JP5475713B2 - Rfidリーダライタ装置及びキャリアセンス方法 - Google Patents
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Description
RFIDシステムでは、リーダライタ装置と、このリーダライタ装置によって無線通信によって情報を読み書きされるRFIDタグからなる。
図8(a)はLPFの特性が急峻な場合を、同図(b)はブロードな場合を示す。
図9では、キャリアセンスに用いる周波数100(fLo(n)+fs)と隣接するチャネルCHn−1の基準局部発振周波数101(fLo(n−1))との差103は、チャネルCHn+1の基準局部発振周波数102(fLo(n+1))との差104より大きくなり、両者は非対称な状態となっている。
本RFIDリーダライタ装置によるキャリアセンス方法は、RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置が実行するキャリアセンス方法であって、前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として受信電波を復調したときの復調信号の大きさ及び、当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として前記受信電波を復調したときの復調信号の大きさが、共に規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定する、ことを特徴とする。
図1は本実施形態におけるRFIDシステムを説明する図である。
本実施形態のRFIDシステム10は、複数のRFIDリーダライタ装置1A、1B、・・・と複数のRFIDタグ2A、2B、・・・からなる。各RFIDリーダライタ装置1(1A、1B、・・・をまとめて表す)は、RFIDタグ2(2A、2B、・・・をまとめて表す)に対して、無線通信によってRFIDタグ2に向けてキャリア信号を送信し、RFIDタグから応答されるキャリア信号を受信する。そしてリーダライタ装置1は、このキャリア信号に含まれる変調信号成分をRFIDタグ2からの情報データとして処理する。
図2の例では、1つの帯域を複数のチャネル、例えば2MHzの帯域を200kHz毎に21のチャネル、に分けている。各RFIDリーダライタ装置1は、これらのチャネルのうち他のRFIDリーダライタ装置1が用いていないものを1つ選択して、RFIDタグ2と無線通信に用いる。
同図の例では、RFIDリーダライタ装置1は、制御処理回路11、送受信回路12、送受信共用器13、受信回路14、局部発振信号発振器15及び送受共用アンテナ16を備えている。
送受信共用器13は、送信回路12から受け取った信号を送受信共用アンテナ16から無線送信し、また送受信共用アンテナ16から受信した信号を受信回路14に送るものである。
局部発振信号発振器15は、制御処理回路11の指示に基づいた周波数の、送信回路12が送信信号の変調に用いたり、受信回路14が受信信号の復調に用いたりする発振信号を生成する。
送受信共用アンテナ16は、無線信号を送受信するアンテナである。
まず第1のキャリアセンスの方法について説明する。
図4のキャリアセンスでは、チャネルCHn及びその両隣のチャネルCHn−1及びCHn+1が他のRFIDリーダライタ装置1によって使用されているか否かを調べるものとする。
各チャネルの中心周波数の復調結果は、復調用局部発振周波数との差分となるので、復調用局部発振周波数を所定の周波数fsだけ高い方へシフトすると、各チャネルの中心周波数の復調結果は、周波数fsだけ周波数の低い方へシフトされる。
各チャネルの中心周波数は、周波数fs分周波数が高い方へシフトしているので、LPFのフィルタリング特性範囲21にはチャネルCHn−1及びCHnの中心周波数がカバーされ、これらはLPFでカットされずに残る。よってこの状態で受信信号の大きさが一定値以下であるか否かを調べることにより、チャネルCHn−1及びCHnが使用しているかどうかを調べることができる。
まず制御処理回路10は、ステップS1として無線通信に使用しようとしているチャネルCHn及び周波数の高い方の隣のチャネルであるチャネルCHn+1が空いているかどうかを調べる。そのため制御処理回路10は、局部発振信号発振器(LO回路)15が出力する復調局部発振周波数をfLo(n)+fsと周波数fs分だけ高い方へシフトして、キャリアセンスを行う。
本実施形態のRFIDリーダライタ装置1で行われる第2のキャリアセンスの方法では、第1のキャリアセンスの方法で行った2回のキャリアセンスを1回ずつ、交互に行う。
この方法により、第1のキャリアセンスの方法より、キャリアセンスに要する時間及び処理負荷を小さくすることができる。
まず制御処理回路10は、ステップS11として自己のメモリ内に記憶されているフラグflagの値が0若しくは1かを判定する。
本実施形態のRFIDリーダライタ装置1で行われる第3のキャリアセンスの方法では、第2のキャリアセンスの方法と同様、キャリアセンスを調局部発振周波数がfLo(n)−fsによるキャリアセンスと復調局部発振周波数をfLo(n)+fsによるキャリアセンスのどちらか1回のみ行う。そして復調局部発振周波数はチャネルCHnの中心周波数より所定の周波数分高くシフトしたfLo(n)+fs若しくは所定の周波数分低くシフトしたfLo(n)−fsのどちらかを乱数を用いて決める。
まず制御処理回路10は、ステップS21として0か1の値を取る乱数値を発生し、その値を自己のメモリ内に記憶されているフラグflagの値として記憶する。次に制御処理回路10は、ステップS22としてフラグflagの値が0か1かを判定する。
2 RFIDタグ
10 RFIDシステム
11 制御処理回路
12 送信回路
13 送受信共用器
14 受信回路
15 局部発振信号発振器(LO回路)
16 送受共用アンテナ
21 LPFのフィルタリング特性範囲
Claims (6)
- RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置において、
受信電波の復調に用いる復調局部発振周波数を出力する局部発振信号発振部と、
