JP5478675B2 - 振動式造粒装置 - Google Patents

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本発明は振動式造粒装置に関する。
振動式造粒装置の一形式として、特開2005−46653号公報には、振動源を内蔵した基台に弾性体を介して縦型造粒槽を設置した振動式造粒装置が開示されている。
この振動式造粒装置によれば、造粒槽中の粉粒体原料に水分やバインダー溶液を添加し、造粒槽に振動源から振動を加えると、造粒槽の略水平な底面上で粉粒体原料が転動して、粉粒体原料が造粒される。
特開2005−46653号公報
一般に、振動式造粒装置を用いて粉粒体原料を造粒する場合、振動源から造粒槽に加えられる振動数、稼動時間、粉粒体原料に添加されるバインダー溶液の種類や添加量を調整することにより目的の粒度に造粒している。
しかし、振動数等を調整したとしても造粒槽に投入した粉粒体原料が全て目的粒度の造粒体に生成されることはないので、造粒槽で造粒した粒子を目的粒度まで成長した造粒体と、目的粒度に達しない造粒ダストに分級する必要がある。
上記した従来の振動式造粒装置で目的粒度の造粒体を得るには、造粒槽で造粒した粒子を、この造粒装置とは別の分級装置を用いて分級しなければならず、生産性が低い。
本発明はかかる点に鑑み、一台で造粒工程と分級工程を実施できる振動式造粒装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、振動源を備えた基台に弾性体を介して縦型の造粒槽を設置し、造粒槽を振動源で振動させて造粒槽中の粉粒体原料を造粒槽の水平な底面上で転動させることにより造粒する振動式造粒装置であって、
振動源として、造粒槽中の粉粒体原料の粒子群が造粒槽の内周壁面に向って転動しながら周回運動するように造粒槽に振動を加えることができるアンバランスウェイを備え、
造粒槽の底面に造粒槽中の粒子を排出する排出口を造粒槽の内周壁面から所定の距離だけ造粒槽の中心側に方寄せて配置するとともに、排出口の開閉手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振動式造粒装置において、所定の間隔で配列した複数本の櫛歯を有する分級用櫛部材を櫛歯が造粒槽中で周回運動する粒子群を横切るように、かつ造粒槽の底面から立つようにして造粒槽の内周壁面と排出口の間で配置したことを特徴とする
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の振動式造粒装置において、分級プレートを造粒槽中で周回運動する粒子群を横切るように、かつその下端面と造粒槽の底面との間に所定の隙間が形成されるように造粒槽の内周壁面と排出口の間に配置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の振動式造粒装置において、分級スクリーンを底面と平行に張った縦型の分級槽を前記基台上に設置するとともに、分級槽上に造粒槽を分級槽と一体に設置し、
造粒槽中の粒子を造粒槽の前記排出口から分級槽の分級スクリーン上へ排出するようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の振動造粒装置において、前記分級槽に目的粒度の造粒体を排出する第1排出口を前記分級スクリーンの上側に設けるとともに、目的粒度に達しない造粒ダストを排出する第2排出口を分級スクリーンの下側に設け
第2排出口から排出された造粒ダストを造粒槽に輸送する輸送手段を設けたことを特徴とする。
本願発明の発明者は、縦型の造粒槽を備えた振動式造粒装置の試作の過程で以下の知見を得た。すなわち、造粒槽中の粉粒体原料の粒子群が造粒槽の内周壁面に向って転動しながら周回運動するように造粒槽にアンバランスウェイトで振動を加えると、移動の過程で粒子と粒子の間の空間により小さい粒子が入り込み、その結果として、粉粒体原料が粒度の大小に従って自然選別され、造粒槽の内周壁面から中心側へと順に小径粒子群層、中径粒子群層、大径粒子群層が形成される。
