に設置されるものであり、内部にフィルタエレメントが挿入可能なまたは挿入されているフィルタハウジングを備え、該フィルタエレメントはアッパープレートによって少なくとも一方の端側が塞がれる。該アッパープレートはカバー部材の構成要素であり、流路連結部もまた該カバー部材の構成要素である。アッパープレートはフィルタエレメントと超音波溶接のような方法による溶接か、あるいは接着剤による連結が可能であり、これにより(フィルタエレメントの上下)両端部を充分に密閉することができる。原則的にフィルタハウジングは中空円筒状あるいは円筒状に近い形状として形成され、筒状包被体として実施される。フィルタエレメントはフィルタハウジングに挿入(交換)可能または挿入されており、該フィルタエレメントを流体が放射状に通過可能なように、特に円環筒状に形成される。その際特に、半径方向外側には未ろ過側が、半径方向内側には清浄側が形成される。
流路連結部はカバー部材の構成要素であり、フィルタエレメントの内部空間から被ろ過流体を軸方向に通過させる役割を持つ。
カバー部材は、アッパープレート及び流路連結部に加え、さらに支持部を備え、該支持部は流路連結部を同軸上(同心円状)に包囲するように複数個配置され、とりわけ半径方向に強度性を維持しながら通過区間を大きくとれるように間隔を保持して配置されることにより流路連結部と支持部の間に円環筒の空間が形成される。支持部も(アッパープレート及び流路連結部と)同様に、カバー部材として一体化させた1つの成型部品として形成され、該支持部は特にプラスチック射出成形により形成される。
軸方向に開口した支持部の上部表面には、ろ過装置の上端側を塞ぐカバープレートを支持するための支持面が形成され、該カバープレートは該支持部とは独立した部品として実施される。カバープレート下側のカバー部材内には流体を流入させるための流体空間が形成され、該流体空間は、アッパープレートにおいてフィルタエレメントとは軸方向に反対側の面、及び支持部において流路連結部とは半径方向に反対側の面によって規定される。
このように実施されたろ過装置は複数の利点を示す。カバー部材は射出成形により容易に製造可能な上、さらに支持部を備え、該支持部はボトムプレートの支持に適した機能を持つ。この実施によって、本発明のろ過装置は背景技術で述べたろ過装置よりも容易に製造可能である。その根拠として、アッパープレートによりカバー部材が軸方向(下)端部のみにおいて規定されるものの、他方では流路連結部及び支持部の軸方向上端部は開口しており手が届くという点が挙げられる。さらに前記流体空間に対しても同様のことが言える。該流体空間はアッパープレートによって軸方向に、また支持部によって半径方向に規定されてはいるものの、カバー部材に閉鎖状態で内設されるのではなく、アッパープレートに対して軸方向に反対側においては開口しているため、射出成形による製造を著しく容易にすることができる。
設置の段階において(製造の段階ではないという意味)充分に密閉するために、カバー部材の開口側上端部にはカバープレートが載置される。該カバープレートは原則的にアッパープレートと平行に配置されるが、該アッパープレートはフィルタエレメントの上端部を直接規定する。さらに、(第2の規定として)該カバープレートはアッパープレートとカバープレートとの間に存在する流体空間も軸方向上端側で規定する。カバープレートは支持部の上に載置され、該支持部によって軸方向に支持される。
このように、本発明はフィルタエレメント上端部に載置されたカバー装置が平行状態にある二つのディスク(プレート)を備え、該二つのディスク(プレート)が互いの間に流体空間を形成し、該流体空間内に未ろ過水が導かれ、そこからフィルタエレメントの清浄側にさらに移送されるという点においては、背景技術で述べられている発明と類似している。しかしながらカバープレートはカバー部材とは別個に形成された部材であり、カバー部材からは独立して実施されるため、製造がより容易になった。設置に際しても少ない手順で完了し、単にカバープレートをカバー部材の構成要素である支持部の上端側に載置するのみでよい。
さらなる好ましい開発によると、流路連結部は、それを半径方向に包囲している支持部と比べて軸方向により大きく伸長しており、これによりカバープレートの中央には、流路連結部の流路口と対応した空洞があり、カバープレートは、該カバープレートの空洞の半径方向内側によって、流路連結部の円筒状半径方向外表面と当接することが可能となる。同時に、ボトムプレートにおいてフィルタエレメントに対面している軸方向表面は、支持部の上端側に着座している。
