JP5481845B2 - 情報処理システム、サービス提供方法、装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、サービス提供方法、装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、サービス提供方法、装置及びプログラムに関し、特に、クライアントとサーバとが連携してユーザに対するサービスを継続する情報処理システム、サービス提供方法、装置及びプログラムに関する。
クライアントとサーバからなる情報処理システムにおいて、サーバ側のアプリケーションが提供するサービスを停止することなく、アプリケーションの入れ替えを実現する仕組みとしては、特許文献1に示すようなサーバ側でのシステム冗長化構成を用いて、アプリケーションを更新する方法が知られている。
また、特許文献2には、サーバとクライアントがそれぞれ保持するプログラムファイルを同期させる方法が提案されている。特許文献3には、更新が未完了であるアプリケーションをそのまま継続的に実行可能とするため、サーバに新版及び旧版のプログラム用の領域を持たせる構成が開示されている。
特開2005−267312号公報 特開2001−297005号公報 特開2003−303113号公報
上記した特許文献1の方法では、サーバ側を冗長化構成とする必要があり、システム構築や保守に多大なコストが掛かるという問題点がある。また、特許文献1のような冗長化構成を持たない場合には、アプリケーションの更新等のメンテナンスの間、一時的にアプリケーションサービスを提供できない期間が生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、アプリケーションの更新等の保守中も、サービスを継続して提供できる情報処理システム、サービス提供方法、装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、自機側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからの指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントと、接続可能であり、サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備え、前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求を受けると、前記サーバのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシを配布することにより、保守対象でない方のアプリケーションサービス提供手段にて前記指定されたアプリケーションサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方に、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行させ、前記臨時の動作ポリシを元に戻すことで前記クライアントに保守前の状態でユーザにサービスを提供させるサーバ及び前記サーバに実行させるプログラムが提供される。
本発明の第2の視点によれば、前記サーバと、接続可能であり、自機側に保持されたユーザのデータを参照して前記サーバに対する処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシの配布による指示に従い、処理要求の送信先を前記サーバ又は自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備え、前記臨時の動作ポリシが元に戻されると、前記臨時の動作ポリシの配布前の状態でユーザにサービスを提供するクライアント及び前記クライアントに実行させるプログラムが提供される。
本発明の第3の視点によれば、前記サーバ及びクライアントを含み、保守対象でない方のアプリケーションサービス提供手段にてサービスを継続し、保守対象に指定された方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行する情報処理システムが提供される。
本発明の第4の視点によれば、サーバと、クライアントとが、それぞれ前記クライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段を備える情報処理システムにおける前記アプリケーションサービス提供手段の保守方法であって、前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求を受けたサーバが、前記保守対象に指定されなかった方のアプリケーションサービス提供手段に対して前記指定されたアプリケーションの処理要求を送信するよう前記クライアントに指示するとともに、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記保守対象に指定された方のアプリケーションサービス提供手段が利用するユーザのデータと、前記保守対象に指定されなかった方のユーザのデータとを同期させ、前記クライアントが、前記サーバからのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシの配布による指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記保守対象に指定されなかった方のアプリケーションサービス提供手段に切り替え、前記同期及び切り替えの完了後に、前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行するアプリケーションサービス提供手段の保守方法が提供される。



本発明によれば、サービスを中断せずに、アプリケーションの更新等の保守作業を行うことが可能となる。その理由は、クライアントにサーバと同様にアプリケーション提供手段を備えて、サービスを継続できるようにするとともに、アプリケーション提供手段に対する保守が当該サービスの提供に影響を及ぼさない構成を採用したことにある。
[発明の概要]
始めに、本発明の概要について図1を用いて説明する。本発明は、クライアント端末10と、サーバ装置20と、がネットワーク30を介して接続可能な環境にて実現できる。
