JP5482795B2 - 通信方法、通信システム、送信装置、受信装置 - Google Patents

通信方法、通信システム、送信装置、受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、パケットの受信側の通信装置からパケットの送信側の通信装置に対し、パケットの受信成功/受信誤りに関する情報をフィードバックする技術に関する。
送信装置から送信されたパケットが受信装置において誤って受信された場合に、受信装置からACK(受信成功)又はNACK(受信誤り)を送信装置へフィードバックし、送信装置から再度、受信誤りパケットを再送するパケット通信システムが知られている。例えば特許文献1では、送信装置が複数のパケットを送信し、受信装置が各パケットに対するACK/NACKを一括してフィードバックする技術が開示されている。
国際公開2003/028314
上述した従来の通信システムでは、パケットの受信装置から送信装置へフィードバックする情報は、パケットごとのACK/NACK(1ビット)の情報である。したがって、送信装置へフィードバックする情報量は、送信対象のパケット数と同ビット数である。
ところで、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で検討が進められているLTE(Long Term Evolution)などのセルラ通信システムでは、干渉雑音やマルチパスフェージング環境などの影響により、パケットの受信誤り率が比較的高い状態で運用される場合が多く、パケット再送の発生率が高い。また、セルラ通信システムの下りリンクでは、同一のサブフレームに多数のユーザ(移動局)向けのデータが多重化され、その多数の移動局からのACK/NACKの情報が基地局へフィードバックされる。かかる通信システムでは、基地局へフィードバックする情報量が多いほど無線リソースが消費される。したがって、上述したフィードバック情報量を低減することが要請される。
よって、複数のパケットの受信の成功又は誤りについて、受信側の通信装置から送信側の通信装置へフィードバックする情報量を低下させることができる通信方法、通信システム、送信装置、受信装置を提供することが課題である。
第1の観点では、第1通信装置から第2通信装置へ複数のパケットを送信するときの通信方法が提供される。第2通信装置における各パケットの受信結果の組合せごとに予め、前記複数のパケットの数より少ない数の識別情報が対応付けられている。
この通信方法は、第1通信装置が、第2通信装置へ複数のパケットを新規送信する第1ステップと、
第2通信装置が、前記複数のパケットの新規受信時の受信結果に基づいて第1識別情報を特定し、前記第1識別情報を第1通信装置へ送信する第2ステップと、
第1通信装置が、前記第1識別情報に基づいて、第2通信装置における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した前記符号化方法で前記複数のパケットを符号化し、符号化パケットを第2通信装置へ再送信する第3ステップと、
第2通信装置が、前記符号化パケットを新規受信時の受信成功パケットによって復号し、新規受信時の受信誤りパケットを再生する第4ステップと、
を備え
前記符号化パケットの数は、第2通信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数と同一であり、
前記第3ステップは、
第1通信装置が、前記複数のパケットの内の単一のパケットにより、又は2以上のパケットをビット単位で加算して1個の符号化パケットを生成するとともに、前記複数のパケットの各々がいずれかの符号化パケットとなる、又はいずれかの符号化パケットを生成するときの加算対象となるようにすべての符号化パケットを生成する。
開示の通信方法、通信システム、送信装置、受信装置によれば、複数のパケットの受信の成功又は誤りについて、受信側の通信装置から送信側の通信装置へフィードバックする情報量を低下させることができる。
実施形態の無線通信システムを示す図。 実施形態における符号化パケットの生成を説明するための図。 実施形態の移動局の内部構成の要部を示すブロック図。 実施形態の基地局の内部構成の要部を示すブロック図。 実施形態において、誤りパターンと、各誤りパターンに対応する受信インデックスとの関係を示す図。 受信インデックスに応じて基地局で適用される符号化方法との対応関係を示す図。 実施形態の通信システムにおいて、基地局から移動局へ複数のパケットの送信動作を示すフロー図。 8個の送信パケットの場合に設定される符号化行列を示す図。 8個の送信パケットの場合に設定される符号化行列を示す図。 フィードバック情報量が最小となる符号化方法の数を探索した結果を示す図。
以下の実施形態では、本発明の一実施形態に係る通信システムとして、第1通信装置又は送信装置としての基地局と、第2通信装置又は受信装置としての移動局とが含まれる無線通信システムについて説明する。
(1)実施形態の無線通信システム
図1は、本実施形態の無線通信システムを示す図である。図1に示すように、本実施形態の無線通信システムには、基地局(BS:Base Station)と、無線基地局のサービスエリア内に存在する移動局(MS:Mobile Station)とが含まれる。本実施形態では、基地局から移動局に対し、複数のパケットを送信する場合を例として説明する。
