JP5469418B2 - 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ - Google Patents

電力供給システム、電力供給装置およびプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP5469418B2
JP5469418B2 JP2009208944A JP2009208944A JP5469418B2 JP 5469418 B2 JP5469418 B2 JP 5469418B2 JP 2009208944 A JP2009208944 A JP 2009208944A JP 2009208944 A JP2009208944 A JP 2009208944A JP 5469418 B2 JP5469418 B2 JP 5469418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
authentication
load
outlet
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009208944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011061972A (ja
Inventor
晃次 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MegaChips Corp filed Critical MegaChips Corp
Priority to JP2009208944A priority Critical patent/JP5469418B2/ja
Publication of JP2011061972A publication Critical patent/JP2011061972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5469418B2 publication Critical patent/JP5469418B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S40/00Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them
    • Y04S40/12Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment
    • Y04S40/126Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment using wireless data transmission

Description

本発明は、電力の供給技術に関する。
昨今の電力需要の高まりから、一般ユーザが屋外に設置された電力供給設備を利用する機会が増加している。
例えば、モータを搭載した電動自転車が急速に普及するとともに、電気自動車の販売が開始されていることから、屋外に設置された電力供給設備を用いて、ユーザがこれらの装置を充電することができれば、ユーザの利便性は向上する。
このように電力供給設備を屋外に設置するとユーザの利便性が向上するが、一方では、電力供給設備から電力が盗用(盗電)される危険性が高くなる。
これに対して、例えば、特許文献1では、電力の供給を求める装置を認証することによって、盗電を防止する技術が提案されている。
特開2008−61432号公報
しかし、上記特許文献1では、電力の供給を求める装置の認証は、電力線を通信経路とした電力線通信によって行われ、電力の供給を求める装置と電力供給設備とが電力線によって接続されてから認証が開始されていた。このため、電力の供給を開始するまでに要する時間が長くなる可能性があった。
そこで、本発明は、電力の供給を開始するまでの時間を短縮することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る電力供給システムは、負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグと交信して、前記無線タグからタグ情報を読み取る読取手段と、前記プラグを接続可能なコンセントと、前記タグ情報に基づいて前記負荷の認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段とを備え、前記読取手段は、前記プラグが前記コンセントに接続される前に、前記タグ情報の読み取りを開始する
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、前記認証に用いられた前記タグ情報を履歴情報として記憶する記憶手段をさらに備え、前記認証手段は、前記負荷の認証を行う前に、前記履歴情報を用いた認証を行う。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、前記負荷に供給された電力に関する電力情報を取得する取得手段をさらに備え、前記給電制御手段は、前記電力情報に基づいて前記負荷への給電制御を行う。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、前記コンセントを使用するか否かを検出する検出手段と、前記読取手段を制御する読取制御手段とをさらに備え、前記読取制御手段は、前記検出手段による前記コンセントの使用検出に応じて、前記無線タグと交信するための電波の出力を開始する。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、任意の数の前記コンセントと、前記コンセントごとに設けられた前記検出手段とをさらに備え、前記給電制御手段は、前記検出手段によって使用が検出された前記コンセントに対して給電を行う。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグと交信して、前記無線タグからタグ情報を読み取る読取手段と、前記タグ情報に基づいて前記負荷の認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段と、前記認証結果に応じて、前記読取手段にタグ情報の再読み取りを実行させる読取制御手段と、前記負荷の認証に用いられたタグ情報と、前記再読み取りで取得されたタグ情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、前記読取制御手段は、前記再読み取りの実行の際に、前記無線タグとの交信のために発信される電波の出力を抑制して、前記無線タグとの交信可能範囲を狭め、前記給電制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記負荷への給電を制御する。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、前記プラグを接続可能なコンセントと、前記プラグの前記コンセントへの接続を検出する接続検出手段をさらに備え、前記読取制御手段は、前記接続検出手段による接続検出に応じて、前記読取手段にタグ情報の再読み取りを実行させる。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記コンセントは、前記給電制御手段によって前記負荷への給電が行われないときに、前記プラグの差し込み口を遮蔽する遮蔽部材を有する。