クライアント端末10は、サーバ装置20側のアプリケーション実行プラットフォームと同様に動作するアプリケーション実行プラットフォーム(アプリケーションサービス提供手段)を備え、クライアント端末10単体でアプリケーションサービスを提供することが可能となっている。クライアント端末10は、更に、サーバ装置20の同期手段24と連係して、アプリケーション実行プラットフォーム内のユーザデータ(データベース16)の同期を行う同期手段14と、サーバ装置20からの指示に従ってサーバ装置20及び自機のうち、どちらのアプリケーション実行プラットフォームを利用するかを切り替える切替手段13と、これらを含むクライアント端末10の各部を制御する制御手段12と、を備え、サーバ装置20の指示に従い、ユーザデータの同期を行って、サーバ装置20がクライアント端末10に対して提供中のアプリケーションサービスを引き継ぐ、あるいは、サーバ装置20に引き継がせる機能を有している。
サーバ装置20は、クライアント端末10に対してアプリケーションサービスを提供するアプリケーション実行プラットフォーム(アプリケーションサービス提供手段)と、クライアント端末10の同期手段14と連係して、アプリケーション実行プラットフォーム内の当該クライアント端末10に係るユーザデータ(データベース26)の同期を行う同期手段24と、これらを含むサーバ装置20の各部を制御する制御手段22と、を備える。サーバ装置20は、オペレータ(管理者)の指示や予め定められた条件が成立すると、クライアント端末10に対し、ユーザデータの同期を行って、提供中のアプリケーションサービスをクライアント端末10に引き継がせ、あるいは、クライアント端末10で提供中のアプリケーションサービスを引き継ぐ指示を出す機能を有している。
更に、クライアント端末10とサーバ装置20は、それぞれアプリケーション実行プラットフォーム内のアプリケーション(プログラム)51を更新するプログラム更新手段17/27を備えて、自機のアプリケーション実行プラットフォームがサービスを提供していない期間に、アプリケーション実行プラットフォーム内のアプリケーション(プログラム)51を更新することが可能となっている。
例えば、サーバ装置20がクライアント端末10に対してアプリケーション実行プラットフォームによるサービスの提供中に、アプリケーション51の更新を行う場合について説明する。サーバ装置20側で、オペレータ(サービス保守者)よりアプリケーション51の更新する旨の操作が行われると、サーバ装置20の制御手段22は、まず、クライアント端末10に対して、データベース26に登録されているデータを同期し、クライアント端末10側のアプリケーション実行プラットフォームにて処理を継続するよう要求する。
サーバ装置20と、クライアント端末10の各同期手段により、データの同期が完了すると、クライアント端末10は、自機側のアプリケーション実行プラットフォームにて処理を継続する。即ち、クライアント端末10のユーザとしては、中断することなくサービスを受けることが可能となる。
一方、サーバ装置20のプログラム更新手段27が、制御手段22からの指示に基づき、オペレータ(サービス保守者)より指定された場所からアプリケーションを入力し、アプリケーションの更新を実行する。
サーバ装置20側のアプリケーションの更新が完了すると、サーバ装置20の制御手段22が、クライアント端末10に対して、データベース16に登録されているデータを同期し、サーバ装置20側のアプリケーション実行プラットフォームにて処理を継続するよう要求する。
サーバ装置20と、クライアント端末10の各同期手段により、データの同期が完了すると、サーバ装置20は、サーバ側のアプリケーション実行プラットフォームにて処理を継続する。ここでも、クライアント端末10のユーザとしては、中断することなくサービスを受けることが可能となる。
上記処理の引継ぎ後、クライアント端末10のプログラム更新手段17が、制御手段12からの指示に基づき、所定の場所からアプリケーションをダウンロードし、アプリケーションの更新を実行する。
以上により、サーバ装置20側に冗長構成を持たせることなく、クライアント端末10に対するサービスを継続したまま、サーバ装置20及びクライアント端末10のアプリケーション51の更新を行うことが可能になる。
なお、クライアント端末10側のアプリケーション実行プラットフォームは、上記のようなアプリケーションの更新時のみでなく、クライアント端末10がネットワークに接続できない場合等にも利用できるようにすることができる。この場合にも、任意の時点で、サーバ装置20と、クライアント端末10の各同期手段により、データの同期を行うようにすれば、以後、サーバ装置20からサービスの提供を受ける場合にも、サービスの一貫性を保つことが可能になる。
また、図1の例では、クライアント端末10側にも同期手段14、プログラム更新手段17を設けるものとして説明したが、サーバ装置20の同期手段24及びプログラム更新手段27が、クライアント端末10のアプリケーション実行プラットフォームを介して、データベース16、アプリケーション51を更新する構成も採用することができる。
[第1の実施形態]
続いて、Webアプリケーションを提供する情報処理システムに、本発明を適用した第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を表したブロック図である。図2を参照すると、本実施形態に係る情報処理システム1000は、クライアント端末100とサーバ装置200とがネットワーク300で通信可能に接続されて構成される。
クライアント端末100は、サーバ装置200から情報処理サービスの提供を受ける際にユーザが使用する情報処理装置であり、クライアント環境情報収集部110と、クライアント実行制御部120(図1の制御手段12に相当。)と、振り分け部130(図1の切替手段13に相当。)と、クライアント同期モジュール140(図1の同期手段14に相当。)と、アプリケーション実行プラットフォーム150と、クライアントプログラム更新部170とを備えて構成される。
クライアント環境情報収集部110は、クライアント端末100がネットワーク300を介してサーバ装置200と通信可能であるか否かや、処理負荷やバッテリ残量等のクライアント端末100側でアプリケーションを実行すべきか否かを判断するためのクライアントの環境情報を収集し、クライアント実行制御部120に通知する。
