JP5478465B2 - 多翼遠心ファン及び多翼遠心送風機 - Google Patents

多翼遠心ファン及び多翼遠心送風機 Download PDF

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Description

本発明は、ダクト用換気扇や全熱交換型換気機器等に用いる多翼遠心ファンに関するものであり、例えばスクロールケーシング及びモータとともに多翼遠心送風機を構成する多翼遠心ファンに関するものである。
多翼遠心ファンは、モータなどの駆動軸に取付けられて回転駆動されるハブと、ハブ外周部に等間隔に設けられた多数枚の細長のブレードでなる翼部と、この翼部の端部に設けられ、ブレード間の間隔を保ち補強するリングから構成されている。
近年、流体騒音の低騒音化と共に、モータが加振源となる電磁振動音がより目立つようになってきた。この電磁振動音は、モータの電磁振動が多翼遠心ファンに伝わり、多翼遠心ファンの固有周波数と一致して共振し卓越した音となって発生するものである。この電磁振動音の解決策として共振周波数をずらしたり、振動の伝播を抑制したりする対策がなされる。例えば、下記特許文献1には、ゴムを挟んだ2枚の板材からなる防振部材にてボス部を挟んで支持することにより、振動伝播を防止することが提案されている。
特開平7−103191号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術によれば、電磁振動音を抑えることは可能である。しかしながら、上記特許文献1の多翼遠心ファンの構造は部品点数が多く複雑でコスト高となり、またゴムを使用しているので経年劣化により効果の目減り等の問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複雑な構造を設けることなく、電磁振動音に効果的に働く形状を施すことにより固有周波数を容易にずらすことができる多翼遠心ファン及びこれを用いた多翼遠心送風機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる多翼遠心ファンは、外周部が円形のハブと、ハブの中央に形成され駆動軸が挿入する駆動軸穴を有するボス部と、ハブの外周部に多数のブレードが等間隔に離れて円筒状に並ぶ翼部と、ブレードのハブと反対の端部に設けたリングとを備えた多翼遠心ファンであり、ボス部は、円錐形状にされて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
また、ハブは、ボス部に隣接する内径部と内径部と厚さが異なる外径部とに形成されて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
さらに、ハブは、半径方向に断面波形形状にされて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
さらにまた、ボス部の駆動軸穴は、駆動軸と接する内面に軸方向に複数の細溝が形成されて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
また、ボス部は、駆動軸と接する内周部が外周部と異なる材料で作製されて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
さらに、ボス部は、駆動軸と接する内周部と内周部との外側に設けられた外周部との間に、一部の連結支持部を除きほぼ全長にわたって円筒状の空間が形成されて、駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされていることを特徴とする。
また、本発明にかかる多翼遠心送風機は、上記多翼遠心ファンと、多翼遠心ファンを収納するスクロールケーシングと、多翼遠心ファンの駆動軸穴に駆動軸を挿入して接続され、多翼遠心ファンを回転駆動するモータとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、複雑な構造を設けることなく、多翼遠心ファンの固有周波数を効果的にずらし、振動伝播を低減し、特異な電磁振動音を抑制する効果を奏する。
図1は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態1を示す斜視図である。 図2は、図1の多翼遠心ファンが適用された送風機の縦断面図である。 図3は、図1の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。 図4は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態2を示す斜視図である。 図5は、図4の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。 図6は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態3を示す斜視図である。 図7は、図6の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。 図8は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態4を示すボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。 図9は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態5を示す斜視図である。 図10は、図9の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。 図11は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態6を示す斜視図である。 図12は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態7を示す斜視図である。 図13は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態8を示す斜視図である。 図14は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態9を示す斜視図である。 図15は、図14の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。
