JP5472615B2 - マルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、表示画面に複数のウインドウを表示させるマルチウインドウ表示装置、及びマルチウインドウ表示方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
従来から、例えば、パーソナルコンピュータ等の端末装置では、ユーザは、表示画面上で複数のウインドウを同時に開くことにより、例えば、文書作成及び表計算等、複数種類の操作を1つの表示画面上で行うことができる。
また、例えば、航空管制システムの監視用の表示画面では、表示画面全体に、メインウインドウとして特定領域のレーダー情報が、常時、背景的に表示される。そして、このメインウインドウの上位に、サブウインドウとして、監視に必要な各種情報がそれぞれ表示されたウインドウが表示される。管制官は、メインウインドウのレーダー表示、及び各サブウインドウの各種情報を参照しながら監視業務を行っている。
更に、このように複数のウインドウが1つの表示画面上に表示される端末装置及びシステムにおいては、あるウインドウに重なるように別のウインドウが表示されると、背面に表示されたウインドウが前面に表示されたウインドウに隠れてしまう。このような場合、ユーザは、例えば、前面のウインドウを消す、移動させる、又は背面のウインドウを前面に表示されるように切り替える、等の操作を行う必要がある。
なお、本明細書において、ウインドウが重なって表示されているときの「前面に表示されたウインドウ」とは、表示画面中において手前側に表示されているウインドウをいう。また、「背面に表示されたウインドウ」とは、表示画面中において奥側に表示されているウインドウをいう。背面に表示されたウインドウは、前面に表示されているウインドウによって、一部又は全部が隠されることになる。
ところで、複数のウインドウを参照しながら作業を進める必要がある場合には、ユーザの負担が大きくなるという問題がある。例えば、上述した航空管制システムにおける監視画面などでは、上述したように、画面全体にメインウインドウとして特定領域のレーダー情報が常時表示され、このメインウインドウの前面に、各種情報を表示する複数のサブウインドウが配置される。よって、メインウインドウの一部が、サブウインドウによって隠された状態となるため、管制官は、隠された部分の監視を行うことができなくなり非常に危険である。また、レーダー情報は、時々刻々と変化する。これらの理由により、管制官は、監視業務を継続するために頻繁にサブウインドウを移動させる必要があり、監視作業が邪魔されるため、管制官の負荷が大きくなってしまう。
また、複数のウインドウが表示されている場合においては、ユーザが、ある時点でどのウインドウが重要であるのか、どのウインドウから順に参照すれば効率が良いのかを、一目で把握できないという問題(情報の把握が阻害されるという問題)もある。なお、以降の説明において、新たなウインドウの呼び出し元となるウインドウを「親ウインドウ」とする。また、親ウインドウによって呼び出され、新たに表示されるウインドウを「子ウインドウ」とする。更に、このような親子関係を持つウインドウ間の関係を「階層構造」とする。
例えば、端末装置上で動作するシステム又はアプリケーションによっては、ユーザが、あるウインドウ(親ウインドウ)を操作することで新たなウインドウ(子ウインドウ)が表示されることがある。更に、ユーザが、子ウインドウを操作することで、このウインドウの子ウインドウが新たに表示されることもある。このような場合、通常、階層構造において最下位に位置するウインドウがそのとき操作すべき重要なウインドウとなる。
しかし、ユーザは、他の業務のために表示画面から一旦目を離した後に再度表示画面を見た場合、別の階層構造を持つウインドウ群を見たり又は操作したりした後に、元の階層構造のウインドウ群に戻って操作する場合に、操作すべきウインドウがどれだったか把握できない状態となることがある。
このような二つの問題、即ち、ユーザの負担が大きいという問題と、ユーザにおける情報の把握が阻害されるという問題とを解決するため、一部のウインドウを透明化することができるようにした装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。以下、表示画面に複数のウインドウを表示させることが可能な装置を「マルチウインドウ表示装置」と表記する。
特許文献1に開示されたマルチウインドウ装置は、ウインドウ毎に最終使用時刻に基づいて透明度を設定し、各ウインドウを、設定した透明度で透明化する。また、特許文献1に開示のマルチウインドウ装置は、最も優先度の高いウインドウに対しては透明化を行わず、最前面に表示し、透明化させたウインドウについては、最終使用時刻からの経過時間に応じて透明度を変化させる。従って、特許文献1に開示されたマルチウインドウ表示装置によれば、上述の二つの問題を解決できると考えられる。
また、特許文献2に開示されたマルチウインドウ装置は、例えば、二つのウインドウが重なり、前面のウインドウの優先度が背面のウインドウの優先度よりも低い場合は、前面のウインドウと同一形状の透過ウインドウを生成する。そして、特許文献2に開示されたマルチウインドウ装置は、前面の元のウインドウの代わりに、それと同一の位置に、透過ウインドウを配置する。このため、特許文献2に開示されたマルチウインドウ装置を用いた場合も、ユーザにおける負担が軽減され、更に、ユーザは一目で重要な情報を把握できる。
特開2002−32168号公報 特開2009−157635号公報
ところで、上述したように、特許文献1又は2に開示されたマルチウインドウ装置を用いれば、ユーザは、優先度の高いウインドウを、確実、且つ、簡単に把握することができるが、このとき、優先度の設定が重要となる。
しかしながら、特許文献1又は2に開示されたマルチウインドウ装置では、優先度は、ユーザ等によって予め設定され、適切に優先度が設定されていない場合が存在し得る。このような場合、ユーザにとって重要な情報が表示されず、ユーザにおける情報の把握が却って阻害されてしまう。このため、各ウインドウの優先度を適切に設定することが可能なマルチウインドウ装置が求められている。
本発明の目的は、上記問題を解消し、表示されている各ウインドウの重要度を適切に設
定し得、設定した重要度に応じてウインドウの透過処理を実行する、マルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明におけるマルチウインドウ装置は、外部システムからの指示に応じて複数のウインドウを表示画面に表示するマルチウインドウ表示装置であって、
前記複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定した前記ウインドウ間の関係を用いて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する重要度判定部と、
前記重要度に応じて前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる表示部と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるマルチウインドウ表示方法は、外部システムからの指示に応じて複数のウインドウを表示画面に表示するためのマルチウインドウ表示方法であって、