クライアント実行制御部120は、上記クライアント環境情報収集部110から通知された環境情報やサーバ装置200からの指示に基づいて、クライアント端末100の補助記憶装置等に記憶されたクライアントポリシ400を書き換えるとともにその記述に従って、クライアント同期モジュール140、アプリケーション実行プラットフォーム150及びクライアントプログラム更新部170のほかクライアント端末100の各部を制御する。
振り分け部130は、クライアント端末100に搭載されたブラウザ等のクライアントプロセス500から発行されたリクエストを受け付け、クライアント実行制御部120の指示に従って、当該リクエストの振り分けを行う。具体的には、振り分け部130は、クライアントポリシ400に基づきリクエストをクライアント端末内のリクエスト受信サーバ520へ振り分けるか、サーバ装置内のリクエスト受信サーバ521へ振り分けるかを制御する。
クライアント同期モジュール140は、クライアント実行制御部120の指示に従って、アプリケーション実行プラットフォーム150内のデータベース管理システム530を介して、クライアントデータベース160の同期を行う。
クライアントプログラム更新部170は、クライアント実行制御部120の指示に従って、サーバ装置200のサーバプログラム更新部270から、アプリケーション510をダウンロードし、更新処理を行う。
このようなクライアント端末100は、例えば、PC(Personal Computer)や携帯電話機、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistant)、腕時計、カーナビゲーションシステム、その他電子機器により構成することができる。
サーバ装置200は、ユーザへ情報処理サービスを提供する情報処理装置であり、サーバ環境情報収集部210と、システム実行制御部220(図1の制御手段22に相当。)と、保守制御部230と、サーバ同期モジュール240(図1の同期手段24に相当。)と、アプリケーション実行プラットフォーム250と、サーバプログラム更新部270とを備えて構成される。
サーバ環境情報収集部210は、サーバ装置200のCPU使用率等の処理負荷等の環境情報を収集し、システム実行制御部220に通知する。
システム実行制御部220は、上記サーバ環境情報収集部210から通知された環境情報や保守制御部230から受信したサーバポリシに基づいて、サーバ装置200の補助記憶装置等に記憶されたサーバポリシ410を書き換えるとともにその記述に従って、サーバ同期モジュール240、アプリケーション実行プラットフォーム250及びサーバプログラム更新部270のほかサーバ装置200の各部を制御する。システム実行制御部220は、保守制御部230から受信したクライアントポリシを、クライアント端末100に配信する処理を行う。
保守制御部230は、サービスの保守者から、保守対象となるURL、更新されたアプリケーションが保存されているファイルパス、保守の順番を示す保守順序を含む保守要求を受け付け、その内容に基づいて、図11〜図14に示すような新たな臨時クライアントポリシ、臨時サーバポリシを自動作成する。なお、保守要求には、”保守切り替え時のデータ同期”を要するか否かを指定する項目を設けることができる。”保守切り替え時のデータ同期”が必要であると指定されている場合、保守制御部230は、システム実行制御部220に対して、後述するサーバ/クライアントの保守の切り替え時にアプリケーションのデータの同期を要求する。
サーバ同期モジュール240は、システム実行制御部220の指示に従って、アプリケーション実行プラットフォーム250内のデータベース管理システム531を介して、サーバデータベース260の同期を行う。
サーバプログラム更新部270は、クライアント端末100のクライアントプログラム更新部170からの要求に応じて、アプリケーション510を送信する。
このようなサーバ装置200としては、多数のクライアント端末100に対して情報処理サービスを提供することを考えれば、処理性能の高いコンピュータを用いることが望ましい。後記するように原理上は、クライアント端末100と同等の性能でよい。例えば、クライアント端末100と通信できるPCや携帯電話機、電子手帳、PDA、腕時計、カーナビゲーションシステム、その他電子機器等を、サーバ装置200として用いることも可能である。
クライアント端末100及びサーバ装置200は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ及び通信装置を備える。また、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置や、キーボード、マウス、マイク等の入力装置、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を適宜外付けあるいは内蔵してもよい。
CPUがメモリに記憶される各種プログラムを実行することにより、クライアント端末100やサーバ装置200の上記した各機能が実現される。換言すれば、これら各種プログラムは、クライアント端末100やサーバ装置200を構成するコンピュータを上記した各処理手段として機能させる。これらCPUにより実行されるプログラムは、ネットワーク300を介して他の情報処理装置から受信するようにしても良いし、プログラムを記録した記録媒体から読み出すことにより取得してもよい。
ネットワーク300は、クライアント端末100とサーバ装置200とを通信可能に接続する通信路である。ネットワーク300は、少なくとも一部が無線の通信路により構成されていても良い。
アプリケーション実行プラットフォーム150/250は、例えばWEBサーバ、データベース管理システム等のアプリケーションを実行するために必要なプラットフォームである。本実施形態では、リクエスト受信サーバおよびデータベース管理システムが用いられているが、その他、Ruby on Rails等のアプリケーションフレームワークがあってもよい。
上記のようなアプリケーション実行プラットフォーム150/250上で実行されるアプリケーション510および511は、例えばPERLやRUBY、PYTHON等のスクリプトプログラム、HTML、CSS、画像等のリソースファイルおよびライブラリ等によって構成され、リクエスト受信サーバ520/521から渡されたリクエストを処理し、結果を返す。
リクエスト受信サーバ520/521は、リクエストをアプリケーション510及び511へ渡すプログラムであり、WEBサーバに代表される。
