JP5478300B2 - ガスエンジン搭載型船外機 - Google Patents

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Description

本発明は、船外機本体にガスエンジンが搭載され、ガスエンジンにカセットガスボンベ内の液体燃料を導く燃料流路が備えられたガスエンジン搭載型船外機に関する。
船外機のなかには、アルコールなどの低質燃料(以下、「燃料」という)を使用するエンジンを備え、加えて、エンジンの始動性や加速性を高める気体燃料(液体燃料)を供給する燃料ボンベ(以下、「カセットガスボンベ」という)を備えたものが知られている。
カセットガスボンベ内には、エンジンの始動時や加速時にエンジンに供給する液体燃料が充填されている。
エンジンの始動時や加速時に、カセットガスボンベの口金(具体的には、ノズル)から液体燃料を供給することで、液体燃料を燃料と併用してエンジンの始動性や加速性を好適に確保することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の船外機は、エンジンの始動性や加速性を好適に確保するために、燃料に加えてカセットガスボンベ内に液体燃料を用意する必要があり構成が複雑になる。
構成の簡素化を図るために、燃料をエンジンに供給する前に燃料を加熱して霧化(気化)を促進する手段を用いることが考えられる。
燃料を加熱する手段として、例えば、排気管の熱を利用するベーパライザ装置を備えたガスエンジンが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭60−62645号公報 特開2009−127492号公報
特許文献2のベーパライザ装置は、排気管の熱を好適に燃料供給管に伝えるために、排気管の周囲に燃料供給管を配置する必要がある。
このため、燃料供給管の形状が複雑になり、燃料供給管の曲げ形成や燃料供給管の取付けに手間がかかり、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、液体燃料を好適に加熱・気化可能で、さらに、燃料供給管の形成やベーパライザ装置への取付けが容易なガスエンジン搭載型船外機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、船外機本体にガスエンジンが搭載され、前記ガスエンジンにカセットガスボンベ内の液体燃料を導く燃料流路が備えられたガスエンジン搭載型船外機において、前記燃料流路の途中に、前記カセットガスボンベから供給された液体燃料を排気管の熱で気化して気体燃料とするベーパライザが連通され、前記ベーパライザは、前記排気管に接触させることで前記排気管の熱を受熱可能なベーパライザ本体部と、前記ベーパライザ本体部に設けられることで前記ベーパライザ本体部の熱を受熱可能なベーパライザ配管部と、前記ベーパライザ本体部および前記ベーパライザ配管部に設けられ、前記ベーパライザ配管部を前記燃料流路に連結可能な流路連結部と、を備え、前記燃料流路のうち、前記ベーパライザの下流側に冷却流路が設けられ、前記冷却流路は、金属製のパイプで形成され、かつ、前記ガスエンジンの冷却ファンからの送風を受風可能な位置に設けられ、前記冷却流路内において、前記排気管の熱で気化された気体燃料を適温に冷却することを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記ベーパライザ本体部のうち、前記排気管に嵌入して接触する周縁部が凹凸状に形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、前記ベーパライザをベーパライザ本体部、ベーパライザ配管部および流路連結部で構成した。
ベーパライザ本体部を排気管に接触させて排気管の熱をベーパライザ本体部で受熱可能とした。さらに、ベーパライザ本体部にベーパライザ配管部を設けてベーパライザ本体部の熱をベーパライザ配管部で受熱可能とした。
これにより、ベーパライザ配管部内に導かれた液体燃料(液相のガス燃料)を排気管の熱で好適に気化することができ、ガスエンジンの始動性などを良好に確保できる。
さらに、請求項1に係る発明では、ベーパライザをベーパライザ本体部とベーパライザ配管部とに分割した。
よって、ベーパライザ本体部およびベーパライザ配管部の材質や形状を各々個別に選択することができる。
これにより、液体燃料を好適に加熱・気化することができるように、ベーパライザ本体部およびベーパライザ配管部の材質や形状を各々個別に決めることができる。