(a)前記複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定した前記ウインドウ間の関係を用いて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明におけるプログラムは、コンピュータによって、外部システムからの指示に応じて、複数のウインドウを表示画面に表示するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定した前記ウインドウ間の関係を用いて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明におけるマルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラムによれば、表示されている各ウインドウの重要度を適切に設定し得、設定した重要度に応じてウィンドウの透過処理を実行することができる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置の動作を示す流れ図である。 図3は、本発明の実施の形態1において表示画面に表示されているウインドウの階層構造の一例を説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態1で用いられる階層構造情報の一例を概念的に示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1においてウインドウの透過率を決定するために用いられる基準の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の動作を示す流れ図である。 図9は、本発明の実施の形態2で用いられるウインドウ情報の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2で用いられるタスク情報の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置の第1の動作を示す流れ図である。 図14は、本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置の第2の動作を示す流れ図である。 図15は、本発明の実施の形態3で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、マルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラムについて、図1〜図6を参照しながら説明する。最初に、図1を用いて、本実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置10の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置10は、各システム400からの指示に応じて複数のウインドウ(図1において図示せず)を出力装置200の表示画面に表示する装置である。また、図1に示すように、マルチウインドウ表示装置10は、重要度判定部60と、表示部20とを備えている。
重要度判定部60は、複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定したウインドウ間の関係を用いて、複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する。また、表示部20は、重要度判定部60によって判定された重要度に応じて、各ウインドウの透過率を決定する。更に、表示部20は、決定した透過率に基づいて、表示画面に表示されている複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる。
このように、マルチウインドウ表示装置10においても、各ウインドウは、重要度に応じて透明化されるが、このとき、重要度は、予め設定されておらず、表示されているウインドウ間の関係によって変動する。つまり、マルチウインドウ表示装置10は、一律ではなく、表示されているウインドウ同士のつながりを考慮して、各ウインドウの重要度を判定する。このため、判定された重要度は適切なものとなり、結果、ウインドウの透過処理も適切化されるので、ユーザは確実に重要な情報を把握できる。また、背景技術の欄で述べたような負担が、ユーザにかかることも回避される。
ここで、本実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置10の構成を更に具体的に説明する。本実施の形態1においては、マルチウインドウ表示装置10は、端末装置300に備えられている。具体的には、端末装置300は、プログラムを実行可能なコンピュータ装置であり、マルチウインドウ表示装置10は、端末装置300上で、後述する本実施の形態1におけるプログラムを実行することによって構築されている。また、各システム400は、マルチウインドウ表示装置10の外部にあるシステムであるが、各システム400も、端末装置300上で別のプログラム(例えば、アプリケーションプログラム)を実行することによって構築されている。
また、図1に示すように、マルチウインドウ表示装置10は、端末装置300を介して、入力装置100と出力装置200とに接続されている。入力装置100は、ユーザが端末装置300に対する操作を入力するための装置である。入力装置100としては、例えば、キーボード、マウス等の入力機器が挙げられる。ユーザは、入力装置100を用いて、端末装置300上に構築されたシステム400に対して操作を行うことができる。また、出力装置200は、例えば、表示画面を備えたディスプレイ装置であり、端末装置300上に構築されたシステム400が出力するウインドウを表示する。
更に、図1に示すように、本実施の形態1では、マルチウインドウ表示装置10は、表示部20及び重要度判定部60に加えて、情報取得部30と、階層構造情報記憶部40と、重要度判定基準記憶部50と、透過率決定基準記憶部70とを備えている。
情報取得部30は、端末装置300上で動作し、出力装置200の表示画面に表示されている複数のウインドウそれぞれの階層構造(即ち、親子関係)を特定する情報(以下「階層構造情報」とする。)を取得する。例えば、ユーザが、入力装置100を介して、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウaに対して何らかの操作を行うことにより、新たなウインドウbが出力装置200の表示画面に表示されたとする。このとき、情報取得部30は、ウインドウaを親ウインドウ、ウインドウbを子ウインドウとして認識し、ウインドウaとウインドウbとの親子関係を階層構造情報として取得する(後述の図3及び図4参照)。
また、情報取得部30は、階層構造情報を取得すると、これを階層構造情報記憶部40に出力する。階層構造情報記憶部40は、情報取得部30から出力された階層構造情報を記憶する。
重要度判定基準記憶部50は、出力装置200の表示画面に表示される各ウインドウの重要度を判定するための基準を記憶している。本実施の形態1では、重要度判定基準記憶部50は、各ウインドウの階層の深さに基づいた重要度判定のための基準、具体的には重要度判定テーブルを記憶している。重要度判定テーブルは、後述の図5に示すように、階層毎に予め設定された重要度を特定している。
重要度判定部60は、本実施の形態1では、情報取得部30が取得した階層構造情報から、ウインドウ間の関係として、複数のウインドウそれぞれの階層を特定する。そして、重要度判定部60は、特定した各ウインドウの階層を、重要度判定基準記憶部50に記憶されている重要度判定テーブルに照合して、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウの重要度を判定する。また、重要度判定部60は、判定した重要度を表示部20に出力する。
表示部20は、本実施の形態1では、ウインドウ透過率決定部80と、ウインドウ透過率変更部90とを備えている。ウインドウ透過率決定部80は、重要度判定部60が出力した重要度と、透過率決定基準記憶部70に記憶されている透過率決定基準とを用いて、
各ウインドウの重要度に応じて、透過率を決定する。
透過率決定基準記憶部70は、重要度判定部60が判定した重要度に基づいてウインドウの透過率を決定するための基準(透過率決定基準)を記憶している。具体的には、本実施の形態1では、透過率決定基準は、重要度が高いウインドウ程、透過率が小さくなり、重要度が低いウインドウ程、透過率が大きくなるように、設定されている。ウインドウ透過率決定部80は、重要度判定部60が出力した重要度を、透過率決定基準に当てはめて、各ウインドウの透過率を決定する。
