JP5484131B2 - 無線通信システム、ネットワーク側装置、小セル基地局、送信電力制御方法 - Google Patents

無線通信システム、ネットワーク側装置、小セル基地局、送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、小セル基地局に接続する無線端末の上りリンク送信電力を制御する無線通信システム、ネットワーク側装置、小セル基地局、送信電力制御方法に関する。
近年、半径数mから十数m程度の通信エリアである小セルを形成し、室内に設置可能な小型の基地局である小セル基地局が注目されている。小セル基地局を設置することで、半径数百m程度の通信エリアである大セルを形成する大セル基地局のトラフィック分散や、大セル内の不感地帯のカバーが実現できる。
大セル基地局については、通信事業者がセル間干渉を考慮して設置場所を決めているが、小セル基地局はユーザが任意の場所に設置可能である。このため、大セル基地局が形成する大セル内に小セル基地局が設置されることがある。
このような状況で小セル基地局に接続する無線端末(以下、適宜「小セル端末」と称する)が、大セル基地局に接続する無線端末と同一周波数帯域を通信に使用する場合、大セル基地局が小セル端末からの干渉を受けて、当該大セル基地局に接続する無線端末の通信速度が低下してしまう。
小セル端末から大セル基地局への干渉を抑圧するために、次のような上りリンク送信電力制御方法が提案されている(非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の方法では、小セル端末から大セル基地局への干渉量の上限値を小セル基地局に組み込んでおく。小セル基地局は、当該上限値と、小セル端末から大セル基地局への伝搬損失とに応じて、小セル端末の送信電力の最大値を決定し、決定した最大値を超えないように小セル端末の送信電力を制御する。
上記のように、小セル基地局はユーザが任意に設置可能であり、大セル内の小セル基地局の数は変化する。
しかしながら、非特許文献1に記載の方法では、大セル内の小セル基地局の数が変化する場合が考慮されていないため、次のような問題が生じる。具体的には、大セル内の小セル基地局が増加すると、小セル端末から大セル基地局への全干渉量が増大し、当該大セル基地局に接続する無線端末の通信速度が大きく低下してしまう問題があった。
そこで、本発明は、大セル内の小セル基地局の数が変化する場合であっても、大セル基地局に接続する無線端末の通信速度の低下を抑制できる無線通信システム、ネットワーク側装置、小セル基地局、送信電力制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、大セル基地局(大セル基地局100)と、前記大セル基地局によって形成される大セル(大セルLC)よりも小さい小セル(小セルSC)を形成する小セル基地局(小セル基地局200)と、前記小セル基地局に接続する無線端末(無線端末300)とを有し、LTEに対応した無線通信システム(無線通信システム1)であって、前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置(上位装置500)は、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値(上限値Icap)を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信する送信部(有線通信部140)を備え、前記小セル基地局は、前記ネットワーク側装置から前記上限値情報を受信する受信部(有線通信部240)と、前記受信部が受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値(最大値pMAX)を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御する送信電力制御部(送信電力制御部223)とを備えることを要旨とする。ここで、伝搬損失とは、距離減衰、シャドウイング損失、地物通過損失を合わせたものを意味する。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記上限値決定部は、前記大セル内の全ての前記小セル基地局において接続中の無線端末を有する前記小セル基地局の数で前記全干渉量の許容値を割った結果を前記上限値として決定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係り、前記上位装置は、前記小セル基地局の設置状況の情報と前記小セル基地局の通信状況の情報とを管理しており、前記ネットワーク側装置は、前記上位装置が管理している情報を用いて、前記大セル内の前記小セル基地局の数に関する情報を取得する取得部(取得部121)を備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1〜第3の何れかの特徴に係り、前記大セル基地局は、前記大セル基地局が受ける全干渉量を測定する干渉測定部(干渉測定部122)を備え、前記ネットワーク側装置は、前記干渉測定部により得られた測定値に基づいて、前記全干渉量の許容値を決定する許容値決定部(許容値決定部123)を備えることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記上限値決定部は、前記大セル内の全ての前記小セル基地局の数と、前記大セル内の全ての前記小セル基地局において接続中の無線端末を有する前記小セル基地局の割合を表す係数との乗算結果で、前記全干渉量の許容値を割った結果