JP5479819B2 - 入力装置 - Google Patents

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本発明は、入力装置に関し、特に、認証コードを入力するための入力装置に関する。
金融機関やコンビニエンスストアなどに設置されている自動取引装置のATM(Automated Teller Machine)やクレジットカードなどを利用するためには、カードの持ち主である顧客(利用者)しか知りえない暗証番号(認証コード)の入力が求められる。しかしながら、昨今、認証コードの入力時に、認証コードが覗き見や盗撮により漏えいし、漏えいした認証コードによる不正取引が増加傾向にある。
このため、近年、認証コードに対するセキュリティが重要視されており、様々な対策が講じられている。例えば、下記の特許文献1には、認証コードを入力する際に、他人に指先が目視されていた場合においても、認証コードの漏えいを防止できる暗証番号入力装置が開示されている。
この暗証番号入力装置は、表示部と、テンキーを備える入力部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備えており、図10に示されるような一連の情報処理が情報処理部で行われている。顧客は、暗証番号(認証コード)をそのまま入力するのではなく、暗証番号入力装置側から出された指示に従い、暗証番号に所定の演算を行って得られた数値を入力する。例えば図10に示すように、暗証番号が「1234」の場合、まず、情報処理部により各桁に対する演算方法とオペランドとが決定される。そして、情報処理部が、「あなたの暗証番号の1桁目に2を加えた値を入力し実行キーを押してください」という指示を表示部に表示させる。顧客は、1回目の数値入力操作として、表示部に表示された指示に従い、暗証番号の1桁目である「1」に、情報処理部により決定されたオペランドの「2」を加えた「3」を入力部から入力し、実行キーを押す。顧客はこのような動作を4桁分繰り返し、情報処理部はこの入力された数値から逆算を行って元の暗証番号を導きだして認証を行う。
このように、特許文献1に記載の暗証番号入力装置では、顧客が入力する数字キーと暗証番号とが異なるため、暗証番号を入力する際にたとえ他人に指先が直接目視されていたとしても、暗証番号が漏えいすることはない。
特開2008−140009号公報
しかしながら、利用者が、暗証番号(認証コード)を直接入力する入力装置においては、押圧されたキーに対応する入力コードがそのまま受け付けられてしまう。つまり、押圧されたキーと入力装置が受け付ける入力コードとが対応しているため、押圧されているキーを覗き見や盗撮することにより、認証コードが漏えいするという問題がある。
また、特許文献1のように、直接、認証コードを入力しないとしても、表示部に表示されている指示が見られていたり、盗撮されていたりした場合には、計算により簡単に認証コードを求めることが可能であり、他人に認証コードが漏えいしてしまうという問題点がある。これは、押圧されたキーに対応する入力コードがそのまま受け付けられてしまうため、覗き見や盗撮された場合に、押圧されているキーから入力装置が受け付ける入力コードが他人に分かってしまい、その入力コードと表示部に表示された指示とに基づいて計算を行うことにより、認証コードが導き出されてしまうためである。
本発明の目的は、認証コードを入力する操作が他人に見られていた場合でも、認証コードの漏えいを防止できる入力装置を提供することである。
上述した諸課題を解決すべく、本発明による認証コードを入力する入力装置は、
前記認証コードを記憶する記憶部と、
前記認証コードを入力させる表示する表示部と、
前記表示部示に対する入力を検出するタッチセンサと、
前記認証コードを入力させる表示を連続して表示するように前記表示部を制御する制御部と、を備え、
該制御部は、
前記連続する表示の中に、ダミー入力をさせる表示を交えるように制御し、入力コードが認証された後にも、前記ダミー入力を表示するように制御することを特徴とする入力装置である。
