JP5483347B2 - 半導体アニール装置、及び半導体アニール方法 - Google Patents

半導体アニール装置、及び半導体アニール方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体アニール加工を行う装置、方法、及び、半導体アニールを行う際に使用可能な記憶媒体に関する。
不純物が添加されたシリコンウエハにレーザビームを照射して、不純物を活性化させる半導体アニール加工に係る種々の発明が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1には、不純物の導入された半導体基板に、時間差を設けて2つのレーザパルスを入射させ、不純物の活性化を行う半導体アニール方法の発明が開示されている。
また、シリコンウエハのエピタキシャル成長面の直下に結晶欠陥層を導入し、成長面上には結晶欠陥のないエピタキシャル層を形成するエピタキシャルシリコンウエハの製造方法の発明が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
シリコンウエハの製作過程で発生する結晶欠陥や、不純物の添加により発生する結晶欠陥を回復する技術は、品質のよいシリコンウエハを提供する上で重要である。結晶欠陥の回復は、たとえばシリコンウエハの表面から一定の深さまで行えばよい。
特開2007−123300号公報 特開2001−77119号公報
本発明の目的は、新規な半導体アニール装置、及び法を提供することである。
本発明の一観点によれば、
第1のレーザパルスを出射する第1のレーザ光源と、
第2のレーザパルスを出射する第2のレーザ光源と、
前記第1のレーザパルスと前記第2のレーザパルスとを同一光軸上に重畳する合成光学系と、
加工対象物を保持する加工ステージと、
前記合成光学系で同一光軸上に重畳された前記第1及び第2のレーザパルスを、前記加工ステージに伝搬する導波光学系と、
前記第1のレーザ光源による前記第1のレーザパルスの出射、及び、前記第2のレーザ光源による前記第2のレーザパルスの出射を制御する制御装置と、
2つのレーザパルスがディレイ時間を隔ててシリコンに入射したときに、シリコンが溶
融する溶融深さと該ディレイ時間との関係を含むデータを記憶する記憶装置と
を有し、
前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたデータに基づき、溶融深さの目標値に応じて前記ディレイ時間を決定する半導体アニール装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、
(a)2つのレーザパルスがディレイ時間を隔ててシリコンに入射したときに、シリコンが溶融する溶融深さと該ディレイ時間との関係を含むデータを準備する工程と、
(b)前記データを参照して半導体アニールを行う工程と
を有し、
前記工程(b)は、
(b1)前記データを参照し、溶融深さの目標値に応じて前記ディレイ時間を決定する工程と、
(b2)表面がシリコンで形成されている加工対象物の表面に、前記工程(b1)で決定されたディレイ時間を隔てて、2つのレーザパルスを入射させる工程と
を含む半導体アニール方法が提供される。
本発明によれば、新規な半導体アニール装置、及び法を提供することができる。
(A)は、実施例による半導体アニール装置を示す概略図であり、(B)は、ワーク30に入射する1ショット分のレーザパルス40a、40bの時間波形を示すグラフである。 (A)及び(B)に、ディレイ時間と溶融深さの関係の一例を示す。 (A)及び(B)に、記憶装置15aに記憶されるデータの他の例を示す。
図1(A)は、実施例による半導体アニール装置を示す概略図である。実施例による半導体アニール装置は、レーザ光源10a、10b、ミラー11a〜11c、バリアブルアッテネータ12a、12b、合成光学系13、レンズ14、制御装置15、及び加工ステージ20を含んで構成される。制御装置15は、たとえばメモリである記憶装置15aを含み、実施例による半導体アニール装置の動作の制御を行う。
制御装置15からのトリガ信号を受けて、レーザ光源10a、10bが、たとえばそれぞれ相互にパルス幅の等しいレーザパルス(パルスレーザビーム)40a、40bを出射する。レーザ光源10a、10bは各々、たとえばNd:YLFレーザ発振器及び非線形光学結晶を含んで構成される。レーザパルス40a、40bは、ともにNd:YLFレーザの第2高調波である。レーザパルス40bは、レーザパルス40aからわずかな時間差(ディレイ時間)を設けて出射される。ディレイ時間は、たとえば制御装置15からレーザ光源10a、10bに与えられるトリガ信号の入力タイミングによって、正確に制御可能である。また、制御装置15は、Nd:YLFレーザ発振器の励起用光源の駆動電流を大小させることで、レーザパルス40a、40bのパルス幅を変化させることができる。なお、レーザパルス40a、40bのパルス幅は異なっていてもよい。