を前記上限値として決定することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1〜第5の何れかの特徴に係り、前記小セル基地局は、前記伝搬損失値を前記ネットワーク側装置に送信し、前記ネットワーク側装置は、前記小セル基地局から前記伝搬損失値を受信し、前記上限値決定部は、前記全干渉量の許容値と、前記大セル内の前記小セル基地局の数と、前記小セル基地局から受信した前記伝搬損失値とに基づいて、前記上限値を決定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局に接続する無線端末の送信電力を前記小セル基地局が制御する、LTEに対応した無線通信システムにおいて、前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置であって、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信する送信部を備えることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、LTEに対応した無線通信システムにおいて、大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局であって、前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置から、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御する送信電力制御部とを備えることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局を有し、LTEに対応した無線通信システムにおいて、前記小セル基地局に接続する無線端末の送信電力を制御する送信電力制御方法であって、前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置が、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信するステップと、前記小セル基地局が、前記ネットワーク側装置から前記上限値情報を受信するステップと、前記小セル基地局が、受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御するステップとを備えることを要旨とする。
本発明によれば、大セル内の小セル基地局の数が変化する場合であっても、大セル基地局に接続する無線端末の通信速度の低下を抑制できる無線通信システム、ネットワーク側装置、小セル基地局、送信電力制御方法を提供できる。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る大セル基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る小セル基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る上位装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る動作パターン1を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る動作パターン2を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る動作パターン3を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る動作パターン4を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る上位装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動作パターン1を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る動作パターン2を示すシーケンス図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)第1実施形態
以下の第1実施形態においては、(1.1)無線通信システムの概略構成、(1.2)無線通信システムの詳細構成、(1.3)無線通信システムの動作、(1.4)第1実施形態の効果について説明する。
(1.1)無線通信システムの概略構成
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム1の概略構成図である。無線通信システム1は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release 9に基づく構成、または、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。
図1に示すように、無線通信システム1は、大セルLCを形成する大セル基地局100と、小セルSC1〜SC3をそれぞれ形成する小セル基地局200a〜200cとを有する。ただし、小セル基地局はユーザによって任意に設置されるため、大セルLCの小セル基地局の数は、図1に示す数に限らず、時間の経過に応じて変化する。
大セルLCは、半径が例えば数百m程度の通信エリアであり、マクロセルと称される。小セルSC1〜SC3のそれぞれは、半径が例えば数mから十数m程度の通信エリアであり、フェムトセルと称される。なお、LTEおよびLTE-Advancedにおいて小セル基地局は、ホームeNodeB(HeNB)と称され、大セル基地局は、マクロeNodeB(MeNB)と称される。
