JP5479930B2 - 車載機、及び、車載機の制御方法 - Google Patents

車載機、及び、車載機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載された車載機、及び、当該車載機の制御方法に関する。
従来、車両に対し着脱可能に設けられた車載機(車載用電子機器)において、車両から取り外されて盗難されることを防止したものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ユーザー認証を実行し、正規のユーザーのみが車載機を利用可能とすることにより、盗難を防止している。
特開2007−326463号公報
ここで、車載機について何らかのエラーが発生した場合、盗難の危険があるとして、一律にユーザー認証を実行することを考える。この場合、盗難に起因してエラーが発生した場合だけでなく、盗難とは関係なくエラーが発生した場合であっても、ユーザーがユーザー認証に伴う処理を行う必要があり、ユーザーの利便性が低下するという問題が発生する。一方で、ユーザー認証が実行される条件を簡易にすればするほど、ユーザー認証を行うことによる盗難の抑止力が低下するという問題が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性を向上しつつ、適切に盗難を防止することを可能とした車載機、及び、車載機の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載された車載機であって、動作モードとして、ユーザー認証が必要とされるセキュリティーモードが設けられ、前記車両から取り外されたことに起因して前記車両からの電力の供給が停止したことを含む所定の事象が発生したことをトリガーとして、リセット処理を実行するリセット処理実行部と、このリセット処理実行部によるリセット処理のトリガーとなった前記所定の事象を示す情報であるトリガー情報を不揮発性メモリーに記憶するトリガー情報記憶部と、前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別する判別部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、判別部は、不揮発性メモリーに記憶されたトリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別するため、リセット処理が行われるトリガーとなった事象に応じて適切に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、不必要にセキュリティーモードへ移行することを防止できユーザーの利便性を向上できると共に、盗難に起因してリセット処理が実行された場合に確実に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、適切な盗難防止が可能となる。
ここで、上記発明の車載機において、前記所定の事象には、エラーが発生したことが含まれ、エラーには、エラーが発生したことをトリガーとして前記リセット処理実行部によりリセット処理が実行された場合に、そのエラーの性質上、動作モードをセキュリティーモードへ移行する必要がないエラーである移行不要エラーが含まれ、前記判別部は、前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、前記所定の事象が、前記移行不要エラーが発生したことであるか否かを判別し、前記所定の事象が前記移行不要エラーが発生したことである場合は、動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別するようにしてもよい。
この構成によれば、上述のような移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が行われた場合に、動作モードがセキュリティーモードへ移行することを防止でき、ユーザーの利便性を向上しつつ、適切な盗難防止が可能となる。
また、上記発明の車載機において、前記不揮発性メモリーに、前記トリガー情報として所定の初期値を記憶しておき、前記トリガー情報記憶部は、前記移行不要エラーが発生したことをトリガーとして前記リセット処理部によりリセット処理が実行される場合、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として記憶された所定の初期値を、当該移行不要エラーの内容を示す値によって上書き更新し、前記判別部は、前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合であって、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として所定の初期値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別する一方、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として前記移行不要エラーの内容を示す値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別するようにしてもよい。