ここで、本明細書において「透過率」とは、重なり合う二つのウインドウが存在する場合に、背面に表示されたウインドウに対して、前面に表示されたウインドウが透過して見える比率を意味する。よって、透過率が100%のとき、前面に表示されたウインドウは完全に透明化され、背面に表示されたウインドウが完全に見える状態となる。一方、透過率が0%のとき、前面に表示されたウインドウは全く透明化されておらず、背面に表示されたウインドウは全く見えない状態となる。
また、ウインドウ透過率変更部90は、ウインドウ透過率決定部80が決定した各ウインドウの透過率に基づいて、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウの透過率を変更し、一部または全部のウインドウを透過表示させる。
次に、本発明の実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置10の動作について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置の動作を示す流れ図である。また、本実施の形態1では、マルチウインドウ表示装置10を動作させることによって、マルチウインドウ表示方法が実施される。よって、本実施の形態1におけるマルチウインドウ表示方法の説明は、以下のマルチウインドウ表示装置10の動作説明に代える。また、以下の説明では、図1を適宜参酌するとともに、更に図3〜図6も参酌する。
図2に示すように、先ず、情報取得部30は、出力装置200を監視し、ユーザが入力装置100を介して入力した操作によって、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウの状態が変化したかどうかを判定する(ステップA1)。
ここで、ウインドウの状態が変化した場合としては、出力装置200の表示画面に「新たなウインドウが表示される場合」と、出力装置200の表示画面に「これまで表示されていたウインドウが消去された場合」とがある。更に、前者の「新たなウインドウが表示される場合」には、これまで表示されていたウインドウを親ウインドウとする子ウインドウが表示される場合と、親ウインドウを持たない新たなウインドウが表示される場合とがある。
ステップA1の判定の結果、ウインドウの状態が変化していない場合(ステップA1のNO)は、情報取得部30は待機状態となり、更に、出力装置200の監視を続ける。一方、ステップA1の判定の結果、ウインドウの状態が変化している場合(ステップA1のYES)は、情報取得部30は、ウインドウの状態の変化を検出し、出力装置200の表示画面に表示されるウインドウの階層構造情報(親子関係)を取得する(ステップA2)。
図3を用いて、ウインドウの階層構造について説明する。図3は、本発明の実施の形態1において表示画面に表示されているウインドウの階層構造の一例を説明する図である。図3の例では、表示画面に表示されている複数のウインドウa〜fには、2つの階層構造が存在している。階層構造のうちの1つは、親ウインドウであるウインドウaと、その子
ウインドウであるウインドウb及びcと、ウインドウcの子ウインドウであるウインドウdとからなる。もう1つは、親ウインドウであるウインドウeと、子ウインドウであるウインドウfとからなる。
このように、ウインドウの階層構造は、ある1つのウインドウを頂点(ルートウインドウ)とする木構造で表すことができる。1つの端末装置300上で複数のアプリケーションプログラムが実行されて、複数のシステム400が構築されると、図3に示すように、複数の木構造が存在することになる。
次に、情報取得部30は、ステップA2で取得した階層構造情報を、階層構造情報記憶部40に格納させる(ステップA3)。ここで、既に、階層構造情報記憶部40が状態変化前の階層構造情報を格納している場合には、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に対して、ステップA2で取得した最新の階層構造情報によって、既に格納している階層構造情報を更新させる(ステップA3)。
図4を用いて、階層構造情報の更新について説明する。図4は、本発明の実施の形態1で用いられる階層構造情報の一例を概念的に示す図である。図4に示された階層構造情報は、図3に示された階層構造に対応しており、図3を用いて説明した、ウインドウ間の親子関係と、各ウインドウの階層構造とを保持している。
階層構造情報の更新について、先ず、新たなウインドウが生成される場合から説明する。例えば、ユーザが入力装置100を介してウインドウfを操作することによって、新たな子ウインドウgが表示されたとすると、ウインドウfを親ウインドウとする子ウインドウgが第3階層に追加される。また、例えば、ユーザが入力装置100を介してウインドウeを操作して、新たな子ウインドウhが表示されたとすると、ウインドウeを親ウインドウとする子ウインドウhが第2階層に追加される。この場合、第2階層には、ウインドウeの子ウインドウとして、ウインドウfとウインドウhとの2つが存在することになる。
続いて、現在表示されているウインドウが消去される場合について説明する。ユーザによる入力装置100を介した操作により、ウインドウの階層構造の最下層、言い換えると木構造の葉に位置するウインドウ(図3及び図4に示した例ではウインドウb、d、f)が消去されたとする。この場合、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、消去の対象となるウインドウを階層構造情報から消去させる。例えば、図3及び図4の例で、ユーザによる入力装置100を介した操作によって、ウインドウbが消去された場合には、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、階層構造情報からウインドウbを消去させて、格納されている階層構造情報を更新させる。
また、ユーザによる入力装置100を介した操作により、階層構造の最下層ではないウインドウが消去され、それに伴って消去されたウインドウの子ウインドウも消去されたとする。この場合、階層構造情報から、これら全てのウインドウが消去される。例えば、図3及び図4の例で、ユーザによる入力装置100を介した操作によって、ウインドウcが消去されると、ウインドウdも同時に消去される。この場合、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、階層構造情報からウインドウcとウインドウdとを消去させて、格納されている階層構造情報を更新させる。
更に、消去されたウインドウの子ウインドウが消去されない場合には、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、階層構造情報から、消去対象となったウインドウの部分のみを消去させても良い。また、上記の場合、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、消去対象となったウインドウの部分を消去した後に、消去対象でない子ウインドウ
全ての階層をそれぞれの一つ上の階層に上げさせても良い。
例えば、図3及び図4の例で、ユーザによる入力装置100を介した操作によって、ウインドウaは消去されるが、その子ウインドウであるウインドウb、c、dは消去されないとする。この場合、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、階層構造情報からウインドウaのみを消去させ、ウインドウb及びcは第2階層、ウインドウdは第3階層のままとしても良い。また、情報取得部30は、階層構造情報記憶部40に、ウインドウaを消去させた後に、ウインドウb及びcを第1階層に移動させ、ウインドウdを第2階層に移動させても良い。
次に、重要度判定部60が、階層構造情報記憶部40に格納されているウインドウの階層構造情報と、重要度判定基準記憶部50に格納されている重要度判定テーブルとを用いて、各ウインドウの重要度を判定する(ステップA4)。
図5を用いて、重要度判定テーブルについて説明する。図5は、本発明の実施の形態1で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、ウインドウの階層毎に、重要度が予め設定されている。また、図5に示すように、本実施の形態1では、重要度判定テーブルの重要度の欄では、数値が大きい程、重要度は高くなっている。即ち、重要度判定テーブルは、ウインドウの階層が下位のものほど重要であり、上位のものほど重要でないことを示している。重要度判定テーブルがこのように設定されている理由は以下の通りである。
