JP5477660B2 - ネットブート型シンクライアントシステム、コンピュータ、シンクライアント実施方法、及びシンクライアント用プログラム - Google Patents
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Description
以下に、本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明のシンクライアントシステムは、サーバ10と、クライアント20を含む。
次に、図2のシーケンス図を参照して、本発明のシンクライアントシステムの全体の動作について詳細に説明する。
事前ファイル取得部25は、OSの起動前に、ファイル転送部15へ、ファイルの送信要求を送信する。
ファイル転送部15は、ファイルの送信要求に応じて、ファイル判定部16を呼び出す。ここでは、ファイル転送部15は、ファイルの送信要求に応じて、ファイル判定部16に対して、事前に良く使われるファイルのリスト(送信ファイルリスト)を要求する。
ファイル判定部16は、事前に良く使われるファイルのリスト(送信ファイルリスト)を取得し、取得されたリスト(送信ファイルリスト)をファイル転送部15へ返す。ここでは、ファイル判定部16は、HDD23に記録されているファイルのうち、事前に良く使われるファイルを判定して送信ファイルリストを作成し、作成された送信ファイルリストをファイル転送部15へ通知する。ファイル判定部16の詳しい動作については、後述する。
ファイル転送部15は、受け取ったリスト(送信ファイルリスト)に記載されているファイルをHDD13から読み込み、読み込まれたファイルを事前ファイル取得部25へ送信する。すなわち、ファイル転送部15は、受け取ったリスト(送信ファイルリスト)に記載されているファイルのみを事前ファイル取得部25へ送信する。
事前ファイル取得部25は、ファイル転送部15からファイルを受信し、受信されたファイルをHDD23へ書き込む。その後、OSが起動する。
オンデマンドファイル取得部26は、OSが起動すると、OSのファイル読み込みを監視する。
オンデマンドファイル取得部26は、OSがHDD23からファイルを読み込もうとした際、OSによるファイルの読み込みをフック(hook)し、OSにより読み込まれようとしているファイルがHDD23に記録されているか否かを判定する。
オンデマンドファイル取得部26は、OSにより読み込まれようとしているファイルがHDD23に記録されていないと判定した場合、ファイル転送部15へ、当該ファイルの送信要求を送信する。
ファイル転送部15は、オンデマンドファイル取得部26へ、送信要求のあったファイルを送信する。ここでは、ファイル転送部15は、オンデマンドファイル取得部26からの送信要求に応じて、HDD13に記録されているファイルのうち、送信要求のあったファイルをHDD13から読み出し、読み出されたファイルをオンデマンドファイル取得部26に送信する。オンデマンドファイル取得部26は、ファイル転送部15からファイルを受信する。
オンデマンドファイル取得部26は、受信されたファイルをHDD23に書き込む。
オンデマンドファイル取得部26は、受信されたファイルの情報をOSへ渡す。
次に、ファイル判定部16の動作について、詳細に説明する。
まず、ファイル判定部16の、第1の判定動作について説明する。
図4を参照して、高使用頻度ファイルリストの自動作成方法について説明する。
オンデマンドファイル取得部26は、OSが起動を開始すると、OSによるファイルの読み書きの要求を監視する。
オンデマンドファイル取得部26は、OSによるファイルの読み書きの要求があった場合、フィードバックリストを作成し、読み書きの要求があったファイルをフィードバックリストへ記録する。例えば、オンデマンドファイル取得部26は、読み書きの要求があったファイルに関して、フィードバックリストに、ファイル名、アクセス時間等の情報を記録する。
オンデマンドファイル取得部26は、フィードバックリストを、ファイル転送部15へ送信する。例えば、オンデマンドファイル取得部26は、OS起動から一定時間後、一定ファイル数を読み込んだ時、或いは、OS終了時に、フィードバックリストへの記録を打ち切り、フィードバックリストを送信するようにしても良い。但し、実際には、これらの例に限定されない。
ファイル判定部16は、ファイル転送部15を介して、フィードバックリストを取得し、フィードバックリストを利用して、以下のいずれかのアップデート動作で、高使用頻度ファイルリストをアップデート(更新)する。
ファイル判定部16は、フィードバックリストを、そのまま高使用頻度ファイルリストとして使用する。すなわち、ファイル判定部16は、次回以降のOS起動において、前回の起動時に使用されたファイルを、事前に配付する。
ファイル判定部16は、高使用頻度ファイルリスト及びフィードバックリストに記載されているファイルを、LRU(Least Recently Used)方式で、ソート(分類)する。更に、ファイル判定部16は、高使用頻度ファイルリストの先頭から、記載されている順に、ファイルのサイズを足してゆき(加算してゆき)、ファイルのサイズの合計が管理者によって指定されたサイズを超えた場合、指定されたサイズを超えたファイル以降のファイルを、現在の高使用頻度ファイルリストから削除し、新たな高使用頻度ファイルリストとする。