この構成によれば、移行不要エラーの発生をトリガーとしてリセット処理が実行された場合にのみ、不揮発性メモリーにトリガー情報として記憶された所定の初期値が移行不要エラーの内容を示す値によって上書き更新される。そして、不揮発性メモリーにトリガー情報として移行不要エラーの内容を示す値が記憶されている場合に、動作モードをセキュリティーモードへ移行しないことにより、移行不要エラーの発生をトリガーとしてリセット処理が実行された場合にのみ動作モードをセキュリティーモードへ移行しないこととなる。これにより、盗難に起因してリセット処理が実行されていない場合にのみ動作モードがセキュリティーモードへ移行しないこととなり、より適切に盗難を防止できる。
また、上記発明の車載機において、前記リセット処理部によってリセット処理を強制的に実行させた上で、動作モードをセキュリティーモードへ移行させる指示を入力可能に構成し、前記指示が入力された場合、前記トリガー情報記憶部は、前記不揮発性メモリーにトリガー情報として前記指示が入力されたことを示す情報を記憶し、前記判別部は、前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合であって、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として前記指示が入力されたことを示す情報が記憶されている場合、動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別するようにしてもよい。
この構成によれば、例えば、車載機に係る製品の製造段階、出荷段階等において、あえてリセット処理を実行した上で動作モードをセキュリティーモードへ移行したい場合に、これが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、動作モードとして、ユーザー認証が必要とされるセキュリティーモードが設けられた車載機を制御して、前記車両から取り外されたことに起因して前記車両からの電力の供給が停止したことを含む、所定の事象が発生したことをトリガーとして、リセット処理を実行すると共に、リセット処理が実行されるトリガーとなった前記所定の事象を示す情報であるトリガー情報を不揮発性メモリーに記憶し、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別することを特徴とする。
この制御方法によれば、判別部は、不揮発性メモリーに記憶されたトリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別するため、リセット処理が行われるトリガーとなった事象に応じて適切に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、不必要にセキュリティーモードへ移行することを防止できユーザーの利便性を向上できると共に、盗難に起因してリセット処理が実行された場合に確実に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、適切な盗難防止が可能となる。
本発明によれば、ユーザーの利便性を向上しつつ、適切に盗難を防止できる。
本実施形態に係る車載オーディオ装置を正面から見た図である。 車載オーディオ装置の機能的構成を示すブロック図である。 車載オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。 トリガー事象テーブルの構成を模式的に示す図である。 車載オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車載オーディオ装置1(車載機)を正面から見た図である。
車載オーディオ装置1は、図示せぬ固定機構を介して車両に固定された装置であり、車両に搭乗したユーザーの指示に応じて、ラジオ放送に係る電波を受信してラジオ放送を放音し、また、楽曲CDに記録された楽曲を再生する装置である。
車載オーディオ装置1が搭載された車両には、車載バッテリー10(図2)が搭載されると共に、ACC電源のオン/オフを切り替えるACCスイッチ(不図示)が設けられている。このACCスイッチは、車両に設けられたエンジンキー差込口にエンジンキーを差した状態で、このエンジンキーを所定の角度に回動させることによりオン/オフが切り替えられる構成となっている。
図1に示すように、車載オーディオ装置1の正面に設けられた正面パネル11の上部には、楽曲CDを出し入れするディスク挿入口12が設けられており、このディスク挿入口12の正面視右下方には、車載オーディオ装置1に挿入された楽曲CDを取り出すためのディスクイジェクトキー13が設けられている。
ディスク挿入口12の正面視左下方には、車載オーディオ装置1に異常が発生した場合にそのことを報知するための警告ランプ14が設けられている。警告ランプ14は、LEDを備えており、このLEDが所定の態様で点滅/点灯することにより、車載オーディオ装置1に異常が発生したことを報知する。
ディスク挿入口12の下方には、液晶ディスプレイからなる表示器15が設けられている。この表示器15には、車載オーディオ装置1の状態や動作モード、選択中のラジオ放送のチャンネル、聴取中の楽曲のタイトル等の各種情報が表示される。