データベース管理システム530/531は、それぞれクライアントデータベース160又はサーバデータベース260を管理し、クライアント同期モジュール140やサーバ同期モジュール240がデータの同期を行う際にインタフェースとして機能する。
クライアントデータベース160及びサーバデータベース260は、アプリケーション510/511がサービスの提供に用いるデータである。図3は、アプリケーション510/511がスケジュール管理アプリケーションである場合のクライアントデータベース160に登録されるデータの例である。図4は、サーバデータベース260に登録されるデータの例である。図3、図4の相違点は、サーバデータベース260では、クライアント端末100を含む複数のユーザのデータが登録されている点である。
以下、本実施形態の動作について、クライアントポリシ400及びサーバポリシ410の具体例を示して詳説する。以下の例では、このスケジュール閲覧編集サービスが「http://www.sample.com/calendar/」以下のURL(Uniform Resource Locator)で提供されるものとする。また、スケジュール閲覧編集サービスにおける検索機能が「http://www.sample.com/calendar/search/」以下のURLで提供されるものとする。
また、以下の説明では、クライアント端末100及びサーバ装置200のアプリケーション実行プラットフォーム150/250には、ユーザに対し、スケジュール内容の閲覧、及び、スケジュールの追加、変更等の情報処理サービスを提供するアプリケーション510/511が搭載されているものとして説明する。例えば、ユーザは、クライアント端末100を使用することにより、ネットワーク300を介してサーバ装置200にアクセスし、サーバ装置200のサーバデータベース260に記憶されている自己のスケジュールデータを確認、スケジュールデータの追加、変更等を行うことができるものとする。
また、クライアント端末100のクライアントデータベース160にもスケジュールデータが記憶されている。従って、クライアント端末100とサーバ装置200とが通信できない状況になった場合であっても、クライアント端末100が、サーバデータベース260に記憶されているスケジュールデータにアクセスする制御から、クライアントデータベース160に記憶されているスケジュールデータにアクセスする制御に切り替えることにより、ユーザは、スケジュールの閲覧編集サービスの提供を継続して受けることできるものとする。
図5は、クライアント端末100に保持されるクライアントポリシ400の例を示す。Serverはサービスを提供するサーバ側のドメイン、Applicationは、上記サーバによって受けることのできるアプリケーションサービス(Schedule;スケジュール閲覧編集サービス)を示す。Request項以下に、/calendar/search/以下のURLを指定する機能を利用する際の振り分けルール、つまり検索機能へのアクセスに対する振り分けルール(分散実行ルール)及び同期ルールが記述される。図5の例では、/calendar/search以下のURLを指定したリクエストは、”標準動作としてサーバへ転送し、ネットワークへ接続できない場合は、クライアント側で処理をする”となっている。
また、クライアント側で処理をした際に生じたデータの扱いは同期ルール(同期ストレージ/同期タイプ/同期タイミング)に記述される。図5の例では、対象となるデータベースは”クライアントデータベースA”(クライアントデータベース160)、同期タイプは”サーバ装置200のサーバデータベース260への複製を行う”を意味するCOPYとなっている。同期するタイミングは”毎日24:00”に定期的に行うとなっている。
クライアント実行制御部120は、上記のようなクライアントポリシ400に従うように振り分け部130及びクライアント同期モジュール140の振る舞いを制御する。
図6は、サーバ装置200に保持されるサーバポリシ410の例を示す。クライアントポリシ400と対をなす内容となっており、/calendar/search以下のURLに対する振り分けルールが記述されている。サーバ側では、/calendar/search以下のURLへのアクセスに対して、原則(標準動作)としては、リクエストを受け付けるが、”サーバCPUアベレージ/5分(5分間のCPU使用率平均)が90%を超えた場合”にクライアント端末へ処理が移行される。
なお、図6では、後記するようにクライアント端末100への処理引継ぎの前に同期を行うこととしているため記述されていないが、サーバ装置200側で処理をした際に生じたデータの扱いを同期ルールとして記述することとしてもよい。
また、図6の”優先ポリシ”は、クライアントポリシとサーバポリシでルールが競合する場合、優先されるポリシを表している。図6の例では、サーバポリシが優先されることが指定されている。
サーバ装置200のシステム実行制御部220は、上記のようなサーバポリシ410に従うようにクライアント端末100のクライアント実行制御部120及びサーバ同期モジュール240の振る舞いを制御する。
上記のように運用されている状態において、スケジュールの閲覧編集サービスの保守者により、スケジュール閲覧編集サービスの検索機能にバグが発見され、クライアント端末内のアプリケーション510およびサーバ装置内アプリケーション511の双方の更新が必要になった場合の一連の動作について以下、説明する。
図7〜図9は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムのアプリケーションの更新動作を説明するためのシーケンス図である。図7を参照すると、スケジュールの閲覧編集サービスのサービス保守者は、保守制御部230に対して、図10に示す保守要求を入力する。
図10の保守要求には保守対象となるURL、更新されたアプリケーションが保存されているファイルパス、保守の順番を示す保守順序を含む。また、”保守切り替え時のデータ同期”項目は、サーバ/クライアントの保守(アプリケーション更新)ための処理切り替え時にアプリケーションのデータの同期を行うか否かが記述されている。図10の例では、保守の際にアプリケーションのデータの同期を行うことを示す「あり」が指定されている。
保守制御部230は、図10に例示した保守要求を解析し、図11、図12に示すような新たな臨時クライアントポリシ、臨時サーバポリシを自動作成し、システム実行制御部220に送信する(図7のステップS101)。図10の保守要求の保守順序で、サーバ側のアプリケーション511から保守を行うことが指定されているため、臨時クライアントポリシおよび臨時サーバポリシは、検索機能の処理をクライアント側で行うという内容になる。
