JP5477014B2 - 二連式調整戸車 - Google Patents
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Description
これらの二連式調整戸車は、下枠のレールに沿う方向に離間した前後の車輪を支持する支持部材(特許文献1〜3では、それぞれ内ケース、内フレーム、プレート)を有しており、この支持部材は、その前後に前記車輪が軸着され、これら車輪間の前後方向中間部にシャフト(特許文献1〜3では、それぞれ支軸、ガイドピン、上下用軸)が嵌挿されるとともに、このシャフトを操作部材(特許文献1〜3では、それぞれ中ケース、外フレーム、内枠)に形成された前上がり傾斜又は後上がり傾斜するガイド用傾斜長孔(特許文献1〜3では、それぞれ切欠部、ガイド溝、上下用溝)に係合させ、操作部材により支持部材を操作して障子に対する支持部材及び車輪の高さを調整する高さ調整機構を備えている。
その上、前後の車輪間の前後方向中間部のシャフトが左右方向に延びて支持部材を貫通していることから、特許文献1及び3のように前後の車輪の間隔を狭めることができずに支持部材の前後方向の長さが長くなるため(特許文献1の第1図並びに特許文献3の図1、図2及び図6参照。)、あるいは特許文献2のようにシャフトを上方にずらした場合には支持部材の上下方向の長さが長くなるため(特許文献2の図1参照。)、全体寸法が大きくなる。
このような構成によれば、支持部材を左右方向に貫通するシャフトを代替する、支持部材の左右側壁から左右方向外側へ突出する環状部を、外枠のガイド用上下長孔及び内枠のガイド用傾斜長孔に係合させており、前後の車輪間に支持部材を左右方向に貫通するシャフトがないことから、シャフトと車輪との干渉を考慮する必要がなく、前記環状部を上方にずらすことなく前後の車輪の間隔を狭めることができるため、支持部材の寸法並びに外枠及び内枠の寸法を小さくすることができ、二連式調整戸車の全体形状がコンパクトになる。
よって、簡素かつコンパクトな構成により二連式調整戸車の低コスト化を図ることができる。
よって、高さ調整の際に調整ねじの軸方向に作用する力が小さくなることから、調整ねじの操作トルクが小さくなるため、高さ調整時の操作性を向上することができる。
その上、支持部材及び車輪に対して、環状部を左右方向軸側(調整ねじ側)へオフセットさせていることから、内枠の前後方向長さを短縮することができるため、材料費及び加工費の節約により、さらに低コスト化を図ることができる。
このような構成によれば、支持部材の左右側壁から左右方向外側へ突出する環状部を、板金加工であるバーリングにより支持部材と一体に形成することができるため、さらに低コスト化を図ることができる。
なお、本明細書においては、レールに沿って障子が移動する図中矢印Fに示す方向を前方とし、左右は前方に向かっていい、左方から見た図を正面図とする。
また、図3に示すように、前後の車輪5,5は、支持部材2の前後の通孔2a,2a及び2b,2bに嵌入される前後の車軸5A,5Aを介して、支持部材2に装着され、車輪5,5の全周に形成された周溝5a,5aが下枠BのレールCに係合する(図1参照。)。
また、支持部材2の環状部6,6は、これらの上面が、ガイド用傾斜長孔8,8の上端縁を形成する内枠3の左右側壁3A,3Aの下面に当接しており、支持部材2の環状部6,6と内枠3のガイド用傾斜長孔8,8との位置関係は一定の状態が保持される。
ここで、支持部材2の左右側壁2A,2Aから左右方向外側へ突出する環状部6,6は、バーリングにより支持部材2と一体に形成され、内枠3の左右側壁3A,3Aから左右方向外側へ突出する環状部7,7は、バーリングにより内枠3と一体に形成される。
このように、環状部6,6及び環状部7,7を板金加工であるバーリングにより支持部材2及び内枠3と一体に形成しているため、加工費用及び部品点数の削減等によりコストを低減することができる。
さらに、図2に示すように、内枠3のガイド用傾斜長孔8及び外枠4のガイド用上下長孔9の両方に係合する支持部材2の環状部6に対して、重なった状態の両長孔8及び9の環状部6の下側部分が環状部6の直径よりも小さくなるように、すなわちガイド用傾斜長孔8の前側の内壁部とガイド用上下長孔9の後側の内壁部とにより、環状部6の下方への移動が規制されるため、支持部材2が内枠3から落下することがない。
その上、上述のとおり支持部材2の環状部6と内枠3のガイド用傾斜長孔8との位置関係はその一定の状態が保持されるとともに、後述する操作により図2(b)に示すような障子Dを高い状態にするときにのみ、環状部6と上記落下防止を行うガイド用上下長孔9の後側の内壁部の下側部分とが摺動することから、この部分の磨耗の進行を抑制することができるため、上述の落下防止機能の信頼性を長期にわたって保持することができる。