レーザパルス40a、40bは、ミラー11a、11bで反射された後、バリアブルアッテネータ12a、12bに入射する。バリアブルアッテネータ12a、12bは、入射するレーザ光の強度を変化させて出射することができる。レーザパルス40a、40bの強度変化は制御装置15により制御される。
バリアブルアッテネータ12a、12bで強度を変化されたレーザパルス40a、40bは、合成光学系13に入射する。合成光学系13はビーム重畳器、たとえば偏光ビームスプリッタを含んで構成され、レーザパルス40a、40bを同一光軸上に重畳する。重畳されたレーザパルス40a、40bは、ミラー11cで反射され、レンズ14で集光されて加工ステージ20に保持されたワーク30に入射し、ワーク30の半導体アニール加工(活性化アニール)が行われる。
加工ステージ20は、ステージ20a、駆動系20b、及びジュールメータ20cを含む。ステージ20aは、加工対象物を保持する保持面を備え、ワーク30、たとえば不純物が添加されたシリコンウエハを、保持面に保持する。駆動系20bは、ステージ20aを2次元方向に移動させることができる。駆動系20bによるステージ20aの移動は、制御装置15により制御される。
ジュールメータ20cは、たとえばステージ20aに固定されており、駆動系20bによってステージ20aとともに移動させることができる。駆動系20bによってジュールメータ20cを移動させ、レーザパルス40a、40bをジュールメータ20cに入射させて、レーザパルス40a、40bのエネルギを計測することが可能である。エネルギの計測は、たとえば半導体アニール加工に先立って行われる。計測値は制御装置15に伝達される。制御装置15は、計測値に基づき、ワーク30に入射するレーザパルス40a、40bのエネルギ密度が所定の値になるように、バリアブルアッテネータ12a、12bを制御する。
図1(B)は、ワーク30に入射する1ショット分のレーザパルス40a、40bの時間波形を示すグラフである。グラフの横軸は時間を示し、縦軸はレーザパルスの強度を示す。表示の便宜上、レーザパルス40aの波形と、レーザパルス40bの波形とを、縦軸(強度)のゼロ点を違えて示した。
ディレイ時間とは、たとえば制御装置15によってレーザ光源10aにトリガ信号が与えられてから、レーザ光源10bにトリガ信号が与えられるまでの時間である。したがって、たとえばレーザ光源10aがレーザパルス40aの出射を開始する時刻から、レーザ光源10bがレーザパルス40bの出射を開始する時刻までの期間である。また、ワーク30へのレーザパルス40aの入射開始時刻から、レーザパルス40bの入射開始時刻までの期間である。更に、たとえばレーザパルス40aが立ち上がり後、一定強度(図1(B)においては30の強度)となる時刻から、レーザパルス40bが立ち上がり後、当該強度となる時刻までの期間である。なお、たとえばレーザパルス40aの時間波形とレーザパルス40bのそれとは、横軸方向にディレイ時間分平行移動したとき等しい。
図2(A)及び(B)に、ディレイ時間と溶融深さの関係の一例を示す。
図2(A)は、ワーク(シリコンウエハ)30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度が各々2.25J/cmであるときの、ディレイ時間とシリコンの溶融深さとの関係を示すグラフである。グラフの横軸は、ディレイ時間を単位「nsec」で表し、縦軸は、レーザパルス40a、40bがシリコン(ワーク30)に入射したときにシリコンが溶融する深さ(溶融深さ)を単位「μm」で表す。曲線aは、レーザパルス40a、40bのパルス幅がともに180nsecのときの両者の関係を示す。曲線bで、レーザパルス40a、40bのパルス幅がともに240nsecのときの両者の関係を表示する。曲線cは、レーザパルス40a、40bのパルス幅がそれぞれ130nsec、100nsecのときの両者の関係を示している。このようにディレイ時間を変化させる(コントロールする)ことにより、溶融深さをコントロールできることが、本願発明者らの研究で初めて明らかになった。これらのデータは本加工前に、事前加工を行って決定する。
記憶装置15aに、2つのレーザパルスがディレイ時間を隔てて、シリコンに入射したときにシリコンが溶融する溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータを格納してもよい。この場合には、ワーク30にレーザパルス40a、40bを照射して半導体アニール加工を行う際、記憶装置15aに格納されているデータが参照される。
以下、記憶装置15aにデータが格納されている例について説明する。