前記局部発振信号発振部が出力する前記復調局部発振周波数に基づいて、前記受信電波を復調する受信部と、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさ及び、当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさが、共に規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定する制御処理部と、
を備えることを特徴とするRFIDリーダライタ装置。 - RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置において、
受信電波の復調に用いる復調局部発振周波数を出力する局部発振信号発振部と、
前記局部発振信号発振部が出力する前記復調局部発振周波数に基づいて、前記受信電波を復調する受信部と、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさ、若しくは当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさが、規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定する制御処理部と、を備え、
前記制御処理部は、前回のキャリアセンス時に前記復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとしたときに当該復調局部発振周波数をfLo(n)−fsとし、前回のキャリアセンス時に前記復調局部発振周波数をfLo(n)−fsとしたときに当該復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとすることを特徴とするRFIDリーダライタ装置。 - RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置において、
受信電波の復調に用いる復調局部発振周波数を出力する局部発振信号発振部と、
前記局部発振信号発振部が出力する前記復調局部発振周波数に基づいて、前記受信電波を復調する受信部と、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさ、若しくは当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として出力するように前記局部発振信号発振部を制御して前記受信部から受け取った復調信号の大きさが、規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定する制御処理部と、を備え、
前記制御処理部は、乱数値を発生させ、当該乱数値に基づいて前記復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとするかあるいはfLo(n)−fsとするかを決定することを特徴とするRFIDリーダライタ装置。 - RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置が実行するキャリアセンス方法であって、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として受信電波を復調したときの復調信号の大きさ及び、当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として前記受信電波を復調したときの復調信号の大きさが、共に規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定する、
ことを特徴とするRFIDリーダライタ装置によるキャリアセンス方法。 - RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置が実行するキャリアセンス方法であって、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として受信電波を復調した際の復調信号の大きさ、若しくは当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として前記受信電波を復調した際の復調信号の大きさが、規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定し、
前回のキャリアセンス時に前記復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとしたときの復調信号を用いて前記判定を行ったときには、当該復調局部発振周波数をfLo(n)−fsとしたときの復調信号を用いて前記判定を行い、
前回のキャリアセンス時に前記復調局部発振周波数をfLo(n)−fsとしたときの復調信号を用いて前記判定を行ったときには、当該復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとしたときの復調信号を用いて前記判定を行う、ことを特徴とするRFIDリーダライタ装置のキャリアセンス方法。 - RFIDタグと無線通信を行うRFIDリーダライタ装置が実行するキャリアセンス方法であって、
前記RFIDタグとチャネルCHnを用いて無線通信を開始する前に、
当該チャネルCHnの中心周波数fLo(n)より特定周波数fsだけ高い周波数fLo(n)+fsを前記復調局部発振周波数として受信電波を復調した際の復調信号の大きさ、若しくは当該チャネルCHnの中心周波数より特定周波数fsだけ低い周波数fLo(n)−fsを前記復調局部発振周波数として前記受信電波を復調した際の復調信号の大きさが、規定レベル以下であるとき前記チャネルCHnは前記無線通信に使用可能であると判定し、
前記復調局部発振周波数をfLo(n)+fsとするかあるいはfLo(n)−fsとするかを乱数値に基づいて決定することを特徴とするRFIDリーダライタ装置のキャリアセンス方法。
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