JP5480768B2 - 血糖値管理装置及び血糖値管理プログラム - Google Patents

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本発明は、血糖値管理装置及び血糖値管理プログラムに適用して好適な技術に関する。
より詳細には、血糖計が計測した血糖値を音声で読み上げる機能を備える、血糖値管理装置及び血糖値管理プログラムに関する。
周知のように、糖尿病は膵臓のインスリン分泌異常に起因する。そのため、糖尿病患者は食事前に血糖値を測定し、その値に応じてインスリンを投与する必要がある。
従来、家庭内で患者或はその家族が血糖値を簡便に測定するために、出願人は、小型化した血糖値測定装置(以下「血糖計」)を開発し、製造販売している。また、出願人は病棟向けに複数の患者に対応可能な血糖計の開発を進めている。
更に、出願人は計測した血糖値を音声で読み上げる機能を備えた視覚障害者用の血糖計も製造販売している。
なお、本発明に関係すると思われる先行技術文献を特許文献1として記す。
特開2007−10317号公報
血糖計は小型の組み込みマイコンの機器である。特に、個人向けの血糖計は低コスト化及び低消費電力化を優先して開発されているので、搭載されているマイコンの演算能力は、血糖値を測定するために必要最小限の演算能力に留められている。
これに対し、血糖値を音声で読み上げる、という処理は、音声合成処理という演算処理を必要とする。また、マイコンに接続されるオーディオインターフェースと、これに接続されるスピーカを駆動するための電力も要求される。つまり、音声を発声させる処理を追加すると、マイコンの規模が大きくなり、電池の容量も増やさなければならない。つまり、必要最小限の筐体とマイコンで構成されている血糖計のままでは、音声合成処理を追加することができないので、新規にマイコンを選定し直し、電池を含めた筐体設計をやり直さなければならない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、血糖計が計測した血糖値を音声で読み上げる機能を備える、血糖値管理装置及び血糖値管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の血糖値管理装置は、血糖計から血糖値の測定データと血糖計の第一設定情報をダウンロードするための通信処理部と、測定データを音声合成にて読み上げる音声読み上げ処理部と、第一設定情報に含まれている血糖計音声フラグが論理の真であることを検出したら、測定データを音声読み上げ処理部に渡す制御部とを具備する。
血糖値管理装置に血糖計からダウンロードした測定データを読み上げるための音声読み上げ処理部を設ける。制御部は、血糖計内部の設定情報に含まれている血糖計音声フラグが論理の真であれば、測定データを読み上げるために音声読み上げ処理部に測定データを渡す。
本発明により、血糖計が計測した血糖値を音声で読み上げる機能を備える、血糖値管理装置及び血糖値管理プログラムを提供できる。
本発明の実施形態の例である、血糖計の外観斜視図である。 血糖計の内部ブロック図である。 血糖計の機能ブロック図である。 血糖値管理装置の機能ブロック図である。 血糖計の全体処理の流れを説明するフローチャートである。 血糖値管理装置の全体処理の流れを説明するフローチャートである。 血糖値管理装置の通信処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図1乃至図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の例である、血糖計及び血糖値管理装置の外観図である。
血糖計101は、医師や看護婦或いは本人等が、携帯電話のように手に持って操作して、血糖値を計測するための携帯型機器であり、このために大人の片手で容易に持てる形状及び重量で形成されている。
血糖計101の筐体102は、細長い合成樹脂の容器である。筐体102の長手方向の先端には、血糖値等を測定する金属でできた円筒形状のチップ装着部103が設けられている。チップ装着部103の内部には、後述するLEDとフォトトランジスタが内蔵されている。
チップ装着部103は図示しない血糖測定チップ(以下「測定チップ」)の着脱が可能なように形成されている。使用済みの測定チップは、図示しないイジェクトレバーを操作することでチップ装着部103から取り外すことができる。
