JP5474637B2 - 防振機能付き光学機器 - Google Patents

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本発明は防振機能付き光学機器に関する。
デジタルカメラの防振機構は一般的に、カメラボディに対して固定されたベース(固定ステージ)と、光軸に対して直交するY方向(上下方向)に相対移動可能としてベースに支持したYステージと、Y方向に対して直交するX方向(左右方向)に相対移動可能としてYステージに支持したXステージと、Xステージに固定した撮像素子と、XステージをX方向に直進移動させるX軸ステッピングモータと、YステージをY方向に直進移動させるY軸ステッピングモータと、を具備している。X軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータの回転駆動軸に形成した雄ネジ溝は2つのナットに形成した雌ねじ孔にそれぞれ螺合しており、2つのナットはステージ装置に対してそれぞれ接離可能で、かつばね(付勢手段)の付勢力によってステージを2つのナットに接触する方向に付勢している。
カメラを防振モードにした上で撮影を行うと、X軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータが回転し、その回転駆動力が各ナットからXステージとYステージに伝わる。するとXステージとYステージは像振れを無くすようにX方向とY方向にそれぞれスライドするので、撮像素子によって撮像された被写体像は像振れが少ないものとなる。
この種のデジタルカメラは一般的に、デジタルカメラの主電源をOFFにしたときにXステージとYステージを所定の初期位置(退避位置)に強制的に移動させるための強制退避機構と、主電源をOFFにしたときにX軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータを停止させる制御手段と、を備えている。従ってデジタルカメラの主電源をOFFにするとステージが初期位置に移動し、かつ2つのナットがステージから離間するので、ステージとナットの間に無理な力が掛かることはなく、ステージやX軸ステッピングモータやY軸ステッピングモータに破損が生じることはない。
特開2009−98394号公報
原点センサの検出の失敗や、制御上の問題により上記制御手段によるX軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータの回転制御に異常が生じ、その結果として主電源をOFFにしたにも拘わらずX軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータがナットを繰り出す方向に回転し続けるようなことがある。しかし、強制退避機構を有するデジタルカメラにおいてこのような事態が生じると、ステージの位置が初期位置に固定されているにも拘わらずX軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータが回転を続けるため、通常はナットに当接しない位置にステージが位置しているにもかかわらずナットとステージが当接し、ナットとステージの間に無理な力が生じ、その結果、ステージやX軸ステッピングモータやY軸ステッピングモータが破損するおそれがある。
本発明は、ステージを退避位置まで強制的に退避させた場合にモータが異常を起こしたとしても、ステージやモータが破損することのない防振機能付き光学機器を提供することを目的とする。
本発明の防振機能付き光学機器は、カメラボディの内部に固定されるベース部材と、該ベース部材に対して光軸に対して直交する直線方向にスライド可能で、撮像素子又は補正レンズを固定したステージと、上記ベース部材に固定した、上記直線方向と平行で、周面の先端部より基端側にネジ部を備え、かつ該周面の先端部が非ネジ部となっている回転駆動軸を有するモータと、上記ネジ部が螺合する雌ねじ孔を有し、上記回転駆動軸が回転することにより該回転駆動軸に対して上記直線方向に相対移動して、上記ステージを上記直線方向に押圧するナットと、該ナットと上記ステージを互いに当て付くように付勢する付勢手段と、上記ナットによって上記ステージを移動させることにより上記カメラボディに生じた手振れをキャンセルするように、上記モータを駆動制御する制御手段と、上記ベース部材の被写体側において上記ベース部材側に最も位置する沈胴位置と、該沈胴位置より被写体側に位置する繰出位置との間を上記カメラボディに対して移動可能なレンズ鏡筒と、上記レンズ鏡筒の収納動作に連動して、上記ステージを、上記雌ねじ孔が上記ネジ部と螺合しているナットから力を受けない所定の退避位置まで強制的に移動させる強制退避機構と、を備える防振機能付き光学機器において、 上記退避位置を、上記回転駆動軸の上記ネジ部が上記雌ねじ孔との螺合を解除しかつ上記非ネジ部が該雌ねじ孔内に位置するのを許容する位置としたことを特徴としている。
上記回転駆動軸の上記非ネジ部が上記ネジ部より小径であるのが好ましい。
上記付勢手段は、上記レンズ鏡筒が上記沈胴位置から上記繰出位置へ移動したときに、上記ステージを上記ナットを押圧することにより上記雌ねじ孔を上記ネジ部に強制的に螺合させてもよい。