システム実行制御部220は、従前のサーバポリシを保管し、生成された臨時サーバポリシをサーバポリシ410とする(図7のステップS102)。更にシステム実行制御部220は、クライアント実行制御部120に対して、前記生成された臨時クライアントポリシを配布する(図7のステップS103)。更に、システム実行制御部220は、サーバ同期モジュール240に対し、クライアント同期モジュール140からの同期要求に応じるよう同期ルールの変更を指示する(図7のステップS104)。
臨時クライアントポリシを受信したクライアント実行制御部120は、従前のクライアントポリシを保管し、前記受信した臨時クライアントポリシをクライアントポリシ400とする(図7のステップS105)。更に、クライアント実行制御部120は、振り分け部130及びクライアント同期モジュール140に対し、クライアントポリシ400に基づき、それぞれ振り分けルールの変更と、同期ルールの変更を指示する(図7のステップS106、S107)。上記同期ルールの変更により、クライアント端末100側の標準時に適用される同期ルールの時間条件(毎日24:00)が、一時的に無効となり、代わりに、速やかにサーバ同期モジュール240を介した同期(クライアントデータベースAの同期)が行われることになる。また、上記振り分けルールの変更によりクライアントプロセス500からのリクエストは、上記データ同期が完了次第クライアント端末100側で実行されるようになる。
このようにして、サーバ装置200からクライアント端末100への処理切り替えの際、変更前の同期ルールの内容に従い、”クライアントデータベース160”と“サーバデータベース260”の同期が行われる(図7の両矢印「同期」)。この結果、切り替え前にサーバ装置200側で処理を行っていたデータがクライアント端末100側に配備され、ユーザは継続してアプリケーションを利用することが可能となる。
スケジュールの閲覧編集サービスの保守者は、クライアント側で処理が行われている間、サーバ側のアプリケーション511を更新する(図7の右下「サーバ側アプリケーション保守」)。
更に、スケジュールの閲覧編集サービスの保守者は、図10の保守要求にして指定した”更新プログラムの保存パス”上にコピーする。なお、もともとそのパス上にアプリケーションが配置されている場合、コピーする必要はない。
上記作業が終了すると、スケジュールの閲覧編集サービスの保守者は、図8に示すとおり、保守制御部230に対して、保守終了要求を入力する。
前記保守終了要求を受信した保守制御部230は、次に、クライアント側のアプリケーションを更新するために、図13、図14に示すような新たな臨時クライアントポリシ、臨時サーバポリシを自動生成し、システム実行制御部220に送信する(図8のステップS201)。
システム実行制御部220は、生成された臨時サーバポリシをサーバポリシ410とする(図8のステップS202)。更に、システム実行制御部220は、クライアント実行制御部120に対して、前記生成された臨時クライアントポリシを配布するとともに、保守要求に指定された更新アプリケーションのファイルパスを指定して、クライアント装置100側のアプリケーションの更新を指示する(図8のステップS203)。更に、システム実行制御部220は、サーバ同期モジュール240に対し、クライアント同期モジュール140からの同期要求に応じるよう同期ルールの変更を指示する(図8のステップS204)。
臨時クライアントポリシを受信したクライアント実行制御部120は、前記受信した臨時クライアントポリシをクライアントポリシ400とするとともに(図8のステップS205)、振り分け部130及びクライアント同期モジュール140に対し、クライアントポリシ400に基づき、それぞれ振り分けルールの変更と、同期ルールの変更を指示する(図8のステップS206、S207)。上記同期ルールの変更により、速やかにサーバ同期モジュール240を介した同期(クライアントデータベースの同期)が行われることになる。また、上記振り分けルールの変更によりクライアントプロセス500からのリクエストはデータ同期が完了次第、再びサーバ装置200側に送られるようになる。
このようにして、クライアント端末100からサーバ装置200への処理切り替えの際、変更前の同期ルールの内容に従い、”クライアントデータベース160”と“サーバデータベース260”の同期が行われる(図8の両矢印「同期」)。この結果、切り替え前にクライアント端末100側で処理を行っていたデータがサーバ装置200側に配備され、ユーザは継続してアプリケーションを利用することが可能となる。
上記処理の切り替えが完了すると、クライアント実行制御部120は、クライアントプログラム更新部170に対し、アプリケーション510の更新を指示する(図9のステップS301)。なお、この更新指示には、クライアント実行制御部120は、システム実行制御部220より指定された更新アプリケーションのファイルパスが含まれているものとする。
アプリケーション510の更新指示を受けたクライアントプログラム更新部170は、サーバプログラム更新部270を介して、更新すべきアプリケーションが保存されているファイルパスからアプリケーションをダウンロードする(図9のステップS302、S303)。このとき、クライアントプログラム更新部170は、ダウンロードしたアプリケーションを、更新前のアプリケーションとは別の領域に保存する(図9のステップS304)。
前記ダウンロードしたアプリケーションの保存が完了すると、クライアントプログラム更新部170は、クライアント実行制御部120に対し、新しいアプリケーションの保存場所を通知する(図9のステップS305)。
前記通知を受けたクライアント実行制御部120は、ステップS105で保管しておいた元のクライアントポリシをクライアントポリシ400とするとともに(図9のステップS306)、振り分け部130及びクライアント同期モジュール140に対し、クライアントポリシ400に基づき、それぞれ振り分けルールの変更と、同期ルールの変更を指示する(図9のステップS307、S308)。更に、クライアント実行制御部120は、サーバ装置200のシステム実行制御部220に対して、保守完了を通知する。