また、本発明に係る電力供給システムの一態様では、前記電力供給システムは、前記読取手段と前記給電制御手段とを有する給電装置と、前記給電装置に通信手段を介して接続された外部装置とを有し、前記外部装置は、前記認証手段を含む。
また、本発明に係る電力供給装置は、負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグから発信されるタグ情報を読み取る読取手段と、前記プラグを接続可能なコンセントと、前記タグ情報を外部装置に送信する送信手段と、前記外部装置において前記タグ情報に基づいて実行される前記負荷の認証の認証結果を受信する受信手段と、前記認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段とを備え、前記読取手段は、前記プラグが前記コンセントに接続される前に、前記タグ情報の読み取りを開始する
また、本発明に係るプラグは、電力供給システムにおいて用いられるタグ情報を記憶した無線タグを備える。
本発明によれば、電力の供給を開始するまでの時間を短縮することが可能になる。
電力供給システムの全体構成を示す図である。 コンセントの外観を示す図である。 タグ情報の内容を示す図である。 全体制御部において実現される機能部を示す図である。 電力供給装置が保持する装置情報を示す図である。 サーバ制御部において実現される機能部を示す図である。 電力供給システムの動作に関するフロー図である。 第2実施形態に係る電力供給システムの全体構成を示す図である。 電力測定部の詳細を示す図である。 第2実施形態に係る電力供給システムの動作に関するフロー図である。 第2実施形態のサーバ制御部において実現される機能部を示す図である。 第3実施形態に係るコンセントの外観を示す図である。 第3実施形態に係る電力供給システムの動作に関するフロー図である。 第4実施形態に係るコンセントの外観を示す図である。 第4実施形態に係る電力供給システムの動作に関するフロー図である。 第5実施形態に係る電力供給システムの動作に関するフロー図である。 最初の送信要求コマンドを発信させるときの電波の到達範囲を示す図である。 再送信要求コマンドを発信させるときの電波の到達範囲を示す図である。 第6実施形態に係るコンセントの外観を示す図である。 第6実施形態に係るコンセントの横断面図である。 第6実施形態に係る電力供給システムの動作に関するフロー図である。 変形例に係る電力供給システムの全体構成を示す図である。 電流検出部の詳細を示す図である。 プラグの挿抜検出手段を有するコンセントを示す図である。 コンセントと負荷のプラグとを中継するアダプタを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
[1−1.構成概要]
図1は、電力供給システム1Aの全体構成を示す図である。図2は、コンセント101の外観を示す図である。図3は、タグ情報の内容を示す図である。図4は、全体制御部110において実現される機能部を示す図である。図5は、電力供給装置10Aが保持する装置情報を示す図である。図6は、サーバ制御部55において実現される機能部を示す図である。
図1に示されるように、電力供給システム1Aは、商用電源CPからの電力を負荷LDに供給する電力供給装置(「給電装置」とも称する)10Aと、当該電力供給装置10Aと通信可能なサーバ50とを有している。電力供給システム1Aでは、電力の供給を求める負荷LDの認証がサーバ50において行われ、認証結果に応じて負荷LDへの電力供給が電力供給装置10Aによって制御される。
電力供給装置10Aは、コンセント101、RFIDリーダ102、全体制御部110、電源遮断回路103、PLCモデム104、暗号化部105、認証情報記憶部106、情報表示部107、電源部108、および拡張インタフェース(拡張IF)109等を備えている。
コンセント101は、負荷側のプラグPGを差し込み可能な差し込み口を有している(図2参照)。プラグPGがコンセント101に差し込まれ、コンセント101とプラグPGとが嵌合された状態では、コンセント101とプラグPGとは電気的に接続される。
RFIDリーダ(「無線タグリーダ」とも称する)102は、アンテナと電波の送受信部とで構成され、RFIDタグ(「無線タグ」とも称する)TGと交信を行い、RFIDタグTGに保存された情報(「タグ情報」とも称する)を読み取る読取手段として機能する。RFIDリーダ102によって読み取られたタグ情報は、全体制御部110に出力される。
ここで、RFIDタグTGについて説明する。RFIDタグTGは、タグ情報を記憶したメモリ部とアンテナとを有し、負荷LDのプラグPGに設けられる。本実施形態のRFIDタグTGとしては、タグ内に電力供給源を有しない電源非内蔵タイプ(パッシブタイプ)の無線タグが採用される。パッシブタイプのRFIDタグTGは、RFIDリーダ102から発信された電波のエネルギーを利用して駆動し、メモリ部に記憶されたタグ情報を送信する。なお、タグ情報としては、図3に示されるように、ネットワークID、認証ID等のユーザの認証に用いる情報(認証情報)、負荷LDのプライオリティ(優先順位)、負荷LDの定格電力、負荷種類およびプラグ種別が記憶されている。
電力供給装置10Aの構成説明に戻って、電源遮断回路103は、商用電源CPからの電力をコンセント101に導く電力線30に設けられ、全体制御部110からの制御信号に応じて電路の開閉を行う。
PLCモデム104は、信号処理部、アナログアンプ部および電力線30への結合回路を有し、全体制御部110から入力されたデータに基づいてPLC信号を生成し、当該PLC信号を電力線30に重畳させる機能を有している。また、PLCモデム104は、受信したPLC信号を復調して、データを取得する機能を有している。このようにPLCモデム104は、電力線30を通信媒体とした電力線通信(PLC:power line communication)を実現する。本実施形態では、当該電力線通信によって認証情報がサーバ50に送信されるとともに、サーバ50からは、送信された認証情報についての認証結果が返信されることになる。なお、電力線30には、コンセント101に接続される負荷LDによるPLC信号への影響を抑制するコモンフィルタ31が設けられている。
暗号化部105は、全体制御部110から入力されたデータに対して暗号化処理を施す機能を有している。暗号化されたデータは、例えば、認証情報記憶部106に記憶される。
情報表示部107は、LED等の表示ランプによって構成され、電力供給装置10Aの動作状態を示す表示部として機能する。図2では、コンセント101の上部に情報表示部107として設けられた赤色ランプ107Rおよび緑色ランプ107Gが示されている。赤色ランプ107Rおよび緑色ランプ107Gの点灯制御は、電力供給の可否に応じて行われる。
例えば、コンセント101に接続された負荷LDが登録された利用者のものであることが認証され、電力の供給が可能となった場合は、赤色ランプ107Rが消灯されるとともに、緑色ランプ107Gが点灯される。これに対して、接続された負荷LDが登録された利用者のものであると認証されず、電力供給が不可能となった場合は、赤色ランプ107Rが点灯されるとともに、緑色ランプ107Gが消灯される。また、接続された負荷LDが登録された利用者のものであるか否かの認証動作が実行中である場合は、赤色ランプ107Rが消灯されるとともに、緑色ランプ107Gが点滅される。