たとえばレーザパルス40a、40bのパルス幅を180nsecとし、ワーク(シリコンウエハ)30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度をそれぞれ2.25J/cmとして半導体アニール加工を行うときは、曲線aが参照できる。曲線aは、たとえばレーザパルス40a、40bのディレイ時間を0nsec、100nsec、300nsec、500nsec、700nsecとしたとき、それぞれ表面から0.51μm、0.53μm、0.43μm、0.41μm、0.37μmの深さまでワーク30を溶融できることを示している。また、たとえばワーク30を表面から0.45μmの深さまで溶融する半導体アニール加工を行うときには、ディレイ時間を260nsec、0.5μmの深さまで溶融する場合には、ディレイ時間を170nsecに設定すればよいことを示している。
制御装置15は、記憶装置15aに記憶されているデータを参照し、これに基づき、所望の溶融深さが実現される半導体アニール加工が実施されるように、ディレイ時間、たとえばレーザ光源10aにトリガ信号を与えてから、レーザ光源10bにトリガ信号を与えるまでの時間を決定する。制御装置15は、たとえば入力部を備え、溶融深さの要求値(目標値)は、一例として半導体アニール装置の操作者が入力部から入力する。
また、たとえばあるワークで要求される溶融深さと、他のワークで要求されるそれとが異なる場合、ワークごとにディレイ時間を決定して変化させ、溶融深さの制御を行うことができる。
更に、たとえば一つのワーク30の別異の部分で異なる溶融深さが実現されるように、ワーク30上のレーザパルス40a、40bの照射位置と、溶融深さの要求値との対応を記録したテーブルを記憶装置15aに格納し、そのテーブル、及び、ディレイ時間とシリコンの溶融深さとの関係を示すデータの双方を参照しながら、テーブルに記録された溶融深さ(要求値)を実現するように、ワーク30上の照射位置によって、ディレイ時間を変化させる制御を行ってもよい。
たとえば曲線cを参照して制御を行う場合、ディレイ時間を100nsec〜700nsecの範囲で変化させ、0.71μm〜0.47μm(幅0.24μm)の範囲で溶融深さを制御することができる。
なお、図2(A)は曲線a〜cの記載があるグラフを示すが、たとえば曲線aのみの記載があるデータを記憶装置15aに格納することもできる。
図2(B)は、図2(A)に示すデータを離散的に記述したデータの例である。記憶装置15aに記憶されるデータは、ディレイ時間とシリコンの溶融深さとの関係を連続的に示すデータ、たとえばグラフ類に限らず、図2(B)に示すような離散的なデータでもよい。本図には、100nsecまたは200nsec刻みに、ディレイ時間とシリコンの溶融深さとの関係を記述したが、刻み幅は大小させることができる。また、数式で表されるデータ、たとえば図2(A)の曲線aを近似する式を記憶装置15aに記憶させ、要求される溶融深さを実現するディレイ時間を計算することも可能である。
上記内容と一部重複するが、実施例による半導体アニール装置を用いて、たとえば大略以下の半導体アニール方法が可能である。まず、レーザパルス40a、40bのパルス幅、及び、ワーク30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度を決定する。次に、制御装置15が、ディレイ時間とシリコンの溶融深さとの関係を示すデータを参照し、これに基づいて、所望のシリコン溶融深さ(シリコン溶融深さの要求値)を実現するディレイ時間を決定する。制御装置15は、レーザ光源10a、10bに与えるトリガ信号のタイミングの制御を通じて、決定されたディレイ時間を実現する。そして、要求されたシリコン溶融深さが達成されるように、決定されたレーザパルス40a、40bのパルス幅、ワーク30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度、及びレーザパルス40a、40bのディレイ時間で、半導体アニール加工を行う。
この場合、1つのワーク内の照射位置によって、またはあるワークと他のワークによって、望まれるシリコン溶融深さが異なるときは、データを参照し、所望のシリコン溶融深さに応じて、ディレイ時間を決定し、ディレイ時間を変化させることで溶融深さを制御することができる。
すなわち、たとえばデータを参照して決定された、第1の溶融深さを実現する第1のディレイ時間を隔てて、ワーク表面に2つのレーザパルスを所定ショット入射させた後、データを参照して決定された、第2の溶融深さを実現する第2のディレイ時間を隔てて、ワーク表面に2つのレーザパルスを所定ショット入射させて半導体アニール加工を行う。
上述の例においては、レーザパルス40a、40bのパルス幅、及び、ワーク30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度を所定の値に決定した後に、ディレイ時間を変化させることでワーク30の溶融深さを制御した。半導体アニール加工において所望の溶融深さを実現するために、レーザパルス40a、40bのパルス幅、ワーク30表面に照射されるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度、及びレーザパルス40a、40bのディレイ時間のすべてを一時に決定することも可能である。