このため、流路連結部と支持部の軸方向における差分(すなわち高さの差)は、カバープレートによって埋められることができる。
カバープレートには流体空間に面した開孔が少なくともひとつは穿設されており、その際好ましくは、こうした複数の開孔がカバープレートの円周上に等間隔に配置されるように設計される。開孔はカバープレートの重量を軽減する。
ボトムプレートにおけるフィルタエレメントに対面している側に、流体の流出防止するためのアンチドレーン膜が設置されているのも利点であり、該アンチドレーン膜は設置後の状態において、ボトムプレートと支持部の上部表面との間に挟持される。アンチドレーン膜は流体空間に流入した未ろ過水が、ボトムプレートの開孔を通って再び流出するのを防ぐ役割を果たす。支持部とボトムプレートとをしっかりと締結するために容易かつ効果的なのは、アンチドレーン膜を設置し、設置した位置に固定する方法である。さらなる固定装置は基本的には不要である。
アッパープレートは特に、少なくとも1つの流体貫通孔を備え、該流体貫通孔をもって、カバー部材内に形成された流体空間はフィルタエレメントの未ろ過側と通じている。該流体貫通孔を通して、流体空間にある未ろ過水はフィルタエレメントの未ろ過側へと流入する。
流体貫通孔は特に、アッパープレートの半径方向外側に存在し、フィルタエレメントに対面する側における該流体貫通孔の開口幅は、アッパープレートの外縁、及びカバー部材外周壁の下縁によって規定される。この場所にある流体貫通孔の開口幅を拡幅化するために、アッパープレートの外縁と外周壁の下縁のうち少なくとも一方が傾斜面になっており、当該の縁が先細るようにそがれている、あるいは面取りがしてあるのが望ましい。
カバー部材内に形成され、該カバー部材の半径方向内部に配置された流路連結部と、さらに該流路連結部の半径方向外側に配置された支持部との間に位置する環状空間は、好ましくはカバープレートの一部を収納するために援用される。該カバープレートの一部は載置時の位置に対応して、少なくとも部分的には該環状空間に嵌合している。さらに、これによって未ろ過側と清浄側の間に十分な距離を確保することができる。
続く好ましい実施形態によると、カバー部材は、半径方向に延びるように複数配置され、アッパープレートと連結している支持リブを備え、該支持リブは流体空間を個々の空間に仕切っている。補強の為の支持リングと同様に、該支持リブの上部表面側は、特にアンチドレーン膜の支持に適しており、場合によってはボトムプレートの支持も考慮に入れることが可能である。該支持リブは好ましくは半径方向内側から外側へ向かって軸方向の広がりを減少させている。(外側へ向かって高さが低くなっている)その結果として該支持リブは、支持リブと当接している支持部の位置において軸方向に最も大きく広がっている。該広がりは特に支持部における軸方向広がりと同値である。好ましくは、支持リブは上部表面側の位置に凹部を形成する。
カバー部材はフィルタハウジングに溶接可能であり、その溶接方法としてはレーザ溶接、赤外線溶接、超音波溶接、熱板溶接、摩擦溶接などが挙げられるが、あるいは接着剤による接着として実施することも可能である。さらにカバー部材とフィルタハウジングは、上記の代替方法として機械的に連結することも可能であり、その連結方法としてはクリップ、ねじ、バヨネット式などによる連結が挙げられるが、あるいはそれらにシール部材(パッキン)を追加して連結することも可能である。
さらに好ましくは、フィルタハウジングの外側にリブが形成され、該リブはフィルタハウジングの円筒状半径方向外方表面上に、該フィルタハウジングよりも約0.5mm〜1mm外側に突出しており、特に軸方向に伸長している。フィルタハウジングの外周にこうしたリブが複数、例えば15個形成される。該リブによって椀形のフィルタハウジングを手で掴み易くなったばかりでなく、該リブは設置補助を目的とした設置補助装置に適しているため、設置が従来と比べて容易になった。
内燃機関において液体をろ過するための本発明の実施例に係るろ過装置の断面図である。 図1のろ過装置の部分透視図である。 図1のろ過装置に組み込まれ、上下両端側にアッパープレート又はカバー部材を備えたフィルタエレメントの断面透視図である。 フィルタエレメント内周空間に挿入可能な支持フレーム単体の透視図である。 フィルタエレメントの上端側に設置可能であり、連結するカバープレートとの間にアンチドレーン膜が挟持されている状態のカバー部材及び該カバープレートの断面図である。 図5に示したカバー部材及び該カバープレートの透視図である。 図5に示したカバー部材単体の透視図である。
