JP5470545B2 - 赤外線センサーの光電変換回路 - Google Patents

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本発明は、投光器と受光器とで構成される赤外線センサーに関するものであり、特に屋外に設置して使用する際に問題となる、太陽光等の外乱光の影響を除去することのできる光電変換回路に関するものである。
従来の侵入者を検出する目的で使用されるこの種の赤外線センサーとしては、投光手段を有する投光器と、受光手段を有する受光器とを警戒区間を隔てて対向して設置する形態のものや、投光手段と受光手段とを有するユニットと反射鏡とを警戒区間を隔てて対向して設置する形態のもの等がある。警戒区間を通過する人間(侵入者)は、投光手段から発せられている赤外線を遮断することになり、受光手段側でこの状態を検出して侵入者検知信号を出力するものである。
投光手段から特定の周波数の赤外線変調光を発し、受光手段でこの赤外線変調光を識別する。受光手段を構成する一般的な光電変換回路は、図1のようにフォトダイオードに逆バイアス電圧をかけ、入射光に応じた電流信号を負荷となる抵抗Rにて電圧信号に変換し、後段の増幅器にて増幅する形態である。この回路では、識別しようとする赤外線変調光の周波数成分以外の周波数でも同じ負荷で電圧変換されるので、例えば太陽光のような強い直流光を受けると、その光に応じた電流と抵抗RによりP点の直流電圧が上がっていき、識別しようとする赤外線変調光の周波数成分の電圧振幅が得られなくなる。また、抵抗Rが大きいと、フォトトランジスタPDの接合容量Cjとの時定数により周波数応答も悪くなる。抵抗Rを小さくすることで上記は回避できるが、電圧振幅が小さくなるので、後段の増幅器の増幅率を上げる必要性が生じる。
そこで図2に示すように、抵抗負荷を、コイルLとコンデンサCとで構成するLC並列共振負荷に置き換えて、電流−電圧変換する光電変換回路も考え出されている。識別しようとする赤外線変調光の周波数とLCの並列共振周波数を合わせておくと、識別しようとする赤外線変調光の周波数では負荷が大きくなり、電圧信号が大きく得られ、太陽等の直流光や、識別しようとする赤外線変調光の周波数以外の周波数では負荷が小さくなり、電圧信号が小さくなるため、受光手段のS/Nが向上する。
このほか、太陽光等の強い外乱光のもとで使用する装置では、受光手段のS/Nを向上させる方法として、電源電圧を抵抗で分圧した回路と、一次コイルと二次コイルを有する結合トランスと、結合トランスの二次コイルに並列接続される同調用コンデンサとを備えた光電変換回路も考え出されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2883339号公報
図2に示す回路を交流的にみた等価回路は、図3のようになる。フォトダイオードPDが並列共振回路のパラメータとして含まれる。従って、共振周波数を決定するのは、フォトダイオードPDの接合容量CjとコンデンサCの容量との合計容量と、コイルLのインダクタンスになる。基本的にフォトダイオードは、入射光に応じた電流源であるため、並列共振負荷への出力インピーダンスは高い。しかし、出力インピーダンスの要素である接合容量Cjは、強い光を受けると増加することがわかっており、太陽光等の強い外乱光がフォトダイオードPDに入射すると、出力インピーダンスが低くなると共に、共振周波数が変化してしまうことになる。特に、識別しようとする赤外線変調光の周波数が高く、共振回路の共振Qを大きく取る必要がある場合には、コンデンサCの容量に対して接合容量Cjが無視できない。そのため、識別しようとする赤外線変調光の周波数近辺での負荷が小さくなってしまい、受光信号が減衰して期待のS/Nが得られないという問題がある。
本発明では、このような課題を解決するため、フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路を構成し、この回路の負荷として、LC並列共振負荷を接続した光電変換回路を採用したものである。
本発明の構成によれば、フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路を構成したので、並列共振負荷への出力インピーダンスは高い状態を維持することができるようになる。フォトダイオードの接合容量Cjは、強い光を受けると増加するが、フォトダイオードPDが並列共振回路のパラメータに影響しなくなるので、太陽光等の強い外乱光がフォトダイオードPDに入射しても、共振周波数が変化しなくなる。そのため、識別しようとする赤外線変調光の周波数近辺での負荷が小さくならず、識別しようとする赤外線変調光の周波数の信号は減衰しないので期待のS/Nが得られるようになる。
図4は、本発明の赤外線センサーの光電変換回路の実施例を示す回路図である。PNP型のトランジスタQ1とトランジスタQ2で負帰還回路を構成している。トランジスタQ2のエミッタ抵抗R1と並列にフォトダイオードPDを接続する。フォトダイオードのアノードはトランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のエミッタに接続する。トランジスタQ1のコレクタは、トランジスタQ2のベースに接続し、さらに抵抗R2、抵抗3を介して電源のプラス側、グランド側に接続する。トランジスタQ1エミッタは、電源のプラス側に接続する。トランジスタQ2のコレクタを、コイルLとコンデンサCとで構成されるLC並列共振負荷に接続する。