本発明によれば、認証コードを入力する操作が他人に見られていた場合でも、認証コードの漏えいを防止できる入力装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図2は、図1の入力装置の実装構造の一例を示す図である。 図3は、図1の入力装置の動作を示すフローチャートである。 図4は、図1の入力装置の表示部の表示例である。 図5は、図1の入力装置の表示部の表示例である。 図6は、図1の入力装置の表示部の表示例である。 図7は、図1の入力装置の表示部の表示例である。 図8は、図1の入力装置のタッチセンサが入力を検出したときの表示部の表示例である。 図9は、本発明の入力装置の一適用例である携帯電話を示す図である。 図10は、従来の暗証番号入力装置における認証方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る入力装置1の一例としては、銀行のATM、CAT(Credit Authorization Terminal)やCCT(Credit Center Terminal)などのクレジットカード端末、駅の乗車券販売機、パーソナルコンピュータ、携帯電話、及びPDA(Personal Digital Assistant)などが挙げられる。この入力装置1は、表示部2と、タッチセンサ3と、触感呈示部4と、記憶部5と、制御部6とを有する。表示部2は、認証コードを入力するための入力コード(ひらがな、片仮名、英字、数字、記号など)を表示するもので、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成される。タッチセンサ3は、表示部2に表示される入力コードに対する入力を検出するもので、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式などの公知の方式のもので構成される。なお、入力コードに対する入力は、例えば、利用者の指やスタイラスペンなどの押圧物により行われる。タッチセンサ3が入力を検出する上で、押圧物がタッチセンサ3のタッチ面を物理的に押圧することは必須ではない。例えば、タッチセンサ3が光学式である場合は、タッチセンサ3はタッチセンサ3上の赤外線が指やスタイラスペンなどで遮られた位置を検出するため、押圧物がタッチセンサ3のタッチ面を押圧することは不要である。触感呈示部4は、タッチセンサ3のタッチ面を振動させるもので、例えば、圧電素子などの振動素子を用いて構成される。記憶部5は、入力された各種情報や認証コードなどを記憶するとともに、ワークメモリなどとしても機能する。ここでいう認証コードとは、例えば暗証番号など、利用者本人しか知りえないコードであり、一般的には本人確認のために用いられるものである。認証コードは1つ又は複数の入力コードにより構成され、一般的には、一桁又は複数桁の文字又は数字などからなるものである。制御部6は、入力装置1の各機能ブロックをはじめとして入力装置1の全体を制御及び管理する。ここで、制御部6は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることができる。
図1の入力装置の実装構造の一例は図2のようになる。表示部2上に、タッチセンサ3が配置される。なお、本実施形態に係る入力装置1では、表示部2及びタッチセンサ3は平面状で矩形状であるとする。タッチセンサ3のタッチ面は、例えば透明フィルムやガラスで構成され、裏面はガラスやアクリルで構成されている。タッチセンサ3は、タッチ面が押圧されると、押圧部分が押圧力に応じて微少量撓む(歪む)、または構造体そのものが微少量撓む構造となっている。
触感呈示部4は、タッチセンサ3のタッチ面を振動させ、タッチ面を押圧している利用者の指やスタイラスペンなど(押圧物)に触感を呈示できるように、例えばタッチセンサ3に接触するように配置される。呈示する触感は、何らかの振動であればよく、周波数、周期(波長)、振幅、波形を、呈示する触感に応じて適宜設定することができる。また、利用者の操作感を向上させるようなよりリアルな触感としては、例えば、カチッとした硬質的な触感、ブルやブニとした軟質的な触感、ブルルといった振動として認知できる触感があげられる。カチッとした硬質的な触感は、例えば200Hz〜500Hzのサイン波を1周期又は矩形波を1周期呈示することにより実現できる。ブルやブニとした軟質的な触感は、例えば200Hz〜500Hzのサイン波を2又は3周期呈示することにより実現できる。ブルルといった振動として認知できる触感は、例えばサイン波を4周期以上呈示することにより実現できる。