図2(a)に示す障子Dに対する車輪5,5の位置が高い状態(障子Dが低い状態)から調整ねじ11を操作し、調整ねじ11の先端11Aにより内枠3の前壁3Bを後方へ押圧しながら、図2(b)に示すように操作部材である内枠3を左右方向軸Hまわりに下方へ(左方から見て時計回りに)揺動させると、内枠3のガイド用傾斜長孔8,8及び外枠4のガイド用上下長孔9,9に環状部6,6が係合している支持部材2が下方へ移動するため、支持部材2により支持された車輪5,5も下方へ移動する。
よって、この図2(b)に示す状態は、図2(a)に示す状態よりも障子Dに対する車輪5,5の位置が低い状態(障子Dが高い状態)となっている。
また、図2(b)に示す障子Dに対する車輪5,5の位置が低い状態(障子Dが高い状態)から調整ねじ11を操作し、調整ねじ11の先端11Aを前方へ移動させると、障子Dの自重により、調整ねじ11の先端11Aに内枠3の前壁3Bが当接しながら、内枠3が左右方向軸Hまわりに上方へ(左方から見て反時計回りに)揺動し、図2(a)に示す障子Dに対する車輪5,5の位置が高い状態(障子Dが低い状態)に復帰する。
よって、簡素かつコンパクトな構成により二連式調整戸車1の低コスト化を図ることができる。
その上、前後の車輪5,5の間隔を狭めるために従来のシャフトを用いる構成におけるシャフトのように環状部6,6を大きく上方にずらす必要がないことから、外枠4のガイド用上下長孔9,9の長さを長くする必要がないため、従来のシャフトを用いる構成と比較してガイド用上下長孔9,9の長さ(切欠の深さ)を短くすることができる。
よって、ガイド用上下長孔9,9を形成することによる外枠4の剛性の低下を抑制することができ、剛性の低下に基づく長孔9,9まわりの補強等が不要になるため、さらに小型軽量化を図ることができる。
よって、高さ調整の際に調整ねじ11の軸方向(前後方向)に作用する力が小さくなることから、調整ねじ11の操作トルクが小さくなるため、高さ調整時の操作性を向上することができる。
その上、支持部材2及び車輪5,5に対して、支持部材2の環状部6,6を左右方向軸H側(調整ねじ11側)へオフセットさせていることから、内枠3の前後方向長さを短縮することができるため、材料費及び加工費の節約により、さらに低コスト化を図ることができる。
また、環状部6,6には内枠3のガイド用傾斜長孔8,8及び外枠4のガイド用上下長孔9,9に係合するように外周面が形成されていればよく、環状部7,7には外枠4の切欠部10,10に係合するように外周面が形成されていればよいため、環状部6,6及び7,7は、円環状のものだけでなく、円柱状のもの等であってもよい。
B 下枠
C レール
D 障子
E 下框
F 前方
H 左右方向軸
1 二連式調整戸車
2 支持部材
2a,2b 通孔
2A 側壁
3 内枠(操作部材)
3a 凸部
3A 側壁
3B 前壁
4 外枠
4a 螺孔
4b 開口部
4A 側壁
4B 前壁
5 車輪
5a 周溝
5A 車軸
6,7 環状部
8 ガイド用傾斜長孔
9 ガイド用上下長孔
10 切欠部
11 調整ねじ
11a 雄ねじ部
11A 先端
Claims (2)
- 引き形式の建具において、下枠のレールに沿う前後の車輪を支持する支持部材の障子に対する高さを調整する高さ調整機構を備えた、障子の下框に取り付けて使用される二連式調整戸車であって、
前記下框に取り付けられ、下端縁から略上方へ延びるガイド用上下長孔が左右側壁に形成された外枠と、
該外枠の左右側壁の左右方向内側に位置し、前記外枠の前端又は後端下部の左右方向軸まわりに揺動可能に支持され、下端縁から前記左右方向軸に近づくにしたがって上方へ傾斜するガイド用傾斜長孔が左右側壁に形成された内枠と、
該内枠の左右側壁の左右方向内側に位置し、左右方向外側へ突出する環状部が左右側壁に形成され、前記ガイド用上下長孔及びガイド用傾斜長孔に前記環状部を係合させた支持部材と、
前記外枠の前記左右方向軸に近い前壁又は後壁の上部に形成された螺孔に螺合するとともに、その先端が前記内枠に当接する調整ねじと、
を備え、
前記支持部材の環状部を、前後の車輪間の中央から前記左右方向軸側にオフセットした位置に形成してなることを特徴とする二連式調整戸車。 - 前記環状部がバーリングにより形成されたものである請求項1記載の二連式調整戸車。
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