図3(A)及び(B)に、記憶装置15aに記憶されるデータの他の例を示す。
図3(A)は、シリコンの溶融深さを、レーザパルス40a、40bのパルス幅、ワーク30表面におけるエネルギ密度、及びディレイ時間の3つのパラメータを用いて示した表の一例である。
たとえば本表には、0.6μmの溶融深さを実現するための、パルス幅、エネルギ密度、及びディレイ時間の組み合わせが5通り記載されている。一例として、レーザパルス40a、40bのパルス幅を240nsec、ワーク30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度をそれぞれ2.95J/cm、ディレイ時間を500nsecとすることで、0.6μmの溶融深さの半導体アニール加工を行うことができる。本表には同様に、0.3μm、0.4μm、0.5μmの溶融深さを実現するための、パルス幅、エネルギ密度、及びディレイ時間の組み合わせも、それぞれ5通り記載されている。たとえば、レーザパルス40a、40bのパルス幅を180nsec、ワーク30表面におけるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度をそれぞれ1.8J/cm、ディレイ時間を100nsecとすることで、0.3μmの溶融深さの半導体アニール加工を行うことが可能である。
制御装置15は、本表を参照し、溶融深さの要求値を実現する半導体アニール加工の加工条件を決定する。たとえば、溶融深さの要求値が0.5μmであるとき、それを実現する5通りの組み合わせのうちの一つを選択し、加工条件として決定する。そして制御装置15は、その加工条件となるように、レーザパルス40a、40bのパルス幅、ディレイ時間、ワーク30表面におけるエネルギ密度の制御を行う。
図3(B)は、シリコンの溶融深さと、レーザパルス40a、40bのワーク30表面におけるエネルギ密度との関係を示すグラフである。グラフの横軸は、レーザパルス40a、40bの各パルスのエネルギ密度を単位「J/cm」で表し、縦軸は、シリコンの溶融深さを単位「μm」で表す。曲線aは、レーザパルス40a、40bのパルス幅がともに180nsec、ディレイ時間が500nsecである場合のエネルギ密度と溶融深さとの関係を示す。曲線bは、レーザパルス40a、40bのパルス幅がともに240nsec、ディレイ時間が500nsecのときの両者の関係を表示する。曲線cは、レーザパルス40a、40bのパルス幅がそれぞれ130nsec、100nsec、ディレイ時間が500nsecのときの両者の関係を示している。曲線d、eは、それぞれレーザパルス40a、40bのパルス幅が180nsec、240nsec、ディレイ時間が100nsecのときの両者の関係を示す。
記憶装置15aには、図3(B)に示すような、シリコンの溶融深さを、レーザパルス40a、40bのパルス幅、ワーク30表面におけるエネルギ密度、及びディレイ時間の3つのパラメータを用いて示すグラフが記憶されていてもよい。
図2(A)、(B)及び図3(A)、(B)に示したデータの他にも、たとえばシリコンの溶融深さを、レーザパルス40a、40bのパルス幅、及びディレイ時間を用いて表したデータを、ワーク30表面に照射されるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度を一定として作成し、記憶装置15aに格納してもよい。また、シリコンの溶融深さを、ワーク30表面に照射されるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度、及びディレイ時間を用いて表したデータを、レーザパルス40a、40bのパルス幅をそれぞれ一定として作成し、記憶装置15aに格納することもできる。記憶装置15aには、2つのレーザパルスがディレイ時間を隔てて、シリコンに入射したときにシリコンが溶融する溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータが記憶されていればよい。
以上の例においては、記憶装置15aに記憶された、溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータを参照して、制御装置15が加工条件を決定した。そして、制御装置15が、その加工条件となるように、レーザパルス40a、40bのパルス幅、ディレイ時間、ワーク30表面におけるエネルギ密度の制御を行った。
ディレイ時間は、たとえばレーザ光源10a、10bに与えるトリガ信号のタイミングを調整することで、制御することができる。レーザパルス40a、40bのパルス幅の制御は、たとえばNd:YLFレーザ発振器の励起用光源の駆動電流を大小させることで可能である。ワーク30表面に照射されるレーザパルス40a、40bのエネルギ密度の制御は、バリアブルアッテネータ12a、12bによるレーザパルス40a、40bの強度変化を通して行うことができる。