以下に、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態1を示す斜視図である。図2は、図1の多翼遠心ファンが適用された送風機の縦断面図である。図3は、図1の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。
図2に示すように、本実施の形態1の多翼遠心送風機300は、図示上面に、ベルマウス3aが形成された円形の空気吸込口3bが設けられ、外周部に空気吹出口3cが設けられたスクロールケーシング3を有しており、このスクロールケーシング3内に、空気吸込口3bに対向して配置された多翼遠心ファン101を配設している。多翼遠心ファン101には、これを回転駆動するモータ2が接続されている。
図1に示すように、多翼遠心ファン101は、樹脂または金属で一体成形され、モータ2の駆動軸2aに取付けられて回転駆動されるハブ30と、ハブ30の外周部に等間隔に設けられた多数枚の細長のブレード4aでなる翼部4と、翼部4の空気吸込口3b側(図示上部側)に設けられ、ブレード4a端部の間隔を保ち補強するリング5を含んで構成されている。多数枚のブレード4aは、それぞれ湾曲形状をなし、モータ2側(図示下端側)をハブ30の外周部に固定されて立設し、空気吸込口3b側(図示上部側)が開口する円筒状の籠を形成するように、ハブ30の外周部に周方向に等間隔に配設されて翼部4を形成している。ブレード4aは、回転したとき空気を吐き出すように湾曲面を所定の取付角度傾けて固定されている。リング5は、ブレード4aの先端部の間隔を保持する翼部4の補強部材として設けられている。
このような構成の多翼遠心送風機300は、モータ2を駆動して多翼遠心ファン101を回転させると、図2の破線矢印Aで示すように、スクロールケーシング3の空気吸込口3bから吸入空気Aが、ハブ30の空気吸込口3bに対向する開口から駆動軸2a方向に吸込まれ、多翼遠心ファン101のブレード4aの湾曲する圧力面により速度と圧力が付与され、多翼遠心ファン101の外周部の隣り合うブレード4a,4a間から遠心方向に吹き出し、スクロールケーシング3の外周流路3dに流入し、外周流路3dで運動エネルギーを静圧へ回収しながら、空気吹出口3cから吹き出される。
図1および図2において、ハブ30は、碗を伏せた形状の中央碗状部30aと中央碗状部30aの外側に広がる円板状の平板部30bとから構成されている。ハブ30の中央碗状部30aの中央にモータ2の駆動軸2aを挿入する駆動軸穴20aを持つボス部21が設けられている。
図3に多翼遠心ファン101を拡大して示す。本実施の形態のボス部21は、図3に示すように、駆動軸穴20aを内周面とする円筒部と円筒部の外側に設けられた円錐部とから構成されている。円錐部は駆動軸2aの先端側で円筒部と結合しており、ハブ30側に向かって広がる円錐形状21aとされ後端側はハブ30の中央碗状部30aの内周縁に接合されている。
多翼遠心ファン101は、モータ2により回転駆動されると、モータ2の電磁振動がボス部21より伝わり、この電磁振動が多翼遠心ファン101の固有周波数と一致すると共振し、騒音が発生する。この騒音が発生する際の振動は、主に円周方向のねじり振動、または軸方向の軸方向振動に起因する。そのため、この振動に影響する部位の剛性を変えれば効果的に多翼遠心ファン101の固有周波数をずらすことができる。具体的にはねじり振動に対しては、ボス部21の基部の剛性の寄与が大きく、軸方向振動に対しては、ハブ30の剛性の寄与が大きい。
ボス部21の外周部を円錐形状21aにすることで、ボス部21の剛性を高めることができ、容易に固有周波数を上げることができる。つまり、円錐形状21aの径の大きさ、円錐形状21aの肉厚厚みを変えることで容易に固有周波数を変更することができる。このようにボス部21が円錐形状にされて、駆動軸2aから伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている。
以上のように、本実施の形態の多翼遠心ファン101は、外周部が円形のハブ30と、ハブ30の中央に形成され駆動軸2aが挿入する駆動軸穴20aを有するボス部21と、ハブ30の外周部に多数のブレード4aが等間隔に離れて円筒状に並ぶ翼部4と、ブレード4aのハブ30と反対の端部に設けたリング5とを備えており、ボス部21は、円錐形状21aにされて剛性が高められ、駆動軸2aから伝播する振動と固有周波数がずれるようにされているので、共振が抑制され騒音の発生が削減される。
なお、本実施の形態の多翼遠心ファン101の駆動軸穴20aには、駆動源であるモータ2の駆動軸2aが直接挿入されて回転するが、プーリおよびベルトあるいは連結ギヤなどの駆動力伝達構造にて駆動源に連結された駆動軸が、駆動軸穴20aに挿入されて回転されてもよい。このようなモータ2の駆動軸2aが直接挿入されない場合においても、駆動力伝達構造を経て駆動源から伝動する振動の多翼遠心ファン101に与える影響は同じように発生し、これに対しても本実施の形態の多翼遠心ファン101は、概略同等の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態2を示す斜視図である。図5は、図4の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。本実施の形態の多翼遠心ファン102においては、ボス部22の外周部に形成された円錐形状は、図5に示すように、半径方向に波打つ断面波形形状22aにされている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の多翼遠心ファン102においては、ボス部22の外周部に形成された円錐部を半径方向に波打つ断面波形形状22aとすることにより断面積が増大し剛性が向上し、さらに容易に多翼遠心ファン102の固有周波数を共振周波数からずらすことができる。
実施の形態3.