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであって、請求項1に記載の発明に係る振動式造粒装置で粉粒体原料を造粒するには、排出口を閉じた造粒槽に粉粒体原料を投入するとともに、水分やバインダー等の溶液を添加し、振動源を駆動させる。これにより造粒槽が振動し、造粒槽中の粉粒体原料が造粒される。所定時間経過後に排出口を開くと、造粒槽から粒子が排出される。
しかして請求項1に記載の発明によれば、排出口を造粒槽の内周壁面から所定の距離だけ造粒槽の中心側に方寄せて配置するので、排出口の位置の近辺に形成される粒度の粒子分布層から粒子が優先的に排出口から排出される。従って、造粒目的とする粒度に応じて排出口の片寄せ位置を設定することにより、造粒槽中の粒子から目的粒度の造粒体を分級して排出口から回収でき、一台の装置で造粒工程と分級工程を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、造粒槽中で周回する粒子群のうち櫛歯と櫛歯の間を通過できない粒子径の粒子が分級用櫛部材に沿って排出口へ移動し、排出口から排出されるので、櫛歯の間隔を目的粒度に合わせて設定することにより、目的粒度の造粒体をより効率的に回収できる。
請求項3に記載の発明によれば、造粒槽中で周回する粒子群のうち、プレートの下端面と造粒槽の底面との間の隙間を通過できない粒子径の粒子がプレートに沿って排出口へ移動し、排出口から排出されるので、目的粒度に合わせて隙間を設定することにより、目的粒度の造粒体をより効率的に回収できる。
請求項4に記載の発明によれば、造粒層から排出された粒子が分級スクリーン上を転動し、所定の粒度まで成長している分級スクリーンを通過できない粒子は目的造粒体として分級され、所定の粒度に達しないため分級スクリーンを通過した粒子は造粒ダストとして分級される。このようにして、造粒槽の粒子が分級槽で目的造粒体と造粒ダストに分級されるので、より高精度に目的粒度の造粒体を回収できる。
また、共通の振動源で分級槽と造粒槽を振動させることができるので、装置の小型化が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、造粒ダストを輸送手段で造粒槽に戻すので、粉粒体原料のロスが無く、製品の歩留まりが向上する。
本発明の第1実施例に係る振動式造粒装置を示す斜視図である。 同振動式造粒装置の主要部を示す一部破断した斜視図である。 同振動式造粒装置のアンバランスウェイトモータを示す分解斜視図である。 同振動式造粒装置の造粒槽中の粉粒体原料の転動時の挙動を示す模式図である。 同振動式造粒装置の造粒槽中の粉粒体原料の粒子群の分布を示す模式図である。 本発明の第2実施例に係る振動式造粒装置の主要部を示す一部破断した斜視図である。 本発明の第3実施例に係る振動式造粒装置の主要部を示す一部破断した斜視図である。 本発明に係る振動式造粒装置の造粒槽の他の実施例を示す一部破断した斜視図である。 本発明に係る振動式造粒装置の造粒槽の他の実施例を示す一部破断した斜視図である。
以下に本発明を図面に基づき説明するに、図1には本発明の第1実施例に係る振動式造粒装置10が示されている。当該振動式造粒装置10は基台11、分級槽12、造粒層13、バインダー溶液供給機14及び吸引式空気輸送機15を備えている。基台11、分級槽12及び造粒槽13はいずれも縦型の有底円筒体が用いられている。
基台11はその上端部にフランジ11aが形成されている。このフランジ11aに複数本のコイルスプリング16が立てて固定されている。分級槽12の底面がコイルスプリング16の上端に連結されている。このようにして分級槽12がコイルスプリング16を介して基台11に設置されている。
図2に示すように、基台11にはアンバランスウェイトモータ18が内蔵されている。アンバランスウェイトモータ18のハウジング18aはステー18bを介して分級槽12の底面12aに連結されている。図3に示すように、アンバランスウェイトモータ18のシャフト18cはハウジング18aの上下両端面から外側へ突出している。シャフト18cの、ハウジング18aの上端面から突出する部分に扇形の上部ウェイト18dが固定されている。一方、シャフト18cの、ハウジング18aの下端面から突出する部分にボルト18eでガイドプレート18fが固定されるとともに、下部ウェイト18g,18hが回動可能に組み付けられている。ガイドプレート18fにはボルト18iが挿通されるアーチ形のガイド溝18jが形成されている。このボルト18iは下部ウェイト18gの貫通穴18kを貫通し、下端部にナット18mを締め付けてガイドプレート18fに固定されている。ナット18mを緩めるとボルト18iをガイド溝18jに沿って移動させることができる。ガイド溝18jにおけるボルト18iの位置を変更することにより、上部ウェイト18dに対する下部ウェイト18g,18hの相対的な回動位置を変更できる。