本発明によれば、(例えばカメラの主電源スイッチをOFFにすることにより)レンズ鏡筒が繰出位置から沈胴位置に移動すると、強制退避機構の働きによってステージが退避位置まで移動する。このとき、ナットの雌ねじ孔に回転駆動軸のネジ部が螺合している場合は、初期位置に移動したステージがナットから離間するので、ステージやモータが破損するおそれはない。
また、仮に制御手段によるモータの回転制御に異常が生じることによりモータが回転し続けた場合は、ナットの雌ねじ孔が回転駆動軸のネジ部との螺合を解除する共に回転駆動軸の非ネジ部が雌ねじ孔内に位置するため、ナットとステージの間で強い力が発生することはない。そのため、この場合もステージやモータが破損するおそれはない。
本発明の一実施形態の鏡筒アッセンブリの前方から見た分解斜視図である。 鏡筒アッセンブリの後方から見た分解斜視図である。 鏡筒アッセンブリの分解斜視図である。 レンズブロックの一部と防振ブロックの後方から見た分解斜視図である。 レンズブロックの一部と防振ブロックの前方から見た分解斜視図である。 FPCと背面カバーを取り除いたときの鏡筒アッセンブリの背面図である。 鏡筒が沈胴状態にあるときの図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。 鏡筒が沈胴状態にあるときの図6のVIII−VIII矢線に沿う断面図である。 鏡筒が繰出状態にあるときの図7と同様の断面図である。 鏡筒が繰出状態にあるときの図8と同様の断面図である。 鏡筒アッセンブリから撮像素子とFPCと背面カバーとネジを分離して示す後方から見た斜視図である。 鏡筒アッセンブリの後方から見た斜視図である。 デジタルカメラの電源をオン状態にしたときの防振ブロックの光軸直交平面で切断した断面図である。 デジタルカメラの電源をオフ状態にしたときの図13と同様の断面図である。 内周側ケースと2群支持枠とカム環とYステージ板の後方から見た分解斜視図である。 2群支持枠の後方から見た斜視図である。 2群支持枠の図16とは異なる方向から見たときの斜視図である。 デジタルカメラの主電源をOFFにしたときの、Y方向駆動用モータと動力受部とナットの拡大縦断側面図である。 デジタルカメラの主電源をOFFにしたときの、X方向駆動用モータと動力受部とナットの拡大縦断側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。また、以下の左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)、前後方向(光軸A方向)は図中の矢印方向を基準としている。
本実施形態のデジタルカメラ10はコンパクトタイプであり、図7から図10に示すように前面中央部に鏡筒用開口部12を有するケース11と、ケース11の内部に収納した鏡筒アッセンブリ15と、を具備している。
鏡筒アッセンブリ15は、その前部を構成するレンズブロック20と、その後部を構成する防振ブロック60と、をアッセンブリして一体化したものである。
レンズブロック20は以下の構成である。
レンズブロック20は、前面及び後面が開口する方形枠体である外周側ケース(ケース11に固定される固定ケース)21と、外周側ケース21の前面開口から外周側ケース21の内周側に嵌合固定された内周側ケース(固定ケース)28と、を有している。外周側ケース21の左側面には3つの固定突起22、23、24が突設してあり、外周側ケース21の左下角部にはモータ取付用凹部25Xが凹設してあり、外周側ケース21の左上角部にはモータ取付用凹部25Yが凹設してある。さらに外周側ケース21の背面の左側部には上下方向に延びる縦長形状のFPC収納空間26が前向きに凹設してある。内周側ケース28の右側部にはモータ取付用凹部29が形成してあり、内周側ケース28の前面中央部には鏡筒案内孔30が形成してある。図15等に示すように、内周側ケース28の断面略円形をなす内周面には2本のカム環用カム溝31A(2本)と1本のカム環用カム溝31B(1本)が周方向に120°間隔で形成してある。
内周側ケース28には、フォーカスレンズ群である第3レンズ群L3を支持した3群支持枠33が直進案内された状態で支持してある。
内周側ケース28の内周面には前後が開放した略円筒形状部材であるカム環34が配設してある。カム環34の内周面には、2群用カム溝35と1群用カム溝36が共に3本ずつ周方向に120°間隔で形成してある。カム環34の外周面の後端部には2本のカムフォロア37Aと1本のカムフォロア37Bが周方向に120°間隔で形成してある。さらにカム環34の外周面の後端部にはカムフォロア37Aとカムフォロア37Bの間に位置する正面視略円弧状の被駆動ギヤ38が形成してある。カム環34は、2本のカムフォロア37Aが2本のカム環用カム溝31Aにそれぞれ係合し、かつ、1本のカムフォロア37Bが1本のカム環用カム溝31Bに係合する態様で内周側ケース28の内部に収納してある。