本発明の更なる利点及び好ましい実施例は請求項、詳細な説明、及び以下の図面から導き出すことが出来る。
図1は、椀形のフィルタハウジング及び該フィルタハウジングに挿入された円環筒状のフィルタエレメントを備え、アッパープレート及び(アッパープレートの中心軸線上)に設置された流路連結部及び該流路連結部を包囲するように設置された支持部からなるカバー部材が該フィルタエレメントの上端側に配置された、内燃機関において液体をろ過するためのろ過装置の断面図である。
図2は図1に対応するろ過装置の部分透視図である。
図3は上下両端側にアッパープレートを含むカバー部材及びカバープレートを備えたフィルタエレメントの断面透視図、図4は、フィルタエレメント内に挿入可能な支持フレーム単体の透視図である。
図5は、フィルタエレメントの上端側に設置可能であり、連結するカバープレートとの間でアンチドレーン膜を挟持させているカバー部材及び該カバープレートの断面図である。
図6は、図5に示した対象(カバー部材及び該カバープレート)の透視図である。
図7は、カバー部材単体の透視図である。
図中は、同一構成部材には同一の符号を付することとする。
図1及び図2から見て取れるように、ろ過装置1は椀形の、およそ中空円筒状のフィルタハウジング2を備え、該フィルタハウジングには円環筒状のフィルタエレメント3が挿入される。フィルタエレメント3の外周側にはリング状の未ろ過空間が、内周側には中心円軸状の清浄空間が形成されている。それに応じてフィルタエレメント3の外周部から内周部へと中心方向に被ろ過流体、特に内燃機関の潤滑油または燃料が通過する。
フィルタエレメント3の表面は下部端面をボトムプレート5によって、上部端面をアッパープレート7によって流体が流れ出ないように密閉されている。該アッパープレート7はカバー部材6の構成要素であり、さらに流路連結部8、支持部9、外周壁10もまた該カバー部材の構成要素である。
これらはすべて一体化させた一つの成形部品として、特に射出成形によって製造可能なプラスチック部品を形成している。流路連結部8は軸方向に沿って流体が通過する流体通過空間を備え、該流体通過空間はフィルタエレメント3の内周壁に流路連結部8が食い込むことにより軸方向に沿って内周空間に侵入し、ろ過された流体を流体通過空間を通って軸方向に通過させる機能を持つ。外周壁10はカバー部材6の半径方向外側の範囲にリング円状に存在し、該外周壁10を通じて、フィルタハウジング2の内壁との嵌着させて接合、特に溶接による、さらに限定するとレーザ溶接による接合が可能となる。外周壁10上の上端側近傍に、半径方向内側から外側に向かって突き出た張り出し部11が形成され、該張り出し部11はフィルタハウジングの上縁面に着座している。溶接は二つのシールリング(溶接リング)を介してなされ、そのうちの一つは外周壁10とフィルタハウジングの内壁との間において、軸方向でいえばアッパープレート7の近傍に、もう一つは軸方向でいえば張り出し部11の近傍に存在する。
支持部9は中心内周側に円筒状の流路連結部8を内包し、かつ該流路連結部8との間には半径方向に間隙をもたせているため、流路連結部8の外周壁と支持部9の内周壁との間には環状空間12が形成される。支持部9の半径方向外側の外周壁、それに面したアッパープレート7の上縁面及び外周壁10の内周面の3面に規定されることによりシールされた流体空間13が形成され、該流体空間にはろ過前の未ろ過流体が流入する。流体空間13は流体貫通孔14を介して、フィルタエレメント3の外周側にある環状未ろ過空間側と通じている。流体貫通孔14はフィルタエレメント外周面とフィルタハウジング内周壁との間の環状未ろ過空間に向かって開口しており、それによって未ろ過流体が流体貫通孔14を通じて流体空間13から軸方向に流出し、該環状未ろ過空間に流入し、そこからさらにフィルタエレメント3の外周側よりエレメント内を通過する。
流体貫通孔14は半径方向内側をアッパープレート7の外縁によって、半径方向外側を外周壁10の下縁によって規定されている。流体貫通孔14の開き幅を最大値に保つには、該流体貫通孔を規定するアッパープレート7と外周壁10の縁角が面取りしてあるか、あるいは先細りテーパ状になるようそがれた斜面を有する必要がある。
下部のボトムプレート5はフィルタエレメント3の中央内部の空洞位置に侵入する椀形の突出部を備え、該突出部はフィルタエレメント3の中央空洞に食い込んでいる。