一般に、多くの場合、子ウインドウは、その親ウインドウで表示している情報の一部分を詳細に表示するために、又は親ウインドウで行う処理の一部分を詳細に実行するために親ウインドウから呼び出される。よって、子ウインドウで詳細化される以前に親ウインドウ上で表示されている情報は、子ウインドウに全て継承されていると考えられるため、子ウインドウは親ウインドウよりも重要となる。また、そもそも新たに表示されるウインドウは、その時点で親ウインドウよりも重要であると考えられる。つまり、ウインドウの階層構造では、下層のウインドウほど重要であると言える。
例えば、階層構造情報が図4に示したものであり、重要度判定テーブルとして図5に示されたものが用いられるとすると、重要度判定部60は、ウインドウa及びウインドウeの重要度を「1」と判定する。また、重要度判定部60は、ウインドウb、ウインドウc、及びウインドウfの重要度を「2」と判定し、ウインドウdの重要度を「3」と判定する。
続いて、ステップA4の実行後、ウインドウ透過率決定部80が、重要度判定部60が判定した各ウインドウの重要度の判定結果と、透過率決定基準記憶部70が格納している透過率決定基準とを用いて、各ウインドウの透過率を決定する(ステップA5)。また、ウインドウ透過率決定部80は、決定した各ウインドウの透過率をウインドウ透過率変更部90に出力する。
図6を用いて透過率決定基準について説明する。図6は、本発明の実施の形態1においてウインドウの透過率を設定するために用いられる基準(透過率決定基準)の一例を示す図である。図6に示す透過率決定基準によれば、ウインドウ透過率決定部80は、ある時点での重要度が最大(即ち、階層が最下層)のウインドウの透過率を0%(透過させない)と決定し、ある時点での重要度が最小(即ち、階層が最上層)のウインドウの透過率を80%と決定する。なお、重要度が最小の場合に透過率が80%と決定されるのは、透過率が100%であると、ウインドウが完全に透明な状態となり視認できなくなるためである。
また、図6に示す透過率決定基準によれば、階層が最上層と最下層との間に位置するウインドウについては、ウインドウ透過率決定部80は、重要度に反比例するようにして透過率を決定する。このように、図6に示す透過率決定基準が用いられた場合は、ウインドウ透過率決定部80は、各ウインドウの階層の深さに基づいて、各ウインドウの透過率を相対的に算出する。
なお、本実施の形態1では、ウインドウ透過率決定部80は、図6に示された透過率決定基準以外の透過率決定基準を用いて、各ウインドウの透過率を決定することもできる。図6に示された透過率決定基準以外の透過率決定基準としては、例えば、重要度の値毎に、具体的な透過率が設定されたテーブルが挙げられる。この場合、ウインドウ透過率決定部80は、ウインドウの階層の深さに応じて固定値を割り当て、絶対的に透過率を決定する。
具体的には、上記のテーブルでは、例えば、階層が最上層の重要度が最も低いメインウインドウには、透過率「80%」が絶対的に割り当てられる。また、上記のテーブルでは、階層が2階層目以降となるサブウインドウには、階層の深さが大きくなり、重要度が高くなるにつれて、低い値の透過率が絶対的に割り当てられる。
最後に、ステップA5の実行後、ウインドウ透過率変更部90が、ウインドウ透過率決定部80が出力した透過率に応じて、各ウインドウの透過率を変更し、各ウインドウを出力装置200の表示画面上に透過表示させる(ステップA6)。具体的には、ウインドウ透過率変更部90は、各ウインドウが、ステップA5で決定された透過率で透過表示されるように、各ウインドウの画像データを変更し、変更後の画像データを出力装置200に出力する。
以上のように、本実施の形態1によれば、ウインドウの階層構造の深さに応じて重要度が判定されるので、重要度の判定は適切なものとなる。従って、ウインドウの透過率も適切に決定される。更に、その時点で最も重要であると考えられる最下層のウインドウから最上層のウインドウに向かって順に透過率が大きくなるようにして、ウインドウの表示が行われる。このため、ユーザに対して、その時点で重要な情報を、直感的で分かり易く、且つ、効率的に提供できる。
また、本発明の実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図2に示すステップA1〜A6を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1におけるマルチウインドウ表示装置10とマルチウインドウ表示方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、表示部20、情報取得部30、重要度判定部60として機能し、処理を行なう。また、本実施の形態1では、階層構造情報記憶部40、重要度判定基準記憶部50、透過率決定基準記憶部70は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置又は外部の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2における、マルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラムについて、図7〜図11を参照しながら説明する。最初に、図7を用いて、本実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置11の構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、マルチウインドウ表示装置11は、図1に示したマルチウインドウ表示装置10と異なる構成を備えている。即ち、マルチウインドウ表示装置11は、図1に示された情報取得部30に替えて、情報取得部31を備え、階層構造情報記憶部40に替えて、ウインドウ情報記憶部41とタスク情報記憶部42とを備えている。更に、マルチウインドウ表示装置11において、重要度判定部61は、図1に示された重要度判定部60と異なり、タスク判定部62を備えている。
なお、上記の相違点以外については、マルチウインドウ表示装置11は、図1に示したマルチウインドウ表示装置10と同様の構成を備えている。また、マルチウインドウ表示装置11も、端末装置300上でプログラムを実行することによって構築されている。更に、各システム400も、端末装置300上で別のプログラム(例えば、アプリケーションプログラム)を実行することによって構築されている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
情報取得部31は、図1に示した情報取得部30と異なり、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウの出力元となるシステム400を少なくとも特定する情報(以下「ウインドウ情報」とする。)を取得する。ウインドウ情報は、その時点で出力装置200の表示画面に表示されているウインドウに関する情報と言える。
具体的には、ウインドウ情報は、例えば、ウインドウの出力元となるシステム及び実行されるアプリケーションプログラムの種類及び名称、ウインドウで使用されているデータの種類及び名称、ユーザがウインドウを操作した最終の時刻(最終操作時刻)等を含むことができる。なお、ウインドウで使用されているデータの種類及び名称としては、例えば、ウインドウが文書作成アプリケーションプログラムのウインドウであれば、開かれているファイルの形式及びファイル名が挙げられる。
また、情報取得部31は、取得したウインドウ情報をウインドウ情報記憶部41に出力する。ウインドウ情報記憶部41は、情報取得部31が取得したウインドウ情報を、ウインドウ毎に記憶する(後述の図9参照)。