このように、電力供給の可否に応じて情報表示部107の表示態様を変更することによれば、ユーザは、情報表示部107を視認することにより、電力供給装置10Aの動作状態を把握することができる。
電源部108は、商用電源CPからの交流電圧を直流電圧に変換し、電力供給装置10Aの各部に動作電力を供給する。
拡張IF109は、他の外部機器との接続を可能にするインタフェースである。
全体制御部110は、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU、RAMおよびROM等を備える。全体制御部110は、ROM内に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。
具体的には、図4に示されるように、全体制御部110は、上述のプログラムの実行によって、リーダ制御部111、認証制御部112、および電源制御部113を機能的に実現する。
リーダ制御部111は、RFIDリーダ102に対してコマンドを送信し、RFIDリーダ102の動作制御を行う機能を有している。
認証制御部112は、負荷LDの認証に関する所定動作を制御する。具体的には、認証制御部112は、RFIDリーダ102によって読み取られたタグ情報のうち、認証情報を抽出してPLCモデム104に出力する。また、認証制御部112は、サーバ50において行われた認証の結果(認証結果)に基づいて、情報表示部107の点灯制御を行うとともに、電源制御部113に対して動作の指令信号を出力する。
電源制御部(「給電制御部」とも称する)113(給電制御手段)は、電源遮断回路103の開閉動作を制御することによって、電力供給装置10Aの負荷LDへの給電制御を行う。
また、全体制御部110のROMには、電力供給装置10Aの情報(「装置情報」とも称する)が保存されている。装置情報としては、図5に示されるように、ネットワークID、定格電力量、供給電圧、供給電流、動作検出電流スレッショルド、定格超過時の保護動作の態様(遮断、警報或いは無視)、およびロギング機能の有無等が記憶されている。
一方、サーバ50は、電力供給装置10Aに対する外部装置として機能し、データ記憶部51と電源部53とPLCモデム52とサーバ制御部55とを備えている。
データ記憶部51には、電力供給の対象となる利用者の情報(利用者情報)が予め登録されている。
電源部53は、電力供給装置10Aの電源部108と同様、商用電源CPからの交流電圧を直流電圧に変換し、サーバ50の各部に動作電力を供給する。
PLCモデム52は、電力供給装置10AのPLCモデム104と同様の構成を有し、電力線を通信媒体とした通信手段として機能する。
サーバ制御部55は、全体制御部110と同様、マイクロコンピュータとして構成され、サーバ50の全体制御を行う。特に、サーバ制御部55では、図6に示されるように、認証部56が機能的に実現される。
認証部56(認証手段)は、データ記憶部51に登録されている利用者情報と、電力供給装置10Aから送信された認証情報とに基づいて、負荷LDが登録された利用者のものであるか否かの認証を行う。そして、認証結果は、電力線通信を介して電力供給装置10Aに送信される。
このような構成の電力供給装置10Aおよびサーバ50を有する電力供給システム1Aでは、電力供給対象となる負荷LDの認証が行われ、認証結果に応じて電力の供給制御が行われる。
[1−2.電力供給システム1Aの動作]
次に、電力供給システム1Aの動作について説明する。図7は、電力供給システム1Aの動作に関するフロー図である。
図7に示されるように、電力供給システム1Aでは、ステップSP11において、RFIDタグTGの検出処理が開始される。具体的には、リーダ制御部111によって、RFIDリーダ102に対してタグ検出の実行指示が出力される。RFIDリーダ102では、当該実行指示を受けて、接近するRFIDタグTGを検出するための電波が出力される。出力される電波は、コンセント101から所定範囲内(例えば、コンセント101から20cmの距離)に存在するRFIDタグTGを検出可能な強度(電波強度)を有していればよい。
タグ検出可能な上記所定範囲に、RFIDタグTGを有するプラグPGが侵入すると、RFIDタグTGは、受信した電波を用いて電力を発生させ、起動する。起動したRFIDタグTGからは、RFIDタグTGの存在を示す信号がRFIDリーダ102に対して発信される。
ステップSP12では、電力供給装置10Aは、RFIDタグTGからの信号を受信して、RFIDタグTGの接近を検出する。
ステップSP13では、RFIDタグTGの検出を受けて、リーダ制御部111は、タグ情報の送信を要求するコマンド(送信要求コマンド)をRFIDリーダ102に発信させる。
タグ情報送信のコマンドを受信したRFIDタグTGは、タグ情報をRFIDリーダ102に発信する。
ステップSP14では、RFIDリーダ102は、RFIDタグTGから送信されたタグ情報を受信して、全体制御部110にタグ情報を出力する。
ステップSP15では、全体制御部110においてタグ情報の確認が行われる。
具体的には、タグ情報に含まれるネットワークIDが電力供給装置10AのネットワークIDと一致するか否かが判定される。ネットワークIDが一致しない場合は、以降の処理が中断されて電力供給は不可とされる。ネットワークIDが一致する場合は、タグ情報に含まれる認証情報および負荷情報(例えば、負荷LDの優先順位、負荷LDの定格電力および負荷LDの種類等)が確認される。
ステップSP16では、認証制御部112によって、サーバ50に認証動作を実行させるための認証指示と、認証情報とがサーバ50に送信される。
ステップSP17では、サーバ50の認証部56によって、送信された認証情報に基づいた負荷LDの認証が行われる。そして、認証結果が電力供給装置10Aに返信される。
ステップSP18では、電力供給装置10Aにおいて認証結果が受信される。なお、受信された認証結果は、認証情報とともに認証制御部112によって暗号化部105に出力される。暗号化部105では、認証結果と当該認証結果に対応する認証情報とが互いに関連付けられて暗号化される。そして、暗号化された認証情報と認証結果とは、認証制御部112によって認証情報記憶部106に保存される。認証情報記憶部106に保存された情報は、接続された負荷LDの履歴情報として用いられる。すなわち、新たな負荷LDが接続された場合は、サーバ50による認証を行う前に、認証情報記憶部106に記憶された履歴情報を参照することによって、負荷LDの認証が行われる。これによれば、過去に接続された負荷LDに対する認証時間を短縮することが可能になり、給電を開始するまでに要する時間を短縮することができる。なお、認証情報記憶部106に記憶された履歴情報は、機密保護の観点から、例えば所定時間経過後に消去してもよい。
次のステップSP19では、当該認証結果に基づいた制御が認証制御部112によって行われる。具体的には、認証結果が良好であった場合(詳細には、負荷LDが登録された利用者のものであると認証された場合)、認証制御部112は、電源制御部113に対して電源遮断回路103の閉動作を指示する指令信号を出力する。閉動作の指令信号を受けた電源制御部113は、電源遮断回路103の閉動作を実行させる。これにより、電力供給装置10Aによる負荷LDへの給電が開始され、負荷LDの動作が開始可能になる。
また、認証結果が不良であった場合(詳細には、負荷LDが登録された利用者のものであると認証されなかった場合)、認証制御部112は、認証不調によって電力供給ができない旨を情報表示部107に表示させる。