分級槽12の内部には所定の目開き寸法を有する分級スクリーン12bが分級槽12の底面12aと平行に張られている。この分級スクリーン12bは分級槽12の中間部に配置されている。分級槽12の内周壁面には第1排出口12cと第2排出口12dが設けられている。第1排出口12cは分級スクリーン12bの上側に配置され、第2排出口12dは分級スクリーン12bの下側に配置されている。第1排出口12cの直下には造粒体の回収容器17が設置されている。第2排出口12dの直下には造粒ダストの回収用ホッパー19が設置されている。ポッパー19にはエア導入口19aが設けられとともに、輸送管19bで吸引式空気輸送機15に接続されている。
造粒槽13は分級槽12の上端部に設置され、分級槽12に一体に連結されている。造粒槽13は平面を成す底面13aを有し、底面13aに排出口13bが形成されている。この排出口13bは造粒槽13の内周壁面13cから造粒槽13の中心側へ所定距離だけ片寄せた位置に形成されている。
造粒槽13は蓋体13dを備えている。この蓋体13の中心部には粉粒体原料の供給口13eとバインダー溶液供給機14から供給されるバインダー溶液をノズル14aから造粒槽13中に噴霧するための供給口13fが形成されている。また、蓋体13dには排出口13bを開閉する開閉弁20を作動させるエアーシリンダー式のアクチュエータ21が取付けられている。アクチュエータ21のピストンロッド21aは蓋体13dを貫通して造粒槽13中に進入し、ピストンロッド21aの先端部に開閉弁20が取り付けられている。
造粒槽13の内周壁面13cには分級プレート22が固定されている。分級プレート22は造粒槽13中で周回運動する粉粒体原料の粒子群を横切るように造粒槽13の内周壁面13cと排出口13bの間に配置されている。この分級プレート22はその下端面と造粒槽13の底面13aとの間に所定の隙間が形成されるように設置されている。
第1実施例に係る振動式造粒装置10の構造は以上の通りであって、この振動式造粒装置10で粉粒体原料を造粒するには、造粒槽13の排出口13bを閉じて造粒槽13に粉粒体原料を供給口13eから投入する。ついで、アンバランスウェイトモータ18を駆動するとともに、バインダー溶液をノズル14aから粉粒体原料に向けて噴霧する。アンバランスウェイトモータ18の駆動により分級槽12と造粒槽13が一体的に振動し、粉粒体原料の粒子群が造粒槽13の底面13a上で転動する。
図4には、アンバランスウェイトモータ18の上部ウェイト18dに対する下部ウェイト18gの相対的回動位置と、そのとき造粒槽13の底面13a上で転動する粉粒体原料の粒子群の挙動を模式的に示す。図の(A)に示すように上部ウェイト18dに対し下部ウェイト18gが60度の相対回動角度に設定されている場合、粒子群は時計方向に渦巻き状に周回しながら造粒槽13の底面13aの中心部から造粒槽13の内周壁面13cに向かって転動する。図の(B)に示すように上部ウェイト18dに対して下部ウェイト18gが45度の相対回動角度に設定されている場合、図の(A)と同様に、粒子群は時計方向に渦巻き状に周回しながら造粒槽13の底面13cの中心部から造粒槽13の内周壁面13cに向かって転動するが、渦巻きは図の(A)に比べ巻き込みの度合いが緩やかになる。図の(C)に示すように、上部ウェイト18dに対して下部ウェイト18gが0度の相対回動角度に設定されている場合、粒子群は渦巻くことなく放射状に造粒槽13の中心部から造粒槽13の内周壁面13cに向かって転動する。
本実施例に係る振動式造粒装置10の上部ウェイト18dに対する下部ウェイト18gの相対回動角度を図の(A)また(B)に示すように設定した場合、造粒槽13中の粉粒体原料の粒子群は造粒槽13の内周壁面13cに向って転動しながら渦巻状に周回運動し、これに伴って粉粒体原料が造粒される。その際、大小さまざまな粒子は移動の過程で粒子と粒子の間の空間により小さい粒子が入り込み、その結果として、図5に模式的に示すように、粒度に従って自然選別された粒子群の分布層が内周壁面13cから造粒槽13の中心側へと小径粒子群層、中径粒子群層、大径粒子群層の順で形成される。