タスク情報記憶部42は、ユーザが業務遂行のために端末装置300を用いてタスクを行う際の、各システム400によって実行されるタスクを特定する情報(タスク情報)を記憶している。タスク情報によれば、ユーザが業務遂行のために端末装置300を用いて行うタスクについて、各タスクが遂行される際に、端末装置300上で動作するどのシステム400が、どのようなデータを処理しているのかを知ることができる。
重要度判定部61において、タスク判定部62は、タスク情報と、ウインドウ情報とを用いて、ウインドウ間の関係として、複数のウインドウのうちの最新のタスクの実行に用いられているウインドウと、最新のタスクの実行に用いられていないウインドウとを特定する。つまり、タスク判定部62は、ウインドウ情報記憶部41に格納されているウインドウ情報と、タスク情報記憶部42に格納されているタスク情報とを用いて、ユーザが現在遂行しているタスクを同定する。そして、タスク判定部62は、同定したタスクについてのウインドウと、これ以外のウインドウとをそれぞれ特定する。
また、重要度判定部61は、複数のウインドウそれぞれの重要度を判定するが、本実施の形態2では、このとき、最新のタスクの実行に用いられているウインドウの重要度が、最新のタスクの実行に用いられていないウインドウの重要度よりも高くなるようにする。つまり、重要度判定部61は、同定したタスクについてのウインドウの重要度が、これ以外のウインドウの重要度よりも高くなるようにする。
次に、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置11の動作について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の動作を示す流れ図である。また、本実施の形態2では、マルチウインドウ表示装置11を動作させることによって、マルチウインドウ表示方法が実施される。よって、本実施の形態2におけるマルチウインドウ表示方法の説明は、以下のマルチウインドウ表示装置11の動作説明に代える。また、以下の説明では、図7を適宜参酌するとともに、更に図9〜図11も参酌する。
図8に示すように、先ず、情報取得部31は、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウの監視を実行する(ステップB1)。そして、情報取得部31は、ウインドウの状態が変化しているかどうか、又は入力装置100を介して当該ウインドウへユーザが操作を行っているかどうかを判定する(ステップB2)。ステップB2の判定の結果、ウインドウの状態が変化しておらず、更に操作も行われていない場合(ステップB2のNO)、情報取得部30は待機状態となり、更に、ウインドウの監視を続ける。
一方、ステップB2の判定の結果、ウインドウの状態が変化している場合、又は操作が行われている場合(ステップのB2のYES)は、情報取得部31は、ウインドウの状態の変化、又はユーザの操作を検出し、これらをウインドウ情報として取得する(ステップB3)。
例えば、新たなウインドウが表示されると、情報取得部31は、ウインドウの出力元となるシステム400及び実行されるアプリケーションプログラムの種類及び名称、ウインドウで使用されているデータの種類及び名称を、ウインドウ情報として取得する。また、ユーザが入力装置100を介してウインドウに対して何らかの操作を行うと、その操作時刻を、ウインドウ情報として取得する。更に、ユーザが何らかの操作を行ったときに、システム400が使用するデータに変更が生じると、情報取得部31は、新たに使用されるデータの種類及び名称を、ウインドウ情報として取得する。
また、情報取得部31は、ステップB2では、取得したウインドウ情報を、ウインドウ情報記憶部41に格納させる。図9を用いて、ウインドウ情報について説明する。図9は、本発明の実施の形態2で用いられるウインドウ情報の一例を示す図である。図9の例では、ウインドウ情報記憶部41は、ウインドウ情報として、各ウインドウを識別するウインドウIDと、ウインドウの出力元であるシステムの名称(システム名)と、ウインドウで使用されているデータの名称(データ名)と、ユーザによるウインドウの最終操作時刻とを格納する。また、ウインドウ情報記憶部41は、これらの情報を関連付けて格納している。
次に、タスク判定部62が、ウインドウ情報記憶部41に格納されているウインドウ情報と、タスク情報記憶部42格納されているタスク情報とを用いて、現時点でユーザが遂行中のタスク(最新のタスク)を判定する(ステップC4)。更に、ステップC4では、タスク判定部62は、最新のタスクの実行に用いられているウインドウと、最新のタスクの実行に用いられていないウインドウとを特定する。
図10を用いて、タスク情報について説明する。図10は、本発明の実施の形態2で用いられるタスク情報の一例を示す図である。図10の例に示すタスク情報では、タスク毎に、各タスクで使用するシステムの名称(システム名)と、システムが処理するデータとが特定されている。図10に示すように、例えば、ユーザがタスク1を遂行するときには、システムαとシステムεとが使用される。また、ユーザがタスク2を遂行するときには、システムγとシステムβとが使用され、システムγではデータ「data_yy」の処理が行われる。
ここで、タスク判定部62が、図9に示すウインドウ情報と図10に示すタスク情報とを用いてタスク判定を行う場合について具体的に説明する。この場合、タスク判定部62は、先ず、図9で示されるウインドウのうち、最終操作時刻が最新のウインドウである「ウインドウs」を特定し、これを現在ユーザが操作中のウインドウであると判断する。そして、タスク判定部62は、ウインドウsの出力元であるシステムとして「システムα」を特定し、更に、処理中のデータとしてデータ「data_ww」とを特定する。
そして、タスク判定部62は、図10に示すタスク情報を参照して、システムαを使用して遂行されるタスク1が、ユーザによって現在遂行中のタスクである、と判定する。また、タスク判定部62は、図10に示すタスク情報から、システムα以外にタスク1の遂行に使用されるシステムとして、システムεを特定し、更に、図9に示すウインドウ情報からシステムεに対応する現在表示中のウインドウとしてウインドウvを特定する。まとめると、タスク判定部62は、「ユーザは、現在、システムαのウインドウsとシステムεのウインドウvとを用いて、タスク1を遂行中である」と判定する。
次に、重要度判定部61が、タスク判定部62によって判定された、現在ユーザが遂行中のタスクと、そのタスクで使用しているシステム及びウインドウと、重要度判定基準記憶部50に格納されている重要度判定テーブルとを用いて、各ウインドウの重要度を判定する(ステップB5)。
図11を用いて、重要度判定テーブルについて説明する。図11は、本発明の実施の形態2で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。図11の例では、重要度判定テーブルは、タスク毎に、各システムの重要度を設定している。また、各システムは、システムの名称(システム名)と、データの名称(データ名)とで特定されている。そして、システム名とデータ名とで構成された一つの組データが1つのウインドウに対応する。つまり、重要度判定テーブルは、あるシステム上で、ある1つのデータを処理するためのウインドウが、端末装置の出力装置200を介して表示されている場合に、このウインドウに対して重要度を設定する。
また、図11に示すように、重要度判定テーブルでは、タスク毎に、当該タスクを遂行するために使用されるシステムと、当該タスクを遂行するために使用されないシステムとが特定されている。そして、前者のシステムが出力するウインドウの重要度は、後者のシステムが出力するウインドウの重要度よりも高くなっている。よって、例えば、重要度判定部61は、図11に示す重要度判定テーブルを用いた場合、現在遂行中のタスクがタスク1であるとすると、システムα及びシステムεが出力するウインドウの重要度を10と判定し、それ以外のウインドウの重要度を5と判定する。
続いて、ステップB5の実行後、ウインドウ透過率決定部80が、重要度判定部61が判定した各ウインドウの重要度の判定結果と、透過率決定基準記憶部70が格納している透過率決定基準とを用いて、各ウインドウの透過率を決定する(ステップB6)。なお、ステップB6は、図2に示したステップA5と同様のステップである。