該椀形の突出部には流体開口が備えられているが、該流体開口はその外側において、支持フレーム4と椀形突出部との間を、チューブ状の弁体として形成されたオーバーフロー弁15によって塞がれている。この場合、未ろ過側の圧力が閾値を超える(清浄側の圧力を越えたとき)と、チューブ状の該オーバーフロー弁15が開き、未ろ過側と清浄側における流体の直接の流通(短絡流通)が可能になる。
さらに支持フレーム4によって、チューブ状弁体15が椀形突出部からの圧力によってフィルタエレメント内部に押し入れられるのを防ぐことができる。
カバー部材6においては、アッパープレート7に対して軸方向対面側に、カバープレート16が載置されている。該カバープレート16は(カバー部材とは)別個に形成された部材であり、設置後の状態では支持部9の上部開口側を上から覆い、その際さらに、カバープレート16と支持部9との間にアンチドレーン膜を挟持することができる。該アンチドレーン膜は他の方法でも固定することが可能であり、例えば支持部9の上に取り付けることも可能である。内周側にあるカバープレート16の一部は、流路連結部8と支持部9の間の環状空間に嵌合する。該カバープレート16は中央に空洞を有し、該空洞は流路連結部8の空洞と対応しているため、カバープレート16の内周側は流路連結部8の円筒状外周面に当接している。
流路連結部8はフィルタハウジング8の上部開口側に向かって、支持部9よりわずかに軸方向に大きく伸びている。この軸方向における差分は、支持部9の上端側に載置され、流路連結部8の外周壁に当接しているカバープレート16によって埋められる。
流路連結部8はフィルタハウジングの上部開口側とは反対側に向かって、軸方向に張り出しており、該張り出しによって流路連結部8はフィルタエレメントの内周側空間に食い込んでいる。
カバープレート16は外周縁に環状のカラーを備え、環状パッキン17が該カラーに嵌めこまれている。環状パッキンは内周側を該カラーによって、外周側を外周壁10として規定されており、これらはカバー部材6の構成要素である。
支持部9の正面とカバープレート16の間にはアンチドレーン膜18が挟持され、同位置に固定される。アンチドレーン膜18は開孔19を塞いでおり、該開孔はカバープレート16に位置し、該カバープレートの円周上に等間隔で配置される。
さらに、カバー部材6の構成要素としては、円周方向に等間隔で複数放射状に配置された支持リブ20があり、該支持リブ20は支持部9と外周壁10の間に半径方向に跨って設置される。
支持リブ20は流体空間13を個々の空間に仕切る。該空間はそれぞれ、流体貫通孔14を通じてフィルタエレメントの外周側とフィルタハウジングの内周壁との間の環状未ろ過空間と通じている。
図2に示したように、フィルタハウジング2の下側外周壁を囲むように、周方向に等間隔に配置されたリブ21が複数形成され、該リブはフィルタハウジングの底部から、フィルタハウジングの軸方向長さの約半分強まで広がっている。
リブ21はフィルタハウジングの円筒状外表面から約0.5mm〜1mm半径方向に盛り上がっており、該リブ21は手でつかむ際、あるいは設置の際の利便性を高める役割を持つ。
図3を図5〜7との関連で見ると、支持リブ20が外周壁10の内側へと橋架する途上で、(該支持リブが)夫々仕切っている空間の両側に、軸方向に延びる溝部22が設けられており、該溝部は流体貫通孔14と通じるように開口している。溝部22は流体空間の夫々の区域にある流体が、フィルタエレメント3の未ろ過側に流入するのに役立つ。
図3にはさらに詳細が示されている。フィルタエレメントはその外側を、糸状巻体23に包囲されている。
図4においては、フィルタエレメント内部に配置される支持部4が単体で描写されている。該支持部4は、平行に、同軸上かつ距離をあけて配された二つのディスクからなり、該ディスクは軸方向に伸びる支柱によって互いに接続されている。夫々のディスクは環状に実施されており、内側に十字型支持部を有している。
夫々のディスクの上下両端側の軸方向には、円周上に配置された円弧状の支持切片が個々に突出しており、該支持切片は、設置後の状態においては、フィルエレメントの内側に嵌るようになっている。
本発明によれば、内燃機関において流体をろ過するためのろ過装置を開発し、組立てを容易にすることによって簡潔な構造を実現し、さらにはフィルタエレメントの未ろ過側と清浄側において互いに液(油)漏れすることを高い確率で防止できる
1 ろ過装置
2 フィルタハウジング
3 フィルタエレメント
6 カバー部材
7 アッパープレート
8 流路連結部
9 支持部
10 外周壁
12 環状空間
