JP5478318B2 - 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法 - Google Patents

高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5478318B2
JP5478318B2 JP2010067994A JP2010067994A JP5478318B2 JP 5478318 B2 JP5478318 B2 JP 5478318B2 JP 2010067994 A JP2010067994 A JP 2010067994A JP 2010067994 A JP2010067994 A JP 2010067994A JP 5478318 B2 JP5478318 B2 JP 5478318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
gas
buffer tank
valve
carbon dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010067994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011202685A (ja
Inventor
丈志 佐々木
建次 岩本
浩 石井
徹 坂井
信吾 小形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2010067994A priority Critical patent/JP5478318B2/ja
Publication of JP2011202685A publication Critical patent/JP2011202685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5478318B2 publication Critical patent/JP5478318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

本発明は、高圧の炭酸ガスなどの高圧ガスを定量供給する装置およびその方法に関するものである。
合成樹脂の発泡成形方法として、炭酸ガスなどの気体からなる発泡剤を用い、これを樹脂発泡成形機の成形用金型に高圧で圧入し、金型内で樹脂を発泡させて、発泡合成樹脂成形品を製造する方法がある。
この樹脂発泡成形工程において、発泡剤は、樹脂発泡成形機に一定サイクルで間欠的に定量供給する必要があるが、炭酸ガス等の発泡剤は、高圧ガスであり状態変化が激しいため、樹脂発泡成形機への定量供給を安定且つ正確に行うことが困難であった。
特に、炭酸ガス等の発泡剤の供給は、バルブの開閉に伴い圧力変動が生じるため、発泡剤供給量を流量調整器によって一定に保持することが困難である。
樹脂発泡成形工程においては発泡剤の供給が短時間サイクルで間欠的に行われることが多いが、樹脂発泡成形機へのガス供給ラインの閉止から開放までの時間及び/又は開放から閉止までの時間が短いことから、発泡剤の流量調整弁の開閉に伴って圧力が激しく変動して、樹脂発泡成形機への発泡剤供給量及び発泡剤圧力を安定させることができない現象が生じる。
特に、発泡剤として超臨界流体である炭酸ガスを使用する場合には、圧力変動により膨張,液化、凝固が生じるため定量供給は難しいという問題があった。
このため、特開2000−218647号公報では、図7に示すように発泡剤51をガス状態で輸送,供給させず、液状態(液化ガス)で樹脂発泡成形機52に供給させるように工夫されたものが提案されている。
この装置は、液化ガス(液化二酸化炭素)である発泡剤51の充填タンク53から樹脂発泡成形機52に至る供給ライン54に、冷却器55(冷凍機56により冷却された冷媒との熱交換により冷却するもの)及び定量ポンプ57を配設して、発泡剤51を冷却器55により冷却保温させた液状態のまま定量ポンプ57により樹脂発泡成形機52に定量供給するように構成されている。
さらに、特開2002−201110号公報においては、図8に示すように、ガス供給源61から導かれたガス流路62と、ガス流路62の下流端から分岐された2つの流路であって、下流端が高圧ガス使用部63に導かれたガス供給流路64及び下流端がガス流路の上流側部分に接続されたガス循環流路65と、ガス流路におけるガス循環流路65の下流端接続部より下流側に配設されており、ガス供給流路64とガス循環流路65とを交互に開閉する流路切り替え手段66と、ガス循環流路における流路切り替え手段66の下流側に配設されており、差圧調整手段67の下流側におけるガス圧を所定圧に保持する圧力調整手段68とを具備して、ガス供給流路を開放させることにより流量及び圧力を一定に保持されたガスが高圧ガス使用部63に供給されるように構成された高圧ガスの定量供給装置が開示されている。