この無線通信システムでは、基地局から移動局に対して2以上の所定数のパケット(複数のパケット)単位でパケット送信が行われる。移動局は、この複数のパケットの各々に対してACK(受信成功)又はNACK(受信誤り)を判定し、基地局へフィードバックする。ここで、基地局と移動局の間では、移動局における各パケットの受信成功又は受信誤りの組合せごとに予め、識別情報が対応付けられている。この識別情報を、本実施形態の説明では「受信インデックス」と表記する。移動局は、基地局へのフィードバックを、複数のパケットの受信結果に対応する受信インデックスにより行う。
この無線通信システムでは、基地局は、移動局からフィードバックされた受信インデックスに基づいて、第2通信装置における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した符号化方法で送信対象の複数のパケットを符号化する。そして、この符号化パケットが移動局へ送信される。移動局は、基地局から与えられる符号化パケットを、新規送信時の受信成功パケットによって復号することで、新規送信時の受信誤りパケットを再生する。
(2)符号化パケットの生成
次に、符号化パケットの生成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における符号化パケットの生成を説明するための図である。
図2において、基地局から移動局に対する新規送信時の複数のパケット(N個のパケット)としてP,P,…,Pを想定する。新規送信時には、この複数のパケットに対して誤り検出のためのCRC(Cyclic Redundancy Check)コードが付加され(+CRC)、FEC(Forward Error Correction)符号化(FEC)が行われて移動局へ送信される。再送時には、移動局から受信インデックスR_IDXがフィードバックされ、この受信インデックスに応じて符号化方法が選択される。
ここで、N個のパケットの中の受信誤りパケットの数をM個としたときに、符号化方式は、M×Nの符号化行列GM,kにより、下記式(1)のとおり表される。なお、kは、誤り数Mが同一の複数の符号化行列GM,kを識別するために順に付される番号である。
Figure 0005482795
式(1)において、P(n),P(n),…,P(n)が、N個のパケットP,P,…,Pから、それぞれのn番目のビットを順に1ビットずつ抽出したものとする。そして、抽出した計Nビットに対してM×Nの符号化行列GM,kを掛けることにより、N個のビットR(n),R(n),…,R(n)が得られる。この行列演算を、N個のパケットの各ビットについてすべて行うことによりM個の再送パケット(符号化パケット)が生成される。上記数式(1)において演算は、全てmod2で行う。
(3)基地局及び移動局の構成
次に、本実施形態の無線通信システムにおける基地局(送信装置)及び移動局(受信装置)の構成について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、移動局の内部構成の要部を示すブロック図である。図4は、基地局の内部構成の要部を示すブロック図である。
・移動局(受信装置)の構成
図3に示すように、移動局は、受信機31、信号分離部32、FEC復号部33、パケット復号部34、誤り検出部35、バッファ36、再送制御部37、制御信号生成部38、送信機39を備える。
信号分離部32は、受信機31により得られたベースバンド信号から、データ信号、制御信号を分離する。例えばOFDM
(Orthogonal Frequency Division Multiple)通信方式を採る場合には、この信号分離部32においてFFT処理により各サブキャリアのシンボル列が生成される。そして、所定のサブキャリアに挿入されているデータ信号、制御信号を分離することが行われる。
信号分離部32により得られたデータ信号は、復調された後、FEC復号部33へ出力される。信号分離部32により得られた制御信号は、復調された後、再送制御部37へ出力される。
FEC復号部33は、基地局で行われる誤り訂正符号化に対応した復号化方法により、信号分離部32からのデータ信号をパケット単位で順次、復号化を施す。
誤り検出部35は、パケットに付加されているCRCビットを用いて、誤り検出を行う。誤り検出部35では、誤り検出結果として、パケット単位でのACK信号(受信成功)又はNACK信号(受信誤り)を再送制御部37へ出力する。受信成功パケットは、上位のレイヤーへ出力されるとともに、バッファ36に格納される。
パケット復号部34は、再送制御部37による制御の下、パケット再送時に基地局から送信される符号化パケットを、バッファ36内の受信成功パケットにより復号する。この復号処理については、後に詳しく説明する。
再送制御部37は、受信された制御信号に基づき、受信したパケットが、初めて受信するパケット(基地局からの新規送信時のパケット)であるのか、再送時の符号化パケットであるのかを判別する。そして、再送制御部37は、受信したパケットが符号化パケットである場合に、パケット復号部34を制御する。