ファイル判定部16は、過去数回のフィードバックリストをマージ(統合)する。ファイル判定部16は、マージされたリストのファイルについて、管理者が指定した期間内に使用されたファイルを最近使用されたファイルとし、高使用頻度ファイルリストに記録する。具体的には、ファイル判定部16は、マージしたフィードバックリストに含まれるアクセス日時と、現在の時刻から管理者が指定した期間を引いた日時を比較し、フィードバックリストに含まれるアクセス日時が最近である場合に、当該ファイルを高使用頻度ファイルリストに追加する。
ファイル判定部16は、過去数回のフィードバックリストから、統計情報を作成する。図5に示すように、統計情報には、ファイル名と、その使用回数が記録されている。すなわち、統計情報は、ファイル名と、その使用回数を含む。そして、ファイル判定部16は、管理者が指定した回数よりも多く使われているファイルを、統計情報から抜き出し、高使用頻度ファイルリストとする。管理者は、何回分のフィードバックリストを利用して、統計情報を作成するかを指定する。使用回数によって指定するのではなく、使用回数の多い順にファイルをソートし、高使用頻度ファイルリストに記載されているファイルのサイズの合計が、管理者により指定されたファイルサイズになるまで、上位から順に、高使用頻度ファイルリストにファイルを追加しても良い。
次に、ファイル判定部16の、第2の判定動作について説明する。
次に、本発明の第1実施形態の具体的な実施例について説明する。
図1のサーバ10は、CPU11、メモリ12、HDD13、NIC14を備える一般的な計算機である。クライアント20も同様に、一般的な計算機である。サーバ10とクライアント20は、ネットワークによって接続される。ネットワークの回線は、電話回線、LAN、無線LAN、インターネット等が上げられるが、特に限定されるものではない。
次に、本発明のシンクライアントシステムの全体の動作について説明する。
次に、ファイル判定部16の動作について、具体的に説明する。
「2008/4/1 12:00:01 C:¥a.txt; 2008/4/1/12:01:01 C:¥b.dll; …」
次に、本発明の第1実施形態の別の動作について説明する。
次に、本発明の第1実施形態の更に別の動作について説明する。
次に、本発明の第1実施形態の更に別の動作について説明する。
次に、本発明の第2実施形態について詳細に説明する。
本実施形態は、仮想マシン(VM)を生成するソフトウエアであるVMM(Virutual Machine Monitor:仮想マシンモニタ)を備えている点が、本発明の第1実施形態と異なる。
図6を参照すると、本発明のシンクライアントシステムは、サーバ10と、クライアント20を含む。
図7を参照して、本実施形態の全体の動作について説明する。
ステップU1からステップU3については、本発明の第1実施形態の動作のステップS1からステップS3と同じである。
事前ファイル取得部25は、ファイル転送部15へ、ファイルの送信要求を送信する。
ファイル転送部15は、ファイルの送信要求に応じて、ファイル判定部16を呼び出す。ここでは、ファイル転送部15は、ファイルの送信要求に応じて、ファイル判定部16に対して、事前に良く使われるファイルのリスト(送信ファイルリスト)を要求する。
ファイル判定部16は、事前に良く使われるファイルのリスト(送信ファイルリスト)を取得し、取得されたリスト(送信ファイルリスト)をファイル転送部15へ返す。ここでは、ファイル判定部16は、HDD23に記録されているファイルのうち、事前に良く使われるファイルを判定して送信ファイルリストを作成し、送信ファイルリストをファイル転送部15へ通知する。
ファイル転送部15は、送信ファイルリストをファイル判定部16から受け取り、リストに記載されているファイルをVMディスクイメージから読み込み、事前ファイル取得部25へ送信する。更に、ファイル転送部15は、VMディスクイメージに記録されているファイルのうち、送信ファイルリストに記載されていないファイルについて、そのファイルの名前(ファイル名)と、ファイルのサイズを事前ファイル取得部25へ送信する。
事前ファイル取得部25は、HDD23にVMディスクイメージを生成する。次に、事前ファイル取得部25は、VMディスクイメージを解析し、受け取ったファイルをVMディスクイメージに書き込む。また、事前ファイル取得部25は、ファイル名とファイルサイズを受け取ったとき、ダミーのファイルを作成する。すなわち、事前ファイル取得部25は、良く使われるファイルを受け取った場合、良く使われるファイルをHDD23に書き込む。また、事前ファイル取得部25は、それ以外の場合、ダミーのデータをHDD23に書き込む。
VMM27は、前述の事前ファイル取得部25の処理(ステップU5)が終了すると、仮想マシン(VM)を生成し、仮想マシン(VM)上でOSを起動する。このとき、VMM27は、事前ファイル取得部25の処理終了を監視するか、事前ファイル取得部25から処理終了通知を受けることにより、事前ファイル取得部25の処理終了を検出し、仮想マシン(VM)を生成し、仮想マシン(VM)上でOSを起動すると好適である。但し、実際には、これらの例に限定されない。このとき、オンデマンドファイル取得部26は、VMM27からのディスク読み込み要求(アクセス要求)を待つ。