図8に示す循環流路65に流れるガスを背圧調整器69により樹脂発泡成形機63の圧力への供給圧力と同等に設定し、成形機で必要なタイミングに成形機と同一圧力で発泡剤の供給を行うことが開示されている。
また、特開2006−207925号公報に開示のように、流量をモニターすることで流量調整弁の開度を制御することで流量調整を行うものもある。このものでは、瞬時の圧力変動では制御が追いつかず、急激な成形機側の圧力変動が生じた際に樹脂成型体へ供給される発泡剤の量が大きく変動してしまう問題があった。
このように、従来の定量供給装置によれば、押出成形機のように成形機側の緩やかな圧力変動においては精度の高い発泡剤の定量供給制御が可能であった。しかしながら、射出成形機のように短時間の間隔で金型に樹脂を注入する際に、精度良く発泡剤を注入する必要がある場合、成形機側の圧力変動に伴う瞬間的な発泡剤の注入量の変動が度々起こる問題があった。
特開2000−218647号公報 特開2002−201110号公報 特開2006−207925号公報
本発明における課題は、例えば射出成形機などに短時間の間に金型に樹脂を注入する際などに、この金型に気体発泡剤などの高圧ガスを精度よく注入することができ、しかも成形機側の圧力変動に伴う気体発泡剤などの高圧ガスの注入量の変動を抑えることができるようにして、高圧ガス使用部への高圧ガスの安定な定量供給ができるようにすることにある。
かかる課題を解決するため、
請求項1に係る発明は、ガスを貯蔵する第1バッファータンクと、この第1バッファータンクより低圧に維持された第2バッファータンクと、前記第1バッファータンク、第2バッファータンクおよび高圧ガス使用部を順に接続するガス供給経路と、このガス供給経路の第2バッファータンクの下流側に設けられた流量調整弁と、前記ガス供給経路の第1バッファータンクと第2バッファータンクの間に設けた第1バルブと、第2バッファータンクと流量調整弁の間に設けた第3バルブと、第2バッファータンクと第3バルブの間のガス供給経路から分岐した分岐経路に設けた第2バルブと、制御部を備えてなり、
この制御部は、第2バッファータンクのガス圧力が低い待機状態では第1バルブを開、第2バルブと第3バルブを閉として第2バッファータンクのガスを所定の圧力まで加圧し、高圧ガス使用部にガスを供給するガス供給状態では、第1バルブと第2バルブを閉、第3バルブを開とするとともに、流量調整弁の下流側の圧力と第2バッファータンク内の圧力との差圧が低下することに基づいて流量調整弁の開度を制御するものであることを特徴とする高圧ガスの定量供給装置である。
請求項2に係る発明は、前記差圧の低下を予め予測しておき、この予測に基づいて流量調整弁の開度を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置である。
請求項3に係る発明は、ガスが炭酸ガスである場合において、一対の昇圧容器を用いて第1バッファータンクに炭酸ガスを連続的に供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置である。
請求項4に係る発明は、ガスが炭酸ガスである場合において、サイフォンボンベに温水ジャケットを装着し、サイフォンボンベの加熱により第1バッファータンクに炭酸ガスを連続的に供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の定量供給装置を用いることを特徴とする高圧ガスの定量供給方法である。
本発明によれば、ガス供給状態では第2バッファータンク内の圧力が低下し、この圧力と流量調整弁下流側の圧力との差圧が小さくなって、ガス供給量が低下することが防止できる。このため、樹脂発泡成形等において短時間サイクルでガス供給を開始、停止させる必要のある場合においても、高精度でガスからなる発泡剤を定量供給できる。
また、第1ないし第2バルブに安価な開閉源を用いることができるので、高価な高圧ガス用圧力調整弁を用いなくとも、第2バッファータンクの圧力制御ができる。