また、筐体102の前面には測定結果や確認事項等を表示する、LCDディスプレイ104が設けられている。LCDディスプレイ104の側には、電源スイッチ105と操作ボタン106が設けられている。
血糖計101の筐体102の裏面には、計測した血糖値データ等の送受信を行うための、後述するICカードインターフェース(以下「ICカードI/F」)が埋め込まれている。
更に、血糖計101の内部には、この他に筐体102に内蔵される図示しないリチウムイオンバッテリや、計測した血糖値データ等の送受信を行う図示しないシリアルインターフェース等を有するが、本発明に直接的には関係しないので詳細は割愛する。
一方、血糖値管理装置107は、周知のパソコンに血糖値管理プログラムが読み込まれて実行されることで構成される。血糖値管理装置107には血糖計101から測定データ及び設定情報を受信するためのICカードリーダ108が周知のUSBケーブル109を通じて接続されている。
[血糖計101のハードウェア]
図2は、血糖計101の内部ブロック図である。
血糖計101は、マイコンよりなるシステムであり、CPU202、ROM203及びRAM204と、それらを接続するバス205から構成されている。バス205には、上記の構成以外に、主にデータ入力機能を提供する部分と、データ出力機能を提供する部分も接続されている。
血糖計101のデータ入力機能に該当する部位には、血糖計101にとって重要な血糖値の測定データを得るためのフォトトランジスタ206が接続されるA/D変換器207と、リアルタイムクロック(以下「RTC」)208、そして操作ボタン106である操作部209がある。
フォトトランジスタ206はLED210と共にチップ装着部103に内蔵される。
LED210には、LED210を発光駆動するためのD/A変換器211が接続されている。
LED210は、適切な強度の光を測定チップ内の試験紙に照射する必要があるので、予め後述する不揮発性ストレージ212に記憶してある発光強度データに基づいて発光するように制御される。
つまり、血糖計101を構成するマイコンを動作させる、ROM203に格納されているプログラムは、発光強度データを不揮発性ストレージ212から読み出し、D/A変換器211でアナログの電圧に変換して、LED210を発光駆動する。
LED210が発する光は、測定チップの試験紙に照射され、試験紙から発される反射光はフォトトランジスタ206を照射する。
フォトトランジスタ206が受光した光の強度によって変化する、フォトトランジスタ206のコレクタ−エミッタ間電圧(信号電圧)は、A/D変換器207413によって数値データに変換される。そして、この変換された数値データがRAM204及び不揮発性ストレージ212の所定領域に記録される。
RTC208は周知の日時データ出力機能を提供するICであり、多くのマイコンやパソコン等に標準搭載されているものである。マイコンの種類によってはRTC208を内蔵するものもある。
本発明の実施の形態の血糖計101では、測定して得た血糖値と、血糖値を測定した時点の日時情報を紐付けて、不揮発性ストレージ212に記憶する必要があるので、RTC208を明示している。
血糖計101のデータ出力機能としては、LCDディスプレイ104である表示部213がある。
表示部213には、ROM203に格納され、CPU202によって実行されるプログラムによって、様々な画面が表示される。
血糖計101内部のマイコンを構成する要素のうち、データ入出力機能の他に、データ記憶機能を提供する、EEPROMよりなる不揮発性ストレージ212がある。この不揮発性ストレージ212には、患者の血糖値や血糖計101の設定データ等が格納される。不揮発性ストレージ212に格納されたデータは、ICカードインターフェース(以下「ICカードI/F」)214を通じて、外部機器とやり取りされる。ICカードI/F214は、電磁波を用いて非接触で通信を行うためのインターフェースであり、例えばFeliCa(登録商標)である。したがって、ICカードI/F214は非接触通信インターフェースともいえる。
[血糖計101のソフトウェア]
図3は血糖計101の機能ブロック図である。マイコンが提供する機能に着目した図である。
LED210は、制御部301によってD/A変換器211を通じて発光駆動される。
LED210が発する光は、測定チップの試験紙302に照射され、試験紙302から発される反射光はフォトトランジスタ206を照射する。