小セル基地局200aには無線端末300aが接続し、小セル基地局200bには無線端末300bが接続し、小セル基地局200cには無線端末300cが接続している。大セル基地局100には、無線端末400が接続している。第1実施形態において大セル基地局100は、ネットワーク側装置を構成する。
小セル基地局200aは無線端末300aの送信電力を制御し、小セル基地局200bは無線端末300bの送信電力を制御し、小セル基地局200cは無線端末300cの送信電力を制御する。
なお、以下においては、小セルSC1〜SC3を区別しないときは単に「小セルSC」と称し、小セル基地局200a〜200cを区別しないときは単に「小セル基地局200」と称し、無線端末300a〜300cを区別しないときは単に「無線端末300」と称する。
小セル基地局200は、ユーザにより任意の場所(具体的には、室内)に設置される程度に小型に構成されている。小セル基地局200は、大セル基地局300のトラフィックを分散させることや、大セルLC内の不感地帯をカバーすることを目的として、大セルLC内に設置されている。
小セル基地局200及び大セル基地局300は、有線通信網であるコアネットワーク10に接続されている。コアネットワーク10は通信事業者によって提供され、図示を省略するルータ等により構成される。
コアネットワーク10には、上位装置500が接続されている。上位装置500は、大セル基地局100及び小セル基地局200と制御信号を送受信可能な装置である。上位装置500は、小セル基地局200の設置状況の情報と、大セル基地局100及び小セル基地局200の通信状況の情報とを管理する。LTEおよびLTE-Advancedにおいて上位装置500としては、MME(mobility management entity)又はserving gatewayが相当する。
小セル基地局200及び無線端末300が、大セル基地局100及び無線端末400と同一の周波数帯域を通信に使用する場合には、無線端末300が送信する無線信号が大セル基地局100に干渉を与える。図1の例では、無線端末300が送信する無線信号が、大セル基地局100に干渉を与えている。その結果、無線端末400と大セル基地局100との上りリンクにおける通信速度が低下する。
小セル基地局200は、後述する方法により、大セル基地局100が無線端末300から受ける全干渉量が所定量以下となるように、無線端末300の送信電力を制御する。
(1.2)無線通信システムの詳細構成
次に、無線通信システム1の詳細構成について説明する。
(1.2.1)大セル基地局の構成
図2は、大セル基地局100の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、大セル基地局100は、アンテナ部101、無線通信部110、制御部120、記憶部130、及び有線通信部140を有する。
無線通信部110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、無線端末400と無線信号の送受信を行う。また、無線通信部110は、送信信号の符号化及び変調と、受信信号の復調及び復号とを行う。
制御部120は、例えばCPUを用いて構成され、大セル基地局100が具備する各種の機能を制御する。記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、大セル基地局100の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。有線通信部140は、コアネットワーク10を介して他の大セル基地局又は小セル基地局200との通信を行う。
制御部120は、取得部121及び上限値決定部124を有する。
取得部121は、無線端末300から大セル基地局100が受ける全干渉量の許容値(以下、許容値Itotal)と、大セルLC内の小セル基地局200の数(以下、小セル基地局数)とを取得する。許容値Itotalが固定であり記憶部130に記憶されている場合、取得部121は、記憶部130から許容値Itotalを取得する。取得部121は、上位装置500が生成するリストを用いて、小セル基地局数を取得する。当該リストの詳細については後述する。
ここで干渉量とは、無線リソースの割り当て単位であるリソースブロック(RB)単位での干渉量である。干渉量としては、干渉電力と雑音電力との比であるIoT(Interference over Thermal)が使用できる。
制御部120は、許容値Itotalを可変とするために、干渉測定部122及び許容値決定部123を有していてもよい。干渉測定部122は、大セル基地局100が受ける全干渉量を測定する。許容値決定部123は、干渉測定部122により得られた測定値に基づいて許容値Itotalを決定する。このような方法の詳細については後述する。
上限値決定部124は、許容値Itotalと小セル基地局数とに基づいて、1つの無線端末300から大セル基地局100が受ける干渉量の上限値(以下、上限値Icap)を決定する。上限値Icapの決定方法の詳細については後述する。
有線通信部140は、上限値決定部124によって決定された上限値Icapを示す上限値情報を小セル基地局200に送信する。上限値情報とは、上限値Icap又はそのインデックスを意味する。以下においては、上限値Icapをそのまま上限値情報として使用するものとする。第1実施形態において有線通信部140は、上限値情報を小セル基地局200に送信する送信部に相当する。
(1.2.2)小セル基地局の構成