さらに、請求項3または請求項4の発明によれば、ブースタポンプを用いなくとも、第1バッファータンクに高圧ガスを供給でき、設備費用、運転費用、メンテナンス費用を削減できる。
本発明の高圧ガスの定量供給装置の例を示す概略構成図である。 第1圧力計と第2圧力計の差圧の変化に伴う流量の変化と流量調整弁5の開度との関係を示すグラフである。 第1バッファータンクに高圧の炭酸ガスを供給するための装置の第1の形態を示す概略構成図である。 第1バッファータンクに高圧の炭酸ガスを供給するための装置の第2の形態を示す概略構成図である。 実施例の結果を示すグラフである。 比較例の結果を示すグラフである。 従来の定量供給装置の例を示す概略構成図である。 従来の定量供給装置の他の例を示す概略構成図である。
図1は、本発明の高圧ガスの定量供給装置の一例を示すもので、樹脂発泡成形機を高圧ガス使用部とし、これに発泡剤である高圧の炭酸ガスを定量供給する形態を示すものである。
図1において、符号1は第1バッファータンクを示す。この第1バッファータンク1には、図示しない高圧炭酸ガス供給源から高圧炭酸ガスが供給され、その内部に貯えられるようになっている。
この第1バッファータンク1の下流側には、第2バッファータンク2と、樹脂発泡成形機3が、ガス供給経路4で順に接続されている。
第1バッファータンク1は常に第2バッファータンクより高圧に維持されるようになっている。高圧炭酸ガス供給源がサイフォンボンベの場合、炭酸ガスはブースターポンプ等を利用して加圧され、第1バッファータンク1に供給される。
第2バッファータンク2は、1つのタンクで構成してもよいし、複数のタンクを直列及び/又は並列に接続して構成してもよい。
ガス供給経路4の第2バッファータンク2の下流側には、樹脂発泡成形機3へのガス供給量を調整する流量調整手段として、ニードル弁などの流量調整弁5が設けられている。
ガス供給経路4の第1バッファータンク1と第2バッファータンク2の間には第1バルブ6が設けられている。第2バッファータンク2よりも第1バッファータンク1の圧力を高く設定してあるので、第1バルブ6を開くと常に第1バッファータンク1から第2バッファータンク2へ炭酸ガスが供給されることになる。
第2バッファータンク2と流量調整弁5の間には第3バルブ7が設けられている。第2バッファータンク2と第3バルブ7の間のガス供給経路4から分岐経路8が分岐し、この分岐経路8に第2バルブ9が設けられている。
第2バッファータンク2内のガス圧力を測定する第1圧力計10と、ガス供給経路4の流量調整弁5の下流側のガス圧力を測定する第2圧力計11が設けられている。
制御部12は、第1バルブ6、第2バルブ9、第3バルブ7の開閉を制御し、また第1、第2圧力計10、11の測定結果を所定の演算式にあてはめ、ガス供給量を一定量とするような流量調整弁5の開度を求め、流量調整弁5を制御するものである。
すなわち、図2に示すように、炭酸ガスの樹脂発泡成形機3への供給時間と共に樹脂発泡成形機3側の圧力(第2圧力計11の圧力)と第2バッファータンク2側の圧力(第1圧力計10の圧力)との差圧ΔPが小さくなる傾向を予測し(フィードフォワード)、この差圧の縮小に伴って流量調整弁5の開度を開く予測制御を行う。
具体的には、樹脂発泡成形機3において必要とされるガス圧力が15MPaであり、設定差圧を3MPaとしてガス供給を開始した場合、なんら対策を講じないと、時間が経過し樹脂発泡成形機3側に炭酸ガスが供給されるのに伴って差圧は徐々に低下し、ガス流量も低下していく。ガス流量の低下の度合が大きいと、ガス供給量の変動につながる。
そこで、上述のような制御を行う。これにより高圧ガス使用部である樹脂発泡成形機3に一定流量のガスを供給することが可能となる。流量調整弁5の開度は、段階的に大としても連続的に大としてもよい。
樹脂発泡成形機3への炭酸ガスの供給を開始する前は、樹脂発泡成形機3側の圧力(第2圧力計11の圧力)と第2バッファータンク2側の圧力(第1圧力計10の圧力)との差圧ΔPが常に一定になるように制御、調整する。
第2バッファータンク2の圧力制御は、第1バルブ6、第2バルブ9の開閉操作によって行う(待機工程)。
具体的には、流量調整弁5の下流側におけるガス圧力(高圧ガス使用部である樹脂発泡成形機3において要求される圧力)が設定圧力となり、かつ、樹脂発泡成形機3において必要なガス流量(設定流量)を得るための第2バッファータンク2と流量調整弁5の下流側との差圧(設定差圧)が得られるように、第1バルブ6と第2バルブ9を開閉する。