造粒槽13の排出口13bを閉じたまま造粒槽13を振動させ、所定時間の経過後、アクチュエータ21で排出弁20を作動し、排出口13bを開く。その際、アンバランスウェイトモータ18の駆動は継続する。排出口13bは造粒槽13の内周壁面13cから所定の距離だけ造粒槽13の中心側に方寄せて配置するので、排出口13bの近辺に形成される粒度の粒子分布層から粒子が排出口13bから分級槽12へ排出される。同時に、分級プレート22の下端面と造粒槽13の底面13aの間の隙間を通過できない大きさの粒子径に成長した粒子が分級プレート22に沿って排出口13bへと導かれ、排出口13bから分級槽12へ排出される。そして、所定時間の経過後、排出弁20で排出口13bを再び閉じる。
造粒槽13から分級槽12へ排出された粒子群は分級スクリーン12b上を転動し、所定の粒子径まで成長しているため分級スクリーン12bを通過できない粒子が第1排出口12cから造粒体として回収容器17へ排出される。一方、所定の粒子径に成長していない粒子は分級スクリーン12bを通過し、第2排出口12dからホッパー19へ造粒ダストとして排出される。ポッパー19へ排出された造粒ダストは吸引式空気輸送機15によって供給口13eから再び造粒槽13へ供給され、造粒槽13に残留している粉粒体原料とともに再度造粒される。
以上説明したように、第1実施例に係る振動式造粒装置10によれば、造粒槽13の排出口13bを造粒槽13の内周壁面13cから所定の距離だけ造粒槽13の中心側に方寄せて配置するので、排出口13bの近辺に形成される粒度の粒子分布層から粒子が排出口13bを通って排出される。従って、造粒目的とする粒度に応じて排出口13bの片寄せ位置を設定することにより、造粒槽13中の粒子から目的粒度の造粒体を分級して排出口13bから回収でき、一台の装置で造粒工程と分級工程を行うことができる。
造粒槽13中で周回する粒子群のうち分級プレート22を通過できない粒子径の粒子が分級プレート22に沿って排出口13bへ移動し、排出口13bから排出されるので、目的粒度の造粒体をより効率的に回収できる。
造粒槽13から排出された粒子が分級スクリーン12b上を転動し、所定の粒子径まで成長しているため分級スクリーン12bを通過できない粒子は目的造粒体として分級され、所定の粒度に達しないため分級スクリーン12bを通過した粒子は造粒ダストとして分級される。このようにして、造粒槽13の粒子が分級槽12で目的造粒体と造粒ダストに分級されるので、より高精度に目的の粒度の造粒体を回収できる。
また、共通の振動源であるアンバランスウェイトモータ18で分級槽12と造粒槽13を振動させることができるので、装置の小型化が可能となる。
分級槽12で分級された造粒ダストを輸送手段15で造粒槽13に戻すので、粉粒体原料のロスが無く、製品の歩留まりが向上する。
本発明の第2実施例に係る振動式造粒装置30の主要部を図6に示す。第2実施例に係る振動式造粒装置30の造粒槽13の底面13aに縦長の排出口13gが形成されている。この排出口13gは造粒槽13の内周壁面13cから中心側へ延びている。排出口13gの側縁にはガイド溝13fが設けられている。排出口13gを開閉するスライド式開閉弁23がこのガイド溝13fに摺動可能に組み付けられている。スライド蓋13には所定の間隔で配列した複数本の櫛歯24aを有する分級用櫛部材24が立てて固定されている。スライド式開閉弁23及び分級用櫛部材24が進退するための開口13hが造粒槽13の周壁13cに形成されている。スライド式開閉弁23を進退させるアクチュエータ25が造粒槽13の外周壁面に取り付けられている。
なお、第2実施例に係る振動式造粒装置30の他の構成は第1実施例に係る振動式造粒装置10と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施例に係る振動式造粒装置30によれば、アクチュエータ25でスライド式開閉弁23を後退させて排出口13gを開くと、排出口13gの開口位置の近辺に形成される粒度の粒子分布層から粒子が排出口13gから分級槽12へ排出される。また、造粒槽13中で周回する粒子のうち櫛歯24aと櫛歯24aの間を通過できない粒子径の粒子が分級用櫛部材24に沿って排出口13gへ移動し、排出口13gから排出される。