加工条件の決定や、決定された加工条件(レーザパルス40a、40bのパルス幅、ディレイ時間、ワーク30表面におけるエネルギ密度)の実現は、必ずしも制御装置の機能でなくてもよい。
たとえば制御装置15は、ディスプレイ等の表示機器を備え、記憶装置15aに記憶されたデータに基づいて、溶融深さの要求値を満足する加工条件を導出し、表示機器に表示してもよい。表示された加工条件、たとえばディレイ時間は、半導体アニール装置の操作者が実現する。表示機器としては、他に、印刷表示を行うプリンタを使用可能である。
また、制御装置15は、記憶装置15aの記憶内容に基づき、溶融深さの要求値を満足する加工条件を導出するためのデータ、たとえば図2(A)に示すグラフを、表示機器に表示してもよい。この場合、加工条件の決定及び実現は、たとえば半導体アニール装置の操作者が行う。
実施例による半導体アニール装置によれば、シリコンの溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータを使用して、半導体アニール加工におけるシリコンの溶融深さの制御を行うことができる。また、ディレイ時間によって、溶融深さを制御することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。
たとえば、実施例においては、加工対象物としてシリコンウエハを用いたが、表面にシリコン層が形成されたガラス基板等、表面がシリコンで形成されているワークを加工対象物とすることができる。
また、実施例においては、シリコンの溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータを使用したが、広くシリコンの溶融深さとディレイ時間との関係を含むデータを使用することができる。
更に、実施例においては、シリコン溶融深さの要求値に基づいてディレイ時間等を決定したが、ディレイ時間等に基づいてシリコン溶融深さを把握することも可能である。
また、シリコンの溶融深さとディレイ時間との関係を含むデータ、たとえばシリコンの溶融深さを、ディレイ時間を含む単数または複数のパラメータを用いて表したデータを記録した記憶媒体、例えば図2(A)〜図3(B)に示される内容の、紙やメモリ等の記載を参照しながら、記憶装置15aを備えない従来の半導体アニール装置を用いて半導体アニールを行うこともできる。そうすることで、所望のシリコン溶融深さに基づいてディレイ時間等を決定したり、ディレイ時間等に基づいてシリコン溶融深さを把握するレーザ加工方法の実施が可能となる。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
半導体アニール加工に利用することができる。
10a、10b レーザ光源
11a〜11c ミラー
12a、12b バリアブルアッテネータ
13 合成光学系
14 レンズ
15 制御装置
15a 記憶装置
20 加工ステージ
20a ステージ
20b 駆動系
20c ジュールメータ
30 ワーク
40a、40b レーザパルス

Claims (11)

  1. 第1のレーザパルスを出射する第1のレーザ光源と、
    第2のレーザパルスを出射する第2のレーザ光源と、
    前記第1のレーザパルスと前記第2のレーザパルスとを同一光軸上に重畳する合成光学系と、
    加工対象物を保持する加工ステージと、
    前記合成光学系で同一光軸上に重畳された前記第1及び第2のレーザパルスを、前記加工ステージに伝搬する導波光学系と、
    前記第1のレーザ光源による前記第1のレーザパルスの出射、及び、前記第2のレーザ光源による前記第2のレーザパルスの出射を制御する制御装置と、
    2つのレーザパルスがディレイ時間を隔ててシリコンに入射したときに、シリコンが溶融する溶融深さと該ディレイ時間との関係を含むデータを記憶する記憶装置と
    を有し、
    前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたデータに基づき、溶融深さの目標値に応じて前記ディレイ時間を決定する半導体アニール装置。
  2. 前記制御装置は、前記第1のレーザパルスの出射から、前記溶融深さの目標値に応じて決定されたディレイ時間が経過した時点で、前記第2のレーザパルスが出射されるように、前記第1及び第2のレーザパルスの出射を制御する請求項に記載の半導体アニール装置。
  3. 前記記憶装置に記憶されるデータが、前記溶融深さを前記ディレイ時間のみで表したデータである請求項1または2に記載の半導体アニール装置。
  4. 更に、
    前記第1のレーザ光源と前記合成光学系との間の、前記第1のレーザパルスの光路上に配置され、前記第1のレーザパルスの強度を変化させる第1のバリアブルアッテネータと、