表示器15の下方には、FM選択用スイッチ16、AM選択用スイッチ17、及び、CD選択用スイッチ18が正面視左から順に並べて設けられている。FM選択用スイッチ16は、FM放送を受信する際に操作され、AM選択用スイッチ17は、AM放送を受信する際に操作され、また、CD選択用スイッチ18は、楽曲CDに記録された楽曲を聴取する際に操作されるスイッチである。
FM選択用スイッチ16、AM選択用スイッチ17、及び、CD選択用スイッチ18の下方には、戻しスイッチ19、及び、送りスイッチ20が正面視左から順に並べて設けられている。これらスイッチは、ラジオ放送のチャンネルの選択や、楽曲CDに記憶された複数の楽曲の中から再生すべき楽曲を選択する際に用いられるスイッチである。
戻しスイッチ19、及び、送りスイッチ20の下方には、6つの番号スイッチ21が設けられており、各番号スイッチ21には、「1」〜「6」の番号がそれぞれ付与されている。番号スイッチ21は、各種選択/決定の指示等を行うスイッチとして汎用的に用いられる他、詳細は後述するが、車載オーディオ装置1の動作モードがセキュリティーモードに移行した状況下で、ユーザーがパスワードを入力する際に利用される。
戻しスイッチ19の正面視左方、及び、送りスイッチ20の正面視右方には、それぞれ、ボリュームスイッチ22が設けられている。ボリュームスイッチ22は、回転操作可能に構成され、回転操作により音量の調整が可能である。
図2は、車載オーディオ装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、車載オーディオ装置1は、制御部30と、チューナー部31と、メディア装置32と、音声処理部33と、表示部34と、入力部35と、LED駆動部36と、入出力インターフェイス部37と、EEPROM38(不揮発性メモリー)と、を備えている。
制御部30は、車載オーディオ装置1の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行手段としてのCPUや、記憶手段としてのROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM、その他周辺回路を備えている。
制御部30には、車両に搭載された車載バッテリー10から、直接、電力が供給されており、ACCスイッチのオン/オフにかかわらず、常時、作動する。一方で、車載オーディオ装置1が車両から取り外された場合、車載バッテリー10からの電力の供給が遮断され、制御部30の以後の作動が停止する。一旦、車両から車載オーディオ装置1が取り外された後、再び車載オーディオ装置1が車両に取り付けられ、電力の供給が再開された場合、制御部30は、所定のリセット処理を実行する。つまり、本実施形態に係る車載オーディオ装置1は、当該車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことをトリガーとしてリセット処理を実行する。
リセット処理とは、車載オーディオ装置1を初期状態に戻すことによって、車載オーディオ装置1の正常な起動が行われるようにするための処理であり、制御部30が備えるROMやRAMその他の周辺回路の所定の初期化処理を含む処理が行われる。
車載オーディオ装置1が車両から取り外される場合としては、装置の交換、メンテナンスその他の理由によりユーザーが意図的に取り外す場合の他、盗難によって取り外される場合がある。
また、本実施形態では、制御部30は、所定の条件が成立した場合に、リセット処理を実行するリセット処理実行部として機能する。
チューナー部31は、車載オーディオ装置1に設けられた各種スイッチを介してユーザーによって選択されたチャンネルに対応する周波数にラジオアンテナ40が受信している電波を同調させる同調回路と、同調した電波を音声信号に復調する復調回路とを備え、制御部30の制御の下、選択されたチャンネルのラジオ放送に係る音声信号を生成し、制御部30に出力する。制御部30は、当該音声信号を音声処理部33に出力する。
メディア装置32は、楽曲CDを再生するための装置であり、制御部30の制御の下、楽曲CDに記録された楽曲に係るデータの読み出しを行い、読み出したデータを音声信号として制御部30に出力する。制御部30は、当該音声信号を音声処理部33に出力する。
なお、本実施形態では、メディア装置32として楽曲CDを再生するための装置を適用した場合を例にして説明するが、メディア装置はこれに限らず例えば、MDやDVD等の各種メディアを再生するための装置であってもよい。
音声処理部33は、D/Aコンバーターや、ヴォリューム、アンプ等を備え、制御部30の制御の下、制御部30から入力された音声信号をデジタル/アナログ変換し、増幅した後、所定の音量で音声としてスピーカー41から放音する。
表示部34は、制御部30の制御の下、表示器15を制御して表示器15に各種情報を表示する。
入力部35は、車載オーディオ装置1に設けられた各種スイッチに接続され、各種スイッチに対する操作を検出し、操作信号として制御部30に出力する。
LED駆動部36は、警告ランプ14が備えるLEDに接続され、制御部30の制御の下、LEDに駆動信号を出力して、LEDを所定の態様で点灯/点滅させる。