オンデマンドファイル取得部26は、アクセス要求を受けると、アクセス要求のあったファイルがHDD23に記録されているか判定する。ここでは、オンデマンドファイル取得部26は、シグネチャリストが存在する場合、シグネチャリストを参照することによって、HDD23から読み込まれたセクタのデータがダミーであるか否かを判定する。シグネチャリストについては、後に詳述する。オンデマンドファイル取得部26は、シグネチャリストが存在しない場合、自動的に、HDD23から読み込まれたセクタのデータがダミーではないと判定する。HDD23から読み込まれたセクタのデータがダミーである場合は、アクセス要求のあったファイルがHDD23に記録されていないことを示す。オンデマンドファイル取得部26は、HDD23から読み込まれたセクタのデータがダミーである場合、シグネチャリストから、どのファイルへのアクセスであるかを特定する。
そして、オンデマンドファイル取得部26は、アクセス要求のあったファイルの送信要求を、ファイル転送部15へ送信する。
ファイル転送部15は、アクセス要求のあったファイルの送信要求に応じて、要求されたファイルを、オンデマンドファイル取得部26へ送信する。
次に、オンデマンドファイル取得部26は、ファイル転送部15からファイルを受信し、HDD23に記録されているダミーデータを、受信されたファイルのデータで上書きする。
図8を参照して、ステップU5におけるダミーファイルの生成方法について説明する。
まず、事前ファイル取得部25は、各ファイルに固有なシグネチャを生成する。シグネチャのサイズは、HDD23のセクタサイズ以内であれば、どのような長さでも良い。事前ファイル取得部25は、シグネチャのサイズがHDD23のセクタサイズと等しい場合は、シグネチャをダミーデータとする。事前ファイル取得部25は、シグネチャのサイズがHDD23のセクタサイズよりも小さい場合、シグネチャにパディング(padding)を加え、セクタサイズと等しいダミーデータを生成する。
次に、事前ファイル取得部25は、ファイルのデータの代わりに、ファイルの各セクタにダミーデータを書き込む。
最後に、事前ファイル取得部25は、書き込んだダミーデータに含まれるシグネチャとファイルを対応付けたシグネチャリストを作成する。ここでは、事前ファイル取得部25は、作成されたシグネチャリストに、シグネチャとファイル名を対応付けて追加し、当該シグネチャリストをHDD23に格納する。図9に、シグネチャリストの例を示す。
図10を参照して、ステップU10におけるオンデマンドファイル取得部26の詳細な動作について説明する。
オンデマンドファイル取得部26は、ファイルを受信すると、VMディスクイメージのファイルシステムを解析し、アクセス要求のあったファイルが、どのセクタに記録されているかを特定する。すなわち、オンデマンドファイル取得部26は、VMディスクイメージのファイルシステムを解析し、アクセス要求のあったファイルのセクタを特定する。
次に、オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの先頭のセクタを書き換え対象のセクタとする。すなわち、オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの先頭のセクタを、書き換え対象に設定する。
そして、オンデマンドファイル取得部26は、書き換え対象のセクタのデータに、シグネチャが記録されているかを確認する。ここでは、オンデマンドファイル取得部26は、シグネチャリストとのパターンマッチングによって、書き換え対象のセクタのデータにシグネチャが記録されているかを確認する。
オンデマンドファイル取得部26は、書き換え対象のセクタのデータにシグネチャが記録されている場合、当該書き換え対象のセクタにはダミーデータが記録されているため、当該書き換え対象のセクタへ、受信されたファイルの先頭からHDD23のセクタサイズ分だけ書き込む。
そして、オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの全てのセクタを処理したか否かを確認する。このとき、オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの全てのセクタを処理している場合、処理を終了する。
オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの全てのセクタを処理していない場合、当該書き換え対象のセクタの次のセクタを、新たに書き換え対象のセクタとする。すなわち、オンデマンドファイル取得部26は、ファイルの全てのセクタを処理していない場合、当該書き換え対象のセクタの次のセクタを、新たに、書き換え対象に設定する。
次に、本発明の第2実施形態の具体的な実施例について説明する。
まず、事前ファイル取得部25の動作について説明する。
「name=c:¥a.txt size=10byte; name=c:¥b.exe size=1000byte; …」
次に、オンデマンドファイル取得部26の動作について、具体的に説明する。
最後に、本発明の特徴について説明する。
以上のように、本発明のシンクライアントシステムは、クライアントにOS起動前にファイルを取得する事前ファイル取得手段と、OS起動中にファイルを取得するオンデマンドファイル取得手段とを備え、サーバにファイルが高頻度に使われるか否かを判定するファイル判定部16を備える。このような構成を採用し、使用頻度の高いファイルをOS起動前にダウンロードし、使用頻度の低いファイルをオンデマンドにダウンロードすることによって、本発明の目的を達成することができる。