また、この無線通信システムにおいて、移動局と基地局との間では、複数のパケットの各々の受信成功又は受信誤りの組合せごとに予め固有の受信インデックス(識別情報)が対応付けられている。そして、再送制御部37は、誤り検出部35における各パケットの誤り検出結果に基づいて受信インデックスを特定する。この受信インデックスR_IDXは、制御信号生成部38により制御信号に多重化され、送信機39により基地局へ送信される。
・基地局(送信装置)の構成
図4に示すように、受信機11、制御信号抽出部12、再送制御部13、バッファ14、CRC付与部15、FEC符号化部16、信号多重化部17、送信機18を備える。
受信機11は、受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換する。制御信号抽出部12は、このベースバンド信号に対し、所定の信号分離処理及び復調・復号処理を行うことで制御信号を抽出する。この制御信号には、移動局へ送信した複数のパケットの受信結果に対応する受信インデックスが含まれている。制御信号抽出部12は、この受信インデックスR_IDXを再送制御部13へ出力する。
移動局への送信対象となる複数のパケットは、新規送信に先立って、再送制御のためにバッファ14に格納される。
再送制御部13は、パケット再送時に、制御信号抽出部12からの受信インデックスに基づいて、複数設けられる符号化方法の中のいずれかを選択する。さらに、再送制御部13は、選択した符号化方法に従い、バッファ14内の複数のパケットから符号化パケットを生成する。このとき、再送制御部13は、バッファ14内の送信対象の複数のパケットの内、移動局における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した符号化方法で送信対象の複数のパケットを符号化する。この符号化処理については、後に詳しく説明する。
CRC付与部15は、新規に入力するパケット、又は再送制御部13からの符号化パケットに対して誤り検出のためのCRCビットを付与する。FEC符号化部16は、CRCビットが付与された各パケットに対して、移動局との間で予め規定された、誤り訂正のための符号化を行う。
信号多重化部17は、FEC符号化部16からのデータ信号(パケット)と、制御信号とを多重化して、送信すべきベースバンド信号を生成する。例えばOFDMA通信方式を採る場合には、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理による各サブキャリアの信号の時間領域信号への変換が行われる。送信機18は、信号多重化部17からのベースバンド信号を、ベースバンド周波数から無線周波数へアップコンバート等した後に、アンテナから空間へ放射する。
(4)再送時のパケット符号化処理と復号処理の具体例
次に、再送時のパケットの符号化処理と復号処理に関し、送信対象のパケット数が4である場合を例に、図5及び図6を参照して具体的に説明する。図5は、4個のパケットで想定される複数の誤りパターン(組合せ)と、各誤りパターンに対応する受信インデックスR_IDXとの関係を示す図である。図6は、受信インデックスR_IDXに応じて基地局で適用される符号化方法(符号化行列)との対応関係を示す図である。
なお、以下で説明する演算は、すべてビット演算(MOD2演算)である。
図5に示すように、基地局からの4個のパケットP,P,P,Pに対して、移動局での受信状態(ACK又はNACK)は16通り(誤りパターン0〜15)が想定される。移動局では、この16個の誤りパターンの各々に対して、図5に示すように予め受信インデックスR_IDXが対応付けられている。
ここで再度図3を参照すると、移動局の再送制御部37は、誤り検出部35から与えられる各パケットの受信状態(ACK又はNACK)に基づいて、図5に示す対応関係を参照して受信インデックスR_IDXを決定し、受信インデックスを基地局へフィードバックする。
図6に示す、受信インデックスR_IDXと符号化行列との対応関係は、予め基地局において既知の情報である。ここで、再度図2を参照すると、基地局の再送制御部13(図4参照)は、移動局からフィードバックされる受信インデックスR_IDXに基づいて、再送時の符号化方法(符号化行列)を選択し、符号化パケットを生成する。ここでは、N=4であり、符号化行列GM,kとしてM×4(M:誤り数)の行列が設定されている。生成される符号化パケットの数は、受信誤りパケットの数と同数である。
(4−1)誤り数が「0」の場合
この場合、移動局から基地局に対して受信インデックスR_IDXとして「0」がフィードバックされる。これにより、基地局は、すべてのパケットが受信成功であることを認識し、パケットの再送を行わない。
(4−2)誤り数が「1」の場合
このとき、図5に示すように、4個のパケットの内いずれのパケットが受信誤りであった場合でも、移動局から基地局に対し、受信インデックスR_IDXとして「1」がフィードバックされる。そして、図6に示すように、基地局は、フィードバックされた受信インデックスに対応する符号化行列G1,0を選択して、符号化パケットを生成する。
具体的には、選択される符号化行列G1,0は、以下の式(2)に示すものであるため、符号化パケットをRとすると、Rは式(3)に示すとおりとなる。この1個の符号化パケットRが再送パケットとして移動局へ送信される。ここでRやP、P、P、Pなどは、数式(1)と同様にn番目のビットを表すが、以下の説明では全てのビットで同様の処理として説明するため、因数のnを省略して記載する。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