入出力インターフェイス部37は、外部通信コネクター43に接続され、制御部30の制御の下、外部通信コネクター43を介して接続された外部機器との間で通信規格に準拠した通信を行う。
EEPROM38は、データの書き込み/消去が可能な半導体メモリーであり、書き込まれたデータを不揮発的に記憶する。EEPROM38には、トリガー情報データ45が記憶される。トリガー情報データ45は、詳細は後述するが、リセット処理のトリガーとなる事象が発生した場合、所定の条件に従って、当該事象のIDを示す値によってその値が上書き更新される。なお、トリガー情報データ45の初期値は、「0」を示す値であり、上書き更新されない限り、トリガー情報データ45は値「0」が維持される。
また、EEPROM38には、トリガー事象テーブル46が記憶されるがこれについては後述する。
ところで、上述したように、本実施形態では、盗難に起因して車両から車載オーディオ装置1が取り外される可能性がある。このような盗難に起因する取り外しに対応するため、本実施形態に係る車載オーディオ装置1では、上述したリセット処理が実行された場合、動作モードをセキュリティーモードへ移行する構成となっている。
セキュリティーモードとは、正規のユーザーのみが車載オーディオ装置1を利用できるようにしたモードである。このセキュリティーモードでは、まず、制御部30は、表示部34を制御して、表示器15にパスワードの入力を要求する旨表示する。そして、制御部30は、パスワードが入力されない限り、車載オーディオ装置1に対するあらゆる指示を受け付けない。パスワードは、例えば、1〜6の数字を使った5桁の所定の番号等として予め定められ、正規のユーザーにのみ伝えられている。ユーザーは、番号スイッチ21を利用して、パスワードの入力を実行する。
このように、リセット処理が実行された後、動作モードがセキュリティーモードへ移行するため、盗難により車載オーディオ装置1が車両から一旦取り外された後に再び別の車両に取り付けられた場合、リセット処理が実行された上で動作モードがセキュリティーモードへ移行することとなる。この場合、パスワードを知らない非正規のユーザーが、車載オーディオ装置1を利用できないこととなる。これにより、車載オーディオ装置1を盗難によって取得することが無意味化し、このことが盗難の抑止力となり、盗難が防止される。
しかしながら、リセット処理は、盗難に起因して車載オーディオ装置1が車両から取り外された場合のみならず、例えば、制御部30が備えるCPUによるプログラムの処理時にエラーが発生したことをトリガーとして行われる場合がある。このような場合に、一律に、リセット処理を実行した後に動作モードをセキュリティーモードへ移行したとすると、ユーザーは、盗難されてないにもかかわらず、リセット処理が実行される度にパスワードの入力という煩雑な作業を行う必要が生じ、ユーザーの利便性が損なわれてしまう。
以上を踏まえ、本実施形態に係る車載オーディオ装置1は、以下の動作を実行することにより、ユーザーの利便性を向上しつつ、盗難を適切に防止している。
図3は、車載オーディオ装置1の動作を示すフローチャートであり、特に、車載オーディオ装置1が取り外されたことに起因せずにリセット処理を実行する際の動作を示している。
以下の動作では、車載オーディオ装置1の制御部30は、EEPROM38に記憶されたトリガー情報データ45を上書き更新するトリガー情報記憶部として機能する。
まず、車載オーディオ装置1の制御部30は、上述したリセット処理を実行する必要があるエラーが発生したか否かを監視する(ステップSA1)。「リセット処理を実行する必要があるエラー」とは、当該エラーの発生に起因して車載オーディオ装置1が誤動作や、異常動作、回復不能な故障を起こす可能性があるため、リセット処理を実行することによって車載オーディオ装置1を初期状態に戻し、改めて車載オーディオ装置1を正常に起動させる必要があるようなエラーのことである。
リセット処理が必要なエラーが発生した場合(ステップSA1:YES)、制御部30は、発生したエラーが移行不要エラーであるか否かを判別する(ステップSA2)。
移行不要エラーとは、盗難により車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことに起因して発生したエラーではないことが明らかであり、当該移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理を行った場合であっても、動作モードをセキュリティーモードへ移行する必要が無いようなエラーのことである。すなわち、この移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が行われた場合は、盗難により車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことをトリガーとしてリセット処理が行われたわけではないことが明確であるため、動作モードをセキュリティーモードへ移行する必要がなく、かつ、セキュリティーモードへ移行しないことによりユーザーの利便性が向上する。
図4は、EEPROM38に記憶されたトリガー事象テーブル46を模式的に示す図である。