最後に、ステップB6の実行後、ウインドウ透過率変更部90が、ウインドウ透過率決定部80が出力した透過率に応じて、各ウインドウの透過率を変更し、各ウインドウを出力装置200の表示画面上に透過表示させる(ステップB7)。なお、ステップB7は、図2に示したステップA6と同様のステップである。
以上のように、本実施の形態2によれば、ユーザが現在遂行中のタスクで使用されるウインドウ程、重要度が高くなって透明度が低くなり、そうでないウインドウ程、重要度が
低くなって透明度が高くなる。つまり、本実施の形態2では、現在遂行中のタスクにおいて重要なウインドウ程、透過させずに表示され、一方、遂行中のタスクにおいてあまり重要でないウインドウ程、及び現在遂行中のタスクとは関係のないウインドウ程、透過表示される。このため、本実施の形態2を用いた場合も、実施の形態1と同様に、ユーザに対して、その時点で重要な情報を、直感的で分かり易く、且つ、効率的に提供できる。
また、本発明の実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図8に示すステップB1〜B7を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置11とマルチウインドウ表示方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPUは、表示部20、情報取得部31、重要度判定部61として機能し、処理を行なう。また、本実施の形態2では、ウインドウ情報記憶部41、タスク情報記憶部42、重要度判定基準記憶部50、透過率決定基準記憶部70は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置又は外部の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置、マルチウインドウ表示方法、及びプログラムについて、図12〜図15を参照しながら説明する。最初に、図12を用いて、本実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置12の構成について説明する。図12は、本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、マルチウインドウ表示装置12は、図1に示したマルチウインドウ表示装置10と異なる構成を備えている。即ち、マルチウインドウ表示装置11は、図1に示された情報取得部30に替えて、情報取得部32及び操作検出部33を備え、階層構造情報記憶部40に替えて、表示情報記憶部43を備えている。更に、マルチウインドウ表示装置12において、重要度判定部63は、図1に示された重要度判定部60と異なり、関連性判定部64を備えている。
なお、上記の相違点以外については、マルチウインドウ表示装置12は、図1に示したマルチウインドウ表示装置10と同様の構成を備えている。また、マルチウインドウ表示装置12も、端末装置300上でプログラムを実行することによって構築されている。更に、各システム400も、端末装置300上で別のプログラム(例えば、アプリケーションプログラム)を実行することによって構築されている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
操作検出部33は、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウに対して、ユーザが入力装置100を介して行った操作入力を検出する。具体的には、操作検出部33は、ユーザが、次に操作対象とするウインドウを操作可能な状態にするために、操作対象とするウインドウにフォーカスを与えた場合に、フォーカスが与えられたウインドウを特定する情報を取得する。なお、フォーカスの付与は、例えば、ユーザが、入力装置100によって、マウスポインタを配置することによって行うことができる。
情報取得部32は、図1に示した情報取得部30と異なり、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウを対象として、各ウインドウの表示内容を特定する表示情報を取得する。表示情報としては、例えば、各ウインドウに表示されているテキストの要約、テキスト内に存在する単語の出現頻度等が挙げられる。
また、情報取得部32は、取得した表示情報を表示情報記憶部43に出力する。表示情
報記憶部43は、情報取得部32が取得した表示情報をウインドウ毎に記憶する。
更に、重要度判定部63において、関連性判定部64は、操作検出部33によって検出された操作入力から、操作入力の対象となっているウインドウを特定する。そして、関連性判定部64は、表示情報を用いて、ウインドウ間の関係として、操作入力の対象となっているウインドウと、操作入力の対象となっていないウインドウとの関連性を特定する。
具体的には、関連性判定部64は、操作検出部33がウインドウのフォーカスの移動を検知すると、表示情報記憶部43を参照し、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウを対象にして、現在フォーカスのあるウインドウと、その他のウインドウとの関連性を特定する。また、ウインドウの関連性としては、例えば、ウインドウ間の出現単語の類似度が挙げられる。コサイン類似度は、既存技術を用いて算出することができる。
重要度判定部63は、特定した関連性に基づき、重要度判定基準記憶部50に格納されている重要度判定テーブルを用いて、複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する。なお、本実施の形態2で用いられる重要度判定テーブルについては、図14を用いて後述する。
次に、本発明の実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置12の動作について図13及び図14を用いて説明する。図13は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の第1の動作を示す流れ図である。図14は、本発明の実施の形態2におけるマルチウインドウ表示装置の第2の動作を示す流れ図である。また、本実施の形態3では、マルチウインドウ表示装置12を動作させることによって、マルチウインドウ表示方法が実施される。よって、本実施の形態3におけるマルチウインドウ表示方法の説明は、以下のマルチウインドウ表示装置12の動作説明に代える。また、以下の説明では、図12を適宜参酌するとともに、更に図15も参酌する。
最初に、図13を用いて、マルチウインドウ表示装置12の第1の動作について説明する。図13に示すように、先ず、情報取得部32は、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウの監視を実行する(ステップC1)。具体的には、情報取得部32は、出力装置200の表示画面に表示されている各ウインドウの表示内容を監視する。
そして、情報取得部32は、ウインドウの表示内容が変化しているどうか、例えば、提示されている情報が更新されたかどうかを判定する(ステップC2)。ステップC2の判定の結果、ウインドウの表示内容が変化していない場合(ステップC2のNO)、情報取得部32は待機状態となり、更に、ウインドウの監視を続ける。
一方、ステップC2の判定の結果、ウインドウの表示内容が変化している場合(ステップC2のYES)は、情報取得部32は、表示内容が変化したウインドウの表示情報を取得し、これを表示情報記憶部40に格納させる(ステップC3)。
なお、表示内容が変化したウインドウの表示情報が、過去において取得されている場合は、再度取得され、情報取得部32は、表示情報記憶部43に、それが格納している表示情報を更新させる。また、取得される表示情報としては、例えば、上述した、ウインドウに表示されているテキスト内に存在する単語の出現頻度が挙げられる。
このように、ステップC1〜ステップC3の実行により、表示情報記憶部43には、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウの最新の表示情報が格納される。