Claims (18)
- ユーザが使用する第1のコンピュータと、
前記第1のコンピュータに単位データを提供する第2のコンピュータと
を含み、
前記第1のコンピュータは、
仮想マシンを生成する仮想マシンモニタと、
前記第2のコンピュータから取得された単位データを格納する第1記憶手段と、
前記第1のコンピュータにおいて前記仮想マシン上で起動するOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得する事前単位データ取得手段と、
前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得するオンデマンド単位データ取得手段と
を具備し、
前記第2のコンピュータは、
前記第1のコンピュータに提供される単位データを格納する第2記憶手段と、
前記事前単位データ取得手段により前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成する単位データ判定手段と、
前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記事前単位データ取得手段へ送信し、前記OSの動作中に前記オンデマンド単位データ取得手段から要求された単位データを、前記オンデマンド単位データ取得手段へ送信する単位データ転送手段と
を具備し、
前記単位データは、ファイルであり、
前記事前単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作前にファイルを取得し、前記仮想マシンの動作前に取得しなかったファイルについて、ダミーデータを持つファイルを作成し、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作中に前記仮想マシンが要求するファイルのデータを取得し、前記取得されたデータで、前記作成されたファイルのダミーデータを差し替え、
前記単位データ判定手段は、前記送信ファイルリストに、前記事前単位データ取得手段により前記仮想マシンの動作前に取得されるファイルの情報を記載し、
前記単位データ転送手段は、前記仮想マシンの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されているファイルを前記事前単位データ取得手段へ送信し、前記仮想マシンの動作中に前記オンデマンド単位データ取得手段から要求されたファイルを、前記オンデマンド単位データ取得手段へ送信する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項1に記載のシンクライアントシステムであって、
前記事前単位データ取得手段は、ファイル毎に特定パターンのダミーデータを作成し、ファイル毎にデータのパターンとファイル名とを対応付けて記録したシグネチャリストを作成し、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、前記第1記憶手段から読み込まれたセクタのデータのパターンが前記シグネチャリストに記載されているか否か判定し、前記読み込まれたセクタのデータのパターンが前記シグネチャリストに記載されていた場合、前記シグネチャリストから前記データのパターンに対応するファイル名を検出し、前記検出されたファイル名に対応するファイルのデータを前記単位データ転送手段から取得する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項1又は2に記載のシンクライアントシステムであって、
前記単位データは、セクタのデータであり、
前記事前単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作前にセクタのデータを取得し、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作中に前記仮想マシンが要求するセクタのデータを取得し、
前記単位データ判定手段は、前記送信ファイルリストに、前記事前単位データ取得手段により前記仮想マシンの動作前に取得されるセクタの情報を記載し、
前記単位データ転送手段は、前記仮想マシンの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されているセクタを前記事前単位データ取得手段へ送信し、前記仮想マシンの動作中に前記オンデマンド単位データ取得手段から要求されたセクタを、前記オンデマンド単位データ取得手段へ送信する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項3に記載のシンクライアントシステムであって、
前記事前単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作前に特定パターンのダミーデータを作成し、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、前記仮想マシンの動作中に前記第2記憶手段から読み込まれたセクタのデータがパターンを含むか否かを判定し、前記第2記憶手段から読み込まれたセクタのデータがパターンを含む場合、前記読み込まれたセクタのデータのパターンと前記特定パターンとを比較し、前記読み込まれたセクタのデータがダミーデータか否かを判定し、前記読み込まれたセクタのデータがダミーデータである場合、前記読み込まれたセクタのデータを前記単位データ転送手段から取得する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータと、