さらに、ベーパライザを製造する工程の最適化を図ることができるように、ベーパライザ本体部およびベーパライザ配管部の材質や形状を各々個別に決めることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、前記ベーパライザの流路連結部をベーパライザ本体部およびベーパライザ配管部に設けた。そして、流路連結部でベーパライザ配管部を燃料流路に連結可能とした。
よって、ベーパライザ配管部を燃料流路から分割することができる。これにより、ベーパライザ配管部の曲げ加工が容易になり、ベーパライザ配管部を排気管の周囲に配置可能に容易に曲げ形成することができる。
さらに、ベーパライザ配管部を燃料流路から分割することで、ベーパライザ配管部の取り扱いが簡単になり、ベーパライザ配管部をベーパライザ本体部に手間をかけないで容易に取り付けることができる。
加えて、請求項に係る発明では、ベーパライザの下流側に冷却流路を設け、冷却流路を金属製のパイプで形成した。この冷却流路をガスエンジンの冷却ファンからの送風を受風可能な位置に設けた。
そして、冷却ファンからの送風を冷却流路で受風して、ベーパライザ配管部内において気化された気体燃料を冷却流路において適温に冷却するようにした。
請求項に係る発明では、ベーパライザ本体部のうち、排気管に嵌入して接触する周縁部を凹凸状に形成した。
これにより、排気管に臨む(対向する)周縁部の面積(すなわち、排気管の熱を受熱する面積)を大きく確保でき、排気管の熱を一層効率よく受熱することができる。
本発明に係るガスエンジン搭載型船外機を示す側面図である。 本発明に係る燃料供給手段を示す側面図である。 本発明に係る燃料供給手段を示す平面図である。 図3の4矢視図である。 図4の5矢視図である。 図3の6部拡大図である。 本発明に係る受熱ブロックの貫通孔を示す側面図である。 本発明に係るベーパライザに液体燃料(液相のガス燃料)を導く例を説明する図である。 本発明に係るベーパライザで液体燃料を気化する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は操作者から見た方向にしたがう。
実施例に係るガスエンジン搭載型船外機10について説明する。なお、ガスエンジン搭載型船外機10を以下「船外機」と略記して説明する。
図1に示すように、船外機10は、船外機10を船体11(船尾板12)に取り付ける船外機取付手段13と、船外機取付手段13の上側に設けられたマウントケース(船外機本体)14と、マウントケース14に搭載されたガスエンジン15と、ガスエンジン15を覆うエンジンカバー16と、エンジンカバー16に設けられたカセットガスボンベ18と、カセットガスボンベ18の液体燃料(液相のガス燃料)をガスエンジン15に供給する燃料供給手段20(図2、図3参照)とを備えている。
さらに、船外機10は、船外機取付手段13から下方に延出されたエクステンションケース21と、エクステンションケース21内に収納された駆動軸22と、駆動軸22を介してガスエンジン15の回転が伝達されるギヤ機構23と、ギヤ機構23の回転がプロペラ軸24を介して伝達されるプロペラ25とを備えている。
この船外機10によれば、ガスエンジン15にカセットガスボンベ18から液体燃料が供給されることでガスエンジン15が駆動する。ガスエンジン15が駆動することで、ガスエンジン15の回転が駆動軸22、ギヤ機構23、プロペラ軸24を経てプロペラ25に伝達される。
ガスエンジン15の回転がプロペラ25に伝達されることでプロペラ25が回転して船体11が滑走する。
船外機取付手段13は、船尾板12に船外機10をクランプ部材31で固定するものであって、ティラーハンドル32を操作することで、スイベル軸(図示せず)を中心にして左右方向に船外機10を揺動可能で、さらにチルト軸33を中心にして船外機10を跳上げ可能な機構である。
マウントケース14は、ガスエンジン15を搭載する、いわゆるエンジン支持ケースである。
ガスエンジン15は、バーチカル型単気筒エンジンであり、シリンダ35の軸線(シリンダ軸線)36が横向き(略水平)に配置され、クランクシャフト37が縦向きに配置されている。
このガスエンジン15は、クランクシャフト37の上端部に冷却ファン41およびリコイルプーリー42が同軸上に設けられ、リコイルプーリー42にクラッチを介してリコイルスタータ44が同軸上に設けられている。
リコイルスタータ44は、リコイルロープの先端部にグリップが設けられている。
このグリップを手で握ってリコイルロープを引くことにより、リコイルスタータ44を回転させる。リコイルスタータ44の回転がクラッチを介してリコイルプーリー42に伝わり、リコイルプーリー42が回転する。