移動局では、受信成功パケット(3個のパケット)が既知であるため、符号化パケットRを受信すると、符号化パケットRから3個の受信成功パケットをキャンセル(減算)する。なお、前述したように本実施形態では全て演算をmod2で行うため、キャンセルは、減算でなく加算としても同じである。これにより、移動局では、新規送信時に受信誤りパケットであったものが正しく再生(復号)される。例えば、パケットPが受信誤りパケットであったとしたならば、以下式(4)の演算を行うことにより、パケットPが再生される。
Figure 0005482795
符号化パケットRは、すべてのパケットP,P,P,Pの和となっているため、新規送信時の受信誤りパケットがどのパケットであったとしても、符号化パケットRから3個の受信成功パケットをキャンセルすることで受信誤りパケットが正しく再生される点は同じである。
ここで注目すべき点は、誤り数が「1」である4個の誤りパターンに対して、基地局へフィードバックされる受信インデックスがすべて同一の値(「1」)であるという点である。すなわち、移動局から基地局に対して、4個のパケットの内、いずれのパケットが受信誤りパケットであるかについての情報は送信されない。よって、すべてのパケットの受信状態(ACK/NACK)をフィードバックするシステム(4ビットが必要)と比較して、本実施形態のシステムでは、フィードバック情報量が低減することになる。
(4−3)誤り数が「2」の場合
この場合、移動局から基地局に対し、受信インデックスR_IDXとして「2」又は「3」がフィードバックされる。そして、基地局は、フィードバックされた受信インデックスに対応する符号化行列G2,0又はG2,1を選択して、符号化パケットを生成する。
・誤りパターン「5」(NACK,NACK,ACK,ACK)
誤りパターンが「5」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「2」であり、基地局では符号化行列G2,0が選択される。このとき、移動局へ再送される2個の符号化パケットR,Rは、式(5)に示すとおりとなる。
Figure 0005482795
移動局では、受信成功パケット(2個のパケットP,P)が既知であるため、符号化パケットR,Rを受信すると、この符号化パケットR,Rから2個の受信成功パケットをキャンセル(減算)する。これにより、式(6)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。
Figure 0005482795
式(6)から、パケットPが符号化パケットR’として得られ、また、パケットPが符号化パケットR’からパケットP(すなわち、R’)を減算することで得られることが分かる。換言すれば、式(6)の右辺における行列が逆行列を有するため、R’,R’からP,Pが算出される。
・誤りパターン「7」(NACK,ACK,ACK,NACK)
誤りパターンが「7」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「2」であり、基地局では符号化行列G2,0が選択される。このとき、2個の符号化パケットR,R(式(5))から既知の受信成功パケット(2個のパケットP,P)をキャンセルすると、式(7)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。
Figure 0005482795
この場合も、誤りパターン「5」の場合と同様にして、パケットP,Pが再生(復号)される。
・誤りパターン「8」(ACK,NACK,NACK,ACK)
誤りパターンが「8」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「2」であり、基地局では符号化行列G2,0が選択される。このとき、2個の符号化パケットR,R(式(5))から既知の受信成功パケット(2個のパケットP,P)をキャンセルすると、式(8)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。
Figure 0005482795
この場合も、誤りパターン「5」の場合と同様にして、パケットP,Pが再生(復号)される。
・誤りパターン「10」(ACK,ACK,NACK,NACK)
誤りパターンが「10」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「2」であり、基地局では符号化行列G2,0が選択される。このとき、2個の符号化パケットR,R(式(5))から既知の受信成功パケット(2個のパケットP,P)をキャンセルすると、式(9)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。
Figure 0005482795
この場合も、誤りパターン「5」の場合と同様にして、パケットP,Pが再生(復号)される。
・誤りパターン「6」(NACK,ACK,NACK,ACK)