カム環34の内部空間には2群支持枠41が配設してある。2群支持枠41の前面には前部貫通孔42が形成してあり、その外周面には3本のカムフォロア43が周方向に120°間隔で設けてある。また、2群支持枠41の後端部には周方向位置をずらせてX用傾斜カム面(強制退避機構)44とY用傾斜カム面(強制退避機構)45が形成してある。X用傾斜カム面44は光軸A及びX方向に対して傾斜する平面であり、Y用傾斜カム面45は光軸A及びY方向に対して傾斜する平面である。また、2群支持枠41の内部には回転支持機構によって回転可能に支持された2群移動枠41aが設けてあり、2群移動枠41aには第2レンズ群L2(図3参照)が固定してある(回転支持機構は本発明の要旨と関係ないので、その具体的な説明は省略してある)。2群支持枠41の3本のカムフォロア43はカム環34の3本の2群用カム溝35に係合している。
またカム環34の内部空間には、2群支持枠41の直前に位置する1群支持枠48が配設してある。1群支持枠48の前面には前部貫通孔49が形成してあり、1群支持枠48の前端部には前部貫通孔49を開閉する2枚のバリヤ羽根50が回転可能に支持してある。1群支持枠48の外周面の後端部には、3本のカムフォロア51が周方向に120°間隔で形成してある。また、1群支持枠48の内部空間には第1レンズ群L1が固定してある。この1群支持枠48の3本のカムフォロア51は、カム環34の3本の1群用カム溝36に係合している。
内周側ケース28の内周面には直進案内環53が直進案内された状態で支持してあり、さらにこの直進案内環53が2群支持枠41及び1群支持枠48を直進案内している。
内周側ケース28のモータ取付用凹部29にはステッピングモータからなるズーム用モータM1の本体が固定してあり、その回転駆動軸がモータ取付用凹部29の下面を貫通して内周側ケース28の内部空間内に突出している。モータ取付用凹部29の先端部にはピニオン(図示略)が固着してあり、該ピニオンが内周側ケース28の内部空間に配設したギヤ列G1(図3参照)を介して被駆動ギヤ38と螺合している。従って、ズーム用モータM1が正転するとカム環34がカム環用カム溝31A、31Bとカムフォロア37A、37Bの係合関係に従って前方に回転しながら移動する。さらにカム環34が前方に回転しながら移動すると、1群支持枠48はカムフォロア51と1群用カム溝36の係合関係に従ってカム環34に対して前方に直線的に移動する。また、カム環34が前方に回転しながら移動すると、2群支持枠41はカムフォロア43と2群用カム溝35の係合関係に従ってカム環34に対して光軸A方向に直線的に移動する。一方、ズーム用モータM1が逆転するとカム環34はカム環用カム溝31A、31Bとカムフォロア37A、37Bの係合関係に従って後方に回転しながら移動し、1群支持枠48はカムフォロア51と1群用カム溝36の係合関係に従ってカム環34に対して後方に直線的に移動し、2群支持枠41はカムフォロア43と2群用カム溝35の係合関係に従ってカム環34に対して光軸A方向に直線的に移動する。デジタルカメラ10の電源がオフのとき3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、及び、直進案内環53は図1、図7、及び、図8に示す沈胴位置に位置するが、電源をONにした状態でズーム用モータM1が正転することにより図9及び図10に示すワイド端位置まで伸張し、さらにズーム用モータM1を正転させると図示を省略したテレ端位置まで伸張する。一方、テレ端位置にあるときにズーム用モータM1を逆転させるとワイド端位置に移動し、電源をOFFにするとワイド端位置から沈胴位置まで退避する。
また、内周側ケース28の前面の右上角部には、ステッピングモータからなるフォーカス用モータM2の本体が固定してあり、その回転駆動軸は内周側ケース28の壁面を貫通して内周側ケース28内に位置している。そして、フォーカス用モータM2の回転駆動軸の先端部にはピニオン(図示略)が固着してあり、該ピニオンが駆動機構(図示略)を介して3群支持枠33と連係しているので、フォーカス用モータM2が正転すると3群支持枠33(第3レンズ群L3)は前方に直進移動し、フォーカス用モータM2が逆転すると3群支持枠33(第3レンズ群L3)は後方に直進移動する。
以上説明した外周側ケース21、内周側ケース28、3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、バリヤ羽根50、直進案内環53、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、ズーム用モータM1、フォーカス用モータM2、及び、これらに付属する部品がレンズブロック20の構成要素である。
続いて防振ブロック60の構造について説明する。
図2に示すように外周側ケース21の左下角部と左上角部には一対のY方向軸受27Yがそれぞれ形成してあり(左上角部のY方向軸受27Yは図示されていない)、この一対のY方向軸受27Yには上下方向に延びるY方向案内棒61の上下両端がそれぞれ固定状態で支持してある。
外周側ケース21の内部空間の後部にはYステージ63が配設してある。Yステージ63はX方向とY方向に延びる平面と略平行な板状部材であり、その左側縁部近傍にはY方向案内棒61に対してY方向にスライド可能に嵌合する複数のY方向案内孔64が上下方向に並べて形成してある。Yステージ63の左上角部には、外周側ケース21の内部空間においてモータ取付用凹部25Yの直下に位置する動力受部65が前向きに突設してあり、動力受部65には円形孔65aが貫通孔として形成してある。また、Yステージ63の右側部にはY方向軸受67が形成してあり、Y方向軸受67は外周側ケース21に形成したY方向フランジ(図示略)にY方向にスライド可能として支持されている。従って、Yステージ63は外周側ケース21に対してY方向にスライド自在かつ、X方向及び光軸A方向には移動不能である。外周側ケース21のモータ取付用凹部25Yには、その軸線がY方向に延びるステッピングモータからなるY方向駆動用モータM3の本体が固定してあり、Y方向駆動用モータM3の回転駆動軸M3aはモータ取付用凹部25Yの底面に形成した貫通孔を通って外周側ケース21の内部空間内に位置している。図18に示すように回転駆動軸M3aの下端部に隣接する部分は雄ネジ溝が形成されたネジ部M3bとなっており、回転駆動軸M3aの下端部は雄ネジ溝を形成しておらずかつネジ部M3bより小径である非ネジ部M3cとなっており、当該ネジ部M3b(雄ネジ溝)にはYステージ63によってY方向に直進案内されたナット66の中心に形成した雌ねじ孔66aが螺合している。図18に示すように、雌ねじ孔66aはナット66の中心孔の長手方向の中間部にのみ形成してあり、該中心孔の長手方向の両端部は雌ねじ孔66aより大径で雌ねじを形成していない非ネジ部66bとなっている。さらにYステージ63の左側部にはY方向に延びる引張バネ(付勢手段)S1の下端部が係止してあり、引張バネS1の上端部は外周側ケース21の左側部の上端部に係止してある。この引張バネS1の付勢力によって、動力受部65の上面がナット66の下面に当接し、かつナット66の下面に突設した環状突条66cが動力受部65の円形孔65aに嵌合している。Yステージ63の中央部にはXステージ収納孔68が形成してあり、Xステージ収納孔68の上縁部にはX方向に延びるX方向フランジ70が形成してあり、Xステージ収納孔68の左右両側部の下部には一対のX方向案内孔71が形成してある。また、Yステージ63の後面の左下角部近傍には斜め方向に延びるアーム用凹部73が凹設してあり、Xステージ収納孔68の左側縁部には前方に向かって延びるY用被押圧片(強制退避機構)75が一体的に突設してある。Y用被押圧片75の先端角部には光軸A及びY方向に対して傾斜する平面であるY用被押圧面75Aが形成してあり、Y用被押圧面75Aに連なるY用被押圧片75の上面は光軸A及びX方向と平行な平面である当接保持面(強制退避機構)75Bとなっている。
Xステージ収納孔68の左右のX方向案内孔71にはX方向に延びるX方向案内棒76の両端が固定状態で支持してある。
Yステージ63のXステージ収納孔68の内部にはXステージ77が配設してある。Xステージ77はX方向とY方向に延びる平面と略平行な板状部材であり、正面視略方形をなしXステージ収納孔68の内部に位置する撮像素子保持部78と、撮像素子保持部78の左下角部から左斜め下方に向かって延びるアーム79と、を具備している。アーム79はアーム用凹部73の内部空間を通ってアーム用凹部73の左斜め下方に突出している。撮像素子保持部78の上端部にはX方向軸受80が形成してあり、このX方向軸受80はYステージ63のX方向フランジ70にX方向にスライド可能に支持されており、かつXステージ77の下端部をX方向に貫通するX方向案内孔77AにはX方向案内棒76がスライド可能に嵌合している。従ってXステージ77は、撮像素子保持部78の周面がXステージ収納孔68の周面に接触せず、かつ、アーム79の側面がアーム用凹部73の側面に接触しない範囲内で、Yステージ63に対してYステージ63と平行な平面上をX方向にのみスライド可能である。さらに撮像素子保持部78の右下角部近傍にはX方向に延びる引張バネ(付勢手段)S2の右端部が係止してあり、引張バネS2の左端部はYステージ63の左側部の下部に係止してある。また、図1に示すように撮像素子保持部78の前面の左側部に突設したX用被押圧片(強制退避機構)78Aには光軸A及びX方向に対して傾斜する平面であるX用被押圧面81が形成してあり、X用被押圧片78AにおけるX用被押圧面81直後の左側面は、X方向に対して直交する当接保持平面(強制退避機構)82となっている。
図2に示すように外周側ケース21の左下角部近傍には一対のX方向軸受27Xが形成してあり、一対のX方向軸受27Xには左右方向に延びるX方向支持軸83の左右両端がそれぞれ固定状態で支持してある。
外周側ケース21の内部空間の左下角部近傍にはX方向駆動部材85が配設してあり、X方向駆動部材85はX方向支持軸83によってX方向にスライド可能に支持されている。X方向駆動部材85は上方に向かって延びるローラ支持部86を有しており、ローラ支持部86の前面上端部には光軸A方向に延びる回転軸周りに回転可能な押圧ローラ87が支持してある。さらにX方向駆動部材85には前向きに延び、かつ円形孔89aを有する動力受部89が突設してあり、動力受部89の前端部に形成した被支持部90(図1参照)が外周側ケース21に形成した支持部(図示略)によってX方向にスライド可能に支持されている。従ってX方向駆動部材85は外周側ケース21に対してX方向支持軸83周りに回転することなくX方向にのみスライド可能である。
外周側ケース21のモータ取付用凹部25Xにはその軸線がX方向に延びるステッピングモータからなるX方向駆動用モータM4の本体が固定してあり、X方向駆動用モータM4の回転駆動軸M4aはモータ取付用凹部25Xの側面に形成した貫通孔を通って外周側ケース21の内部空間に位置している。図4、図7、19に示すように、回転駆動軸M4aの右端部に隣接する部分は雄ネジ溝が形成されたネジ部M4bとなっており、回転駆動軸M4aの右端部は雄ネジ溝を形成しておらずかつネジ部M4bより小径である非ネジ部M4cとなっており、当該ネジ部M4b(雄ネジ溝)には、X方向駆動部材85によってX方向に直進案内されたナット91の中心に形成した雌ねじ孔91aが螺合している。図19に示すように雌ねじ孔91aはナット91の中心孔の長手方向の中間部にのみ形成してあり、該中心孔の長手方向の両端部は雌ねじ孔91aより大径で雌ねじを形成していない非ネジ部91bとなっている。さらにナット91の右端部には、動力受部89の円形孔89aに挿脱可能な環状突条91cが突設してある。
撮像素子保持部78には、撮像素子94と一体化した撮像素子用基板95が3本のネジ93によって固定してあり、撮像素子94の前面をなす撮像面は撮像素子保持部78の前面側において露出している。
撮像素子用基板95には帯状をなす可撓性部材であり、かつその幅がFPC収納空間26の上下寸法より短いFPC97の一端が接続している。FPC97は撮像素子用基板95から左側に向かって延びており、その中間部は図示する態様で曲折した折畳部98となっている。折畳部98は、前方に向かって曲折された可動部99と、可動部99の前端部から後方に向けて曲折された(可動部99と略平行である)被抑え部100と、を有している。さらに被抑え部100の後端部からは前方に向かって曲折された引出部101が延びており、引出部101の先端からは先端接続部102が左側に延びている。FPC97の折畳部98は後方から外周側ケース21のFPC収納空間26に挿入してある。また引出部101は外周側ケース21の左側面側に引き出してあり、一対の固定孔103を外周側ケース21の固定突起22と固定突起23にそれぞれ嵌合することにより、外周側ケース21の左側面に接触状態で固定してある。
以上説明したY方向案内棒61、Yステージ63、ナット66、X方向案内棒76、Xステージ77、X方向支持軸83、X方向駆動部材85、押圧ローラ87、ナット91、ネジ93、撮像素子94、撮像素子用基板95、FPC97、Y方向駆動用モータM3、X方向駆動用モータM4、引張バネS1、及び、引張バネS2が防振ブロック60の構成要素である。
外周側ケース21の一部をなす上下一対の後部壁104の後面には金属板を加工して形成した背面カバー(カバー部材)105が取り付けてある。背面カバー105の右端部にはネジ止め孔106が穿設してあり、中央部には略方形の撮像素子逃げ孔107が穿設してあり、撮像素子逃げ孔107の周囲には3つのネジ逃げ孔108が穿設してある。さらに背面カバー105の左側縁部の上下両端部には左側に向かって延びる一対の係止爪110が突設してある。
背面カバー105は、一対の係止爪110を外周側ケース21の後面に形成した上下一対の係止孔32に係止した後に、ネジ止め孔106に挿通したネジ111を外周側ケース21の後面に形成した雌ねじ孔に螺合することにより外周側ケース21の後面開口を塞ぐ態様で外周側ケース21に固定してある。背面カバー105を外周側ケース21に固定すると、撮像素子94の後部が撮像素子逃げ孔107の内部に位置し、3本のネジ93の頭部が3つのネジ逃げ孔108の内部にそれぞれ位置する。
外周側ケース21、内周側ケース28、後部壁104、及び、背面カバー105の上部には、これらの部材の形状に合わせて曲折したFPC113が被せてある。FPC113の左端部近傍部には2つの固定孔114が形成してあり、FPC113の左端部近傍部は各固定孔114を外周側ケース21の固定突起23、24にそれぞれ嵌合することにより外周側ケース21の左側面に固定してある。FPC113の左端部をなす先端接続部115は先端接続部102と平行をなすように曲折してあり、FPC113の右側の端部はズーム用モータM1とフォーカス用モータM2に接続している。
以上説明したレンズブロック20、防振ブロック60、背面カバー105、ネジ111、及び、FPC113が鏡筒アッセンブリ15の構成要素である。
FPC97の先端接続部102とFPC113の先端接続部115は、ケース11の内部空間に配設した回路基板(図示略。ズーム用モータM1、フォーカス用モータM2、Y方向駆動用モータM3、及び、X方向駆動用モータM4を回転制御するための制御手段)に接続しており、該回路基板はケース11に内蔵したバッテリや各種操作スイッチ(レリーズボタン、ズームスイッチなど)と接続している。
さらにケース11の内部には、光軸Aに対して直交する平面内において互いに直交するX方向とY方向の2軸(デジタルカメラ10のX軸とY軸)周りにおける移動角速度を検出する像振れ検知センサ(図示略)を備えており、デジタルカメラ10に加わった振れの大きさと方向は、この像振れ検知センサによって検知される。上記回路基板の制御回路は、像振れ検知センサの検出したX軸方向とY軸方向の振れの角速度を時間積分して移動角度を求め、該移動角度から撮像素子94の撮像面上でのX軸方向及びY軸方向の像の移動量を演算すると共に、この像振れをキャンセルするための各軸方向に関するYステージ63とXステージ77の駆動量及び駆動方向(Y方向駆動用モータM3、X方向駆動用モータM4の駆動パルス)を演算する。そして、この演算値に基づいてY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4を駆動制御する。これにより、Yステージ63とXステージ77はそれぞれ、光軸Aの振れをキャンセルするべく所定方向に所定量駆動され、撮像素子94の撮像面上での画像位置が一定に保たれる。ケース11には上記回路基板と接続する防振スイッチ(図示略)が設けてあり、この防振スイッチのON操作によってデジタルカメラ10は像振れ補正モードに入り、防振スイッチをOFFにすれば像振れ補正機能が停止して通常撮影モードになる。
続いてデジタルカメラ10の動作について説明する。
ケース11に設けた主電源スイッチがOFFのとき、デジタルカメラ10は3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、及び、直進案内環53が沈胴位置に位置する図7に示す沈胴状態にあり、バリヤ羽根50は前部貫通孔49を閉じている。
このとき、2群支持枠41の内周面にY用傾斜カム面45の直前に位置するように形成したY用当接保持面(強制退避機構)46がY用被押圧片75の当接保持面75Bに接触してY用被押圧片75に下向きの押圧力を及ぼしており(図7参照)、さらに2群支持枠41の内周面にX用傾斜カム面44の直前に位置するように形成したX用当接保持面(強制退避機構)47がX用被押圧片78Aの当接保持平面82に接触して当接保持平面82に右向きの押圧力を及ぼしているので(図8参照)、図14に示すようにYステージ63とXステージ77はアーム79が押圧ローラ87から離間する初期位置(図14の位置。退避位置)に位置する。
この状態でデジタルカメラ10の主電源スイッチをONにすると、上記回路基板の制御回路からFPC113を介してズーム用モータM1に正転信号が送られるので、ズーム用モータM1と図示を省略した動力伝達機構を介して連係している一対のバリヤ羽根50が前部貫通孔49を開放する方向に開き、さらにカム環34、2群支持枠41、及び、1群支持枠48は図8に示すワイド端位置まで伸張する。すると、2群支持枠41のY用傾斜カム面45がY用被押圧片75のY用被押圧面75Aを下方に押圧し、かつ、2群支持枠41のX用傾斜カム面44がY用被押圧片75のX用被押圧面81を右側に押圧する。さらにワイド端位置に達した後にケース11に設けたズームスイッチを操作すると3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、及び、直進案内環53はワイド端位置とテレ端位置の間で伸縮する。またケース11に設けた操作ボタンによってデジタルカメラ10をAF(オートフォーカス)モードに設定すると、デジタルカメラ10に内蔵したAF制御装置(上記回路基板等からなる)の制御によってフォーカス用モータM2が回転し、3群支持枠33(第3レンズ群L3)が光軸A方向に進退する。
3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、及び、直進案内環53がワイド端位置まで移動すると、Y用当接保持面46がY用被押圧片75から離間すると共にX用当接保持面47がX用被押圧片78Aから離間するので、Yステージ63とXステージ77は引張バネS1と引張バネS2の付勢力(引張力)によって、アーム79の先端面が押圧ローラ87に接触する図13に示す防動作開始位置まで移動し、動力受部65とナット66が当接すると共に動力受部89とナット91が当接する。
このとき上記防振スイッチをON操作することによりデジタルカメラ10を像振れ補正モードにしておけば、デジタルカメラ10に手振れが生じたときに上記回路基板の制御回路が光軸Aの振れをキャンセルするべくY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4に所定のパルス信号を送りY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4を回転駆動する。Y方向駆動用モータM3が駆動することにより回転駆動軸M3aが回転すると、ナット66がY方向に進退する。すると、動力受部65がナット66と一緒にY方向に進退するので、Yステージ63がY方向案内棒61に沿ってY方向にスライドする。一方、X方向駆動用モータM4が駆動することにより回転駆動軸M4aが回転すると、ナット91がX方向に進退する。すると、動力受部89がナット91と一緒にX方向に進退するので、押圧ローラ87にアーム79の先端面が接触しているXステージ77が押圧ローラ87から受ける駆動力によってX方向にスライドする。
このように像振れをキャンセルした状態でレリーズボタンを全押しすれば、上記回路基板からFPC97、及び、撮像素子用基板95を介して撮像素子94に電気信号が送られ、撮像素子94が被写体を像振れのない状態で撮像する。
撮影終了後にデジタルカメラ10の主電源スイッチをOFFにすると、上記回路基板の制御回路がY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4に回転停止信号を送ることによりY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4が回転停止し、かつ、上記回路基板の制御回路がズーム用モータM1に逆転信号を送ることにより3群支持枠33、カム環34、2群支持枠41、1群支持枠48、及び、直進案内環53が沈胴位置まで戻り、かつバリヤ羽根50が前部貫通孔49を閉じる。すると、上述のように2群支持枠41のY用傾斜カム面45がYステージ63のY用被押圧片75のY用被押圧面75Aに下向きの押圧力を及ぼし、さらに2群支持枠41のX用傾斜カム面44がXステージ77のX用被押圧片78AのX用被押圧面81に右向きの押圧力を及ぼし、続いて2群支持枠41のY用当接保持面46がY用被押圧片75の当接保持面75Bに接触し(図7参照)、かつ、2群支持枠41のX用当接保持面47がX用被押圧片78Aの当接保持平面82に接触するので(図8参照)、Yステージ63とXステージ77は初期位置に復帰する(図14参照)。このように引張バネS1と引張バネS2の付勢力があっても強制的にYステージ63とXステージ77を初期位置まで移動させているので、図14に示すように回転駆動軸M3aによって最大下限位置(ネジ部M3bと雌ねじ孔66aが螺合するときの最下方位置)まで繰り出されたナット66が動力受部65と当接することはなく、かつ、回転駆動軸M4aによって最大右限位置(ネジ部M4bと雌ねじ孔91aが螺合するときの最右方位置)まで繰り出されたナット91が動力受部89と当接していたとしてもアーム79は押圧ローラ87から離間するので、動力受部65からナット66に大きな衝撃が掛かることはなく、かつ、動力受部89からナット91に大きな衝撃が掛かることはない。そのため、Yステージ63、Xステージ77、Y方向駆動用モータM3、X方向駆動用モータM4に破損が生じるおそれはない。
また本実施形態では主電源スイッチをOFFにしたときに上記回路基板によるY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4の回転制御に異常が生じ、その結果としてY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4がナット66、91を繰り出す方向(Yステージ63とXステージ77にそれぞれ近づく方向)に回転し続けた場合としても、Yステージ63、Xステージ77、Y方向駆動用モータM3、X方向駆動用モータM4に破損が生じるおそれはない。
即ち、この場合は図18、図19に示すように、ナット66、91の雌ねじ孔66a、91aが回転駆動軸M3a、M4aのネジ部M3b、M4bとの螺合を解除し雌ねじ孔66a、91a内に回転駆動軸M3a、M4aの非ネジ部M3c、M4cが位置するものの、この状態ではY方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4の回転駆動力がナット66、91に伝わることはないので、ナット66、91と動力受部65、89(Yステージ63、Xステージ77)の間で強い力が発生することはない。そのため、この場合もYステージ63とY方向駆動用モータM3、及び、Xステージ77とX方向駆動用モータM4に破損が生じるおそれはない。つまり、本発明のYステージ63とXステージ77の「初期位置」とは、ネジ部M3bが雌ねじ孔66aとの螺合を解除して非ネジ部M3cが雌ねじ孔66a内に位置すると共にネジ部M4bが雌ねじ孔91aとの螺合を解除して非ネジ部M4cが雌ねじ孔91a内に位置するのを許容する位置(このときナット66と動力受部65が接触していてもよいし、離間してもよい。また、ナット91とX方向駆動部材85が接触すると共にアーム79と押圧ローラ87が接触していてもよいし、ナット91とX方向駆動部材85又はアーム79と押圧ローラ87が離間してもよい)のことである。
しかも主電源をONにすることによりカム環34、2群支持枠41、及び、1群支持枠48がワイド端位置まで伸張し、Y用傾斜カム面45、Y用被押圧面75A、カム面44、及び、X用被押圧面81の働きによってステージ63とXステージ77が図13に示す防振動作開始位置に再度移動すると、引張バネS2の付勢力(X方向駆動部材85の左側への移動力)によってナット91の雌ねじ孔91aが回転駆動軸M4aのネジ部M4bに再度螺合し、かつ、引張バネS1の付勢力(Yステージ63の上側への移動力)によってナット66の雌ねじ孔66aがY方向駆動用モータM3の回転駆動軸M3aのネジ部に再度螺合するので、Y方向駆動用モータM3とX方向駆動用モータM4による防振動作が再度可能になる。
以上、上記実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、本発明をデジタルカメラ10以外の光学機器(例えばビデオカメラ)に適用してもよい。
また、Xステージの内周側にYステージを位置させた上で、ナット66とYステージ63の間にX方向駆動部材85に相当する部材を介在させたり、X方向駆動部材85を省略して、ナット91の駆動力を直接Xステージ77に及ぼしても良い。
さらに、Xステージ77に撮像素子94の代わりとして補正レンズを搭載してもよい。
10 デジタルカメラ(光学機器)
11 ケース(カメラボディ)
12 鏡筒用開口部
15 鏡筒アッセンブリ
20 レンズブロック
21 外周側ケース(ベース部材)
22 23 24 固定突起
25X 25Y モータ取付用凹部
26 FPC収納空間
27X X方向軸受
27Y Y方向軸受
28 内周側ケース
29 モータ取付用凹部
30 鏡筒案内孔
31A 31B カム環用カム溝
32 係止孔
33 3群支持枠
34 カム環
35 2群用カム溝
36 1群用カム溝
37A 37B カムフォロア
38 被駆動ギヤ
41 2群支持枠
42 前部貫通孔
43 カムフォロア
44 X用傾斜カム面(強制退避機構)
45 Y用傾斜カム面(強制退避機構)
46 Y用当接保持面(強制退避機構)
47 X用当接保持面(強制退避機構)
48 1群支持枠
49 前部貫通孔
50 バリヤ羽根
51 カムフォロア
53 直進案内環
60 防振ブロック
61 Y方向案内棒
63 Yステージ(ステージ)
64 Y方向案内孔
65 動力受部
65a 円形孔
66 ナット
66a 雌ねじ孔
66b 非ネジ部
66c 環状突条
67 Y方向軸受
68 Xステージ収納孔
70 X方向フランジ
71 X方向案内孔
72 補助カム溝
73 アーム用凹部
75 Y用被押圧片(強制退避機構)
75A Y用被押圧面
75B 当接保持平面(強制退避機構)
76 X方向案内棒
77 Xステージ(ステージ)
78 撮像素子保持部
78A X用被押圧片(強制退避機構)
79 アーム
80 X方向軸受
81 X用被押圧面
82 当接保持平面(強制退避機構)
83 X方向支持軸
85 X方向駆動部材(押圧部材)
86 ローラ支持部
87 押圧ローラ
89 動力受部
89a 円形孔
90 被支持部
91 ナット
91a 雌ねじ孔
91b 非ネジ部
91c 環状突条
93 ネジ
94 撮像素子
95 撮像素子用基板
97 FPC(フレキシブルプリント基板)
98 折畳部
99 可動部
100 被抑え部
101 引出部
102 先端接続部
103 固定孔
104 後部壁
105 背面カバー
106 ネジ止め孔
107 撮像素子逃げ孔
108 ネジ逃げ孔
109 押さえ爪
110 係止爪
111 ネジ
113 FPC(フレキシブルプリント基板)
114 固定孔
115 先端接続部
A 光軸
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
M1 ズーム用モータ
M2 フォーカス用モータ
M3 Y方向駆動用モータ
M3a 回転駆動軸
M3b ネジ部
M3c 非ネジ部
M4 X方向駆動用モータ
M4a 回転駆動軸
M4b ネジ部
M4c 非ネジ部
S1 S2 引張バネ(付勢手段)

Claims (3)

  1. カメラボディの内部に固定されるベース部材と、
    該ベース部材に対して光軸に対して直交する直線方向にスライド可能で、撮像素子又は補正レンズを固定したステージと、
    上記ベース部材に固定した、上記直線方向と平行で、周面の先端部より基端側にネジ部を備え、かつ該周面の先端部が非ネジ部となっている回転駆動軸を有するモータと、
    上記ネジ部が螺合する雌ねじ孔を有し、上記回転駆動軸が回転することにより該回転駆動軸に対して上記直線方向に相対移動して、上記ステージを上記直線方向に押圧するナットと、
    該ナットと上記ステージを互いに当て付くように付勢する付勢手段と、
    上記ナットによって上記ステージを移動させることにより上記カメラボディに生じた手振れをキャンセルするように、上記モータを駆動制御する制御手段と、
    上記ベース部材の被写体側において上記ベース部材側に最も位置する沈胴位置と、該沈胴位置より被写体側に位置する繰出位置との間を上記カメラボディに対して移動可能なレンズ鏡筒と、
    上記レンズ鏡筒の収納動作に連動して、上記ステージを、上記雌ねじ孔が上記ネジ部と螺合しているナットから力を受けない所定の退避位置まで強制的に移動させる強制退避機構と、
    を備える防振機能付き光学機器において、
    上記退避位置を、上記回転駆動軸の上記ネジ部が上記雌ねじ孔との螺合を解除しかつ上記非ネジ部が該雌ねじ孔内に位置するのを許容する位置としたことを特徴とする防振機能付き光学機器。
  2. 請求項1記載の防振機能付き光学機器において、
    上記回転駆動軸の上記非ネジ部が上記ネジ部より小径である防振機能付き光学機器。
  3. 請求項1または2記載の防振機能付き光学機器において、
    上記付勢手段は、上記レンズ鏡筒が上記沈胴位置から上記繰出位置へ移動したときに、上記ステージが上記ナットを押圧することにより上記雌ねじ孔を上記ネジ部に強制的に螺合させる防振機能付き光学機器。
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