    前記第2のレーザ光源と前記合成光学系との間の、前記第2のレーザパルスの光路上に
    配置され、前記第2のレーザパルスの強度を変化させる第2のバリアブルアッテネータとを備え、
    前記記憶装置に記憶されたデータは、前記溶融深さを、前記ディレイ時間と、前記加工ステージに保持された加工対象物表面における前記第1及び第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度とを含む複数のパラメータを用いて表したデータであり、
    前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたデータに基づき、前記溶融深さの目標値に応じて、前記加工ステージに保持された加工対象物表面における前記第1及び第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度を決定し、該決定されたパルスエネルギ密度となるように、前記第1及び第2のバリアブルアッテネータを制御して、前記第1及び第2のレーザパルスの強度を変化させる請求項に記載の半導体アニール装置。
  5. 前記記憶装置に記憶されたデータは、前記溶融深さを、前記ディレイ時間と、前記加工ステージに保持された加工対象物表面における前記第1及び第2のレーザパルスのパルスエネルギ密度と、前記第1及び第2のレーザパルスのパルス幅とを含む複数のパラメータを用いて表したデータであり、
    前記制御装置は、前記記憶装置に記憶されたデータに基づき、前記溶融深さの目標値に応じて、前記第1及び第2のレーザパルスのパルス幅を決定し、該決定されたパルス幅となるように、前記第1及び第2のレーザ光源を制御する請求項に記載の半導体アニール装置。
  6. (a)2つのレーザパルスがディレイ時間を隔ててシリコンに入射したときに、シリコンが溶融する溶融深さと該ディレイ時間との関係を含むデータを準備する工程と、
    (b)前記データを参照して半導体アニールを行う工程と
    を有し、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記データを参照し、溶融深さの目標値に応じて前記ディレイ時間を決定する工程と、
    (b2)表面がシリコンで形成されている加工対象物の表面に、前記工程(b1)で決定されたディレイ時間を隔てて、2つのレーザパルスを入射させる工程と
    を含む半導体アニール方法。
  7. 前記工程(a)で準備されるデータが、前記溶融深さを前記ディレイ時間のみで表したデータである請求項に記載の半導体アニール方法。
  8. 前記工程(a)において、前記溶融深さを、前記ディレイ時間と、前記加工対象物表面における前記2つのレーザパルスのパルスエネルギ密度とを含む複数のパラメータを用いて表したデータを準備し、
    前記工程(b1)において、前記データを参照し、前記溶融深さの目標値に応じて、前記加工対象物表面における前記2つのレーザパルスのパルスエネルギ密度を決定し、
    前記工程(b2)において、前記工程(b1)で決定されたパルスエネルギ密度で、前記2つのレーザパルスを、前記加工対象物の表面に入射させる請求項に記載の半導体アニール方法。
  9. 前記工程(a)において、前記溶融深さを、前記ディレイ時間と、前記加工対象物表面における前記2つのレーザパルスのパルスエネルギ密度と、前記2つのレーザパルスのパルス幅とを含む複数のパラメータを用いて表したデータを準備し、
    前記工程(b1)において、前記データを参照し、前記溶融深さの目標値に応じて、前記2つのレーザパルスのパルス幅を決定し、
    前記工程(b2)において、前記工程(b1)で決定されたパルス幅を有する前記2つのレーザパルスを、前記加工対象物の表面に入射させる請求項に記載の半導体アニール
    方法。
  10. (a)2つのレーザパルスがディレイ時間を隔ててシリコンに入射したときに、シリコンが溶融する溶融深さと該ディレイ時間との関係を含むデータを準備する工程と、
    (b)前記データを参照して半導体アニールを行う工程と
    を有し、
    前記工程(b)は、
    (b3)前記データを参照して決定された、第1の溶融深さを実現する第1のディレイ時間を隔てて、表面がシリコンで形成されている加工対象物の表面に、2つのレーザパルスを入射させる工程と、
    (b4)前記データを参照して決定された、第2の溶融深さを実現する第2のディレイ時間を隔てて、表面がシリコンで形成されている加工対象物の表面に、2つのレーザパルスを入射させる工程と
    を含む半導体アニール方法。
  11. 前記工程(a)で準備されるデータが、前記溶融深さを前記ディレイ時間のみで表したデータである請求項10に記載の半導体アニール方法。
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