次に、図14を用いて、マルチウインドウ表示装置12の第2の動作について説明する
。図14に示すように、先ず、操作検出部33は、出力装置200の表示画面に表示されているウインドウに基づいて、入力装置100を介したユーザの操作入力を監視する(ステップD1)。具体的には、ユーザによる操作入力を検出し、フォーカスの移動を監視する。
次に、操作検出部33は、操作対象のウインドウが変化したかどうか、即ち、ユーザによる操作入力により、フォーカスが移動したかどうかを判定する(ステップD2)。ステップD2の判定の結果、フォーカスが移動していない場合(ステップD2のNO)は、操作検出部33は待機状態となり、更に、操作入力の監視を続ける。
一方、ステップD2の判定の結果、フォーカスが移動した場合(ステップD2のYES)は、現在、ユーザが操作対象としているウインドウ、即ち、フォーカスが与えられたウインドウを特定する情報を取得する。そして、操作検出部33は、特定した情報を、関連性判定部64に出力する。
次に、ステップD2で、操作検出部33がウインドウフォーカスの移動を検出すると、関連性判定部64は、表示情報記憶部43に格納されている表示情報を参照する。そして、関連性判定部64は、操作検出部33によって特定された、現在フォーカスが与えられているウインドウと、その他のウインドウとの関連性を特定する(ステップD3)。具体的には、ステップD3では、関連性の判定は、例えば、フォーカスが与えられているウインドウ、及びそれ以外の各ウインドウそれぞれについて、単語の出現頻度(表示情報)から単語ベクトルを求め、両者のコサイン類似度を算出することによって行うことができる。
次に、重要度判定部63は、関連性判定部64によってステップD3で特定された関連性(即ち、ウインドウ間の単語ベクトルによるコサイン類似度)と、重要度判定基準記憶部50に格納されている重要度判定テーブルとを用いて、各ウインドウの重要度を判定する(ステップD4)。
図15を用いて、重要度判定テーブルについて説明する。図15は、本発明の実施の形態3で用いられる重要度判定テーブルの一例を示す図である。図18の例では、重要度判定テーブルは、ウインドウの関連性を表す尺度として算出したコサイン類似度の一定範囲毎に、ウインドウの重要度を設定している。重要度判定部63は、ステップD3算出されたコサイン類似度を、重要度判定テーブルに当てはめて、各ウインドウの重要度を判定する。
続いて、ステップD4の実行後、ウインドウ透過率決定部80が、重要度判定部63が判定した各ウインドウの重要度の判定結果と、透過率決定基準記憶部70が格納している透過率決定基準とを用いて、各ウインドウの透過率を決定する(ステップD5)。なお、ステップD5は、図2に示したステップA5と同様のステップである。
最後に、ステップD5の実行後、ウインドウ透過率変更部90が、ウインドウ透過率決定部80が出力した透過率に応じて、各ウインドウの透過率を変更し、各ウインドウを出力装置200の表示画面上に透過表示させる(ステップD6)。なお、ステップD6は、図2に示したステップA6と同様のステップである。
以上のように、本実施の形態3によれば、ユーザが現在操作中のウインドウ及びそれと関連しているウインドウ程、重要度が高くなって透明度が低くなり、そうでないウインドウ程、重要度が低くなって透明度が高くなる。つまり、本実施の形態3では、現在操作中のウインドウで表示されている情報との関連性が大きいウインドウ程、透過されずに表示
され、操作中のウインドウで表示されている情報との関連性が小さいウインドウ程、透過されて表示される。このため、本実施の形態3を用いた場合も、実施の形態1と同様に、ユーザに対して、その時点で重要な情報を、直感的で分かり易く、且つ、効率的に提供できる。
また、本発明の実施の形態3におけるプログラムは、コンピュータに、図13に示すステップC1〜C3、及び図14に示すD1〜D6を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態3におけるマルチウインドウ表示装置12とマルチウインドウ表示方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、表示部20、情報取得部32、操作検出部33、重要度判定部63として機能し、処理を行なう。また、本実施の形態3では、表示情報記憶部43、重要度判定基準記憶部50、透過率決定基準記憶部70は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置又は外部の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。
以上のように、本発明は、複数のウインドウを表示する端末装置といった用途に有用である。特には、本発明は、背景となるメインウインドウに対して、常時、情報の表示及び入力が行われ、それと同時に、メインウインドウの前面に表示されているサブウインドウに対して、情報の表示及び入力が行われる、航空管制システムを構成する端末装置に有用である。
(付記1)
外部システムからの指示に応じて複数のウインドウを表示画面に表示するためのマルチウインドウ表示方法であって、
(a)前記複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定した前記ウインドウ間の関係を用いて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
を有することを特徴とするマルチウインドウ表示方法。
(付記2)
前記(b)のステップにおいて、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度が最も高いウインドウの透過率が最も低く、重要度が低くなる程、ウインドウの透過率が高くなるように決定する、付記1に記載のマルチウインドウ表示方法。
(付記3)
前記(b)のステップにおいて、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度の値毎に予め設定された値を用いて決定する、付記1に記載のマルチウインドウ表示方法。
(付記4)
(c)前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定する階層構造情報を取得する、ステップを更に有し、
前記(a)のステップにおいて、前記(c)のステップで取得された前記階層構造情報から、前記ウインドウ間の関係として、前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定し、特定した前記階層それぞれを、階層毎に予め設定された重要度を特定している重要度判定テーブルに照合して、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記1〜3のいずれかに記載のマルチウインドウ表示方法。
(付記5)
(d)前記複数のウインドウそれぞれの出力元となる前記外部システムを少なくとも特定するウインドウ情報を取得する、ステップを更に有し、
前記(a)のステップにおいて、前記外部システムによって実行されるタスクを特定するタスク情報と、前記ウインドウ情報とを用いて、前記ウインドウ間の関係として、前記複数のウインドウのうちの最新のタスクの実行に用いられているウインドウと前記最新のタスクの実行に用いられていないウインドウとを特定し、
前記最新のタスクの実行に用いられているウインドウの重要度が、前記最新のタスクの実行に用いられていないウインドウの重要度よりも高くなるように、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記1〜3のいずれかに記載のマルチウインドウ表示方法。
(付記6)
(e)前記複数のウインドウへの操作入力を検出する、ステップと、
(f)前記複数のウインドウそれぞれの表示内容を特定する表示情報を取得する、ステップとを更に有し、
前記(a)のステップにおいて、
前記(e)のステップで検出された前記操作入力から、前記操作入力の対象となっているウインドウを特定し、そして、