フォトトランジスタ206のコレクタには、分圧抵抗R303を通じて電源電圧+Vccが印加されている。フォトトランジスタ206は測定チップ内部の試験紙302からLED210の反射光を受光すると、エミッタ−コレクタ間の抵抗値が変化する。このエミッタ−コレクタ間電圧はA/D変換器207でデジタルデータに変換される。
A/D変換器207から出力される、フォトトランジスタ206のエミッタ−コレクタ間電圧に基づくデジタルデータは、一旦制御部301に入力される。制御部301は、A/D変換器207から測定チップが装着されたことを示すデータが出力されたことを検出すると、血糖計101全体の動作モードを待機モードから測定モードに切り替える。そして、A/D変換器207が出力するデータを測定処理部304に渡す。
測定処理部304はデジタルデータに演算処理を施して血糖値データに変換して、制御部301に返す。制御部301は測定処理部304から得た血糖値データをRTC208から得た日時情報と共に不揮発性ストレージ212の測定データ領域に測定データ305として書き出すと共に、血糖値データと日時情報を表示部213に表示する。
ユーザによって操作部209が操作されると、操作部209が出力する操作情報が制御部301に入力される。制御部301は操作部209から操作情報が出力されたことを検出すると、血糖計101全体の動作モードを待機モードから設定モードに切り替える。そして、操作情報を設定処理部306に渡す。設定処理部306は表示部213に設定メニュー画面を表示して、操作情報に従って表示部213の表示内容を変更し、操作情報に従って設定情報307を不揮発性ストレージ212の設定情報領域に書き出す。
設定情報307は多種多様な情報を含むが、本実施形態に関する情報としては、「血糖計音声フラグ」と「音声読み上げ設定」がある。
血糖計音声フラグは、論理の「真」又は「偽」が設定されるフラグであり、「真」である場合、血糖値管理装置107に測定データを音声にて読み上げさせることを許可することを意味する。
音声読み上げ設定は、例えば1バイト或は数バイトの情報で構成され、「血糖値管理装置107に記録される最新の血糖値1件のみを読み上げる」か、「血糖値管理装置107に記録される最新の血糖値から所定の件数を読み上げる」か、「血糖値管理装置107に記録されるか否かに関わらず最新の血糖値1件のみを読み上げる」か、「血糖値管理装置107に記録されるか否かに関わらず最新の血糖値から所定の件数を読み上げる」かのいずれかと、読み上げる件数を設定する。
ICカードI/F214が接続される通信処理部308は、血糖値管理装置107のICカードリーダ108の存在を検出すると、通信開始の旨を制御部301に伝達する。制御部301は通信処理部308から通信開始の旨の情報を得ると、血糖計101全体の動作モードを待機モードから通信モードに切り替える。そして、不揮発性ストレージ212の測定データ領域内の測定データ305と、不揮発性ストレージ212の設定情報領域内の設定情報307を、通信処理部308を通じて血糖値管理装置107へ送信する。
つまり、制御部301は、A/D変換器207、操作部209及び通信処理部308を常時監視し、これらのいずれかからイベントが生じたことを検出すると、それらイベントに応じた処理を行う。制御部301は、A/D変換器207からデータを受信したら測定処理部304にデータを渡し、操作部209から操作情報を受信したら設定処理部306に操作情報を渡し、通信処理部308から通信開始の旨の情報を受信したら測定データ305及び設定情報307を血糖値管理装置107へ送信する。
[血糖値管理装置107のソフトウェア]
図4は血糖値管理装置107の機能ブロック図である。パソコンに血糖値管理プログラムを読み込ませて実行することで、パソコンが血糖値管理装置107として機能する際の機能ブロックを表す図である。
ユーザによって操作部401が操作されると、操作情報が制御部402に入力される。
制御部402は、操作部401から操作情報が出力されたことを検出すると、操作情報の内容に応じて、血糖値管理装置107の動作モードを変更する。
操作情報の内容が各種設定情報の変更を要求するコマンドであれば、血糖値管理装置107の動作モードを待機モードから設定モードに切り替えて、操作情報を設定処理部403に渡す。
また、操作情報の内容が患者の血糖値トレンドをグラフ表示する等の、各種設定情報の変更以外の処理を要求するコマンドであれば、血糖値管理装置107の動作モードを待機モードからその他処理モードに切り替えて、操作情報をその他処理部404に渡す。
設定処理部403又はその他処理部404は、操作情報に応じて表示部405に所定の表示画面を表示させる。