前記保守完了通知を受けたサーバ装置200のシステム実行制御部220は、ステップ102で保管しておいた元のサーバポリシをサーバポリシ410とするとともに、サーバ同期モジュール240に対し、サーバポリシ410に基づき、同期ルールの変更を指示する(図9のステップS310)。
以上をもって、クライアント側アプリケーション及びサーバ側アプリケーションの更新を終了する。アプリケーションの更新中、ユーザは継続してアプリケーションを利用することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザに継続してアプリケーションを利用させた状態で、クライアント/サーバ双方のアプリケーションの更新を行うことが可能となる。また、その間に、ユーザにアプリケーションの更新を意識させることもない。
その理由は、ブラウザ等のクライアントプロセスから発行されるリクエストを、サーバ側のアプリケーションの更新時にはクライアント側で処理し、クライアント側のアプリケーションの更新時にはサーバで処理するというように、切り替えに先立ってデータの同期を行ってからクライアント/サーバ間で処理を切り替えるとともに、遊休状態となった側で、更新されたアプリケーションをダウンロードし、自動的に更新させるようにしたことにある。
また、本実施形態によれば、アプリケーションの更新とアプリケーションの実行がクライアント又はサーバのいずれか分散されるため、一方の負荷が過重となる事態を防ぐことが可能となる。特に、クライアント側は、サーバに比べて処理能力が貧弱であったり、バッテリで稼動するために、アプリケーションの更新とアプリケーションの実行の双方を実行することが困難となることが考えられるが、上記のように各処理を分散して処理するため、レスポンスタイムが長くなったり、アプリケーション更新中にバッテリが切れるといった事態の発生を著しく低減することができる。
また、本実施形態によれば、クライアント側のアプリケーションの更新中にクライアントが圏外等のネットワークに接続できない状況になった場合でも、アプリケーションを継続して利用することを可能である。その理由は、クライアント側のアプリケーションの更新を行う際、古い更新前のアプリケーションと異なる領域に新しいアプリケーションを保存することとしているためである。
[第2の実施形態]
続いて、上記した第1の実施形態とは逆に、通常時は、クライアント側でアプリケーションサービスを提供し、予備的にサーバ側がアプリケーションサービスを提供する本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態は、上記した第1の実施形態と、クライアントポリシ及びサーバポリシと、これに伴うクライアント端末100及びサーバ装置200の振る舞いが異なるのみであるので、以下、その相違点を中心に説明する。
本実施形態では、通常時に図11、図12に示すクライアントポリシ及びサーバポリシが適用され、クライアント端末100のクライアントプロセス500で発生したリクエストは、振り分け部130により、クライアント端末100のアプリケーション実行プラットフォーム150で処理される。
図15は、このような状態において、サーバ装置200の保守制御部230に保守順序を「クライアント、サーバ」の順とする保守要求が入力された場合の動作を表している。
上記した第1の実施形態と同様に、保守制御部230入力された保守要求を解析し、図13、図14に示すような新たな臨時クライアントポリシ、臨時サーバポリシを自動作成し、システム実行制御部220に送信する(図15のステップS401)。
臨時サーバポリシを受け取ったシステム実行制御部220は、従前のサーバポリシを保管し、生成された臨時サーバポリシをサーバポリシ410とする(図15のステップS402)。更にシステム実行制御部220は、クライアント実行制御部120に対して、前記生成された臨時クライアントポリシを配布するとともに、保守要求に指定された更新アプリケーションのファイルパスを指定して、クライアント装置100側のアプリケーションの更新を指示する(図15のステップS403)。
臨時クライアントポリシを受信したクライアント実行制御部120は、従前のクライアントポリシを保管し、前記受信した臨時クライアントポリシをクライアントポリシ400とする(図15のステップS405)。更に、クライアント実行制御部120は、振り分け部130及びクライアント同期モジュール140に対し、クライアントポリシ400に基づき、それぞれ振り分けルールの変更と、同期ルールの変更を指示する(図15のステップS406、S407)。
上記処理の切り替えが完了すると、クライアント実行制御部120は、図15に示したとおり、アプリケーション510の更新を実行し、更新完了後にポリシを元に戻す処理を行う。なお、サーバ側のアプリケーション511の更新は、上記保守要求を行う前にしておいても良いし、あるいは、クライアント側のアプリケーション510の更新が終わってから行うようにしてもよい。
以上のように、クライアント側でアプリケーションサービスを提供する形態で、アプリケーション更新時に、一時的にサーバ側がアプリケーションサービスを提供する構成においても本発明を適用することが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態では通常時のみに、クライアント環境情報収集部及びサーバ環境情報収集部で収集された環境情報に基づいて、サーバ、クライアントが、それぞれ他方に処理を引き継がせるものとして説明したが、上述したアプリケーションの更新時に、これら環境情報による例外処理を行うようにしても良い。
例えば、クライアント側の臨時クライアントポリシにおいて、バッテリ残量が所定値以下であったり、ネットワークとの接続状態が良好でない場合には、サーバ装置200に対しアプリケーションの更新を中止やエラー情報を返すようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、1台のクライアントを例示して説明したが、図8、図9に例示した手順を繰り返すことで複数のクライアントのアプリケーションサービス提供手段の保守を順次実行することも可能である。