次に、制御部6について詳細に説明する。制御部6は、入力可能な入力コードを選択して、選択した入力コードを表示部2に表示させる。即ち、制御部6は、認証コードに対応する入力コードを表示部2に表示するかどうか制御することができる。選択した入力コードに認証コードに対応する入力コードが含まれている場合は、制御部6は、入力可能な入力コードに対する入力を認証する。つまり、制御部6は、当該入力が認証コードに対応する入力コードに対する入力か否かを判断する。選択された入力コードに認証コードに対応する入力コードが含まれていない場合は、制御部6は、選択された入力コードのうちどの入力コードに対して入力が行われたとしても認証しない、つまり、当該入力はなかったものとみなされる。即ち、制御部6は、入力装置1への全ての入力を認証するわけではない。これ以降、認証を行う対象とならない入力を「ダミー入力」と称するものとする。制御部6が認証コードに対応しない入力コードを入力可能な入力コードとして表示部2に表示することにより、利用者は、認証コードを入力する際に、この認証コードに対応しない入力コードを押圧することによりダミー入力を行うことができる。利用者がダミー入力を入力するときも認証コードを入力するときも表示部2の表示及び利用者による操作手順に差異はないため、利用者本人以外には、利用書による入力がダミー入力であるのか否かを判断することはできない。
なお、認証コードが複数の入力コードで構成されている場合(例えば「1234」)は、認証コードに対応する入力コードとは、認証コードを構成している全てのコード(「1」「2」「3」「4」)を指すものではなく、入力順番を考慮した上での認証コードのある桁のコードである。例えば、認証コード「1234」の2番目の入力が要求されている場合は、認証コードに対応する入力コードとは「2」を指す。
以下、本発明の一実施形態に係る入力装置での認証方法について図3を用いて説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る入力装置の動作を示すフローチャートである。説明の便宜上、利用者が4桁の認証コード「1234」の2桁目の「2」を入力する場合について考える。この認証コードを入力するための入力コードを「0〜9」の10個の数字とする。
まず、入力装置1が不特定多数の利用者により共同利用されるATMなどである場合は、利用者のカード(キャッシュカードやクレジットカードなど)が入力装置1に挿入される。すると、制御部6は、カードに記憶されている認証コードを読み込み、記憶部5に認証コードを記憶させる(ステップS100)。なお、入力装置1が特定の利用者のみが利用する個人専用端末などである場合は、予め記憶部5は認証コードを記憶しているため、ステップS100は不要となる。
続いて、制御部6は、全ての入力コード(0〜9)から任意にいくつかの入力コードを選択する(ステップS101)。選択された入力コードに対してのみ、利用者は、指やスタイラスペンなどにより入力を行うことが可能である。
続いて、制御部6は、選択された入力コードの中に今回入力すべき認証コードがあるか否か、且つ直前の入力がダミー入力であったか否かを判断することができる(ステップS102)。選択された入力コードの中に今回入力すべき認証コードがあり、且つ直前の入力がダミー入力でない場合は(ステップS102のYes)、制御部6は、もう一度入力コードを選択し直す。この処理は、連続して認証コードが入力されることを防ぐための処理である。制御部6は、任意に入力コードを選択するため、場合によっては、認証コードが連続して選択される。例えば、まず「2」「5」「6」が選択され、「2」の入力後、「3」「5」「9」が選択されるような場合である。このとき、利用者が、ダミー入力を入力することなく、認証コードの2桁目、3桁目を連続して入力すると、利用者以外の第3者は認証コードを特定しやすくなる。ステップS102の処理により、ある認証コードの入力と次の認証コードの入力との間に、必ずダミー入力が入力されることになる。なお、この処理は、認証コードが連続して選択されることを確実に防ぐためのものであり、この処理がなくても認証コードの入力と認証コードの入力との間にダミー入力は入り得る。