樹脂発泡成形機3への炭酸ガスの供給を開始するときは第1バルブ6、第2バルブ9を閉止し、第3バルブ7を開とする。流量調整弁5は設定流量にあわせる際に、初期設定差圧で予め決めた開度にする。時間の経過とともに第2バッファータンク2内の炭酸ガスが樹脂発泡成形機3に流れるため、成形機側圧力(第2圧力計11の圧力)と蓄圧器である第2バッファータンク側圧力(第1圧力計10の圧力)との差圧ΔPは図2に示すように徐々に下がっていくことを予測し、流量調整弁5の開度を開くことで差圧ΔPが小さくなっても一定流量のガスが流れるように制御する。
万一、樹脂発泡成形機3側の圧力が不意に変化した場合は、これを第2圧力計11にて検知し、その際にこの圧力が急激に下降した場合は第2バルブ9を開くことで樹脂発泡成形機3側の圧力(第2圧力計11の圧力)と第2バッファータンク2側の圧力(第1圧力計10の圧力)との差圧ΔPが一定になるように調整して炭酸ガスの流量が一定になるように調整する。
また第2圧力計11の圧力が急激に上昇した場合は第1バルブ6を開くことで第1バッファータンク1から炭酸ガスを第2バッファータンク2に供給し、樹脂発泡成形機3側圧力(第2圧力計11の圧力)と第2バッファータンク2側圧力(第1圧力計10の圧力)との差圧ΔPが一定になるように調整することで、炭酸ガスの流量が一定になるように調整する。
流量調整弁5の急激な開閉を行わないため、圧力変動が生じても樹脂発泡成形機3に一定量の炭酸ガスの供給ができ、樹脂発泡成形機3で成型された合成樹脂発泡成形体に一定量の炭酸ガスの添加ができる。
図3は、第1バッファータンク1に高圧の炭酸ガスを供給するための装置の第1の形態を示すものである。
この装置は、熱交換可能なコイル15を備えた2基の昇圧用容器16、16を用い、これら2基の昇圧用容器16、16を交互に使用する。ガスとして炭酸ガスを使用する場合はサイホンボンベ17を用意し、サイフォンボンベ17によって一方の昇圧用容器16に液化炭酸を押し込み、弁18、19を閉じて液封状態する。
ついで、ヒータ20によって昇圧用容器16を40℃程度まで昇温する。昇圧容器16の圧力が所定の圧力に到達した後、弁19を開き、第1バッファータンク1に炭酸ガスを流し始める。昇圧用容器16と第1バッファータンク1が同じ圧力になった時点で昇圧用容器16の前後の弁18、19を閉じ、昇圧用容器16の熱交換可能なコイル15に−20℃程度の液化炭酸を流し昇圧用容器16内の圧力を下げる。その後サイフォンボンベ17から再度液化炭酸を流しこみ液封状態にした後、ヒータ20により40℃程度まで昇温し昇圧する。
2基の昇圧用容器16、16を用いて交互に切り替えて、連続的に高圧の炭酸ガスを第1バッファータンク1に供給することが可能となる。この装置では、例えば20MPa程度の高圧が必要な場合に好適である。
図4は、第1バッファータンク1に高圧の炭酸ガスを供給するための装置の第2の形態を示すものである。この例では、サイフォンボンベ17に温水ジャケット21を設置し、温水循環装置22から40℃程度の温水を温水ジャケット21を供給することにより、ブースターポンプを使わずに炭酸ガスを第1バッファータンク1に供給することが可能となる。このものでは、例えば7MPa程度の低圧が必要な場合に好適である。
図3または図4に示した装置構成とすれば、ブースターポンプを使わず第1バッファータンク1内を昇圧でき、設備費用、運転費用が削減でき、またブースターポンプの故障などに要する費用も削減できる。
この例の高圧炭酸ガスの定量供給装置では、制御部12において、前記差圧(ΔP)を変化を予測しておき、これに基づいて流量調整弁5の開度を制御する予測制御のほかに、第1圧力計10および第2圧力計11での圧力を常時測定しておき、この測定圧力から差圧(ΔP)を算出し、この差圧に基づいて流量調整弁5の開度を制御することも可能である。
本発明の高圧ガスの定量供給方法は、上述の定量供給装置を用いて、樹脂発泡成形機などの高圧使用部に高圧炭酸ガスなどの高圧ガスを供給するもので、供給流量を一定に保って、高圧ガスを供給できる。
(実施例)
図1に示すガス定量供給装置を使って炭酸ガスの供給実験を行った。
第1バルブ6を開、第2バルブ9と第3バルブ7を閉とする待機工程、第1バルブ6と第2バルブ9を閉、第3バルブ7を開とする供給工程を、それぞれ20秒毎に切り替えた。設定差圧は0.7MPa、供給圧力は5.5MPa、目標流量は2.0kg/hとした。流量調整弁5の開度は、初期開度を75%とし、段階的に開度を上げていった。