以上のように、電力供給システム1Aは、負荷LDに電力を導くプラグPGに設けられたRFIDタグTGと交信して、当該RFIDタグTGからタグ情報を読み取るRFIDリーダ102と、タグ情報に基づいて負荷LDの認証を行う認証部56と、認証部56による認証結果に応じて、負荷LDへの給電を制御する給電制御部113とを備えている。このような電力供給システム1Aでは、負荷に電力を導くプラグがコンセントに接続される前に、無線によってタグ情報の読み取りを開始することができるので、電力の供給を開始するまでの時間を短縮することが可能になる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る電力供給システム1Bは、電力測定部120を有している点以外は、電力供給システム1Aとほぼ同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。図8は、第2実施形態に係る電力供給システム1Bの全体構成を示す図である。図9は、電力測定部120の詳細を示す図である。
図8に示されるように、電力供給システム1Bの電力供給装置10Bは、負荷LDに供給された電力を測定する電力測定部120を有している。
図9に示されるように、電力測定部120は、AD(アナログデジタル)コンバータ121,122と、電力演算器123と、インタフェース124とを備えている。
ADコンバータ121は、負荷LDに供給される電流を計測する電流センサー32に接続され、電流センサー32によって検出された電流値をデジタル信号に変換し、出力する。電流センサーとしては、例えば、CT(Current Transformer)が用いられる。ADコンバータ122は、測定された電圧値をデジタル信号に変換し、出力する。
電力演算器123は、各ADコンバータ121,122から入力された電流値および電圧値に基づいて負荷LDに供給された電力を算出する。電力演算器123で算出された電力は、インタフェース124を介して全体制御部110に出力される。
全体制御部110では、電力測定部120で取得された電力に基づいて電力量が算出される。このように、電力測定部120および全体制御部110では、電力および電力量を含む、電力に関する情報(「電力情報」とも称する)が取得されることになる。そして、全体制御部110では、取得された電力情報を用いた所定動作が実行される。電力情報を用いた所定動作については、次述の電力供給システム1Bの動作説明において詳述する。
図10は、電力供給システム1Bの動作に関するフロー図である。なお、図10では、給電開始後の電力供給システム1Bの動作が詳細に示され、給電開始前の動作、すなわちタグ検出実行(ステップSP11)から負荷LDに電力が供給されるまでの図7に示される基準動作KDについては、記載が省略されている。図11は、第2実施形態のサーバ制御部55において実現される機能部を示す図である。
図10に示されるように、電力供給システム1Bでは、給電が開始されると、ステップSP21において負荷LDに供給される電力の監視が開始される。
ステップSP22では、電力測定部120によって負荷LDに供給される電力が測定されるとともに、全体制御部110によって電力量が取得される。
ステップSP23では、電力情報が出力され、電力情報の記録要求がサーバ50に対して出される。
ステップSP24では、サーバ50において電力情報がデータ記憶部51に記憶される。
ステップSP25では、電源制御部113によって、電力量がタグ情報に含まれる定格電力量を越えているか否かの判定(「定格判定」とも称する)が行われる。定格判定によって電力量が定格電力量を越えていないと判定された場合は、そのまま負荷LDへの電力供給が継続される。
一方、定格判定によって電力量が定格電力量を越えていると判定された場合は、電源制御部113は、ステップSP26において、サーバ50に対して電力の供給を継続しても良いかについての許可要求(給電許可要求)を行う。
ここで、図11に示されるように、第2実施形態のサーバ50におけるサーバ制御部55では、認証部56に加えて給電許可判定部57が機能的にさらに実現される。ステップSP27では、給電許可判定部57によって、電力供給装置10Bからの給電許可要求に応じて電力の供給を継続するか否かについての判定(給電許可判定)が行われ、判定結果が電力供給装置10Bに送信される。
ステップSP28では、給電許可判定の結果に基づいた動作が実行される。例えば、給電を許可しない旨(給電不許可)の判定結果を受けた場合は、電源制御部113は、電源遮断回路103の開動作(ステップEX)をステップSP28の動作として実行させる。これにより、電力供給装置10Bによる負荷LDへの給電は停止され、負荷LDの動作は停止することになる。
また、給電を許可する旨の判定結果を受けた場合であっても、全体制御部110は、定格判定の結果を反映して電力量が定格電力量を越えている旨の警報を行ってもよい。
以上のように、第2実施形態に係る電力供給システム1Bは、負荷に供給された電力に関する電力情報を取得する取得手段をさらに備え、給電制御部113は、取得された電力情報に基づいて負荷への給電制御を行う。これによれば、安全な電力供給制御を行うことが可能になり、電力供給システム1Bを適切に運用することができる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る電力供給システム1Cのコンセント101には、コンセント101を使用するか否かを検出するための押下スイッチ(単に「スイッチ」とも称する)が設けられている。第3実施形態に係る電力供給システム1Cは、コンセント101にスイッチが設けられている点以外は、電力供給システム1Aとほぼ同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。図12は、コンセント101の外観を示す図である。
図12に示されるように、電力供給システム1Cのコンセント101は、コンセント101を使用するか否かを検出するためのスイッチSWを有している。電力供給装置10Cは、ユーザによるスイッチSWの押下操作を検出することによって、コンセント101の使用を検出する。また、コンセント101の使用を検出した状態で、再度スイッチSWが押下されると、電力供給装置10Cは、コンセント101の不使用を検出する。
ここで、電力供給システム1Cの動作について説明する。図13は、電力供給システム1Cの動作に関するフロー図である。
図13に示されるように、ユーザによってスイッチSWが押下されると、ステップSP51において、電力供給装置10Cはコンセント101の使用を検出する。
次のステップSP11では、コンセント101の使用検出に応じて、RFIDタグTGの検出処理が開始される。すなわち、リーダ制御部111によって、タグ検出の実行指示が出され、RFIDリーダ102では、接近するRFIDタグTGを検出するための電波が出力される。
タグ検出が実行されると、電力供給を開始するまで、図7に示される基準動作KDと同様の各動作が実行される。基準動作KDの実行によって負荷LDに給電が開始されると、負荷LD動作が開始可能となる。
そして、負荷LD側で動作が停止され、再度ユーザによってスイッチSWが押下されると、ステップSP52では、電力供給装置10Cは、コンセント101の不使用を検出する。