図3は、小セル基地局200の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、小セル基地局200は、アンテナ部201、無線通信部210、制御部220、記憶部230、及び有線通信部240を有する。
無線通信部210は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、無線端末300と無線信号の送受信を行う。また、無線通信部210は、送信信号の符号化及び変調と、受信信号の復調及び復号とを行う。
制御部220は、例えばCPUを用いて構成され、小セル基地局200が具備する各種の機能を制御する。記憶部230は、例えばメモリを用いて構成され、小セル基地局200の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。有線通信部240は、コアネットワーク10を介して大セル基地局100との通信を行う。第1実施形態において有線通信部240は、上限値情報を受信する受信部に相当する。
制御部220は、伝搬損失推定部221、最大値決定部222、及び送信電力制御部223を有する。
伝搬損失推定部221は、無線端末300から大セル基地局100までの伝搬損失を示す伝搬損失値PLUPを推定する。伝搬損失値PLUPを推定する方法の詳細については後述する。
最大値決定部222は、有線通信部240が受信した上限値情報(上限値Icap)と、伝搬損失推定部221が推定した伝搬損失値PLUPとに基づいて、無線端末300の送信電力の最大値pMAXを決定する。ここで最大値pMAXは、リソースブロック(RB)単位での送信電力の最大値である。最大値pMAXの決定方法の詳細については後述する。
送信電力制御部223は、最大値決定部が決定した最大値pMAXを超えないように無線端末300の送信電力を制御する。具体的には、送信電力制御部223は、最大値pMAXを超えないように無線端末300の送信電力を決定し、決定した送信電力の通知を生成する。無線通信部210は、送信電力の通知を無線端末300に送信する。
なお、送信電力の通知を受信した無線端末300は、当該通知に従った送信電力で無線信号の送信を行う。
(1.2.3)上位装置の構成
図4は、上位装置500の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、上位装置500は、有線通信部510、制御部520、及び記憶部530を有する。
有線通信部510は、コアネットワーク10を介して大セル基地局100及び小セル基地局200との通信を行う。制御部520は、例えばCPUを用いて構成され、上位装置500が具備する各種の機能を制御する。記憶部530は、例えばメモリを用いて構成され、上位装置500の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。
記憶部530は、小セル基地局200の設置状況の情報と小セル基地局200の通信状況の情報とを記憶する。小セル基地局200の設置状況の情報は、大セルLC内の小セル基地局200の数の情報を含む。小セル基地局200の通信状況の情報は、大セルLC内の全ての小セル基地局200のうち、接続中の無線端末300が有る小セル基地局200を特定する情報を含む。
制御部520は、情報管理部521及びリスト生成部522を有する。
情報管理部521は、記憶部530が記憶する情報を管理する。具体的には、情報管理部521は、記憶部530が記憶する情報の作成と、記憶部530が記憶する情報の更新とを行う。記憶部530が記憶する情報は定期的に更新される。
リスト生成部522は、小セル基地局200の通信状況の情報に基づいて、大セルLC内の全ての小セル基地局200のうち、接続中の無線端末300が有る小セル基地局200の情報を含むリストを生成する。あるいは、通信状況の情報が得られないような場合には、リスト生成部522は、小セル基地局200の設置状況の情報に基づいて、大セルLC内の全ての小セル基地局200の情報を含むリストを生成する。有線通信部510は、生成したリストを大セル基地局100に送信する。
情報管理部521及びリスト生成部522は、例えば次のような方法でリストを管理・更新する。具体的には、(a)大セル基地局100に隣接している小セル基地局200のセルIDが大セル基地局100から上位装置500に通知される、または、(b)小セル基地局200に隣接している大セル基地局100のセルIDが小セル基地局200から上位装置500に通知される、の何れかの方法で情報管理部521及びリスト生成部522がリストを管理する。大セル基地局100及び小セル基地局200は、ハンドオーバーを実行可能にするために、無線端末からの測定レポートを用いてどのセル(基地局)が隣接しているかを探知しており、隣接基地局のリストを保持している。ハンドオーバーには上位装置500が関わるので、どのセルからどのセルへハンドオーバーが起こったかを上位装置500が知ることができる。そのため、ハンドオーバーが起こった後において、どのセルにどのセルが隣接しているかのリストを保持できる。なお、上位装置500は、小セル基地局200の通信状況を測定することで、無線端末が接続している小セル基地局を把握できる。
(1.3)無線通信システムの動作
次に、第1実施形態に係る無線通信システム1の動作パターン1〜4について説明する。動作パターン1〜4は、個別に実施する場合に限らず、適宜切り換えて実施可能である。
(1.3.1)動作パターン1
図5は、動作パターン1を示すシーケンス図である。