選択された入力コードの中に今回入力すべき認証コードがない、又は直前の入力がダミー入力である場合は(ステップS102のNo)、制御部6は、選択した入力コードを表示部2に表示させる(ステップS103)。選択された入力コードは、例えば、図4〜図7のように表示される。図4では、任意に選択された3つの入力コードのみが任意の順番で表示されている。図5では、3つの入力コードが小さい順に表示されている。入力コードが順番に表示されることにより、利用者は認証コードが3つの入力コードの中にあるか否かを判断しやすくなる。図6では、一般的なテンキーの表示位置を変えずに、選択された入力コードのみが表示され、且つ選択された入力コード全体が黒枠8で囲まれている。選択された入力コード以外の入力コード(図6の点線で示されているコード)は表示されない。図7では、一般的なテンキーの表示位置を変えずに、選択された入力コードが表示されるとともに、選択された入力コード以外の入力コード(動作しない入力コード)は斜線が引かれた状態で表示されている。図6や図7のように、利用者に馴染みのある機械的なテンキーやキーボードが表示されていると、利用者は入力コードの位置関係を容易に把握でき、直感的に入力をすることが可能である。また、図6や図7のように、入力可能な入力コードと入力不可能な入力コード(動作しない入力コード)との違いを表示の変化(入力コードの模様、形状又は色彩の変化)により表現すると、利用者は、視覚的に入力可能な入力コードと入力不可能な入力コードとを判断することができる。
表示部2に表示された入力可能な入力コードに対する入力が利用者の指やスタイラスペンなどの押圧物によって行われると、タッチセンサ3がこの入力を検出する(ステップS104)。なお、入力が検出されたことを利用者に明確に認識させるために、図8に示されるように、制御部6は検出された入力に対応する表示部2内の入力コード(入力箇所)の表示を変化させることができる(ステップS105)。表示の変化とは、例えば、入力コードの色の反転や入力コードの表示の濃さの変化など、ある入力コードに対して、押圧物による入力があったことを認識できるような変化である。なお、入力コードの表示の変化とは、厳密に文字や数字といったコードのみの表示を変化させることに限定されるものではない。例えば、コードが割り当てられているキーやボタン等の模様、形状、及び色彩の変化や、コードが割り当てられているキーやボタン等の周囲の表示(例えば輪郭や陰影等)の変化をも含むものとする。
入力が検出されると、制御部6は、今回入力すべき認証コードが表示部2に表示された入力可能な入力コードに含まれるか否かを判断する(ステップS106)。
ステップS106において、今回入力すべき認証コード(「2」)が入力可能な入力コード(例えば「2」「6」「8」)にある場合は(ステップS106のYes)、制御部6は、検出された入力に対して認証を行う(ステップS107)。つまり、制御部6は、検出された入力が認証コードに対応する入力コードに対する入力か否かを判断する。検出された入力(「2」に対する入力)が認証コードに対する入力である場合、制御部6は、当該認証コードに対する入力を正当な入力とする。つまり、認証は成功したことになる。検出された入力(例えば「6」に対する入力)が認証コードに対する入力でない場合、認証は失敗したことになる。なお、検出された入力が、認証コードに対する入力でない場合、制御部6は、当該検出された入力をダミー入力とすることもできる。制御部6は、ダミー入力に対しては認証を行わず、つまりダミー入力に対応する入力コード(例えば「6」)は入力されなかったものとみなされる。
ここで、検出された入力が正当な入力とされたことを利用者のみに明確に知らせるために、制御部6は、触感呈示部4を制御してタッチ面を第1の振動パターンで振動させることにより、利用者の指やスタイラスペンなどの押圧物に第1の触感を呈示することができる(ステップS108)。上述の通り、当該振動による入力応答は、利用者以外の第3者に認識されることはない。
ステップS106において、今回入力すべき認証コード(「2」)が入力可能な入力コード(例えば「3」「7」「9」)に含まれない場合は(ステップS106のNo)、制御部6は、検出された入力(例えば「3」に対する入力)をダミー入力とする(ステップS109)。制御部6は、上述したように、ダミー入力に対しては認証を行わず、つまりダミー入力に対応する入力コード(例えば「3」)は入力されなかったものとみなされる。
ここで、検出された入力がダミー入力とされたことを利用者のみに明確に知らせるために、制御部6は、触感呈示部4を制御してタッチ面を第1の振動パターンとは異なる第2の振動パターンで振動させることにより、利用者の指やスタイラスペンなどの押圧物に第1の触感とは異なる第2の触感を呈示することができる(ステップS110)。上述の通り、当該振動による入力応答は、利用者以外の第3者に認識されることはない。