ステップSP53では、コンセント101の不使用検出に応じて、RFIDタグTGの検出処理が終了される。すなわち、リーダ制御部111によって、タグ検出の停止指示が出され、RFIDリーダ102は、RFIDタグTGを検出するための電波の出力を停止する。
以上のように、コンセント101を使用するか否かを検出するためのスイッチSWを設け、コンセント101の使用検出に応じてRFIDタグTGを検出するための電波の出力制御を行うことによれば、電波の出力による電力供給システム1Cの電力消費を抑制することが可能になる。
<4.第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る電力供給システム1Dは、複数のコンセント101を有している。第4実施形態に係る電力供給システム1Dは、複数のコンセント101を有する点、および各コンセント101にコンセント101の使用を検出するためのスイッチSWが設けられている点以外は、電力供給システム1Aとほぼ同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。図14は、コンセント101の外観を示す図である。
電力供給システム1Dの電力供給装置10Dは、図14に示されるように複数のコンセント101A,101Bを有している。
また、各コンセント101A,101Bには、コンセント101A,101Bの使用を検出するためのスイッチSW1,SW2が設けられている。電力供給装置10Dは、ユーザによるスイッチSW1(SW2)の押下操作を検出することによって、押下されたスイッチSW1(SW2)に対応したコンセント101A(101B)の使用を検出する。また、コンセント101A(101B)の使用を検出した状態で、再度スイッチSW1(SW2)が押下されると、電力供給装置10Dは、押下されたスイッチSW1(SW2)に対応したコンセント101A(101B)の不使用を検出する。
ここで、電力供給システム1Dの動作について説明する。図15は、電力供給システム1Dの動作に関するフロー図である。
図15に示されるように、電力供給システム1Dは、ステップSP11〜ステップSP18において、図7に示される動作と同様の動作を実行する。
ステップSP18において電力供給装置10Dが認証結果を受信すると、ステップSP61では、複数のコンセント101A,101Bのうち、いずれのコンセントが使用されているのかについてのコンセント使用検出が行われる。
そして、ステップSP19では、コンセントの使用が検出されたコンセント101A(101B)に対して、認証結果に基づいた制御が認証制御部112によって行われる。
すなわち、認証結果が良好であった場合、コンセントの使用が検出されたコンセント101A(101B)からの給電を可能にする制御が行われる。また、認証結果が不良であった場合、認証不調によって電力供給ができない旨を使用が検出されたコンセント101A(101B)の情報表示部107に表示させる。
以上のように、電力供給システム1Dでは、スイッチSW1(SW2)の操作に基づいてコンセント101A(101B)の使用を検出することによって、使用するコンセント101が特定される。これによれば、電力供給装置10Dが複数のコンセント101A,101Bを有している場合であっても、使用するコンセント101A(101B)に対して適切に認証結果に基づいた制御(例えば、電力供給)を行うことが可能になる。
<5.第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態に係る電力供給システム1Eの電力供給装置10Eは、RFIDタグTGからタグ情報を受信した後に、タグ情報の送信を再度要求し、同一のRFIDタグTGからタグ情報が送信されているか否かを判断する。第5実施形態に係る電力供給システム1Eは、RFIDタグTGからタグ情報を受信した後に、タグ情報の送信を再度要求し、同一のRFIDタグTGからタグ情報が送信されているか否かを判断する点以外は、電力供給システム1Aとほぼ同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。図16は、電力供給システム1Eの動作に関するフロー図である。図17は、最初の送信要求コマンドを発信させるときの電波の到達範囲TR1を示す図であり、図18は、再送信要求コマンドを発信させるときの電波の到達範囲TR2を示す図である。
図16に示されるように、電力供給システム1Eは、ステップSP11〜ステップSP19において、図7に示される動作と同様の動作を実行する。
そして、次のステップSP71において、認証制御部112によって、認証結果が良好であるか否かが判定される。
認証結果が良好であると判断された場合は、ステップSP72において、リーダ制御部111は、タグ情報の再送信を要求するコマンド(再送信要求コマンド)をRFIDリーダ102に発信させる。ここで、本実施形態のリーダ制御部111は、RFIDリーダ102から発信される電波の出力を調整して、電波強度を変更させる機能を有し、再送信要求コマンドを発信させる際には、RFIDリーダ102から発信される電波強度が変更される。より詳細には、再送信要求コマンドは、ステップSP13において最初の送信要求コマンドを発信させたときよりも弱い電波強度で発信される。これにより、図17および図18に示されるように、再送信要求コマンドを発信するときの電波の到達範囲TR2は、ステップSP13の最初の送信要求コマンドを発信させるときの電波の到達範囲TR1よりも狭くなる。なお、再送信要求コマンドを発信するときの電波の到達範囲TR2は、コンセント101に接続された状態のプラグPGのみを含む範囲、すなわちコンセント101に接続されたプラグPGのRFIDタグTGとのみ交信可能な範囲であることが好ましい。
タグ情報の再送信要求コマンドを受信したRFIDタグTGは、タグ情報をRFIDリーダ102に発信する。
ステップSP73では、RFIDリーダ102は、RFIDタグTGから再送信されたタグ情報の再読み取りを行い、全体制御部110にタグ情報を出力する。なお、本実施形態の電力供給装置10Eでは、再送信要求コマンドに応じたタグ情報が受信されるまでは、ステップSP72の再送信要求コマンドの発信が継続して実行される。
ステップSP74では、全体制御部110においてタグ情報の再確認が行われる。
そして、ステップSP75では、負荷LDの認証に用いられたタグ情報に含まれる認証情報と再読み取りで取得されたタグ情報に含まれる認証情報とが一致するか否かが判定される。なお、負荷LDの認証に用いられたタグ情報は、履歴情報として認証情報記憶部106に保存されている。
次のステップSP76では、認証制御部112によって、認証情報の一致判定の結果に基づいた制御が行われる。すなわち、認証情報が一致すると判定された場合は、負荷LDへの給電が開始される。また、認証情報が一致しないと判定された場合は、電力供給ができない旨を情報表示部107に表示させる。
以上のように、本実施形態に係る電力供給システム1Eは、認証結果に応じて、RFIDリーダ102にタグ情報の再読み取りを実行させるリーダ制御部111と、負荷LDの認証に用いられたタグ情報と、再読み取りで取得されたタグ情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、リーダ制御部111は、再読み取りの実行の際に、RFIDタグTGとの交信のために発信される電波の出力を抑制して、RFIDタグTGとの交信可能範囲を狭め、電源制御部113は、上記判定手段による判定結果に応じて、負荷LDへの給電を制御する。これによれば、登録された利用者になりすまして認証を行い、認証終了後に電力供給非対象の負荷を接続することによって、不正に電力が使用されることを防ぐことができる。