当該動作は、伝搬損失値PLUPを推定するための動作(ステップS11〜S15)と、それ以外の動作(ステップS111〜S118)とを含む。ステップS111〜S118の動作は、周期的に実行される。ステップS11〜S15の動作は、周期的に、又はトリガ発生時に実行される。
まず、ステップS111〜S118について説明する。
ステップS111において、上位装置500のリスト生成部522は、小セル基地局200の通信状況の情報に基づいて、大セルLC内の全ての小セル基地局200のうち、接続中の無線端末300が有る小セル基地局200の情報を含むリストLを生成する。
ステップS112において、上位装置500の有線通信部510は、リスト生成部522が生成したリストLを大セル基地局100に送信する。大セル基地局100の有線通信部140は、コアネットワーク10を介してリストLを受信する。大セル基地局100の記憶部130は、リストLを記憶する(ステップS113)。
ステップS114において、大セル基地局100の上限値決定部124は、許容値Itotalと小セル基地局数(即ち、リストLの要素数)とに基づいて上限値Icapを小セル基地局200毎に決定する。ここでは、式(1)に示すように、許容値Itotalを小セル基地局数(リストLの要素数)で均等に分けたものを上限値Icapとする手法を用いる。
Figure 0005484131
このようにして、大セルLCに存在する小セル基地局200それぞれに対して、1つの無線端末300からの干渉電力密度の上限値Icapが定められる。
ステップS115において、大セル基地局100の有線通信部140は、上限値決定部124が決定した上限値Icapの情報をコアネットワーク10を介して各小セル基地局200に送信する。小セル基地局200の有線通信部240は、上限値Icapの情報をコアネットワーク10を介して受信する。
ステップS116において、小セル基地局200の最大値決定部222は、有線通信部240が受信した上限値Icapの情報と、無線端末300から小セル基地局200への伝搬損失値PLUP(パスロス:距離減衰、シャドウリング損失、地物通過損失を合わせたもの)を用いて、無線端末300の送信電力密度の最大値pMAXを以下の式(2)に従って定める。
Figure 0005484131
ステップS117において、小セル基地局200の送信電力制御部223は、送信電力密度が最大値pMAX以下となるように無線端末300の送信電力を定める。
ステップS118において、小セル基地局200の無線通信部210は、送信電力制御部223により得られた送信電力の通知を無線端末300に送信する。無線端末300は、当該通知を受信すると、当該通知に従った送信電力で小セル基地局200への無線信号の送信を行う。
次に、ステップS11〜S15について説明する。
大セル基地局100の無線通信部110は、参照信号(Referennce Signal: RS)を周期的に送信している(ステップS11)。無線端末300は、参照信号RSを受信すると、参照信号RSの受信信号強度(Reference Signal received powe: RSRP)を測定し(ステップS12)、それを接続先の小セル基地局200へ通知する(ステップS12)。小セル基地局200の無線通信部210は、RSRPを無線端末300から受信する。
ステップS14において、小セル基地局200の伝搬損失推定部221は、大セル基地局100の参照信号の送信電力と無線端末300から通知されたRSRPとから、大セル基地局100から無線端末300への伝搬損失値PLDOWNを以下の式(3)に従って計算する。
伝搬損失値PLDOWN=大セル基地局100の参照信号の送信電力/RSRP (3)
ここで、小セル基地局200において、大セル基地局100の参照信号の送信電力は既知であるとしたが、不明であるならば、大セル基地局100の参照信号の送信電力の最大値を用いる。
ステップS15において、小セル基地局200の伝搬損失推定部221は、無線端末300から大セル基地局100への伝搬損失値PLUPを推定する。ステップS14において求めた伝搬損失値PLDOWNは大セル基地局100から無線端末300への下りの伝搬損失である。上りと下りとで使用する周波数帯が近い場合には、上りの伝搬損失値PLUPは下りの伝搬損失値PLDOWNで近似する。使用する周波数帯域が大きく異なる場合は、下りの伝搬損失値PLDOWNに補正を加えたものを上りの伝搬損失値PLUPとする。
(1.3.2)動作パターン2
図6は、動作パターン2を示すシーケンス図である。動作パターン2においては、動作パターン1と異なる動作について説明する。動作パターン1は許容値Itotalが固定である場合の動作であったが、動作パターン2では許容値Itotalが可変である。
ステップS201において、大セル基地局100の干渉測定部122は、大セル基地局100が受ける全干渉量を測定する。ここで全干渉量とは、無線端末300からの干渉量だけでなく、他の干渉源からの干渉量も含まれる。
ステップS202において、大セル基地局100の許容値決定部123は、干渉測定部122によって測定された全干渉量に基づいて許容値Itotalを定める。例えば、許容値決定部123は、大セル基地局100が受ける全干渉量の一部(x%)を許容値Itotalとする。
以降の動作は動作パターン1と同様である。
(1.3.3)動作パターン3
図7は、動作パターン3を示すシーケンス図である。動作パターン3においては、動作パターン1と異なる動作について説明する。動作パターン3では、接続中の無線端末300が有るか否かと無関係に、大セルLC内の小セル基地局200のリストL’しか得られない場合の動作である。