トリガー事象テーブル46は、リセット処理のトリガーとなる事象と、事象毎に一意に付与されるIDと、を対応づけて記憶するテーブルであり、図4に示すようにIDフィールド47と、事象フィールド48と、を備えている。
IDフィールド47は、IDを示すIDデータが格納されるフィールドである。
事象フィールド48は、リセット処理のトリガーとなる事象の内容を示す事象データが格納されるフィールドである。
図4を参照し、本実施形態では、IDとして、「3」〜「8」が付与された事象が、移行不要エラーの発生に該当する。
詳述すると、ID=3に対応するレコード(図4に示すトリガー事象テーブル46の上から3番目のレコード。以後、「ID3レコード」と表現する。他のレコードについても同様に表現する。)が示す「メッセージ領域のオーバーフローの発生」とは、本実施形態に係る車載オーディオ装置1では、組み込まれたOSに対し、割り込み処理に係るデータや各種イベントの発生に係るデータ等をメッセージとして出力する構成となっているが、これらデータの一時記憶領域のオーバーフローが発生したことを示している。
また、ID4レコードが示す「スタックのオーバーフローの発生」とは、制御部30のCPUによるプログラムの実行に際し、例えば、プログラム上で定義された変数に格納されているデータの記憶等に利用されるスタックについて、オーバーフローが発生したことを示している。
また、ID5レコードが示す「ウォッチドッグタイマーに基づく処理の発生」とは、所定の規則に従ってウォッチドッグ動作が行われなかったことを示している。
また、ID6レコードが示す「トラップ命令の実行」とは、本実施形態では、所定のエラーが発生した場合に、制御部30のCPUによってトラップ命令が実行される構成となっており、当該トラップ命令が実行されたことを示している。
また、ID7レコードが示す「不正命令コード例外の発生」とは、制御部30に入力される命令コードについて、例えば、命令コードのアドレス部が示す値が命令と対応していない場合等、異常な命令コードが入力されたことを示している。
また、ID8レコードが示す「ダミー関数コールの発生」とは、プログラムを実行する上で所定のエラーが発生している場合にコールされることを目的としてプログラム上で定義されたダミー関数がコールされたことを示している。
これらID=3〜8が付与された事象は、例えば、データを記憶すべき領域のオーバーフローや、プログラムのバグ等に起因して発生する事象であり、盗難に起因して発生するものでないことが明らかである。従って、これら事象が発生したことをトリガーとしてリセット処理が実行された場合において、動作モードをセキュリティーモードへ移行させなかったとしてもセキュリティー上の問題は生じ得ず、また、動作モードをセキュリティーモードへ移行させないことが本来のユーザー本意の動作である。
さて、前掲図3に戻り、ステップSA2において、発生したエラーが移行不要エラーである場合(ステップSA2:YES)、制御部30は、EEPROM38に記憶されたトリガー事象テーブル46を参照し、当該移行不要エラーのIDを示す値によって、トリガー情報データ45を上書き更新する(ステップSA3)。本実施形態では、このステップSA3において、トリガー情報データ45は、値「3」〜値「8」のいずれかの値によって更新される。
一方、ステップSA2において、発生したエラーが移行不要エラーでない場合(ステップSA2:NO)、換言すれば、移行不要エラーとしてトリガー事象テーブル46に登録されたエラーではない場合、制御部30は、処理手順をステップSA4に移行する。
ステップSA4において、制御部30は、上述したリセット処理を実行する。
次いで、リセット処理が実行された後における車載オーディオ装置1の動作について説明する。
図5は、リセット処理が実行された後における車載オーディオ装置1の動作を示すフローチャートである。
以下説明する動作において、制御部30は、リセット処理が実行された場合、不揮発性メモリーであるEEPROM38に記憶されたトリガー情報データ45に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別する判別部として機能する。
まず、制御部30によりリセット処理が実行される(ステップSB1)。
上述したように、リセット処理が実行される場合としては、1.車載オーディオ装置1が車両から一旦取り外された後、再び車両に搭載され車両からの電力供給が再開された場合、2.リセット処理を実行する必要があるエラーが発生した場合、がある。
さらに、本実施形態では、以下の場合にリセット処理が実行される。
すなわち、車載オーディオ装置1の製造に携わる者(以下、「作業者」という)が、製造段階や、出荷段階において、リセット処理の実行を指示し、この指示に基づいて強制的にリセット処理が実行される場合がある。例えば、制御部30が実装された基板上に、強制的にリセット処理を実行させるためのスイッチを設けておき、製造段階や、出荷段階において、適宜、作業者によって当該スイッチが操作され、リセット処理が実行される場合がある。この場合、リセット処理後にセキュリティーモードへ移行することの確認(テスト)が同時に行われる場合があり、また、車載オーディオ装置1を商品として出荷できる状態(セキュリティーの観点から動作モードがセキュリティーモードに移行している状態)とする必要があるため、リセット処理後に動作モードがセキュリティーモードへ移行することが求められる。