本発明の概要を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を表したブロック図である。 クライアント端末のクライアントデータベースに格納されるデータの例である。 サーバ装置のサーバデータベースに格納されるデータの例である。 クライアント端末に保持されるクライアントポリシの例を示す図である。 サーバ装置に保持されるサーバポリシの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムのアプリケーションの更新動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムのアプリケーションの更新動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムのアプリケーションの更新動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムに入力される保守要求の例を示す図である。 図10の保守要求に基づいて作成される臨時クライアントポリシの例である。 図10の保守要求に基づいて作成される臨時サーバポリシの例である。 保守終了要求に基づいて作成される臨時クライアントポリシの例である。 保守終了要求に基づいて作成される臨時サーバポリシの例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムのアプリケーションの更新動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
10、100 クライアント端末
12、22 制御手段
13 切替手段
14、24 同期手段
17、27 プログラム更新手段
16、26 データベース
20、200 サーバ装置
30、300 ネットワーク
51、510、511 アプリケーション(プログラム)
110 クライアント環境情報収集部
120 クライアント実行制御部
130 振り分け部
140 クライアント同期モジュール
150、250 アプリケーション実行プラットフォーム
160 クライアントデータベース
170 クライアントプログラム更新部
210 サーバ環境情報収集部
220 システム実行制御部
230 保守制御部
240 サーバ同期モジュール
260 サーバデータベース
270 サーバプログラム更新部
400 クライアントポリシ
410 サーバポリシ
500 クライアントプロセス
520、521 リクエスト受信サーバ
530、531 データベース管理システム
1000 情報処理システム

Claims (13)

  1. サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備えるサーバと、
    自機側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからの指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントと、を含み、
    前記サーバは、前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求を受けると、前記サーバのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシを配布することにより、保守対象でない方のアプリケーションサービス提供手段にて前記指定されたアプリケーションサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、
    前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行し、
    前記臨時の動作ポリシを元に戻すことで前記クライアントに保守前の状態でユーザにサービスを提供させる情報処理システム。
  2. 前記サーバ又はクライアントの一方のアプリケーションサービス提供手段の保守が完了すると、前記サーバは、前記保守対象に指定されたアプリケーションサービス提供手段にてサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、
    前記サーバ又はクライアントのうち保守の完了していない方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記動作ポリシを更新することにより、前記サーバ及びクライアントのアプリケーションサービス提供手段の一方を他方のバックアップ系として利用することのできる請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 自機側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからの指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントと、接続可能であり、
    サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備え、
    前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求を受けると、前記サーバのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシを配布することにより、保守対象でない方のアプリケーションサービス提供手段にて前記指定されたアプリケーションサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方に、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行させ
    前記臨時の動作ポリシを元に戻すことで前記クライアントに保守前の状態でユーザにサービスを提供させるサーバ。
  5. 前記サーバ又は前記クライアントの一方のアプリケーションサービス提供手段の保守が完了すると、前記保守対象に指定されたアプリケーションサービス提供手段にてサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、前記サーバ又は前記クライアントのうち保守の完了していない方に、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行させる請求項に記載のサーバ。
  6. 前記動作ポリシを更新することにより、前記サーバ及び前記クライアントのアプリケーションサービス提供手段の一方を他方のバックアップ系として利用することのできる請求項4又は5に記載のサーバ。