図6は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態3を示す斜視図である。図7は、図6の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。本実施の形態の多翼遠心ファン103においては、ボス部23の外周部に形成された円錐形状は、図7に示すように、円周方向に波打つ断面波形形状23aにされている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の多翼遠心ファン103においては、ボス部23の外周部に形成された円錐部を円周方向に波打つ断面波形形状23aとすることにより断面積が増大し剛性が向上し、実施の形態2のものと同様に、断面積が増え剛性が向上し、さらに容易に多翼遠心ファン102の固有周波数を共振周波数からずらすことができる。
実施の形態4.
図8は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態4を示すボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。本実施の形態の多翼遠心ファン104においては、ボス部20は従来のものと同様な二重の円筒構造を成している。ボス部20の周囲は円周方向に等間隔に設けられた補強用のリブ6で支えられている。そして、本実施の形態4のハブ31は、ボス部20に隣接する部分で軸に直交する方向に広がる内径部31aは、従来に較べ軸方向に厚さが大きくされている。一方、この内径部31aから図示下方に延びる外径部31bは、従来と同じ厚さである。なお、ハブ31の外径部31bよりさらに外側の平板部も従来と同じ厚さである。その他の構成は実施の形態1と同様である。
すなわち、本実施の形態4においては、ハブ31は、ボス部20に隣接する内径部31aと内径部31aと厚さが異なる外径部31bとに形成されて、駆動軸2aから伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている。
なお、固有周波数を変更するには、ハブ31の全体の板厚を大きくしてもよいが、特にボス部20近傍のハブ31の板厚を大きくすることが有効であり、必要以上に板厚を増やすことを防ぐことが可能である。また、固有周波数を変更するのであるから、従来より厚さを小さくしてもよい。
実施の形態5.
図9は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態5を示す斜視図である。図10は、図9の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。本実施の形態の多翼遠心ファン105においては、ボス部20は従来のものと同様な二重の円筒形状を成している。ボス部20の周囲は円周方向に等間隔に設けられた補強用のリブ6で支えられている。そして、本実施の形態の多翼遠心ファン105においては、ハブ32は、ボス部20に隣接する部分で軸に直交する方向に広がる内径部が、半径方向に波打つ断面波形形状32aにされて、駆動軸2aから伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている。
なお、固有周波数を変更するには、ハブ32の全体を断面波形にしてもよいが、特にボス部20近傍のハブ32を波形にすることが有効であり、必要以上に波形部分を増やすことを防ぐことが可能である。
上記の実施の形態1から5においては、主にボス部およびハブの改良をするものであったが、以下の実施の形態は、ボス部20に形成された駆動軸穴20a及びその周囲の構造を改良するものである。
実施の形態6.
図11は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態6を示す斜視図である。本実施の形態の多翼遠心ファン201においては、ボス部25の駆動軸穴25aは、モータ2の駆動軸2aと接する内面に軸方向に延びる複数の細溝25cが形成されて、断面歯車状にされている。
複数の細溝25cが形成されることにより、剛性が低下されて駆動軸2aから伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている。また、本実施の形態の多翼遠心ファン201においては、駆動軸穴25aが断面歯車状にされて駆動軸2aからの振動が伝播する面積が減らされているので、これによっても多翼遠心ファン201の振動を減衰させることができる。
実施の形態7.
図12は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態7を示す斜視図である。本実施の形態7は、ボス部に形成した円筒状空間に異種材料を挟んだもの、あるいは、ボス部をニ重以上の構造にするのものである。本実施の形態の多翼遠心ファン202においては、ボス部26は、外周部26bと内周部26cとからなる二重構造となっている。内周部26cは、外周部26bと弾性係数の異なる異種材料(樹脂、金属、発砲材等)で作製されている。そして、内周部26cの内周面がモータ2の駆動軸2aと接する駆動軸穴26aとなっている。このように異種材料を駆動軸2aとの間に挟み込むことにより、多翼遠心ファン202の固有周波数を共振周波数からずらしたり、電磁振動を効果的に減衰させたりすることができる。
実施の形態8.
図13は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態8を示す斜視図である。本実施の形態の多翼遠心ファン203においては、ボス部27は、外周部27bと内周部27cとからなる二重構造とされ、外周部27bは、内面に軸方向に延びる複数の細溝27dが形成されて、断面歯車状にされている。その内側部分に外周部27bよりも弾性係数の小さい異種材料(樹脂、金属、発砲材等)で作製された内周部27cが細溝27d内に入り込んで噛み合うように形成されている。そして、内周部27cの内周面が駆動軸2aと接する駆動軸穴27aとなっている。すなわち、本実施の形態の多翼遠心ファン203は、実施の形態6の多翼遠心ファン201と、実施の形態7の多翼遠心ファン202の効果をねらった構造となっている。
実施の形態9.