なお、図4のID1レコードが、リセット処理を実行する旨の指示をトリガーとしてリセット処理が実行される場合に対応している。すなわち、リセット処理が実行されるトリガーとなる事象である「リセット処理の実行の指示」という事象には、ID=1が付与されている。
そして、リセット処理の実行の指示をトリガーとしてリセット処理を実行する場合、制御部30は、EEPROM38にアクセスし、トリガー情報データ45を、値「1」に上書き更新した上で、リセット処理を実行する。
また、リセット処理が実行される場合としては、車載オーディオ装置1に外部通信コネクター43を介してパーソナルコンピューター等の外部機器が接続され、この外部機器からリセット処理の実行が指示された場合がある。本実施形態に係る車載オーディオ装置1は、接続された外部機器からリセット処理の実行を指示可能な構成とされ、作業者やユーザーは、状況に応じて外部機器を介して車載オーディオ装置1にリセット処理を行わせることができる。この場合、リセット処理後にセキュリティーモードへ移行することの確認(テスト)が同時に行われる場合があり、また、車載オーディオ装置1を商品として出荷できる状態(セキュリティーの観点から動作モードがセキュリティーモードに移行している状態)とする必要があるため、リセット処理後に動作モードがセキュリティーモードへ移行することが求められる。なお、図4のID2レコードが、外部機器を介した指示によってリセット処理が実行される場合に対応している。すなわち、リセット処理が実行されるトリガーとなる事象である「外部機器を介した指示」という事象には、ID=2が付与されている。
そして、外部機器を介した指示をトリガーとしてリセット処理を実行する場合、制御部30は、EEPROM38にアクセスし、トリガー情報データ45を、値「2」に上書き更新した上で、リセット処理を実行する。
さて、前掲図5に戻り、ステップSB1においてリセット処理が実行された後、制御部30は、EEPROM38にアクセスし、トリガー情報データ45を取得する(ステップSB2)。
次いで、制御部30は、トリガー情報データ45が示す値が、値「3」以上であるか否かを判別する(ステップSB3)。ここで、トリガー情報データ45が示す値が値「3」以上である場合は、移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が実行された場合である。この場合、上述したように、盗難により車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことをトリガーとしてリセット処理が実行されていないことが明らかであるため、リセット処理後に動作モードをセキュリティーモードへ移行する必要がない。
一方で、トリガー情報データ45が示す値が値「3」よりも小さい場合には、車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことをトリガーとしてリセット処理が実行され、また、リセット処理が必要なエラーが発生した場合であって、当該エラーが移行不要エラーでない場合がある。これらの場合は、トリガー情報データ45が上書き更新されることがないため、トリガー情報データ45の値は、初期値である値「0」である。
また、トリガー情報データ45が示す値が値「3」よりも小さい場合は、作業者によってリセット処理を実行することが指示された場合(図4のID1レコードに対応する事象)、又は、外部機器を介してリセット処理を実行することが指示された場合(図4のID2レコードに対応する事象)がある。
トリガー情報データ45が示す値が、値「3」以上である場合(ステップSB3:YES)、制御部30は、動作モードを通常モードへ移行する(ステップSB4)。通常モードとは、車載オーディオ装置1を利用にするにあたってユーザー認証が行われない動作モードである。
次いで、制御部30は、トリガー情報データ45を初期値である値「0」で上書き更新する(ステップSB5)。
一方、トリガー情報データ45が示す値が、値「3」よりも小さい場合(ステップSB3:NO)、制御部30は、動作モードをセキュリティーモードへ移行する(ステップSB6)。上述したように、このセキュリティーモードでは、ユーザー認証が実行される。
次いで、制御部30は、トリガー情報データ45を初期値である値「0」で上書き更新する(ステップSB7)。
以上の動作を実行することにより、本実施形態では、移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が実行された場合にのみ、リセット処理後に動作モードがセキュリティーモードへ移行し、それ以外の事象をトリガーとしてリセット処理が実行された場合は、リセット処理後に動作モードをセキュリティーモードへ移行する。これにより、盗難に起因してリセット処理が実行されたわけではないことが明らかな場合は、セキュリティーモードへ移行せず、従って、ユーザーによるパスワードの入力が必要なくなり、ユーザーの利便性が向上する。