リコイルプーリー42が回転することで、クランクシャフト37が回転してガスエンジン15が始動する。
ガスエンジン15が始動することで、燃焼室内の排気ガスを排気管63(図3参照)を経てマフラー(図示せず)に導く。
排気管63に排気ガスを通すことにより排気ガスの熱で排気管63が加熱される。
図2、図3に示すように、ガスエンジン15は、上方がファンカバー19で覆われている。ファンカバー19はエンジンカバー16で覆われている。
エンジンカバー16は、カセットガスボンベ18を収納するガスボンベカバー17を備えている。
ガスボンベカバー17内には、カセットガスボンベ18の口金18aを取り付ける口金受部46が設けられている。
カセットガスボンベ18は、例えば、通常市販されているカセットボンベが用いられる。このカセットガスボンベ18は、カセットガスボンベ18の内部に燃料取出パイプが収納され、燃料取出パイプの出口が供給ノズルに連通されている。
カセットガスボンベ18内の液体燃料が燃料取出パイプおよび供給ノズルを経て燃料供給手段20の燃料流路51に供給される。
燃料供給手段20は、口金受部46からガスエンジン15(燃焼室)まで連通された燃料流路51と、燃料流路51の途中に設けられたベーパライザ52、レギュレータ53およびミキサー54とを備えている。
燃料流路51は、口金受部46に連通された第1ホース56と、第1ホース56をベーパライザ52の入口端部66a(図6参照)に連通する第1チューブ57と、ベーパライザ52の出口端部66b(図6参照)に連通された第2チューブ(冷却流路)58と、第2チューブ58をレギュレータ53に連通する第2ホース59と、レギュレータ53をミキサー54に連通する第3チューブ61とを備えている。
燃料供給手段20によれば、カセットガスボンベ18から口金受部46に液体燃料(液相のガス燃料)が供給され、供給された液体燃料が第1ホース56および第1チューブ57を経てベーパライザ52に導かれる。
ベーパライザ52に導かれた液体燃料が排気管63(図5、図6も参照)の排気熱(熱)で加熱されて気化する。気化された気体燃料が第2チューブ58および第2ホース59を経てレギュレータ53に導かれる。
レギュレータ53に導かれた気体燃料がレギュレータ53で圧力調整され、圧力調整された気体燃料が第3チューブ61を経てミキサー54に導かれる。
ミキサー54に導かれた気体燃料がミキサー54でエアと混合され、エアと混合された気体燃料がガスエンジン15の燃焼室に導かれる。
第2チューブ58は、ベーパライザ52の出口端部66b(図6参照)に連通されることでベーパライザ52の下流側に設けられ、シリンダブロック34の下方を経て第2ホース59に連通されている。
第2チューブ58およびシリンダブロック34間に所定間隔Lが確保されている。
この第2チューブ58は、金属製のパイプで形成され、かつ、ガスエンジン15の冷却ファン41からの送風を受風可能な位置に設けられている。
よって、第2チューブ58内において、排気管63(図5、図6も参照)の熱で気化された気体燃料を適温に冷却することができる。
加えて、第2チューブ58およびシリンダブロック34間に所定間隔Lを確保することで、第2チューブ58の全長を比較的長尺寸法に確保できる。
第2チューブ58の全長を比較的長尺寸法に確保することで、第2チューブ58内を流れる気体燃料を効率よく自然放熱することができる。
このように、第2チューブ58が金属製のパイプで比較的長尺寸法に確保され、かつ、冷却ファン41からの送風を受風可能な位置に設けられることで、第2チューブ58をベーパライザ52の下流側に設けられた冷却流路とすることができる。
図4〜図6に示すように、ベーパライザ52は、カセットガスボンベ18(図2参照)から供給された液体燃料を排気管63の熱で気化して気体燃料とするものである。
排気管63は、ガスエンジン15の燃焼室をマフラー(図示せず)に連通することで、燃焼室内の排気ガスをマフラーに導く排気用の管である。
排気管63に排気ガスを通すことにより排気ガスの熱で排気管63が加熱される。排気管63の熱をベーパライザ52に伝えることで液体燃料を気化することが可能になる。
ベーパライザ52は、排気管63に接触されたベーパライザ本体部65と、ベーパライザ本体部65に設けられたベーパライザ配管部66と、ベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66に設けられた流路連結部67とを備えている。