前記第1のコンピュータに、ファイル単位、セクタ単位、又はクラスタ単位のいずれかの単位で記憶手段に格納可能なデータである単位データを提供する第2のコンピュータと
を含み、
前記第1のコンピュータは、
前記第2のコンピュータから取得された単位データを格納する第1記憶手段と、
前記第1のコンピュータのOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得する事前単位データ取得手段と、
前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得するオンデマンド単位データ取得手段と、
を具備し、
前記第2のコンピュータは、
前記第1のコンピュータに提供される単位データを格納する第2記憶手段と、
前記事前単位データ取得手段により前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成する単位データ判定手段と、
前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記事前単位データ取得手段へ送信し、前記OSの動作中に前記オンデマンド単位データ取得手段から要求された単位データを、前記オンデマンド単位データ取得手段へ送信する単位データ転送手段と
を具備し、
前記事前単位データ取得手段は、前記OSの動作前に、前記単位データ転送手段から取得していない単位データの情報が記載された未取得単位データリストを作成し、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、前記OSの動作中に、前記OSによる前記単位データの読み込みの要求をフック(hook)し、前記未取得単位データリストに前記単位データが記録されていた場合、前記単位データ転送手段に対して、前記単位データの送信要求を送信し、前記単位データを取得すると、前記単位データの情報を前記未取得単位データリストから削除する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータと、
前記第1のコンピュータに、ファイル単位、セクタ単位、又はクラスタ単位のいずれかの単位で記憶手段に格納可能なデータである単位データを提供する第2のコンピュータと
を含み、
前記第1のコンピュータは、
前記第2のコンピュータから取得された単位データを格納する第1記憶手段と、
前記第1のコンピュータのOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得する事前単位データ取得手段と、
前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得するオンデマンド単位データ取得手段と、
を具備し、
前記第2のコンピュータは、
前記第1のコンピュータに提供される単位データを格納する第2記憶手段と、
前記事前単位データ取得手段により前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成する単位データ判定手段と、
前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記事前単位データ取得手段へ送信し、前記OSの動作中に前記オンデマンド単位データ取得手段から要求された単位データを、前記オンデマンド単位データ取得手段へ送信する単位データ転送手段と
を具備し、
前記単位データ判定手段は、
前記オンデマンド単位データ取得手段から単位データの使用状況に関する情報を受信し、前記受信された情報に基づいて、使用頻度の高い単位データのリスト及び最近使用した単位データのリストのうち少なくとも1つのリストを作成し、前記作成されたリストを前記送信ファイルリストとして前記単位データ転送手段へ渡す手段と、
管理者が指定した日時よりも新しい更新日時の単位データのリストを作成し、前記作成されたリストを前記送信ファイルリストとして前記単位データ転送手段へ渡す手段と、
管理者から与えられたリストを前記送信ファイルリストとして前記単位データ転送手段へ渡す手段と、
前記単位データ転送手段へ渡すリストをマージ(統合)し、前記マージされたリストを前記送信ファイルリストとして前記単位データ転送手段へ渡す手段と、
のうち少なくとも1つを具備する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシンクライアントシステムであって、
前記オンデマンド単位データ取得手段は、ファイルシステムの情報を書き換えずに、ファイルのデータを差し替える
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシンクライアントシステムであって、
前記単位データ転送手段は、前記OSの動作前に、前記事前単位データ取得手段へ送信しなかった単位データの情報が記載された未送信単位データリストを作成して、前記未送信単位データリストを前記事前単位データ取得手段へ送信し、
前記事前単位データ取得手段は、前記OSの動作前に、前記未送信単位データリストに記載されている単位データについて、ダミーデータを作成する