誤りパターンが「6」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「3」であり、基地局では符号化行列G2,1が選択される。このとき、移動局へ再送される2個の符号化パケットR,Rは、式(10)のとおりとなる。
Figure 0005482795
移動局では、受信成功パケット(2個のパケットP,P)が既知であるため、符号化パケットR,Rを受信すると、この符号化パケットR,Rから2個の受信成功パケットをキャンセル(減算)する。これにより、式(11)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。式(11)から受信誤りパケットP,Pが再生(復号)される点は、誤りパターン「5」の場合と同様である。
Figure 0005482795
ここで、誤りパターン「6」の場合において、誤りパターン「5」,「7」,「8」,「10」の場合とは別の符号化行列G2,1(すなわち、別の受信インデックス)が選択される理由について説明する。
誤りパターン「6」の場合において、仮に、符号化行列をG2,1でなくG2,0を選択したとすれば、式(5)に基づき符号化パケットR’,R’は以下の式(12)のとおりとなる。この式(12)から明らかなように、仮に符号化行列G2,1を選択したとすれば、パケットP,Pを一意に定めることができない。これは、式(12)の右辺における行列が逆行列を有さないためである。よって、誤りパターン「6」の場合には、符号化パケットから受信成功パケットをキャンセルした後に得られる行列が逆行列を持つように、G2,0とは別の符号化行列G2,1が設定されている。
Figure 0005482795
・誤りパターン「9」(ACK,NACK,ACK,NACK)
誤りパターンが「9」である場合、図5及び図6に示すように、基地局へフィードバックされる受信インデックスR_IDXは「3」であり、基地局では符号化行列G2,1が選択される。このとき、2個の符号化パケットR,R(式(10))から既知の受信成功パケット(2個のパケットP,P)をキャンセルすると、式(13)に示すように、キャンセル後の符号化パケットR’,R’が得られる。式(13)からパケットP,Pが再生(復号)される。
Figure 0005482795
以上、誤り数が「2」の場合についての符号化処理及び復号処理について説明してきた。誤り数が「2」の場合、2×4の符号化行列(第1行列)は、符号化行列を2×2(「2」は誤り数)の正方行列(第2行列)に縮退させたときに、この正方行列が逆行列を有するようにして設定される。この正方行列は、符号化パケットから受信成功パケットをキャンセルした後に得られる行列であり、誤り数が「2」の場合には、以下の式(14)又は(15)(i,j=1〜4)のいずれかになる。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
本実施形態では、誤り数が「2」である6個の誤りパターンに対して、基地局へフィードバックされる受信インデックス(「2」又は「3」)が2通りに過ぎない。よって、すべてのパケットの受信状態(ACK/NACK)をフィードバックするシステム(4ビットが必要)と比較して、本実施形態のシステムでは、フィードバック情報量が低減することになる。
(4−4)誤り数が「3」の場合
この場合、図5及び図6に示すように、移動局から基地局に対し、受信インデックスR_IDXとして「4」がフィードバックされる。そして、基地局は、フィードバックされた受信インデックスに対応する符号化行列G3,0を選択して、誤り数と同数の3個の符号化パケットを生成する。この符号化パケットは、以下の式(16)のとおりである。
Figure 0005482795
・誤りパターン「11」(NACK,NACK,NACK,ACK)
誤りパターンが「11」である場合、基地局から送信される符号化パケットから1個の受信成功パケットPをキャンセル(減算)すると、キャンセル後の符号化パケットR’,R’,R’は、式(17)のとおりとなる。式(17)の右辺に示す行列の行列式(determinant)は、式(18)のとおり「0」ではない。よって、式(17)からパケットP,P,Pが再生(復号)されうる。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
・誤りパターン「12」(NACK,NACK,ACK,NACK)
誤りパターンが「12」である場合、基地局から送信される符号化パケットから1個の受信成功パケットPをキャンセル(減算)すると、キャンセル後の符号化パケットR’,R’,R’は、式(19)のとおりとなる。式(19)の右辺に示す行列の行列式(determinant)は、式(20)のとおり「0」ではない。よって、式(19)からパケットP,P,Pが再生(復号)されうる。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
・誤りパターン「13」(NACK,ACK,NACK,NACK)
誤りパターンが「13」である場合、基地局から送信される符号化パケットから1個の受信成功パケットPをキャンセル(減算)すると、キャンセル後の符号化パケットR’,R’,R’は、式(21)のとおりとなる。式(21)の右辺に示す行列の行列式(determinant)は、式(22)のとおり「0」ではない。よって、式(21)からパケットP,P,Pが再生(復号)されうる。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