設定処理部403は、ユーザによる操作の結果として、図示しない不揮発性ストレージに設定情報406を保存する。
設定情報406は多種多様な情報を含むが、本実施形態に関する情報としては、「管理側音声フラグ」がある。
管理側音声フラグは、論理の「真」又は「偽」が設定されるフラグであり、「真」である場合、血糖計101の血糖計音声フラグが真であれば、血糖計101の測定データ305を音声にて読み上げることを意味する。
ICカードリーダ108が接続される通信処理部407は、血糖計101のICカードI/F214の存在を検出すると、通信開始の旨を制御部402に伝達する。制御部402は通信処理部407から通信開始の旨の情報を得ると、血糖値管理装置107の動作モードを待機モードから通信モードに切り替える。そして、血糖計101から受信した血糖値データを、図示しない不揮発性ストレージに設けられている測定値テーブル408に書き出すと共に、血糖計101から受信した設定情報406を一時記憶領域409内に書き出す。
制御部402は更に、血糖計101から受信した設定情報307の中に含まれている音声読み上げフラグが、論理の「真」であるか否かを確認する。もし、「真」であれば、更に血糖値管理装置107の設定情報の中に含まれている音声読み上げフラグが、論理の「真」であるか否かを確認する。そして、「真」であれば、血糖計101から受信した設定情報307の中に含まれている音声読み上げ設定情報に基づいて、血糖計101から受信した測定データ305のうちの、必要な部分の音声読み上げを実行する。具体的には、測定データ305の音声読み上げを実行する部分を抜粋して、音声読み上げのためのテキストデータを作成して、音声読み上げ処理部410に渡す。音声読み上げ処理部410は、制御部402から受け取ったテキストデータに基づいて音声データを作成し、オーディオインターフェース(以下「オーディオI/F」)411に出力する。オーディオI/F411はデジタルの音声データをD/A変換した後、電力増幅を行い、スピーカ412を駆動する。こうして、測定データ305の音声読み上げが実行される。
[動作]
図5は、血糖計101の全体処理の流れを説明するフローチャートである。
処理を開始すると(S501)、制御部301は、通信処理部308から通信開始の旨の情報が来たか否かを確認する(S502)。通信処理部308から通信開始の旨の情報が来たならば(S502のYES)、所定のプロトコルに従って血糖値管理装置107と通信処理を行い、測定データ305及び設定情報307を血糖値管理装置107に送信して(S503)、一連の処理を終了する(S504)。
ステップS502で、通信処理部308から通信開始の旨の情報が来ていないならば(S502のNO)、制御部301は次に、操作部209から操作情報が来たか否かを確認する(S505)。操作部209から操作情報が来たならば(S505のYES)、制御部301は操作情報を設定処理部306に渡して、血糖計101の各種設定を遂行する、設定処理を行う(S506)。そして、一連の処理を終了する(S504)。
ステップS505で、操作部209から操作情報が来ていないならば(S505のNO)、制御部301は次に、A/D変換器207から測定チップが装着されたことを示すデータが出力されたか否かを確認する(S507)。A/D変換器207から測定チップが装着されたことを示すデータが出力されたならば(S507のYES)、制御部301はA/D変換器207から出力されるデータを測定処理部304に渡して、血糖値の測定を遂行する測定処理を行う(S508)。そして、一連の処理を終了する(S504)。
ステップS504で終了するこの処理フローは、すぐにステップS501から繰り返し実行される。つまり、血糖計101は電源が投入されている状態においては、図5の処理フローを常時繰り返す。言い換えれば、制御部301は、通信処理部308、操作部209及びA/D変換器207をポーリングして、イベントが発生したらそのイベントに対応する処理を実行する。
図6は、血糖値管理装置107の全体処理の流れを説明するフローチャートである。
処理を開始すると(S601)、制御部402は、通信処理部407から通信開始の旨の情報が来たか否かを確認する(S602)。通信処理部407から通信開始の旨の情報が来たならば(S602のYES)、所定のプロトコルに従って血糖計101と通信処理を行い、測定データ305及び設定情報307を血糖計101から受信して(S603)、一連の処理を終了する(S604)。