具体的には、供給工程開始時点から4.8秒経過時まで開度75%を維持、その後2.9秒経過時まで開度75.2%、その後2.9秒経過時まで75.4%、その後1.9秒経過時まで75.6%、その後1.9秒経過時まで75.8%、その後1.9秒経過時まで76.0%、その後3.5秒経過(供給工程終了)時まで開度76.2%とした。待機行程、供給工程を繰り返し、流量調整弁5の下流に設けた流量計にて炭酸ガスの供給流量を測定した。
結果を図5に示す。図5のグラフは1回の供給工程における流量調整弁5の開度(ライン1で示す)、第1圧力計10の圧力(ライン2で示す)、第2圧力計11の圧力(ライン3で示す)および炭酸ガスの供給流量(ライン4で示す)の時間的変動を示すものである。
一方、比較例として、供給工程における流量調整弁5の開度を固定して待機行程と供給工程を繰り返し、流量を測定した。なお、目標流量は1.8kg/hとしている。
結果を図6に示す。図6のグラフの各ラインは図5と同様であり、それらの時間的変動を示している。
図5、図6から明らかなように、比較例では供給工程における炭酸ガスの供給流量の最大値と最小値との差が約1000g/hだったのに対し、実施例では約500g/hまで縮小していた。
1・・第1バッファータンク、2・・第2バッファータンク、3・・樹脂発泡成形機、4・・供給経路、5・・流量調整弁、6・・第1バルブ、7・・第3バルブ、8・・分岐経路、9・・第2バルブ、10・・第1圧力計、11・・第2圧力計、12・・制御部

Claims (5)

  1. ガスを貯蔵する第1バッファータンクと、この第1バッファータンクより低圧に維持された第2バッファータンクと、前記第1バッファータンク、第2バッファータンクおよび高圧ガス使用部を順に接続するガス供給経路と、このガス供給経路の第2バッファータンクの下流側に設けた流量調整弁と、前記ガス供給経路の第1バッファータンクと第2バッファータンクの間に設けた第1バルブと、第2バッファータンクと流量調整弁の間に設けた第3バルブと、第2バッファータンクと第3バルブの間のガス供給経路から分岐した分岐経路に設けた第2バルブと、制御部を備えてなり、
    この制御部は、第2バッファータンクのガス圧力が低い待機状態では第1バルブを開、第2バルブと第3バルブを閉として第2バッファータンクのガスを所定の圧力まで加圧し、高圧ガス使用部にガスを供給するガス供給状態では、第1バルブと第2バルブを閉、第3バルブを開とするとともに、流量調整手段の下流側と第2バッファータンク内との差圧が低下することに基づいて流量調整弁の開度を制御するものであることを特徴とする高圧ガスの定量供給装置。
  2. 前記差圧の低下を予め予測しておき、この予測に基づいて流量調整弁の開度を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置。
  3. ガスが炭酸ガスである場合において、一対の昇圧容器を用いて第1バッファータンクに炭酸ガスを連続的に供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置。
  4. ガスが炭酸ガスである場合において、サイフォンボンベに温水ジャケットを装着し、サイフォンボンベの加熱により第1バッファータンクに炭酸ガスを連続的に供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧ガスの定量供給装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の定量供給装置を用いることを特徴とする高圧ガスの定量供給方法。
JP2010067994A 2010-03-24 2010-03-24 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法 Active JP5478318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067994A JP5478318B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067994A JP5478318B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011202685A JP2011202685A (ja) 2011-10-13