・誤りパターン「14」(ACK,NACK,NACK,NACK)
誤りパターンが「14」である場合、基地局から送信される符号化パケットから1個の受信成功パケットPをキャンセル(減算)すると、キャンセル後の符号化パケットR’,R’,R’は、式(23)のとおりとなる。式(23)に示す行列の行列式(determinant)は、式(24)のとおり「0」ではない。よって、式(23)からパケットP,P,Pが再生(復号)されうる。
Figure 0005482795
Figure 0005482795
本実施形態では、誤り数が「3」である4個の誤りパターンに対して、基地局へフィードバックされる受信インデックス(「4」)が1通りに過ぎない。よって、すべてのパケットの受信状態(ACK/NACK)をフィードバックするシステム(4ビットが必要)と比較して、本実施形態のシステムでは、フィードバック情報量が低減することになる。
(4−5)誤り数が「4」の場合
この場合、図5及び図6に示すように、移動局から基地局に対し、受信インデックスR_IDXとして「5」がフィードバックされる。そして、基地局は、フィードバックされた受信インデックスに対応する符号化行列G4,0を選択する。この符号化行列G4,0は4×4の単位行列であって、4個のパケットP〜Pをすべて再送することと等価である。
(5)基地局から移動局へ複数のパケットを送信するときの動作
次に、基地局から移動局へ複数のパケットを送信するときの動作について、図7を参照して説明する。図7は、基地局から移動局へ複数のパケットの送信動作を示すフロー図である。なお、この動作説明では、適宜、図3及び図4に示す各部位が参照される。
先ず、基地局から移動局に対してN個のパケットが送信される(ステップS10)。移動局では、誤り検出部35により各パケットの誤り検出が行われ(ステップS12)、その誤り検出結果が再送制御部37へ出力される。移動局の再送制御部37は、各パケットの誤り検出結果(ACK/NACK)に基づいて、受信インデックスR_IDXを特定する(ステップS14)。なお、各パケットの誤り検出結果(ACK/NACK)(すなわち、誤りパターン)と受信インデックスとは、基地局において予め対応付けられている。
移動局は、特定した受信インデックスを基地局へ送信する(ステップS16)。基地局では、再送制御部13において、受信インデックスと符号化方法(符号化行列)との対応関係が予め定義されている。よって、基地局の再送制御部13は、ステップS16で送信されてきた受信インデックスに基づいて符号化方法を決定し、符号化を実行する(ステップS18)。具体的には、基地局の再送制御部13は、N個の送信パケットに対し、決定したM×N(M:誤り数)の符号化行列をビット単位で乗算し、M個の符号化パケットを生成する。このM個の符号化パケットが移動局へ送信される(ステップS20)。
移動局では、M個の符号化パケットを受信する。さらに、移動局は、この符号化パケットを復号することにより、ステップS12における受信誤りパケットを再生する(ステップS22)。具体的には、移動局のパケット復号部34が、符号化パケットから、ステップS12における受信成功パケットをキャンセル(ビットレベルの減算)することで受信誤りパケットが再生される。この復号処理は、N=4の場合を例として説明したとおりである。
(6)任意のパケット数に対する符号化行列の設定方法
上記(4)では、再送時のパケットの符号化処理と復号処理に関し、送信対象のパケット数が4である場合を例にして具体的に説明したが、任意のパケット数に対して適切に符号化行列を設定することができる。以下では、簡便な方法で、任意のパケット数に対する符号化行列の設定方法について説明する。
この設定方法では、送信対象のパケット数をNとしたときに、N個のパケットの内の受信誤り数M(M:1〜N−1)の各々に対する符号化行列を、以下のステップに従って順に算出していく。
・ステップA
特定の誤り数Mに対するM×Nの符号化行列の成分を0又は1の乱数により生成し、符号化行列を生成する。
・ステップB
N個のパケットのうちM個の受信誤りが生ずる場合、誤りパターンは個存在する。この個の誤りパターンの各々に対し、ステップ1で生成した符号化行列に基づく符号化パケット(再送パケット)から受信誤りパケットが再生(復号)可能かを確認する。
具体的には、ステップ1で生成した符号化行列の列のうち、符号化処理において受信誤りパケットに乗算される係数列に対応する列をM個残した縮退行列(M×Mの正方行列)を生成する。この縮退行列の行列式が0でない場合には、その誤りパターンに対する再送パケットから受信誤りパケットを再生(復号)することが可能である。
・ステップC
個の誤りパターンの内、ステップ2で再生できない受信誤りパケットがP個存在した場合、乱数により新たな符号化行列を生成し、そのP個の受信誤りパケットに対して、再生可能な誤りパターンと再生不可能な誤りパターンとに分類する。
個のすべての誤りパターンについて再生可能となるまで、乱数により新たな符号化行列を生成する。すなわち、個のすべての誤りパターンについて再生可能となるまで、符号化行列の数を増加させていく。