ステップS602で、通信処理部407から通信開始の旨の情報が来ていないならば(S602のNO)、制御部402は次に、操作部401から操作情報が来たか否かを確認する(S605)。操作部401から操作情報が来たならば(S605のYES)、制御部402は操作情報の内容に応じて、設定処理或はその他処理のいずれかを、設定処理部403又はその他処理部404のいずれかに行わせる(S606)。制御部402は、操作情報が設定処理の内容であれば、操作情報を設定処理部403に渡して、設定処理部403に血糖値管理装置107の各種設定を遂行する設定処理を行わせる。また、制御部402は、操作情報が設定処理以外の内容であれば、操作情報をその他処理部404に渡して、設定処理部403に操作情報をその他処理部404に渡して、測定値テーブル408から所定の患者の血糖値データを読みだして血糖値トレンドを表すグラフを表示させる等のその他処理を行わせる。
そして、一連の処理を終了する(S604)。
ステップS604で終了するこの処理フローは、すぐにステップS601から繰り返し実行される。つまり、血糖値管理装置107は血糖値管理プログラムが動作している状態においては、図6の処理フローを常時繰り返す。言い換えれば、制御部402は、通信処理部407及び操作部401をポーリングして、イベントが発生したらそのイベントに対応する処理を実行する。
図7は、血糖値管理装置107の通信処理の流れを説明するフローチャートである。図6のステップS603の詳細である。
処理を開始すると(S701)、制御部はICカードリーダ108及び通信処理部407を通じて、血糖計101から測定データ305及び設定情報307を受信する(S702)。次に、制御部402は、測定データ305を測定値テーブル408に、設定情報307は一時記憶領域409に、それぞれ記録する(S702)。
次に、制御部402は、一時記憶領域409に保持されている血糖計101の設定情報307に含まれている、血糖計音声フラグを確認する(S704)。血糖計音声フラグが論理の「真」であれば(S704のYES)、次に制御部402は、血糖値管理装置107自身の設定情報406に含まれている、管理側音声フラグを確認する(S705)。管理側音声フラグが論理の「真」であれば(S705のYES)、この時点で血糖計音声フラグと管理側音声フラグが共に「真」であるので、一時記憶領域409に格納されている設定情報307に含まれている、音声読み上げ設定に基づいて、測定値テーブル408に記録された測定データ305の必要な部分について、音声で読み上げるための処理を、音声読み上げ処理部410に行わせる(S706)。そして、一連の処理を終了する(S707)。
ステップS704で血糖計音声フラグが論理の「偽」である場合(S704のNO)、或はステップS705で管理側音声フラグが論理の「偽」である場合(S705のNO)は、音声読み上げ処理を行わずに、処理を終了する(S707)。
つまり、血糖値管理装置107は、血糖計101との通信処理の直後に、血糖計音声フラグ及び管理側音声フラグを確認して、共に「真」であれば音声読み上げ処理を行う。
本実施形態の血糖値管理プログラムは、患者個人の自宅に据え置かれるパソコンにて実行される以外に、病院の待合室に据え置かれるパソコンにて実行されることも想定して作られている。
血糖値管理プログラムが患者個人の自宅のパソコンで稼働する場合、血糖値管理装置107の設定情報406の管理側音声フラグは「真」に設定する。そして、血糖計101の設定情報307の血糖計音声フラグも「真」に設定する。このような状態において、患者が血糖計101を操作して血糖値を測定した後、血糖計101をICカードリーダ108に近接させると、直ちに血糖計101と血糖値管理装置107との間で通信が始まり、測定データ305の音声読み上げが実行され、スピーカ412から血糖値が音声合成にて読み上げられる。
しかし、患者個人の自宅のパソコンで稼働する場合であっても、血糖計101の血糖計音声フラグが論理の「偽」であれば、音声読み上げ処理は行われない。
血糖値管理プログラムが病院の待合室のパソコンで稼働する場合、血糖値管理装置107の設定情報406の管理側音声フラグは「偽」に設定する。こうすることで、任意の患者の血糖計101をICカードリーダ108に近接させた際、血糖計101の設定情報307の血糖計音声フラグが「真」に設定されていても、測定データ305の音声読み上げは実行されず、スピーカ412から血糖値は読み上げられない。したがって、患者のプライバシーは保護される。