<6.第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。第6実施形態に係る電力供給システム1Fは、不使用時にプラグの差し込み口を遮る遮蔽部材(「シャッタ」とも称する)を有している。第6実施形態に係る電力供給システム1Fは、プラグの差し込み口を遮る遮蔽部材を有している点以外は、電力供給システム1Aとほぼ同様の構成および機能を有しており、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。図19は、コンセント101の外観を示す図である。図20は、コンセント101の横断面図である。図21は、電力供給システム1Fの動作に関するフロー図である。
図19に示されるように、電力供給システム1Fにおける電力供給装置10Fのコンセント101には、不使用時にプラグの差し込み口を遮る遮蔽部材SBが設けられている。 図20に示されるように、遮蔽部材SBは、コンセント101を使用する際には、収納部KSに収納可能となっている。具体的には、遮蔽部材SBの一端には、永久磁石M1が設けられるとともに、収納部KSにおいて当該永久磁石M1に対向する位置には、電磁石M2が設けられている。そして、遮蔽部材SBを収納部KSに収納させる場合、永久磁石M1の極性と電磁石M2の極性とが異極となるように、電磁石M2の極性が調整される。一方、遮蔽部材SBでプラグPGの差し込み口を覆う場合は、永久磁石M1の極性と電磁石M2の極性とが同極となるように、電磁石M2の極性が調整される。なお、電磁石M2の極性調整は、スイッチSWの押下状況に応じて行ってもよく、或いは、認証結果に応じて行ってもよい。以下の電力供給システム1Fの動作説明においては、認証結果に応じて電磁石M2の極性調整を行う場合を例示する。
図21に示されるように、電力供給システム1Fは、ステップSP11〜ステップSP19において、図7に示される動作と同様の動作を実行する。
そして、次のステップSP81において、認証結果に基づいて給電が開始されるか否かが判断される。
給電が開始される場合は、ステップSP82において、遮蔽部材の開動作が実行される。これにより、ユーザは、コンセント101にプラグPGを差し込むことができ、電力供給装置10Fから給電を受けることが可能になる。
以上のように、給電を行わないときに、プラグPGの差し込み口を遮蔽する遮蔽部材SBを設けることによれば、コンセント101内部の腐食を軽減させることが可能になるとともに、不審者によるコンセント101へのいたずらを回避することが可能になる。
<7.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、電力供給システムは、電力供給装置とサーバとの通信手段として電力線通信を用いていたが、これに限定されない。図22は、変形例に係る電力供給システム1Gの全体構成を示す図である。
具体的には、図22に示されるように、電力供給装置10Gおよびサーバ50それぞれに無線通信手段WL1,WL2を設け、電力供給装置10Gとサーバ50との通信を無線で行ってもよい。
また、上記各実施形態では、認証をサーバ50で行っていたが、電力供給装置が登録者情報を有している場合は、電力供給装置で行う態様としてもよい。このように、認証を電力供給装置で行うことによれば、電力供給システムを電力供給装置単体で構成することができる。
また、上記第2実施形態では、給電許可判定をサーバ50において行っていたが、電力供給装置10Bにおいて行ってもよい。
具体的には、定格判定によって電力量が定格電力量を越えていると判定された場合、全体制御部110は、装置情報に含まれる定格超過時の保護動作の態様情報に応じた動作を実行させてもよい。すなわち、定格超過時の保護動作の態様が、「遮断」となっていた場合は、電源遮断回路103の開動作を実行させる。定格超過時の保護動作の態様が、「警報」となっていた場合は、電力量が定格電力量を越えている旨の警報を行う。また、定格超過時の保護動作の態様が、「無視」となっていた場合は、定格超過時の動作を行わない。
このように、給電許可判定を電力供給装置10Bにおいて行うことによれば、運用制御を行う電力供給システム1Bを電力供給装置10B単体で構成することができる。
また、上記第2実施形態では、電力測定部120を設け、電力測定部120で測定された電力を用いた運用制御を行っていたが、これに限定されない。図23は、電流検出部210の詳細を示す図である。
具体的には、定格が電流値で与えられている場合は、電力測定部120の代わりに、図23に示されるような電流検出部210を設け、電流検出部210で検出される電流を用いて同様の運用制御を行ってもよい。このように電流量をシステム運用の情報源とすることによれば、定格情報が電流値で与えられている場合は、シンプルな運用を行うことが可能になる。
また、ブレーカまたは線材等の定格情報として電流値が与えられている場合は、管理情報の統一化を図ることができるとともに、最適な電力供給容量も電力供給システムにおいて動的に管理することが可能になる。例えば、線材の定格情報を電力供給システムに与えれば、線材の定格の何パーセントで動作させる」などの運用制御を行うことが可能になる。
また、上記第2実施形態において、電力供給装置10Bが複数のコンセントを有し、負荷LDが同時に接続された場合は、電力供給装置10Bまたはサーバ50は、各負荷LDに対する電力の供給制御を各負荷LDの負荷情報に基づいて行ってもよい。例えば、電力供給装置10Bに接続された各負荷LDで供給される総電力量が、定格電力量を超える場合、優先順位の高い負荷LDに対して優先的に電力供給を行ってもよい。また、各負荷LDで供給される総電力量が、定格電力量を超える場合、負荷LDの種類に応じて、電力の供給対象を選択し、供給非対象の負荷LDに対しては、電力供給を制限または中止するようにしてもよい。
また、上記第4実施形態では、使用するコンセント101A(101B)の特定を各コンセント101A,101Bに設けられたスイッチSW1,SW2の操作を検出することによって行っていたが、これに限定されない。図24は、プラグPGの挿抜検出手段を有するコンセント101A(101B)を示す図である。
具体的には、プラグPGの挿抜を検出する挿抜検出手段をコンセントに設け、当該挿抜検出手段の検出結果に基づいて、使用するコンセント101A(101B)の特定を行ってもよい。なお、挿抜検出手段としては、例えば、図24に示されるような、プラグPGが差し込み口に挿入されたときに、電気回路が構成されるプラグ挿抜検出回路DTを用いることができる。また、プラグPGの挿入状態でプラグPGによって押下される突起をコンセント101A,101Bに設け、当該突起の突出状態に応じてプラグの挿抜を検出する構成としてもよい。