JP5478318B2 true JP5478318B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=44879550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010067994A Active JP5478318B2 (ja) 2010-03-24 2010-03-24 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5478318B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6170820B2 (ja) * 2013-11-26 2017-07-26 ヤマハモーター精密部品製造株式会社 反応性ガス供給装置、無孔性ダイカストシステムおよび無孔性ダイカスト製品の製造方法
JP6766058B2 (ja) * 2015-09-28 2020-10-07 大陽日酸株式会社 ガス供給装置、混合機能付きガス供給装置、溶接装置、及びガス供給方法
CN108450568A (zh) * 2018-05-25 2018-08-28 山东兴泉油脂有限公司 食用植物油充氮保鲜设备及其充氮保鲜方法
JP7082939B2 (ja) * 2018-12-14 2022-06-09 東京瓦斯株式会社 水素製造装置
KR20200110045A (ko) * 2019-03-15 2020-09-23 주식회사 케이씨텍 유체 공급 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011202685A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5478318B2 (ja) 高圧ガスの定量供給装置および定量供給方法
US10443784B2 (en) System for controlling gas supply unit
JP4726488B2 (ja) 発泡剤導入システム及び方法
US20110315243A1 (en) Carbon dioxide supply system
KR101361880B1 (ko) 압력 가스 콘테이너를 충전시키기 위한 방법 및 장치
US9011750B2 (en) Injection molding device and method for discharging heat medium for injection molding device
JPH07186904A (ja) 圧力容器にガス媒体を迅速に充填する方法及び装置
JP2012047234A (ja) ガス充填装置
US5742523A (en) Method and device for supplying gas under pressure
US11440228B2 (en) Temperature control device
JP2000043081A (ja) 射出プロセスによるポリウレタン成形品の製造方法及び装置
US11034071B2 (en) Speed variable pump
JP2004044650A (ja) 高圧ガスの定量供給装置
JP6560158B2 (ja) 金型温度調節装置及び金型温度調節方法
US20130180620A1 (en) Carbon dioxide supply for injection-molding systems
JP2005022186A (ja) 合成樹脂成形用金型の温度調節方法および金型温度調節機
JP2005125767A (ja) 流体供給装置
CN110920012A (zh) 温度控制装置、记录介质和温度控制方法
CN114166641B (zh) 文氏管反压性能测试装置以及测试方法
JP2010253541A (ja) ダイカスト金型冷却システム
JP7102298B2 (ja) 射出装置および射出成形機
US20240017452A1 (en) Gas supply device, injection molding machine, and foam molding method
CN111398342B (zh) 基于超临界二氧化碳差示扫描量热仪的测试方法
US11826932B2 (en) Polymer foam system and method
JP6954454B2 (ja) 中空樹脂成形品の製造方法及び中空樹脂成形品の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5478318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250