本実施形態は、以下のような応用例が考えられる。
(1)血糖値管理装置107を、パソコンの代わりに携帯電話で代用することができる。現在市場に流通する携帯電話の場合、非接触の近距離データ通信の手段として、ICカードインターフェースが埋め込まれているが、ICカードリーダを備えていない。そこで、通信手段にBlueTooth(登録商標)を用いることが好ましいであろう。この場合、血糖値管理プログラムを携帯電話の待ち受け用のアプリケーションプログラムとして構成し、待ち受け画面を表示しているときはBlueTooth(登録商標)インターフェースをポーリングする構成になる。
本実施形態においては、血糖値管理装置107を開示した。
血糖計101を血糖値管理装置107のICカードリーダ108に近接させると、血糖計101から測定データ305と設定情報307が血糖値管理装置107にダウンロードされる。通信が終了した直後、設定情報307に含まれている血糖計101の血糖計音声フラグと、血糖値管理装置107の設定情報406に含まれている管理側音声フラグが共に論理の「真」であれば、血糖値管理装置107の音声読み上げ処理部410が稼働し、血糖計101に記録されている患者の血糖値が、スピーカ412から読み上げられる。したがって、血糖計101に音声合成の機能を備えなくとも、視覚障害者にとって便利な血糖値測定環境を実現することができる。
更に、血糖値管理装置107の方にも管理側音声フラグを持たせることで、病院の待合室で血糖値管理装置107が稼働している場合における、患者のプライバシーを保護することができる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
101…血糖計、102…筐体、103…チップ装着部、104…LCDディスプレイ、105…電源スイッチ、106…操作ボタン、107…血糖値管理装置、108…ICカードリーダ、109…USBケーブル、202…CPU、203…ROM、204…RAM、205…バス、206…フォトトランジスタ、207…A/D変換器、208…RTC、209…操作部、210…LED、211…D/A変換器、212…不揮発性ストレージ、213…表示部、214…ICカードインターフェース、301…制御部、302…試験紙、R303…分圧抵抗、304…測定処理部、305…測定データ、306…設定処理部、307…設定情報、308…通信処理部、401…操作部、402…制御部、403…設定処理部、404…他処理部、405…表示部、406…設定情報、407…通信処理部、408…測定値テーブル、409…一時記憶領域、410…音声読み上げ処理部、411…オーディオインターフェース、412…スピーカ

Claims (4)

  1. 血糖計から血糖値の測定データと前記血糖計の第一設定情報をダウンロードするための通信処理部と、
    前記測定データを音声合成にて読み上げる音声読み上げ処理部と、
    前記第一設定情報に含まれている血糖計音声フラグが論理の真であることを検出したら、前記測定データを前記音声読み上げ処理部に渡す制御部と
    を具備する血糖値管理装置。
  2. 更に、
    前記通信処理部に接続されて前記血糖計と非接触にて通信を行うための非接触通信インターフェースを備え、
    前記通信処理部は、前記血糖計が前記非接触通信インターフェースに近接したことを検出すると前記血糖計の設定情報をダウンロードする、
    請求項1記載の血糖値管理装置。
  3. 更に、
    前記血糖値管理装置の第二設定情報を備え、
    前記制御部は、前記第一設定情報に含まれている血糖計音声フラグが論理の真であり、且つ前記第二設定情報に含まれている管理側音声フラグが論理の真であることを検出したら、前記測定データを前記音声読み上げ処理部に渡す、
    請求項1又は2記載の血糖値管理装置。
  4. コンピュータを、
    血糖計から血糖値の測定データと前記血糖計の第一設定情報をダウンロードするための通信処理部と、
    前記測定データを音声合成にて読み上げる音声読み上げ処理部と、
    前記第一設定情報に含まれている血糖計音声フラグが論理の真であることを検出したら、前記測定データを前記音声読み上げ処理部に渡す制御部と
    を具備する血糖値管理装置として動作させるための、血糖値管理プログラム。
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