また、上記第5実施形態の電力供給装置10Eでは、再送信要求コマンドに応じたタグ情報が受信されるまで、再送信要求コマンドの発信を繰り返し行っていたが、これに限定されない。具体的には、電力供給装置10EがプラグPGの挿抜を検出する挿抜検出手段を有している場合は、挿抜検出手段によるプラグPGの挿入検出に応じて、再送信要求コマンドを発信するようにしてもよい。これによれば、タグ情報が取得されるまで繰り返し行われていた再送信要求コマンドの発信による電力消費を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、プラグPGをコンセント101の差し込み口に差し込むことによって、プラグPGとコンセント101との接続状態を保持する構成としていたが、これに限定されない。例えば、磁石によってプラグPGとコンセント101との接続状態を保持可能な構成としてもよい。このように、プラグとコンセントとの接続は、必ずしもコンセントの差し込み口へのプラグの挿入によって実現されるものでないことから、上記挿抜検出手段は、プラグとコンセント101との接続状態を検出可能な接続検出手段とも表現される。
また、上記各実施形態では、RFIDタグTGを負荷LDに接続されたプラグPGに設けていたが、これに限定されない。図25は、コンセント101と負荷LDのプラグNPGとを中継するアダプタAPを示す図である。
具体的には、図25に示されるように、負荷LDに接続されたプラグNPGと、コンセント101とを中継するアダプタ(補助具)APにRFIDタグTGを設けてもよい。RFIDタグTGを有するアダプタAPを用いることによれば、電力供給システム1A〜1Fに非対応の負荷LDに対しても、電力供給システム1A〜1Fから電力を供給することが可能になる。なお、アダプタAPに備えられるRFIDタグTGのタグ情報には、コンセント101に挿入されるプラグがアダプタAPである旨のプラグ種別情報が記憶されている。
また、上記各実施形態における電力供給装置10A〜10Fが挿抜検出手段を有している場合は、プラグPGがコンセント101から抜かれたことを検出して、負荷LDの認証状態を解除するようにしてもよい。なお、アダプタAPを介して負荷LDを接続した場合の認証状態の解除は、負荷LDへの電力供給がなくなったことを検出して行うことが好ましい。これによれば、コンセント101からアダプタAPを取り忘れた際に、当該アダプタAPから引き続き電力が供給される状況を回避することができる。
また、上記各実施形態では、RFIDタグTGとして、タグ内に電力供給源を有しないパッシブタイプの無線タグを用いていたが、これに限定されず、タグ内に電力供給源を有するアクティブタイプの無線タグを用いてもよい。
また、上記第2実施形態から第6実施形態に係る各構成および各機能を互いに組み合わせて電力供給システムを実現してもよい。
1A〜1G 電力供給システム
10A〜10G 電力供給装置
50 サーバ
55 サーバ制御部
56 認証部
101,101A,101B コンセント
102 RFIDリーダ
103 電源遮断回路
110 全体制御部
111 リーダ制御部
112 認証制御部
113 電源制御部(給電制御部)
120 電力測定部
210 電流検出部
AP アダプタ
PG プラグ
SB 遮蔽部材
SW スイッチ

Claims (11)

  1. 負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグと交信して、前記無線タグからタグ情報を読み取る読取手段と、
    前記プラグを接続可能なコンセントと、
    前記タグ情報に基づいて前記負荷の認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段と、
    を備え
    前記読取手段は、前記プラグが前記コンセントに接続される前に、前記タグ情報の読み取りを開始する、電力供給システム。
  2. 前記認証に用いられた前記タグ情報を履歴情報として記憶する記憶手段、
    をさらに備え、
    前記認証手段は、前記負荷の認証を行う前に、前記履歴情報を用いた認証を行う請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記負荷に供給された電力に関する電力情報を取得する取得手段、
    をさらに備え、
    前記給電制御手段は、前記電力情報に基づいて前記負荷への給電制御を行う請求項1または請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記コンセントを使用するか否かを検出する検出手段と、
    前記読取手段を制御する読取制御手段と、
    をさらに備え、
    前記読取制御手段は、前記検出手段による前記コンセントの使用検出に応じて、前記無線タグと交信するための電波の出力を開始する請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力供給システム。
  5. 任意の数の前記コンセントと、
    前記コンセントごとに設けられた前記検出手段と、
    をさらに備え、
    前記給電制御手段は、前記検出手段によって使用が検出された前記コンセントに対して給電を行う請求項4に記載の電力供給システム。
  6. 負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグと交信して、前記無線タグからタグ情報を読み取る読取手段と、
    前記タグ情報に基づいて前記負荷の認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段と、
    前記認証結果に応じて、前記読取手段にタグ情報の再読み取りを実行させる読取制御手段と、
    前記負荷の認証に用いられたタグ情報と、前記再読み取りで取得されたタグ情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記読取制御手段は、前記再読み取りの実行の際に、前記無線タグとの交信のために発信される電波の出力を抑制して、前記無線タグとの交信可能範囲を狭め、
    前記給電制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記負荷への給電を制御する、電力供給システム。
  7. 前記プラグを接続可能なコンセントと、
    前記プラグの前記コンセントへの接続を検出する接続検出手段と、
    をさらに備え、
    前記読取制御手段は、前記接続検出手段による接続検出に応じて、前記読取手段にタグ情報の再読み取りを実行させる請求項6に記載の電力供給システム。
  8. 前記コンセントは、前記給電制御手段によって前記負荷への給電が行われないときに、前記プラグの差し込み口を遮蔽する遮蔽部材を有する請求項1から請求項5および請求項7のいずれかに記載の電力供給システム。
  9. 前記電力供給システムは、
    前記読取手段と前記給電制御手段とを有する給電装置と、
    前記給電装置に通信手段を介して接続された外部装置と、
    を有し、
    前記外部装置は、前記認証手段を含む請求項1から請求項8のいずれかに記載の電力供給システム。
  10. 負荷に電力を導くプラグに設けられた無線タグから発信されるタグ情報を読み取る読取手段と、
    前記プラグを接続可能なコンセントと、
    前記タグ情報を外部装置に送信する送信手段と、
    前記外部装置において前記タグ情報に基づいて実行される前記負荷の認証の認証結果を受信する受信手段と、
    前記認証結果に応じて、前記負荷への給電を制御する給電制御手段と、
    を備え、
    前記読取手段は、前記プラグが前記コンセントに接続される前に、前記タグ情報の読み取りを開始する、電力供給装置
  11. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の前記電力供給システムにおいて用いられる前記タグ情報を記憶した無線タグを備えるプラグ