前記(f)のステップで取得された前記表示情報を用いて、前記ウインドウ間の関係として、前記操作入力の対象となっているウインドウと、前記操作入力の対象となっていないウインドウとの関連性を特定し、更に、
特定した前記関連性に基づいて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記1〜3のいずれかに記載のマルチウインドウ表示方法。
(付記7)
コンピュータによって、外部システムからの指示に応じて、複数のウインドウを表示画面に表示するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数のウインドウにおけるウインドウ間の関係を特定し、特定した前記ウインドウ間の関係を用いて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記8)
前記(b)のステップにおいて、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度が最も高いウインドウの透過率が最も低く、重要度が低くなる程、ウインドウの透過率が高くなるように決定する、付記7に記載のプログラム。
(付記9)
前記(b)のステップにおいて、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度の値毎に予め設定された値を用いて決定する、付記7に記載のプログラム。
(付記10)
(c)前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定する階層構造情報を取得する、ステップを更に前記コンピュータに実行させ、
前記(a)のステップにおいて、前記(c)のステップで取得された前記階層構造情報から、前記ウインドウ間の関係として、前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定し、特定した前記階層それぞれを、階層毎に予め設定された重要度を特定している重要度判定テーブルに照合して、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記7〜9のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
(d)前記複数のウインドウそれぞれの出力元となる前記外部システムを少なくとも特定するウインドウ情報を取得する、ステップを更に前記コンピュータに実行させ、
前記(a)のステップにおいて、前記外部システムによって実行されるタスクを特定するタスク情報と、前記ウインドウ情報とを用いて、前記ウインドウ間の関係として、前記複数のウインドウのうちの最新のタスクの実行に用いられているウインドウと前記最新のタスクの実行に用いられていないウインドウとを特定し、
前記最新のタスクの実行に用いられているウインドウの重要度が、前記最新のタスクの実行に用いられていないウインドウの重要度よりも高くなるように、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記7〜9のいずれかに記載のプログラム。
(付記12)
(e)前記複数のウインドウへの操作入力を検出する、ステップと、
(f)前記複数のウインドウそれぞれの表示内容を特定する表示情報を取得する、ステップとを更に前記コンピュータに実行させ、
前記(a)のステップにおいて、
前記(e)のステップで検出された前記操作入力から、前記操作入力の対象となっているウインドウを特定し、そして、
前記(f)のステップで取得された前記表示情報を用いて、前記ウインドウ間の関係として、前記操作入力の対象となっているウインドウと、前記操作入力の対象となっていないウインドウとの関連性を特定し、更に、
特定した前記関連性に基づいて、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、付記7〜9のいずれかに記載のプログラム。
10 マルチウインドウ表示装置(実施の形態1)
11 マルチウインドウ表示装置(実施の形態2)
12 マルチウインドウ表示装置(実施の形態3)
20 表示部
30 情報取得部(実施の形態1)
31 情報取得部(実施の形態2)
32 情報取得部(実施の形態3)
33 操作検出部
40 階層構造情報記憶部
41 ウインドウ情報記憶部
42 タスク情報記憶部
50 重要度判定基準記憶部
60 重要度判定部(実施の形態1)
61 重要度判定部(実施の形態2)
62 タスク判定部
63 重要度判定部(実施の形態3)
64 関連性判定部
70 透過率決定基準記憶部
80 ウインドウ透過率決定部
90 ウインドウ透過率変更部
100 入力装置
200 出力装置
300 端末装置
400 システム

Claims (5)

  1. 外部システムからの指示に応じて複数のウインドウを表示画面に表示するマルチウインドウ表示装置であって、
    前記複数のウインドウそれぞれで行なわれた操作に基づいて、それぞれの階層を特定する階層構造情報を取得する、情報取得部と、
    前記階層構造情報から、前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定し、特定した前記階層それぞれを、階層毎に予め設定された重要度を特定している重要度判定テーブルに照合して、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する重要度判定部と、
    前記重要度に応じて前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる表示部と、
    を備えていることを特徴とするマルチウインドウ表示装置。
  2. 前記表示部が、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度が最も高いウインドウの透過率が最も低く、重要度が低くなる程、ウインドウの透過率が高くなるように決定する、請求項1に記載のマルチウインドウ表示装置。
  3. 前記表示部が、前記複数のウインドウそれぞれの透過率を、重要度の値毎に予め設定された値を用いて決定する、請求項1に記載のマルチウインドウ表示装置。
  4. 外部システムからの指示に応じて複数のウインドウを表示画面に表示するためのマルチウインドウ表示方法であって、
    (a)前記複数のウインドウそれぞれで行なわれた操作に基づいて、それぞれの階層を特定する階層構造情報を取得する、ステップと、
    (b)前記(a)のステップで取得された前記階層構造情報から、前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定し、特定した前記階層それぞれを、階層毎に予め設定された重要度を特定している重要度判定テーブルに照合して、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
    を有することを特徴とするマルチウインドウ表示方法。
  5. コンピュータによって、外部システムからの指示に応じて、複数のウインドウを表示画面に表示するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記複数のウインドウそれぞれで行なわれた操作に基づいて、それぞれの階層を特定する階層構造情報を取得する、ステップと、
    (b)前記(a)のステップで取得された前記階層構造情報から、前記複数のウインドウそれぞれの階層を特定し、特定した前記階層それぞれを、階層毎に予め設定された重要度を特定している重要度判定テーブルに照合して、前記複数のウインドウそれぞれの重要度を判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで判定された前記重要度に応じて、前記複数のウインドウの透過率を決定し、決定した前記透過率に基づいて、前記複数のウインドウのうちの一部又は全部を透過表示させる、ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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