上記ステップA〜Cの処理を、各々の誤り数Mに対して順に行うことで、すべての誤り数Mに対する符号化行列が得られる。上記設定方法に従い、例えばN=8の場合に得られた符号化行列を図8及び図9に示す。図8は、8個の送信パケットの内の誤り数Mが1〜4までの符号化行列を示し、図9は、8個の送信パケットの内の誤り数Mが5〜8までの符号化行列を示す。
また、乱数を変更しながら符号化行列を上記のステップに従って、例えば10,000,000回程度試行していくことで、送信対象のパケット数Nに対して、符号化行列の数が最小となるような符号化方法(すなわち、フィードバック情報量が最小となる符号化方法)を探索することができる。図10は、パケット数N=1〜11を送信する場合に、上記設定方法に従って、フィードバック情報量が最小となる符号化方法の数を探索した結果を示している。
図10において、例えばN=11の場合、本実施形態の通信方法で必要とする符号化行列は45個であり、各符号化行列に対して受信インデックスが対応付けられるため、フィードバック情報量(受信インデックスを表現可能なビット数)は6ビットとなる。一方、図10には、複数のパケットの各々の受信状態(ACK/NACK)(1ビット)をフィードバックする従来の方法でのフィードバック情報量についても比較のために記載してある。この従来の方法では、N=11の場合には11ビットが必要であったため、本実施形態の通信方法では大幅にフィードバック情報量が低減できていることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の通信システム、通信方法では、基地局から送信される複数のパケットに対し、移動局における各パケットの受信結果の組合せごとに予め識別情報(受信インデックス)が対応付けられている。この識別情報が基地局へフィードバックされる。そして、移動局において新規送信時の受信成功パケットが既知であることに着目し、基地局から再送されるパケットを、移動局における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法で、送信対象の複数のパケットを符号化したもの(符号化パケット)とした。移動局は、符号化パケットを新規受信時の受信成功パケットによって復号し、新規受信時の受信誤りパケットを再生する。
ここで、符号化方法を適切に設定すれば、送信対象のパケット数よりも上記識別情報(受信インデックス)の数(すなわち、符号化方法の数)を少なくでき、基地局へのフィードバック情報量が低減されることは既に述べたとおりである。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのは勿論である。
BS…基地局(第1通信装置、送信装置)、11…受信機、12…制御信号抽出部、13…再送制御部、14…バッファ、15…CRC付与部、16…FEC符号化部、17…信号多重部、18…送信機
MS…移動局(第2通信装置、受信装置)、31…受信機、32…信号分離部、33…FEC復号部、34…パケット復号部、35…誤り検出部、36…バッファ、37…再送制御部、38…制御信号生成部、39…送信機

Claims (7)

  1. 第1通信装置から第2通信装置へ複数のパケットを送信するときの通信方法であって、
    第2通信装置における各パケットの受信結果の組合せごとに予め、前記複数のパケットの数より少ない数の識別情報が対応付けられており、
    前記通信方法は、
    第1通信装置が、第2通信装置へ複数のパケットを新規送信する第1ステップと、
    第2通信装置が、前記複数のパケットの新規受信時の受信結果に基づいて第1識別情報を特定し、前記第1識別情報を第1通信装置へ送信する第2ステップと、
    第1通信装置が、前記第1識別情報に基づいて、第2通信装置における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した前記符号化方法で前記複数のパケットを符号化し、符号化パケットを第2通信装置へ再送信する第3ステップと、
    第2通信装置が、前記符号化パケットを新規受信時の受信成功パケットによって復号し、新規受信時の受信誤りパケットを再生する第4ステップと、
    を備え
    前記符号化パケットの数は、第2通信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数と同一であり、
    前記第3ステップでは、
    第1通信装置が、前記複数のパケットの内の単一のパケットにより、又は2以上のパケットをビット単位で加算して1個の符号化パケットを生成するとともに、前記複数のパケットの各々がいずれかの符号化パケットとなる、又はいずれかの符号化パケットを生成するときの加算対象となるようにすべての符号化パケットを生成する、通信方法。
  2. 前記第4ステップは、
    第2通信装置が、前記符号化パケットから新規受信時の受信成功パケットをビット単位で減算することにより、前記符号化パケットを復号するステップを含む、
    請求項に記載された通信方法。
  3. 第1通信装置と第2通信装置を備え、第1通信装置から第2通信装置へ複数のパケットが送信される通信システムであって、
    第2通信装置における各パケットの受信結果の組合せごとに予め、前記複数のパケットの数より少ない数の識別情報が対応付けられており、