図5は、本発明の赤外線センサーの光電変換回路の他の実施例を示す回路図である。NPN型のトランジスタQ1とトランジスタQ2で負帰還回路を構成している。トランジスタQ2のエミッタ抵抗R1と並列にフォトダイオードPDを接続する。フォトダイオードのカソードはトランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のエミッタに接続する。トランジスタQ1のコレクタは、トランジスタQ2のベースに接続し、さらに抵抗R3、抵抗R2を介して電源のプラス側、グランド側に接続する。トランジスタQ1エミッタは、電源のマイナス側に接続する。トランジスタQ2のコレクタを、コイルLとコンデンサCとで構成されるLC並列共振負荷に接続する。
尚、上記2つの実施例において、抵抗R1と抵抗R2はなくても動作し、本発明の効果は得られる。
つぎに、回路の動作を説明する。フォトダイオードPDの両端にかかる電圧は、フォトダイオードPDに入射する光の強さによらず、トランジスタQ1による電流帰還により、トランジスタQ1のベース、エミッタ間電圧VBEとなり、一定となる。つまり、VBEという定電圧源がフォトダイオードPDに接続されることになるので、フォトダイオードPDから見た負荷は、非常に小さくなる。従って、強い外乱光により接合容量Cjが増加しても、負荷が小さいため周波数応答が劣化しない。また、フォトダイオードPDに入射した光に応じた電流は、Q2を介してLC負荷へ流れるため、この回路は、フォトダイオードPDへの入射光に応じた電流源となり、その出力インピーダンスは非常に高くなる。よって、フォトダイオードPDの接合容量Cjが影響しなくなる。また、出力インピーダンスが非常に高いので、共振Qが下がらず、周波数もずれないので、目的の信号のみを受光することができる。
図6は、カレントミラー回路を採用した本発明の赤外線センサーの光電変換回路の実施例を示した回路図である。フォトダイオードPDに入射する光に応じた電流源を構成しており、LC並列共振負荷からみれば、電流源の出力インピーダンスが非常に高いため、図4、図5に示した回路と同様に、直流光の有無を問わず赤外線変調光の周波数成分のみを受光することができる。
尚、この実施例において、抵抗R1はなくても動作し、本発明の効果は得られる。
本発明により、少ない部品で構成する光電変換回路でありながら、屋外に設置して使用する赤外線センサーにて問題となっていた太陽光等の外乱光の影響を除去することができた。
受光手段を構成する一般的な光電変換回路の回路図である。 一般的な光電変換回路の抵抗負荷を、LCの並列共振負荷に置き換えた光電変換回路の回路図である。 図2に示す回路の交流的にみた等価回路を示す図である。 本発明の赤外線センサーの光電変換回路の実施例を示した回路図である。 本発明の赤外線センサーの光電変換回路の他の実施例を示した回路図である カレントミラー回路を採用した本発明の赤外線センサーの光電変換回路の実施例を示した回路図である。
符号の説明
PD・・・フォトダイオード
L ・・・コイル
C ・・・コンデンサ
R1・・・抵抗
R2・・・抵抗
R3・・・抵抗
Q1・・・トランジスタ
Q2・・・トランジスタ
Q3・・・トランジスタ
Q4・・・トランジスタ

Claims (2)

  1. 赤外線変調光を発する投光手段と、前記赤外線変調光を受ける受光手段を有する赤外線センサーの受光手段を構成する光電変換回路であって、前記光電変換回路は、フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路と、投光手段から発せられる赤外線変調光の周波数と同じ周波数の共振周波数を有するLC並列共振負荷とで構成し、前記フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路は、トランジスタQ1とトランジスタQ2で負帰還回路を構成し、トランジスタQ2のエミッタ抵抗R1と並列に、もしくはトランジスタQ2のエミッタ抵抗R1の代わりにフォトダイオードPDを接続したものであることを特徴とする赤外線センサーの光電変換回路。
  2. 赤外線変調光を発する投光手段と、前記赤外線変調光を受ける受光手段を有する赤外線センサーの受光手段を構成する光電変換回路であって、前記光電変換回路は、フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路と、投光手段から発せられる赤外線変調光の周波数と同じ周波数の共振周波数を有するLC並列共振負荷とで構成し、前記フォトダイオードにかかる電圧を光の入射強度に関係なく一定となるようにし、フォトダイオードに入射する赤外線変調光の強度に応じた電流源となる回路は、カレントミラー回路で構成したものであることを特徴とする赤外線センサーの光電変換回路。
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