JP2009208944A 2009-09-10 2009-09-10 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ Expired - Fee Related JP5469418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009208944A JP5469418B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009208944A JP5469418B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011061972A JP2011061972A (ja) 2011-03-24
JP5469418B2 true JP5469418B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=43948939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009208944A Expired - Fee Related JP5469418B2 (ja) 2009-09-10 2009-09-10 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5469418B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5952017B2 (ja) * 2011-08-15 2016-07-13 忠雄 得永 消費電力制御システムおよび電源タップならびに消費電力制御方法
GB2508380A (en) 2012-11-29 2014-06-04 Ibm Remote control of electrical appliances
GB201313212D0 (en) * 2013-07-24 2013-09-04 En Twyn Ltd A power socket terminal
KR20170030373A (ko) * 2015-09-09 2017-03-17 한국전력공사 콘센트 관리 장치 및 이의 동작 방법
CN108172443B (zh) * 2018-02-11 2023-07-07 山东比特智能科技股份有限公司 一种基于房卡种类识别的插卡取电的方法、设备及系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002354683A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Tokyo R & D Co Ltd バッテリの充電システム
JP2006094655A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Sharp Corp 電力供給システム及び携帯電話機
JP4628317B2 (ja) * 2006-06-28 2011-02-09 トキコテクノ株式会社 燃料供給システム
JP2008065635A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 充電スタンド管理システム
JP2009199443A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Nishio Rent All Co Ltd 建物内の作業用電動車両管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011061972A (ja) 2011-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9610852B2 (en) Detecting and responding to unexpected electric vehicle charging disconnections
JP5373408B2 (ja) 電気自動車の充電システム、電気自動車の充電装置、電気自動車の充電用コンセント装置、および電気自動車の充電ケーブル
JP5469418B2 (ja) 電力供給システム、電力供給装置およびプラグ
US20190152339A1 (en) Transmitting Notification Messages for an Electric Vehicle Charging Network
KR102023382B1 (ko) 사용자인증 콘센트 또는 커넥터, 전력중개용 모듈 및 전력수요장치
US8072184B2 (en) Overcurrent and ground fault protection in a networked charging station for electric vehicles
EP2959562B1 (en) Secure device charging
TW201110478A (en) Charging cable plug for electric vehicles
WO2010143483A1 (ja) 充電装置
US20080238609A1 (en) Electric Hand Tool Device and Battery Pack Therefor
CN103189902A (zh) 用于商品安全装置的电子钥匙
CN207304094U (zh) 一种充电柜
JP2019012337A (ja) カーシェアリングシステム及びカーシェアリング用プログラム
JP2016531219A (ja) 携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセット
US20160012693A1 (en) Tamper Detection in AC-Powered Tags
JP2019070276A (ja) カーシェアリングシステム
JP4953147B1 (ja) 盗電防止機能付給電システム
BR102014006727A2 (pt) Sistema de armazenamento de ciclo automático e bateria para tal sistema
CN104878974A (zh) 智能车位锁及其控制终端、控制系统与控制方法
CN107479435A (zh) 一种智能插座控制系统
US20120086546A1 (en) System and method for controlling access to a source of electrical power
JP2016016496A (ja) ロボット制御装置及びロボット制御システムの無線通信接続確立方法
KR101224340B1 (ko) 전기 자동차 배터리의 상태 정보를 확인하기 위한 원격 무선 장치 및 배터리 관리 장치와 상기 전기 자동차의 배터리 상태 확인 방법
CN110703613A (zh) 一种共享厨房设备的控制器及共享厨房设备
CN205356690U (zh) 一种基于nfc技术的蓝牙智能车位锁及智能控制系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5469418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees