JP5472803B2 - ガラス板の切断方法、及び切断装置 - Google Patents

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本発明は、電子部品等の材料となるガラス板を切断するためのガラス板の切断方法、及び切断装置に関する。
従来例のガラス板の切断方法を次に述べる。図6(a)〜(c)に示すように、ガラス板101の片面103に、ガラス板101の厚みよりも浅い切筋(スクライブ線)105を形成する。ガラス板101の切筋105よりも外側の外側部107をヒーター109で加熱し、外側部107をその径方向に膨張させる。これによりガラス板101に張力tが発生し、切筋105がガラス板101の厚み方向に成長する。続いて、ガラス板101の切筋105よりも内側の内側部111に下向きの力が加えられると、内側部111は切筋105を境に外側部107から切り離される。
しかしながら、上記した従来例では、ガラス板101の片面103が凹状になるような反りが発生する。この反りは張力tを打ち消す方向にガラス板101を歪ませるので、切筋105の成長が妨げられ、ガラス板101の切断を良好に行えなくなる。またガラス板101が反っていると、ヒーター109に接触しない部分が生じてしまい、迅速且つ均一に外側部107を加熱することができない、また外側部107の加熱に時間がかかると、伝熱によって内側部111の温度も上昇してしまい、切筋線105内外の温度差を利用した切断分離が難しくなる。
特開2009−190905号公報
本発明は、上記の実情に鑑みて為されたものであり、ガラス板を迅速に切断できるガラス板の切断方法、及び切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、2つの主面のうちの片面に閉曲線状の切筋が形成されたガラス板を、前記切筋を境に前記切筋の内側部とその外側部とに切断するガラス板の切断方法であって、前記ガラス板外側部の切筋の形成されていない面と対面する位置にヒーターを準備する工程と、前記ガラス板の内側部を保持し、前記ガラス板の外側部を前記ヒーターに接触させることにより、前記ガラス板の外側部を加熱して切筋を成長させ、ガラス板の外側部と内側部を切り離す工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記ガラス板の内側部に平面部を密接させる保持部材を準備し、前記ガラス板の内側部を吸引力により前記保持部材の平面部に吸着させることにより、前記ガラス板の内側部を保持することを特徴とする。
また、本発明は、2つの主面のうちの片面に閉曲線状の切筋が形成されたガラス板を、前記切筋を境に前記切筋の内側部とその外側部とに切断する切断装置であって、前記ガラス板の内側部を保持する保持手段と、前記保持手段を前記ガラス板の厚み方向に移動させる移動手段と、前記ガラス板外側部の切筋の形成されていない面と対面する位置に設けられたヒーターとを備え、前記保持手段に前記内側部を保持されたガラス板の外側部が前記ヒーターと接触する位置にガラス板を厚み方向に移動可能としたことを特徴とする。
また、本発明は、前記保持手段が、前記ガラス板の内側部に密接する平面部を有する保持部材と、前記ガラス板の内側部を前記保持部材の平面部に吸着させる吸着手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るガラス板の切断方法によれば、ガラス板をヒーター接触位置に移動させて切筋の外側部にヒーターを接触させたときに、ガラス板の切筋内側部を保持することにより、切筋内側部の反り(たわみ)を抑制することができる。このようにしてガラス板の反りを予防できるので、ガラス板の外側部が熱膨張する際に切筋の成長が妨げられることがない。しかもガラス板の切筋外側部をヒーターで迅速且つ均一に加熱できるため、切り筋が迅速かつ均一に成長し、切断が容易になる。続いて、ヒーターに接触する外側部に対してガラス板の内側部を厚み方向に移動させることにより、ガラス板の内側部と外側部とを互いの端面が接触することなく分離し、ガラス板の切断を完了することができる。
更に、本発明に係るガラス板の切断方法によれば、ガラス板の内側部を吸引力により保持部材に吸着させるので、ガラス板をより平坦な状態でヒーター接触位置に保持することが可能になる。しかも、ガラス板の内側部を機械的係合によらず保持部材に位置決めでき、また吸引力を断つだけで直ちにガラス板の内側部を保持部材から解放できるので、ガラス板の切断を短時間に繰り返し行うのに有利である。本発明に係る切断装置は、ここに述べた方法を実現することができる。
本発明の実施形態に係るガラス板の切断装置の使用例を(a)〜(b)の順に示す断面図。 (a)は本発明の実施形態に係るガラス板の切断装置の要部を示す平面図、(b)はその断面図。 本発明の実施形態に係るガラス板の平面図。 本発明の実施形態に係るガラス板の切断装置の要部の変形例を示す平面図。 本発明の実施形態に係るガラス板の切断装置の要部の更なる変形例を示す平面図。 従来例のガラス板の切断方法を(a)〜(c)の順に示す断面図。
本発明の実施形態に係るガラス板の切断方法、及び切断装置について図面を参照しながら説明する。図面は特に断らない限り図1(a)〜図3を参照する。
ガラス板1は、2つの主面を有し、そのうちの片面に切筋が形成されている。ここでは便宜上、切筋7が形成されている面を切筋形成面3、切筋が形成されていない面を非切筋形成面5と呼ぶ。切筋7は、円形として例示されているが、長円、楕円、又は多角形のような閉曲線状であれば良い。
切断装置9は、切筋7を境にガラス板1を切筋7の内側部11とその外側部13とに切断するものであって、ガラス板1の内側部11を保持する保持手段15と、ガラス板1の厚み方向に一致する図中の上下方向に保持手段15を移動させる移動手段17と、ガラス板1の非切筋形成面5に対面するヒーター19とを備える。保持手段15は、平面部21を有する保持部材23と、保持部材23を支持する支持体25と、ガラス板1の内側部11を保持部材23の平面部21に吸着させる吸着手段27とを備える。
保持部材23は、平面部21を貫く複数の吸気孔29が形成されたブレークテーブルである。支持体25は、その上端の開口31を保持部材23に塞がれた状態で、保持部材23を支持するものであり、保持部材23と支持体25の底部33との間に空隙35が確保されている。図4に示すように、保持部材23の吸気孔29を平面部21の周縁付近にのみ開放しても良い。或いは、図5に示すように、環形のスペーサ37,39を平面部21に設け、吸気孔29をスペーサ37,39の内側に通じる位置に開放しても良い。
吸着手段27は、エアブロワー41の吸気口を空隙35に接続したものである。或いは、大気圧よりも減圧された空気を空隙35に供給するバキュームラインを吸着手段27として適用しても良い。移動手段17は、支持部材にピストンロッドを接続したエアシリンダーであり、そのピストンロッドの動作に基づき、支持体25と共に保持部材23を昇降させることができる。ヒーター19は、平坦な上面43を有し、保持部材23の通過できる開口部45が形成されている。
切断装置9を使用したガラス板の切断方法について次に説明する。図1(a)に示すように、移動手段17が、保持部材23をその平面部21がヒーター19よりも上方に突出する位置に待機させる。エアブロワー41、又は上記のバキュームラインに空気を吸引させる。これにより、保持部材23の平面部21の近傍の空気が、吸気孔29を通り空隙35に流入する。
ガラス板1を水平に保持できるトランスファーが、ガラス板1を保持部材23の平面部21に受け止められる位置まで搬送し、ガラス板1の非切筋形成面5を保持部材23の平面部21に密接させる。この時点で、大気圧と空隙35との圧力差は、ガラス板1の内側部11を保持部材23の平面部21に吸着させる吸引力として作用する。
上記のトランスファーは保持部材23から退き、新たなガラス板を保持する準備をする。続いて、移動手段17は、図1(b)に示すように保持手段15を下降させる。これにより、保持手段15に内側部11を保持されたガラス板1の外側部13がヒーター19に接触し、ガラス板1の外側部13にヒーター19の熱が伝導する。そして、外側部13がその径方向に膨張するに従い切筋7が厚み方向に成長し、ガラス板1の外側部13と内側部11とが切り離される。
続いてヒーター19に接触したガラス板1の外側部13に対して、移動手段17は更に保持部材23を下降させる。これにより、保持手段15に保持されたガラス板1の内側部11が、外側部13から分離される。
以上に述べた通り、ガラス板1の切筋7の外側部13にヒーター19が接触するときに、ガラス板1の内側部11を保持部材23に吸着させる。これにより、切断装置9は、ガラス板1の反りを確実に予防できるので、ガラス板1の良好な切断を実現することができる。
また、保持手段15は、ガラス板1の内側部11を機械的係合によらず保持部材23に位置決めでき、また吸引力を断つだけで直ちにガラス板1の内側部11を保持部材23から解放できる。このため、切断装置9は、ガラス板1の切断を短時間に繰り返し行うのに有利である。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施することができる。また、保持手段15の保持部材23でガラス板1の非切筋形成面5を受け止めることは必須ではなく、保持部材23をガラス板1の上方に配置し、この保持部材23がガラス板1の切筋形成面3を吸着するようにしても良い。
本発明は、液晶用ガラスパネル、又は光センサーのカバー等に使用できるガラス板を切断するのに有益な技術である。
1…ガラス板、3…切筋形成面、5…非切筋形成面、7…切筋、9…切断装置、11…内側部、13…外側部、15…保持手段、17…移動手段、19…ヒーター、21…平面部、23…保持部材、25…支持体、27…吸着手段、29…吸気孔、31…開口、33…底部、35…空隙、37,39…スペーサ、41…エアブロワー、43…上面、45…開口部。

Claims (2)

  1. 2つの主面のうちの片面に閉曲線状の切筋が形成されたガラス板を、前記切筋を境に前記切筋の内側部とその外側部とに切断するガラス板の切断方法であって、
    前記ガラス板外側部の切筋の形成されていない面と対面する位置にヒーターを準備する工程と、
    前記ガラス板の内側部に平面部を密接させる保持部材を準備し、前記ガラス板の内側部を吸引力により前記保持部材の平面部に吸着させることにより、前記ガラス板の内側部を保持し、前記ガラス板の外側部を前記ヒーターに接触させることにより、前記ガラス板の外側部を加熱して切筋を成長させ、ガラス板の外側部と内側部を切り離す工程とを含むことを特徴とするガラス板の切断方法。
  2. 2つの主面のうちの片面に閉曲線状の切筋が形成されたガラス板を、前記切筋を境に前記切筋の内側部とその外側部とに切断する切断装置であって、
    前記ガラス板の内側部に密接する平面部を有する保持部材と、前記ガラス板の内側部を前記保持部材の平面部に吸着させる吸着手段とを含み、前記ガラス板の内側部を保持する保持手段と、前記保持手段を前記ガラス板の厚み方向に移動させる移動手段と、前記ガラス板外側部の切筋の形成されていない面と対面する位置に設けられたヒーターとを備え、前記保持手段に前記内側部を保持されたガラス板の外側部が前記ヒーターと接触する位置にガラス板を厚み方向に移動可能としたことを特徴とする切断装置。
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