ベーパライザ本体部65は、ベーパライザ配管部66を支持する支持ブラケット71と、支持ブラケット71に重ねられた受熱ブロック76とを備えている。
支持ブラケット71は、シリンダブロック34の左側壁34aに当接された支持プレート部72と、支持プレート部72の下端部72aから外側(シリンダブロック34から離れる側)に向けて略水平に折り曲げられた水平折曲部73と、水平折曲部73の先端部73aから下方に向けて折り曲げられた鉛直折曲部74とを有する。
支持プレート部72は、側面視で略矩形状に形成され、中央にプレート貫通孔81が形成されている。
支持プレート部72の中央に受熱ブロック76が設けられ、支持プレート部72のプレート外周72bに沿ってベーパライザ配管部66がろう付けされている。
プレート貫通孔81は、排気管63が貫通可能に形成されている。
鉛直折曲部74は、側面視で略矩形状に形成され、流路連結部67を支える折曲片である。
受熱ブロック76は、支持ブラケット71に比べて板厚寸法Tが比較的大きなプレートである。
この受熱ブロック76は、支持ブラケット71に対して一回り小さな略矩形状に形成され、中央にブロック貫通孔83を有する。
ブロック貫通孔83がプレート貫通孔81に対して同軸上に配置された状態で支持ブラケット71の支持プレート部72に重ね合わされている。
そして、重ね合わされた支持プレート部72および受熱ブロック76が一体的にシリンダブロック34の左側壁34aにボルト86・ナット87で取り付けられている。
受熱ブロック76を支持プレート部72に対して一回り小さく形成することで、支持プレート部72に配管接続部位72cを確保できる。
配管接続部位72cは、支持プレート部72のプレート外周72bに沿って設けられ、ベーパライザ配管部66を接続可能な部位である。
配管接続部位72cにベーパライザ配管部66を接続した状態で、ベーパライザ配管部66は受熱ブロック76のブロック外周76aに近接させた状態で配置されている。
図4〜図6で説明したように、ベーパライザ52は、ベーパライザ本体部65とベーパライザ配管部66とに分割されている。
よって、ベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66の材質や形状を各々個別に選択することができる。
これにより、液体燃料を好適に加熱・気化することができるように、ベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66の材質や形状を各々個別に決めることができる。
さらに、ベーパライザ52を製造する工程の最適化を図ることができるように、ベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66の材質や形状を各々個別に決めることができる。
ベーパライザ配管部66は、支持プレート部72の配管接続部位72cに設けられることで受熱ブロック76のブロック外周76aに沿って配置されている。
加えて、ベーパライザ配管部66は、入口端部66aが流路連結部67に連結されるとともに出口端部66bが流路連結部67に連結されている。
入口端部66aの近傍部66cおよび出口端部66bの近傍部66dは、それぞれ水平折曲部73に沿ってろう付けされている。
ベーパライザ配管部66を受熱ブロック76のブロック外周76aに沿って設けることで、排気管63から受熱ブロック76に伝わった熱をベーパライザ配管部66で受熱することができる。
加えて、受熱ブロック76から支持プレート部72に伝わった熱を配管接続部位72cを経てベーパライザ配管部66で受熱することができる。
これにより、ベーパライザ配管部66内に導かれた液体燃料(液相のガス燃料)を排気管63の熱で好適に気化して気体燃料とすることができる。
好適に気化した気体燃料をガスエンジン15に供給することで、ガスエンジン15の始動性などを良好に確保できる。
ここで、受熱ブロック76のブロック貫通孔83は、図7に示すように、排気管63が貫通可能な孔であって、周縁部77が凹凸状に形成されることで複数の凹部77aおよび複数の凸部77bが交互に設けられている。
周縁部77の凸部77bが排気管63の外壁63aに接触されている。
複数の凸部77bを排気管63の外壁63aに接触させることで、排気管63の熱を複数の凸部77bから受熱ブロック76に伝えることができる。
さらに、複数の凹部77aを排気管63の外壁63aに近接させることで、排気管63の熱を複数の凹部77aから受熱ブロック76に伝えることができる。
受熱ブロック76に伝えられた熱は、ベーパライザ配管部66に伝えられる。
ここで、周縁部77に複数の凹部77aおよび複数の凸部77bを交互に設けた。
よって、排気管63に臨む(対向する)周縁部77の面積を、ブロック貫通孔83を円形に形成した場合と比較して大きく確保できる。
排気管63に臨む(対向する)周縁部77の面積は、排気管63の熱を受熱する面積である。
これにより、周縁部77の面積を大きく確保することで、排気管63の熱を受熱ブロック76で一層効率よく受熱できる。
したがって、ベーパライザ配管部66内に導かれた液体燃料を排気管63の熱で一層好適に気化することができる。
図4〜図6に示すように、ベーパライザ52の流路連結部67は、ベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66に設けられた内側連結部材91と、内側連結部材91に第1、第2のボルト94,95で取付可能な外側連結部材92とを備えている。
内側連結部材91は、一対の取付孔91a,91bが貫通され、一方の取付孔91aにベーパライザ配管部66の入口端部66aが嵌合され、他方の取付孔91bにベーパライザ配管部66の出口端部66bが嵌合されている。
内側連結部材91の両端部にねじ孔91c,91dがそれぞれ形成されている。
外側連結部材92は、一対の取付孔92a,92bが貫通され、一方の取付孔92aに第1チューブ57の出口端部57aが嵌合され、他方の取付孔92bに第2チューブ58の入口端部58aが嵌合されている。
一方の取付孔92aの周囲に環状のシール材96が配置され、他方の取付孔92bの周囲に環状のシール材97が配置されている。
外側連結部材92の両端部に貫通孔92c,92dがそれぞれ形成されている。
内側連結部材91に外側連結部材92を重ね合わせることで、一方の取付孔92aのシール材96が内側連結部材91に接触され、他方の取付孔92bのシール材97が内側連結部材91に接触される。
さらに、内側連結部材91に外側連結部材92を重ね合わせることで、一方の貫通孔92cおよび一方の取付孔91cが同軸上に配置されるとともに、他方の貫通孔92dおよび他方の取付孔91dが同軸上に配置される。
そして、第1ボルト94が一方の貫通孔92cに差し込まれて一方の取付孔91cにねじ結合されている。さらに、第2ボルト95が他方の貫通孔92dに差し込まれて他方の取付孔91dにねじ結合されている。
これにより、第1ボルト94および第2のボルト95で内側連結部材91および外側連結部材92が一体に組み付けられている。
この状態で、一方の取付孔91a,92a同士が同軸上に配置されるとともに、他方の取付孔91b,92b同士が同軸上に配置される。
よって、ベーパライザ配管部66の入口端部66aおよび第1チューブ57の出口端部57aが同軸上に連結される。
また、ベーパライザ配管部66の出口端部66bおよび第2チューブ58の入口端部58aが同軸上に連結される。
このように、ベーパライザ52の流路連結部67をベーパライザ本体部65およびベーパライザ配管部66に設けた。
そして、流路連結部67でベーパライザ配管部66を燃料流路51(第1チューブ57の出口端部57aおよび第2チューブ58の入口端部58a)に連結可能とした。
よって、流路連結部67を備えることで、ベーパライザ配管部66を燃料流路51から分割することができる。
これにより、ベーパライザ配管部66の曲げ加工が容易になり、ベーパライザ配管部66を排気管63(具体的には、受熱ブロック76のブロック外周76a)の周囲に配置可能に容易に曲げ形成することができる。
さらに、ベーパライザ配管部66を燃料流路51から分割することで、ベーパライザ配管部66を簡単に取り扱うことができる。
これにより、ベーパライザ配管部66をベーパライザ本体部65に手間をかけないで容易に取り付けることができる。
つぎに、ベーパライザ52で液体燃料を気化する例を図8〜図9に基づいて説明する。
図8(a)に示すように、ガスエンジン15が始動することで、図9に示すカセットガスボンベ18から口金受部46に液体燃料が供給される。
口金受部46に供給された液体燃料が第1ホース56および第1チューブ57を経てベーパライザ52のベーパライザ配管部66に矢印Aの如く導かれる。
図8(b)に示すように、ベーパライザ配管部66に導かれた液体燃料が矢印Bの如く受熱ブロック76のブロック外周76aに沿って導かれる。
図9(a)に示すように、周縁部77の凸部77b…が排気管63の外壁63aに接触されることで、排気管63の熱が複数の凸部77bから受熱ブロック76に伝わる。
さらに、周縁部77の凹部77a…が排気管63の外壁63aに近接されることで、排気管63の熱が複数の凹部77aから受熱ブロック76に伝わる。