ステップS301において、上位装置500のリスト生成部522は、小セル基地局200の設置状況の情報に基づいて、大セルLC内の全ての小セル基地局200の情報を含むリストL’を生成する。
ステップS302において、上位装置500の有線通信部510は、リスト生成部522が生成したリストL’を大セル基地局100に送信する。大セル基地局100の有線通信部140は、コアネットワーク10を介してリストL’を受信する。大セル基地局100の記憶部130は、リストL’を記憶する(ステップS303)。
ステップS304において、大セル基地局100の上限値決定部124は、許容値Itotalと小セル基地局数(即ち、リストL’の要素数)とに基づいて上限値Icapを小セル基地局200毎に決定する。ここでは、式(1)において、「リストLの要素数」は「k×リストL’の要素数」に置き換える。kはリストL’の小セル基地局のうち接続している無線端末を持つ小セル基地局の割合を表す係数である。正確なkの値が得られない場合は、システムが定める値を用いる。
以降の動作は動作パターン1と同様である。
(1.3.4)動作パターン4
図8は、動作パターン4を示すシーケンス図である。動作パターン4においては、動作パターン1と異なる動作について説明する。
式(2)のように最大値pMAXを定めると、無線端末300が大セル基地局100から遠ければ遠いほど、最大値pMAXの値が大きくなり、無線端末300の間で最大値pMAXの不公平(即ち、通信速度の不公平)が発生している。一般に、無線端末300の通信速度を保つ観点からは、最大値pMAXは大きい方が良い。最大値pMAXの不公平の問題は、小セル基地局200から大セル基地局100への制御信号が送信可能であるならば解決できる。動作パターン4は、通信速度の公平性の確保を目指す動作パターンである。
大セルLC内の全ての小セル基地局200は、接続中の無線端末300と大セル基地局100との間の伝搬損失値PLUPを大セル基地局100に送信する(ステップS401)。1つの小セル基地局200に複数の無線端末300が接続していた場合は、伝搬損失値PLUPの平均値を大セル基地局100に送信する。
ステップS402において、大セル基地局100の上限値決定部124は、各小セル基地局iへ通知する上限値Icapを以下の式(4)に従って定める。
Figure 0005484131
ここで、PLUP(i)は、小セル基地局iから通知された伝搬損失値PLUPである。Σ記号は、リストLの中のi以外の要素jに関する和を表す(後に示す式(5)においても同様)。
上限値Icapを式(4)で定めると、小セル基地局iに接続する1つの無線端末300の送信電力密度の最大値pMAXは、式(5)のようになる。
Figure 0005484131
このように、小セル基地局によらず最大値pMAXが一定となる。この結果、無線端末300の送信電力密度の最大値pMAXに関する公平性が確保できる。
このように、動作パターン4では、小セル基地局200は、伝搬損失値PLUPを大セル基地局100に送信し、大セル基地局100の上限値決定部124は、許容値Itotalと小セル基地局数と伝搬損失値PLUPとに基づいて上限値Icapを決定する。これにより、最大値pMAXを無線端末300間で一定に保つように、小セル基地局200毎に上限値Icapを決定することができる。
(1.4)第1実施形態の効果
本実施形態では、大セル基地局100は、許容値Itotalと小セル基地局数とに基づいて上限値Icapを決定する。小セル基地局200は、上限値Icapと伝搬損失値PLUPとに基づいて最大値pMAXを決定し、決定した最大値pMAXを超えないように無線端末300の送信電力を制御する。これにより、大セルLC内の小セル基地局200の数が変化しても、無線端末300から大セル基地局100への全干渉量を許容値Itotal以下に保つことができ、大セル基地局100に接続する無線端末400の通信速度の低下を抑制できる。
本実施形態では、大セル基地局100の上限値決定部124は、大セルLC内の全ての小セル基地局200において接続中の無線端末300を有する小セル基地局200の数で許容値Itotalを割った結果を上限値Icapとして決定する。これにより、接続中の無線端末300を有しない小セル基地局200を排除した上で上限値Icapが決定されるため、上限値Icapが必要以上に低くなることを防止できる。なお、上限値決定部124は、許容値Itotalを均一に割ってもよく、許容値Itotalを不均一に割ってもよい。
本実施形態では、上位装置500は、小セル基地局200の設置状況の情報と小セル基地局200の通信状況の情報とを管理している。大セル基地局100の取得部121は、上位装置500が管理している情報に基づくリストを用いて、大セルLC内の全ての小セル基地局200の数、又は、大セルLC内の全ての小セル基地局200において接続中の無線端末300を有する小セル基地局200の数を取得する。これにより、リアルタイムの通信環境に適応させて上限値Icapを決定可能になる。
本実施形態では、大セル基地局100は、大セル基地局100が受ける全干渉量を測定する干渉測定部122と、干渉測定部122により得られた測定値に基づいて許容値Itotalを決定する許容値決定部123とを有する。これにより、リアルタイムの通信環境に適応させて許容値Itotalを決定可能になる。
本実施形態では、上限値決定部124は、大セルLC内の全ての小セル基地局200の数と、係数kとの乗算結果で、許容値Itotalを割った結果を上限値Icapとして決定する。これにより、上位装置500において通信状況の情報(接続中の無線端末300の情報)が得られないような場合であっても、上限値Icapを適切に設定できる。