また、盗難に起因してリセット処理が実行された可能性がある場合は、リセット処理後にセキュリティーモードへ確実に移行するため、盗難の抑止力が維持され、盗難の防止が実現される。特に、本実施形態では、移行不要エラーとして、盗難に起因して発生したものでは無いことが明らかなエラーのみが、限定的に登録され、この移行不要エラーが発生した場合にのみセキュリティーモードへの移行が行われないよう構成されているため、盗難の可能性がある場合にセキュリティーモードへ移行しないといった事態が発生することを確実に防止でき、フェールセーフが実現できる。
また、本実施形態では、車載オーディオ装置1が車両から取り外されたことを検出するための、機構や、回路等を用いることなく、車載オーディオ装置1が車両から取り外された場合には確実にセキュリティーモードへ移行する構成であるため、上述の機構や回路を設ける場合と比較して、製造コストの削減、製造の容易化、製造に係る時間の短縮化を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る制御部30は、リセット処理のトリガーとなった事象を示す情報であるトリガー情報データ45をEEPROM38に記憶するトリガー情報記憶部として機能すると共に、リセット処理が実行された場合、EEPROM38に記憶されたトリガー情報データ45に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別する判別部として機能する。
これによれば、判別部として機能する制御部30は、EEPROM38に記憶されたトリガー情報データ45に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別するため、リセット処理が行われるトリガーとなった事象に応じて適切に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、不必要にセキュリティーモードへ移行することを防止できユーザーの利便性を向上できると共に、盗難に起因してリセット処理が実行された場合に確実に動作モードをセキュリティーモードへ移行することが可能となり、適切な盗難防止が可能となる。
また、本実施形態では、判別部として機能する制御部30は、リセット処理が実行された場合、EEPROM38に記憶されたトリガー情報データ45に基づいて、リセット処理が実行されるトリガーとなった事象が、移行不要エラーが発生したことであるか否かを判別し、当該事象が移行不要エラーが発生したことである場合は、動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別する。
これによれば、移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が行われた場合に、動作モードがセキュリティーモードへ移行することを防止でき、ユーザーの利便性を向上しつつ、適切な盗難防止が可能となる。
また、本実施形態では、EEPROM38に、トリガー情報データ45として所定の初期値(値「0」)が予め記憶され、トリガー情報記憶部として機能する制御部30は、移行不要エラーが発生したことをトリガーとしてリセット処理が実行される場合、EEPROM38にトリガー情報データ45として記憶された所定の初期値を、当該移行不要エラーの内容を示す値によって上書き更新し、判別部として機能する制御部30は、リセット処理が実行された場合であって、EEPROM38にトリガー情報データ45として所定の初期値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別する一方、EEPROM38にトリガー情報として移行不要エラーの内容を示す値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別する。
これによれば、移行不要エラーの発生をトリガーとしてリセット処理が実行された場合にのみ、EEPROM38にトリガー情報データ45として記憶された所定の初期値が移行不要エラーの内容を示す値によって上書き更新される。そして、EEPROM38にトリガー情報データ45として移行不要エラーの内容を示す値が記憶されている場合に、動作モードをセキュリティーモードへ移行しないことにより、移行不要エラーの発生をトリガーとしてリセット処理が実行された場合にのみ動作モードをセキュリティーモードへ移行しないこととなる。これにより、盗難に起因してリセット処理が実行されていない場合にのみ動作モードがセキュリティーモードへ移行しないこととなり、より適切に盗難を防止できる。
また、本実施形態に係る車載オーディオ装置1は、リセット処理を強制的に実行させた上で、動作モードをセキュリティーモードへ移行させる指示が入力可能に構成され、当該指示が入力された場合、トリガー情報記憶部として機能する制御部30は、EEPROM38にトリガー情報データとして当該指示が入力されたことを示す値(本実施形態では値「1」又は値「2」)を記憶し、判別部として機能する制御部30は、リセット処理が実行された場合であって、EEPROM38にトリガー情報データとして当該指示が入力されたことを示す値が記憶されている場合、動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別する。