ネットブート型シンクライアントシステム。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のネットブート型シンクライアントシステムで、第1のコンピュータ及び第2のコンピュータのうち少なくとも一方の機能を有するコンピュータ。
- ネットブート型シンクライアントシステムにおいて、ユーザにより使用される第1のコンピュータが、第2のコンピュータから単位データを取得するためのシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、仮想マシンモニタにより仮想マシンを生成することと、
前記第1のコンピュータが、前記第1のコンピュータにおいて前記仮想マシン上で起動するOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第2のコンピュータが、前記第1のコンピュータにより前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成することと、
前記第2のコンピュータが、前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記第1のコンピュータへ送信し、前記OSの動作中に前記第1のコンピュータから要求された単位データを、前記第1のコンピュータへ送信すること
を含み、
前記単位データは、ファイルであり、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作前にファイルを取得し、前記仮想マシンの動作前に取得しなかったファイルについて、ダミーデータを持つファイルを作成することと、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作中に前記仮想マシンが要求するファイルのデータを取得し、前記取得されたデータで、前記作成されたファイルのダミーデータを差し替えることと、
前記第2のコンピュータが、前記送信ファイルリストに、前記第1のコンピュータにより前記仮想マシンの動作前に取得されるファイルの情報を記載することと、
前記第2のコンピュータが、前記仮想マシンの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されているファイルを前記第1のコンピュータへ送信し、前記仮想マシンの動作中に前記第1のコンピュータから要求されたファイルを、前記第1のコンピュータへ送信することと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項10に記載のシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、ファイル毎に特定パターンのダミーデータを作成し、ファイル毎にデータのパターンとファイル名とを対応付けて記録したシグネチャリストを作成することと、
前記第1のコンピュータが、前記第2のコンピュータから提供された前記ファイルに対応するセクタのデータのパターンが前記シグネチャリストに記載されているか否か判定し、前記提供されたセクタのデータのパターンが前記シグネチャリストに記載されていた場合、前記シグネチャリストから前記データのパターンに対応するファイル名を検出し、前記検出されたファイル名に対応するファイルのデータを前記第2のコンピュータから取得することと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項10又は11に記載のシンクライアント実施方法であって、
前記単位データは、セクタのデータであり、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作前にセクタのデータを取得することと、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作中に前記仮想マシンが要求するセクタのデータを取得することと、
前記第2のコンピュータが、前記送信ファイルリストに、前記第1のコンピュータにより前記仮想マシンの動作前に取得されるセクタの情報を記載し、
前記第2のコンピュータが、前記仮想マシンの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されているセクタを前記第1のコンピュータへ送信し、前記仮想マシンの動作中に前記第1のコンピュータから要求されたセクタを、前記第1のコンピュータへ送信することと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項12に記載のシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作前に特定パターンのダミーデータを作成することと、