本実施形態では、上限値決定部124は、許容値Itotalと小セル基地局数と伝搬損失値PLUPとに基づいて上限値Icapを決定する。これにより、最大値pMAXを無線端末300間で一定に保つように、小セル基地局200毎に上限値Icapを決定することができる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、上限値Icapの決定と小セル基地局200への上限値Icapの通知とを大セル基地局100が行っていたが、第2実施形態では、上限値Icapの決定と小セル基地局200への上限値Icapの通知とを上位装置500が行う。即ち、第2実施形態では、上位装置500はネットワーク側装置を構成する。
以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を主に説明する。
(2.1)上位装置の構成
図9は、第2実施形態に係る上位装置500の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、第2実施形態に係る上位装置500は、制御部520が上限値決定部524を有している点で第1実施形態と異なる。また、許容値Itotalが固定である場合、記憶部530は、許容値Itotalを予め記憶している。上限値決定部524は、式(2)に従って上限値Icapを決定する。許容値Itotalが可変である場合、制御部520は
、許容値決定部523を有していてもよい。その他の構成は第1実施形態と同様である。
(2.2)無線通信システムの動作
次に、第2実施形態に係る無線通信システム1の動作パターン1,2について説明する。動作パターン1,2は、個別に実施する場合に限らず、適宜切り換えて実施可能である。
(2.2.1)動作パターン1
図10は、第2実施形態に係る動作パターン1を示すシーケンス図である。動作パターン1では、許容値Itotalが固定であるものとする。
ステップS111において、上位装置500のリスト生成部522は、小セル基地局200の通信状況の情報に基づいて、大セルLC内の全ての小セル基地局200において接続中の無線端末300が有る小セル基地局200の情報を含むリストLを生成する。
ステップS501において、上位装置500の記憶部530は、リスト生成部522が生成したリストLを記憶する。
ステップS502において、上位装置500の上限値決定部524は、許容値Itotalと小セル基地局数(即ち、リストLの要素数)とに基づいて上限値Icapを小セル基地局200毎に決定する。ここでは、式(1)のように、許容値Itotalを小セル基地局数(リストLの要素数)で均等に分けたものを上限値Icapとする手法を用いる。このようにして、大セルLCに存在する小セル基地局200それぞれに対して、1つの無線端末300からの干渉電力密度の上限値Icapが上位装置500において定められる。
ステップS503において、上位装置500の有線通信部510は、上限値決定部524が決定した上限値Icapの情報をコアネットワーク10を介して各小セル基地局200に送信する。小セル基地局200の有線通信部240は、上限値Icapの情報をコアネットワーク10を介して受信する。
以降の動作は第1実施形態に係る動作パターン1と同様である。
(2.2.2)動作パターン2
図11は、第2実施形態に係る動作パターン2を示すシーケンス図である。動作パターン2では、許容値Itotalが可変であるものとする。
ステップS201において、大セル基地局100の干渉測定部122は、大セル基地局100が受ける全干渉量を測定する。ここで全干渉量とは、無線端末300からの干渉量だけでなく、他の干渉源からの干渉量も含まれる。
ステップS601において、大セル基地局100の有線通信部140は、干渉測定部122によって得られた測定値をコアネットワーク10を介して上位装置500に送信する。上位装置500の有線通信部510は、測定値を受信する。
ステップS602において、上位装置500の許容値決定部523は、通知された全干渉量に基づいて許容値Itotalを定める。例えば、許容値決定部123は、大セル基地局100が受ける全干渉量の一部(x%)を許容値Itotalとする。
ステップS603において、上位装置500の上限値決定部524は、許容値決定部523によって決定された許容値Itotalと、小セル基地局数(即ち、リストLの要素数)とに基づいて上限値Icapを小セル基地局200毎に決定する。
以降の動作は第2実施形態に係る動作パターン1と同様である。
(2.3)第2実施形態の効果
本実施形態によれば、第1実施形態で得られた効果に加えて、次のような効果が得られる。具体的には、大セル基地局100に追加する処理数を第1実施形態よりも削減できる。
(3)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、第1実施形態では、上限値Icapの決定と小セル基地局200への上限値Icapの通知とを大セル基地局100が行い、第2実施形態では、上限値Icapの決定と小セル基地局200への上限値Icapの通知とを上位装置500が行っていた。しかしながら、上限値Icapの決定を大セル基地局100が行い、小セル基地局200への上限値Icapの通知を上位装置500が行う構成でもよい。あるいは、上限値Icapの決定を上位装置500が行い、小セル基地局200への上限値Icapの通知を大セル基地局100が行う構成でもよい。このように、大セル基地局及び上位装置によって、上述した送信電力制御方法を実現するためのネットワーク側装置が構成される。