図14は、本発明にかかる多翼遠心ファンの実施の形態9を示す斜視図である。図15は、図14の多翼遠心ファンのボス部の詳細を示す部分拡大縦断面図である。本実施の形態の多翼遠心ファン204においては、ボス部28は、同じ材料で一体に成形された外周部28bと内周部28cとからなり、外周部28bと内周部28cとの間に、ボス部28の軸方向ほぼ全長にわたって円筒状空間28dが形成されている。
外周部28bと内周部28cとは、図15に示すように、モータ2の本体側端の連結支持部28eのみで結合している。そして、内周部28cの内周面が駆動軸2aと接する駆動軸穴28aとなっている。本実施の形態の多翼遠心ファン204においては、外周部28bと内周部28cとの間に円筒状空間28dを形成することにより、固有周波数を所定の値に調整して駆動軸2aから伝動する振動と固有周波数がずれるようにされている。
本実施の形態の多翼遠心ファン204においては、連結支持部28eの大きさを変える(円筒状空間28dの深さを変える)ことにより、容易に固有周波数を変更できるので、駆動軸2aから伝動する振動と固有周波数をずらす際、容易である。
以上、多翼遠心ファンの固有周波数を調整(増減)して駆動軸2aから伝播する振動とずらす方法を説明した。実施の形態1〜5は主に固有周波数を上げる方法であり、実施の形態6〜9は主に固有周波数を下げる方法である。そして、これらの方法を適宜組合せることにより、より柔軟に多翼遠心ファンの固有周波数をずらすことができる。これらの実施の形態は、互いに組み合わされて実現されることが好ましい。
以上のように、本発明にかかる多翼遠心ファンは、ダクト用換気扇や全熱交換型換気機器等に用いる多翼遠心ファンに有用であり、特に、スクロールケーシング及びモータとともに送風機を構成する多翼遠心ファンに適している。
2 モータ
2a 駆動軸
3 スクロールケーシング
3a ベルマウス
3b 空気吸込口
3c 空気吹出口
3d 外周流路
4 翼部
4a ブレード
5 リング
6 リブ
20,21,22,23,25,26,27,28 ボス部
20a,25a,26a,27a,28a 駆動軸穴
21a 円錐形状
22a 断面波形形状(半径方向)
23a 断面波形形状(円周方向)
25c 細溝
26b,27b,28b 外周部
26c,27c,28c 内周部
27d 細溝
28d 円筒状空間
28e 連結支持部
30,31,32 ハブ
30a 中央碗状部
30b 平板部
31b 外径部
31a 内径部
32a 断面波形形状
101〜105,201〜204 多翼遠心ファン
300 多翼遠心送風機

Claims (4)

  1. 外周部が円形のハブと、
    前記ハブの中央に形成され駆動軸が挿入される駆動軸穴を有するボス部と、
    前記ハブの外周部に多数のブレードが等間隔に離れて円筒状に並ぶ翼部と、
    前記ブレードの前記ハブと反対の端部に設けたリングとを備えた多翼遠心ファンにおいて、
    前記ボス部は、半径方向に断面波形形状の円錐形状にされて、前記駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている
    ことを特徴とする多翼遠心ファン。
  2. 外周部が円形のハブと、
    前記ハブの中央に形成され駆動軸が挿入される駆動軸穴を有するボス部と、
    前記ハブの外周部に多数のブレードが等間隔に離れて円筒状に並ぶ翼部と、
    前記ブレードの前記ハブと反対の端部に設けたリングとを備えた多翼遠心ファンにおいて、
    前記ハブは、半径方向に断面波形形状にされて、前記駆動軸から伝播する振動と固有周波数がずれるようにされている
    ことを特徴とする多翼遠心ファン。
  3. 前記駆動軸は、モータの駆動軸であり、前記駆動軸から伝播する振動は前記モータの振動である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の多翼遠心ファン。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の多翼遠心ファンと、
    前記多翼遠心ファンを収納するスクロールケーシングと、
    前記多翼遠心ファンの駆動軸穴に駆動軸を挿入して接続され、前記多翼遠心ファンを回転駆動するモータと、を備えた
    ことを特徴とする多翼遠心送風機。
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