なお、制御部6は、検出された入力を正当な入力とした場合のみ、又は検出された入力をダミー入力とした場合のみに、利用者に触感を呈示するように触感呈示部4を制御することができる。
認証コードが複数の入力コードにより構成されている場合は、制御部6は、認証コードの桁数だけ入力コードを認証したか否か判断する(ステップS111)。認証コードの桁数だけ入力コードが認証されていない場合(ステップS111のNo)は、再びステップS101に戻り、ステップS101〜S107の処理は、認証コードの桁数だけ入力コードが認証されるまで繰り返し行われる。なお、入力コードを選択し、選択した入力コードを表示する処理(ステップS101及びS103)は、ステップS101〜S107の繰り返し処理に含まれ、入力が検出される度にステップS101及びS103を繰り返し行われているが、この繰り返す頻度を、例えば、認証コードの桁数や、時間などに応じて任意に設定することもできる。例えば、2桁分の認証コードが入力されるごとに又は15秒ごとにステップS101及びS103を行うことができる。
そして、認証コードの桁数だけ入力コードが認証されると(ステップS111のYes)、入力が完了し、認証された全ての入力コードが正当な入力とされれば、利用者が正当な利用者であると判断される。
なお、認証コードの最後の桁に対応する入力コードが受け付けられた時点で、認証が完了すると、他人は、認証コードの最後の桁が何であるかを知ることができる。そこで、認証コードの桁数だけ入力コードが認証された後にも、ダミー入力を行うことができるように入力装置1を構成することもできる。例えば、表示部2に「確認」ボタンを配置し、「確認」ボタンが押されることにより、認証が完了する設定にする。これにより、利用者は、認証コードの入力後も、「確認」ボタンを押すまでダミー入力を行うことができる。「確認」ボタンの配置の代わりに、制御部6は、任意に「1〜9」の入力コードを選択し、選択した入力コードが示す数だけダミー入力を利用者に要求するともできる。
このように本実施形態では、制御部6は、認証コードを入力させる表示を連続して表示するように表示部2を制御し、連続する表示の中に、認証コードと異なる入力コードを入力させる表示を交えるように制御する。即ち、制御部6は、任意に入力可能な入力コードを選択するために、または、認証コードと異なる入力コードのみが選択されるまで選択を繰り返すために、選択された入力コードが認証コードと異なる入力コードのみで構成されることがある。この場合、利用者は、認証コードと異なる入力コードに対してダミー入力を行うことができる。認証コードの入力の際に、認証コード以外の入力コードに対してダミー入力が行われると、盗撮などによって利用者以外の第3者(他人)は認証コードを特定することが不可能になる。従って、認証コードを入力する操作が他人に見られていた場合でも、認証コードの漏えいを防止できる。
また、本実施形態では、制御部6は、タッチセンサ3が入力コードに対する入力を検出する度に、認証コードを入力させる表示又は認証コードと異なる入力コードを入力させる表示に切替えることができる。即ち、タッチセンサ2により検出された入力が正当な入力かダミー入力かを判断した後、認証コードの桁数だけ入力コードが認証されていなければ、再度入力可能な入力コードを選択する。そして制御部6は、選択した入力コードを表示部2に表示させる。正当な入力が入力されてもダミー入力が入力されても同様に入力可能な入力コードが更新されるため、利用者以外の第3者(他人)は、入力可能な入力コードが更新されたことを根拠に認証コードを特定することはできない。
また、本実施形態では、制御部6は、認証コードを入力させる表示を、認証コードに対応する入力コードを含む表示とし、認証コードとは異なる入力コードを入力させる表示を、認証コードに対応する入力コードを含まない表示として、表示部2の表示を制御する。即ち、ダミー入力をすることを利用者に要求する場合、認証コード以外の入力コードのみを表示部2に表示させることができる。ダミー入力をすることを利用者に要求する場合に、認証コードに対応する入力コードが入力不可能な入力コードとして表示されていると、利用者は、誤って認証コードに対応する入力コードに対して入力するおそれがある。当該コードは入力不可能な入力コードであるため、利用者は何度も認証コードに対応する入力コードに対して入力を試み、その様子から他人に認証コードが特定されるおそれがある。そのため、このような状況を防ぐために、制御部6は、ダミー入力をすることを利用者に要求する場合、認証コード以外の入力コードのみを表示部2に表示させることが有効である。