上述した実施形態では、基地局通信の仕様について特に説明しなかった。以下、基地局通信の仕様について説明する。
大セル基地局100は、専用線を介して近隣の大セル基地局と接続しており、高速な専用線を利用して基地局通信を行うことができる。このような基地局間インタフェースはX2インターフェースと称される。X2インターフェースを介して、上りリンクにおいて基地局が受ける干渉量を示す情報であるOI(overload indicator)を基地局間で送受信できる。
大セル基地局300は、受信したOIに基づいて、上りリンクにおける送信電力制御を行う。一方、小セル基地局200は、ADSLやFTTH等の一般公衆回線を介して通信事業者のコアネットワーク10に接続される。また、小セル基地局200は任意の場所に設置されるため、大セル基地局300間のように専用線によって接続することは困難である。
従って、小セル基地局200がOIを受信できたとしても、OIは一般公衆回線を経由することになるのでOIの伝送遅延時間が大きくなる可能性が高い。しかしながら、伝送遅延時間に大きな差がある場合のOIを用いた上りリンクにおける送信電力制御法は一般には知られていない。
上述した実施形態では、通信路の高速な時間変動の情報を用いないため、小セル基地局での制御信号の受信遅延に対して強いと予想されるため、そのような課題も解決できる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1…無線通信システム、10…コアネットワーク、100…大セル基地局、101…アンテナ部、110…無線通信部、120…制御部、121…取得部、122…干渉測定部、123…許容値決定部、124…上限値決定部、130…記憶部、140…有線通信部、200…小セル基地局、201…アンテナ部、210…無線通信部、220…制御部、221…伝搬損失推定部、222…最大値決定部、223…送信電力制御部、230…記憶部、240…有線通信部、300…大セル基地局、300…無線端末、400…無線端末、500…上位装置、510…有線通信部、520…制御部、521…情報管理部、522…リスト生成部、523…許容値決定部、524…上限値決定部、530…記憶部

Claims (4)

  1. 大セル基地局と、
    前記大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局と、
    前記小セル基地局に接続する無線端末とを有し、LTEに対応した無線通信システムであって、
    前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置は、
    前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信する送信部を備え、
    前記小セル基地局は、
    前記ネットワーク側装置から前記上限値情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御する送信電力制御部とを備え
    前記干渉量の上限値は、前記大セル内の小セル基地局の数に基づいて決定されていることを特徴とする無線通信システム。
  2. 大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局に接続する無線端末の送信電力を前記小セル基地局が制御する、LTEに対応した無線通信システムにおいて、前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置であって、
    前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信する送信部を備え
    前記干渉量の上限値は、前記大セル内の小セル基地局の数に基づいて決定されていることを特徴とするネットワーク側装置。
  3. LTEに対応した無線通信システムにおいて、大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局であって、
    前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置から、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御する送信電力制御部とを備え
    前記干渉量の上限値は、前記大セル内の小セル基地局の数に基づいて決定されていることを特徴とする小セル基地局。
  4. 大セル基地局によって形成される大セルよりも小さい小セルを形成する小セル基地局を有し、LTEに対応した無線通信システムにおいて、前記小セル基地局に接続する無線端末の送信電力を制御する送信電力制御方法であって、
    前記大セル基地局、又は前記大セル基地局の上位装置の少なくとも一方からなるネットワーク側装置が、前記無線端末から前記大セル基地局が受ける干渉量の上限値を示す上限値情報を前記小セル基地局に送信するステップと、
    前記小セル基地局が、前記ネットワーク側装置から前記上限値情報を受信するステップと、
    前記小セル基地局が、受信した前記上限値情報に基づいて定められる送信電力の最大値を超えないように、前記無線端末の送信電力を制御するステップとを備え
    前記干渉量の上限値は、前記大セル内の小セル基地局の数に基づいて決定されていることを特徴とする送信電力制御方法。
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