  7. サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備えるサーバと、接続可能であり、
    自機側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシの配布による指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントであって、
    前記臨時の動作ポリシが元に戻されると、前記臨時の動作ポリシの配布前の状態でユーザにサービスを提供するクライアント。
  8. 前記サーバからの指示に基づいて、処理要求の送信先を自機から前記サーバに切り替えた後に、前記自機側のアプリケーションサービス提供手段の保守を行う請求項に記載のクライアント。
  9. 前記動作ポリシを更新することにより、前記サーバ及び自機のアプリケーションサービス提供手段の一方を他方のバックアップ系として利用することのできる請求項7又は8に記載のクライアント。
  10. サーバと、クライアントとが、それぞれ前記クライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段を備える情報処理システムにおける前記アプリケーションサービス提供手段の保守方法であって、
    前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求を受けたサーバが、前記保守対象に指定されなかった方のアプリケーションサービス提供手段に対して前記指定されたアプリケーションの処理要求を送信するよう前記クライアントに指示するとともに、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記保守対象に指定された方のアプリケーションサービス提供手段が利用するユーザのデータと、前記保守対象に指定されなかった方のユーザのデータとを同期させ、
    前記クライアントが、前記サーバからのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシの配布による指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記保守対象に指定されなかった方のアプリケーションサービス提供手段に切り替え、
    前記同期及び切り替えの完了後に、前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行するアプリケーションサービス提供手段の保守方法。
  11. 前記サーバ又はクライアントの一方のアプリケーションサービス提供手段の保守が完了すると、前記サーバは、前記保守対象に指定されたアプリケーションサービス提供手段にてサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示し、
    前記サーバ又はクライアントのうち保守の完了していない方が、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行する請求項10に記載のアプリケーションサービス提供手段の保守方法。
  12. クライアント側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからの指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントと、接続可能であり、
    サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備えるサーバを構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記サーバ又は前記クライアントのいずれか一方のアプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定した保守要求に基づき、URL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシを配布し、保守対象でない方のアプリケーションサービス提供手段にて前記指定されたアプリケーションサービスを継続するよう前記同期手段及び前記クライアントに指示する処理と、
    前記サーバ又はクライアントのうち保守対象に指定された方に、アプリケーションサービス提供手段の保守を実行させる処理と、を実行させるプログラム。
  13. サーバ側に保持されたユーザのデータを参照してクライアントからの処理要求を処理するアプリケーションサービス提供手段と、前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスを指定して前記サーバ側のユーザのデータとクライアント側に保持されたユーザのデータとの同期を行う同期手段と、前記クライアントに対して前記指定したアプリケーションサービスの処理要求の送信先を指示するとともに前記同期手段に同期を行わせてユーザに継続的にサービスを提供させる制御手段とを備えるサーバと、接続可能であり、
    クライアント側に保持されたユーザのデータを参照して前記アプリケーションサービス提供手段によって提供されるアプリケーションサービスの処理要求を前記サーバに代わって処理可能なアプリケーションサービス提供手段と、前記サーバからのURL(Uniform Resource Locator)とアプリケーションサービスを指定して前記クライアントの切替手段の動作を規定する臨時の動作ポリシの配布による指示に従い、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を前記サーバ又は前記自機側のアプリケーションサービス提供手段のいずれかに切り替える切替手段と、を備えるクライアントを構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記サーバからの指示に基づき、前記指定されたアプリケーションサービスの処理要求の送信先を自機からサーバに切り替える処理と、
    前記サーバの同期手段による同期が完了し、かつ、前記指示により処理要求の送信先をサーバに切り替えた後に、前記自機側のアプリケーションサービス提供手段の保守を実行する処理と、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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