前記第1のコンピュータが、前記仮想マシンの動作中に前記第2のコンピュータから提供されたセクタのデータがパターンを含むか否かを判定し、前記第2のコンピュータから提供されたセクタのデータがパターンを含む場合、前記提供されたセクタのデータのパターンと前記特定パターンとを比較し、前記提供されたセクタのデータがダミーデータか否かを判定し、前記提供されたセクタのデータがダミーデータである場合、前記提供されたセクタのデータを前記第2のコンピュータから取得することと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - ネットブート型シンクライアントシステムにおいて、ユーザにより使用される第1のコンピュータが、第2のコンピュータから、ファイル単位、セクタ単位、又はクラスタ単位のいずれかの単位で記憶手段に格納可能なデータである単位データを取得するためのシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、前記第1のコンピュータのOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第2のコンピュータが、前記第1のコンピュータにより前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成することと、
前記第2のコンピュータが、前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記第1のコンピュータへ送信し、前記OSの動作中に前記第1のコンピュータから要求された単位データを、前記第1のコンピュータへ送信すること
を含み、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作前に、前記第2のコンピュータから取得していない単位データの情報が記載された前記未取得単位データリストを作成することと、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作中に、前記OSによる前記単位データの読み込みの要求をフック(hook)し、前記未取得単位データリストに前記単位データが記録されていた場合、前記第2のコンピュータに対して、前記単位データの送信要求を送信し、前記単位データを取得すると、前記単位データの情報を前記未取得単位データリストから削除すること
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - ネットブート型シンクライアントシステムにおいて、ユーザにより使用される第1のコンピュータが、第2のコンピュータから、ファイル単位、セクタ単位、又はクラスタ単位のいずれかの単位で記憶手段に格納可能なデータである単位データを取得するためのシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、前記第1のコンピュータのOS(Operating System)の動作前に単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作中に前記OSが要求する単位データを前記第2のコンピュータから取得することと、
前記第2のコンピュータが、前記第1のコンピュータにより前記OSの動作前に取得される単位データの情報が記載された送信ファイルリストを作成することと、
前記第2のコンピュータが、前記OSの動作前に前記送信ファイルリストに情報が記載されている単位データを前記第1のコンピュータへ送信し、前記OSの動作中に前記第1のコンピュータから要求された単位データを、前記第1のコンピュータへ送信すること
を含み、
前記第2のコンピュータが、
前記第1のコンピュータから単位データの使用状況に関する情報を受信し、前記受信された情報に基づいて、使用頻度の高い単位データのリスト及び最近使用した単位データのリストのうち少なくとも1つのリストを前記送信ファイルとして作成し、前記送信ファイルリストに応じて取得した単位データを第1のコンピュータに送信することと、
管理者が指定した日時よりも新しい更新日時の単位データのリストを前記送信ファイルとして作成し、前記送信ファイルリストに応じて取得した単位データを第1のコンピュータに送信することと、
管理者から与えられた前記送信ファイルリストに応じて取得した単位データを第1のコンピュータに送信することと、
前記第1のコンピュータへ送信するリストをマージ(統合)し、前記マージされたリストを前記送信ファイルとし、前記送信ファイルリストに応じて取得した単位データを第1のコンピュータに送信すること
のうち少なくとも1つを行うこと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項10乃至15のいずれか一項に記載のシンクライアント実施方法であって、
前記第1のコンピュータが、ファイルシステムの情報を書き換えずに、ファイルのデータを差し替えること
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項10乃至16のいずれか一項に記載のシンクライアント実施方法であって、
前記第2のコンピュータが、前記OSの動作前に、前記第1のコンピュータへ送信しなかった単位データの情報が記載された未送信単位データリストを作成して、前記未送信単位データリストを前記第1のコンピュータへ送信することと、
前記第1のコンピュータが、前記OSの動作前に、前記未送信単位データリストに記載されている単位データについて、ダミーデータを作成することと
を更に含む
シンクライアント実施方法。 - 請求項10乃至17のいずれか一項に記載のシンクライアント実施方法における第1のコンピュータ及び第2のコンピュータのうち少なくとも一方の動作を、コンピュータに実行させるためのシンクライアント用プログラム。
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