本発明の第3実施例に係る振動式造粒装置40を図7に示す。第3実施例に係る振動式造粒装置40の分級槽12の内部には上下2枚の分級スクリーン12e,12bが張られている。下側分級スクリーン12bの目開き寸法は上側分級スクリーン12eより小さい。そして、分級槽12の内周壁面には上側分級スクリーン12eを通過できない粒度の粒子を回収容器(図示略)へ排出する上側第1排出口12fと、下側分級スクリーン12bを通過できない粒度の粒子を回収容器17へ排出する下側第1排出口12gが設けられている。
第3実施例に係る振動式造粒装置40によれば、上側分級スクリーン12eと下側分級スクリーン12bを設けたので、一台の装置で大小2種類の異なる粒度の造粒体を選別して回収できる。このように、分級スクリーン12b,12eの種類を増やすことにより、何種類もの粒度の造粒体を選別して回収できる。
第1実施例〜第3実施例に係る振動式造粒装置は底面が平面である造粒槽を備えているが、図8に
示すように、底面13jが凸状に湾曲した造粒槽13や、図9に示すように、底面13iが凹に湾曲した造粒槽13を備えることにより、粉粒体原料に振動を加えたとき図4に示すパターンとは異なるパターンの周回運動を惹起させることができるので、多種多様の物性をもつ粉粒体原料の造粒が可能となる。
また、図8に示す造粒槽13のように排出口13kの位置をより造粒槽13の内周壁面13c側に近寄せることにより、より粒子径の小さい粒子群層の粒子を排出口13kから取り出すことができる。
10,30,40…振動式造粒装置
11…基台
12…分級槽
12b…分級スクリーン
12c…第1排出口
12d…第2排出口
12f…上側第1排出口
12g…下側第1排出口
13…造粒槽
13b,13g,13k…排出口
16…コイルスプリング
18…アンバランスウェイトモータ
20,23…開閉弁
21…アクチュエータ
22…分級プレート
24…分級用櫛部材
24…櫛歯

Claims (5)

  1. 振動源を備えた基台に弾性体を介して縦型の造粒槽を設置し、造粒槽を振動源で振動させて造粒槽中の粉粒体原料を造粒槽の水平な底面上で転動させることにより造粒する振動式造粒装置であって、
    振動源として、造粒槽中の粉粒体原料の粒子群が造粒槽の内周壁面に向って転動しながら周回運動するように造粒槽に振動を加えることができるアンバランスウェイを備え、
    造粒槽の底面に造粒槽中の粒子を排出する排出口を造粒槽の内周壁面から所定の距離だけ造粒槽の中心側に方寄せて配置するとともに、排出口の開閉手段を設けたことを特徴とする振動式造粒装置。
  2. 所定の間隔で配列した複数本の櫛歯を有する分級用櫛部材を櫛歯が造粒槽中で周回運動する粒子群を横切るように、かつ造粒槽の底面から立つようにして造粒槽の内周壁面と排出口の間で配置したことを特徴とする請求項1に記載の振動式造粒装置。
  3. 分級プレートを造粒槽中で周回運動する粒子群を横切るように、かつその下端面と造粒槽の底面との間に所定の隙間が形成されるように造粒槽の内周壁面と排出口の間に配置したことを特徴とする請求項1に記載の振動式造粒装置。
  4. 分級スクリーンを底面と平行に張った縦型の分級槽を前記基台上に設置するとともに、分級槽上に造粒槽を分級槽と一体に設置し、
    造粒槽中の粒子を造粒槽の前記排出口から分級槽の分級スクリーン上へ排出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の振動式造粒装置。
  5. 前記分級槽に目的粒度の造粒体を排出する第1排出口を前記分級スクリーンの上側に設けるとともに、目的粒度に達しない造粒ダストを排出する第2排出口を分級スクリーンの下側に設け
    第2排出口から排出された造粒ダストを造粒槽に輸送する輸送手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載の振動造粒装置。
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