    第1通信装置は、
    第2通信装置へ複数のパケットを新規送信する第1送信部と、
    第2通信装置から前記識別情報を受信する第1受信部と、
    第2通信装置から受信する識別情報に基づき、第2通信装置における新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した前記符号化方法で前記複数のパケットを符号化して符号化パケットを生成するパケット符号化部と、
    前記符号化パケットを第2通信装置へ再送信する第2送信部と、
    を有し、
    第2通信装置は、
    第1通信装置から複数のパケットを新規受信する第2受信部と、
    前記複数のパケットの受信結果に基づいて第1識別情報を特定する情報特定部と、
    前記第1識別情報を第1通信装置へ送信する第3送信部と、
    第1通信装置から送信される前記符号化パケットを受信する第3受信部と、
    第1通信装置から送信される前記符号化パケットを新規受信時の受信成功パケットによって復号し、新規受信時の受信誤りパケットを再生するパケット復号部と、
    を有し、
    前記符号化パケットの数は、第2通信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数と同一であり、
    前記パケット符号化部は、前記複数のパケットの内の単一のパケットにより、又は2以上のパケットをビット単位で加算して1個の符号化パケットを生成するとともに、前記複数のパケットの各々がいずれかの符号化パケットとなる、又はいずれかの符号化パケットを生成するときの加算対象となるようにすべての符号化パケットを生成する、通信システム。
  4. 前記パケット復号部は、前記符号化パケットから新規受信時の受信成功パケットをビット単位で減算することにより、前記符号化パケットを復号する
    請求項に記載された通信システム。
  5. 前記複数のパケットの数をN個(N:2以上の整数)、前記複数のパケットの第2通信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数をM個(M:2以上の整数)とし、M個の符号化パケットのビット列を、N個の複数のパケットのビット列に対するM×Nの第1行列(成分が0又は1である。)で表したときに、
    前記第1行列は、第1行列をM×Mの第2行列に縮退させたときに前記第2行列が逆行列を有するようにして、設定される、
    請求項又はに記載された通信システム。
  6. 受信装置へ複数のパケットを送信する送信装置であって、
    受信装置へ複数のパケットを新規送信する第1送信部と、
    受信装置から、受信装置における各パケットの受信結果の組合せに対応する識別情報を受信する第1受信部と、
    受信装置から受信する識別情報に基づき、受信装置における前記複数のパケットの新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法を決定し、決定した前記符号化方法で前記複数のパケットを符号化するパケット符号化部と、
    前記符号化方法で前記複数のパケットを符号化した符号化パケットを受信装置へ再送信する第2送信部と、
    を備え
    前記符号化パケットの数は、受信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数と同一であり、
    前記パケット符号化部は、前記複数のパケットの内の単一のパケットにより、又は2以上のパケットをビット単位で加算して1個の符号化パケットを生成するとともに、前記複数のパケットの各々がいずれかの符号化パケットとなる、又はいずれかの符号化パケットを生成するときの加算対象となるようにすべての符号化パケットを生成する、送信装置。
  7. 送信装置から複数のパケットを受信する受信装置であって、
    前記複数のパケットの各パケットの受信結果の組合せごとに予め、前記複数のパケットの数より少ない数の識別情報が対応付けられており、
    送信装置から複数のパケットを新規受信する第2受信部と、
    前記複数のパケットの受信結果に基づいて第1識別情報を特定する情報特定部と、
    前記第1識別情報を送信装置へ送信する第3送信部と、
    前記第1識別情報に基づき、新規受信時の受信成功パケットによって復号可能な符号化方法で前記複数のパケットが符号化され、送信装置から送信される符号化パケット、を受信する第3受信部と、
    前記符号化パケットを新規受信時の受信成功パケットによって復号し、新規受信時の受信誤りパケットを再生するパケット復号部と、
    を備え
    前記符号化パケットの数は、受信装置における新規受信時の受信誤りパケットの数と同一であり、
    前記複数のパケットの内の単一のパケットにより、又は2以上のパケットがビット単位で加算され1個の符号化パケットが生成されるとともに、前記複数のパケットの各々がいずれかの符号化パケットとなる、又はいずれかの符号化パケットが生成されるときの加算対象となるようにすべての符号化パケットが生成される、受信装置。
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