また、本実施形態では、制御部6は、認証コードに対応する入力コードを含む表示の際にタッチセンサ3により認証コードに対応する入力コードに対して検出された入力を正当な入力として認証し、認証コードに対応する入力コードを含まない表示の際に、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力をダミー入力とすることができる。制御部6は、ダミー入力に対しては認証を行わず、つまりダミー入力に対応する入力コードが認証コードに一致するか否かを判断しない。他人が覗き見や盗撮することにより認識できることは、表示部2の表示及び利用者による操作手順であるが、制御部6が検出された入力を正当な入力とする場合も、ダミー入力とする場合も、表示部2の表示及び利用者による操作手順は同じである。そのため、利用者が認証コードを入力する際に、ダミー入力が入力されると、他人は認証コードを特定することが不可能になる。認証コードを入力する操作が他人に見られていた場合でも、認証コードの漏えいを防止できる。
また、本実施形態では、制御部6は、認証コードに対応する入力コードを含む表示の際に、タッチセンサ3により認証コードに対応しない入力コードに対して検出された入力を、ダミー入力とすることができる。つまり、利用者は、今回入力すべき認証コードが入力可能な入力コードにない場合だけでなく、今回入力すべき認証コードが入力可能な入力コードにある場合でも、ダミー入力することができる。利用者にとって、ダミー入力をする自由度が増えるため、認証コードの漏えい防止を確固たるものとすることができる。
また、本実施形態では、制御部6は、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力を少なくとも1回はダミー入力とすると、正当な入力を認証するように制御することができる。即ち、制御部6は、今回検出された入力の一つ前の入力(直前の入力)がダミー入力であるか否かを判断する。直前の入力がダミー入力であれば、制御部6は、認証コードに対する入力を正当な入力として認証する。つまり、連続する認証コードを入力する際に、認証コードの入力と認証コードの入力との間に少なくとも1つのダミー入力がなされることになる。これにより、利用者が連続して認証コードを入力することを防ぐことができる。ステップS101で、制御部6は、表示部2に表示させる入力コードを任意に選択するため、場合によっては、連続して入力すべき認証コードが表示されてしまう。このような場合に利用者が連続して認証コードを入力することを防ぐことにより、認証コードが漏えいする可能性を低くすることができる。
また、本実施形態では、制御部6は、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力が正当な入力の場合に、タッチ面を押圧している押圧物に対して第1の触感を呈示するように触感呈示部4を制御する。また、制御部6は、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力がダミー入力の場合に、タッチ面を押圧している押圧物に対して第1の触感とは異なる第2の触感を呈示するように触感呈示部4を制御する。即ち、検出された入力が正当な入力であることを利用者のみに明確に知らせるために、制御部6は、触感呈示部4を制御してタッチセンサ3のタッチ面を第1の振動パターンで振動させることにより、ユーザの指などの押圧物に第1の触感を呈示することができる。また、検出された入力がダミー入力であることを利用者のみに明確に知らせるために、制御部6は、触感呈示部4を制御してタッチセンサ3のタッチ面を第2の振動パターンで振動させることにより、押圧物に第2の触感を呈示することができる。他人が覗き見や盗撮をしていたとしても、押圧物に呈示される触感は、音や匂いとは異なり他人に認識されることはない。そのため、利用者以外の第3者が、検出された入力が正当な入力又はダミー入力であることを知ることはできない。つまり、認証コードを入力する操作が他人に見られていた場合でも、認証コードの漏えいを防止できる。
また、本実施形態では、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力が正当な入力の場合に、制御部6はタッチ面を押圧している押圧物に対して触感を呈示するように触感呈示部4を制御することができる。検出された入力がダミー入力である場合には、触感呈示部4は振動を発生させないため、触感呈示部4は、1種類の振動のみを発生させる簡易な構成とすることができる。また、利用者は2種類の触感を感じ分ける必要が無く、操作性が向上する。