そして、受熱ブロック76に伝えられた熱がベーパライザ配管部66(図8(b)参照)に伝えられる。
加えて、図8(b)に示すように、受熱ブロック76から支持プレート部72に伝わった熱が配管接続部位72cを経てベーパライザ配管部66に伝わる。
ベーパライザ配管部66に熱が伝わることで、ベーパライザ配管部66内の液体燃料(液相のガス燃料)を加熱して気化(加熱・気化)して気体燃料にする。
ベーパライザ配管部66内で気化された気体燃料が第2チューブ58に矢印Cの如く導かれる。
図9(b)に示すように、ガスエンジン15の冷却ファン41から下方に向けて矢印Dの如く送風される。送風された風を第2チューブ58に吹き付けて第2チューブ58を冷却する。
第2チューブ58を冷却することで、ベーパライザ配管部66内で気化された気体燃料を第2チューブ58において適温に冷却できる。
加えて、第2チューブ58およびシリンダブロック34間に所定間隔Lを確保することで、第2チューブ58の全長が比較的長尺寸法に確保されている。これにより、第2チューブ58内を流れる気体燃料を効率よく自然放熱できる。
このように、第2チューブ58を金属製のパイプで比較的長尺寸法に確保し、かつ、冷却ファン41からの送風で冷却することで、第2チューブ58内を流れる気体燃料を適温に冷却できる。
第2チューブ58内で適温に冷却された気体燃料が第2ホース59を経てレギュレータ53に矢印Eの如く導かれる。
レギュレータ53に導かれた気体燃料がレギュレータ53で圧力調整され、圧力調整された気体燃料が第3チューブ61を経て矢印Fの如くミキサー54に導かれる。
ミキサー54に導かれた気体燃料がミキサー54でエアと混合され、エアと混合された気体燃料がガスエンジン15の燃焼室に導かれる。
これにより、ガスエンジン15の燃焼室に適温の気体燃料を供給することができ、ガスエンジン15の始動性などを良好に確保できる。
なお、本発明に係るガスエンジン搭載型船外機10は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例で示した船外機10、マウントケース14、ガスエンジン15、カセットガスボンベ18、冷却ファン41、燃料流路51、ベーパライザ52、第2チューブ58、排気管63、ベーパライザ本体部65、ベーパライザ配管部66、流路連結部67、周縁部77、凹部77aおよび凸部77bなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、船外機本体にガスエンジンが搭載され、ガスエンジンにカセットガスボンベ内の液体燃料を導く燃料流路が備えられたガスエンジン搭載型船外機への適用に好適である。
10…船外機(ガスエンジン搭載型船外機)、14…マウントケース(船外機本体)、15…ガスエンジン、18…カセットガスボンベ、41…冷却ファン、51…燃料流路、52…ベーパライザ、58…第2チューブ(冷却流路)、63…排気管、65…ベーパライザ本体部、66…ベーパライザ配管部、67…流路連結部、77…周縁部、77a…凹部、77b…凸部。

Claims (2)

  1. 船外機本体にガスエンジンが搭載され、前記ガスエンジンにカセットガスボンベ内の液体燃料を導く燃料流路が備えられたガスエンジン搭載型船外機において、
    前記燃料流路の途中に、前記カセットガスボンベから供給された液体燃料を排気管の熱で気化して気体燃料とするベーパライザが連通され、
    前記ベーパライザは、
    前記排気管に接触させることで前記排気管の熱を受熱可能なベーパライザ本体部と、
    前記ベーパライザ本体部に設けられることで前記ベーパライザ本体部の熱を受熱可能なベーパライザ配管部と、
    前記ベーパライザ本体部および前記ベーパライザ配管部に設けられ、前記ベーパライザ配管部を前記燃料流路に連結可能な流路連結部と、を備え
    前記燃料流路のうち、前記ベーパライザの下流側に冷却流路が設けられ、
    前記冷却流路は、
    金属製のパイプで形成され、かつ、前記ガスエンジンの冷却ファンからの送風を受風可能な位置に設けられ、
    前記冷却流路内において、前記排気管の熱で気化された気体燃料を適温に冷却することを特徴とするガスエンジン搭載型船外機。
  2. 前記ベーパライザ本体部のうち、前記排気管に嵌入して接触する周縁部が凹凸状に形成されたことを特徴とする請求項1記載のガスエンジン搭載型船外機。
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