これによれば、例えば、車載オーディオ装置1の製造段階、出荷段階において、あえてリセット処理を実行した上で動作モードをセキュリティーモードへ移行したい場合に、これが可能となる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、車載機としてオーディオ機能を有する車載オーディオ装置1を例として説明したが、本発明は、車載はオーディオ機能を有するものに限らず、ナビゲーション装置や、ハンズフリー装置等、車両に搭載される電子機器に広く適用可能である。
また、上述した実施形態では、移行不要エラーについて具体例を挙げつつ列挙したが、移行不要エラーはこれらに限らず、車載オーディオ装置1の機能や、構成に応じて適切に設定可能である。
1 車載オーディオ装置(車載機)
30 制御部(リセット処理実行部、判別部)

Claims (5)

  1. 車両に搭載された車載機であって、
    動作モードとして、ユーザー認証が必要とされるセキュリティーモードが設けられ、
    前記車両から取り外されたことに起因して前記車両からの電力の供給が停止したことを含む所定の事象が発生したことをトリガーとして、リセット処理を実行するリセット処理実行部と、
    このリセット処理実行部によるリセット処理のトリガーとなった前記所定の事象を示す情報であるトリガー情報を不揮発性メモリーに記憶するトリガー情報記憶部と、
    前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別する判別部と、を備えたことを特徴とする車載機。
  2. 前記所定の事象には、エラーが発生したことが含まれ、
    エラーには、エラーが発生したことをトリガーとして前記リセット処理実行部によりリセット処理が実行された場合に、そのエラーの性質上、動作モードをセキュリティーモードへ移行する必要がないエラーである移行不要エラーが含まれ、
    前記判別部は、
    前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、前記所定の事象が、前記移行不要エラーが発生したことであるか否かを判別し、前記所定の事象が前記移行不要エラーが発生したことである場合は、動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別することを特徴とする請求項1に記載の車載機。
  3. 前記不揮発性メモリーに、前記トリガー情報として所定の初期値を記憶しておき、
    前記トリガー情報記憶部は、前記移行不要エラーが発生したことをトリガーとして前記リセット処理部によりリセット処理が実行される場合、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として記憶された所定の初期値を、当該移行不要エラーの内容を示す値によって上書き更新し、
    前記判別部は、
    前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合であり、かつ、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として所定の初期値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別する一方、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として前記移行不要エラーの内容を示す値が記憶されている場合は動作モードをセキュリティーモードへ移行しないと判別することを特徴とする請求項2に記載の車載機。
  4. 前記リセット処理部によってリセット処理を強制的に実行させた上で、動作モードをセキュリティーモードへ移行させる指示を入力可能に構成し、
    前記指示が入力された場合、前記トリガー情報記憶部は、前記不揮発性メモリーにトリガー情報として前記指示が入力されたことを示す情報を記憶し、
    前記判別部は、
    前記リセット処理実行部によってリセット処理が実行された場合であり、かつ、前記不揮発性メモリーに前記トリガー情報として前記指示が入力されたことを示す情報が記憶されている場合、動作モードをセキュリティーモードへ移行すると判別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載機。
  5. 車両に搭載され、動作モードとして、ユーザー認証が必要とされるセキュリティーモードが設けられた車載機を制御して、
    前記車両から取り外されたことに起因して前記車両からの電力の供給が停止したことを含む、所定の事象が発生したことをトリガーとして、リセット処理を実行すると共に、リセット処理が実行されるトリガーとなった前記所定の事象を示す情報であるトリガー情報を不揮発性メモリーに記憶し、前記不揮発性メモリーに記憶された前記トリガー情報に基づいて、動作モードをセキュリティーモードへ移行するか否かを判別することを特徴とする車載機の制御方法。
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