また、本実施形態では、タッチセンサ3により入力コードに対して検出された入力がダミー入力の場合に、制御部6はタッチ面を押圧している押圧物に対して触感を呈示するように触感呈示部4を制御することができる。検出された入力が正当な入力である場合には、触感呈示部4は振動を発生させないため、触感呈示部4は、1種類の振動のみを発生させる簡易な構成とすることができる。また、利用者は2種類の触感を感じ分ける必要が無く、操作性が向上する。
また、本実施形態では、図示していないが、荷重検出部を有することにより、入力コードが受け付けられた場合に触感呈示部4により、単なる振動ではなく、よりユーザの操作感を高めるため、機械的なキーを押した際に感じられるカチッとした硬質的な触感(リアルなクリック感)を押圧物に呈示することができる。この荷重検出部は、タッチセンサ3のタッチ面に対する押圧荷重を検出するものであり、圧電素子などで構成される。荷重検出部により検出された押圧荷重が、触感を呈示する基準(例えば、1N)を満たすまでは、利用者の圧覚を刺激し、基準を満たすと、触感呈示部4により、タッチ面を振動させて利用者の触覚を刺激することにより、よりリアルな触感を呈示することができる。タッチセンサ3自体は、タッチ面が押圧されても機械的なキーのように物理的に変位しないが、上記のような触感を押圧物に呈示することにより、利用者は、機械的なキーを操作した場合と同様のリアルなクリック感を得ることができる。これにより、利用者は、押圧によるフィードバックが本来ないタッチセンサ3への入力操作を違和感なく行うことが可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、制御部は、完全な任意ではなく選択する入力コードを制御することもできる。制御部が任意に入力コードを選択すると、選択された入力コードに認証コードが複数含まれる(例えば「2」と「3」)ことが起きる。このとき、利用者が今回何桁目の認証コードの入力が求められているかを忘れていると、誤って、今回入力すべき認証コード(「2」)以外の認証コード(「3」)を入力するおそれがある。そこで、このようなことを回避するために、制御部は、完全な任意ではなく選択する入力コードを制御することもできる。例えば、制御部は、今回入力すべき認証コード(「2」)以外の認証コード(「1」「3」「4」)は選択しないように制御する。つまり、表示部には、例えば「2」「6」「8」などが表示される。このような制御により、利用者は、今回、何桁目の認証コードの入力が求められているかを容易に把握することができる。
また、例えば、上記の実施の形態においては、タッチセンサを有する入力装置を想定して説明したが、本発明は、タッチセンサを有する入力装置に限定されるものでもない。本発明は、タッチセンサの代わりに利用者による入力を検出するキー(あるいは押しボタン)などの機械的なスイッチと、利用者に認証コードの入力を要求する表示を表示するためのディスプレイを備える任意の入力装置に適用することができる。例えば、図9に示すような携帯電話に適用すると、本発明の表示部は携帯電話のディスプレイ10に、本発明のタッチセンサは携帯電話の機械的なキー11にそれぞれ対応する。本発明の触感呈示部はキー11の下部に配置される。
1 入力装置
2 表示部
3 タッチセンサ
4 触感呈示部
5 記憶部
6 制御部
8 黒枠
10 ディスプレイ
11 キー

Claims (1)

  1. 認証コードを入力する入力装置であって、
    前記認証コードを記憶する記憶部と、
    前記認証コードを入力させる表示する表示部と、
    前記表示部示に対する入力を検出するタッチセンサと、
    前記認証コードを入力させる表示を連続して表示するように前記表示部を制御する制御部と、を備え、
    該制御部は、
    前記連続する表示の中に、ダミー入力をさせる表示を交えるように制御し、入力コードが認証された後にも、前記ダミー入力を表示するように制御することを特徴とする入力装置。
JP2009197355A 2009-08-27 2009-08-27 入力装置 Active JP5479819B2 (ja)

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