13 流体空間
14 流体貫通孔
16 カバープレート
18 アンチドレーン膜
19 開孔
20 支持リブ
21 リブ

Claims (13)

  1. 内部にフィルタエレメント(3)を挿入可能なまたは設置しているフィルタハウジング(2)と、前記フィルタエレメント(3)の上端側に載置可能なアッパープレート(7)及び流路連結部(8)を含むカバー部材(6)を備えた内燃機関において流体をろ過するためのろ過装置において、
    前記カバー部材(6)は、前記流路連結部(8)を囲むように同軸上に配置された支持部(9)を備え、該支持部はカバー部材(6)と一体化させた1つの成形部品として形成されており、該カバー部材の軸方向表面には、ろ過装置(1)の上端側を塞ぐカバープレート(16)を支持するための支持面が形成され、前記カバープレート(16)で前記ろ過装置(1)の上端側を塞いだ際に、カバー部材(6)には流体のための流体空間(13)が形成され、該流体空間(13)は、前記アッパープレート(7)における前記フィルタエレメント(3)とは軸方向に反対側の面、及び前記支持部(9)における前記流路連結部(8)とは半径方向に反対側の面によって規定されるとともに、
    前記流路連結部(8)と前記支持部(9)との間に環状空間(12)が形成され、該環状空間には前記カバープレート(16)の一部が嵌合していることを特徴とするろ過装置。
  2. 前記流路連結部(8)は、該流路連結部を包囲する前記支持部(9)より軸方向に大きく伸びていることを特徴とする請求項1に記載のろ過装置。
  3. 前記カバープレート(16)が前記流路連結部(8)の円筒状外表面と液密的に接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載のろ過装置。
  4. 前記カバープレート(16)内に、前記流体空間(13)に面した開孔(19)が少なくともひとつは穿設されていることを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載のろ過装置。
  5. 前記支持部(9)と前記カバープレート(16)との間に、該カバープレート(16)上の前記開孔(19)を覆うアンチドレーン膜(18)を挟持することを特徴とする請求項4に記載のろ過装置。
  6. 前記カバー部材(6)内に形成された前記流体空間(13)は、前記アッパープレート(7)が備える少なくとも一つの流体貫通孔(14)を経由して、前記フィルタエレメント(3)の未ろ過側と通じていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のろ過装置。
  7. 該流体貫通孔(14)が、前記アッパープレート(7)の半径方向外縁と、前記カバー部材(6)の外周壁(10)の下縁との間に形成されることを特徴とする請求項6に記載のろ過装置。
  8. 前記流体貫通孔(14)の開口幅を拡幅化するために、アッパープレート(7)の外縁と前記外周壁(10)の下縁のうち少なくとも一方が傾斜面になっていることを特徴とする請求項7に記載のろ過装置。
  9. 前記カバー部材(6)の外周壁は、軸方向上端側において、前記フィルタハウジング(2)の内壁と特にレーザ溶接によって溶接されることを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載のろ過装置。
  10. 支持リブ(20)は、前記カバー部材(6)における前記アッパープレート(7)上に放射方向に延びるように複数配置され、該隣接する夫々の支持リブによって、前記流体空間(13)は個々の空間に仕切られることを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載のろ過装置。
  11. 前記支持部(9)は前記支持リブ(20)と当接し、該支持リブは軸方向に最も大きく広がる部位において、前記支持部(9)と同じ長さを有することを特徴とする請求項10に記載のろ過装置。
  12. 前記アッパープレート(7)における夫々の区間に、流体貫通孔(14)が備わることを特徴とする請求項10又は11に記載のろ過装置。
  13. 前記フィルタハウジング(2)の外面上にリブ(21)が形成され、該リブは前記フィルタハウジング(2)の円筒状半径方向外表面から盛り上がっていることを特徴とする請求項10〜12いずれか1項に記載のろ過装置。
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